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2025.01.31

大畑歩夢選手 OHルーヴェンへ完全移籍

 先日(1/29)、大畑歩夢選手がOHルーヴェンへ完全移籍する旨が公表されました。

 大畑は1/7にトップチーム選手背番号が公表された際に「大畑歩夢選手、木原 励選手につきましては、移籍交渉を進めているため、決定し次第発表いたします。」と併記されていたので移籍自体はサプライズでもなんでもありませんが、その後全く続報がありませんでした。

 1/27になってようやく機関紙スポニチから「ベルギー1部ルーベンに移籍する可能性が高いことが27日までに分かった。」と報じられ、それから時を置かずに正式発表となりました。

 大畑は2022年に鳥栖から完全移籍加入。リカ体制1年目=2021年の浦和の左SBは本職ではない明本を転用してい凌いでいた状態にも関わらず、宇賀神が今季一杯で契約満了な上に山中の去就が怪しげだったので大畑の補強は実に理にかなっていました。

 大畑の空恐ろしいのは鳥栖の下部組織出身にも関わらず、プロ1年目からリーグ戦で13試合も出場しており、2021年は30試合出場とバリバリのレギュラー格なこと。鳥栖は経営難で「売れる選手は何でも売る」状態に陥っていて若手を無理やり起用せざるを得ない結果なのかもしれませんが、キャリア的には浦和でいえば橋岡クラスの逸材と思われました。

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 ただ残念なことに大畑は2021年第36節札幌戦の試合中に負傷(右第五中足骨骨折)して全治3ヶ月との診断を受けていたので出遅れを余儀なくされ、スタメン出場自体は第2節からと予想外に早かったものの、しばらくは早い時間帯で交代させられるケースが続きました。またその後も案外小破が多くて、結局2022年の大畑のリーグ戦出場は22試合(うちスタメン19)1422分と準主力的な位置づけに留まりました。特に全北現代とのACL準決勝で顕著だったように、なんだかんだと大畑は当たり負けしてしまうことが多く、小破の多さも相まって左SBのファーストチョイスは明本であり続けました。

 監督がスコルジャに代わった2023年はこの大畑の難点がよほど嫌われたのか、大畑の出番は激減してリーグ戦出場は16試合(うちスタメン4)、たった463分の出場に留まりました。明本どころか同年京都からレンタルバックの荻原にも抜かれて、おまけにシーズン序盤は「練習の態度が悪い」と監督に責められてベンチにも入れない日々が長く続き、結局超過密日程だったにも関わらず、明本が故障or出場停止の時にようやく出番が回ってくる程度に留まりました。

 2024年は左SBのポジションを争っていた明本と荻原が共に移籍してしまい、しかも大畑を全く評価していなかったスコルジャからヘグモに監督が代わるという幸運に恵まれましたが、キャンプ時から早々と選手間に序列をつけるヘグモが左SBに選んだのは渡邊のコンバート起用。第6節FC東京戦でようやくスタメン出場に漕ぎつけましたが、松木にやられたのが仇となってその後しばらく出番を失ってしまいました。

 それでも怪我人の大量発生を受けて第20節(6/26)から大畑はついにコンスタントにスタメン出場しはじめ、途中パリ五輪でのパフォーマンスも良かったせいか、監督が再びスコルジャに復しても大畑は左SBのレギュラーであり続けました。

 最後の最後でようやく輝きを放ちはしましたが、3年間トータルでは大畑は期待外れだったと言わざるを得ません。またパリ五輪での活躍を受けて即欧州移籍=少額ながらも移籍金を残しての移籍ならともかく、契約切れに伴うゼロ円移籍なので、浦和への貢献度は非常に乏しい選手だったと思います。悪く言えば移籍金を払ってまで獲得したいと思う欧州クラブは現れなかったということですが。

 浦和を「欧州移籍への踏み台」と公言していた選手としては遠藤航が思い出されますが、遠藤は最初から最後まで浦和の主力で、しかもチーム事情を受けて本職でもなんでもない右SBまでやって2017年ACLの立役者となり、最後はきっちり移籍金を残しての欧州移籍でした。ここまでやってくれれば浦和も「踏み台」になった甲斐があったというもの。遠藤に比べると大畑は「浦和に何しに来たん?」というのが心の狭い者にとっての正直な感想です。

 なお大畑は移籍先でまたしても明本とポジションを争うようですが、果たしてどうなることやら。明本がステップアップ移籍する話が進んでいるのでルーヴェンは大畑を獲得したのかもしれませんが・・・

 大畑にとって苦い思い出、辛い記憶だらけの日々だったかもしれませんが、それでも3年間ありがとうございました。

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2025.01.30

55CHINA JR松山だんだん通り店 ~ 八幡浜ちゃんぽん

 

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 2024年9月29日に高架化された松山駅。商業施設「JR松山駅だんだん通り」も同日開業したので、その見学を兼ねて駅内の「55CHINA JR松山だんだん通り店」を訪れてみました。

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 「55CHINA JR松山だんだん通り店」は中央改札正面にあるお土産屋などが集まった「だんだん通り」とは別の区画、南改札正面のポツンと離れたところに立地。場所が悪すぎるせいか、ランチタイムでも気の毒なくらいガラガラでした。お土産屋のあるほうの区画にある食事処はブタ混みなのになぁ・・・ 街はずれにある松山駅の性格上、ランチタイムより高校生の下校タイムのほうが混む店なのかもしれませんが。

 店のお勧めは「看板まぜそば」と「八幡浜ちゃんぽん」だったので、「八幡浜ちゃんぽん(900円)」を注文。卓上のタブレット端末での注文で、タブをめくってみると二郎系やら家系やらラーメン類なんでもありといった感じの店でした。

 店内はL字型カウンター9席と島式カウンター6席、そして2人卓×3,4人卓×1。卓上にはラーメンたれ、ラー油、餃子のたれ、胡椒、酢。

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 豚骨ベースないし豚骨+鶏ガラベースが多い長崎ちゃんぽんとは異なり、八幡浜ちゃんぽんは鶏ガラやいりこだしベースの醤油味であっさりした味わいが特徴。少々あっさりしすぎる嫌いがあるので早々に卓上のコショウを投入。

 麺は中太ストレートで長崎ちゃんぽんの麺よりは心持ち細めの気がしました。

 具はキャベツやもやし主体で、にんじん、にら、豚肉、かまぼこ。八幡浜ちゃんぽんといえば一般的にはじゃこ天が入っているのがお約束と思いますが、じゃこ天は入っていたかなぁ??

 ハズレではないのですが、先述のように場所が悪すぎて先行きが案じられます。

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2025.01.29

コチュマヨ唐揚げ定食@松のや

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 「松のや」が2025年1月22日より発売中の「コチュマヨ唐揚げ定食・5個(930円)」を試食。

 「お子様から大人まで人気の根強い唐揚げに、コチュマヨと最強タッグを組んだ『コチュマヨ唐揚げ』が登場。
松のやの唐揚げは、生姜・にんにく・鶏ガラスープを使用した特製揉みダレにじっくりと漬け込んでパリっとジューシーに揚げた本格唐揚げ。唐辛子とマヨネーズを合わせた『コチュマヨソース』との相性抜群です。」というのが松のやのウリ文句。

 松のやがトンカツでもなくフライでもなく、唐揚げが主役の定食を出すなんて非常に珍しい気がしますが、松のやのレギュラーメニューの中に「唐揚げ定食」がちゃんとあるんですなぁ。でも近所に「からやま」があるのに、わざわざ松のやで唐揚げを頼む必然性がないせいか、今までその存在に気づきませんでした。

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 ところが松のやの本業ではないにも関わらず、この唐揚げが案外美味い。妙に油臭くもなく、べっとりせず、ちゃんとからっと揚がっている上に「生姜・にんにく・鶏ガラスープを使用した特製揉みダレにじっくりと漬け込ん」だ甲斐あって下味もしっかり付いていて、そのままでも十分美味しくいただけるレベル。

 だが、それに添えた「コチュマヨソース」がどうにもいけません。フレンチドレッシングみたいなオレンジ色をしていますが、赤みが勝っているのは唐辛子のせいでしょう。でも色合いの割にコチュマヨソースは辛くないどころかピリッとすらせず、マヨネーズの酸味ばかりが前に出ている感じ。

 これならシンプルにマヨネーズを添えたほうがまだマシでしょうし、さらに言えば何もかけずにただの「唐揚げ定食」でもなんら差支えないように感じました。そしてコチュマヨソースの量が無駄に多いので、キャベツのドレッシングに転用してもなお食後大量に余りました。

 せっかくの唐揚げの美味さをコチュマヨソースでぶち壊しているようにしか思えず、「素はべっぴんさんなのにお化粧が下手な残念な娘さん」みたいな一品でした。ただこの手の失敗は唐揚げが本業の「からやま」でもやらかしがちですが(苦笑)。

 

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2025.01.28

炭火やきとり丼@すき家

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 すき家が2025年1月21日から発売中の「炭火やきとり丼(630円)」を試食。すき家は牛丼をベースにトッピングをあれこれ変えただけの安直な商品を乱発しがちですが、たまに牛丼とは無関係な商品を出してきますが、「炭火やきとり丼」は昨年5月に発売された商品の再販です。

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 「肉厚で柔らかな『もも』、コリコリした軟骨入りの『つくね』、旨みがつまった『鶏皮』をすき家特製の醤油だれに絡めました。前回の販売時より、やきとりの量を増量し、『もも』の一つひとつを大きくカットすることで、さらに食べごたえのある商品に仕上げています。香ばしく焼き上げた炭火やきとりと、甘いたれが染み込んだごはんが、食欲をかき立てます。」というのがすき家のウリ文句。店頭のポスターでは「鶏肉増量」を強調しています。

