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2024.11.04

【短感】24-25年第7節:N相模原 1-1 浦和L

 浦和のスタメンは前節千葉戦から石川→後藤、角田→丹野と2名入れ替え。監督が左SBと左SHの人選に試行錯誤中なのがよく判る入れ替えですが、石川は代表に招集されている間にコンディションでも崩したのか、いきなりベンチ外に。高橋が小破から戻ったと思えば、今度は石川が外れ、左SBは試行錯誤中なので浦和の最終ラインは面子がなかなか固定できません。

 試合は立ち上がりから浦和が相模原を押し込む時間こそ長かったものの、相模原が自陣深い位置に敷いている4-4-2のブロックを全く崩せずに時間が徒過。左サイドは共にリーグ戦初スタメンなせいかまるで連携が出来てない上に、丹野が単騎で盛んにドリブルを仕掛けるものの有効とはいえず。

 高い位置でのボール奪取から時折良い形を作りかかるものの、シュートをブロックされる場面が目立ち、シュートらしいシュートで終わったのは32分の遠藤が初めてかも。

 そして37分GKのロングキックから始まる相模原の反撃に対して、攻め続けていた浦和の守備意識が疎かになってしまったのか、後藤の対応が軽すぎてその裏に南野に走りこまれ、それでも最終ラインは3対2で浦和が数的優位だったにも関わらず遠藤の対応が緩慢すぎて大竹スルーパス→川島ゴールでまさかの失点。

 あんまりな前半を受けて楠瀬監督は丹野→藤崎、後藤→角田と代えて、栗島を左SBに配転。要するにダメダメだった左サイドをテコ入れ。これで左右の攻撃のバランスは良くなりましたが、相模原が中を固めて粘り強く守っているので崩せそうで崩せない。崩したと思いきや、最後の最後でシュートブロックされてしまう場面だらけ。セットプレーも得点の匂い皆無。

 75分くらいに業を煮やしたように「はな大作戦」を敢行。タメを作れる高橋を最前線に置いたのは相当効果があって、88分長嶋ロングフィードを最前線で高橋が収め、伊藤シュートはブロックされたもののこぼれ玉を塩越が拾って、高橋がズドン!!(正直塩越が戻りオフサイドくさいのですが)

 目先の勝ち点を拾うだけなら早々と島田に見切りをつけて「はな大作戦」に移行した方が良かったと思いますが、それでは島田が成長しないので我慢したのでしょうなぁ。ただ相模原は最下位とは思えないレベルで守備ブロックはしっかりしており、かつ集中も切れず。そんな相手を浦和は綺麗に崩すのに拘り過ぎたのかもしれません。

 「上手いだけでパワー不足」「上手いだけで火力不足」。そんなチームに戻ってしまった感のある残念な試合でした。清家がいなくなって、しかも依然菅澤・猶本と前目の主力を欠いている中でユース上がりどころかユースの子まで動員してなんとかしようというのは、さすがに無理があったかなぁ? その不足していたパワーなり火力なりを補ったのが「はな大作戦」だったわけですが。

 ただ試合後の監督会見を読むと、監督はパワープレーで目先の勝ち点を取りに行くのを良しとせず、きっちり崩し切ることに拘る、悪く言えば今季はチーム成長なり世代交代のために勝ち点をある程度犠牲にすると割り切っているようにも伺え、ちょっと辛いのなんの。

Urawal2_2024102

-----島田-----
丹野---塩越---伊藤
---柴田--栗島---
後藤-長嶋--高橋-遠藤
-----池田-----

(得点)
88分 高橋

(交代)
HT 丹野→藤崎
HT 後藤→角田(角田がCH、栗島が左SBへ)
85分 島田→岡村

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