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2024.12.31

良記餃子軒@イオンモール川口 ~ 良記餃子定食

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 イオンモール川口のフードコート内。いかにもSCで多店舗展開してそうな外観ですが、ネットで調べると北千住に本店があるだけで、他はここ川口店があるだけの模様。どういう経緯でここに出店しているのか謎。
 
 券売機はなく、店外に置かれたメニューを見て「良記餃子定食・10個(649円)」を注文。ブザーを渡されてしばし待機。

 屋号とは裏腹に餃子を前面に推している訳ではなさそうで、ラーメンやご飯もの、各種定食等メニューは実に多彩で町中華的な要素強め。

 フードコートで難儀なのは卓上に調味料がないので、配膳口の脇で予め小皿に調味料を取り分けておく必要があること。また屋号に餃子を掲げているにも関わらず餃子専用のタレがないのもちょっと残念。

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 とはいえ餃子自体はご立派な羽根つき。しかも飴も餃子の王将と遜色ない出来で、心持ち野菜多めかな?といった程度。肉々しいというほどではないにせよ、やたら野菜が多いあっさり系ではないのは大助かりで、酢醤油はほんのちょっと浸けるだけで十分ご飯のおかずになりえます。

 ご飯は量的に餃子の王将の「ライス中」よりはちょっと少ないかなあ。注文後に「ライス大盛り無料サービス」があることに気づきましたが時すでに遅し。またご飯がちょっとパサつき気味なのも残念。

 卵スープはかなり薄味でした。

 この店の難点は接客態度が非常に大陸的で愛想もへったくれもないので、そういうのを気にする方は避けた方が無難です。でも安くてそこそこ美味いことが判ったので、また他のメニューを試してみます。

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2024.12.30

【祝】松本泰志選手 サンフレッチェ広島より完全移籍加入

 本日(12/30)、松本泰志選手のサンフレッチェ広島からの完全移籍加入が公表されました。

 松本の移籍話は12/29に突如スポニチが「浦和が広島MF松本泰志(26)を獲得することが28日、分かった。複数の関係者によると、すでに合意。近日中に正式発表されるという。」と確度高めの表現で報じたのが最初で、それから日を置かずに正式合意の運びとなりました。

 近年SNSに真偽不明の移籍話を垂れ流す輩が跋扈しており、しかもそれが往々にして当たったりするためにファン・サポーター間で騒ぎになるどころか選手やクラブスタッフはじめ諸関係者に実害が出ているとの話も出始める始末でした。浦和は如何せんファン・サポーターの頭数が多いだけにそういう輩の格好のターゲットになりがちでしたが、松本の移籍に関しては国内、しかもJ1リーグ間の移籍にも関わらず、本決まり直前まで情報が漏れなかった辺りは高く評価できます。

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 松本は2017年に昌平高校から広島に加入。20年に福岡、21年にC大阪への期限付き移籍を経て21年夏に広島復帰。22年あたりからようやく出番が増えだし、今年はリーグ戦36試合2812分(うちスタメン32試合)とようやく主力級に上り詰めました。

 どう見ても育ててもらった広島に恩義ありまくりのキャリアですが、そんな松本がリーグ戦上位に定着している広島でスタメン級という立場を捨てて、長年リーグ戦では中下位に低迷中の浦和へ来る気になったのが不思議でなりません。加入コメントがあっさりしすぎていて真意は図りかねますが、松本は東松山市出身。いままで心のうちに秘めざるを得なかった「ずっと浦和が好きだった」思いが26歳になってついに溢れだしたのかも。「埼玉に帰るべき時が来た!!」。そんな天啓があったのかもしれません。

 松本は広島で3-4-2-1のCHないしシャドーをやっていたようですが、CHといっても前に出たほうが活きるタイプ、後方からの飛び出しが持ち味なタイプで、典型的なBOXtoBOX型の伊藤敦樹にかなり近いタイプ。ゆえに松本を起用した場合はグスタフソンとは縦並びで4-1-2-3っぽい布陣になるかもしれません。

 CHには安居に加えて前日柴戸をレンタルバックしたばかりですが、松本とは持ち味が全く違うのでスコルジャは相手に応じ、さらには戦況に応じてどう使い分けるのか楽しみです。またこれで来季は長期離脱等のアクシデントがない限り、渡邊や原口を無理やりCH起用せずに済みそうです。

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五味八珍 浜松駅ビル メイワン店 ~ 浜松餃子定食

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 浜松駅ビル「メイワン」の7階レストラン街内。静岡県を中心にチェーン展開している中華レストランで餃子専門店でもなんでもありませんが、本社が浜松にあることも手伝って浜松餃子をガチ推ししています。また中華レストランなのに外観・内装とも和風居酒屋っぽいのが少々不思議。入店した時は夕方の中途半端な時間帯でガラガラでしたが、17時を回ると出張族みたいなのがゾロゾロやってきて一転して盛況に。

 卓上のメニューを見て「浜松餃子定食(869円)」を注文。後払い。

 店はテーブル席主体。卓上は餃子のたれ、ラー油、ホワイトペッパー。餃子のたれのボトルがやたらデカくて目を惹きました。

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 餃子を丸く並べて、真ん中に茹でもやしを置くのが浜松流。それはともかく定食についてきた「中ライス」がえらく小さいのなんの・・・餃子の王将なら小ライスサイズくらいかも・・・その代わり玉子スープがえらくデカい!! ランチならともかく、晩飯にはこれでいいかもなぁ・・・

 五味八珍の餃子は「良質な国産豚と、国内契約農家のとれたて新鮮キャベツをふんだんに使用。厳選した小麦粉を独自のブレンドで丹念に練りこみ、薄皮で包みあげました」というのがウリ文句。

 そして味はかなりあっさり目。以前某有名店で浜松餃子を試食した際に、あんまりなあっさり味にがっかりした記憶があったので正直たいして期待はしてなかったのですが、思ったほどあっさりすぎるわけでもなくご飯のおかずに耐えうるレベルで肉汁もそれなりに感じられてちょいポジティブサプライズ。ただ「タレ無でも、美味しい浜松餃子」とまで言うのはかなり無理があると思いました。

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2024.12.29

【祝】髙橋利樹選手 浦和レッズ復帰

 昨日(12/28)、髙橋利樹選手が横浜FCへの期限付き移籍から復帰する旨が公表されました。

 髙橋は2023年にロアッソ熊本からの完全移籍加入。髙橋が浦和でのキャリア形成上非常に不運だったのはルヴァン杯グループステージの初戦でスタメン出場の機会を得たにも関わらず、いきなり故障してたった15分で交代を余儀なくされたこと。

 髙橋がコンスタントに試合に出始めたのは6月の天皇杯2回戦以降。9月以降はルヴァン杯やACLでスタメン出場する機会も増え、9月のアウェーG大阪戦では後半途中出場ながら右サイドから伊藤クロス→逆サイドから突っ込んできた髙橋ヘッドが炸裂!!という形で浦和の逆転勝利に貢献。そして結果的にこれが髙橋の2023年リーグ戦での唯一のゴールになってしまいました。

 ただスコルジャの髙橋の起用法は非常に変わっていて、髙橋の主戦場はもっぱらSH。髙橋がコンスタントに試合に出だした頃のCFはカンテが不動のレギュラーになっていた関係もありましょうが、サイドアタッカーとしての適性は全くない(=ドリブルで対面の相手をぶち抜いたり、高精度クロスを入れたりすることは全く期待できない)にも関わらずSHで起用したのは、G大阪戦でのゴールが典型なようにクロスに対して逆サイドから突っ込んでくることを期待したかもしれません。また髙橋は泥臭く走り回ることを全く厭わないので、その守備力を評価したのかもしれません。

 監督がヘグモに代わった2024年浦和の基本フォーメーションは4-1-2-3。ヘグモはWGに「とにかく対面の相手をぶち抜くこと」を要求するタイプなので髙橋WGの目は全くなく、髙橋勝負の場はCF一本に。

 ところがヘグモの髙橋への評価はあまり高くないようで、リーグ戦4試合を経てCFの一番手が興梠、その次が新加入のサンタナと思っていたら、湘南戦では興梠に代えて松尾をCFに起用する奇策(?)を披露。

 ヘグモは選手間の序列をはっきりつけるタイプ。CFが本職ではない松尾より扱いが下というあんまりな扱いにブチ切れたのか、髙橋はリーグ戦開幕後という浦和ではあまり例のない時期にレンタル移籍を志願。何と噂される「ヘグモのマネジメント下手」が招いた移籍劇だったのかもしれません。

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 残念ながら横浜FCでの髙橋のプレーは全然見ていませんが、リーグ戦31試合2065分、うちスタメン27試合と移籍直後からほぼ鉄板スタメンの座を確保。ただ後半途中で交代させられる試合だらけで、しかも3-4-2-1のCFとして起用されているにも関わらずゴール数はわずか4に留まっています。

 試合を見ていないので単なる妄想になりますが、やたら運動量があって、かつJ2だとフィジカルも十分強いという髙橋の特性から専ら最前線でのつぶれ役兼プレスマシンという消耗が激しい役回りに専念させられたのかも。

 浦和の監督は髙橋をそこそこ評価していたスコルジャに戻ったので、髙橋も満面の笑みを浮かべて浦和復帰を決断したことでしょう。髙橋は埼玉県出身で幼少期から浦和ファンなのでなおさら。スコルジャも2023年に髙橋をSH起用していたのは窮余の一策だったことを認めていますし、来季はCFで勝負させることでしょう。もっともいくら運動量があるとはいえ退団したリンセンの代わりをやらせるのは無理がありすぎで、引退した興梠に代わるベンチ要員という位置づけなのでしょうが。

 

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【祝】柴戸 海選手 浦和レッズ復帰

 昨日(12/28)、柴戸海選手がFC町田ゼルビアへの期限付き移籍から復帰することが公表されました。

 柴戸は2018年明治大学から加入。2019~2021年にかけてCHの一角としてスタメン出場する機会が多かったものの、2022年に岩尾が加入した辺りから出番が減り始め、監督がスコルジャに代わった2023年は3月8日ルヴァン杯初戦の湘南ベルマーレ戦で負傷。

 スコルジャはACL決勝へ向けてある程度メンバーを固定することを内外に公言していただけに序盤の出遅れは致命傷に。そしてその後もたまに試合に出たり、練習試合で同じ箇所個所を傷めて再離脱しているうちに時は流れ、結局この年のリーグ戦での出場はわずか8試合141分止まりに。
 
 しかもこの年唯一のスタメン出場だった第33節ホーム福岡戦ではこれでもかこれでもかとばかりの失態を繰り広げて65分に懲罰的な交代を食らってしまいました。「柴戸の浦和でのキャリアはもう終わったかもしれません」というのがその際の個人的な感想でしたが、案の定2024年はFC町田ゼルビアへの期限付き移籍になってしまいました。

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 ところが、町田では「やたら人に食いついて広範囲を走り回るボールハンター」という柴戸のプレースタイルがハマりにハマって、開幕から鉄板レギュラーに。ただ柴戸の「一人一殺」的なプレースタイルにますます磨きがかかってしまってイエローをもらいまくった挙句、第9節に早くもイエロー累積で出場停止。

 その後も何ら反省することなく柴戸のイエロー量産ペースは全く落ちませんでしたが、6月末からベンチスタート&後半途中から出場する試合だらけになり、第26節(8/11)以降はベンチにも入れなくなってしまいました。

 この扱いは傍目には非常に不可解でしたが、10/5になって「左膝軟骨損傷のため9/26に手術した」旨が報じられました。おそらく6月末からだましだまし試合に出ていたものの、やはり無理が効かずに手術に踏み切ったのでしょう。