 「やきとり丼」と称していますが、刻み青ネギを散らしているだけで「やきとり」自体には太ネギなどの野菜は全くなく鶏肉一本で勝負。その代わりにももを主体につくねや鶏皮と鶏肉のほうに変化を加えて飽きが来ないように工夫しています。なお「つくね」のウリ文句が前回の「粗挽き食感」から「コリコリした軟骨入り」に変わっていますが、残念ながら前回よりむしろコリコリ感が失われた気も。

 醤油ダレは特に濃すぎることも、しつこすぎることもなく、基本甘目な味わいながら炭火焼らしい香ばしさ&渋味がアクセントになって単調にもならずに最後まで楽しめました。一味をふりかけるのもまた良し。刻み海苔が結構多いのも飽きさせないための工夫の一環かも。

 牛丼ベース以外のすき家の新商品には正直あまり良いイメージはないのですが、その中ではかなり上出来なほう。「やきとり丼」は丼ものチェーン店の中では「なか卯」が圧倒的に得意ですが、すき家となか卯は同じゼンショーグループなので、多少相乗効果があるのかも。

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2025.01.27

【祝】ダニーロ ボザ選手 完全移籍加入クラブ間合意

 先日(1/25)、ダニーロ ボザ選手のECジュベントゥージ(ブラジル1部)からの完全移籍加入について、両クラブ間で合意した旨が公表されました。今後メディカルチェック等を経て、正式契約が結ばれるとのこと。

 各紙報道によればボサは現クラブとの契約が2025年12月末まで残っているので、浦和は900万レアル(約2億4000万円)もの違約金を払っての獲得だったようです。

 浦和は昨年末の反省文で「守備面においては、ディフェンスラインの統率に加え、チーム全体を鼓舞できる強いリーダーシップを持ち、プレーにおいても文字通り『壁』となるような、存在感を発揮できる選手がチームにとって必要であり、そうした選手の獲得を2025シーズンに向けた選手補強における重要なテーマに置いています。」と記していました。端的に言えば強力なCBの獲得を今オフでの必達課題と考えていたのは明白だったので、ボザの獲得で一応その課題は達成された勘定になります。

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 浦和はボザの特徴として「足元の技術と身体能力の高さを兼ね備えたDF。ボールを運び攻撃の起点にもなれる。またヘディングが強く、セットプレーでのゴールにも期待。」と記しています。

 身長が184cmしかないので反省文で言う「壁」のイメージはほど遠い気がしますが、高さがない代わりにスピードがあるタイプのようで、高さはあるがスピードがないマリウスとの組み合わせは理想的かもしれません。また右SBでのプレー経験もあるようなので、層の薄い右SBへの転用も視野に入れての獲得なのかもしれません。

 なおネット上に流れていた話では、浦和は当初ブラジル代表に選出された経験のあるオリンピック・リヨン(仏1部)に所属するアドリエウソンの獲得を狙っていたようですが、違約金がバカ高いことも相まってかアドリエウソンの獲得は流れてしまい、結局アンデルレヒト(ベルギー1部)へ行ってしまったようです。

 ところがプランAが流れるや否やプランBがちゃんと用意されているだけでなく、しかもプランBがすがさず発動されてトントン拍子に話が進むなんて良い意味で浦和らしくない用意周到さ。この辺り、FB本部が西野トンズラのダメージからようやく態勢を立て直し、堀之内SDの元で再建しつつある姿が浮かび上がってきます。

 またブラジルのクラブからの選手獲得ですが、悪名高い胡散臭い代理人経由ではなさそうな辺りも好印象。

 ビザの取得等に時間を要することから沖縄キャンプどころか2/15のリーグ開幕戦にも間に合いそうにないと思いますが、シーズン途中でトンズラする選手がゴロゴロいる今となっては開幕から2、3試合後にようやく出場なんて何の問題もないかと。

 CFがしょぼいのと、両SBの層が薄いのが難ですが、ボザの獲得で浦和もなんとか2025年シーズンを闘える体制が整った気がします。少なくとも昨年迷走を繰り返し、残留争いに片足突っ込んで結局13位に終わったチームの補強としては上出来だと思います。

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2025.01.26

【短感】24-25年皇后杯決勝:浦和L 1-1(PK5-4) 新潟L

 準決勝で難敵I神戸をボコボコにしてから1週間後に決勝で迎える相手は新潟L。浦和はなぜか遠藤がベンチスタート(試合後の監督コメントによれば「少し体調を崩していました」とのこと)で、小破が癒えて準決勝でベンチ入りしたばかりの長嶋がスタメン。

 浦和の試合の入りは上々で、ハイプレスが猛威を奮って新潟を自陣に釘付けに。11分には塩越スルーパス→髙橋の股抜きシュートが決まって早々と先制し、準決勝に続いて大勝する予感ムンムンでした。

 ところが浦和が圧倒的に押していた時間帯に2点目が取れず。それどころか26分深い位置でのスローインから始まった新潟の攻撃で、新潟右サイドのクロスがどフリーの園田に通って際どいシュートを撃たれたのを契機に戦況は一変。28分にはアーク付近で川村のパスを受けた滝川がドリブルでシュートコースを探しに探して、石川と後藤の間の僅かな隙間からシュートをねじ込んで同点に。浦和守備陣は全然崩されていないのにやられてしまった格好で、これは滝川を褒めるしかないでしょう。

 崩されての失点ではないので、浦和はなんら慌てることなくそのまま試合に臨めば何の問題もないと思ったのですが、この失点を契機になぜか浦和は急激にグダグダに。

 浦和の攻撃が停滞した主因は割とはっきりしていて、新潟守備陣が髙橋の抑え込みに成功したこと。正直山下主審が髙橋への後方からのファウルを全然取らないのに新潟守備陣は随分助けられた気もしますが、「戦術兵器清家」に代わって「戦術兵器髙橋」に頼り始めた今の浦和には髙橋を抑えられた時の策がなさ過ぎたと言っても良いでしょう。そして浦和は「悪い攻めは悪い守備を生む」という悪循環に陥ってしまいました。

 楠瀬監督が放った一手は後半頭から島田に代えて角田投入。ところがこの交代は悪手に近く、浦和は後半の立ち上がりに新潟の猛攻を浴び、52分山谷スルーパス→杉田のシュートは池田が横っ飛びセーブ。続く53分には右サイドから山本クロス→石田が長嶋の前に飛び込んでシュートという超決定機を作りましたが、至近距離のシュートを池田がなんとか弾き出して浦和は難を逃れました。そして終わってみればこの時間帯が浦和が最も敗戦に近づいた時間帯でした。

 ところが新潟も新潟で、この超決定機を最後に急激にグダグダに。浦和も依然戦闘態勢を再建できずに時間が徒過。試合は塩化が進みに進んで当事者以外は全く興味を持ちそうにない残念な内容になり、双方さしたるチャンスを作れないまま当然のように延長戦突入。。

 ただ新潟が81分に放った3枚替えは両チームの選手交代の中で「相対的により悪い手」だったようで、後半途中投入の田中達也娘を延長戦途中で代えざるを得なくなる始末。浦和は延長後半になってようやく新潟を再度自陣に押し込み出し、延長後半10分には藤﨑→猶本→藤﨑と途中投入選手同士のコンビネーションによる決定機を作りましたが、今後は平尾が至近距離のシュートに反応してビッグセーブ!!!

 双方GKが見せ場を作ってのドローゲームはPK戦による決着へ。117分にPK戦要員として投入されたっぽい新潟3番目のキッカー横山のシュートはコースも甘ければスピードもなくて池田が難なくセーブ。

 一方浦和は全員PK成功。5番目のキッカーが池田だったのには心底びっくりで、よほどPKが巧いのかと思っていたら一番危なかったのは池田だったのには苦笑せざるを得ませんでしたが、とにもかくにもあの緩いシュートを平尾は止めきれず、浦和がPK戦による勝利ながらも見事3大会ぶり2度目の皇后杯を手にしました。

 まぁカップ戦なんでどんなに内容がクソであったとしても「勝てばよかろう」。選手も監督もスタッフの方々も、そしてはるばる広島まで駆け付けたファン・サポーターの皆様も本当にお疲れましたでした。

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-----高橋-----
高塚---塩越---島田
---柴田--伊藤---
栗島-後藤--石川-長嶋
-----池田-----

(得点)
11分 髙橋
28分 滝川(新潟)

(交代)
HT 島田→角田(角田CH、伊藤右SHへ)
76分 長嶋→遠藤
85分 高塚→藤﨑
114分 栗島→猶本(猶本CH、角田左SBへ)

 準決勝PK戦での大失態を埋めあわせるかのように山下主審の笛がえらく新潟寄りだった上に、NHKの実況・解説、そして絵作りに至るまでめっちゃ新潟寄りなのには参りました。髙橋の見せ場=森脇芸をスルーしたのはともかく(苦笑)、ハーフタイムに代表監督との話に尺を取りすぎて、楠瀬監督のハーフタイムコメントを後半の試合中に流さざるを得なくなったのはさすがに切腹ものだと思いますが。

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2025.01.25

めりけんや 高松駅前店 ~ しっぽくうどん

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 高松駅の南、高速バスターミナルの向いあたり。駅近かつ朝7時から営業しているせいか、早い時間帯から店は混みあっていて、場所柄インバウンド客もやってきます。そして店員の対応も実にこなれていました。

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 なお「めりけんや」はJR四国のグループ企業で、首都圏にも店舗展開しているようです。JR四国発足時にいろいろあった副業の生き残りで、パン屋が壊滅したことを思えばここまでよく頑張ったと胸が熱くなります。

