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2025.02.28

ラーメン東大 大道本店@徳島 ~ 東大ラーメン

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 「阿波おどり会館」近くの国道を南へ。徳島駅からだと徒歩15分くらい。ちょうど3年ぶりの再訪。夕方の中途半端な時間帯のせいか先客1、後客ゼロとガラガラ
 
 店外のタッチパネル式券売機で「東大ラーメン・大(850円)」を注文。にんにくの要否を聞かれたので「あり」で。無料のライスもつけてもらいました。

 この店はなぜかメニュー名がしょっちゅう変わり、大昔に往訪した際のメニューは「熟成とんこつ」と「搾りとんこつ」の2本立て。三年前は「徳島醤油」と「徳島背脂醤油」、そして今回は「東大ラーメン」と「東大ラーメンこってり」になっていました。

 店内は左右の壁沿いにカウンター5席ずつ。店中央に島式カウンター8席。卓上にはコショウ、生しょうゆ、ラー油、餃子のタレ、そして無料の生卵が置いてあります。麦茶セルフ。かつては店内のとんこつ臭がかなりきつかったのですが、換気が良くなったのかその点は大きく改善されていました。

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 若干とろみがかったスープは豚骨出汁が効きまくっている上にかなり甘じょっぱいのが特徴。ご飯が必須というほどではありませんが、味も濃いので飲むのは少々躊躇われるところ。でも西日本で幅広くチェーン展開している店だけあって食べ手を選ぶほど癖は強くありません。
 
 麺はやや細めのストレート麺で心持ちざらざら、ごわごわした食感。やや硬めの仕上がりで歯応えしっかり。

 豚バラ肉もこれまた砂糖入りのすき焼きのようにかなり甘ったるく煮込まれているのも特徴。スープがぬるくなるのが嫌いなので今回は生卵を入れませんでしたが、生卵を入れて豚バラ肉を絡めたほうが味がぐっとマイルドになって食べやすくなるとも確か。すき焼きのように別皿があると嬉しいのですが・・・
 
 具は他に細もやし、メンマ、青ネギ。ご飯は半ライスではなく、フツーに茶碗一杯だったのは予想外で、晩飯にはちょっと食いすぎ(苦笑)。

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2025.02.27

国産黒毛和牛×国産ブランド豚肉入りメンチかつ定食@松のや

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 「松のや」が2025年2月19日より発売中の「国産黒毛和牛×国産ブランド豚肉入りメンチかつ定食(990円)」を試食。

 「黒毛和牛と国産豚の美味しさをぎゅぎゅっと詰め込み、一口頬張ればサクサクとした衣の食感、しっかりと感じられる玉ねぎの甘味、噛めば噛むほどはじけ出す肉の旨味、ジューシーな甘みが口いっぱいに広がる逸品。
さらに、メンチかつと相性抜群!メンチかつのために開発した、マイルドな口当たりのトマトたっぷりデミソース付き!」というのが松のやのウリ文句。

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 松のやが「噛めば噛むほどはじけ出す肉の旨味、ジューシーな甘みが口いっぱいに広がる逸品」とまで豪語するのは伊達ではありません。とにかく肉自体の旨味、そして肉や玉ねぎ等から出てくる汁の旨味だけでご飯がガンガン進みます。

 正直「メンチかつのために開発したトマトたっぷりデミソース」なんてメンチかつ自体の美味さ、そして衣のサクサク感を損なうだけ。少なくとも最初からソースをメンチかつに回しかけるのだけは避けたほうが賢明かと。

 松のやでメンチカツを食べたのは3年前の「絶品メンチかつ定食」以来だと思いますが、今回の出来には恐れ入りました。

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【DAZN観戦記】25年第3節:湘南 2-1 浦和 ~ 試合を重ねるごとに悪くなるとは!!