 浦和を出された経緯が経緯で、しかも浦和の監督は柴戸を評価してなさそうなスコルジャに戻ってしまった一方、町田で出番を失ったのは故障によるもので監督の信頼を失った訳ではなさそうなことから、柴戸が浦和へ戻ってくる目はないと個人的には思っていただけに、このレンタルバックは意外でした。阿部から22番を受け継いだ者としての覚悟が感じられる、おそらく浦和を出る時以上に難しい決断だったと思います。

 浦和は伊藤が退団した後の補強がなかったので、本職CHはグスタフソンと安居しかおらず、どちらかが不在な時は渡邊や原口を仕方なく転用して凌いでいた惨状だったので、とりあえずCHの頭数を揃えた意味合いが強いレンタルバックなのかもしれません。

 柴戸のコメントから察するに怪我のためにキャンプに頭から参加できる感じではなさそうですが、「町田での一年が無駄ではなかった」とスコルジャに目を見張らせるだけの活躍ができるよう祈るばかりです。

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2024.12.28

佐藤瑶大選手 名古屋グランパスへ完全移籍

 本日(12/28)、佐藤瑶大選手の名古屋グランパスへの完全移籍が公表されました。

 佐藤の移籍話が明るみになったのは割と最近で、12/26になって日刊と報知が「名古屋が浦和DF佐藤瑶大を獲得することが決定的になった」とほぼ同じ書きぶりの記事を出したばかり。それからさほど日を置かずに正式発表の運びとなりました。

 佐藤は昨年末にガンバ大阪から浦和へ完全移籍。浦和にはショルツ&マリウスというJリーグでは突き抜けたレベルのCBが揃っており、しかも2024年の浦和はACLがないどころか天皇杯もなくて日程スカスカなので、ショルツないしマリウスが故障でもしない限りなかなか出場する機会は早々巡ってこないと思われるにも関わらず浦和でのチャレンジを選んでくれた佐藤には敬意しかありません。

 ところがショルツが第3節札幌戦(3/10)で故障してしまったため佐藤の出番は予想外に早く、それからショルツ復帰までの約1ヶ月間佐藤はCBでスタメン出場を続けました。

 佐藤の浦和デビュー時の評判は上々で、特に空中戦の強さやロングフィードの巧さには目を惹くものがあり、「よくこのレベルの選手を連れてきてくれた!」と絶賛されていました。

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 ところがルヴァン杯2回戦鳥取戦(4/24)でボール処理を誤ってなんと相手にボールをプレゼントする大失態から失点。これが佐藤の転落の始まりで、結構ポカが多い選手という見られがちになってしまいました。

 それでもショルツが突然退団したために佐藤はスタメン出場を続けましたが、アウェー京都戦(7/14)で突然ベンチ外になったのを契機に井上との立場が逆転。京都戦後の会見で「佐藤瑶大は昨日・今日と体調不良で発熱もあり、メンバー入りすることができませんでした」とヘグモは語っていましたが、その試合以降ヘグモは井上をスタメンで使い続け、後任のスコルジャもマリウスに出場停止等のアクシデントがない限り佐藤を使うことはありませんでした。

 井上もアウェー鳥栖戦での失態(ヘッドでのバックパスがあまりにも緩すぎてヒアンに拾われる)に象徴されるように割とポカが多い選手なのですが、佐藤の「最後の追試」と目された第33節アウェー福岡戦で即死級の凡ミス連発を見ると、「佐藤はもはや試合で使えるレベルではない」とスコルジャに判断されるのも仕方ないでしょう。

 またやたら人に食いついてポジションを空けがちなプレースタイルもスコルジャのようにゾーンディフェンスを仕込もうとするチームよりも長谷川監督のような一人一殺系のチームのほうが佐藤には合っていると思います。ただその肝心の一対一でやらかしてしまうのですが・・・

 プロサッカー選手として出場機会が何より大事とはいえ、たった1年で再び完全移籍の形で浦和を去ってしまうのはかなり残念に思います。特に佐藤本人が「小さいころから埼玉スタジアムや駒場スタジアムへ応援しに行っていた憧れのチームであり、何より昔からずっとプレーしたいと思っていたチーム」だと語っているならなおさら。

 ともあれ、一年間ありがとうございました。

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堀内陽太選手 栃木SCへ育成型期限付き移籍

 昨日(12/27)堀内陽太選手(20歳)の栃木SCへの育成型期限付き移籍が公表されました。

 堀内は2023年に浦和ユースからトップ昇格。しかしその年の出番は超過密日程だったにも関わらずルヴァン杯1試合たった4分のみ。

 ACLどころか天皇杯もなくて日程スカスカだった2024年の出番はリーグ戦3試合計36分、ルヴァン杯1試合12分のみに留まってしまいました。また監督がスコルジャに代わってからはベンチ入りすら出来なくなってしまいました。

 浦和は来季もスコルジャ続投が決まっているので、堀内の出番が極めて限られているのはほぼ確実。またJ1ではホームグロウン選手を4人以上抱える義務がありますが、浦和は宇賀神と武田の退団が決まっていてもなお原口・関根・松尾・照内と少なくとも4人確保済みなので堀内のレンタル移籍に踏み切ったものと目されます。

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 ユース時代は背番号10を背負うCHでキャプテン。大いに将来を嘱望されたのでしょうが、決して層が厚いとは言い難いCHでポジションを掴めませんでした。

 J2どころかJ3にすら降格制度が出来たせいか、何の実績もない若手をホイホイと受け入れてくれるクラブも少なくなり、厳しく言えば堀内は受け入れ先が見つかっただけでも幸いなのかも。

 浦和ユースから直接トップへ昇格した選手の行く末は非常にはっきりしていて、大成する選手は加入後1~2年目で早くもトップで出番を掴んでいます。逆にそこで出番がなかった選手はレンタルに出されてそれっきり。堀内のコメントからも自分が置かれている状況が極めて厳しいことを自覚している様子が伺われますが、なんとか精進して欲しいものです。

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2024.12.27

いたろう@津新町 ~ 津ぎょうざ

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 三重県の県庁所在地「津」にやたら巨大な餃子があると聞いて試食に出かけました。往訪したのは近鉄津新町駅から東へ徒歩10分弱のところにある「いたろう」。先客ゼロ、後客10。店先に餃子の幟が2本揺れていますが餃子専門店ではなく、本業はラーメン屋さん。そして客は見事なまでに近所から来たと思しきオッサンだらけ。

 卓上のメニューを見て早速「津ぎょうざ2人前(370円×2)」と「小ライス(160円)」。基本ラーメン屋なので「餃子定食」のようなものはなさそうで、ラーメンとのセットものを頼む方が目立ちました。

 店内は2人卓×6と壁際にL字型カウンター6席ほど。店内には漫画本がズラズラ。そして壁には色紙がベタベタ。卓上には餃子のタレとコショウのみ。

 「津ぎょうざ」は発祥がちょっと変わっていて、もともとは津市の学校給食に出ていた大きな揚げ餃子。それをご当地グルメに仕立て上げたのが「津ぎょうざ」だそうです。定義は「直径15cmの皮を使用」「揚げ餃子であること」といった程度のゆるーーーい縛り(苦笑)。直径15cmだと普通の餃子の5個分相当のようです。

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 餃子は圧倒的に焼き餃子派。普段滅多に食べる機会がない揚げ餃子なので最初はパリパリを通りこしてバリバリという食感でで水気がないのでビールのアテならともかくご飯のおかずには不向きと思いましたが、食べ進むと肉汁どばーーーっ!! 食べかけの餃子を網に置くと、自然と肉汁が滴り落ちるレベル。肉と野菜の旨味がこれでもかと、口の中に溢れます。この肉汁の美味さをかき消さないよう、タレはつけないほうが良さげ。

 肉と野菜の比率は餃子の王将やぎょうざの満州と似た感じでしょうか?少なくとも野菜だらけのあっさり系ではない辺りが気に入りました。そしてニラの刻みがちょい粗めなのがちょっとした特徴かも。

 大満足の逸品でした。

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2024.12.26

マルチョンラーメン本店@志布志 ~ ラーメン

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 日南線の終点志布志駅から徒歩10分弱。大型フェリーが発着する港町のニーズに応えてか、朝7時から開店しているのが特徴。往訪時はちょうど昼飯時でしたが、小さな町にどこからともなくワラワラ客がやって来て店は程なく満席になり、退店時に中待ち6。ただ回転は頗る良さげ。

 昔ながらのボタン式とタッチパネル式が並ぶ券売機で「ラーメン・大(900円)」を「麺硬め」で注文。タッチパネル式のほうは券売機で麺の硬さや脂の量などのオプションを付けられます。

 メニューはラーメンの中・大・スペシャルがあるだけで、中だと麺量150g、大225gとの表示がありました。

 着席すると早速鹿児島のラーメン屋にありがちなタクアンが出てきます。店内は縦長L字型カウンター10席と小上がりに4人卓×10くらい。卓上にはコショウ、ニンニク、塩、ラーメンのタレ(?)。

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 スープは「九州産の豚骨のみを使った無添加の自家製です。じっくり煮込み丁寧にアクを取るので豚特有の臭みがなく、旨みが凝縮。鹿児島ならではの甘みのある醤油などを合わせることで、優しい口当たりに仕上がります。」というのが店のウリ文句。あっさりしたスープながら飲み進むには甘めのかえしが若干うるさいものの、豚骨の旨みはしっかり感じられます。

 麺は自家製の中細ストレートタイプ。このスープに合わせるなら硬めにする必要は全くなかったと反省するも時すでに遅し。

 チャーシューは「香り付けのにんにくと一緒に、豚肉の美味しさを閉じ込めるよう焼き上げます。その後2種類の醤油をはじめ、厳選した調味料で柔らかくなるまでじっくり煮込む自家製チャーシュー」というのが店のウリ文句ですが、煮込み加減は割と浅め。案外厚みがあって噛み締めると肉の旨みがじんわり出てきます。

 細もやしはちょっと青臭さ残っていて少々苦手。他に刻みネギ。

 大人気なのも納得の一杯でした。

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2024.12.25

五郎家 中央駅店@鹿児島中央 ~ 五郎家ラーメン

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 鹿児島中央駅近く、南国交通バスターミナルの斜向かい辺り。隣がファミレス「ジョイフル」。先客5、後客ゼロ。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て一番人気とあった「五郎家ラーメン(900円)」を注文。

 メニューは他に「定番の白」「コク増しの黒」「ピリ辛の赤」「旨みそラーメン」「辛ネギラーメン」など。

 店内は縦長カウンター4+8席と4人卓×2、奥の小上がりに6人卓×2。椅子が硬くて低く、個人的にはカウンターが高めでちょい鬱。卓上には生ニンニクとコショウのみ。鹿児島のラーメン屋にありがちな漬物は見当たらず。

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 スープは豚骨ベースのようですが、焦がしニンニクとかえしの酸味や甘みがかなり前に出た感じで出汁の旨味はかき消されがち。また背脂も目立ちますが細切りキャベツが多いので食べている最中はさほど重たくは感じず。でも食後は胃にずっしり。

 麺は中細ストレートタイプ。最初はやや硬めに感じましたが、急速にスープに馴染んでゆきました。

 バラ肉チャーシューも味玉半個も濃いめの煮込み加減。他に刻みネギ、海苔。

 古典的な鹿児島のラーメンとはかなり違った風ですが、これはこれで一興。

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2024.12.24

炎龍@神保町 ~ 麻辣味噌ラーメン

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 東西線神保町駅を出て、白山通りから1本西側の通りを北へ。かつて「ラーメン二郎神田神保町店」「立川マシマシ」「一向」があった跡地。向かいに人気店「用心棒」あり。先客ゼロ、後客1。

 券売機は無く卓上のメニューを見て基本と思しき「麻辣味噌ラーメン(1000円)」を注文。辛さを小辛、スタンダード、極辛、炎龍の4段階から選べるので「スタンダード」で。先払い。