 また高松駅構内にあった「連絡船うどん」はいつの間にかなくなったようで・・・

 多彩なメニューの中から冬季限定の「しっぽくうどん」「大(650円)」で注文。この店は配膳口に刻みネギと揚げ玉が置いてあって、その横にある天ぷらなどを取って最後にお会計する方式。会計後に薬味が置いてある丸亀製麺とは少し勝手が違いました。

 店内は場所柄かカウンター席主体で縦長の店内には島式カウンターが並ぶ他、窓際にもカウンター。テーブル席は店奥に4人卓×3だけでしょうか。卓上には七味と出汁醤油。但し給水機横にすりごまなどの調味料とれんげが置いてありました。

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 「しっぽくうどん」は大根主体ににんじん、さといも、ごぼう、鶏肉、しめじと実に具沢山!!ただ一般的には「けんちんうどん」と呼ばれるものとほぼ同じかも。「しっぽくうどん」は香川県の郷土料理らしいのですが・・・

 それはともかく食材の味を邪魔しないあっさりした出汁、そして讃岐うどんらしいコシのしっかりした麺も十二分に堪能でき、具だくさんも相まって朝からボリューム満点!!大満足の逸品でした。

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2025.01.24

上海亭@蕨 ~ 四川麻婆豆腐定食

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 京浜東北線蕨駅東口の正面、「餃子の王将」の先。先客ゼロ、後客3。開店して1周年を迎えたばかりのようです。

 卓上のメニューを見て「定食メニュー」の中から無難そうな「四川麻婆豆腐定食(700円)」を注文。

 11種類ある「定食メニュー」は700~850円と川口の激安中華料理屋と遜色ない価格設定。定食メニューはメイン料理にスープ、サラダ、きゅうりの漬物、杏仁豆腐といった構成でスープはおかわり1回無料。

 また「日替わり定食」が2種(730円or780円)ありますが、もともと「定食メニュー」が安いので「日替わり定食」は値段的にはあまり魅力がありません。厨房からはバカでかい中国語が飛び交っていますが、定食のメニュー構成はガチ中華ではなく完全に日本人向け。

 さらに定食メニューはご飯大盛り無料サービス継続中。ただ米価高騰を受けておかわりは有料になったとの貼り紙がありました。

 別途「ランチメニュー」も8種類あり、650~900円といったところ。また麺類とのセットメニューが少ないのもこの店の特徴。

 店内は4人卓×5と大きめのボックス席×5。

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 屋号は「上海亭」なのに麻婆豆腐にわざわざ「四川」を冠しているので結構辛いのかな?と思いましたが、なぜか粗目に刻まれている鷹の爪を齧りさえしなければ辛さはさほどのことはなく、むしろ痺れがちょっときついかな?と感じる程度。むしろとろみがやや強いのと量が多いのが目を惹きました。

 ご飯はデフォルトでもそこそこ量があって大盛を頼むと食べ過ぎになりそう。ただ麻婆豆腐の量もこれまた多いので最後に麻婆豆腐ばかり余らないようにペース配分を考えながら一気にフィニッシュ。

 定食類がめっちゃ充実したコスパ抜群の店なことが判ったので、おいおい他のメニューを試してみます。なお店は餃子を推しているようですが、隣に「餃子の王将」があるのにここで餃子を食べる必然性は全くないでしょう。たた「餃子の王将」は値上がりが顕著な上に定食はそんなに強くないのでこの店の存在価値は大アリです。

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2025.01.23

NARUTO@宮ノ前 ~ もやしそば

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 都電荒川線宮ノ前電停近くの「尾久消防署前」交差点を北へ入ってすぐ。向かいに荒川区立尾久図書館あり。先客ゼロ、後客6。

 店主が谷中の有名店「一寸亭」の出身だそうで、それに敬意を表して「もやしそば(850円)」。券売機は無くメニューを見て注文。後払い。

 メニューは他にラーメン、タンメン、うま煮そばなど。またチャーハン、中華丼といったご飯ものがある他、往訪時には「野菜炒め定食」も出していました。

 店内は入口近くに4人卓×2、2人卓×1。店奥に縦長カウンター6席。卓上にはコショウ、ラー油、酢、醤油。

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 餡のせいか、丼がずっしりと重くてびっくり。そして餡で蓋をされて熱々のスープからガンガン湯気が立ち上ります。餡が混ざらない状態のスープはあっさり醤油味。炒め物のもやしがたっぷり入っても全然脂っ気はなく、かえしも下手に出しゃばったりしない辺りが気に入りました。

 ただ具は他に豚バラ肉がわずかに認められる程度なので少々飽きやすい気も。そこで卓上のコショウが早々に大活躍。

 麺は中細ほぼストレートタイプ。つるつるした口当たりでやや柔らかめの仕上がり。

 判りにくいところでひっそりと営業している感じの店ですが、近所の高齢者が固定客としてしっかり付いているようで頼もしい限り。

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2025.01.22

丸政@韮崎 ~ 黄そば+山賊焼

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 中央本線韮崎駅に隣接。小淵沢にルーツがある「丸政」が山梨県内に展開しているそば屋の一つですが、立ち食いの小淵沢店と違ってここはテーブル席のみ(2人卓×5、4人卓×1、奥に小上がり4人卓×2)。

 今回は「黄そば(400円)」にチャレンジ。黄そばとは要するに中華麺。蕎麦汁に中華麺をあわせる駅そば店といえば姫路「まねき」が有名ですが、関東でこのタイプを出すのは珍しいかも。注文すると「ラーメンですがよろしいでしょうか?」と店員から念を押されました。

 黄そばだけでは寂しすぎるのでトッピングに「山賊焼(280円)」を注文。韮崎店はまず自分で揚げ物を小皿にとった後に麺類を注文して合わせて会計するという方式を取っていました。

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 麺は中細緩い縮れ入りでつるつるした口当たり。つゆは「まねき」と違って中華麺を前提に最適化されてる訳ではないので、正直「まねき」には及ばないかなぁ・・・

 そして山賊焼きのバカでかいこと!ニンニク醤油だれ漬け込んだ鶏モモ肉に片栗粉をまぶして揚げたものですが、バカでかいけれども身は結構柔らかく、しかも使っている油が良いのかなんら飽きることなく一気に食べ進められ、食べ終わっても胃のもたれ感皆無。

 ただバカでかい山賊焼を麺に後乗せするため、つゆが冷めやすいのが難。特に冬季はその難点が顕在化しやすいかと。

 甲府や小淵沢ならともかく、韮崎に途中下車する機会なんて早々ないでしょうから良い記念になりました。

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2025.01.21

河北や@戸田市喜沢 ~ 冷たい肉そば

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 喜沢通り「喜沢1丁目交差点」を南へ入って喜沢小学校の並び。戸田公園駅からも西川口駅からも遠い住宅地のど真ん中に立地。先客1、後客ゼロ。

 店内の券売機で「肉そば・冷(750円)」を注文。小判型のプラ札を渡されてしばし待機。小さい店ですが、セルフサービス方式です。

 店先にデカデカと掲げられている通り「山形肉そば」がウリの店ですが、店の雰囲気は居酒屋がランチタイムに「肉そば」を出している風。山形の蕎麦屋らしく「肉中華」がある他、カレーやカツ丼も用意。

 店内はカウンター3席と2人卓×6。卓上に調味料類はなく、配膳口にかためて置いてありました。

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 写真では判りづらいのですが、蕎麦は並太ながらも首都圏でありがちなものと比べると明らかに黒みがかっています。そして硬めの仕上がりで少々ごわついたような食感。私はこれが大好きですが、のど越し重視の方にはベクトルが真逆すぎて受け入れがたいかも。

 肉は鶏肉主体。しかもしっかりと噛みしめるとじんわり旨味が伝わってくるタイプ。これも好き嫌いは分かれそう。特に柔らかい食べ物に慣れた若い世代は苦手かも。肉が概して薄くて量も少ないのは値段的に仕方ないかと。

 つゆは冷たいのにマスクされて味が判りづらいのですが、必要以上に味が濃くない辺りは気に入りました。

 地元の固定客に支えられて長続きするといいのですが。

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2025.01.20

牛魯珈カレー@吉野家

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 吉野家が2025年1月16日から4月末まで期間限定販売中の「牛魯珈カレー(729円)」を試食。

 「牛魯珈カレー」は東京・大久保の人気カレー店「SPICY CURRY 魯珈」とのコラボ商品。カレーは「牛丼」の牛煮肉を盛り付けて提供され、「カレーにはクローブやカルダモン、シナモンなどのスパイスを使用することによって香り高さを演出しています。さらに、トマトや玉ねぎのうまみが行き渡ったルーにオニオンチョップを加えて食感にアクセントを出しました。ルーは小麦粉を使用していないため、さらりとしていることも特徴です。」というのが吉野家のウリ文句。

 また「SPICY CURRY 魯珈」の齋藤絵理シェフのコメントによれば「牛煮肉と混ぜて食べることで完成するバランスにしていることも特徴」とのこと。

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 配膳される途中から鼻を刺激するくらいスパイシー感マシマシ!!そして辛いというよりも絶えず舌を刺激してくるのが特徴。ただ旨味もちゃんと伝わってきて、やたら刺激が強いだけの凡百なカレーとは完全に一線を画しています。

 「牛煮肉と混ぜて食べることで完成するバランスにしている」とのことですが、正直牛肉はカレーと合わせても違和感がないといった程度。むしろ玉ねぎの甘さがカレーの刺激を時折緩和する方向で良いアクセントになっている気がしました。

 牛丼チェーン店のカレーと言えば個人的には松屋が頭一つ抜けている印象を持っていましたが、松屋が煮込み系で地歩を固めているのに対し、吉野家はスパイシーな方向に活路を見出してようやく一矢報いた感じ。とにかくカレーの出来が良いので、下手に「肉だく(839円)」にしないほうが良いと思います。それでは吉野家の本業の立場がないのでしょうが(苦笑)。

