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2024.10.31

ごろごろ煮込みチキンカレー@松屋

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 松屋が2024年10月29日より「オリジナルカレー」等と共にレギュラーメニューとして復活した「ごろごろ煮込みチキンカレー(780円)」を試食。もっとも今年4月にも期間限定で販売されたばかりで、まるで「困った時の”ごろチキ”頼み」のよう(苦笑)。

 「ごろごろ煮込みチキンカレー」は、「鉄板でジューシーに焼き上げたごろっごろのチキンがスパイスの効いたソースと相性抜群」というのが松屋のウリ文句。

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 相変わらず「ごろごろ」の形容は誇大表示ではなく、確かにカレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなくいたって淡白な味わい。また「ジューシーに焼き上げた」と形容するものもどうかと思いますが、カレーにはよくあっています。松屋の鶏肉メインの定食って概してハズレと思っていますが、なぜかカレーだけは相性抜群。

 そして松屋のカレーは相変わらず美味い。客層に合わせてしっかりスパイスを効かせた辛めの仕上がりで、ややとろみがあってコクもそれなり。この出来ならカレーチェーン店と比べても遜色なし。再販される度に値上がりするのは誠に残念ですが、それでもコスパはカレーチェーン店より圧倒的に上。正直松屋はカレーとハンバーグだけあれば良いと思います(苦笑)。

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【DAZN観戦記】24年第35節:横浜M 0-0 浦和 ~ スコルジャ名物「スコアレスドロー」復活

 日程面の優位を全く活かせなかったのは残念でしたが、J1残留のために必要な勝ち点1を確保し「最低限の結果は残した」と前向きに評価していいでしょう。

《スタメン》

 浦和はイエロー累積で出場停止のマリウスに代わって佐藤がスタメン入りした他、大久保に代わって関根がスタメン復帰。大久保はなぜかいきなりベンチ外になり、小泉と二田がベンチ入り。

 横浜Mは吹田での天皇杯準決勝の敗戦から中2日という厳しい日程で、天皇杯から植中→西村、山根→小池、永戸→加藤聖、畠中→エドゥアルド、松原→加藤蓮と5名スタメン入れ替え。厳しい日程を受けて前目をあまり入れ替えずに最終ラインを中心に後ろのほうを入れ替えたのが傍目には不思議。

 なお喜田、エウベル、ポープ・ウィリアムはベンチ外で故障中の模様。

Yokohama011

《試合展開》

 浦和の布陣はいつもの4-2-3-1でしたが、最終ラインで左CB佐藤、右CB井上といつもとは逆の配置になっていたのが目を惹きました。

 試合開始早々関根と交錯した右SB加藤蓮が傷んで、6分天野と交代。CHに入っていた小池が本職の右SBに回り、天野がCHへ。

 横浜Mに対して浦和は盛んに前からプレスをかけるものの、これが追えども追えども笑えるくらいに全くハマらず。また浦和はボールを奪ったらまるでボールを捨てるかのようにロングボールを蹴ってしまう場面が多く、当然ながらボールは立ち上がりから横浜Mが一方的に支配。

 しかし最初に決定機を作ったのは浦和。13分井上のロングフィードに反応した松尾が左サイドを駆け抜けて横浜Mの高い最終ラインを抜け出し、その折り返しをファーで渡邊が詰めて浦和先制と思われたものの、VAR判定で松尾がわずかにオフサイド。

 「プレーに関与したかどうか」みたいな主審の主観が入る余地がないオフサイドだったのでケチのつけようがないのですが、DAZNのVAR判定映像を見てもオフサイドなのかどうかよく判らないくらいギリギリのオフサイドだった模様。そして立ち上がりから浦和がボールを捨てまくっていたのはこれが狙いだったのかと判ったので、その後の試合は生暖かい目で見られるようになりました。

 横浜Mはボールを支配するもののこれといった決定機を作れませんでしたが、26分小池の縦パスを受けた西村がCB井上を吹き飛ばしてボックス内に突入。しかしシュートはなぜか枠を捉えきれず。

 40分を過ぎるとようやく浦和がボールを握って横浜Mを自陣に押し込む展開が見られ始め、45+5分には佐藤縦パス→松尾ポスト→渡邊スルーパス→リンセンが上島を交わして裏抜けに成功する決定機を作りましたが、GK飯倉の飛び出しが効いてシュートコースが制限されたせいか、リンセンのシュートはわずかにポストの左に外れてしまいました。

 横浜Mは後半頭から上島→渡邊と怪我でもないのになぜかCBを交代。これが良くなかったのか、52分ついに浦和の前プレがハマってアーク付近で安居が天野からボール奪取。こぼれ玉を拾ったリンセンに決定機が生まれたがシュートはやや弱くて飯倉が難なくセーブ。その直後には自陣にまで引いてボールを受けようとしたロペスを井上が潰し、そのまま自らボールを運んでシュートを放つ珍事も。

 63分関根→原口、リンセン→サンタナ、65分マテウス→水沼、井上→宮市と双方前目を代えて勝負に出ましたがたが相対的に選手交代の効果があったのは横浜Mのほう。特にスピードがある宮市投入の効果が大きく、74分には石原を振り切った宮市のクロス→ファーで水沼折り返し→ロペスはシュートを撃てずに加藤聖に託す決定機を作りましたが、加藤聖のシュートは大畑がゴールライン上でブロック。81分には水沼アーリークロス→宮市ヘッドの良い形を作りましたが、石原に付かれてまでヘッドを決める能力は宮市にはなさげ。

 一方後半途中からのサンタナ&原口投入はスコルジャのゲームプラン通りだったと思われますが、共に全くと言っていいほど機能せず。特にフレッシュな選手を投入したのにリンセンがいた時よりも前プレの強度が却って落ちてしまうのには苦笑するしかありませんでした。

 そこでスコルジャは82分に松尾→二田、石原→中島と代え、渡邊を右SBへ配転する奇策を敢行。観戦時には渡邊を右SBに下げたのは宮市対策か?と思ったのですが、試合後の会見によると両SBとも足を攣っていたとのこと。

 86分には浦和が相手を自陣に押し込んで大畑シュートをブロックされたところからカウンターを浴びてしまいましたが、佐藤が必死に駆け戻ってシュートコースを制限したのが多少効いたのか、ロペスのシュートは西川ががっちりキャッチ。

 浦和の終盤唯一のチャンスは88分、左SHに転じていた原口がカットインからクロス→二田ヘッドで折り返し→中でサンタナが詰めてついに先制!!と思いきや、二田がわずかにオフサイド。これまたDAZNのVAR判定映像を見てもオフサイドなのかどうかよく判らないくらいギリギリのオフサイドだった模様。二田の腕がオフラインから大きくはみ出していますが、腕はオフサイドには関係ないので。

 ATは5分もありましたが、双方ヘロヘロで何の見せ場もなく、そのままスコアレスで試合終了。

Yokohama012

《総評》

 試合後横浜Mの監督が「試合の振り返りを言わせていただく前に、まずはこのスケジュールをなぜコントロールしていただけないのか、J1で成績を残しているこのチームに対して、なぜ我々が水曜日に戦わなければいけないのか、金曜日でも土曜日でもよかったのではないか」と盛大に吠えています。昨年似たような超過密日程を強いられた浦和も全く同じ思いですが、こんなことは浦和がいくら吠えてもJリーグにもJFAにも全く聞いてもらえないので、横浜Mからどんどん吠えてほしいものです。

 それはさておき、吹田での天皇杯準決勝で延長戦を含めて120分闘って、しかも負けるというこれ以上ない悲惨な状況から中2日だった横浜Mに浦和は勝てませんでした。しかも押しまくったもののシュート精度を欠いたみたいなスコアレスドローではなく、どちらも決定機が少ないという試合内容通りのスコアレスドローで。

 試合後スコルジャが「ハイプレスの中で、相手がGKにボールを下げたとき、十分に効果的なプレスがかかりませんでした。」と嘆く通り、浦和は笑えるレベルでハマらない前プレで消耗。しかもいとも簡単にボールを捨てまくる時間帯が長くて、ボールを握る時間帯をなかなか作れなかったので消耗が激しく、両SBやグスタフソンなど足を攣る選手が続出。そして消耗の激しさゆえにスコルジャの選手交代も迷いがあったようで、結局浦和は日程面での優位をほとんど活かせませんでした。

 どう見てもスコルジャは後半勝負なんだろうな、と思いながら試合をみていたら後半はさらにダメダメだったという虚無感。この試合で浦和が一番可能性があったのは結局前半40分くらいから横浜Mを押し込みだした時間帯でリンセンのシュートがゴールに一番近かったということか・・・

 それでも同じように日程面で優位だったにも関わらずホームでなんら見せ場なく負けてしまった第33節C大阪戦よりはずっとマシな試合。C大阪戦同様マリウスを欠く試合でしたが、流れの中から相手に与えた決定機は少なく、また懸案のセットプレーの守備も危なげなし。攻めてはギリギリのオフサイドで得点ならずが2回と、前半終了間際のリンセンの決定機逸と全く見せ場がなかったわけではなく、しかも全て偶発的なものではない辺りにほんのり明かりが見えた気もする試合でした。

 そしてこの時期もはや内容なんてどうでも良くて、J1残留のために必要な勝ち点1を確保したことだけでも「最低限の結果は残した」と前向きに評価していいでしょう。柏戦で一つ勝った後にまた負けて、長いトンネルを抜けたと思ったらまたトンネルに入る「新神戸駅状態」にならずに済んだとも言えましょう。

 マリウスを欠いた状態でも守備にはある程度目途が立って、負けにくいチームにはなった。あとは数少ない決定機を一つ決めるだけ。理不尽なFWがいないのが惜しまれますが、昨年と比べるとすっかりしょぼくなった手駒でもちょっとずつ昨年のスコルジャ仕様に戻りつつあるようです。

Yokohama010

《選手評等》

・頼みのマリウスが欠場。共に「やらかし系CB」の井上&佐藤のコンビが心配でなりませんでしたが、左佐藤&右井上という過去実戦経験のない形が意外に奏功。守備で「チャレンジ&カバー」がしっかり出来ているだけでなく、自分でちょっと持ち運ぶとか、くさびの縦パスやロングフィードという+αも垣間見られました。これがこの試合最大の「良かった探し」かも。

・試合終了間際、タッチ際で傷んでいる二田を「立て!!」と言わんばかりに抱え起こしている渡邊のキャプテンシーには泣けた。でもその後も二田は痛そうにしてました(つД`)

・ついに原口が往年の得意ポジション=左WGに配されましたが、88分の「幻のゴール」の起点となったのが唯一の見せ場で、後はいかにも身体が重そうでキレもなくて良いところなし。試合終了間際には実にしょーもないボールロストでカウンターを食らいかかる失態もあって、正直この状態でベンチ入りしているほうが不思議なくらい。如何せんドイツで試合に出ていなかったので今はコンディションが劣悪なのでしょうし、来季の再起に賭けるしかなさそう。

・原口の出来が壊滅的だったのは心底がっかりしましたが、関根も褒められたもんじゃないなぁ。スコルジャは大久保を欠いたのを嘆いているでしょうなぁ、たぶん。

・DAZN解説は残念極まりないあの方。ちょっと浦和の良い時間帯が続くと黙り込んでしまうって「駅伝解説の瀬古」かよ!!リンセンの働きっぷりをあの方は全然評価してないようですが、FW観がめっちゃ古いんでしょうなぁ。まぁリンセンはもうちょっと点取れよとは思いますが、スコルジャの評価基準なら守備面での貢献をも加味してリンセン>サンタナは当然でしょう。もっとも試合内容は12位と13位の試合に相応しいものでしたから、解説に水沼パパなんて求めるのは無理があって、クソみたいな解説者しか来ないのは仕方ないか・・・

・期待値がものすごく低いせいでもあるけど、この試合の池内主審の出来ならJリーグならかなりマシなほうかと。横浜Mに怪我人が二人も出てしまいましたが、共にラフプレーの結果ではありませんし。どちらも「強度という名のラフプレー」をかましてくるチームではないと池内主審でもなんとかなったみたいな良い笛でした。

Yokohama013

-----リンセン-----
松尾---渡邊---関根
---安居--グスタフ---
大畑-佐藤--井上-石原
-----西川-----

(交代)
63分 関根→原口(原口トップ下、渡邊右SHへ)
63分 リンセン→サンタナ
82分 石原→中島(中島トップ下、原口左SH、渡邊右SBへ)
82分 松尾→二田(二田右SHへ)

Yokohama014

井上---アンロペ---ヤンマテ
-----西村-----
---渡辺--小池---
聖-エドゥアル--上島--蓮
-----飯倉-----

(交代)
6分  加藤蓮→天野(負傷による交代。天野CH、小池右SBへ)
HT 上島→渡邊
65分 マテウス→水沼
65分 井上→宮市
88分 天野→山根(負傷による交代)

※写真は試合とは全く関係ありません。

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2024.10.30

鬼おろしポン酢牛丼@すき家

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 すき家が2024年10月22日から発売中の「鬼おろしポン酢牛丼(590円)」を試食。