 他のメニューはトッピングでバリエーションをつけただけの模様。

 店内は縦長L字型カウンター8席のみ。椅子はサスペンション付きですが、サスペンションの反発力が強すぎて個人的に少々椅子が高めのまま。卓上にはラー油、黒酢、シビ辛スパイス。水セルフですが、ボトルをカウンターの背後に固めて置いてあるだけなのでチト面倒。

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 とろみがかったスープは「10時間以上かけて煮込まれ、5種類以上の唐辛子を使用した辛さとコクが自慢のスープ」というのが店のウリ文句。そして「スタンダード」だと「ほどよい辛さと旨味のバランス」との店の謳い文句通り痺れや辛さがスープの旨味をかき消さない程度に抑えられていて、辛さ耐性が高くない者にはジャストフィット。そして味噌自体は割と甘めに感じました。また相当こってりしていますが、炒め物が乗っている割には脂くささは感じず。

 麺は中太というより太麺という形容のほうが近いレベルで緩い縮れ入り。ただ少々粉っぽさを覚えるくらい硬めの茹で上がりで、いくらスープが濃厚とはいえもうちょっと茹ででも良さそうな気がしました。

 炒め物はもやしとニラだけ。炙り入りチャーシューはぱっと見だけでもデカい上に厚みも相当あって、悪く言えば基本メニューに採用するには少々オーバースペックな気も。

 人気店「鬼金棒」によく似た一杯でハズレようがありませんが、鬼門と化しているっぽいこの立地で長続きするかどうか。

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2024.12.23

いくら丼@すき家

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 すき家が2024年12月17日から発売中の「いくら丼(980円)」を試食。

 「濃厚な甘みの天然いくらをたっぷり盛り付けた贅沢な一品です。宝石のような鮮やかなオレンジ色の見た目にもご注目ください。」というのがすき家のウリ文句。

 いくら丼といえば丼ものチェーン店では「なか卯」の専売特許みたいなものですが、すき家はなか卯と同じゼンショーグループなのでなか卯の商品を水平展開しただけでしょう。となるとハズレようがありません!!

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 写真では判りづらいのですが、いくらは案外量があって丼に盛られているいくらを薄く広げるとちょうどご飯が全て隠れるくらい。すき家は大盛のごはんに並盛の3倍の量のいくらをのせた「メガいくら丼」を押していますが、それだといくらが過剰でしょっぱいだけのような気が。というか、そもそもそんなに魚卵を食べるのっていかにも身体に悪そう・・・

 わさびが別皿で付いてきますが、いくらの塩気だけでご飯を片付けるには十分で、わさび醤油はほんのちょっとアクセント的に投入すれば十分かと。また「旨だし醤油」があるなか卯と違ってすき家はただの醤油しかありませんし。

 漁港の近くにありがちな残念な店で食べる残念ないくら丼を思えばコスパは驚異的といっていいでしょう。

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2024.12.22

ときわ@越前大野 ~ しょうゆカツ丼そばセット

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 福井市から岐阜県へ向けてどんどん山奥へ分け入ったところにある大野市。非常に行きづらいところにあるとはいえ小さいながらも400年以上の歴史を持つ城下町の色合いを強く残しており、越前大野城は「天空の城」としても有名。

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 名水の地としても知られているのでランチに「おろしそば」を考えていたのですが、予定した店の臨休を食らってしまったのでやむなく近隣のこちらへ転進。外観では店の性格は判りづらいのですが、メニューを見ると蕎麦・ラーメン・丼もの・カレー・定食類等々なんでもありの地元客向けの店のようです。

 専業の蕎麦屋ではないので蕎麦に多くを期待できないと考え、大野名物とある「しょうゆカツ丼そばセット(1000円)」を注文。

 店内は昭和のレストランというか喫茶店そのまんま。おばあちゃんが一人で切り盛り。

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 しょうゆカツは広口ですがが底が浅くてサイズ的にはミニカツ丼。値段を考えるとミニカツ丼&ミニおろしそばの組み合わせは値段を考えるとしゃーないかぁ・・・

 そしてしょうゆダレは新潟のタレカツ丼に似た甘じょっぱいタイプ。ただ新潟ほどの甘ったるさは感じず、また細切り大根やかいわれを添えてさっぱり感を演出しているあたりは新潟タレカツ丼よりは好み。ただ値段的に仕方ありませんがカツは薄くて硬めの仕上がり。

 なお「足りなかったら」と別途タレがついてきますが、ご飯には十分すぎるくらいタレはかかっていました。

 ミニおろしそばは意外にも悪くはなくコシもしっかり。大根おろしがあんまり辛くないのはあえてそうしてあるのかな?他に薬味として鰹節、刻みネギ。

 スクランブルで入った割には悪くありませんでした。

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2024.12.21

越前かにめし 四季めぐり@福井・番匠本店

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 福井駅開業から6年後の1902年から駅弁を売り出している老舗「番匠本店」。その看板商品はいうまでもなく「越前かにめし」ですが、そこににちょっと加えて季節感を演出した「四季めぐり(1600円)」というのを購入。今秋バージョンは栗と野沢菜でした。

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 かに系の駅弁としては「かに寿司」が多いのですが、番匠本店のかにめしは公式サイトによると「かにみそなどを炊き込んだ、炊き込みご飯に仕立ててあります。ズワイガニや紅ずわいがにのかに身をたっぷり乗せることで、具やご飯とともにかにの魅力を存分に味わっていただけます。」「かにの長い足につまった肉は定評の味であり、ずわいがにの雌(通称:せいこがに)は小さいながら、その赤肉・卵巣・みそは雄以上の珍味として喜ばれています。『かにめし』は、ズワイガニの雌の内臓をほぐして炊き込んだご飯に、紅ズワイガニとズワイガニの身を敷き詰めた、かに独特の風味を生かして調理されたお弁当です。」というのがウリ文句。

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 饒舌なウリ文句に嘘はなく、ズワイガニや紅ずわいがにのかに身の美味さでぐいぐい押しまくる逸品。ご飯も単純な白米ではなくほんのり薄味ながらも炊き込みご飯なのがかにの美味さを引き立てるのに一役買っています。そして「かにすし」と違って駅弁にしては駅弁にしては塩分が破格に低い(0.9g)のも嬉しいところ。

 とはいえ、単調さは否めないので野沢菜が良いアクセントに。ただ甘ったるい栗はご飯のおかずとしてはあまり好きでないんだよなぁ・・・(ゆえに栗ご飯も好んでは食べない)

 そして食べ終わってから刻み海苔が別袋で付いていることに気づく大失態!! これをふりかけていたら単調さは免れたかもしませんが、すべては後の祭り。

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 なお福井駅は新幹線ホームに入ってしまうと蕎麦屋があるだけで売店は一切ありませんが、「かにめし」の自販機があるのにはびっくり!!

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2024.12.20

扇屋@山形 ~ 冷たい肉そば

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 山形の衰退著しい往年の繁華街「七日町」に立地。もともと天童にあった店が2023年12月にこちらへ移転したようですが、不動産屋が再開発したばかりっぽい建物の中に収まっているのには意表を突かれました。先客1、後客10。客層は地元民と出張族が半々みたいな。

 店内のタッチパネル式券売機で店のウリである「冷たい肉そば(950円)」を注文。これが非常に使いづらくて「冷たい肉そば」というボタンは存在せず、「肉そば」のボタンを押してから「冷or温」を選ばせる仕様なのには参りました。なお山形の蕎麦屋にありがちな「中華そば」も用意。

 店内は壁沿いにカウンター3席と2人卓×4、4人卓×3、島式カウンター6席。卓上には塩、ホワイトペッパー、一味、七味。水セルフ。温かいおしぼりサービスあり。平日ライス無料サービスあり。さらにあんまんも一人一つサービス付き。

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 冷たいと言っても山形名物「冷やしラーメン」にありがちなように氷が浮かんでいるわけではなく、つゆの美味さを損なわない程度の冷え具合。またこれまた「冷やしラーメン」にありがちなやたら濃い味ではなく、鶏出汁の美味さがはっきりと判る優れもの。

 麺は太目かつ硬めの仕上がり。しっかりと噛みしめながら食べ進みましたが、この出来ならざるそばでも十分楽しめそう。

 鶏肉は国産親鳥もも肉・むね肉の2種を使っているようですが、これまたいずれも硬め。ただおもっきし噛みしめないと旨味が出てこない訳ではなく、やや濃い目に煮込まれてることもあってご飯のおかずに最適。他に刻みネギ。

 山形駅からちょっと距離があるのが難ですが再訪の価値は十分あり。

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2024.12.19

ヨーロッパ軒敦賀分店@敦賀 ~ パリ丼

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 敦賀の食といえば見逃せないのが「ヨーロッパ軒」。福井に総本店がありますが、敦賀にも何店か店を出しています。ヨーロッパ軒敦賀分店は敦賀駅から北へ徒歩20分くらい。敦賀港に比較的近い、かつては繁盛したであろう商店街の中に建っています。ちょっと駅から遠いせいかここに来るのは初めてで、これまで専ら駅前店を利用していました。

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 ビルの外観はレストランというより昭和のラブホ(苦笑)もっとも普段レストランとして使っているのは2Fだけで他は宴会場や事務所のようです。11時の開店10分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに10人くらい三々五々やって来て、退店時にはほぼ満席に。店内はテーブル席主体ですが、外観とは裏腹に座敷席も!!

 半年前に福井のヨーロッパ軒総本店で「カツ丼」を食べたばかりなので、今回は「パリ丼(990円)」を単品で注文。他客の様子を見ていると、ただの洋食屋よろしく「Aランチ」を注文している地元客っぽい方もちらほら。

 「ヨーロッパ軒」の公式サイトによるとパリ丼とはトンカツの代わりにメンチカツを乗せたメニューで、「肉汁たっぷりのメンチカツが、ヨーロッパ軒特製ソースと絡み合うと何とも言えない美味しさが、口いっぱいに広がり、一度味わうと、虜になるお客様も大勢おります。」というのがウリ文句。

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 「カツ丼」だとカツがでかすぎて蓋が閉まりきらない!という演出が施されていましたが、「パリ丼」は蓋が完全に閉まった状態で登場。

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 肉汁たっぷりのメンチカツは確かに美味いことは美味いのですが、ヨーロッパ軒の最大の特徴といえばウスターソースの美味さ。あっさり目で辛くはなく、むしろやや甘め。そしてソースよりも香辛料がやや正面に出る按配。このスパイシー加減が絶妙で、それゆえに他のソースカツ丼と隔絶しているような気がしますが、「パリ丼」だとメンチカツ自体の旨味とジューシーさでウスターソースのスパイシーさがかき消され気味。ゆえに最初に食べるならやっぱ断然「カツ丼」でしょう。

 野菜類等箸休めになるものが全くなく(おしんこはしょっぱくて箸休めにはちょっと力不足・・・)、若干しつこめで単調な味付けのものを食べ続けていると急速に飽きがきてしまうあたりは「カツ丼」と同じ。ミニサラダがつくセットものにすべきだったと後悔するも時すでに遅し。またなぜかご飯がパサつき気味だったのも箸が止まり勝ちになる一因になったかも。

 さらに言えば、敦賀系のヨーロッパ軒は敦賀分店も駅前店も福井総本店より量が多い気がしました。次回は「ミニ」で十分かなぁ・・・

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2024.12.18

武田英寿選手 ベガルタ仙台へ完全移籍

 本日(12/18)、武田英寿選手のベガルタ仙台への完全移籍が公表されました。

 武田の移籍話は事前の噂レベルですらなく、今朝仙台の地方紙「河北新報」にいきなり登場。それから半日も経たないうちに正式発表の運びとなりました。

 武田は昨年末に水戸ホーリーホックへの育成型期限付き移籍から復帰してわずか1年しか浦和に在籍せず、あっさり仙台への完全移籍になってしまったので驚かれた方も少なくないようです。