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2025.01.19

【短感】24-25年皇后杯準決勝:浦和L 4-1 I神戸

 年明け初戦となった皇后杯準決勝。小破して昨年のリーグ戦終盤欠場していた塩越がスタメンに復帰した他、同じく小破していた長嶋どころか昨年の皇后杯準決勝で負傷して長期離脱を余儀なくされていた猶本もベンチ入り。皇后杯は9人もベンチ入りが認められているせいか、ベンチは随分賑やかになりました。

 昨年末はAWCL参戦の影響で過密日程を強いられたこともあって塩試合の連続、「勝てばよかろう」にならざるをえない試合が目立ちましたが、ウインターブレイクと呼ぶにはあまりにも短いただの正月休みをもらった甲斐があってか、浦女の面々のコンディションは劇的に回復。序盤から厳しい前プレの連続で神戸を自陣に押し込み続けました。

 神戸の攻め手と言えばとにかく長身のCFスアレスへの放り込み一辺倒。スアレスがボールをキープしてサイドへ展開し、サイドからスアレス目掛けてハイクロスを放り込むという単純極まりないもの。ところが浦和の前プレが厳しいために神戸はそもそも高精度のロングボールを入れられない上に、アバウトに放り込んだところでスアレスへは石川&後藤がきっちり対応して何もやらせず。

 従って試合は序盤から浦和ペースで進みましたが、浦和も浦和で相手陣内でボールを握っている時間こそ長いものの決定機は作れないまま。

 そうこうしているうちに22分自陣深い位置でのロングスローからサンプソン→スアレス→愛川とヘッドで繋がれ、しかも後藤のクリアが短くてそのままサンプソンに渡ってしまって失点。そこまで全く何もやらせていなかった相手に「高さで屈してしまう」という非常に嫌な形、ある意味神戸の得意パターンで失点してしまいました。

 ただ先制点を許したものの試合の流れは特に変わらず、24分島田、32分塩越と神戸ゴールを脅かす形も増え始め、そして42分伊藤→島田→塩越のパスワークから遠藤が神戸最終ライン裏へ飛び出してクロス→髙橋のシュートがDFに当たってコースが変わったのも幸いして浦和が早いうちに同点。

 さらに45+2分栗島ロングフィードを髙橋が収めただけではなく、くるっと反転して土光を交わして前を向いたのが光るプレー。浮き球縦パスをもらった島田が追いすがるDFを振り切りながら冷静にGKの股を抜いて一気に逆転!!一対一でGKにぶつけがちだった島田、よくやってくれました!!!

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 公式記録では神戸の前半のシュートは得点になったあの一本だけ。あんまりな惨状に業を煮やしたのか、神戸は後半頭から一気に3枚替え。ただサンプソンを代えて15歳のCB北村を入れた意図は謎でした。

 神戸は3枚替えだけでなく、単純な放り込みを控えて後方からしっかり繋ぐ策に切り替えた風でしたが、神戸のビルドアップはスペイン人監督が指揮しているとはとても信じがたいくらいお粗末なので浦和はますます楽に。神戸の出方の変化に戸惑った後半頭こそ多少神戸の攻勢を許す場面もありましたが大過はなく、楠瀬監督は63分高塚に代えて角田を投入して中盤のボール奪取力を強化。

 そして66分CB三宅のトラップが流れたのを髙橋が見逃さずに高い位置でボール奪取→塩越は迂闊に飛び込んできた北村をあっさり交わしてゴール!!

 これで神戸は緊張の糸が切れたようになり、浦和のやりたい放題に。73分ハイボールを競った高橋がDFを巻き込んで最前線で潰れたのが効いて、塩越→伊藤がルーレットのようにくるっと回って左足で4点目。

 事実上勝負は決したと見て楠瀬監督は83分故障でもないのにGKを代える「舐めプ」を含めた3枚替えを敢行。さらに89分には長期離脱からようやくベンチに戻ってきた猶本をピッチに送り出す親心すら見せて試合終了。

 先制点こそ許したものの、終始神戸に何もやらせないまま完勝。コンディションが劇的に回復した効果はてきめんで浦女の選手たちは最後までよく走りました。島田なんて3点リードしてて、しかも足を痛めた直後なのに激走プレスバックしてボールを奪っていましたから、「どんな時もさぼらない」意識がチーム内で徹底しているのでしょう。

 また体格で相手が優位なチームと対戦する機会って国内では神戸しかおらず、その神戸相手に完勝したのはAWCLに向けての良い予行演習になったと思います。特にCB後藤はスアレス相手に奮戦して自信をつけたことでしょう。

 逆に神戸はあのパワフルだが単純極まりないスタイルではだんだんリーグ戦で勝ち点が伸びなくなってきたのがよくわかった気も。解説の鮫島さんがあまりにも神戸に見所がないので、案外浦和を褒めていたのが実にこそばゆいのなんの。


-----高橋-----
高塚---塩越---島田
---柴田--伊藤---
栗島-後藤--石川-遠藤
-----池田-----

(得点)
22分 サンプソン(神戸)
42分 高橋
45+2分 島田
66分 塩越
73分 伊藤

(交代)
63分 高塚→角田(角田CH、伊藤左SH)
83分 池田→福田
83分 後藤→長嶋
83分 島田→藤﨑
89分 塩越→猶本

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2025.01.18

そば川@川口青木 ~ ゲソ天そば

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 市役所前通りの一本北側の通り、朝日橋西詰。真新しいアパートの1Fに入居しており、隣が中華料理屋。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機ボタンを見て「ゲソ天そば(500円)」を注文。屋号に「朝日の食堂」を冠していますが、往訪時には定食類どころかカレーや丼ものを出しておらず、蕎麦&うどんだけで営業。実態としては「天ぷらでちょい飲みもできる立ち食い蕎麦屋」といったところでしょうか。

 もっとも立ち食い蕎麦屋といっても椅子がちゃんとある(L字型カウンター6席と2人卓×2、4人卓×1)辺りは最近の駅の立ち食い蕎麦屋と全く同じです。卓上にはやきしお、七味、醤油。

 店はオッサン一人で切り盛りしていましたが、オッサンのTシャツに「大衆鉄板くりちゃん」とあって、そこと関連があるようです。

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 出来上がりに案外時間がかかったところから察するに、駅の立ち食い蕎麦屋でありがちな「茹で麺にさっと湯を通して出来上がり」なタイプではなく、生蕎麦を使っていそう。クォリティーは麺も汁も駅の「いろり庵きらく」とほぼ同等。

 ゲソ天は細かく刻まれた細いゲソがたくさん入っているタイプ。太いゲソがゴロゴロなタイプと比べるとビジュアルこそちょっと寂しいものの、揚げてからそんなに時間が経っていないせいか、サクサクとした食感が楽しめました。この辺は「いろり庵きらく」より圧倒的に上。

 川口駅からも川口元郷駅からも遠い住宅地にあるので近所の方しかまず来ないでしょうが、飲食店が少ないエリアなので案外商売になるのかも。

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2025.01.17

かにめし@網走・モリヤ商店

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 正直網走くらいの規模の駅で未だに駅弁が売られていること自体奇跡でしょう。網走よりはるかに利用客数が多い北見ではもうかなり前から駅弁を売っていません。石北本線自体の存続が取りざたされるようになったところを見ると駅弁屋が成り立つほど乗客の絶対数がいないのでしょうが、なぜか網走の駅弁は健在。

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 ただ往訪時は観光のシーズンオフだったためか、駅待合室の一角に駅弁専用の売店は定休だったので、駅近くにあるモリヤ商店本店で「かにめし(1100円)」を購入。

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 ご飯の上にカニフレークを厚めに敷きつめ、さらに椎茸、昆布、錦糸卵、紅生姜などを載せたもの。醤油ベースの出汁で炊き込んだご飯も冷え切ってはおらず、この状態なら何をどう作ろうが間違いなく美味い。似たようなものが多い「かにめし」ですが、出来たてというだけで印象が格段にアップ。ご飯の味付けがあっさりめ(塩分2.11gと駅弁にしては控えめ)で、カニの美味さを引き出しているのも好印象。

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2025.01.16

インデアン 釧路あさひ町店 ~ チキンカレー

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 豚丼と双璧をなす帯広のB級グルメ「インデアンカレー」。東京どころか札幌にすら出店していないので、てっきり帯広エリアに特化したローカルチェーン店だとばかり思っていたのですが、なんと釧路に2店舗あることに気づいたので早速往訪。

 訪れたのは釧路あさひ町店。釧路駅から線路沿いに東へ徒歩10分ちょっと。スーパー兼ドラッグストアみたいな「ビッグハウス」に併設されていますが、外観は併設というレベルを突き抜けているような。16時過ぎという中途半端な時間帯にも関わらず、先客5、後客6とそこそこの賑わいでした。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「チキンカレー(770円)」を注文。辛さは普通・中辛・辛口・大辛・極辛の5段階から選べますが、店員が「辛さは普通でよろしいですか?」と有無を言わさないような押しで迫って来たので「普通」で。

 店内は縦長U字型カウンター10席強とボックス席×3。卓上に福神漬としその実の醤油漬けはともかく、なぜかガリがあるのが実にインデアン。ホットオイルという辛味調味料も。

 カレーのルーは「ベーシックルー」「インデアンルー」「野菜ルー」の3種類があり、かつメニューによってルーを作り分けられているようで、チキンカレーのデフォルトはベーシック。なお野菜ルーは数量限定で、往訪時は既に売り切れていました。

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 ベーシックカレーは「やわらかく煮込んだ若どりのムネ肉が大胆に入っています。チキンの美味しさを存分に味わって下さい。」というのがウリ文句。