 主審の判定に疑問符は付きましたが京都戦の苦戦を教訓に策を施した様子はなく、前半だけで大敗しても何の不思議はなかった残念な試合でした。これでは次節から根本的にチームを作り直す羽目になるかも。

《スタメン》

 浦和は前節京都戦で負傷退場した渡邊が残念ながら間に合わず、代わってグスタフソンをスタメン起用した他、荻原もなぜかベンチ外になって長沼をスタメン起用。

 荻原ベンチ外を受けて石原がベンチに戻った他、故障明けの大久保もベンチ入り。ただ右SHが主戦場の前田と大久保が共にベンチ入りした反面、髙橋が開幕以来ベンチ入り出来ていないのが気になりました。

 湘南は前節を全く同じスタメン。

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《試合展開》

 前半の浦和の出来はスコルジャも試合後の会見ではっきりと認めるように実に惨めでした。浦和はいったんミドルゾーンに構えてからプレスをかけにゆく形を主に、時折GKまでプレスをかけにいったように見受けられましたが、これが笑えるレベルでハマりませんでした。

 プレス強度も足りなければ連携もたいして取れておらず、陣形がコンパクトとは言い難いのでビルドアップにはそんなに持ち味はない湘南の前進をやすやすと許し、クロス攻撃を浴びまくりました。

 12分長沼のクリアスミスに乗じて小野瀬クロスを福田に押し込まれそうになりましたが、幸いにもシュートはわずかに枠外。

 25分藤井どフリーでクロス→福田シュートはポストを直撃。その後も波状攻撃を食らい、26分サイドチェンジで左から右へ大きく振った後に右サイドから鈴木雄クロス→大外でフリーの福田が押し込んで湘南先制。

 4バックで守るチームがWBを利用してピッチを幅広く使うチームにやられる典型的な形で失点してしまいました。大外にいる選手を誰が見るのか判然としないって大槻時代の「浦和殺しパターン」だよなぁ・・・ただクロスに反応してジャンプしている鈴木章がオフサイド臭いのですが・・・

 その後も32分小野瀬CK→鈴木淳ヘッドに西川が反応しきれずにカバーに入った松本が辛うじてクリア、37分小野瀬が枠内ミドル、43分小野瀬CK→鈴木淳が競り勝ったボールを福田がダイレクトで合わせるもシュートはわずかにバーの上と浦和は大ピンチの連続。

 浦和の守備がズタボロな上に攻撃も全くお話にならず。後方から細かく繋いでグスタフソンに良い形でボールを預けようとする意図は伺われましたが、湘南のプレスが鋭くてビルドアップはままならず。カウンターを繰り出そうにも湘南が攻守の切り替えの速さで上回られる始末。仕方なく縦ポンを湘南最終ライン裏へ蹴りだしましたが、そんな単純な攻撃ではどうにもならず。浦和のシュートは41分FKからの流れでマリウスがヘディングシュートを放ったのが初シュートだったという惨状でした。

 余りの惨状に業を煮やしたスコルジャはグスタフソンを諦めて後半頭から原口を投入して松本をCHへ。湘南はなぜか福田に代えてルキアンを投入。しかしその効果を見極める暇もなく、49分小野瀬CKからマリウスの前に上手く入った鈴木章ヘッドで湘南追加点。この場面、なんでボザは無反応なんだろう・・・

 さらに53分またしてもCKから西川が弾ききれなかったボールを最後は奥野が押し込んで湘南3点目と思いきや、ここはVARが介入して押し込む前の鈴木雄がオフサイドの判定で浦和は命拾い。

 そしてその直後くらいから「敗色濃厚でぐったりしている兵卒のケツをしばき上げて前線に復帰させる下士官っぽい仕事をこなしていた原口が効いてきたのか、あるいは単に湘南のハイプレスがガス欠に陥ってきたのか、多少なりとも浦和の選手たちの動きが良くなり、61分右サイドへ飛び出した松本クロス→中で原口スルーが効いてサンタナがどフリーでゴール!!! クソみたいな試合だったのにゴール場面だけは実に綺麗でした(苦笑)。

 湘南が72分小野瀬→髙橋、平岡→田村といかにも運動量補充っぽい交代を敢行したもののさしたる効果はなく、浦和が一方的に湘南を押し込み続ける展開に。73分サヴィオの縦パスを受けた原口がボックス内で髙橋に背後から倒された場面がありましたが、大橋主審はVARと交信した上でノーファウル。

 スコルジャは74分金子→松尾、サンタナ→長倉、さらに80分サヴィオ→前田、松本→中島と相次いで選手を代えて湘南を一方的に自陣に押し込みつづけましたが、湘南は81分に鈴木章に代えて大野を投入して5-4-1のローブロック守備で対抗。