 武田は2020年に青森山田高校から浦和に加入。その年はほとんど出番がなく、リーグ戦では大槻監督の退任も決まって純然たる消化試合と化した最後の3試合でようやく出番を得るに留まりました。
 
 しかし2021年は一転して終盤投入ながらも開幕戦から出場機会を掴み、第7節鹿島戦で突如採用した4-1-4-1というか武藤ゼロトップシステムのIHの一角でスタメン出場して大暴れ。ところが第9節徳島戦で試合開始早々負傷退場を余儀なくされたのがケチのつけ始め。今にして思えばこの怪我が武田のキャリアに大きく響いたかもしれません。

 武田が長い武者修行の旅に出たのは2021年7月末から。武田は琉球ではリーグ戦15試合に出場し、うちスタメン12試合とそれなりに期待され、2ゴールと結果も出しましたが、後半早い時間帯に代えられてしまうケースが非常に多くて出場時間は計909分に留まりました。
 
 そこで翌年近場の大宮へレンタル先を変更しましたが、これが泥船に乗せたような恰好になってしまって大失敗。リーグ戦31試合に出場したもののスタメン出場は15試合に留まり、終盤の短時間出場に留まる試合が目立つようになった結果、出場時間は1402分と一試合あたりの出番は前年より減ってしまいました。
 
 さすがに泥船に乗せたままなのは拙いと思ったのか、2023年はレンタル先を水戸へ変更。水戸からのオファーは2022年にもあって2年越しのオファーが実ったようですが、濱崎監督のもとで武田の才能がついに開花。リーグ戦38試合に出場し、うちスタメン出場35試合。フル出場も一気に増えて出場時間も2981分と一気に伸びて水戸の鉄板レギュラーに上り詰めました。

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 そして今年ようやく満を持して浦和へ戻ってきましたが、残念ながら天皇杯がない不運もあって武田の出番は少なく、リーグ戦14試合計405分(うちスタメン4試合)、カップ戦2試合に留まりました。またその出番のほとんどはヘグモ時代のもので、監督がスコルジャに代わってからはベンチ入りもままなりませんでした。

 出番は限定的でしたが、それでも今年の武田は第19節ホーム鹿島戦で九分九厘負けていた試合を終盤自らのの2ゴールで同点に追いついたのがあまりにも印象深く、十分浦和に爪痕を残したと言っていいでしょう。とにかくGKの意表を突いたようなFKはお見事でした。

 怪我人続出&鹿島戦の活躍もあって武田はその後3試合連続でスタメン起用されましたが、ドリブルが武器ではないのでSHに置くとただのクロスマシンになりがちで、かといってトップ下に置くと強度不足が目立って4試合目のスタメンだった第24節ホーム札幌戦では前半限りで交代の憂き目に。スコルジャ体制下でほとんど出番がなかったのはプレー強度の低さがより一層問題視されたものと思われます。

 以前水戸の試合をいくつか見て個人的に気になったのは後方で王様然としてパス出し、組立に専念する様がなんか岡山時代の矢なんとかとそっくりだったこと。矢なんとかは結局J1では使い物にならずに何処かへと流れてゆきましたが、武田がその轍を踏まないように祈るばかり・・・と思っていたところ、残念ながらその懸念が現実のものになってしまいました。

 仙台が移籍金を払ってまで武田を獲得するという話は出ていませんが、23歳で単年契約とも考えづらいので、以前からの複数年契約が今年末で終わりだったのでしょう。そして武田は生まれ育った仙台の地での再出発を選びました。J2ならかなり頼りになるMFなのは水戸で証明済なので、伊藤涼太郎に続いて「浦和が逃がした魚は大きかった!!」という話になるかもしれません。ともあれ、武田のサッカー人生に幸多かれと祈るばかりです。

 

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復刻版かしわめし@鳥栖・中央軒(博多駅構内「駅弁当」にて購入)

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 博多駅構内「駅弁当」で鳥栖・中央軒の「復刻版かしわめし(780円)」を購入。鳥栖の駅弁と言えば「焼麦(しゃおまい)弁当」のほうが有名で、また「かしわめし」と言えば折尾駅のほうが有名な気もしますが(苦笑)。

 また「復刻版」というのは掛け紙のことを指していると思われますが、戦前のいつ頃のものを復刻したのか判然とせず。

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 かしわめし(鶏スープの炊き込みご飯)を鶏フレーク、錦糸卵、刻み海苔で覆っただけの超シンプルな一品。一応トリコロールですがルックスは至って地味。漬物は大根人参焼酎漬け

 かしわめしはほんのり甘みがあるもののわりと薄味。割と濃いめに煮込まれた鶏フレークがあるエリアはともかく、錦糸卵や刻み海苔しかないエリアはちょっと薄味すぎるので付属の海苔佃煮や鶏フレークを少々混ぜて塩気を補強。

 超シンプルながら、それでいて飽きが来ない逸品でした。

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2024.12.17

天金 四条店@旭川 ~ 正油ラーメン

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 旭川駅前から伸びる大きな通り沿いを直進。四条通りの手前で右折。旭川でも屈指の人気店で夕方の往訪でしたが、店内は既にほぼ満席。ただ店に着いた頃がピークだったようで後客6。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「正油ラーメン(1000円)」を注文。後払い。

 メニューは他に味噌、塩など。

 店内は4人卓×5、2人卓×1、さらに島式カウンター4席。あまり広くはない店内に座席を目一杯設けた感じ。卓上にはコショウと一味。

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 スープは豚骨&鶏ガラベースで、その上にたっぷりとラードが注がれているため、スープは最後まで熱々。ただこってりした出来の割にはくどさは感じられず。またかえしがややきつくて飲み進むのはしんどいもののライスを欲するほどではなく、全体のバランスが非常に良いと思いました。

 麺は並太の縮れ麺で、旭川らしい水気の少なそうな少々パサついた食感が特徴。スープとの相性も文句なし。大盛り頼んでいる方が目立ちましたが、個人的には特に少ないとは思わず。

 具は薄くて小さめのチャーシュー、刻みネギ、メンマ。諸物価高騰の折りとはいえ、具の質・量からすれば千円はちょっと割高で観光地価格かなぁ・・・美味いことは美味いのですが。

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2024.12.16

シン・浦和レッズの真実2024(4・完) ~ 夢幻に過ぎなかったFB本部主導のチーム作り

シン・浦和レッズの真実2024(3)から続く

 この稿は反省文を読んでの感想でもなんでもありません。今季迷走に次ぐ迷走で開幕当初の期待を大きく下回るどころか残留争いに片足を突っ込んでしまったことから来るFB本部への妄想的疑念の表明です。

 2019年12月に浦和は「フットボール本部」を立ち上げ、それから5シーズンが経過しましたが、残念ながらリーグ戦の戦績は依然としてACL出場圏内に届かず、概して中下位を彷徨い続けています。

 FB本部設立時に「チームの柱となるべき一貫したコンセプトがないため、監督選び、選手選びの基準、サッカーのスタイルがその都度変わり、短期的な結果を求め、求められてきた」のが浦和の最大の問題との認識から、「浦和の責任」というキーコンセプトをベースに、

・個の能力を最大限に発揮する
・前向き、積極的、情熱的なプレーをすること
・攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーをすること

という3つのコンセプトを掲げました。

 そしてこのコンセプトに沿ってFB本部が監督を選び、FB本部主導で選手を揃える。監督の要望は聞くけれども基本はFB本部が揃えた選手でやってもらう方向でチーム作りを進めてきました。

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 FB本部の掲げる理想は非常に崇高であり、是非ともそうありたいと思いますが、その結果はありていに言って悲惨でした。

 個人的な結論を要約すると「3つのコンセプトをチームに実装するのに失敗しつづけた」ということになりましょうか。

 監督選び一つとってもリカ→スコルジャ→ヘグモ→スコルジャの間に「外国人監督である」こと意外に連続性を見出すのは難しいように思えます。大槻とリカの間に「幻のチョウ・キジェ招聘計画」があったという噂もあって、それはもう連続性どころか巨大な断層でしかないでしょう。

 そして監督選びに右往左往した弊害が今季の「2023シーズンに構築した強固な守備に、攻撃面での改善を上乗せする」方針の蹉跌となって顕在化したものと思われます。

 FB本部主導のチーム編成も成功したとは言い難いでしょう。ギアクマキス招聘失敗みたいな「狙っていた選手が取れなかった」のは強化部がどんな体制であっても起こりうる話なので個人的にはあまり責めません。残念なのはリカ体制時のユンカーや、今季のサンタナに象徴されるように「優秀な選手だが監督のニーズにマッチしていない」選手が少なくないこと。この5年間FB本部主導でチーム編成に継続性を持たせるメリットよりも監督のニーズにマッチしない選手が出がちというデメリットのほうが強く出た気がしてなりません。

 さらに今季は西野トンズラ事件で「浦和の責任」というキーコンセプトすら薄っぺらいものに成り下がりました(苦笑)。

 その結果「5年半も何もかも監督に丸投げして、監督のニーズに応じて選手も揃えた2012~2017年のミシャ=山道体制のほうがリーグ戦の成績はずっとマシだった」という悲しい話に。もっとも山道氏はアフター・ミシャについてノーアイデアで、「監督選びの大方針の無さ」が祟って浦和は以後大迷走してFB本部設立に至る訳ですが・・・

 「3つのコンセプトをチームに実装するのに失敗しつづけた」原因は残念ながらFB本部に人材を得なかった、さらには組織的なバックアップもまだまだ足りなかったということでしょう。この辺はCFGのサポートを受ける横浜Mに大きく劣後しており、ひょっとするとRB傘下に入った大宮の後塵を後々拝するかもしれません。

 とはいえFB本部を作ったことで、監督人事の最終責任までサッカーど素人の社長に負わせていた浦和暗黒時代よりはマシになったとは思います。個人的にはチーム編成は極力監督の意向を尊重する形に戻し、FB本部は監督の評価ポイントを明確にして、監督選びでブレまくらないことに注力すれば良いのにと考えます。言い換えれば「3つのコンセプト」では抽象的すぎて監督の評価基準になっていないのがFB本部の失敗の一因になっているかと。

 長々と妄想を書き連ねましたが、これもボケ防止の一環としてご了承願います。「この稿自体がボケている!!」とのご批判派免れないかもしれませんが(自嘲)

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2024.12.15

シン・浦和レッズの真実2024(3) ~ スコルジャ再招聘とは何だったのか?