 ルーはとにかくドロドロというかとろみが超つよくて、ちょっとほっておくとすぐに表面に膜が張るレベル。辛さを「普通」にしたためか一段と旨味重視にベクトルを振った感じで、ちょっと甘めでしょうか。但し全く辛くない訳ではなく、あとからじわじわ辛さがやってきます。

 そしてルーの中には角刈りのチキンがゴロゴロ。「ごろごろチキン」と言えば松屋の超ヒット作カレーの代名詞ですが、チキンの旨味がしっかりしていて松屋の淡白すぎるチキンとはレベルが違い過ぎました!! それなのに松屋の「ごろごろチキン」より若干安いのが謎。

 終盤にホットオイルを試してみましたが、ホットオイルは少量でもヒリヒリ感が結構強まるみたい。よって味変アイテムには悪くはないものの、インデアンはうまみを堪能してこそなので入れすぎ注意。

 あえて難をいえばご飯がちょいパサつき気味だったくらいでしょうか。ボリュームも結構あって、ルーの特性も相まって食後はかなりずっしりと腹にきます。でも全く飽きずに一気に完食できるあたりはさすがインデアン。往訪の度に値上がりしているとはいえ、それでも相変わらずコスパも抜群。いやはや恐れ入りました。

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 食後は日の入りが早い釧路の街を散策。

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2025.01.15

ぱんちょう@帯広 ~ 豚丼

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 帯広豚丼の代名詞とも言われる「ぱんちょう」。帯広豚丼自体は過去他店で何度か経験済ですが、「ぱんちょう」はたまたま定休日だったり、移転のために一時閉店していたりしてなかなか縁がなく、超有名店にも関わらずこれが初往訪。

 普段は行列店だそうですが、往訪時は観光のオフシーズンかつ平日だったせいか、11時開店の5分前に到着したところ先客1、開店までに後客1。開店後8と早くから賑わってはいましたが行列が出来ずじまい。

 着席すると早速注文を取りに来たので「豚丼・竹(1050円)」を注文。豚丼専門店でメニューは豚丼と味噌汁しかありません。

 なお創業当時の女将さんの名(梅さん)にちなんで、松・竹・梅のランクが通常とは逆=梅が上位なのがこの店の流儀。梅の注文が目立ちましたが豚肉の枚数が違うだけでご飯の量は同じとのこと。なお豚丼専門店にも関わらず女性の一人客が複数いたのは特筆事項かも。

 店は縦長で2人卓×6と6人卓×3が縦にずらずらっと。6人卓は中に仕切り板を立てて普段は4人卓+2人卓として使っていました。卓上に調味料類はなし。厨房と客室が離れているため、豚丼店にありがちな油煙が客室まで流れてこないのは嬉しいかぎり。

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 ぱんちょうの豚丼はご飯の上にどーーーーんと豚肉が乗っているだけでタマネギとかキャベツとか野菜は皆無。わずかにグリーンピースが色どりを添えているだけで直球ど真ん中タイプ。ただ「甘辛い中にほんのり渋みが混じった「秘伝のタレ」の出来がとにかく秀逸。そのタレが必要以上に多くなく、むしろ薄味に感じるくらい。

 一方豚肉のほうは噛み応えこそしっかりしているものの全然硬くはなく、ロース肉のせいか全然脂っぽさを感じない辺りも実に良い感じ。肉、タレともとにかくやりすぎ感がない、いい意味での中庸さが気に入りました。また量は個人的には「竹」で十分でした。

 ただタレは底に溜まりがちで、上の方は白米も同然なので食べ方には要注意なのとご飯がちょいパサつき加減なのが画竜点睛を欠いた気も少々。また味変アイテムに山椒があっても良いかと。でも値段を考えると総じて大満足の出来でした。

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2025.01.14

よもだそば@御徒町 ~ 特大かき揚げそば・半カレーセット

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 山手線御徒町駅高架下西側。北口と南口の中間辺り。3年ぶりの再訪。他に日本橋・銀座・新宿西口にも店舗展開しているようです。

 外観通りの立ち食い蕎麦屋さんで、店先に「名物!」と大書してある「特大かき揚げそば」が気になったので、「特大かき揚げそば・半カレーセット(800円)」を注文。注文すると「温かいのでいいか?」と念を押されました。

 店内は横長L字型カウンター7席と2人卓×1、立ち食いカウンター5席。席間はやや狭め(特に立ち食い席)。入口近くで注文した品&水、さらにレンゲを受け取って立ち食い席へ。

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 まず蕎麦のほうから試食。「特大かき揚げそば」は玉ねぎがほとんどでわずかにニンジンが認められる程度。しかもコロモが案外多くてサクサクっとした仕上がりにはほど遠く、一昔前の残念な駅の立ち食い蕎麦屋のかき揚げよりは多少マシかと程度。ゆえに正直期待外れ。蕎麦や汁はJR駅構内によくある「いろり庵きらく」とほぼ同レベルで悪くはありません。

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 一方カレーのほうは店が「本格和風インドカレー」と称していますが、蕎麦屋のカレーとしてはかなりインド風。サラッとしたカレーでカレー粉主体の香辛料が舌をおもっきり刺激する刺激重視、辛さ重視のカレーです。癖の強い香辛料もわずかに混じっている辺りが本格インド風でしょうか。

 隠し味にそばつゆを効かせているようですが、あくまでも隠し味でそばつゆが全面に出た、いかにも和風で甘味と旨味重視の蕎麦屋らしいカレーとは全然違います。またやたら辛いだけで旨味に乏しい、駅のカレースタンドにありがちなタイプとも完全に一線を画していて旨味もそれなり。値段を考えば秀逸の出来と言って差し支えないでしょう。

 立ち食い蕎麦屋ですが、実力はどう考えてもカレーのほうが圧倒的に上。カレー単体に何かトッピングを乗せるだけで充分かと。

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2025.01.13

うきしろ亭@三原 ~ たこ天丼

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 明石ほど知名度・ブランド力はありませんが、広島県の三原もたこをガチ推し。推しの一環として「たこ天丼」を売り出していると聞いて試食に出かけました。

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 往訪したのは三原駅から三原港まで続く商店街「マリンロード」にある「うきしま亭」。外観で判るように本業はうどん屋ですが、店先に「たこ天丼」の文字がちゃんと掲げられています。先客1、後客5。

 店内の券売機で早速「たこ天丼(750円)」を注文。食券を渡すと小判形の札を渡されてしばし待機。出来上がると自分で取りに行くというフードコートみたいな方式でした。

 店内は横長カウンター9席と4人卓×2。卓上には七味のみ。但し、配膳口に刻みネギと天かす、カレー天かす、その他各種調味料が置いてありました。なおたこ天丼はデフォルトではネギなしです。

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 お吸い物が付いてきましたが、たぶんうどんのつゆだろうなあ、これ?

 で、肝心のたこ天丼ですが、たこ天自体はコリコリした食感も楽しくて悪くはないものの、ご飯の量と比べると量的にちょっと寂しげ。タレの量も少なめなので、正直少々物足りない気が。しかも刻みネギを加えたといってもそれ以外はたこ天しかないのでどうしても飽きてしまいがち。

 よって、うどんのサイドメニューとしてミニたこ天丼ならともかく、単品で食べるのは正直ちょっときついかなぁ・・・また「てんや」に慣れるとコスパも良いとは言い難いですし。

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 三原駅の裏には城跡があるのを知っている方はあまりいないかも。近くの福山城と違って天守や櫓といった建造物が建っている訳ではない上に、そもそも駅に近すぎて新幹線の車窓からは見えないかと・・・

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2025.01.12

早春海老天丼@てんや

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 「てんや」が2025年1月9日から期間限定で販売中の「早春海老天丼(980円)」を試食。2月中旬まで販売予定。

 「早春海老天丼」は「香り高い『姫甘えび』とてんや初登場の『わさび菜』を合わせたサクサクな『かき揚げ』、プリプリな身が特徴の『海老』、柔らかな身が魅力の山口県産『レンコダイ』、シャキっとした食感の『ヤングコーン』、定番の『いか』を合わせ、様々な食感のコントラストを楽しんでいただける一杯に仕上げました。明るい年明けを迎えられるような華やかな彩りの天丼です。」というのがてんやのウリ文句。

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 ウリ文句の紹介順通り、「海老天丼」といっても甘えび交じりのかき揚げが主体で、海老天は細いのが一本だけ。またポスターでは「山口県産レンコダイ」という謎のタイを大きめに打ち出していますが、味はいたって淡泊。他のヤングコーンやイカ共々トータルで胃にもたれにくい、飽きが来ない仕上がりになっています。

 なお往訪した店はタブレットでの注文でしたが、たれの多寡を選べるオプションがあることに気づきました。てんやのたれは個人的には濃すぎてしつこい嫌いがあるので、次は「丼たれ少なめ」を試してみます。万一物足りなかった場合は卓上のたれを足せば済むことですし。

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2025.01.11

しいたけ弁当 素晴ら椎茸@アベ鳥取堂(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 アベ鳥取堂といえばカニ系の駅弁が有名ですが、椎茸を全面に押し出している駅弁「しいたけ弁当 素晴ら椎茸(1400円)」を見かけたので試食してみました。鳥取県に椎茸の産地というイメージは全くありませんが・・・

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 ビジュアルが非常に地味ですが、ぱっと見てもわかるように山椒の炊き込みご飯の上に椎茸がこれでもかこれでもか!と言わんばかりに詰め込まれています。

 しかも枚数が多いだけでなく結構な肉厚。椎茸は「他に類を見ない驚きの肉厚!!まさに『椎茸の王様』です」がウリ文句のジャンボ115号椎茸で、確かにその売り文句に偽りなし。

