【祝】金子拓郎選手 KVコルトレイクより完全移籍加入
先日(1/4)、金子拓郎選手のKVコルトレイク(ベルギー1部)からの完全移籍加入が公表されました。
金子の移籍話は12/17に機関紙スポニチが「複数の関係者によると、すでに両クラブ間で合意。契約の細部を詰める段階に達している」と報じたのが嚆矢。その翌日には報知が「すでに移籍交渉は大詰めを迎えており、獲得は濃厚となっている。」と報じたもののさらなる続報はないまま時が経ちましたが、無事正式加入の運びとなりました。
金子は札幌からの期限付き移籍でディナモ・ザグレブに所属し、公式戦41試合出場5得点6アシストでリーグとカップ戦の2冠に貢献。ただディナモ・ザグレブは買取オプションを行使しなかったので、コルトレイクへ完全移籍して今季はリーグ戦14試合1得点を挙げていたようです。コルトレイクでそのままさらなるステップアップを目指しても良さそうなものですが、スポニチによれば浦和が「何年間もラブコールを送り続けてきた」そうで、埼玉県比企郡小川町出身という「埼玉の血」が蠢いたのかもしれません。またディナモ・ザグレブで一緒だった荻原や、前橋育英の先輩渡邊から魔の手が伸びたかもしれません。
コルトレイクへの在籍は半年でしかないので当然契約期間途中(契約は2027年6月まで残っているとの話も)の移籍で、浦和は相応の移籍金を払っての獲得のはずです。
金子は非常に判りやすい、典型的なサイドアタッカーで左利きながらも右サイドが主戦場。札幌在籍時代には浦和は何度も金子にズタボロにやられました。
浦和は昨季右WG/SHのファーストチョイスは大久保でしたが、守備は一生懸命やってくれるし、対面の相手を独力で剥がす能力もあるものの得点力は相変わらずしょぼいままで、おまけに故障がち。前田は守備に難があって、それを補ってあまりあるほど得点能力はないというありさま。二田も終盤の替え駒に使えるかどうかというレベルでしかなく、関根に至ってはもはやSHでなく右SB要員かもしれないという惨状。
よって「やたら頭数はいるがJ1で違いを出せる選手はいない」という状況を抜け出すべく、金子獲得に動いたのは納得がゆきます。逆に言えば整理すべき選手を整理できていないのが気になりますが・・・
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