 試合終了間際にはボックス内でスパイクが脱げるレベルで長倉がキムミンテにかかとを踏まれているにも関わらずノーファウルという一幕もあって、結局そのまま湘南が逃げ切り勝ち。

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《総評》

 「手を使おうが、背後から蹴ろうがノーファウル」というガラパゴスルールがまかり通る「Jリーグ2025新判定基準」によってフィジカルを前面に押し出すガチガチムチムチ系チームがやたら有利になっている気がしてなりませんが、そんな問題は些細に思えるくらい浦和の出来は全くお話になりませんでした。

 終盤多少立て直したとはいえ、前半だけで3点ビハインドになっていても何の不思議もなかったくらいの惨状で、さすがのスコルジャもロッカールームでブチ切れたのか、試合終了後会見に姿を現すまで30分もかかったそうです。

 会見でもスコルジャはぼやきにぼやいている訳ですが、気になったのは「ミスが多すぎると思います。それは私の判断も含めてです」「それは私のミスでもあります」と自責を繰り返していたこと。具体的にはハイプレスが全然ハマらなかったことについて「メンバー選びがどうだったか、あるいは今日の試合に向けてのゲームプランがどうだったか」といった点について自分のミスを認めています。

 さらに「プレスのかけ方はハーフタイムに変更しましたが、それをより早い時間帯でできたと思います」とまで言っていることを考えあわせると、スコルジャは渡邊不在時に渡邊とはプレースタイルが全然違うグスタフソンを入れたこと、そしてグスタフソンを入れた時のハイプレスのかけ方の実装に完全に失敗したことを認めざるを得なくなったようです。

 観ている側からすればグスタフソン投入時のゲームプランが攻守とも全然出来ていないのは京都戦でまるわかりだったので、湘南戦でどこまで修正したかが楽しみだったのに、まさか全く修正されていない惨状を見る羽目になるとはなぁ・・・そしてスコルジャにしてみれば「修正したはずなのにまるで出来ていない」という感想になったのかも。それにしても悲惨な前半でした。

 さてこの大惨事を受けて次節スコルジャはどうするのか。少なくとも渡邊不在時のグスタフソンスタメン起用は諦めて松本CH、トップ下原口でスタートするのは間違いないでしょう。

 さらに踏み込んで全くハマらない前プレを早々に諦め、低い位置に守備ブロックを敷いて耐える「2023スコルジャ仕様」にいったん回帰しても何の不思議もありません。相変わらず点が取れないどころか決定機すらたいして作れなくなったのに守備すらかなり怪しくなっている苦境から抜け出すにはそれしかないでしょう。

 「手を使おうが、背後から蹴ろうがノーファウル」というガラパゴスルールのために後方からボールをきっちり繋ごうとするチームが不利になっている現状を踏まえれば、「低い位置でボールを奪ったらゴールへ向って一直線!!」みたいな「浦和保守本流」にまで振り切ってしまっても良いでしょう。まぁそれだけでは限界があるのでスコルジャも前プレに取り組み、後方からの丁寧なビルドアップを試みた訳なんですが・・・それにしても「2列目は豪華になったなぁ」と思っていたら、2列目まですらボールが届かない日が来るとはなぁ・・・

 CKの守備が3試合とも怪しいのも気になりました。ボザのコンディションが整わないうちに無理やり試合に出しているのが良くないのかどうか。その辺のスコルジャの見立ても次節明らかになると思います。

 埼スタ工事の関係で3戦連続アウェーゲームで始まった今季はたった勝ち点2で終了。とはいえ昨季夏の移籍マーケットが終わった段階、さらに言えばヘグモがようやく軌道修正を試み始めて内容が好転し始めた段階で突然ヘグモを更迭し、スコルジャを招聘したという経緯を考えれば、今季スコルジャが開幕スタートに失敗しようが、負けが混もうがFB本部がスコルジャ早期解任を考えることなんてまずないでしょう。

 2列目が過剰で3列目&最終ラインが薄いといういびつな選手構成は今夏でもすぐに解消することはないでしょうし、CFが力不足なのも確か。しかも昨季から半分スタメンが入れ替わった中でスコルジャはトップハーフに入れれば十分、ACL圏入り出来れば花マルだと個人的には考えています。神戸戦の出来でホルホルしすぎたと反省。昨年13位で終わったチームがそんなに急激に強くなる訳はなかったか・・・(´・ω・`)ショボーン