 たださすがにここまで椎茸が多いと飽きがきます。筍の土佐煮やにんじん醤油漬は共に薄味すぎて箸休めにしかなりませんし、椎茸を若干減らしていいから鶏肉醤油煮を増やした方がバランス良さげ。

 また早朝なので仕方ないのですが、ご飯が硬くてパサつき気味だったのも少々残念でした。

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2025.01.10

満腹@新御茶ノ水 ~ 中華そば

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 千代田線新御茶ノ水駅の南端(B3b出口)から徒歩1分。三井住友海上ビルの南。「とくや」の跡地。11時の開店5分前に到着したところ先客2、開店までに後客2でしたが、開店と同時に三々五々客がやってきて、退店時外待ち2。

 外観通りラーメン専門店ではなく、レバニラ定食、餃子定食、しょうが焼き定食などご飯もののラインナップを増やしてちょっと町中華に寄せたようなコンセプトの店ですが、とりあえず「中華そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上にはコショウ、一味、豆板醤、ラー油、酢、醤油。

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 表面の脂が目立つスープは豚肉の出汁よりも醤油が前に出たタイプ。一口め、二口めはそうでもなかったのですが、食べ進むと強烈にしょっぱさが増してきて、せっかくの豚肉の出汁の旨味はかき消され気味に。「醤油飲ませる系」ですなあ、これは・・・

 麺は並太ストレートタイプで、あまり水気を吸わなさそうな、心持ちざらつき&ごわつきを感じました。ただ濃すぎるスープに全く負けない辺りは計算されているがゆえでしょう。

 薄いバラ肉チャーシューがたっぷり入っている上に刻み青ネギも多めなので、ライスをつけるのもよさげ。他に青菜。

 この感じだと中華そばよりレバニラ定食のほうが無難かなぁ。でも川口の激安中華料理屋に慣れた身としては町中華としては正直コスパ悪すぎかと。

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2025.01.09

瞠@池袋 ~ あぶらそば

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 池袋駅東口、Hareza池袋(旧豊島区役所)の裏辺りの高速道路高架沿いに立地。ほぼ3年ぶりの往訪。先客ゼロ、後客1。
 
 入口脇の券売機ボタン先頭の「あぶらそば・味玉付き(1000円)」を注文。中盛無料サービスなので中盛にしてもらいましたが、量は明示されず。わざわざ「味玉付き」と付されていますが、味玉がない廉価版メニューは無いみたいで、なんだかなぁ。正直味玉はオプションにして値段を下げてくれたほうがありがたいのですが・・・
 
 ボタン最上段は他に「比内地鶏のあぶらそば」「次郎のまぜそば」。その下に小さいボタンで「らーめん」「つけそば」。もともとは店外の看板を見ても判る通り「濃厚魚介らーめん」がウリの店でしたが、前回往訪時には既にあぶらそば推しの店に変わっていました。。
 
 店内は縦長L字型カウンター10席ちょっと。照明を落として落ち着きを演出した店内、そして脚高な椅子はあい変わらず。卓上には黒胡椒、一味、酢、ラー油、自家製えび油、タバスコ。

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 麺の上にはかつお節、刻み玉ねぎ、刻み青ネギ、メンマ、フライドオニオン、細かく刻まれたチャーシュー、海苔、そして青ネギの上にちょこんと一味といったところでしょうか。
 
 ひとしきりまぜまぜしてみましたが、タレは多くも少なくもなく、自然体で食べているうちに最後はちょうどタレがなくなるくらいの塩梅。かつお節を乗せていることもあって節系の味わいが心持ち強めですが、あぶらそばの割にはかなり薄味。らーめんやつけめんは無化調と店内に案内がありましたが、あぶらそばも同じなのかな? 後客が「らーめん」の注文で「味濃いめで」と言っていたのも納得。

 麺は太いほぼストレートタイプでわずかにざらつきのある口当たり。噛み応えがしっかりしていて非常に気に入りました。

 店では酢やタバスコを味変アイテムに勧めていましたが、自家製えび油も一興。中盛だと量的にも十分満足できましたし、全く箸が止まることなく一気に完食。

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2025.01.08

さけめし@直江津・ホテルハイマート(上越妙高駅「駅弁山崎屋」にて購入)

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 直江津といえばかつては駅前の老舗ホテル「ホテルセンチュリーイカヤ」と「ホテルハイマート」が駅弁でも覇を競っていましたが、北陸新幹線開業と共に鉄道の要衝としての直江津駅の地位低下が顕著になったせいか「ホテルセンチュリーイカヤ」は駅弁から撤退。今は「ホテルハイマート」のみが駅弁の製造・販売を続けています。

 今回は上越妙高駅内の「駅弁山崎屋」で「さけめし(1400円)」を購入。往訪したのは15時半過ぎでしたが、人気駅弁は売り切れ続出。「さけめし」も私が買った直後に売り切れていました。

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 「さけめし」はご飯の上に焼鮭、いくら醤油漬。汐ふき昆布、錦糸卵を乗せたもの。そして箸休めに奈良漬と生姜甘酢漬、デザート代わりに杏のシロップ漬け。汐ふき昆布は超細く刻まれているのでご飯の味への影響は微小。よって炊き込みご飯とは言い難いかと。またたいくら醤油漬は直接ご飯に乗せずに銀紙カップに入れる辺りは「あくまでも焼き鮭が主役」と言わんばかりの心憎い配慮。

 焼鮭は切り身がゴロンではなく、食べやすいように細かくほぐしてあります。これはこれで食べやすくて良いのですが、どういうわけかほぐし身にえらくバラツキがあって、やたら硬いのもあればしっとりと柔らかいのもあり。やたらしょっぱいのもあれば薄味のもあって少々不思議。

 ご飯はやや少なめで、焼鮭は総じて塩気きつめなので完全にビールのアテ向きの一品でした。

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2025.01.07

一由そば@日暮里 ~ ジャンボゲソ天そば

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 山手線日暮里駅東口前に林立する再開発ビルの裏、尾久橋通りに出ようかという辺り。24時間営業で11時頃に到着したところなんと外待ち10人強!! もっとも立ち食い蕎麦屋なので頗る回転は良いのですが、待っているうちにどんどん後客がやってきて、退店時には外待ちが20人くらいに増えていました。また立ち食い蕎麦屋かつこの外見にも関わらず、女性の一人客もちらほら。

 券売機はなく、窓口で「温かいそば・大盛り(370円)」と「ジャンボかき揚げ(230円)」を注文。最近値上げしたようですが、それでも立ち食いそばでも安めの価格設定です。

 店では「名物太蕎麦」を推している風でしたが、かつてこの店の流れを汲む「一○そば@駒込」で太蕎麦を試食した際の印象が良くなかったので普通の蕎麦にしました。また他の客も太蕎麦を頼んでいる客はいなかったような・・・

 店内はカウンター5+3席と2人卓×1で席間は狭小。卓上には七味、すりごま、そしてなぜか鷹の爪主体の辛味。水セルフですが、狭い店の片隅に給水器があるだけなので混んでいると取りに行けません。
 
 窓口にいるオッサンがちゃっちゃと蕎麦を茹でてゲソ天を乗せたらあっという間に出来上がり。出来上がりがあまりにも早いので、食べるのが遅い先客が多いと店内が渋滞してしまい、丼を持ったままカウンターが空くのを待つ羽目になった方もいました。

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 ジャンボゲソ天はゲソのぶつ切りのかき揚げ。ゲソ自体やたら硬くはなく、ちゃんとゲソの味わいを保っていましたし、見た目と違って油もそんなに悪くはないようで食後の胃もたれ感も軽微。

 蕎麦は如何せん茹で蕎麦をさっと湯に通しただけなので、「いろり庵きらく」が普及する前の駅の立ち食いそばよりは少しマシかな?と言った程度。やや柔らかめだったのはともかく、大盛といってもさほど多いようには感じず。場所柄客の年齢層が高いので並の量がそもそもあまり多くないのかも。

 つゆは黒々とした見た目に反して全然しょっぱくなく、節系の出汁の旨味がしっかり感じられてまずまず。

 立ち食いそばとしては十分なクォリティーで、コスパの良さは驚異的。手狭な店に行列が出来るのも納得。

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2025.01.06

【祝】早川隼平選手 浦和レッズ復帰

 昨日(1/5)、早川隼平選手のファジアーノ岡山への育成型期限付き移籍から復帰する旨が公表されました。

 早川は2023年ユース在籍中に2種登録ながら、過密日程に苦しんだスコルジャがルヴァン杯グループステージ第3節川崎戦後半途中投入で浦和トップチームデビュー。

 続くルヴァン杯グループステージ第4戦ではスタメンに抜擢され、しかも初ゴールまで記録。この試合で印象に残ったのはカンテとの相性の良さ。カンテが「こいつは使える!!」とばかりにパスを出し始め、早川がそれに応えて良いところへリターンと非常に早い段階で良い関係を築いていました。

 おまけに早川は隙あらばシュートを撃ってくる積極性が非常にしょっぱかった当時の2列目の中でスコルジャの高い評価を受けたようで、U-21選手出場義務要員としてルヴァン杯で重用されるだけでなく、リーグ戦、はてはACL決勝第1戦でも起用されました。

 ルヴァン杯は決勝まで勝ち進んだこともあって、早川は当然のようにニューヒーロー賞を受賞。そして今年は晴れてトップチーム昇格とここまでは順風満帆だったと言っていいでしょう。

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 ところが翌年監督がヘグモに代わると一転して出場機会皆無。ベンチ入りすらG大阪戦とルヴァン杯鳥取戦の2試合だけ。ルヴァン杯がトーナメントになったことに伴ってU-21選手の出場義務がなくなったのは早川には痛手だったでしょう。