 すき家では2009年から店舗仕込みの大根おろしに酸味のきいたゆずポン酢をかけた「おろしポン酢牛丼」を販売しており、今回の「鬼おろしポン酢牛丼」はその改良版。といっても、牛丼の上に色々とトッピングを重ねて新商品に仕立て上げるすき家お得意のパターンに変わりはありません。新奇性に乏しいお手軽新商品のためか、すき家店内外の広告類は非常に控えめで「チキンカレー」ばかりが目立ちました。

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 「“ふわふわ”の大根と、“ザクザク”の大根の2種類の食感をお楽しみいただける商品です。“ザクザク”食感の大根が加わることにより、さっぱりとした後味を一層ご堪能いただけるようになりました。」というのがすき家のウリ文句。

 それにしても「鬼おろしポン酢」が別皿で出てくるのには完全に意表を突かれました!!食べ手が自分の好みに応じて「鬼おろしポン酢」をかければ良いというのは嬉しい配慮。

 「鬼おろし」は丸亀製麺でしょっちゅう出てきますが、すりおろし方が粗いだけで全然辛くはなく、むしろフツーの大根おろしより一段と水っぽくなる感じ。従って「ザクザク」という形容はしっくりきますが、「ふわふわ」という形容なんてどこから出てくるのやら?大根おろしを粗目と細目の2種類入れているのかもしれませんが、完全に粗目に押されて細目の存在感皆無。

 それはともかく「鬼おろしポン酢」と牛丼の相性はかなり微妙。「鬼おろしポン酢」は水分が非常に多くて脂っぽい牛丼とは「水と油」になってしまっている上に、ポン酢の酸味が甘めの牛丼のアタマと喧嘩しがちな気も。牛丼でさっぱり感を出したいのなら、吉野家の夏の定番「ネギ塩」みたいなのが正解でしょうなぁ、やっぱ。

 しかもようやく秋も深まろうとしている時期に「さっぱり」系の商品を投入するセンスも疑問。

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2024.10.29

ポツリ@北与野 ~ 中華そば醤油

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 埼京線北与野駅から中仙道を北へ。上落合(南)交差点そば。少し遠回りになりますが、京浜東北線さいたま新都心駅からさいたまスーパーアリーナの北辺を走る通りを西へ歩いたほうが、電車の本数からすればむしろ便利かも。先客ゼロ、後客2。「RAMEN 青ニ彩」が開店後1年も経たないうちにリニューアルしたもの。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華そば醤油(980円)」を注文。ランチタイムはライス無料サービスあり。
 
 メニューは他に中華そば塩、煮干しつけ麺など。リニューアル前は「鶏白湯」がウリでしたが、そのメニューは撤廃されたようです。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6席と壁に向かって縦長カウンター6席。卓上にはブラックペッパーと一味、酢。水セルフ。店は兄ちゃん二人で切り盛り。

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 スープは醤油だれがやや前に出た感じがしますがしょっぱく感じるほどではなく、動物系出汁の旨味をかき消してもいないので許容範囲内。表面の油もやや多め。

 三河屋製麺の麺箱が見える麺は平たい中太タイプでごく緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで、食べ始め歯応え強めと感じましたが、急速にスープに馴染んでゆきました。そして味変にはブラックペッパーが実によく合います。

 配膳前にせっせとバーナーで炙りを入れていたチャーシューが三枚も。いずれも淡白な味付け。刻みネギが多め。他に細切メンマ、なると、海苔、底の方に柚子皮。ラーメン自体は特にご飯を欲するタイプではありませんが、案外具が多いのでご飯のおかずには困りませんでした。

 早々にリニューアルした理由はよく判りませんが、「またお前か」の範疇を出なかったリニューアル前よりは個人的にはずっと気に入りました。これといった競合店がないエリアなので近所の方なら十分満足できる出来かと。

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2024.10.28

人類みな麺類とエスサワダ@池袋 ~ macro Sawada 豚チャーシュー薄切り

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 池袋駅西口「池袋二又交番前」交差点から要町へ向って進んで、地下鉄C1出口の先。通りを挟んで「つじ田」あり。先客ゼロ、後客3。大阪の人気ラーメン店「人類みな麺類」と、ミシュラン一つ星中華「中国菜 エスサワダ」のコラボ店だそうですが、どちらも未訪。

 券売機は無くメニューを見て「macro Sawada 豚チャーシュー薄切り(950円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 メニューは「原点 Sawada」と「Sawada式担々麺」との三本立てで、それぞれチャーシューの薄切り/厚切りなどでバリエーションをつけた格好。また店員がそれぞれのメニューを簡単に解説してくれました。

 店内は異常に縦長でカウンター席が計20席弱と店の最奥部に6人卓×1.卓上に調味料類は無し。

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 やや小ぶりの丼で登場。スープは貝出汁ベースだそうですが、総じてかなり甘めでラーメンスープというより鍋か何かの出汁に近い印象を受けましたが、旨味につられてついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 麺は自家製の中太ストレートタイプで、全粒粉入りながらもつるつるした口当たり&もっちりとした噛み応えが実に楽しい。やや白っぽいためか中華麺とうどんの中間のような印象を受けましたが、それゆえか鍋出汁風のスープとの相性抜群。

 豚チャーシューは「薄切り」と言っても結構な厚みがあり、適度に脂が差し、かつ煮込み加減も文句なし。逆に鶏チャーシューは大判ながらもめちゃペラペラ。

 大ぶりのメンマが筋っぽかったのが惜しまれるくらいで、それ以外はスープ・麺・豚チャーシューともケチのつけどころがありません。いやはや恐れ入りました。

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2024.10.27

棗@新田 ~ 濃厚味噌野菜

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 東武伊勢崎線新田駅東口から北へ。綾瀬川を渡ってすぐのガストの先。先客6、後客8。屋号は「なつめ」と読みます。

 券売機はなく、卓上のメニューを見るとここは味噌らーめん専門店でざっくり「濃厚味噌」と「濃厚味噌らーめん極」の二本立て。

 メニューを見ても正直両者の違いがよく判らないのですが、「極」のほうはルックスがG系っぽかったので、「濃厚味噌」のカテゴリーの中から「濃厚味噌野菜(940円)」を注文。味噌が白味噌or北海道味噌から選べるので「北海道」にしました。ランチサービスなし。後払い。

 店内は入口左手窓際に縦長カウンター6席と、右手に4人卓×4。卓上には醤油、ラー油、酢、ブラックペッパー、豆板醤、コショウ、七味。

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 たいして混んでいないのになぜか配膳に時間がかかって、20分以上待ってようやく登場。

 野菜はほとんどがもやし。わずかにかいわれ、にんじん、ニラが見えるものの、玉ねぎやキャベツは見当たらず。具は他にひき肉と薄切りのメンマ。

 北海道味噌は「こってりとした北海道味噌の奥深い風味がくせになる」というのが店のウリ文句ですが、味噌以前に炒め物から来ると思しき脂が滅茶苦茶きついのが気になりました。これならプレーンな「濃厚味噌(880円)」で十分だったなと思ったものの時すでに遅し。

 上にちょこんと辛味噌が乗っていますが、全部溶かしてもそんなに辛くはなりませんし、ニンニクテイストが増す訳でもなく、「山形辛味噌」みたいなのを想定すると少々拍子抜け。

 麺は味噌ラーメンにありがちな黄色い中太強い縮れ入りで、超こってりスープに負けないやや硬めの仕上がり。量はデフォルトでやや多め。ついご飯をつけたくなる一杯ですが、量的にはご飯がなくてもなんら不足感なし。

 最初から穴あきレンゲがついてくるのは評価できます。脂まみれのスープを飲まずに済ませられるので(苦笑)。

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2024.10.26

角煮かつ定食@松のや

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 「松のや」が2024年10月23日より発売中の「角煮かつ定食(990円)」を試食。これは新商品ではなく、昨年も販売された商品の復刻販売。ただ昨年より60円値上がり。

 「箸でほぐれるほど柔らかく煮込んだトロトロの豚角煮を、松のや特製パン粉でふんわり包みカラッと揚げた角煮かつ」「味の決め手は『特製豚角煮ダレ』。角煮かつと豚角煮ダレの相乗効果により美味しさ大爆発。食欲を掻き立て、ごはんが止まりません。」というのが松のやのウリ文句。

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 せっかく豚角煮を作ったのなら、変にさらに揚げ物にせずにそのまま「豚角煮定食」にすれば良いのにと思うのですが、そこは「松のや」のプライドが許さないのか、あるいは単に煮物の味に自信がないのか(苦笑)。で、まずはタレをつけずに角煮かつ食べてみましたが、うーーーん、確かにこれだけでは味が淡白すぎてご飯のおかずには厳しい。ゆえに正直あんまり豚角煮自体は評価できません。
 
 味の決め手「特製豚角煮ダレ」は別皿で出てきます。往々にしてタレを最初からカツにぶっかけてしまう「かつや」とは対照的で、この辺の配慮が松のやの嬉しいところ。かといってタレをべっとり浸けてしまうとタレの濃い味が卓越しすぎて何を食っているのか判りにくくなります。角煮の素の味を活かしながらも、その淡白さ加減を補うべくタレをちょんとつける。その加減が少々難しいのですが、「角煮かつ」との相性は抜群。

 また角煮かつは小さく見えますが、厚みが案外あるのでライス大盛りでも特におかず不足には陥りませんでした。

 特に角煮とは思わず、ものすごく柔らかくなったとんかつをソースではなく、焼肉のタレに相通じる味がする特製ダレにちょん漬けして趣向を変えてみる。そう考えるとなかなか良く出来た一品と思います。

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2024.10.25

鮭ハラスとしまほっけの定食@やよい軒

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 やよい軒が2024年10月17日から期間限定販売中の「鮭ハラスとしまほっけの定食(1090円)」を試食。試食時は当商品について割引クーポンは付かなかったので、値段はとうとう千円超に(´・ω・`)ショボーン

 「脂ののりが良く柔らかでとろけるような食感の鮭ハラスと、脂がのりふんわりとした食感のしまほっけの2種類の焼魚をお楽しみいただけます。」「鮭ハラスは、脂ののりが良く、柔らかでとろけるような食感が特長で、しっかりとした旨味が広がり、一口ごとに満足感を味わえます。しまほっけも脂がのり、ふんわりとした食感で、香ばしい焼き上がりが絶品です。注文を受けてから一つ一つ丁寧に焼き上げるため、香ばしさと旨味が一層引き立ちます。焼きたての風味豊かな『鮭ハラスとしまほっけの定食』をご堪能ください」というのがやよい軒のウリ文句。

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 「鮭ハラス」ってやよい軒で見かけた記憶は全然ないのですが、正直脂ののりが良すぎるくらいで旨味がかき消されがちでご飯のおかずには少々くどい嫌いも。ただそれゆえに「柔らかでとろけるような食感」は確かで、これはこれで一興。

 一方「しまほっけ」。北海道で食べる「ほっけ」に慣れてしまうとあまりの小ささに愕然としますが、そもそも「ほっけ」と「しまほっけ」は別の魚のようで「しまほっけ」は輸入物が多いんだとか。それはともかくこちらは「脂がのり」といっても鮭ハラスよりがずっと淡白で、両者で味の濃淡がはっきりしていることも手伝って非常に良い組み合わせだと思いました。また共に塩分控えめなのも嬉しいところ。焼き立てのせいか、塩気の少なさを全く感じることなく、おかわりも含めて一気に完食。

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2024.10.24

【DAZN観戦記】24年第25節:浦和 1-0 柏 ~ これが「神の手」なのか!!