シン・浦和レッズの真実2024(2)から続く

 今般の反省文で最も釈然としないのは再招聘したスコルジャへの評価があまりにもあっさりしていること。

 監督交代時に堀之内SDから発せられた「ファン・サポーターのみなさまへ」によれば、「始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません。」「成長の方向性を継続することと、成長のスピードを上げることの重要性を再確認し、そのための手段としてこのタイミングでの監督交代という決断を下しました。」と監督交代のやむなきに至った理由を説明しました。

 ところが「最初の4試合で面白くはないかもしれないがとにかく勝ち点を積み上げる」とスコルジャが再就任時の会見で披露していた目論見は外れたどころか、第31~34節でまさかの4連敗を喫して残留争いに本格参戦。次のホーム柏戦ラストプレーでPKを獲得して勝ったのが効いて辛うじて降格圏転落は免れましたが、星勘定だけ見れば成長曲線はさらに下方へ屈折し、監督交代はとても成功したとは言い難い結果に終わってしまいました。

 単に星勘定が残念だったのみならず、監督が代わっても「2023シーズンの守備と2024シーズンの攻撃とがトレードオフの関係性になっているような状態」から一向に抜け出せませんでした。「2023シーズンに構築した強固な守備に攻撃面での改善を上乗せする」という方針を継続するとのFB本部の大方針は完全に未達に終わりました。

 さらにFB本部が掲げる以下の3つのコンセプト

・チーム:攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレー
・個:個の能力の最大限発揮
・姿勢:前向き、攻撃的、情熱的なプレー

について反省文で随分尺を取って説明していますが、要するにどれ一つ取っても満足できる結果は得られなかったことをFB本部も認めざるをえないようです。

 これでは「FB本部は単に2023シーズンの好成績を評価して『スコルジャが戻れそう』という話に飛びついただけではないのか??」と評されて仕方ないでしょう。

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 もっとも再招聘に応じたスコルジャの戦績が振るわなかったことについて監督ばかり責めても仕方ないかと。、そもそも夏の移籍期間が終わった後の監督交代だったのでスコルジャの好みにあった選手を補強しようにも補強できず、スコルジャは既存の手駒でなんとかせざるを得なかったため、こんな残念な結果に終わってしまったと考えるほうが自然でしょう。昨冬にそれなりに補強してもらったのに自分で選手を次々と壊して成績不振に陥ったヘグモよりは監督の責任は軽いかもしれません。

 またスコルジャの三ケ月の評価がえらくあっさりしているのもFB本部も自責の念があって「スコルジャはJ1残留さえ達成できれば合格!!」と考えたが故なのかもしれません。

 そしてスコルジャもとんでもない悪条件下で再招聘に応じたことを判っているのか、就任早々の会見で「次の移籍のウインドーは非常に重要になってきます」とFB本部にくぎを刺しています。FB本部もその期待に応じるべく早々に色々と動いているようですが・・・

シン・浦和レッズの真実2024(4・完)へ続く

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2024.12.14

シン・浦和レッズの真実2024(2) ~ 西野トンズラ&主力選手大量流出

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シン・浦和レッズの真実2024(1)から続く

チームをサポートするべきフットボール本部においても、チームの強化・編成責任者の交代という体制変更がシーズン途中に行われたことにより、選手やチームスタッフに動揺を与えるなど、十分なサポートができなかったと考えております。

 西野TDの退任、しかもライバルチーム=横浜Mのフロント入りというニュースはやはり相当の衝撃だったようです。4/15の公式声明時には、堀之内SD誕生は西野TDの退任とは直接関係なく「クラブ主導での方向性の維持と継続的な取り組みを、個人ではなく組織で実現していくことを基礎に据え」るために事前に後継者育成の準備が進められていたと語っていましたが、西野トンズラのダメージは深かったようで、反省文でも

新体制下で臨んだ、夏のウインドーを始めとしたシーズン中のチーム編成においても、重要な役割を担っていた主力選手が複数名退団したことに対し、シーズン途中で加入した選手が十分な出場機会を得られないなど効果的な補強が行えず、このことが成績不振のもう一つの要因になったと考えております。

と、そのダメージのデカさを率直に認めています。

 情報網&分析手法の整備から始めなければいけなかった浦和から、そんなものはCFGがとっくに整備している横浜Mへの転進なので、西野個人にとってはどこからどう見てもポジティブなジョブチェンジです。従って今般のジョブチェンジを「今時よくあること」、「西野TDを満足させられるような環境なり、ジョブなり、給与なりを提供できなかった浦和が悪い」とドライに受け止める方も少なくないようです。

 でも「浦和を背負う責任」という言葉を盛んに嘯いていた西野がシーズン半ばにして浦和を退任してよりによってライバルチームへ「浦和の諸君、また会おう!!」とばかりにトンズラするのって、個人的にはどうも釈然としません。「浦和を背負う責任」ってそんなに薄っぺらな言葉だったとは・・・

 そしてこの惨事を受けてシーズン途中にFB本部の強化に着手、具体的には「4月に着任した堀之内 聖スポーツダイレクターをサポートするスタッフが複数名加入」したようですが、その成果は今冬のオフに問われることになりましょう。

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 西野トンズラもさることながら、より短期的な視点で大ダメージになったのは相次ぐ主力選手の相次ぐ退団。酒井・岩尾・ショルツが相次いで夏の移籍期間を待たずにチームを離れてしまったのはとにかく衝撃的でした。酒井はすっかり故障がちになってパフォーマンスもガタ落ちになっていましたし、岩尾も安居との競争に負けてスタメンから外れつつあったので移籍金を受け取れるうちに移籍を認めるのは判らなくもありません。しかしショルツの移籍はあまりにもショックでした。

 反省文で「2025シーズンへ向けて」の課題として

守備面においては、ディフェンスラインの統率に加え、チーム全体を鼓舞できる強いリーダーシップを持ち、プレーにおいても文字通り「壁」となるような、存在感を発揮できる選手がチームにとって必要であり、そうした選手の獲得を2025シーズンに向けた選手補強における重要なテーマに置いています。

と語っていますが、「それってショルツのことじゃないのか???」と誰もが思ったことでしょう。

 堀之内SDによる離脱経緯説明によると、酒井や岩尾と違ってショルツは「強く慰留に努めました」とのことですが、「浦和レッズというクラブが現在持ち得ている全ての力をもってしても阻止することはできませんでした。」とあるのは金銭面で中東勢に全く太刀打ちできなかったことを遠回しに表現したものと思われます。

 浦和が設定した移籍金を満額ポンと支払われたとしてもショルツ本人が移籍を希望しなければ移籍は成立しません。しかしショルツは「本人の異文化へのチャレンジ欲求」という傍目にはよく判らない理由で移籍に応じてしまいました。酒井・岩尾・ショルツと主力選手の移籍が相次いだ原因にヘグモ更迭の一因として囁かれる「マネジメントの失敗」があったのかもしれませんが、この辺は邪推の域を出ません。

 そして極め付きは伊藤の移籍。酒井からキャプテンを引き継いだばかりなのにあっさり移籍。日本代表に入るか入らないかレベルの選手がJリーグに残ること自体異例なご時世とはいえ、「浦和の責任とは何だったのかパート2」としか言いようがない悲しい事件でした。しかも移籍したタイミングも悪くてFB本部にはなすすべもありませんでした。

 加えてなんだかよく判らない移籍劇の連続で得た大金は眠ったまま2024シーズンは終わってしまいました。

シン・浦和レッズの真実2024(3)へ続く

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2024.12.13

シン・浦和レッズの真実2024(1) ~ 木に竹は継げず、竹に木も継げず

 公式戦終了後1週間も経たないうちに、浦和フロントから”ファン・サポーターのみなさまへ「2024シーズンの振り返りと2025シーズンに向けて」”と銘打たれた反省文がリリースされました。

 日程スカスカだったにも関わらずリーグ戦は13位に終わるという結果が残念だっただけでなく、主力選手の大量流出、強化責任者のトンズラ、夏の補強の失敗、そして謎過ぎるタイミングでの監督交代とFB本部の失態が相次いだ一年だっただけに、多大な批判が入ることを予想して早くから時間をかけ、練りに練って用意周到に作成されたことが伺われる長文の反省文でした。

 とはいえ、クラブや関係者の内部事情をすべて記す訳にもいかないせいか隔靴掻痒の感がある部分、あえて触れてなさそうな部分があるのも否めません。

 そこでそのモヤモヤ感を多少なりとも解消すべく、反省文を読んでの個人的な感想を五月雨的に備忘録代わりにだらだらと書き連ねておくことにしました。個人的な感想なので多分に断片的な事実を妄想に妄想を重ねて繋ぎ合わせている側面がある点についてはご了承願います。

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2024シーズンにおけるチーム強化の大方針は、「2023シーズンに構築した強固な守備に、攻撃面での改善を上乗せする」というものでした。

 今年の浦和の大低迷はこの「上乗せ」に大失敗したことに尽きましょう。浦和も「フットボールにおいて守備と攻撃は不可分であり、機械的に「2023シーズンの守備+2024シーズンの攻撃」という組み合わせを実現することができないことを理解しつつ」とこの課題の難易度が高いことは判っていたようですが、案の定というかなんというか大失敗に終わりました。

 大失敗の主因はスコルジャとヘグモの持ち味が違いすぎたことに尽きましょうか。守備のやり方一つとってもスコルジャは低い位置に守備ブロックを敷いて待ち構えるのが得意なのに対し、ヘグモはハイライン&ハイプレス志向。従ってヘグモ流がチームに定着するには長い時間を要することは容易に予想できました。

 ところが残念ながらシーズン序盤から怪我人が大量発生。これはヘグモが「日々負荷の高いトレーニングメニューを用いながら、若手、ベテランを問わず全ての選手に対して100%以上の知力、体力をもってトレーニングに取り組むことを求め」た結果なので、運の問題ではありません。昨季の過密日程でボロボロになった選手のコンディションを弁えずに負荷の高いトレーニングを課したのが失敗のもとでしょう。

 その結果「メンバーを固定して闘うことができなかったことにより、闘い方の積み上げを図れないままに試合数を重ねることとなり、得点と失点が同時に増え勝ち点が停滞する」結果に陥りました。スコルジャの築き上げた堅守は雲散霧消した代わりにビルドアップは格段に上手くなったのでやたら点が入る試合は増えてエンタメ的には悪くなかったのですが・・・

 ただヘグモの失敗を考えるにあたって鳥栖戦の前の会見(8/5)でヘグモが「レッズに来たとき、クラブとして最もやりたかったことが攻撃の発展でした。ですので、スタートから攻撃により時間を割くようにしました」と語ると同時に、「私も基本的にどのチームに行ってもまずは守備から始めます。そこで堅固なプラットフォームを作ります。」と語っていたのが気になりました。

 FB本部が「攻撃面での改善を上乗せ」するのを焦るあまりにヘグモに過剰な注文をつけたのが失敗の遠因ではないのか?ヘグモの好きなようにやらせていたら、ここまでの惨状には陥らなかったのではないか?怪我人が大量に出るのは同じだったでしょうが、なんか失敗をすべてヘグモのせいにするのもなんかおかしい気もします。

 そして「2023シーズンに構築した強固な守備に攻撃面での改善を上乗せする」という方針を継続すると称して、FB本部はヘグモを更迭してスコルジャを再招聘しましたが、今後は失点が減った代わりにヘグモの最大の遺産=ビルドアップの巧さが雲散霧消。シーズン中に「上乗せ」に2回失敗したのですから、そりゃ13位で終わるのも当然でしょう。FB本部の立てた大方針と監督選びのミスマッチがもたらした惨状。今季の浦和の大低迷の原因はそれに尽きます。

シン・浦和レッズの真実2024(2)に続く

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2024.12.12

【短感】24-25年第5節:浦和L 2-1 C大阪L

 AWCL参戦の影響で後送りになっていた第5節C大阪戦。浦和はクラシエカップ準決勝を広島R相手に長崎で120分闘って負け、それから遠距離移動を挟んで中2日というこれ以上ない悪条件下での試合でした。

 にも関わらず、浦和のスタメンは池田→福田、塩越→藤﨑の2枚入れ替えのみ。GK池田はカップ戦で「ニアをぶち抜かれ、ビルドアップでまさかのボールロスト、CKで飛び出してパンチングしきれず」と失態の連続で準決勝敗退の主因になってしまったので、ここで福田に代えられるのは仕方ないでしょう。

 一方塩越のベンチ外は試合後の監督コメントによれば「本当に疲労がたまっているのと、回復が間に合わなかった」とのこと。長嶋のベンチ外も同じ。

 コンディション面では圧倒的に不利でしたが、それでも浦和は立ち上がりから一方的にボールを支配してC大阪を自陣に押し込み続けました。しかし残念ながらそこからこれといった決定機を作れず、試合開始早々に角田が放ったミドルシュートが惜しかったくらい。

 しかし、11分角田CKからの流れでこぼれ玉を拾った石川が後方へ戻したボールを角田が遠目からぶち込んで浦和先制!!