 しかしルヴァン杯で堀内には出場機会が与えられ、早川にはなかったところを見るとヘグモが要求するものが早川には全然なかったのかもしれません。前年もガツガツ当たりに来るような相手には苦戦しており、IHだろうがWGだろうがとにかくフィジカル面で全く物足りないと評価されたのかもしれません。

 そこで早川は5月に入るとすぐに出番を求めて岡山へ育成型期限付き移籍。岡山では加入直後からトップ下でスタメンポジションを掴んで計15試合(うちスタメン12試合)出場。ただスタメンで出ても後半早い時間帯に下げられてしまう試合だらけだったのと、10月以降はなぜかベンチにも入れなくなったことも相まって出場時間は843分に留まりました。

 早川がシーズン終盤に出番を失ったのは小破したためなのか、あるいは監督の要求水準に応えきれずにポジションを失っただけなのかは全く判りません。

 とはいえ、ユース卒の新人がJ2上位チームでそれなりに足跡を残せたのは大したもの。そのまま岡山なり他チームなりで武者修行を続けても何の不思議もなく、浦和FB本部も2列目だだ余りの状況下でわざわざ早川を積極的に呼び戻すとも考えづらいので、早川自身が浦和帰還を強く希望した結果なのでしょう。

 2023年にスコルジャが早川を高く評価していたのが早川の浦和帰還に繋がったのは疑いありません。ただあの年は如何せん超過密日程でやむなく早川を抜擢していたのも確か。今は渡邊を筆頭にトップ下が出来る人材がアホほどいて、しかもCWCがあるとはいえ2023年ほどの過密日程でもなく、早川の出番は早々巡ってこないかもしれません。

 早川の選択が吉と出るか凶と出るか。

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【祝】金子拓郎選手 KVコルトレイクより完全移籍加入

 先日(1/4)、金子拓郎選手のKVコルトレイク(ベルギー1部)からの完全移籍加入が公表されました。

 金子の移籍話は12/17に機関紙スポニチが「複数の関係者によると、すでに両クラブ間で合意。契約の細部を詰める段階に達している」と報じたのが嚆矢。その翌日には報知が「すでに移籍交渉は大詰めを迎えており、獲得は濃厚となっている。」と報じたもののさらなる続報はないまま時が経ちましたが、無事正式加入の運びとなりました。

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 金子は札幌からの期限付き移籍でディナモ・ザグレブに所属し、公式戦41試合出場5得点6アシストでリーグとカップ戦の2冠に貢献。ただディナモ・ザグレブは買取オプションを行使しなかったので、コルトレイクへ完全移籍して今季はリーグ戦14試合1得点を挙げていたようです。コルトレイクでそのままさらなるステップアップを目指しても良さそうなものですが、スポニチによれば浦和が「何年間もラブコールを送り続けてきた」そうで、埼玉県比企郡小川町出身という「埼玉の血」が蠢いたのかもしれません。またディナモ・ザグレブで一緒だった荻原や、前橋育英の先輩渡邊から魔の手が伸びたかもしれません。

 コルトレイクへの在籍は半年でしかないので当然契約期間途中(契約は2027年6月まで残っているとの話も)の移籍で、浦和は相応の移籍金を払っての獲得のはずです。

 金子は非常に判りやすい、典型的なサイドアタッカーで左利きながらも右サイドが主戦場。札幌在籍時代には浦和は何度も金子にズタボロにやられました。

 浦和は昨季右WG/SHのファーストチョイスは大久保でしたが、守備は一生懸命やってくれるし、対面の相手を独力で剥がす能力もあるものの得点力は相変わらずしょぼいままで、おまけに故障がち。前田は守備に難があって、それを補ってあまりあるほど得点能力はないというありさま。二田も終盤の替え駒に使えるかどうかというレベルでしかなく、関根に至ってはもはやSHでなく右SB要員かもしれないという惨状。

 よって「やたら頭数はいるがJ1で違いを出せる選手はいない」という状況を抜け出すべく、金子獲得に動いたのは納得がゆきます。逆に言えば整理すべき選手を整理できていないのが気になりますが・・・

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2025.01.05

【祝】荻原拓也選手 浦和レッズ復帰

 昨日(1/4)、荻原拓也選手のGNKディナモ・ザグレブ(クロアチア1部)への期限付き移籍から復帰することが公表されました。

 荻原の浦和復帰は12/24に機関紙スポニチが「浦和へ復帰することが24日、決定的となった。複数の関係者によると、近日中に正式発表される。」と当確を出していましたし、それ以前にディナモ・ザグレブが買い取りオプションを行使しないとの噂が海外メディアで流れていたのでかなり早い時点から既定路線だったと言っていいでしょう。

 買取オプションを行使してもらえるだけの活躍が出来なかった選手をだらだらとレンタル継続せずに浦和へ連れ戻した点では松尾と同じコースです。もっとも買い取りオプションが行使されたところで50万ユーロでしかないしょっぱい契約内容、まるで安売り王ロヂャーズだった訳ですが、その行使すら渋るとはなぁ(苦笑)。

 なおクロアチアメディア「Germanijak」が「12月2日の練習中に接触プレーで負傷。直ちに病院で検査を受けた」との報もあり、それがどの程度の怪我なのかは全くわかりません。

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 荻原は2018年加入の浦和ユース育ち。2021年にレンタル先を新潟から京都に変更したところ、キジェ流がよほど荻原の気性にあっていたのか左SBを主戦場に40試合2858分出場、しかも38試合がスタメンというバリバリの主力選手にのし上がりました。荻原が左サイドをドリブルで切り裂いてからのウタカ目掛けてのクロス攻撃はこの年の京都の十八番でしたし。2022年も荻原自ら望んで京都へのレンタルを継続し、2023年に2年半に及ぶレンタル修行を経て浦和に戻ってきたという経緯があります。
 
 荻原はドリブルに強烈なストロングポイントを持っている反面、往々にして相手に食いつきすぎる「狂犬型」の選手で、かつての浦和在籍時には気性難で空回り気味というか、競馬で言う「かかり気味」で終わってしまう試合が目立ちました。キジェ式の「根性で走れ!!」的なサッカーでその悪癖がさらに酷くなっているかも?と心配しましたが、浦和に復帰した荻原は意外にも攻守のバランスはかなり改善されていて、かつてほど豪快に裏を取られる場面は少なくなりました。一方得意のドリブルからのクロスはターゲットの人材不足から不発に終わった感も。もっとも相性が良いリンセンは如何せん出場機会が少なくて・・・荻原本人も決定機逸が目立ちましたし。
 
 そんな荻原へのスコルジャの評価も悪くはなかったようで、大畑を抜いて左SBの控え一番手に。酒井が故障がちで明本を右SBへ転用せざるを得ない試合が多かったこともあって、左SBでスタメン出場する試合も増え、さらに明本も故障して右SBで出場する試合もあって荻原は2023年リーグ戦28試合(うち15試合)1512分出場と準レギュラー格の戦力となり、浦和のレンタルバック組としては珍しい成功例にもなりました。
 
 ただシーズン終盤は疲労困憊も相まってか元来の欠点=守備不安を露呈。簡単に裏を取られてボックス内で思わず手を出して相手を倒してPKを取られる試合が続きました。そんな荻原のどこをディナモ・ザグレブが評価したのか全く判りませんが、残念ながら結果的にディナモ・ザグレブも浦和も幸せにならなかったレンタル移籍劇になってしまいました。

 そして荻原の難点がディナモ・ザグレブでどの程度解消されているかどうか。左SBは荻原の突然の海外移籍で昨季穴が開きっぱなしだったので「自分で自分の穴を埋めた」格好になってしまいましたが、経緯はともあれ意義深いレンタルバックになったと思います。もっとも荻原にしても同ポジションの大畑にしても依然として「トンズラの野望」を隠していないのが困りものですが・・・

 

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【祝】長倉幹樹選手 アルビレックス新潟より完全移籍加入

 先日(1/3)、長倉幹樹選手のアルビレックス新潟からの完全移籍加入が公表されました。

 長倉の移籍話が明るみになったのは割と遅くて、12/26にスポニチと報知が報じたのが嚆矢。ただスポニチは「決定的となった」とかなり踏み込んだ表現だったのに対し、報知は「獲得に動いていることが25日、分かった。関係者によると、移籍交渉は大詰め」とやや抑えた表現だったので当確というにはほど遠かったのですが、さほど時を置かずに正式決定となりました。

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 長倉は浦和ユース出身ですが、順大→東京ユナイテッドFC(関東社会人1部)→群馬(当時J2)→新潟(J1)と随分遠回りしてからの浦和帰還となりました。浦和強化サイドが意図したわけではないが、他所で十二分に実績を積み、J1で通用する実力があることを証明してから浦和に帰ってきたという点では松尾と同じコースです。なお浦和ユースと群馬で大槻さんの指導を受けています。

 また長倉はFW登録で、しかも既にレンタルバック済の髙橋とほぼ同世代ですが、髙橋のような最前線で身体を張りまくる典型的なCFタイプではなく、どちらかといえば俊足を生かしてサイドからのカットインを得意とするタイプで全くプレースタイルは被りません。ただ守備に一切手抜きなしという点は髙橋と似ていて、そこはいかにもスコルジャ好みのFWです。

 プレースタイル的に長倉は左WG/SHでの起用がメインになるかもしれません。そのポジションは松尾が故障のためキャンプに間に合わないのは確実なので渡邊との競争になろうかと思いますが。新外国人CFの補強に失敗して、スコルジャの構想に入っているかどうか怪しいサンタナに代わってCFに入る可能性もなきにしもあらずですが・・・

