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2024.09.30

【短感】24-25年第3節:A長野 0-1 浦和L

 浦和はなぜか高橋がベンチにもおらず。高橋の代わりのCBは長嶋がスライドして左SB栗島、CH伊藤、そして左SHに高塚を抜擢。

 前日のメンズ@神戸に続いて、この試合の長野Uスタジアムのピッチ状態もボロボロ。しかも長野のハイプレスに苦しんで序盤の浦和はなかなかボールを落ち着かせられずにやたら忙しい展開となり、惜しかったのは21分ロングカウンターで藤崎に見せ場があったくらい。

 長野の攻撃は清々しいくらいにハイプレスでボールを奪ったら手数をかけずにシュートまで持ってゆくというシンプルなもの。芝の状態が芳しくないのでそれしか手がないのかもしれませんが、26分には柴田が芝に足を取られたかのように転倒したのが契機となってショートカウンターが発動。しかし遠藤が諦めずに寄せた甲斐があったのか、大内のシュートは枠の外。

 前半浦和の最大の決定機は30分柴田のボール奪取から塩越のスルーパスが島田に通りそうになったところでGKと交錯。こぼれ玉に藤崎が詰めたシュートは枠を捉えていましたが、カバーに入った選手にブロックされてしまいました。

 30分くらいからようやく浦和がしっかりボールを保持して長野を自陣深くに押し込む展開になりましたが、長野のタイトな守備ブロックを崩せる気配ゼロ。

Nagano002

 後半に入ると一転して長野の大攻勢で浦和は自陣深くに押し込まれてしまう展開になり、50分には左サイド深くえぐっての折り返しから阿部がシュートを放つもバーの上。51分にはアーク付近から稲村が放ったシュートはわずかに枠の外。

 しかし、長野は序盤からハイプレスで体力を使いまくっている上に、後半立ち上がりの大攻勢でさらに燃料を使ってしまったせいか、その後急速に運動量が落ちて、球際での競り合いでは次第に浦和が完勝する格好に。

 そして60分坂井のプレゼントパスをもらった塩越がDF3人と対峙しながらGKの頭上を抜くループシュートを決めて浦和先制。個人能力頼みのゴラッソとしか言いようがないゴールでしたが、浦和がはっきりと優勢に転じた時間帯に発生したゴールなので全くのまぐれでもないでしょう。塩越はコンスタントに点を取る選手ではないのに、点を取るときは大抵ゴラッソという妙なスキルを持っています(苦笑)

 先制した浦和はすかさず藤崎に代えて後藤を投入し、後藤左SB、伊藤右SH、栗島CHと配転。その後の伊藤の躍動ぶりを見ると、高橋不在を受けてCB&左SBだけでなく、スタメンで2列目、3列目まで面子を弄ったのが良くなかったのかもしれません。

 ヘロヘロの高塚に代えて前原を投入した後は、すっかり足が止まった長野に対してプレスを強めてボール奪取→長野のプレスが全くかからずどフリーな味方へ繋ぎまくるという「負けようがない形」に。決定機こそ78分島田のシュートがバーを直撃した場面だけに留まりましたが、危なげない逃げ切り勝ちでした。

 浦和のシュートはたった7本で決定機も僅少。正直あまり面白い試合ではありませんで。しかし、ボロボロのピッチでも安易にロングボールを蹴りまくることなくなんとかボールを繋いでハイプレス命な長野の体力を削って後半勝負というゲームプラン通りの試合、強いチームの試合だったのは確かだったかと。

 また藤崎に続いてこの試合では高塚を長時間起用。清家の穴埋めに苦労しているのは丸わかりですが、高塚の出来は上々でしたし、選手の底上げという観点からは評価できる試合といって良いでしょう。

Nagano001

-----島田-----
高塚---塩越---藤崎
---柴田--伊藤---
栗島-長嶋--石川-遠藤
-----池田-----

(得点)
60分 塩越

(交代)
61分 藤崎→後藤(後藤左SB、伊藤右SH、栗島CHへ)
75分 高塚→前原(前原&島田の2トップ気味に)
90分 栗島→竹内
90分 島田→丹野

※写真は試合とは全く関係ありません。

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