 終盤の浦和の猛攻(従来自社製品比)が実って、最後の最後でPKをゲット。そして自分が放ったシュートでPKを獲得したサンタナがPKも決めて浦和が辛勝。欲しくて欲しくてたまらなかった勝ち点3を手にしました。

《スタメン》

 荒天のため順延になっていた第25節柏戦。順延になった時点ではまさかこの一戦が残留争いに大きく関係する大一番になるなんて予想だにしませんでしたが・・・

 共に前節から中3日。ここまでリーグ戦4連敗中の浦和は原口→グスタフソン、小泉→リンセン、関根→大久保とスタメン3名入れ替え。前節「何日か前に少し風邪の影響があり、体力的な不安もありました」との話で前半途中で交代を余儀なくされた小泉はいきなりベンチ外になり、代わって中島がベンチ入り。

 一方、直近4試合は1勝3分と戦績に底入れ感が出てきた柏は前節と全く同じスタメン。守備が格段に良くなっているせいか、犬飼はベンチスタートが続いている模様。

《試合展開》

 試合の入りはやや柏ペースサイドから2トップ目掛けてクロスという攻撃の形をしっかり持っている柏に対して浦和は防戦一方になり、なんとかボールを奪っても全く前に繋げない。特に西川は簡単に相手にボールを渡してしまうようなロングキックを繰り返して前節から続く絶望感を掻き立てていました。

 しかし前節と違ってCHにグスタフソンを起用した甲斐があって、柏の2トップに対してグスタフソンが浦和最終ラインに降りることで数的優位を確保。そしてグスタフソンがしばしば縦パスを突きさすことでなんとかボールが前に進み始め、柏を自陣に押し込む時間帯も増えてきました。

 22分にはグスタフソンが展開→左サイドから大畑クロス→渡邊シュートはブロックされ、こぼれ玉を拾ったリンセンのシュートも枠外とこの試合初めて良い形。さらに33分ショートカウンターからグスタフソンがアーリークロス→ファーでわずかに松尾に合いませんでしたが、可能性を感じさせる形を作りました。

 40分石原がクリア態勢に入っているCB古賀に遅れて突っ込んでしまう、いかにも湘南育ちらしい残念なお気持ち全開プレーでイエロー。ただでさえ石原はサヴィオ&ジエゴに対峙して守備が大変なのにしょーもないイエローをもらって怯んでしまったのか、その直後にボックス内で木下にあっさり裏を取られてヒヤリ。45分にはマリウスの対応が緩慢で木下に決定機を許してしまいましたが、ここはマリウスが駆け戻って自分で自分の尻を拭く格好に。

 柏は後半から小屋松に代えて山田を投入。観戦時にはその意図は判然としませんでしたが、試合後の井原監督の会見によると「まずは前線からの守備のところで、相手が3枚になって動かしたときにグスタフソン選手からの縦パスをかなり入れられていたので、そこの修正をすること」と関連しているのかも。

 スコルジャも「流れの中で、前半の半分が過ぎた頃から相手も対応するようになってきましたので、4-4-2のビルドアップを少し変えてもよかったと思います」と同じ指摘をしており、この柏の策がハマって試合は再びやや柏ペースに。58分には前に出た石原がジエゴにあっさり止められてカウンターを食らい、単騎ドリブルを仕掛けるサヴィオをグスタフソンもいとも簡単に交わされるピンチがありましたが、幸いにもサヴィオのシュートは大きく枠を逸れました。

 59分には西川ゴールキックをリンセンなどが敵陣で競り合い、こぼれ玉を拾った渡邊→アーク付近からリンセンシュートというこの日最初の決定機を作りましたが、シュートが立田に当たってわずかにディフレクトしながらもGK松本が好セーブ。

 浦和は67分大久保→関根、リンセン→サンタナ、75分松尾→中島、グスタフソン→原口と代え、柏は80分手塚→熊坂、木下→フロートと代えましたが、双方プレスが効かなくなって陣形がルーズになってオープンな展開になる中で交代が相対的に効いていたのは浦和のほう。浦和が球際で競り勝つ場面が増え始め、なんだかんだと柏を自陣に押し込みだし、ブロックされてしまうものが目立ったもののシュートもバンバン撃ちだしました。

 とはいえ試合内容的にはスコアレスドローが妥当。勝ち点1を確保してJ1残留へ向けてちょっとだけ前進かな?と思っていた90+6分ボックス内で関根折り返しに反応したサンタナが無理な体勢から無理やりシュートを放ったところ、これがCB立田が高々と上げている手を直撃。福島主審は見逃してしましたが、VARがちゃんと見ていてOFRの結果PKに。サンタナPKの方向はGKに完全に読まれていましたが、上方に蹴っているのが効いてPKは成功。埼スタに狂乱が渦巻く中、その直後に試合終了。

Santana2410

《総評》

 勝ち点39で並ぶ16位浦和と17位柏。降格圏18位磐田との勝ち点差は4しかなく、降格圏転落寸前の順位にいる者同士の一戦。勝ち点は同じながら如何せん浦和はリーグ戦4連敗中だったので降格圏へ転落する可能性は柏よりも高く、それだけにチームの危機感も高かったと思います。

 もはや内容なんてどうでもいい。勝ち点3なら万々歳だが、最悪勝ち点1を積み上げて磐田との勝ち点差をわずかでも広げられればそれでも良い。あのPKまでそう思っていました。

 ところが終盤の浦和の猛攻(従来自社製品比)が実って、最後の最後でPKをゲット。そして自分が放ったシュートでPKを獲得したサンタナがPKも決めて浦和が辛勝。欲しくて欲しくてたまらなかった勝ち点3を手にしました。

 あのPKの瞬間、状況的にどうしても「博多の森のマルシオPK」がフラッシュバックしました。浦和在籍時は「ブラジル人らしくない悩みやすいネガティブ気質」が災いして期待外れに終わったマルシオでしたが、あの博多の森のPKを決めただけでマルシオは個人的に神になりました。ありがとう、マルシオ。そしてこの試合のサンタナもそれに匹敵しましょう。ありがとう、サンタナ。あんなにプレッシャーのかかるPKを良く決めてくれました。

 そして終わってみれば「堅く守ってPKを拾って勝つ」という2023スコルジャ式そのまんまの形で勝利。石原&大久保が残念で右サイドの守備はかなり怪しげでしたが、西川の好守で辛うじて凌ぐ決定機を柏にはなんだかんだと一度も与えませんでした。柏はクロス攻撃というはっきりとした攻めの形を持っている分、攻撃面では浦和よりはマシと思いますが、手口がそれ一辺倒なのでスコルジャから見れば対策が立てやすかったのかも。また課題のセットプレーの守備も48分CKからニアで立田ヘッドを許したくらいで大過なし。

 これまた課題のビルドアップはグスタフソンの個人能力で無理やり解決。グスタフソンはまだ90分使えないようですが、グスタフソンを下げざるを得ない試合終盤は相手の陣形もスカスカになっているので原口でも大過なし。

 相手との力関係もありましょうが、壊滅的な出来だった前節東京V戦と比べると勝ち点1が拾える試合内容だっただけずっとマシ。しかも存外の勝ち点3を得たので万々歳といっていいでしょう。

 浦和は一つ勝っただけで一気に12位にまで浮上。18位磐田との勝ち点差が7に広がり、さらに浦和より2試合消化が多く、かつ直近の戦績も良くなく、しかも得失点差がダントツに悪い新潟が浦和より下(16位)にいるのは残留へ向けて心強い材料です。まだまだ予断は許しませんが、とにかくJ1残留へ向けて大きな一勝でした。

《選手評等》

・立田が取られたPK。スタメン犬飼だったらあんな不用意なPKはなかったもしれんなあ・・・

・この試合はなんだかんだと26000人も来たのか!平日ACLにありがちなことですが、ほわっとした4万人より頭がおかしいとしか思えない2万人くらいの入りのほうが往々にして埼スタは狂うんだよなぁ。あのPKが決まった後の狂乱ぶりが目に浮かぶわ。すぐに試合が終わってよかった。

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-----リンセン-----
松尾---渡邊--大久保
---安居--グスタフ---
大畑-マリウス--井上-石原
-----西川-----

(得点)
90+10分 サンタナ(PK)

(交代)
67分 大久保→関根
67分 リンセン→サンタナ
75分 松尾→中島
75分 グスタフソン→原口
90+3分 大畑→長沼

---木下--細谷---
サヴィオ-------小屋松
---手塚--白井---
ジエゴ-古賀--立田-関根
-----松本-----


(交代)
HT 小屋松→山田
80分 手塚→熊坂
80分 木下→フロート

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2024.10.23

なかじま@会津若松 ~ 元祖煮込みソースカツ丼

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 会津若松市役所の北。昔は賑わったであろう飲み屋街の中に立地。先客2,後客14。最初は観光客の方が多い感じでしたが、正午を回るとIDカードをぶら下げた方々がわらわらやってきました。

 メニューを見てここの名物「元祖煮込みソースカツ丼(1200円)」を注文。「ソース味に卵をとじこんだカツ丼です。醤油の煮込みソースカツ丼でもない、キャベツの上にカツを載せてソースをかけた、会津名物のソースカツ丼でもない。いってみれば会津は勿論、日本中探してもここでしか味わえない味です。」というのが店のウリ文句。

 客の大半は「煮込み」を注文していましたが、より一般的な「キャベツソースカツ丼」を頼んでいる方もちらほら。

 店内は縦長L字型カウンター12席と小上がりに4人卓×3。

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 味噌汁と漬物付きで登場。蓋が締まり切らない格好で出てきますが、とんかつはそんなに大きくはありません。

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 特製「健育美味豚」を使用したとんかつはかなり分厚いのにサクッと噛み切れるくらい柔らかくて感動!しかも全然脂っぽくありません。一応玉子とじですが、一般的な「かつ丼」に比べると玉子の層は薄め。ただとんかつの下に細切りのタマネギが敷いてあり、こちらにいかにも煮込んだ感じがしっかり表れています。またキャベツがない代わりにグリーンピースがパラパラっと。

 ソースはスパイシーさ皆無で酸味と甘味が入り混じった感じ。玉子と合わさるためか、ソースが必要以上に自己主張しない辺りが気に入りました。そして食後の胃もたれ感は皆無。大満足の逸品でした。

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 食後は館内がリニューアルされた鶴ヶ城を往訪。

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2024.10.22

牛すき焼き@富山・源(金沢駅「えきべん処金澤」にて購入)

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 北陸3県ではダントツに賑やかな金沢駅。構内の駅弁売り場もそこそこ立派ですが、残念ながらどういう訳か歴史的に金沢の駅弁業者は富山の「源」や福井の「番匠」ほど営業力がなく、駅弁売り場でも富山が福井の駅弁が結構並んでいたりします。

 せっかくなので金沢の駅弁を買おうと思ったのですが、お目当ての駅弁は売り切れ。やむなく過去に試食して結構美味かった覚えがある源の「牛すき焼き(900円)」を購入。

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 源は「ますのすし」で有名なだけに「牛すき焼き」は単なる品ぞろえの一環と思えるのですが、これが案外美味い。

 白飯を牛肉をベースにタマネギやしらたきで覆い、焼豆腐、花麩、椎茸、さらに野沢菜漬とらっきょう赤ワイン漬を添えた一品。七味唐辛子を付けた辺りも心憎い気配り。

 まぁどこにでもありがちな駅弁と言ってしまえばそれまでですが、食べた時期というか保存状態が良いのか、牛肉は柔らかく、脂も変に固まっていることもなく、美味しくいただけました。冷えても美味しくいただけるように作るのが駅弁の定めとはいえ、やはりコンディションは大切。冷えてすっかりカチンコチンになった「牛すき焼き」なんて食えたもんじゃないからなぁ・・・

 ボリュームもあり、おまけに価格も安めと言うことなし。塩分2.0gと駅弁にしてはかなり低いのも重なって大満足の逸品でした。

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2024.10.21

そば千@浅草橋 ~ おきあみ天そば

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 総武線浅草橋駅西口を南へ出て左衛門橋から京葉道路を渡って西へ。外観通り古典的な立ち食いそばの店です。先客1、後客2。

 券売機がないどころか、入店するといきなり「そばか?うどんか?」と聞いてくるのがこの店の流儀。早速この店のウリであり、メニュー先頭に記された「おきあみ天そば(500円)」を注文。通称「あみ天」。

 店内は手狭で6~7人も入れば一杯でしょうか。卓上には一味と粗切り唐辛子。

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 麺をチャッチャッと茹でてあっという間に登場。配膳と同時にお金を払います。なお「ねぎ抜き」のオプションも受け付けていました。

 「おきあみ」ってクジラの餌という認識しかないのですが、「おきあみ天」はぱっと見海老らしいものは見えず、なんかかき揚げ天とは全く違う「平たい何か」というルックス。でも食べてみると確かにかっぱ海老せんに似た海老らしい味がします。しかも出来の悪いかき揚げみたいに脂臭くないし、ころもだらけでもないので、全く胃もたれせず。確かにこれが人気なのは納得。

 つゆが真っ黒なのもこの店の特徴。初めて東京でうどんを食った時にはつゆの黒さに驚きましたが、月日は流れてつゆが真っ黒な店もあんまり見かけなくなった気も。ただこの店のつゆは見た目ほどしょっぱくはなく、ちょっとは飲む気になります。

 麺は残念ながら立ち食いそばにありがちなタイプで特筆すべきものはありません。でもトータルではコスパ抜群の良店です。

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【短感】24-25年第6節:千葉L 0-2 浦和L

 浦和のスタメンはACLホーチミンシティー戦からの比較だと藤崎→角田、岡村→高橋、伊能→池田の3名入れ替え。

 長野戦を欠場し、ACLでは帯同すらしなかった高橋は幸いにも大怪我ではなかったようで、しれっとスタメン復帰。Uー19出場の関係でこれまでリーグ戦に出ていなかった角田をスタメン起用し、相手が疲れている後半に藤崎を投入したほうがより効果的という監督の判断ででしょうか?