 その後も浦和はC大阪を自陣に押し込むもののただそれだけという試合展開は変わらず、23分C大阪がこの試合初めて人数をかけて攻めに出たところで、中谷のシュートを福田がキャッチしきれずにボールはゴールマウスへコロコロ。しかし、ゴールラインを割る寸前で福田が回収して事なきを得ました。

 後半になっても戦況に何の変わりもありませんでしたが、51分センターサークル付近からの石川FK→高橋がヘッドで落としたボールを島田が拾って追加点!!

 ところが後半も半ばを過ぎると浦和も疲労の色が濃くなって高い位置でボールを回収できず、プレス網をあっさり突破される場面が目立ち始めました。62分に藤﨑に代えて高塚を投入した効果も全くありませんでしたし。

 そして70分FKをファーでヘッドで折り返されたのを契機に失点。福田のポジショニングも怪しげでしたが、試合後監督が怒っていたのは福田ではなく、「やってはいけない時間帯にセットプレーを相手に与えてしまう」こと。名指しはしませんでしたが、角田が後方から相手を押してファウルを取られたことを指しているのでしょう。角田は同じようなファウルを自陣深い位置で終盤やらかしていましたし。

 終盤の浦和はヘロヘロで前にボールを蹴りだすだけに。それでもチーム全体で「なりふり構わず逃げ切る!」と意思統一出来ているのが奏功して、ヨレヨレ状態ながらも逃げ切り勝ち。

 コンディション面で大差があることを考えれば「勝てばよかろう!」な試合になってしまうのは致し方ないでしょう。エンタメとしては非常に寂しい試合内容でしたが、ベンチメンバーは若手だらけ(16歳の平川すらベンチ入り!)で競った試合でも安心して投入できる選手がいないので、選手交代で戦況を変えようにも変えられない辛さ。しかもカップ戦準決勝では若手を投入して却って少しリズムが崩れたという反省もあったようですし。

 怪我人が多い上に「戦術兵器清家」に代わるチーム戦術は依然として確立される感じはせず、ボール保持は「相手からボールを取り上げているので失点は少ない」以上の意味が見いだせないまま年内のリーグ戦は終了。

 それでも首位ベレーザと勝ち点1差の3位にいるのはリーグ戦再開時に怪我人復帰という上積みが期待できることを思えば悪くはないかと。

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-----高橋-----
藤﨑---伊藤---島田
---柴田--角田---
栗島-後藤--石川-遠藤
-----福田-----

(得点)
11分 角田
51分 島田
70分 米田(C大阪)

(交代)
62分 藤﨑→高塚
90+2分 島田→西尾

 

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2024.12.11

寿苑@川口飯塚 ~ 玉子チャーハン

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 川口駅西口から線路沿いに南へ。荒川土手が迫ろうとするエリアにあり、対面に川口セレモニーあり。アパートの1Fにあり、アパート全体をリニューアルでもしたのか外観は小奇麗ですが、中は結構年季が入っていてギャップがあります。先客、後客ともゼロ。

 卓上のメニューを見て「玉子チャーハン(600円)」を注文。後払い。

 メニューは上半分が麺類(15種類)で、下半分が定食などご飯もの(11種類)といったところ。ラーメン単品で500円、ラーメン+半チャーハンで600円とシンプルなメニューが極端に安い一方、定食類は700~850円で割と安いといった程度。

 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上にはソース、醤油、酢、ラー油、コショウ。店は爺さん婆さんで切り盛りしているようですが、暇な時間帯のせいか働いているのは専ら爺さんでした。

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 おおおお!!!玉子チャーハンがまさかふわとろの玉子が乗った形出てくるとは!!てっきりごくフツーのチャーハンに炒り卵が多く混じった状態で出てくるものと思っていただけに完全に意表を突かれました。

 チャーハン自体は適度にしっとり。ラーメンのサイドメニューとして最適化されたせいかやや薄味なので、時折中華スープを含んでちょっとだけ塩気を加えながら食べ進みました。コショウをちょっと足してみると、これも良い感じに。

 店の性格が判ったので他のメニューを試してみます。

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2024.12.10

麺と夢@田端 ~ 中華そば

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 田端駅北口改札を出て陸橋を東へ。東田端郵便局の裏辺り。尾久へと延びる東北本線に挟まれた雑然とした一角に立地。「吉岡」のリニューアル店で先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華そば(950円)」を注文。並盛・大盛同料金なので大盛にしました。

 メニューは濃厚トリトン、トリトンつけ麺の基本三本立てで、往訪時は限定メニューの販売なし。

 店内は吉岡時代そのまんまで、厨房に向かってL字型カウンター5席と2人卓×2、4人卓×1。卓上には一味と胡椒。

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 スープは「鶏とアサリの出汁香る」との触れ込みですが、残念ながらかなりしょっぱくて出汁の旨味はどこへやら。また表面の脂も案外多くて、その臭いも気になりました。

 麺は中細ほぼストレートタイプ。結構噛み応えが強くて、しょっぱいスープには良く合っています。麺量は明示されていませんでしたが、腹メーターからすれば200g超はありそう。大盛でもスープとの量的バランスは全く崩れず。

 チャーシューは薄切りしっとりタイプでほんのり生姜風味も。大ぶりのメンマは甘めの味付け。他にウズラの煮玉子、芽ねぎ。

 田端駅周辺はこれといったラーメン屋がないだけにこの店は貴重ですが、この出来だと個人的にはリニューアル前のほうが好み。

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2024.12.09

【観戦記】24年第38節:浦和 0-0 新潟 ~ 誰も傷つかない超凡戦

 負けなければJ1残留が確定するので普段のスタイルを捨てて守りに徹した新潟を浦和は攻めあぐんだまま90分が徒過して試合終了。もう試合はなかったことにして最初から退団&引退セレモニーだけやれば良かったのに(苦笑)。

《スタメン》

 浦和は前節福岡戦から牲川→西川、佐藤→井上、小泉→グスタフソン、サンタナ→興梠とスタメン4名入れ替え。これまで出場機会が少なかった選手のお試し色が非常に強かった前節と比べ、最終節かつホームゲームなのでほぼ主力を揃えてきました。

 その中で唯一の例外が興梠のスタメン起用。今季限りで引退する興梠をなぜか前節福岡戦で後半途中から起用したので、「最終節で興梠をスタメン起用するための試運転か?」と個人的に邪推していましたが、その予感が見事的中!!

 ただ興梠が90分持つわけがないので途中でサンタナに代えるとも予想していましたが、なんとサンタナはベンチにすらおらず、今季限りで退団が決まっているリンセンがベンチ入り。うーーーーん、福岡戦でのあんまりなプレーぶりを見てサンタナは見限られた気配がムンムン・・・

 また興梠同様今季限りで引退する宇賀神がベンチ入り。怪我でもないのに前節・今節でベンチ入りすら出来なかった選手の去就が案じられます。特に中島。前節最後の最後で大失態を演じた本間はベンチに入れず、自分のゴールで恩義ある新潟に引導を渡せず。

 新潟は前節G大阪戦から小見→谷口、ゴメス→太田、星→宮本、橋本→堀米、稲村→早川となぜかスタメンを5名も変更。

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《試合展開》

 ビルドアップの巧さではJ1でもトップクラスの新潟がボールを支配し、浦和がカウンターで対抗する試合展開を思い描いた方がほとんどだったでしょうが、非常に意外なことに立ち上がりから浦和がボールを支配。しかもぞの構図は最後まで変わりませんでした。

 新潟はボールを支配している割には決め手を欠きがちなチームでゴール数はそれほど多くない反面、残留争いから最後まで抜け出せないチームらしく失点は多いのが特徴。この試合で負けなければ自力でJ1残留が決まるという状況なので、この試合は「普段のチームスタイルを捨てて守備に徹した=下手にボールを握ってカウンターを食らうのを避けた」のだろうと思いながら試合を見ていました。

 そして試合後の会見で「前半の入りから、それほど前へ奪いに行きませんでした。ミドルブロックを作るところを徹底されたと思うのですが、それは残留の条件を加味してか、それとも相手が浦和だったからなのでしょうか?」との記者の質問に対して松橋監督は「前者です」と明言(苦笑)。

 新潟がたいして前からプレスをかけてこないので、浦和の稚拙なビルドアップ能力でもボールを前に運ぶことには難渋しませんでしたが、そこから先が恐ろしいくらい何もなくて新潟の守備ブロックは微動だにせず。

 前半多少なりとも浦和にチャンスがあったのは7分渡邊FKが枠内を急襲した場面くらい。16分には縦パスを興梠が高い位置でキープし、原口→関根のパスを興梠がボックス内で受ける良い形を作りましたが興梠は新潟DFに囲まれてシュートを撃てず。

 そして案の定興梠は前半一杯も持たずに電池切れとなり、得意のボールキープもままならなくなって、ただでさえしょっぱい浦和の攻撃はますますシオシオに。およそ何も起こりそうにない戦況を見て、バックスタンドではハーフタイムを待たずにトイレへ向かう方がワラワラと現れる始末。

 ゆえに後半頭から興梠をリンセンに代えると予想しましたが、スコルジャは興梠劇場追加公演を決定。そして54分ハイボールに渡邊が競り勝ったのを契機に興梠スルーパス→原口の好機を作りましたが、原口は飛び出してきたGK小島を交わしきれず、こぼれ玉を拾った前田はシュートをDFにぶち当ててしまいました。

 新潟は57分に三枚替えを敢行し、長倉・ゴメス・小見と攻撃的な選手を一斉に投入しましたが攻勢に転じる様子はなく、依然として浦和にボールを持たせる策を遂行。63分には興梠劇場もついにフィナーレを迎え、浦和の面々どころか「磐田が負けている」との報が入った臭い新潟も余裕綽々で整列して興梠を見送る一幕も。

 浦和は71分グスタフソン→小泉、前田→石原、80分原口→二田、関根→宇賀神と代えるも全く戦況に変化はなく、新潟も83分左サイドからのクロスを受けて難しい体勢ながら長倉がなんとか放ったヘディングシュートがバーをヒットしたのが唯一の見せ場。超凡戦のスコアレスドローで試合終了。

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《総評》

 浦和のシュートは6本、新潟は4本。CKは5本対4本というスタッツ通りの超凡戦。ゴール期待値は共に限りなくゼロに近いだろうとおもっていましたが、DAZNのスタッツでは0.50対0.20と案外高めでした。あまりにも退屈な試合ゆえDAZNは試合ダイジェストの編集に困ったことでしょうし、実況&解説はエピソードトークで場を繋ぐしかなかったことでしょう(苦笑)。

 ビジター用の自由席&指定席では収まり切れず、メインアッパーの南半分を埋め尽くさんばかりに新潟サポが埼スタに押し寄せてきましたが、試合途中で18位磐田が降格が決まっている鳥栖相手に大敗しているとの報が新潟サポ間に行き渡っているせいか、試合終了後も「J1残留が決まって大歓声!!」にはほど遠い感じの盛り上がり。

 一方浦和ゴール裏からは試合終了後軽いブーイング。まぁそれも当然でしょう。特段守備に持ち味がある訳ではない新潟を攻めあぐんで、これといった決定機も作れないまま試合終了では。

 スコルジャもスコルジャで試合終了後「来シーズンにやろうとしているサッカーのことを考えると、それに合った特長のある選手を獲得しなければいけません。そして来季、レッズに最適な選手たちをそろえ、パフォーマンスを上げていきたいと思います。」と、「今季のこの面子ではやれることなんてたいしてないわなぁ」と言わんばかり。それも一理あるのですが・・・J1残留がスコルジャに課せられた今季唯一無二のタスクで、それ以外はもうどうでも良かったのかなぁ・・・

 この試合で数少ない良かった探しをすると、西川のポジションがいつもより高めで最終ラインも心なしか押し上がり、それゆえ前プレが思いのほかハマっていたこと。もっとも新潟が無理にボールを繋がずに「浦和にボールを渡していた」ことの裏返しかもしれませんが・・・