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2025.01.04

小泉佳穂選手 柏レイソルへ完全移籍

 昨日(1/3)、小泉佳穂選手の柏レイソルへの完全移籍が公表されました。

 小泉の移籍話は12/27にスポニチが「獲得オファーを出したことが26日までに分かった。複数の関係者が明かした。」と報じた一方、同日報知が「J1柏が来季の新戦力として、浦和のMF小泉佳穂を完全移籍で獲得することが27日までに分かった。関係者によると、近日中に発表される見込みという。」とかなり踏み込んだ形で報じていましたが、報知の話通りになってしまいました。

 小泉は2021年に琉球から完全移籍加入。コロナ禍=入場料収入大幅減で経営の屋台骨が揺らいだ浦和がやむなく打ち出した補強策=「J2オールスターズ」の最後の生き残りです。

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 小泉の加入当初の活躍ぶりは目を見張るものがあり、両足を器用に操ってくるくると回りながら相手のプレスを交わしてゲームを作る様には驚嘆させられました。リカが早々と浦和で勝ち点を稼げるようになった原動力の一つといっても過言ではないでしょう。

 ただ浦和の4年間で年を経るごとに出場時間が少なくなっていったことに如実に示される通り、小泉が最も輝いたのはこの加入初年度でした。

 神戸や鹿島のような「プレー強度マシマシ系」のチームが苦手な上に、トップ下ないしIHが最適ポジションな選手にしては点が取れなさすぎ。またボールを欲しがって広範囲を動きまわりすぎる辺りも評価が分かれましょう。

 さらに小泉が難儀なのはメンタル的に悩みやすいタイプな上に、妙に頑固で自分のブレースタイルを代えたがらない節があること。

 よって結局のところ「巧いことは巧いのだが怖さがない」選手に留まってしまったように感じました。

 2024年はトップ下は渡邊ないし大久保がスタメン起用される場合がほとんどで、小泉は20試合でわずか713分しか出場できず。さらに今オフにはサヴィオや松本などIHないしトップ下で小泉と競合しそうな選手が加わったので、小泉は出番を求めて柏に完全移籍を決めたのも無理はありません。ましてや最も小泉を重宝していたリカの下なのでなおさら。

 4年間ありがとうございました。

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【祝】マテウス サヴィオ選手、柏レイソルより完全移籍加入

 昨日(1/3)マテウス サヴィオ選手の柏レイソルからの完全移籍加入が公表されました。

 サヴィオの移籍話はシーズン終了を待たずに表面化しており、12/1には早くも機関紙スポニチが「複数の関係者によれば既に浦和が正式オファー。さらに鹿島、川崎Fも獲得に動いているという。柏も慰留に全力を注ぐ方針」という形で報じていました。

 そして12/9には日刊・スポニチ・報知がいずれも「浦和獲得が決定的」という形で早々と半ば確報を出しました。そこから正式発表に至るまでにひと月近くかかったのが謎ですが、ともあれハイジャックの憂き目に合うこともなく無事正式決定に漕ぎつけました。

 国内各紙では全く触れられていませんが、サヴィオは柏との契約を2026シーズン終了後まで残っているそうで、浦和は高額の移籍金を満額支払ったとの話も。ショルツや酒井の移籍で得た大金をようやくぶち込んだのかもしれません。

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 浦和は反省文「2025シーズンへ向けて」の中で、「攻撃面においては、ゴールやアシストといった勝利に直結するプレーに加え、高い位置からの攻撃的な守備を高い水準で実行できる選手の獲得を目指します。併せて、ドリブル等「個」の力で局面を打開できる能力を持った選手の獲得が、コンセプトに沿った攻撃を実現するために必要だと考えております。」と謳っていますが、ここで述べられたスペックを全て満たす選手がサヴィオだと言っていいでしょう。そのために大金を継ぎこんだのだと。

 「守備は懸命にこなしてくれるが点は取れない」のはまだマシなほうで、「守備に穴を開けがちなのに、得点能力が傑出しているとも言い難い」選手まで抱えているのが今の浦和の残念な2列目。リカもスコルジャもずっと2列目の人材難に泣かされてきました。でもこれでやっとスコルジャも大満足でしょう。

 自分で剥がせる、決定的なパスを出せる、点も取れる、そして守備も一切手抜きなし。なんでこのレベルの選手がJリーグにいるのか不思議でなりませんが、それだけに妙なタイミングでトンズラリスクがあるかもしれません。

 柏では4-4-2の左SHないし2トップの一角を任されていたようですが、ガチガチのサイドアタッカーではなく多分にゲームメーカー的なプレースタイルなのでスコルジャがどのような使い方をするのか楽しみです。

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2025.01.03

3種ソースのグラタンハンバーグ定食@松屋

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 松屋が2024年12月24日より期間限定販売中の「3種ソースのグラタンハンバーグ定食(1050円)」を試食。松屋も何かと値上がりが顕著ですが、とうとうお得意のハンバーグ系定食も千円超かぁ・・・

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 「3種ソースのグラタンハンバーグ」は、「合い挽き肉のハンバーグをふっくらジューシーに焼き上げ、ホワイトソース・ボロネーゼソース・チーズソースを絡め、さらにチェダーやモッツァレラのチーズをのせ、こんがり炙った絶品のハンバーグです。」というのが松屋のウリ文句。

 松屋のハンバーグは相変わらずファミレスのそれと比べても遜色ないどころか、値段を考えれば上出来と言えるのは過去何度も経験済み。ジューシーというのはやや誇大表示だと思いますが「ふっくら」な仕上がりのは間違いなし。

 松屋はソースをあれこれ変えてハンバーグ系定食何度も出してきますが、松屋のハンバーグ系定食にハズレなし。

 ただ「ホワイトソース・ボロネーゼソース・チーズソースを絡め、さらにチェダーやモッツァレラのチーズをのせ」とここまで味を重ねてしまうと正直しつこくて、胃にずっしり重くのしかかってきます。少なくともチーズはやりすぎて、そのために千円超えてしまったとなると「何をやっているんだか?」という気も少々。

 昨年9月に試食した「てりやきエッグハンバーグ定食」も味が濃すぎて食後にちょっと重い感じがして、松屋にしてはハズレに近い印象を受けましたが、だんだん自分が松屋のターゲットから外れつつあるのかも・・・

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2025.01.02

ちゃんぽん亭総本家 駅前本店@彦根 ~ 肉スペシャル

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 独自のちゃんぽんを滋賀県を中心に店舗展開している「ちゃんぽん亭」の彦根駅前本店を11年半ぶりに再訪。。もともと「をかべ」という彦根ちゃんぽんの老舗店があったところで、店先にはその名残も。ちょうど昼時だったので店はほぼ満席。

 店先に貼られたメニューを見て「一番人気」とある「肉スペシャル(1100円)」を注文。

 メニューはプレーンな「ちゃんぽん」の他に「野菜スペシャル」「海鮮スペシャル」「汁なし」「あんかけ」「味噌ちゃんぽん」「チゲちゃんぽん」「柚子ちゃんぽん」など。またメニューはちゃんぽん一色というわけではなく「ラーメン」や「豚そば」も。

 11年半もの月日が流れてしまうとメニューが滅茶苦茶増えているだけでなく店内も激変。もともとは全部テーブル席で、4人掛けテーブルが10数卓といった感じでしたが、今や奥行きがやたら深い店に2人卓が10卓くらいずらずらっと並び、他に4人卓×2、縦長カウンター5席。卓上には生姜漬、コショウ、醤油、辛味噌、昆布酢。

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 スープはカツオ&昆布出汁ベース。表面にそこそこ脂が浮いていますが脂っぽさはほとんど感じず、動物系出汁がないせいか、いたってあっさり。野菜から来ると思われる甘みが強く、なんだか鍋物の出汁みたいな感じがします。

 自家製の麺は普通のちゃんぽんよりも若干細めで、らーめん基準だとやや太めといった感。心持ち硬めでコシがしっかりしているのはともかく、一般的なちゃんぽんとは食感が全く違います。

 具は豚肉とキャベツ、きくらげ、もやし、ゆで卵半個など。練り物はわずかにかまぼこが認められる程度で魚介類はなし。とにかく野菜の量が多いのが特徴。見た目は普通のちゃんぽんと変わりありませんが、野菜は炒めものではなく煮込み仕上げのせいか、ますます鍋物に中太麺をつっこんだような気がします。「肉スペシャル」といっても茹でた豚肉の量はそんなに多い気はせず。

 なお店では途中で酢を入れることを勧めています。確かに味変アイテムにはぴったりですが、入れすぎると酢の自己主張が強くなるので注意。レンゲ半分くらいがお勧めとのこと。

 量はそこそこありますが、あっさり味なのであっという間に完食。大満足の一杯でした。

 

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2025.01.01

満留賀@川口前川 ~ けんちんそばセット

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 イオンモール川口前川の北。前川中央通り「前川」交差点そば。先客ゼロ、後客1。

 卓上のメニューを見て「けんちんそばセット(1050円)」を注文。

 往訪したのが土曜日だったせいかもしれませんが、ランチメニューは見当たらず。またそもそもセットメニューの数も少な目で、そば・うどん、あるいはご飯もの単品で勝負している感じ。また「なべやきうどん」「味噌煮込みうどん」などうどんメニューを推しているようにも伺えました。

 店内は4人卓×3と小上がりに4人卓×4。店は爺さん婆さんの二人だけで切り盛りしているせいか、一部屋閉鎖していました。

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 けんちんそばセットはけんちんそばに+かやくごはん+ミニサラダ+漬物といった構成。配膳されて驚いたのですが、けんちんそばはハーフサイズではなくフルサイズ。しかもフルサイズでもやや量多め。かやくごはんも半ライスよりは少し多いかな?といった感じで、意外にもボリューム自慢の店みたいでした。

 蕎麦は麺・つゆとも特筆すべき特徴はなく、首都圏にありがちなタイプ。強いて言えば麺が細麺なのはともかく、やや柔らかめの茹で上がりであまり好みではありませんでした。

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