 若手の中ではACLで活躍した丹野がサブに入らないのが不思議でしたが、同じサイドアタッカーなら一応SBも出来る高塚のほうがサブに入れやすいのかも。

 ベトナムで1週間で3試合をこなした直後なのでコンディション面で不安がある他、ACLグループステージだとどうしても相手との力の差がありすぎて、WEリーグに戻ったばかりの試合ではプレースピードや強度の違いに戸惑ったりしないかと心配しましたが、浦和はさすがにぼんやりとは試合に入らなかったようでひと安心。

 しかし立ち上がりからボールを握ってはいるもののただそれだけという時間が続く中、5分長嶋の自陣での横パスをカットされ、池田が前に出ているのに気づいた大澤に際どいミドルシュートを撃たれてヒヤリ。

 また15分にはプレスがかからずに浦和右サイド奥に大きく展開されて、そこからのクロスに後方から走り込んだ鴨川ヘッドの決定機を作られましたが枠を捉えきれず。

 一方浦和は16分島田のプレスが効いて相手のパスミスを誘発。伊藤が高い位置でボールを奪ってスルーパス→塩越が決めて最初の決定機で先制。塩越のゴールといえばだいたいゴラッソと相場が決まっていますが、今回はキーパーの位置と空いてるシュートコースを見てそこに流し込むだけという、塩越らしくない基本的なゴールでした

 さらに25分角田CKをファーで高橋がマークを振りほどきながらも泥臭く頭で押し込んで追加点。ヘディングシュートだが高身長は全く関係ない、ここに来る!というところに飛び込んでゆく「点取り屋」らしいゴールでした。

 その後は一方的な浦和ペース。千葉は攻守の切り替えの早さ、そしてプレス強度に勝る浦和に中盤を完全に支配され、やたら浦和のファウルばかり取る主審の助けを借りながら守るだけに。それでも浦和は38分塩越スルーパス→遠藤、39分島田スルーパス→塩越の決定機を作りましたが、共にGKニコレッチがセーブ。ニコレッチの奮戦に千葉は大いに助けられました。

 楠瀬監督は後半頭から栗島に代えて藤崎を投入。依然試合は浦和ペースで、52分高い位置でのボール奪取から伊藤に決定機がありましたが、ここもニコレッチがセーブ。

 61分島田→前原、70分伊藤→高塚と戦術的な意味合いではなく、今後の過密日程を考慮して主力のコンディション時間調整&若手育成が主眼としか思えない交代が相次いでから試合は急激にぐだぐだになってしまいましたが、それでも浦和の守備は最後まで破綻せず、90+2分には岡村&西尾まで投入してそのまま試合終了。

 試合後の監督会見によれば、やはり序盤はACLとWEリーグのレベル差に苦しんだこと、後半試合がぐだぐだになった点について藤崎や前原に物足りなさを感じた点などを問題点として指摘。その反面左SHで起用された角田や途中投入の高塚の出来を褒め、かつなんだかんだと無失点で終えたことを評価。何の違和感もないコメントの数々でした。

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-----島田-----
角田---塩越---伊藤
---柴田--栗島---
長嶋-石川--高橋-遠藤
-----池田-----

(得点)
16分 塩越
25分 高橋

(交代)
HT 栗島→藤崎
61分 島田→前原
70分 伊藤→高塚
90+2分 角田→西尾
90+2分 長嶋→岡村

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2024.10.20

日乃屋カレー 神田西口店 ~ カツカレー

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 神田駅西口商店街の西端近く。予定していた店が待てど暮らせど開店する気配がないので、近所のこちらへ転進した次第。先客2、後客1。

 店内の券売機でボタン先頭、人気No.1の「カツカレー(910円)」を試食。大盛り無料サービスなので大盛にしてもらいました。日乃屋カレーはいつも湯島本店で麺類を食べてばかりでカレーを食べるのは超久しぶり。川口店が長持ちしなかったのが最大の痛手。

 店内は縦長L字型カウンター12席くらい。卓上にはラッキョウと福神漬け、一味。注文を受けてからカツを揚げるため、出てくるのに少々時間がかかります。

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 カレーはドロッとしていて旨味・コク重視のタイプ。その反面辛さは控えめで食べ進むとじんわりと辛さが伝わってくるくらい。そして全くと言っていいほど後を引きません。レトルトカレーなら「中辛」といったところ。ライスはちょっと堅くてパサつき加減。

 またカツの食感は悪くありませんが肉が薄くて味わいに乏しい嫌いがあり、別に「名物」と銘打つほどのものではなし。でもトッピングがないとそれはそれで寂しいもの。かといって大阪風の生卵乗せは勘弁ですが・・・

 さらに大盛だと旨味というより甘さが気になってちょっとスプーンが止まり気味に。でも無事完食。

 このエリアは個人店、チェーン店入り乱れる激戦区なので、日乃屋といえどもたいして混まないのかな?でもコスパが良い無難な店だと思います。

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【DAZN観戦記】24年第34節:東京V 2-1 浦和 ~ 虚無、ただただ虚無

 スコルジャなら中断期間に多少なりともチームを立て直してくれるだろうと淡い期待を抱いていましたが、蓋を開けてみればチームの惨状に何の変わりもありませんでした。

《スタメン》

 浦和は前節C大阪戦からサンタナ→小泉、大久保→石原、佐藤→マリウスとスタメン3名入れ替え。

 サブにリンセンとグスタフソンが戻って二田と前田と中島がベンチ外に。

 試合前の会見でスコルジャは「ケガによって土曜日の紅白戦にマリウスは出場することができませんでしたが、今週はトレーニングに合流して東京V戦に向けて準備しています。サミュエルとブライアンも怪我によって紅白戦でプレーしませんでしたが、彼らも今週は復帰しています。」と語っていましたが、結局故障明けを無理使いしたのはマリウスだけ。ただそのマリウスの怪我が最も重そうなのですが・・・

 東京Vのスタメンは前節湘南戦から山田楓→山田剛、山見→見木とスタメン2名入れ替え。山田楓はなぜかいきなりベンチ外に。その理由はDAZNでは全く触れられず。

 なお前回対戦時の東京Vの基本フォーメーションは4-4-2でしたが、第15節町田戦で0-5のボロ負けを喫したのを契機に3-4-2-1へ転換。その効果はすぐには出ませんでしたが、DAZNの解説林氏の見立てでは守備が格段に安定したとのこと。その甲斐あって直近鹿島・柏・札幌・鳥栖相手に4連勝。ただこのフォーメーションでは染野の使い道がなくなったとも林氏は語っていました。

《試合展開》

 東京Vは立ち上がり基本5-4-1でミドルゾーンに構えていましたが、次第に前からの圧力を強めてきたため浦和はビルドアップに四苦八苦。思い出したように縦ポンで松尾を東京V最終ライン裏へ走らせるだけに終始して、しかもそれは全く実らず。

 浦和があまりにもしょぼすぎるため当然早い時間帯から東京Vが優勢になり、7分ドリブルで無理やりボールを運ぼうとした小泉がボールロスト→左サイドから翁長がどフリーでアーリークロス→ほぼフリーの山田剛ヘッドがバーを直撃!!

 10分森田スルーパスを受けた木村の折り返しが中に飛び込んだ山田剛に合いそうになりましたが、ここはなんとかマリウスがカバー。

 その後も4-4-2で中を締める浦和の守備ブロックが東京Vの3-4-2-1の両WBを掴まえられずにサイドからクロス攻撃を浴びまくるという、このフォーメーション同士の対戦でよくある構図が続き、浦和はなんとかシュートをブロックしまくって凌ぐ情けない展開に。スコルジャは試合後「東京Vの運動量によって、特にサイドでのマネジメントが難しかったと思います。」と語っていましたが、この辺の惨状を指していたのかどうか。

 支離滅裂な贔屓目で見れば、相手にシュートを撃たせてその跳ね返りからのカウンターを狙っていたのでは?いわば「肉を切らせて骨を断つ」みたいな捨て身の戦法を取っていたと伺えるくらいに浦和はやられ続けました。

 あんまりな惨状にスコルジャは小泉に代えて大久保投入を準備していたところ、27分高い位置で松尾が齋藤からボール奪取。こぼれ玉を拾った渡邊がアーク付近からミドルシュートをぶち込んで大劣勢だった浦和が先制!!

 しかしその後も浦和の劣勢は全く変わらず、スコルジャはとうとう39分消えっぱなしだった小泉に代えて大久保を投入し、大久保を右SHに配してサイドの守備をテコ入れ。その甲斐あってか後半松尾が縦パスを収めたところからしっかりボールを敵陣で繋いで関根のシュートで終わる見せ場も。しかし全体としては後半頭から山田剛に代えて山見投入した東京Vが依然優勢。

 そして59分相手CKからカウンターに転じようとしたところで渡邊が自陣深い位置でファウル。そして東京Vの素早いリスタートへの浦和の対応が遅れて右サイドに谷口にどフリーで走りこまれ、その折り返しこそなんとかクリアしたものの、こぼれ球を綱島にぶちこまれてとうとう同点に。綱島はこれがJ1初ゴール。

 スコルジャも試合後「またセットプレーのところで集中力が切れて、失点してしまいました。」と嘆くこと然り。あれだけクロスなりシュートなりを浴び続けていると「遠い位置でのFKなら安心」とばかりにぼーーーーっとしてしまうのかも。「肉を切らせて骨を断つ」つもりでやっていたのに、相手の太刀筋からうっかり目を離してしまうのが今の浦和・・・

 スコルジャは70分関根→リンセン、原口→サンタナと代えて布陣も4-4-2に変えてはみましたが、なんせビルドアップがロクに出来ないことに変わりはないので、リンセンもサンタナもほとんど意味なし。

 そして76分山見CKから綱島にフリーでヘッドを叩き込まれる大失態でついに逆転を許してしまいました。浦和のCK守備は完全なゾーン守備を止めてゾーン守備とマンツーマンの併用に変わっていましたが、後方から走り込んできた綱島には誰も付いておらず。飛び込まれたゾーンの位置的には井上は何をしてたん??という話になりましょうが。

 とにかく点が入る可能性が感じれない浦和は79分松尾→グスタフソン、大畑→長沼と交代。後方から広範囲へ配給できるグスタフソン投入の効果は絶大で、ボールがようやく前に進みだし、東京Vを自陣深くに押し込めるようになりましたが、それでも決定機は86分グスタフソン→リンセンヘッドがあっただけ。目立ったけが人もVAR介入もなかったのに西村主審のご慈悲でATは6分もありましたが、何事もなく試合終了。

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《総評》

 勝負事なので「浦和もそれなりに最善を尽くしたんだが、相手が一枚上だった」とか「内容では上回っていたのだが、ただ運がなかった」とかであれば諦めもつくし、次に期待しようという気にもなれます。しかし、残念ながら浦和の負けっぷりは何一つ希望を見出すことが出来ない絶望感たっぷりな負けっぷりでした。

 昨年のスコルジャは連戦また連戦でまとまった練習時間が取れず、攻撃面、特にビルドアップを改善しようにも改善する時間がなかったんだと思い込んでいました。ゆえに代表ウィークを挟んで2週間ぶりの公式戦=東京V戦では「叩き一変!」とばかりに変身した浦和を拝めるとばかり思っていました。

 スコルジャも試合前「この2週間でたくさんの修正をしてきましたが、メインはビルドアップでした。守備の面ではハイプレスとセットプレーをメインに行ってきました。あとは全体的なゲームのマネジメントだと思います。」と自信満々に語っていました。

 ところが蓋を開けてみたらビルドアップもハイプレスもセットプレー守備も全く良くなっていないとは!!!これがこの試合で感じた絶望感の所以でしょう。それにしてもこんなに改善の兆しすら見られないとはなぁ・・・

 解説林氏に徹底的にダメ出しされる「最終ラインに降りたがる原口」。ビルドアップはこれを何とかしないともうダメでしょうなぁ。グスタフソンが90分使えれば何とかなるのかも、と夢を見させてくれた最後の10分でしたが・・・ 岩尾が去り、グスタフソンも故障がちで後方から配給できる系のCHが全くいない惨状ではスコルジャも2週間ではどうにもならないのかも。

 またこの試合でスコルジャ残念と思ったのは小泉の早期交代。試合後「小泉佳穂選手は何日か前に少し風邪の影響があり、体力的な不安もありましたので、彼との交代になりました」と語っていましたが、そんな状態の選手を使わないといけないくらい小泉は絶対的な選手でもなんでもないでしょうに。消化した4試合で中島や前田、二田は全く使い物にならないと判断した結果なのかもしれませんが。

 それにしても荒天で延期になっていた次節柏戦がまさかJ1残留をかけた大一番になってしまうとはなぁ・・・

《選手評等》

・原口もスコルジャも「このタイミング逃したら二度と手に入らんかも!」というノリでFB本部が手を出したら、どちらも裏目に出てしまう。そして本当に必要なもの(CH)は買ってないという、身に覚えがある方がごまんといそうな買い物下手!!原口の補強って全く意味がないどころか、スタメンで試合に出すこと自体がもはや悪手になってしまうとはなぁ・・・

・サンタナとリンセンは一緒に練習する機会が少なすぎるのかなぁ?何なんだ、あの肝心な場面での被りっぷりは??全然スタイルが違うFWなのになぜ被る???

