« 【祝】マテウス サヴィオ選手、柏レイソルより完全移籍加入 | トップページ | 【祝】長倉幹樹選手 アルビレックス新潟より完全移籍加入 »

2025.01.04

小泉佳穂選手 柏レイソルへ完全移籍

 昨日(1/3)、小泉佳穂選手の柏レイソルへの完全移籍が公表されました。

 小泉の移籍話は12/27にスポニチが「獲得オファーを出したことが26日までに分かった。複数の関係者が明かした。」と報じた一方、同日報知が「J1柏が来季の新戦力として、浦和のMF小泉佳穂を完全移籍で獲得することが27日までに分かった。関係者によると、近日中に発表される見込みという。」とかなり踏み込んだ形で報じていましたが、報知の話通りになってしまいました。

 小泉は2021年に琉球から完全移籍加入。コロナ禍=入場料収入大幅減で経営の屋台骨が揺らいだ浦和がやむなく打ち出した補強策=「J2オールスターズ」の最後の生き残りです。

Koizumi2501

 小泉の加入当初の活躍ぶりは目を見張るものがあり、両足を器用に操ってくるくると回りながら相手のプレスを交わしてゲームを作る様には驚嘆させられました。リカが早々と浦和で勝ち点を稼げるようになった原動力の一つといっても過言ではないでしょう。

 ただ浦和の4年間で年を経るごとに出場時間が少なくなっていったことに如実に示される通り、小泉が最も輝いたのはこの加入初年度でした。

 神戸や鹿島のような「プレー強度マシマシ系」のチームが苦手な上に、トップ下ないしIHが最適ポジションな選手にしては点が取れなさすぎ。またボールを欲しがって広範囲を動きまわりすぎる辺りも評価が分かれましょう。

 さらに小泉が難儀なのはメンタル的に悩みやすいタイプな上に、妙に頑固で自分のブレースタイルを代えたがらない節があること。

 よって結局のところ「巧いことは巧いのだが怖さがない」選手に留まってしまったように感じました。

 2024年はトップ下は渡邊ないし大久保がスタメン起用される場合がほとんどで、小泉は20試合でわずか713分しか出場できず。さらに今オフにはサヴィオや松本などIHないしトップ下で小泉と競合しそうな選手が加わったので、小泉は出番を求めて柏に完全移籍を決めたのも無理はありません。ましてや最も小泉を重宝していたリカの下なのでなおさら。

 4年間ありがとうございました。

|

« 【祝】マテウス サヴィオ選手、柏レイソルより完全移籍加入 | トップページ | 【祝】長倉幹樹選手 アルビレックス新潟より完全移籍加入 »