 とはいえ、ホーム最終節といえばここ数年悲惨極まりない試合が少なくなく、荒れに荒れそうになった埼スタを功労者の引退・退団セレモニーやクマさんキャップを被った「ショル子」投入でなんとかごまかして何事も有耶無耶にしがちだったことを思えば、何もないスコアレスドローで興梠&宇賀神を送り出せたのはかなりマシなほうだと考えるべきなのかも。

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《選手評等》

 失態続きでボロクソに言われても仕方がない、あんまりなシーズンを受けて浦和フロントを糾弾するダンマクが試合後ワラワラ出てくると予想したのですが、ゴール裏の反応は意外にも「黒字で満足しているのは誰?株主、クラブ、選手、サポーターの情熱なしに栄光なし」の一枚だけ。しかも「株主」だけちょっと太字になっています。

 サッカークラブは株式会社の形を取っているとはいえ営利企業ではないので、多額の黒字を計上して株主に還元する必要はありません。もっとも赤字続きでJリーグのライセンスに抵触してしまうのはお話にならないのでその辺のさじ加減は難しい(自然体だと赤字になりそうなところを親会社が広告料の形で補填してくれるクラブでない場合は特に)のですが、ショルツや酒井等の移籍で多額の移籍金を手にしているはずの浦和の今夏の金の使わなさっぷりは指弾されるのも当然でしょうなあ。

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-----興梠-----
原口---渡邊---前田
---安居--グスタフ---
長沼-マリウス--井上-関根
-----西川-----

(交代)
63分 興梠→リンセン
71分 グスタフソン→小泉(小泉トップ下、渡邊CHへ)
71分 前田→石原(石原右SB、関根右SHへ)
80分 原口→二田(二田右SH、長沼左SH、宇賀神左SBへ)
80分 関根→宇賀神

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-----小野-----
谷口--長谷川---太田
---宮本--秋山---
堀米-早川-舞行龍-藤原
-----小島-----

(交代)
57分 小野→長倉
57分 谷口→ゴメス
57分 太田→小見
90分 舞行龍→デン
90分 堀米→橋本

 

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2024.12.08

富すし 高田駅前店 ~ にぎりランチ & 高田散策

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 新潟県上越エリアの中心駅「高田」。駅舎は随分奇怪なフォルムをなしていますが、実は櫓でもなんでもなくただのハリボテ。旧熊本駅もびっくりなハリボテ。

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 雪深い高田は冬季の通路を確保するために家屋の一部や庇などを道路側に延長した「雁木」が発達したことでも有名。駅舎にも雁木が取り入れられています。

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 ちょっと高田でランチでもと思ったのですが、予定していたラーメン屋の臨休を食らってしまったので近隣の「富すし」へ転進。「富すし」は新潟県内で幅広く展開しているチェーン店なので無難と言えば無難。

 ランチメニューの中から「にぎりランチ(1078円)」を注文。「日替わりランチ(1320円)」もありましたが茶碗蒸しはあんまり好きではないし、海老かつにも食指は伸びず。

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 「にぎりランチ」はえび、まぐろ、いか、サーモン他二種のにぎりとまぐろ軍艦巻、さらにサラダ、味噌汁といった構成。回転寿司ではないので、あら汁おかわりし放題みたいなサービスはなさげ(^-^;

 ネタは可もなく不可もなしという感じでしたが、シャリがちょい堅めなのが残念。新潟だと期待値が高いからなあ。でも値段を考えるとこんなもんかなぁ・・・

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 高田はバリバリの城下町。戦国期には近隣の春日山に上杉謙信が巨城を築き、江戸期でも一時75万石を有する大藩になったくらい歴史的には越後の中心として重視されていたので、新興の新潟市に対してはちょっと屈折した思いがあるかも。

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2024.12.07

やなぎ庵@新潟 ~ カレー風味新潟唐揚げそば

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 新潟駅旧駅舎の解体工事に伴い閉店していた立ち食いそば屋「やなぎ庵」。上写真は閉店前の様子。

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 駅ビル建て替えに伴って立ち食い蕎麦屋がそのまま無くなってしまう例は少なくないのですが、「やなぎ庵」は新駅ビル完成と共に力強く復活!!場所は西口在来線改札外すぐ脇で便利と言えば便利ですが、万代口で営業していた頃よりはちょっと立地悪いかも。

 数多あるメニューの中から新潟らしいものをと思って「カレー風味新潟唐揚げそば(650円)」を注文。ひなどりを真っ二つに割りカレー粉と塩をまぶしてカリッカリに揚げた新潟を代表するご当地グルメ「半身揚げ」インスパイアな商品なのかも(苦笑)。メニューは麺類の他、カレーやタレカツ丼などご飯ものも用意。

 ここは券売機で食券を買うと、食券を店に渡さなくても厨房に注文が通って食券に記された番号で呼び出されるという牛丼屋にありがちな方式を採用。立ち食いオンリーと思いきや店奥に2つだけ椅子席も!

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 麺の上には小さめに刻まれた唐揚げが四つ。やたらデカいのがゴロンとしてるより食べやすい。ただ鶏肉は堅め、かつ味も淡白。正直カレー味で鶏肉の物足りなさを補った感じ。ただ衣は厚くはないので脂臭さはなく、当然胃もたれ皆無なのでこれはこれで一興かと。

 麺は平たいタイプで、ちょっと硬めの茹で上がり。つゆは辛めで特筆事項なし。ワカメと薬味のネギが多め。

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2024.12.06

リン@村上 ~ 麻婆飯 & 村上散策

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 鈍行列車の旅を続けていると必ずと言っていいほど乗り換えを余儀なくされる羽越本線村上駅。村上駅の中心部は駅から東へ2kmほど離れた旧城下にあるせいか、駅周辺には飲食店があまりありません。

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 数少ない飲食店のうち「リン」を往訪。外観からは判りづらいのですが中華料理屋さんです。先ゼロ、後客2。

 卓上のメニューを見ると麻婆が店の推しっぽいので、その中から「10種類以上の香辛料を使った本格的な味」がウリの「本格麻婆飯(990円)」を注文。別途「家庭の味とは少し違う中華屋さんの麻婆」がウリの「麻婆飯(880円)」も。同然共に「飯」だけでなく「麺」も用意。

 ただ店内をよく見ると人気メニューの1位は五目タンメンで後客もそれを注文していました。以下豚肉飯、豚肉タンメン、チャーハン、麻婆飯の順。

 店内は縦長カウンター4席と小上がりに4人卓×4。2階にも客席がある模様。卓上にはコショウ、ラー油、醤油、酢。おしぼりサービスあり。水セルフ。

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 麻婆は痺れ、辛さともかなり強めで絶えず舌をひりつかせる感じ。丸美屋などで作る家庭の麻婆豆腐とは完全に一線を画していて、確かにこれは本格的。

 ご飯はぱっと見皿の面積の半分くらいしかなく、最初は麻婆豆腐が大量にあまるかな?と思いながら食べ進んでいたところ、ご飯の標高が結構あって終盤は麻婆豆腐が不足気味になるアクシデントも(苦笑)。よって量的にも大満足。

 表に「人出不足で少人数で営業しており、料理の提供に時間がかかる」旨の貼り紙があり、店が混んでいると列車の乗り換え時間内で食事を済ませられないリスクがあるようですが、空いていたら他のメニューを試してみます。

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 往訪時はアホほど時間があったので村上城址まで足を伸ばしてみました。市役所の裏山には思いのほか立派な石垣の遺構も。

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 天守跡からの眺望も見事。

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 村上は鮭でも有名。市内の「千年鮭 きっかわ」では塩引き鮭を作るため、塩に漬けこんだあとの鮭を熟成させるべく天井から大量の鮭が吊り下がっている奇怪な光景を堪能できます!!

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2024.12.05

絶品親子重@なか卯

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 「なか卯」で2024年12月4日から期間限定で発売中の「絶品親子重(690円)」を試食。

 「絶品親子重」は、「1羽からわずかしか取れない希少部位"鶏トロ(肩小肉)"と柔らかな鶏団子をなか卯の"こだわり卵"でとじ、さらに鶏節をトッピングした贅沢な親子重です。弾力のある食感としっとりとした舌触りの両方を兼ね備えた"鶏トロ"はまさに絶品。食感にアクセントを加える軟骨入りの柔らかな鶏団子と、かつお節の製造技術を応用し藻塩で味付けした鹿児島県産鶏肉から作った鶏節と一緒に、鶏の旨みを心ゆくまでご堪能ください。」というのがなか卯のウリ文句。

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 鶏団子はともかく、ぱっと見ではどれが鶏トロなのかよく判りませんが、鶏にしてはやたら柔らかくてとろっとした食感なのが鶏トロなのでしょう。これは確かに一興。わずかにコリコリ感がある鶏団子とは食感が対照的。ただ「1羽からわずかしか取れない希少部位」を使っているにも関わらず親子重の値段はたいして高くないのが謎。

 一方もう一つのウリである鶏節のほうは甘めで旨味も強い卵とじの海に圧倒されて、正直あってもなくてもいい感じ。

 とはいえ、親子丼には絶対的な自信をもっているなか卯らしい大満足の逸品。途中で卓上の山椒でアクセントを増しながら一気に完食。個人的にはちょっと期待外れだった「ほろチキ親子重」の失策を大いに挽回したと言っていいでしょう。

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2024.12.04

心@大師前 ~ 太麺ラーメン

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 東武大師線の高架と尾竹橋通りが交差するところに立地。高架を挟んだ並びに「らーめん涌井」あり。先客ゼロ、後客3。

 店内の券売機ボタン先頭の「太麺ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に細麺ラーメン、つけ麺など。スープは屋号に掲げられた「豚骨醤油」だけで、麺とトッピングでバリエーションをつけているだけの模様。また細麺は麺の硬さを選べる旨が店内に明示されていますが、太麺は何も聞かれませんでした。

 店内は厨房に向かって横長カウンター4席と4人卓×3。卓上には揚げニンニク、おろしニンニク、豆板醤、ごま、コショウ、らーめんたれ。

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 とろみがかったスープは豚骨の旨みをかえしが下手に邪魔しない優れもの。家系にありがちなやたらしょっぱいスープよりは個人的にはずっと好みですが、表面の油は多め。

 麺は中太ストレートタイプ。心持ちざらつきのある口当たりで、「もっちり」という形容がしっくり。スープとの相性は文句なし。それゆえ細麺というオプションがあるのが不思議に思いました。

 しっとりタイプのチャーシューはそこそこ厚みあり。他にほうれん草、海苔。デフォルトの出来がいいので、味変アイテムは揚げにんにくだけに留めました。

 個人的にはかなり気に入りましたが、隣の「らーめん涌井」といかにも客層が丸かぶりしそう。

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2024.12.03

白えび・ぶりかま・紅ずわい蟹@富山・源(東京駅構内「駅弁屋 祭」にて購入)

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 「ますのすし」で有名な富山の源が「ますのすし」でも「ぶりのすし」でもない駅弁を出していることに気づいて思わず購入。

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 パッケージには「白えび・ぶりかま・紅ずわい蟹」とあるだけですが、これが商品名なのかな?そして一見してわかる通りぶりかまの存在感が圧倒的で、他二つはほんの添え物に過ぎません。

 フックンやミキちゃんみたいに三人組で一人だけ人気がないケースは良くありますが、もはやなんで三人組なのかよくわからないくらい一人だけあらゆる意味で傑出している例はあまりないかも。

 ぶりかまは「ぶりかま煮焼き」とありますが、「焼き」ではなく「煮」の要素がかなり強くて非常に柔らかいのが特徴。普段居酒屋などでぶりかまの焼いたのばかり食べていると柔らかな食感が新鮮です。味はやや甘めの煮込み加減。