・DAZN解説林氏に浦和の稚拙すぎるビルドアップをボロクソに言われ続けるのは結構辛かったが、嫌味ではなく本当のことを言っているだけなので腹は立ちませんでした。またあの方と違って不快感がないのは「こうした方がマシなのでは?」と現有戦力を踏まえての改善策を織り交ぜてたからかも。「どーせロクなビルドアップなんて出来ないんだからリンセンとサンタナ並べて放り込め!」みたいな。とにかくあんまりな浦和の惨状を努めて冷静に解説していただきありがとうございました。

・共にラフプレーが少なかった(一番ヤバかったのは松尾が翁長と交錯して翁長が傷んだ場面か)せいもあってか、西村主審は相対的にマシなことを再確認。

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-----松尾-----
関根---小泉---渡邊
---安居--原口---
大畑-マリウス--井上-石原
-----西川-----

(得点)
27分 渡邊

(交代)
39分 小泉→大久保(大久保右SH、渡邊トップ下へ)
70分 原口→サンタナ(4-4-2気味にして、松尾左SH、渡邊CHへ)
70分 関根→リンセン
79分 松尾→グスタフソン(グスタフソンCH、渡邊左SHへ)
79分 大畑→長沼


-----木村-----
--見木----山田剛-
翁長-森田--齋藤-宮原
-谷口--千田--綱島-
-----マテウス-----

(得点)
59分 綱島
76分 綱島

(交代)
HT 山田剛→山見
68分 齋藤→染野
82分 木村→松村
89分 山見→稲見
89分 翁長→松橋

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2024.10.19

国産秋天丼@てんや

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 「てんや」が2024年9月2630日から期間限定で販売中の「国産秋天丼(980円)」を試食。「牡蠣小天丼とそば1人前セット」も併売。

 「国産秋天丼」は「食欲の秋に食べたくなる国産食材を使った天丼」で「大きな粒でジューシーな『播磨灘産牡蠣』、しっかりとした甘味が特長の『淡路島産玉ねぎと三つ葉のつまみ揚げ』、脂のりの良い『三陸産秋刀魚』、雑味がなく濃厚な旨味が特長の『静岡産幸海老』と香り高い『まいたけ』を天ぷらにし、秋の訪れを感じていただける一杯に仕上がっています。」というのがてんやのウリ文句。

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 丼の中で一際大きいのがサンマ。その右に控えるカキも案外デカくて身もしまっており「大きな粒でジューシー」という形容もそんなに的外れではありません。この二つで季節感を演出するには十分な反面やや胃に重いのも否めないのでまいたけとタマネギが良い箸休めに。

 具材の中で唯一残念なのが「静岡産幸海老」。やたら小さいと思ったら川で取れるエビなのか・・・なんかJ2でイキッてる何かのように存在が小さい、小さすぎる。

 悪くはないけどちょっと惜しい気がする一品でした。

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2024.10.18

白えび亭@富山 ~ 白えび天丼

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 富山の「白えび亭」で5年ぶりに「白えび天丼」を賞味。大昔は老朽化著しい富山駅ビル内の「とやま特選街」3Fのどん詰まりでこじんまりと営業していましたが、北陸新幹線開業&全面高架化に伴って「白えび亭」は駅併設の商業エリア「とやマルシェ」の中に収まっています。

 店内の券売機で早速「白えび天丼」を注文。何があったのか判りませんが、この5年間で値段が1260円→1690円と劇的に値上がり!!前回試食した時も大幅に値段が上がっていたのにびっくりしたんですが・・・

 卓上には白えび塩、醤油、そして「ガリに昆布が混じってなんかねっとりした何か」が置いてありましたが、これは富山名産「ねばり昆布生姜」とのこと。

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 小ぶりの丼で登場。お吸い物、漬物、白えびせんべい付き。ご飯の上には揚げたて白えびが目一杯敷き詰められています。そしてちょっとだけ魚のすり身とタラの芽の天ぷらを添えて変化を付けています。この辺野菜だらけのしょーもない「かき揚げ丼」とは格が違います!! 

 えび系の天丼といえば由比・蒲原あたりの「さくらえびのかき揚げ丼」が思い浮かびますが、白えびは桜海老よりもかなり大きくて身が詰まっているので、それなりにもっちりとした歯ごたえ・食べ応えがある代わりにサクサク感に乏しく、正直好みは分かれると思います。

 またこの店は白えびの淡白な甘味を最大限に活かすべく、あえて天ぷらの衣や味付けは極力少なめにしているので、その辺に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。個人的には大歓迎な方向。油臭くて、味が濃すぎて、食後やたら胃もたれする某天丼チェーンとは好対照。

 ただここまで値上がりすると「もはや観光客しか食べない」という意味で仙台の牛タンと似たような位置づけになってしまったかも。また観光客目線でも同じ「とやマルシェ」の奥にある「すし玉」で「おすすめ11貫盛り」といったセットものを頼んだ方が満足度が高いかも。実際「とやマルシェ」の食事処では「すし玉」がぶっちぎりに混んでました。

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2024.10.17

日々是@北与野 ~ 中華そば

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 北与野駅を出て埼京線の高架沿いに北へ歩いてすぐ。高架下の店で「千乃葉」の跡地。予備校のキャッチフレーズみたいな屋号ですが、味噌ラーメンの「日月堂」と同じ会社が手がける新しいブランドのようです。先客2、後客4。近所に何かサービス券を配ったようで、それを持参しての客が目立ちました。

 店内のタッチパネル式券売機を見て基本と思しき「中華そば(880円)」を「大盛(+100円)」で注文。ランチサービスなし。

 メニューは中華そばと油そばの二本立てで、店のお勧めは「肉そば」でした。

 店内はL字型カウンター6席と2人卓×3、4人卓×2。卓上にはブラックペッパーのみ。店は3人で回していましたが、正直手際が悪くてシンプルなメニュー構成の割には配膳にやたら時間がかかっていました。

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 スープは動物系ベースですが、表面に多めに添えられた油の質が良くないせいか、スープの旨味をぶち壊している気が。黒っぽい見かけの割には醤油はいたずらに自己主張せず、さほどしょっぱくなく、むしろ甘めなのは救いですが・・・

 麺は菅野製麺所のストレートの中細麺。残念ながらどう考えても茹ですぎ・・・なんか手間取っているうちにこうなってしまった疑惑が・・・そして大盛にしたのも大失敗で湯切りが甘くてスープが上手く絡んでないところが多々。

 「肉そば」ではなく「中華そば」でもバラ肉チャーシューが多めに添えられているのは嬉しいところ。もやしや刻みネギも多め。店ではライスとのセットを60円引きで売り出していて、ご飯を欲するタイプではありませんがご飯を付けてもおかずには困らないかと。

 作り手が不慣れなのが主因かと思いますが、現状ではかなり先行き厳しそう。油そばが1000円超という価格設定もどうかと思いますし。

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2024.10.16

Snooup アミュプラザ宮崎店@宮崎 ~ チーズトマトラーメン

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 宮崎駅横「アミュプラザ宮崎店 うみ館」の4F。先客8、後客3。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「チーズトマトラーメン(980円)」を注文。ランチサービスなし。メニューはクラクラするくらい多種多彩。

 店内は縦長L字型カウンター10席強と4人卓×6。椅子がやたら硬くて鬱。卓上にはタバスコとレモンオリーブのみ。

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 「年中無休で毎日400キロ以上の完熟有機トマトを調理し研究した熟成・熟練のトマトソースを、日本一の鶏にも選ばれた『南国元気鶏』の無添加の鶏ガラスープと合わせた濃厚で身体に優しいスープのラーメン。」というのが店のウリ文句。

 そしてそのウリ文句通り、スープはトマトの酸味が支配的。さらに細かく刻まれたトマトの実がたっぷり入っているので最初は青臭さすら感じましたが、たっぷり振りかけられたチーズがすぐに青臭さをかき消してくれました。

 あっという間に登場してびっくりしていたら、麺は極細のストレートタイプでした。心持ちざらつきのある口当たりで、極細の割にはスープに全く負けず。ただ量的には明らかに物足りず、〆にご飯を入れてリゾット風にして食べるのが前提なのかも。替玉を頼んでいる客もいました。

 チャーシューの代わりに細かく刻まれた鶏肉が入っています。他にほうれん草。

 まぁいかにもコスパが悪くて正直オッサン向きの一杯ではないな、というのが正直なところ。

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2024.10.15

豚と茄子の辛味噌炒め定食@松屋

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 松屋から2024年10月8日より発売中の「豚と茄子の辛味噌炒め定食(830円)」を試食。これは新商品ではなく秋の定番で、松屋には珍しく季節感のある商品です。火が通りづらい茄子を自宅で上手に焼くのは少々面倒(苦笑)なので、この手の商品は結構ありがたいもの。記録を調べたら2年前に試食済でしたが、残念ながらそこから80円も値上がりしていました。

 そこで今回はサラダが付かない廉価版の「豚と茄子の辛味噌炒め丼(730円)」を併売。「定食」としてサラダ付きで販売していた商品を、サラダなしの「丼」に仕立て直して単価を抑えるのが松屋の今の流行りです。

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 「豚と茄子の辛味噌炒め」は、「噛むとじゅわっと旨味溢れるとろっとろの茄子とたっぷりの豚肉、甘みが程よいバランスの玉ねぎを、パワフルな辛味噌ダレに絡めた、ごはんの進む逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

 なんか辛味噌というか辛味噌ベースの焼肉のたれを絡めて炒めたという感じの一品で、辛さはさほどのことはなく、どちらかといえば味噌の旨味がおもっきし前に出たような味わい。良くも悪くも松屋らしい濃い目の味付けでご飯がすすみすぎる嫌いがあり、ご飯並盛だと少々おかずが余り気味。そこでサラダをサンチュ代わりに豚肉に添えながら食べ進みました。

 また松屋の焼肉系定食って値段の割に概してしょぼいというのが個人的な評価でしたが、今回試食した豚肉は非常に柔らかい仕上がりで何の問題もありませんでした。秋の定番なので調理のノウハウもしっかり確立しているのでしょう。

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2024.10.14

国産豚 麦小町ロースかつ定食@松のや

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 「松のや」が2024年10月2日より発売中の「国産豚 麦小町ロースかつ定食(1090円)」を試食。

 おいしさが、むぎゅっと詰まった「国産豚肉 麦小町」を使用した「麦小町ロースかつ」は"国産豚シリーズ"第2弾との位置づけですが、2024年4月に「国産雪国育ちロースかつ」というのを売り出していたようで、その際と同じく今回も日本ハムとのコラボ商品。

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 「麦をベストな比率で配合した飼料ですくすく育ち、うまみ成分も栄養もたっぷり。」「肉の柔らかさ、脂身の甘さが段違いの美味しさ。」というのが松のやのウリ文句。

 いつものロースとの食べ比べが出来ると嬉しいのですが、併売中の「国産豚 麦小町ロースかつ&いつものロースかつ食べ比べ定食(1440円)」は値段から想像できるように「麦小町」と「いつもの」ロースかつがそれぞれ一枚ずつ乗っているという明らかに過剰スペックな一品・・・

 でも「麦小町」は「いつもの」より明らかに厚みがあるにも関わらず肉質が柔らかいのははっきりと判りました。もはや松のやで食べるお値段を超えていますが、それでも満足度は高め。

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2024.10.13

亀田屋@鳩ケ谷 ~ オムライス

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 埼玉高速鉄道鳩ケ谷駅から日光御成街道へ入って昭和橋交差点の南。先客ゼロ、後客8。外観通り典型的な町中華で、常連らしき後客のママ友が昼間からボトルキープしていた焼酎でがっつり飲んでました(苦笑)。

 卓上のメニューを見て無難そうな「オムライス(850円)」を注文。

 メニューを見るとラーメン類が主が、次いでチャーハンやなんとか丼といったご飯もの。定食類の品ぞろえは弱く、しかもライスが300円と高いのが災いして野菜炒めや麻婆豆腐といった一品料理にライスをつけると千円台に入ってしまうのが難。ただ「ラーメン+ミニサイズのご飯もの」といったセットメニューを950円で出しているのが目を惹きました。

 店内は横長カウンターが6席と4人卓×2、さらに小上がりに4人卓×4。卓上にはコショウ、粗挽きコショウ、ラー油、七味、酢、醤油。カウンターには未だに席間に衝立を設置。店は老夫婦と息子で切り盛りしているようです。

Kamedaya2406002

 チキンライスを卵の薄皮で包んでケチャップをぶっかけるという、昭和臭漂いまくる姿で登場。町中華のオムライスには中華スープが良く似合います。

 チキンライスももちろんケチャップ味でこれ自体既に濃い目の味なのに、さらに卵の薄皮の上にケチャップドバドバ(苦笑)。いかにも町中華のオムライスらしい大雑把さ全開です。チキンライスの中には粗目に刻まれた鶏肉とタマネギが少々。グリーンピースはなし。

 店の性格が判ったので、次はセットメニューを試してみます。

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【短感】ACL24-25年GS第3節:浦和L 2-0 ホーチミン・シティ

 共にグループステージ2連勝でグループステージ突破を決めている者同士の中2日での対戦。浦和のスタメンは前節から塩越・伊藤・柴田・遠藤・岡村以外の6人を入れ替え。うち塩越・伊藤・柴田・遠藤の4名は3試合連続スタメンで、柴田と遠藤は前2試合ともフル出場。

 ホーチミンは自陣高めの位置に5-4-1の守備ブロックを敷いてはいるもののあまり前からプレスをかけてこないので、立ち上がりから浦和がボールを握る時間が多く、13分には伊藤が右サイドからクロス→島田に早速決定機。18分には左サイド高い位置でのボール奪取から藤崎のシュートはわずかに枠外。

 そして25分石川のロングフィードで右サイドから相手最終ラインの裏に抜け出しかかった遠藤がトラップ一発で対面のDFを交わしてボックス内突入→マイナスの折り返しを島田がヒールでゴールマウスに流し込んで浦和先制。

 この試合は藤崎を左SHへ回して伊藤を右SHに置きましたが、藤崎より伊藤のほうがボールキープはずっと確実なので遠藤を高い位置に押し出しやすく、その布陣の妙が先制点として結実しました。

 しかし先制点を取られたホーチキンは一転してやや前に出てくるようになり、その出方の変化に浦和は戸惑ったのか急激にグダグダに。右サイドの選手起用が見事にハマったのに対し、左サイドの藤崎&岡村は一緒にプレーした経験なんてないでしょうし、おまけに共に使われてナンボ系なので相互の連携はどう見ても良いとは言い難く、これがグダグダ感の主因だったかも。

 そこで楠瀬監督は後半頭から藤崎に代えて角田を投入。これで左サイドが活性化して両サイドの攻撃のバランスも好転。そして50分栗島のクイックリスタートを受けて相手最終ライン裏へ塩越が抜け出し、その折り返しをファーで角田が詰めて追加点。相手の隙を見逃さなかった栗島&塩越、そしてそんなに足が速そうには見えないのにクロスが来ると信じて走ってホーチミンDFを後方からぶっこ抜いた角田。いずれも天晴れ!!

 浦和この試合最大のピンチは55分自陣右奥でボール奪取に成功したものの、柴田の縦パスが短くて相手にボールをプレゼントしたような格好になったところから。最後は#24にボックス内から決定的なシュートを浴びてしまいましたが、幸いにもシュートはわずかに枠外。59分にはGK伊能のフィードが相手に直接渡ってしまう残念極まりない場面も。

 2試合フル出場の柴田&遠藤への配慮もあってか、楠瀬監督は60分には柴田→竹内、遠藤→西尾、島田→前原の3枚替えを敢行。しかし、相手はこれまでの2試合と違って守備が格段に固い上に、塩越がお疲れのためかミスが目立つようになって試合は再びグダグダに。見せ場らしい見せ場は82分塩越スルーパスを前原がボックス内で受けてシュートまで持っていった場面と、90+1分に西尾クロス→ファーで竹内シュートくらいでしょうか。

 素早い攻→守の切り替え&高い位置での複数人での囲い込みという浦和得意の守備は過密日程にも関わらず機能し続け、先の55分のピンチ以外で失点する可能性はほとんどありませんでした。ただなんだかんだとお疲れのせいかパスミスというか精度を欠きまくったのも事実で、試合後監督も選手も反省しきりだったのも納得。

 とはいえ、3連勝でグループステージ首位通過を決め、かつ無失点&けが人なしだったのでチームとしては100点満点の出来。次週から再開するWEリーグに備えてのコンディションが大変でしょうが(昨季はAFC女子チャンピオンズリーグ・グループステージでタイから帰国後コンディションを崩したように見受けられました)、それはチャンピオンチームの宿命。なんとか頑張ってほしいものです。

 水谷長期離脱を受けて、楠瀬監督はこの3試合を左SBのテストに使いまくりましたが、お眼鏡にかなう選手はいたかどうか。また監督は西尾の身体能力を高く評価していて、もう前目での起用は難しそうだけど何か使い道はないかとSBやCBで試行錯誤しているようですが、この試合の右SBでの出来は残念ながら壊滅的でした(つД`)  また若手の中では角田が別格なのは一目瞭然。後は丹野が使える目途が立ったという感じでしょうか。

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-----島田-----
藤崎---塩越---伊藤
---柴田--栗島---
岡村-長嶋--石川-遠藤
-----伊能-----

(得点)
25分 島田
50分 角田

(交代)
HT 藤崎→角田
59分 柴田→竹内(竹内左SH、角田CHへ)
60分 遠藤→西尾
60分 島田→前原
80分 岡村→高塚

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2024.10.12

神田たまごけん 東池袋店@池袋 ~ ハヤシオムライス

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 池袋駅東口、人気ラーメン店「花田」のすぐ近く。ほぼ3年ぶりの再訪。先客2、後客3。

 オムライスの専門店で、店外の券売機でプレーンなメニューの中から「ハヤシオムライス(950円)」を注文。3年前から160円も値上がり。プレーンなメニューは他に「トマト」「キノコクリーム」など。タッチパネルのタブが多いので、目当てのメニューを見つけるのも結構面倒。

 店内はL字型カウンター7席と2人掛けテーブル2卓。店奥のテーブルは物置と化して使っていない様子。かなり手狭な店で椅子も小さく、くつろぐには全く不向き。

 自家製スイートピクルスが食い放題なのがウリの一つ。酸っぱいピクルスはどちらかといえば嫌いなほうですが、ここはカレーに付いてくるらっきょうと大差がない程度の酸っぱさなので遠慮なくポリポリ。

Tamagoken2408002

 オムライスといっても卵の薄皮に包まれた古典派ではなく、卵ふわふわ系。その下のチキンライスはやや薄味で、このままでは少々食べづらいので、卵の上になにかソースをかける趣向。「3日間かけて仕込んだデミグラスソースに牛肉と野菜、赤ワインを加えて煮込んだ」のがウリの特製ハヤシソースはいわゆるハヤシライスのそれとは違って酸味はなくてかなり甘目。そしてソース自体よりも程よく煮込まれた牛肉が気に入りました。

 並盛(230g)でも量的に不満はありませんが、食後に「大盛orチーズ入り無料サービス券」をもらえたのでこれを使うとコストパフォーマンスもぐっと改善。なお大盛だと350gになります。

 落ち着かない店ですが、内容は悪くはありません。次は「トマト」を試してみます。

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2024.10.11

オニオンガーリックかつおたたき丼@なか卯

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 「なか卯」で2024年10月9日から期間限定で発売中の「オニオンガーリックかつおたたき丼(790円)」を試食。廉価版の「かつおたたき丼(690円)」も併売。

 「オニオンガーリックかつおたたき丼」は、「表面を直火で炙ったかつおの上に玉ねぎを盛り付け、にんにくダレでアクセントを加えた一品です。特製の醤油タレに漬け込んだ肉厚のかつおは、ドイツ産岩塩のコク深い味わいとにんにくの香ばしい風味がクセになるにんにくダレと相性抜群。みずみずしい国産玉ねぎと一緒に食べることで、さっぱりとした後味をご堪能いただけます。もっちりとした歯ごたえのかつおとシャキシャキ食感の国産玉ねぎの、食感のコントラストもお楽しみください。」というのがウリ文句。

 2年前に「かつおのたたき丼」を試食した際のウリ文句には「気仙沼で水揚げされたかつお」とありましたが、今回はその縛りがなくなりました。

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 なか卯は親子丼を大得意としている他に、丼もの全国チェーン店の中では海鮮もので抜群の実績を誇ってます。そんななか卯といえどもさすがにぱらぱらっと塩を振っただけでも美味しくいただけるかつおのたたきを出すのは無理があるのか、結局特製たれに漬け込んでいるので実質的には「漬けかつお丼」とそんなに差はないかもしれません。

 そして今回はかつおの上に玉ねぎを盛り付けた上に「ドイツ産岩塩のコク深い味わいとにんにくの香ばしい風味がクセになるにんにくダレ」で変化を付けてきました。

 ただこのにんにくダレの癖がなんとも微妙。「みずみずしい国産玉ねぎ」や別添の生姜はあっさりさっぱり方向なのに、にんにくダレはどうにもそれらとはベクトルが逆。かつおのたたきに薬味としてにんにくを添えるのはよくあることですが、あれはたたき自体を酒のアテとしていただくから良いのであって、ご飯のおかずとしてはどうなんだろう???

 ちょっと蛇足というか「角を矯めて牛を殺す」感のあるオニオンガーリックですが、それでもトータルとしては悪くありません。かつののたたきが特製の醤油タレにしっかり浸かっているので卓上のだし醤油は必要なく、別添えのおろししょうがをかつおのたたきの上にちょんと乗せるだけで格好の味変になりました。

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2024.10.10

いか旨天丼@てんや

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 「てんや」が2024年9月30日から期間・数量限定で販売中の「いか旨天丼(920円)」を試食。「店舗により販売数量が異なり、数量に達し次第、販売を終了」とのことで、川口店を往訪したのは発売開始からかなり日が経っていたため売り切れを心配していましたが、店先でのPRは非常に控えめで「知る人ぞ知る」的なメニューのためか無事残っていました。

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 「いか旨天丼」はてんやのスタッフが発案する新作天丼の中から優秀作品を商品化する「第4回俺と私の天丼コンテスト」の金賞受賞作で、「定番の『いか』2枚に加え、歯応えのある角切りにしたいかがゴロゴロ入った『いかのかき揚げ』、ぷりぷり食感の『いかげそ』を盛り込み、色合い鮮やかな『ひらさやいんげん』を添えました。箸休めにも天丼との相性が抜群の『いかの塩辛』をトッピング。”いか“がメインであり”いか“づくしの天丼です。」というのがウリ文句。

 いかは不漁続きで「いかづくし」にしてしまうともはや全然安くないのは致し方ありません。定番の「いか」はともかく、かき揚げに含まれる「角切りのいか」の弾力性が心地いい反面、「いかげそ」の食感は「ぷりぷり」どころかするめになる寸前くらい硬かったのは少々残念。

 それはともかく箸休めに「いかの塩辛」を添えるてんやのセンスが謎過ぎ。てんやって往々にしてタレが濃すぎるきらいがあると思っているのですが、そこにさらに味の濃い塩辛を添えるだけでなく、塩辛を箸休めと位置づけるとは・・・ 箸休めなら「ひらさやいんげん」で十分で、塩辛なんて要らないからいんげんをもう一本付けてくれたほうが個人的にははるかに有難いのですが。

 というわけで、配膳されると塩辛をさっさと除去して漬物の小皿に移し替え、ご飯にタレがあまりかかっていないところの補強として塩辛をつかいました。

 販売は10月13日までなので、興味のある方はお早めに。

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【短感】ACL24-25年GS第2節:浦和L 2-0 台中藍鯨

 浦和のスタメンは前節から塩越・伊藤・柴田・遠藤を除く7名入れ替え。前原&秋本はユース所属の学徒出陣組。

 ホーチミンは試合前に猛烈な雷雨に見舞われてキックオフは20分遅れ。しかもピッチは水はけが悪くていたるところでボールが止まってしまうありさま。こんなピッチではサッカーらしいサッカー、しっかりボールを繋いでの組織だったサッカーなんてやりようがなく、立ち上がりは双方単なる前方への球蹴りに終始。

 それでも10分を過ぎたあたりから浦和が浮き球を多用しながら着実にボールを選手間で繋いで前進させる術を駆使して、次第に台中を自陣に押し込み始めました。14分にはボックス内での混戦からこぼれ球を拾った遠藤→伊藤のシュートがポストを叩いてこの試合初めての決定機。

 その後もびちゃびちゃ&ドロドロのピッチをものともせずにドリブルで力強く前進する丹野&秋本を軸に何回か左サイドから良い形を作りましたが、台中がタイトな5-4-1の守備ブロックを作っている上に、思いのほか守備範囲が広そうなGKに直接キャッチされてしまうようなクロスも目立ってシュートに持ち込めず。

 試合の転機となったのは53分右サイド深い位置での塩越のFKゲット。この試合の主審は前半台中のファウルをあまり取らない割には浦和のファウルはしっかり取る傾向があって難儀でしたが、この場面は塩越に対するなんだがよく判らないファウルを取ってFK。

 そして54分塩越FKに反応した後藤の肩を#3が掴んで引き倒してしまい、当然ながらPK。56分塩越がGKの逆を取り、かつGKが正しく反応しても難しいような左隅にPKを決めてようやく浦和先制。ただでさえ先制点が取れるかどうかというプレッシャーのかかる場面なのに、下手にゴロのシュートを撃つと途中で止まってしまいかねないのでボールを浮かせるしかなく、でも浮かせるとボールコントロールが難しくなるという悪条件も重なって大変だったと思いますが、ここで塩越の巧さが光りました。

 台中この試合唯一かつ最大の決定機は66分#23の縦ポンが最前線の#17に通ったところから。しかし後藤がいったん裏を取られかかりながら最後はなんとか寄せてシュートコースを限定したのが効いてか、シュートはバーの上へ。台中は一貫してこの形を狙っていて、まさに千載一遇のチャンスでしたが残念無念。

 そして70分柴田の浮き球縦パスで裏抜けに成功した丹野がゴール右隅に決めて追加点。柴田の浮き球技術の確かさは前半から際立っていて、ここでそれが見事に活きました。そしてこれまた前半から激走につぐ激走を重ねていた丹野の苦労もここで報われました。

 浦和は67分から中2日で控える3試合目を睨んでの選手交代を続々と敢行。丹野が全くへばる様子がない上に、途中から俊足の藤崎が出てきたとあっては台中はたまったものではないようで傷む選手が続出。藤崎や丹野に3点目のチャンスがありましたが追加点は奪えずに試合終了。

 ピッチコンディションが劣悪すぎたので「勝てばよかろう」としか言いようがなく、加えて「無失点」「怪我人が出なかった」の3点セットで満点の出来だと思います。個人的にはぱっと見フィジカルが強いようには見えない丹野が意外にもスタミナ系で長い時間走り回っても全然バてず、しかも重馬場得意だったのは刮目しました。

 台中はユニフォームを掴むような「手癖系」のファウルこそ多かった(=それがPKに直結)ものの、滅茶苦茶なピッチコンディションにも拘らずバックチャージだとかカニばさみだとか相手の大怪我に繋がるようなファウルがなかったのは幸いでした。

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-----前原-----
丹野---塩越---伊藤
---角田--柴田---
秋本-岡村--後藤-遠藤
-----福田-----