 酢飯にまぶされた刻み昆布酢煮、さらに紅ずわい蟹の酢煮、蓮根酢煮、蕗煮なども良いアクセントになって、ぶりかまでご飯を食べ進んでも全く飽きが来ません。

 またぶりかまは表面積もさることながら厚みも結構あって、ご飯を食べ尽くしてもまだ余るくらい。そこで残しておいた白海老天甘酢煮共々ビールの格好のアテに。

 大満足の逸品でした。

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2024.12.02

ふくいサーモン炊き込みめし@福井・番匠本店(京都駅南北自由通路「駅弁にぎわい京都店」にて購入)

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 福井の番匠本店といえば「かにめし」が有名ですが、「ふくいサーモン炊き込みめし(1480円)」という見慣れない駅弁を見かけたので早速試食してみました。番匠本店の駅弁といえば「かに」や「さば」が有名ですが、そのどちらとも縁がない駅弁は珍しいかも。もっとも京都駅で最も品ぞろえが充実している京都駅南北自由通路「駅弁にぎわい京都店」も17時くらいになると棚に空きが目立ち、そんなに選ぶ余地がなかったのですが(苦笑) 

 「ふくいサーモン炊き込みめし」はご飯の上にトラウトサーモンの切り身とほぐし身、そしてといくら醤油漬けを散らしたもので、仙台などでよく見かける人気駅弁「鮭はらこめし」と同趣向。「ふくいサーモン」はトラウトサーモンを養殖したもので、掛け紙に「越前大野育ち」とあるのは最初は大野市を中心とした淡水の養魚場で飼育しているからでしょう。

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 トラウトサーモンの切り身は薄い上に、総じて「はらこめし」よりもビジュアルが貧相なのはともかく、極めて残念だったのはご飯が酷くパサついて、すっかり硬くなってるところも少々。調製からかなり時間が経っているからでしょうが、これでは実質的な賞味期限は切れているといわざるを得ません。

 またやや上げ底気味で、夜はともかく昼には量的に物足りないかも。

 昆布煮と野沢菜が「居酒屋のぞみ」の格好のあてになりましたが、コンディションの良いものを食べたかったなぁ・・・残念。炊き込み加減は薄すぎず、やたら濃くもなく、十分可能性を感じられただけに。

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2024.12.01

【DAZN観戦記】24年第37節:福岡 1-0 浦和 ~ この中で来季何人残っているだろう?

 非常にお試し色が強い選手起用だった割には善戦していましたが、ボールを持たされる展開が苦手なのは相変わらず。そして久しぶりに出場機会にも関わらず期待外れに終わる選手がゾロゾロ。

《スタメン》

 浦和は前節川崎戦後半のスタメンからなんと渡邊・安居・関根・マリウスを除く7名を入れ替え。サブも普段のスタメン級は井上と石原だけ。

 スコルジャは試合前の会見で「今までベンチスタートが多かった選手にプレーする機会を与えるチャンスでもあります」「少し勇気を持ったメンバー選びができる試合になります。トレーニングでいいパフォーマンスを見せている選手が何人もいます。そのような選手にJ1リーグでプレーする機会を与えたいと思っています」と公言していたので少なからずフレッシュな顔ぶれが並ぶことは予想されましたが、ここまで極端に入れ替えるとは全くの予想外。非常にお試し色が強いスタメン&ベンチ構成でした。

 一方福岡は前節C大阪戦から負傷したGK永石に代えて村上をスタメン起用した他、宮→井上と計2名入れ替え。また福岡はなんと11/9以来20日間以上公式試合をしていないようで・・・代表ウィークが挟まるせいでサッカー観戦向きの季節に試合がなく、酷暑&気候要因で中止の恐れがある夏季に過密日程というバカバカしさ。This is Jリーグ(苦笑)。

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《試合展開》

 福岡はいつものようにボールを捨てる作戦を徹底。とりあえず浦和にボールを持たせて前三人で浦和最終ライン&GKに強くプレスをかけてきましたが、浦和は福岡の前ハメを逆用するかのように適宜ロングボールを織り交ぜて中盤で浮いている選手にボールを付けてビルドアップ。これはこの試合の「良かった探し」に上げていいと思ったのですが、巧みに敵陣にボールを運んだところで、そそくさと自陣に戻って堅固な5-4-1の守備ブロックを形成する相手の前に手も足も出ず。全くといっていいほど最前線でボールキープできないサンタナのあんまりな残念さが浮き彫りに。

 そうこうしているうちに15分余裕をかましてボールを持ち運ぼうとしてなぜか急に足元不如意になってしまった佐藤がウェリントンに絡まれてボールロスト。ウエリントンのパスを受けた紺野が決定的なシュートを放つも枠を捉えきれず。その直後には前のロングフィードを受けた岩崎が左サイドからあっさり関根を交わしてシュートを放つもここは牲川ががっちりキャッチ。

 浦和は20分くらいからようやくボックス内に入り始め、29分関根のロングフィードを受けて右サイドを激走する前田の折り返しから渡邊に決定機が生まれましたが、シュートはバーの上。

 これでなんとか浦和が試合の流れを掴むかと思いきや、40分関根が重見にプレゼントパス。すかさずボール奪回に動いた渡邊も重見に競り負けてしまい、重見のパスを受けた紺野のミドルシュートが決まって福岡先制。渡邊は重見と交錯した後そのままうずくまってしまいましたが、重見のファウルは認定されず。

 なお重見は4分に一発レッドでも不思議はないサンタナへの足裏攻撃でイエローをもらっており、その後も再三のラフプレーで今にも退場しそうだったせいか、前半限りでお役御免。前半のうちに二枚目のイエローを提示して重見を退場させなかった上村主審の迷裁きが結果的にこの試合のあやに。

 先制した福岡はやるべきことが一層はっきりするようになり、再びボールを持たされる羽目に陥った浦和は前半終了間際に前田が右サイドからミドルシュートを放つのが精一杯。49分小泉縦パス→原口→前田の決定機はシュートが枠に飛ばず。59分長沼のパスをボックス内で小泉が収めて原口がシュートを放つも勢いがなくてGK村上が楽々キャッチ。

 スコルジャは64分サンタナ→興梠、前田→二田と2枚替えを敢行し、72分左サイドから原口クロス→ファーで二田ヘッドの良い形を作るも枠を捉えきれず。

 スコルジャは73分小泉→武田、原口→本間とさらに2枚代え。その後のオープンな試合展開は福岡の得手ではないと思いましたが、浦和も浦和でここまで一人でチームを成り立たせていた感があった渡邊の電池切れが顕著でどうにもならず。84分関根とのワンツーで渡邊がボックス内に突入するもシュートコースが制限されていたせいかシュートはGKが難なくキャッチ。

 それでも試合終了間際に佐藤のロングフィードをCB井上がクリアしきれずにボールが二田を直撃。ボールを拾った二田のクロスを中で本間が詰めるだけという絶好機が生まれましたが、なんと本間が詰め切れず!!!純然たる消化試合にも関わらず博多の森にわんさか詰めかけた赤者の目の前で起こった大惨事。あれには吉本新喜劇ばりに全員がずっこけたでしょうなぁ・・・

 そして最終節の相手はJ1残留が決まっていない状態で埼スタに乗り込んでくる新潟。絶好機を決められなかった本間は試合後泣いていたそうですが、その悔しさは新潟相手に断腸の思いでゴールを叩き込むことで晴らすしかないでしょうなぁ・・・

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《総評》

 「この中で来季の戦力構想に入れる、いやそれ以前に来季の契約を勝ち取れるのは誰かな?」と言わんばかりの選手構成だったので、この試合の出来不出来、さらには来季に繋がりそうだったかどうかを語ってもあまり意味はないでしょう。

 それでも前述のようにグスタフソンがいないにも関わらずビルドアップに難渋した感じを受けなかったことに加え、福岡がビルドアップを放棄するスタイルなのも手伝って浦和の前ハメが珍しく機能している印象を受けました。この両面にはGKが牲川に代わった効果があるのかもしれません。

 なお試合後スコルジャは「いい形での背後への供給がありませんでした」と嘆いていましたが、さすがにグスタフソン抜きのこの面子でそれをやるのはいくらなんでも無理じゃないかなぁ・・・渡邊や小泉が駆けずり回ってなんとかチームを支えていましたが共に後方から相手の急所を突くような球出しが出来るタイプではありません。強いて言えば武田が出来そうですが・・・

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《選手評等》

・選手選考会というかトライアウトと化した感のあった試合でしたが、正直がっかりさせられた選手がゾロゾロ。

・特に衝撃的だったのは最終節ホーム新潟戦を最後に引退する興梠のボールキープ能力が全く錆びついておらず、CFとしてはサンタナより遥かにマシと思われたこと。ただ今の興梠の辛さはもともと短時間で結果を出すスーパーサブタイプではないし、かといって頭から使うともはや前半すら持たないかもしれない点。だから今年限るでの引退は妥当な引き際とは思いますが、代わってスタメンで出ているサンタナのパフォーマンスがどう見ても興梠より下というのは極めて切ないのなんの・・・まぁサンタナにそもそもポストプレーなんて求めるのが無理なのでしょうが、それが出来ないCFをスコルジャは求めてないだろうからなぁ・・・FB本部が連れてきた選手と監督の好みがすれ違う例が多すぎてなぁ、何でか知らんけど。

・前田は開幕時の期待感がすっかり剥落してしまったなぁ。コンディション不良なのかドリブルで全然剥がせない上にミスも多い。右SHの控えで二田が優先されるのも納得。敵としては極めて面倒だったのに、味方になったらたいして頼りにならない選手が多すぎるような気がするんだよなぁ、浦和は(´・ω・`)ショボーン

・前田以上に原口がダメダメでした。ドイツで全然試合に出ていなかったのが祟ってこれまたコンディションが良くないのかもしれませんが、現状は試合に出すどころかベンチ入りさせたらあかんレベルかと。

・関根の右SBも限界。窮余の一策の域を出ない。石原の守備の怪しさを考えればここも補強ポイントでしょう。逆に長沼は良かったと思いました。復調の兆しが感じられた小泉共々この試合の良かった探し。

・そして佐藤・・・井上も似たような「やらかし系CB」ですがやらかしの頻度が違いすぎる・・・ひと試合で何回即死レベルの凡ミスをやらかすんや・・・

・結局のところショルツ・酒井・ソルバッケンと強力な駒がいなくなったポジションがそのまんま補強すべきポイントになってるってどんだけFB本部は夏にサボり倒したんや・・・またCFは誰も取れないのを恐れてサンタナで妥協したらやっぱり物足りなかった始末。でも今のFB本部にはもはや何の期待も出来ないからなぁ・・・

・なおレギュラー格でも怪我でもなく、まして退団が決まっている訳でもないのに、非常にお試し色が強かったこの試合でベンチ入りすら出来なかった選手の去就が気になります。大畑は火曜日にあった公開練習の時点で別メニューだったので無理に帯同させなかったのかもしれませんが、中島がベンチ入り出来なかったのは結構謎。守備は計算できないけれども負けている試合で何かを起こせるかもしれない「パルプンデ」な選手は本間で十分で中島は構想外なのかも。本間は本間でJ1ではプレー強度が物足りないと思いますが・・・

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-----サンタナ-----
原口---小泉---前田
---安居--渡邊---
長沼-マリウス--佐藤-関根
-----牲川-----

(交代)
64分 サンタナ→興梠
64分 前田→二田
73分 原口→本間
73分 小泉→武田(渡邊トップ下、武田CH)


-----ウェリントン----
--金森----紺野--
岩崎-前---重見-前嶋
--井上-田代-グローリ--
-----村上-----

(交代)
HT 重見→松岡
56分 ウェリントン→ザヘディ
56分 金森→佐藤
56分 紺野→ベン カリファ
90+3分 前嶋→亀川

※写真は試合とは全く関係ありません。

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