(得点)
56分 塩越(PK)
70分 丹野

(交代)
67分 伊藤→藤崎
67分 前原→島田
75分 塩越→栗島(栗島CH、角田トップ下へ)
75分 秋本→西尾
83分 角田→竹内

 

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2024.10.09

ごろごろ野菜カレー@マイカリー食堂

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 松屋系のカレー専門店「マイカリー食堂」をほぼ2年ぶりに再訪。マイカリー食堂は松屋ないし松のやを併設している店が多く、往訪した蕨西口店は松のや併設店。

 レギュラーメニューの「ごろごろ野菜カレー(690円)」がクーポン利用で50円引きになっているのに釣られた次第。カレーをオリジナルor欧風から選べるので、今回は「欧風」で。

 またマイカリー食堂は松屋と違ってマイルド・1辛・2辛・3辛・4辛の5段階で辛さが選べるのが特徴。今回は2辛(辛口)で注文しました。

 なおマイカリー食堂は松屋と違って味噌汁が付いてきません。まぁ個人的には松屋の味噌汁は正直不要だと思っているのでなんら差し支えありませんが。またカレー専門店なのに福神漬やらっきょうなどが卓上にないのが不可思議と思っていたところ、「お替わりコーナー」に福神漬が置いてあるのを下膳に発見するも時すでに遅し。

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 ごろごろ野菜の中身はニンジン、ジャガイモ、そして玉ねぎといったところ。前2者の刻みが結構でかいので「ごろごろ感」はありますが、野菜のバリエーションの少なさ、そして「ジャガイモは野菜なのか?」という根源的疑問から「野菜カレー」という感じはあまりしません。でもニンジンとジャガイモは結構甘みがあって気に入りました。

 とろみが強い欧風カレーは2辛だと結構刺激が強く、それでいてコクに溢れるカレーの旨味をかき消さない、非常にバランスの取れた感じに。肉は筋状になった牛肉がわずかに認められる程度。

 松屋系のカレーにハズレはなく、しかもコスパ最強なのでまたなにがしかクーポンが出たら再訪します。

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2024.10.08

2種盛牛焼肉丼@松屋

 松屋が2024年8月6日より発売中の「2種盛牛焼肉丼(780円)」を試食。これは期間限定販売ではなく、レギュラーメニューとしての登場なのかな?

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 「2種盛牛焼肉丼」は、「2種の牛焼肉を1つの丼に詰め合わせた逸品で、肉々しさがありつつも柔らかく、牛肉の旨みと程よい脂の甘みを感じる薄切り牛バラ肉と、丁度良い厚みで弾力があり、脂の甘みが印象的な牛バラ肉の2種類のお肉をお楽しみいただけます。塩コショウで軽く味付けされた牛焼肉を、お好みで卓上の焼肉のタレ「バーベキュー」「甘口」「ポン酢」で味変してお楽しみください。」というのが松屋のウリ文句。

 最近期間限定商品として度々登場する「ハンバーグ丼」もそうですが、従来「定食」としてサラダ・味噌汁付きで販売していた商品を、サラダ・味噌汁なしの「丼」に仕立て直して単価を抑えるのが松屋の今の流行りなのかな? 

 ウリ文句には「塩コショウで軽く味付けされた」とありますが、どう考えてもこのままではご飯のおかずにはかなり厳しい薄味。松屋にしては「塩分2.2g(しかもおそらく味噌汁込みの値)」と破格に低いのも納得。ゆえに卓上の調味料を味変ではなく、そもそも何がしか浸けて食べることをハナから前提にしているものと思われます。

 残念ながらタレ用の小皿なんて気の利いたものは付いてこないので、味噌汁の蓋をタレ用の小皿代わりに(行儀悪くて申し訳ない)ポン酢を少々たらして食べ進みましたが、これが安物の肉の油臭さを打ち消すかのようなさっぱり感を演出して実に良い感じに。

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2024.10.07

【短感】ACL24-25年GS第1節:浦和L 17-0 オリッサFC

 今季から始まったAFC女子チャンピオンズリーグ2024/25。グループステージはグループ開催国での集中開催で1回戦制の総当たり戦を行い、上位2チームのほか、各組3位のうち上位2チームがノックアウトステージへ進出する方式。

 浦和が入ったグループCはベトナム・ホーチミン市での開催で、オリッサ(インド)→台中藍鯨(台湾)→ホーチミン・シティ(べトナム)の順に対戦することに。

 昨年開催されたAFC女子クラブ選手権の経験からグループステージで対戦する相手とはかなり力の差があるのは明白。遠距離移動と不慣れな環境下で1週間で3試合こなす中でコンディションを崩さないかどうかが最大の心配事(昨年はタイでグループステージを3試合消化した後のコンディション悪化に苦しんだ様子)でしたが、浦和は西シェフも帯同する万全の体制でグループステージに臨んだようです。

 実力差&1週間で3試合こなす過密日程を考慮して浦和は若手中心のスタメンを組むと予想する向きも少なくなかったようですが、楠瀬監督の判断はリーグ戦前節長野戦と全く同じスタメンでした。

 オリッサはハナから前からのプレッシングなんて放棄してリトリート一本で守備。しかし、多少寄せたところで簡単にパスワークで交わされる、競り合いでは全く勝てない、スペースを使われるとスピードで太刀打ちできないありさま。

 ゆえに守備ブロックらしくものを作ったところで肝心なところで浦和の選手を掴まえきれず、ただただカラーコーンが立っているだけという悲惨な状況に陥ってしまいました。

 そんな相手に浦和は5分高塚のシュートのこぼれ玉に遠藤が詰めたのを皮切りに序盤から大量得点。そんな序盤目を惹いたのは藤崎のファーストチョイスがどう見てもシュートっぽいこと。20分くらいには水谷長期離脱で適任を試行錯誤中の左SBに高塚を転用(左SH藤崎、右SH伊藤、CH栗島)するテストモードに移行。

 後半頭には一挙に4選手交代。本職FWの西尾をCB起用したのが最大のサプライズでしたが、高橋が負傷(公式発表はありませんが高橋のユニフォームがベンチに飾られているので負傷は軽くはないのでしょう)してCBの層が薄くなったのを受けたテストなのかも。

 浦和は一切手抜きせず、さらには相手を舐めたような素振りも見せず、2列目の選手が最終ラインの裏へ飛び出す、ボックス内でタメを作って後方からフリーの選手が突っ込む、あるいはサイドを深くえぐってクロスを入れてみるといった「ドン引き相手の点の取り方の見本市」みたいな攻撃を延々と繰り返して後半も大量得点。塩越が仲良しの遠藤に点取らせるつもりでクロスを入れたようにしか見えないのに途中で黒幕栗島に突っ込まれて栗島のゴールになったのには苦笑するしかありませんでしたが。

 オリッサの選手達はフィジカル的にもメンタル的にも辛かったろうとは思いますがラフプレーは全くなく、ブチ切れたようなプレーもなかったのは幸いでした。

Urawal2_20241007072401

-----島田-----
高塚---塩越---藤崎
---柴田--伊藤---
栗島-長嶋--石川-遠藤
-----池田-----

(得点)
5分  遠藤
9分  藤﨑
13分 高塚
15分 塩越
17分 島田
18分 塩越
30分 塩越
44分 島田

(後半開始時)

-----塩越-----
丹野---伊藤---栗島
---柴田--角田---
高塚-西尾--後藤-遠藤
-----池田-----

(得点)
53分 丹野
54分 栗島
56分 伊藤
59分 伊藤
62分 伊藤
66分 オウンゴール
68分 角田
83分 竹内
90+4分 伊藤

(交代)
HT 石川→後藤
HT 長嶋→西尾
HT 島田→角田
HT 藤﨑→丹野
61分 塩越→竹内

 

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2024.10.06

【観戦記】24年第33節:浦和 0-1 C大阪 ~ 浦和絶望工場

 スコルジャ→ヘグモの継承も、ヘグモ→スコルジャの継承もどちらも失敗。しかもスコルジャは選手が代わりすぎていて前回の再現も出来ないという大惨事。これが浦和絶望工場か・・・ 

《スタメン》

 浦和のスタメンは前節神戸戦で佐々木に頭部を蹴られて負傷(右眼窩壁骨折、鼻骨骨折で全治4週間)したマリウスに代わって佐藤が入った他、長沼に代えて松尾を起用。

 前田がベンチ入りしたのはともかく、グスタフソンがベンチ外だったのには心底驚きましたが、試合後の会見によれば「先週から膝に少し問題を抱えていて、2日前にメディカルからストップがかかり、この試合に起用することはできませんでした」とのこと。

 浦和は週央に試合がなかった一方、C大阪は天候不順のために延期されていた「大阪ダービー」を水曜日にこなしてからの中2日だったにも関わらず、スタメンは全く変わらず。

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《試合展開》

 浦和の布陣はいつもの4-2-3-1でしたが、なんと原口がトップ下で渡邊がCHに落ちる配置だったのには驚きました。グスタフソンにドクターストップがかかったのが試合の2日前だったのでグスタフソンがいない前提での練習なんてロクにしていないでしょうけど、この配置はどう見ても失敗でした。

 C大阪は小菊監督就任来一貫して採用していた4-4-2を最近放棄したらしく、守備時は非常にはっきりした5-2-3。ただガンガン前からプレスをかけてくるスタイルは依然と変わらず。

 これに対して浦和はビルドアップに四苦八苦。いかにも試合勘なさげな佐藤は仕方ないと思いましたが、井上があんなにおっかなびっくりとはなぁ。そして西川に戻したところで往々にしてボールを投げ捨てるかのように前に蹴るだけ。渡邊に預けたところで渡邊は小さなスペースでくるっと前を向いてボールを散らせるタイプではないし・・・というか渡邊は全くCH向きではないというのは町田戦で実証済だったのではという疑惑が沸々と・・・そしてなんとかボールを前方へ運んだところで、今後は相手の5-4-1の守備ブロックに手も足も出ず。

 C大阪も守備は完璧でしたが攻撃のしょぼさは浦和と大差なく、浦和の前プレに対してビルドアップに苦労。大外をWBがえぐる形が垣間見られるだけ浦和よりマシといった感じでした。

 何事も起こりそうにないまま試合は進んでいましたが、先制したのはC大阪。17分フェルナンデスCK→ファーでどフリーの為田の右足ボレーが炸裂!!ゾーンの外にいる選手にやられるのはいかにもCK時のゾーン守備の典型的なやられ方ですが、神戸戦ではニア、C大阪戦はファーと原理的には同じやられ方でがっかり。しかも神戸戦ではサンタナが一応武藤に競ろうとはしていましたが、この試合では為田が完全にどフリーと症状はより悪化。

 今の浦和はとにかくもうメンタル弱々で先制されるとすぐに動揺してしまうのはFC東京戦と全く同じ。ビルドアップが一層不安定になり、22分には西川のキックが直接フェルナンデスに渡る大失態。そこから生じたレオセアラのシュートは西川がセーブして事なきを得ましたが、その後の流れで佐藤がレオセアラを後方から引っかけているような場面があって場内騒然。上田主審はVARと交信の末にノーファウルと判定しましたが、あのPKを取られていたらその時点で事実上試合終了でした。

 24分には西川・佐藤・井上の「黒ひげ爆弾三勇士」が織りなすビビりまくりのビルドアップが無理やり渡邊へボールを預けたところで渡邊のトラップが流れてフェルナンデスに取られそうになり、渡邊はやむなくフェルナンデスを削って当然イエローカード。何一つ良いところがなかったこの試合の中でも最も闇が深かったのはこの時間帯でしょう。あまりにも攻撃が成り立たなさすぎて、最前線で孤立しているサンタナは苛立ちを隠しきれず。

 前半のあんまりな酷さを受けてスコルジャは原口をCHに下げただけでなく、布陣を4-4-2気味に変更。渡邊を左SH、松尾をFWへと配置換え。しかも試合後のスコルジャ弁によると「ウイングのポジションの取り方も少し変えました。前半はサイドに張っていましたが、後半はより内側のハーフスペースを使うように指示しました。」とのこと。

 この一連の修正は多少効果があってボールがゴールへ向かって進むようになりCKや好位置でのFKも取れるようになりましたが、依然シュートは撃てず。

 63分大久保→前田、76分原口→小泉、松尾→中島と代えては見ましたが、C大阪も中2日を考慮して同じタイミングで前目の選手を交代して運動量確保に努めたのが奏功してか、浦和はC大阪を自陣に押し込み続けているだけで決定機は作れず。

 それでもC大阪最終ラインの裏へ抜ける形が何度も見られるようになり、82分前田→渡邊ミドルが枠内を強襲するもここはキム・ジンヒョンが難なくセーブ。さらに85分前田縦パス→インナーラップしてボックス内に突入した関根が折り返し→小泉が合わせるもCB進藤が辛うじてブロックしてゴールならず。

 ATは浦和陣内深い位置で時間稼ぎのボールキープを図るC大阪からボールを奪えず、なんとかスローインを得たと思ったら前に運べないという、観客に「笛が鳴る前に帰ってもええで」と言わんばかりの残念さを見せつけて何事もなく試合終了。

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《総評》

 攻撃がほとんど体をなさず、とにかく先制点を取られるとどうにもならないのが現状。神戸はともかく、どう見てもたいして強そうには見えないFC東京やC大阪に対してホームで完封負けするとはなぁ・・・スコルジャは最初の4試合でなりふり構わず勝ち点を稼いで、その後は来年へ向けてのチーム作りに充てる算段でしたが、そのプランは完全崩壊。もはや目先のこと=J1残留だけで精一杯になってしまいました。

 スコルジャ→ヘグモの継承も、ヘグモ→スコルジャの継承もどちらも失敗。しかもスコルジャは選手が代わりすぎていて前回の再現も出来ないという大惨事。これが浦和絶望工場か・・・

 シーズン途中、しかも夏の移籍ウィンドウが閉まった後という妙なタイミングで監督を代えたのがこうも祟るとは!! スコルジャは「チームのベストなセットアップ、ベストな形を見つけていきたいと思っています。4試合プレーしたところでデータも蓄積してきていますので、スタッフ全員でしっかりと分析しながら、今後の2週間で準備していきたいと思います」と語っていましたが、たった9ヶ月浦和を離れていた間に主力選手が大量に流出してしまったために昨年の経験をほとんど活かせず、チームの現状把握から始めている模様。

 「選手たちも、いろいろな特長の選手たちがいますので、どの選手が今起用できるのか、というところも一つのポイントになってきます。」と語っているのも同じ趣旨でしょう。

 次節東京V戦まで代表ウィークで2週間空きますが、スコルジャは重点強化ポイントとしてビルドアップを挙げています。まぁこんな試合を見た後だとそうなるのも道理でしょうが、ヘグモの数少ない遺産だった「ビルドアップの巧さ」がこうも簡単に雲散霧消するとはなぁ・・・

 守備は「守備のシステムが崩壊しての失点はなかったと思います。個人のミスなどが原因でした」と総括していますが、セットプレーで構造的にそっくりなやられ方(ゾーンの外にいる選手にやられる)をしている=浦和の弱点として相手にバレバレなところの修正はどうなっているのか気になります。

 なおこの試合でビルドアップに苦労し、82分まで攻撃に見るべきものがなかったのは間違いなくグスタフソンの欠場が主因でしょう。岩尾と敦樹が移籍したにも関わらず、夏にCHを取らなかったのがここで痛手になるとは!!そして既に過剰気味のサイドアタッカーにまたしてもロクにベンチ入りも出来ない状態の選手を取ってくるというFB本部の残念さ。「FB本部の残念さ」なんて試合評の中で語っても仕方ない、一年を通じての評価として語るべき話でしょうが・・・

 FB本部を作って社長は経営に専念させるという仕組みづくりは間違っていないし。実際浦和の経営面はめっちゃ良くなっていますが、2020年に発足したFB本部がとにかく人材難でこの5年間たいして機能してないのは明白。

 初年度は「謎すぎる大槻監督続投」で始まって案の定1年間を棒に振り、リカ~スコルジャの3年間はコロナ禍による経営難という不運もあって補強の大半を「J2オールスターズ」でお茶を濁したのは仕方ないとしても、2年続いて「ロクなFWがいないまま開幕を迎える」大失態。そしてスコルジャの夏は補強に失敗。

 ショルツや酒井、マリウスといった大当たりの補強もあるのでまるでダメだった訳ではありませんが、総じて西野氏がいる時期からFB本部のパフォーマンスは結構怪しげで、今季西野トンズラ後さらに酷くなった感じがします。

 FB本部が「こんなサッカーをやりたい」という大方針を立て、その方針に沿った監督を選び、その方針に沿った選手を揃えて監督に頑張ってもらう。その理想は崇高ですが、実際は「やりたいサッカー」は結構ブレているように思え、監督はコロコロ代わり、しかも補強はうまく行かずに監督のニーズとはズレた選手がゴロゴロするありさま。

 これってコロコロ代わる監督のニーズに合わせて選手を揃えた結果「不揃いの林檎たち」になってしまった「ミシャ後」と結果的に大差ないような・・・

 良い仕組みを作っても、それが機能するかどうかは所詮人の問題で、もうここは浦和OBに拘るのなんか止めて外部人材登用をしないと無理じゃないかなぁ?もっともそんな決断を浦和が出来るとも思えないですが・・・

《選手評等》

・こんなに双方に見どころがない試合もなかなかない。DAZN解説水沼もさぞかし言葉に詰まったことでしょう。もっとも解説があの方だと浦和へのダメ出しと愚痴で楽しそうに90分持ったかもしれませんが(苦笑)。

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-----サンタナ-----
松尾---原口--大久保
---安居--渡邊---
大畑-井上--佐藤-関根
-----西川-----

(交代)
63分 大久保→前田
76分 原口→小泉(小泉左SH、渡邊CHへ)
76分 松尾→中島
86分 渡邊→二田(二田FW、中島左SH、小泉CHへ)
86分 関根→石原

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-----レオセアラ-----
-フェルナンデス---北野--
為田-喜田--奥埜-阪田
-西尾--田中--進藤-
-----ジンヒョン----

(得点)
17分 為田

(交代)
64分 フェルナンデス→カピシャーバ
64分 北野→上門
76分 レオ セアラ→山﨑
89分 為田→鳥海
89分 阪田→奥田

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2024.10.05

ヨコイ KITTE名古屋店@名古屋 ~ ミラカン

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 名古屋駅の北に続く「KITTE名古屋」の地下一階レストラン街内。あんかけスパがウリの店で、2年半ぶりの再訪。
 
 駅からはやや遠いので駅利用者や買い物客がここまで流れてくることはなさそうで、近隣の勤め人が主なターゲットと目されます。また夕方の中途半端な時間帯の往訪だったせいか店内はガラガラ。そして数少ない客はやはり全員男性。あんかけスパは基本オッサンの食いもんだからなぁ・・・(苦笑)。
 
 ちょっと変わったメニューにチャレンジしようと思ったのですが、いつの間にかタブレットからの注文に変わっていたのでめんどくさくなって定番&人気No.1の「ミラカン(1100円)」を注文。前回より130円も値上がり。

 着席するとまず酢キャベツ&ポテトサラダが出てきます。

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 ミラカンは見た目通りウインナー、ハム、オニオン、ベーコン、ピーマン 、マッシュルームなどの炒め物まみれで、概して脂っこいのが特徴ですが、この店は比較的しつこくないほうだと思いました。また他店ではトマトやコーンが入っていることがありますが、ここはそれらがない代わりにハムが少々多めかも。最大の特徴は他店より餡の中のコショウがややきつめでスパイシーなことかな?
 
 麺はやや太めで、炒めたせいか心持ち硬め。これは他店と大差なし。

 晩飯にはちょっとヘビーですが、相変わらず大満足の逸品でした。

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2024.10.04

丈六 キーノ和歌山店@和歌山市 ~ 中華そば(東大阪高井田風)

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 建て替えられて随分こじんまりした感じになった和歌山市駅に付設した商業施設「キーノ和歌山」の一階に立地。大阪・ウラなんばで有名な実力派ラーメン店「麺屋 丈六」の2店舗目だそうですが、本店は未訪。先客5,後客5。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「中華そば・並(900円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 ここの中華そばは「和歌山ラーメン」ではなく、「東大阪高井田風」を出す店なので注意。メニューにもその旨明記されています。といっても読まない人は読まないからなぁ(苦笑)。なお「麺硬めお断り」の注意書きあり。

 メニューは他に塩ラーメン、煮干し醤油など。なお和歌山ラーメンがウリではないのに、和歌山ラーメンに付き物の「早寿司(150円)」がメニューにあるのには驚きました。さすがに卓上には置いてありませんが。

 店内はL字型カウンター9席くらい。卓上に調味料類なし。麦茶セルフ。

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 スープはとろみが全くないサラサラ系。店内に豚骨臭が強く漂っていますが、スープは意外にも動物系の出汁ではなく、むしろかえしの酸味が前に出た感じ。「豚骨醤油」みたいなものを想像していると良くも悪くも期待を裏切られます。またルックスが黒々としている割には対してしょっぱくはないのも特徴。

 麺は心持ち太めのストレートタイプで、しっかり&もっちりとした噛み応え。最初から粗挽きコショウかかっていて、これがよく合うのでもうちょっと掛け足したくなりますが、コストカットのために卓上にコショウを置くのを止めたのなぁ?また量的には特に「早寿司」の必要は感じず。

 チャーシューは2枚ありましたが、いずれも淡白な仕上がり。他にざく切りの青ネギ、メンマ。

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2024.10.03

牛宝弁当@米沢・松川弁当部(東京駅構内「駅弁屋 祭」にて購入)

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 米沢駅で「新杵屋」と覇を競っている「松川弁当店」。どちらも牛肉メインの駅弁がウリで会社の規模も似たり寄ったりですが、もっとも松川弁当店は明治32年創業で新杵屋は大正10年創業なので松川弁当部のほうが少し先輩のようです。

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 「牛宝弁当(1500円)」は「山形の宝 至福の牛肉"米沢牛"と"山形牛"の味くらべ 適度な脂がのった肉をさっと焼き上げ、風味や脂の旨みを引き立たせた山形牛のカルビ焼肉と自慢の割り下でじっくりと煮込んだ米沢牛のすき焼きが楽しめます。」というのが松川弁当店のウリ文句。

 山形牛のカルビ焼肉と米沢牛のすき焼き風牛肉煮の合い盛りに大根としその酢漬け、玉子焼、ニンニクの芽といった構成です。

 「牛肉煮」はすき焼き風なので当然ながら味はやや甘め。一方カルビ焼肉は醤油ベースのたれに浸かってる感じでしょうか。ただ安物のカルビのようにやたら脂っぽい印象は受けず、むしろ牛肉煮のほうがコッテリ感強め。共にご飯のおかずとして十分すぎるくらい味がついているのに「塩分相当量1.5g」って」ちょっと信じがたいのですが、体には嬉しい話です。

 牛肉の合い盛りですが味わいが全然違うので飽きず、量も多くはないので一気に完食。

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2024.10.02

アジフライ2枚定食@松のや

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 「松のや」が2024年9月25日より発売中の「アジフライ2枚定食(830円)」を試食。もっともこれは新商品でもなんでもなくもはや秋の定番と化しているようで、2年前にも試食済。ただその時から90円値上がり。

 「鯵の美味しさを味わえる『さくっと』『ふわっと』を実現した逸品『アジフライ』は、真あじを使用し、とんかつ専門店ならではのサクサク感」「風味豊かな香草をたっぷり使用した松のや人気の"タルタルソース"をたっぷりつけて食べるのがおすすめです」というのが松のやのウリ文句。

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 アジフライは案外巨大で厚みがあり、2枚も食べるともうおかずには十分すぎるくらい。松のやって基本的にロースかつがウリもので、海鮮系のフライを出すのは例外的ですが、やはりトンカツで培ったノウハウは侮れないようで、「さくっと」「ふわっと」という形容は誇張でもなんでもなく、非常に心地よい仕上がり。

 また松のやはタルタルソースを推奨していますが、これだけだと飽きが来るのも早そうなので、途中から卓上の醤油であっさりと頂くのも一興。ただ「松のや」はウスターソースを置いてないので、関西っぽい食べ方が出来ないのも残念至極。かつて付いていたカットレモンがなくなってしまったのも残念。
 
 アジフライ定食自体は別に目新しくもなんともなく、「ときわ食堂」のような古典的な大衆食堂の看板メニューだったり、居酒屋のランチ営業でごく当たり前に出てきたりするもの。ただ「松のや」のような大規模チェーン店での提供は案外ありそうで無く、この出来ならなんとかレギュラーメニューにしてほしいものです。

 

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2024.10.01

【揚げ出し茄子小鉢付】さんまの塩焼定食@やよい軒

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 やよい軒が2024年9月18日から数量限定販売の「【揚げ出し茄子小鉢付】さんまの塩焼定食(960円)」を試食。「【ミニすき焼き小鉢付】さんまの塩焼定食(1190円)」も併売。今年のさんまは豊漁が伝えられていますが、それ以前は不漁続きだったせいか「数量限定」での販売になってしまいました。

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 「さんまの塩焼定食」はやよい軒の秋の定番。「こだわりのさんまは、脂が乗った三陸産を採用しました。注文が入ってから店内で焼き上げることで、焼きたてならではのパリッとした皮の香ばしさや、身からあふれる、ほどよい脂を味わうことができる「やよい軒」秋の風物詩です。大根おろしやレモンでさっぱりお召し上がりいただくのはもちろん、無料のだしサービスを利用して、お茶漬けにするアレンジもおすすめです。」というのがやよい軒のウリ文句。

 さんまは自宅で焼くにはいろんな意味で非常に面倒くさく、しかも昔のように「丸々と太った」と形容するにはにはほど遠い形状ゆえ、いろいろと面倒くさい割には美味しくいただける部分はそんなに多くはないという意味で「コスパが悪い」食材というのが個人的な評価。従って定食屋で旬のものをちょっとだけいただくことでそれなりに満足しています。さんまは塩焼きの塩気だけで十分ご飯のおかずに。

 さらに「揚げ出し茄子小鉢」は、「かつおの風味と昆布の旨味が特徴の本醸造しょうゆを使用した天つゆとサクッと揚げた野菜の相性が抜群です。」とのこと。これが実にさんまとの相性が良い。旨味が全然違う和と和のタッグマッチ。というか「ミニすき焼き小鉢付」を選ぶ方がいるのが不思議です。

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