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《選手評等》

・京都戦でトゥーリオにやられまくった荻原がいきなりベンチ外になったのは謎ですが、代わって起用された長沼が荻原よりさらに酷い出来だったのには参りました。サヴィオともマリウスとも相性が良くないのか、左サイドでパスが繋がらないのなんの・・・

・試合の入りから「ララ浦和」なのは勘弁してほしいと思っている古老・・・DAZN観戦者に文句を言われる筋合いはないでしょうが、あれは萎えるんだよなぁ・・・

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-----サンタナ-----
サヴィオ---松本---金子
---安居--グスタフ---
長沼-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----

(得点)
62分 サンタナ

(交代)
HT グスタフソン→原口(原口トップ下、松本CHへ)
74分 金子→松尾(松尾左SH、サヴィオ右SHへ)
74分 サンタナ→長倉
81分 サヴィオ→前田
81分 松本→中島(中島トップ下、原口CHへ)


---福田--鈴木章--
畑--平岡-小野瀬-藤井
-----奥野-----
-鈴木淳-ミンテ--鈴木雄-
-----上福元----

(得点)
26分 福田
49分 鈴木章

(交代)
HT 福田→ルキアン
72分 小野瀬→髙橋
72分 平岡→田村
81分 鈴木章→大野(鈴木淳がCHへ上がって5-4-1へ)

※写真は試合とは全く関係ありません。

 

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2025.02.26

鶏めし@大館・花善(秋田駅中央口改札横売店で購入)

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 大館の有名駅弁「鶏めし(980円)」を約3年半ぶりに賞味。全国的に駅弁業者が衰退する中で「花善」は大館駅前で今なお健在ですが、「鶏めし」は非常に行きづらい大館まで行かなくても秋田の主要駅や秋田空港、新青森駅等でも売っていて非常に入手しやすくなりました。

 今回購入したのも秋田駅中央口改札脇の売店。よほど売れ行きが良いのか、地元秋田駅の業者の駅弁よりも数をしっかり確保しているように見受けられました。

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 醤油味の鶏肉の煮汁で炊いたご飯を主とするシンプルな駅弁。駅弁は冷えても美味いように味を濃い目に作るのが通例ですが、鶏めし自体は甘味こそ強いもののそれほど味が濃いという感じはせず。鶏めしだけでも十分美味しくいただけるので、やや濃いめに煮込まれた鶏肉はビールのアテに転用。総じてシンプルな造りの割には飽きが来ないし、しつこくもない。鶏からほんのりにじみ出る脂が鶏めしの旨みを増している気も。

 ただ副食の枝豆入り蒲鉾はまだしも、がんもどきは鶏めしに合わせるにはちょっとしつこいかなぁ。山菜があると良いのですが。またしば漬はかなりしょっぱくてこの辺は東北仕様かも。なお値段を抑えるためか副食はちょこちょこ見直されて、前回あったきゅうり漬がなくなっていました。大昔は鶏つくねもあったんだよなぁ(遠い目)。

 花善の公式サイトによると、

「戦後間もない頃、物資不足から大館市により『米・砂糖・醤油・ゴボウ』が配給され、それらをまとめて炊いたことから『鶏めし』のご飯の原型が誕生しました。また、昭和10年代に花善では『きりたんぽ弁当』を売っていましたが、評判が悪くいつも売れ残り、もったいないので残った弁当から鶏肉だけ取り出し、甘く煮付けて従業員の賄い食として食べていました。そのことを思い出し、このご飯と鶏肉で『鶏めし弁当』として売り出そうと、昭和22年に販売をスタートしました(当時の販売価格80銭)」

とあり、しかもその後パッケージや容器等は変遷したものの、頑に味付けだけは守り通しているとのこと。なんかめちゃ原価安そうな気がしますが(苦笑)、有名駅弁なのに今でも1000円未満で頑張れる所以でしょうなぁ。コストパフォーマンスから観れば全国トップクラスの駅弁なのは間違いありません。

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2025.02.25

煮込みキャベツのトマトハンバーグ@松屋

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 松屋が2025年2月13日より期間限定販売中の「煮込みキャベツのトマトハンバーグ(880円)」を試食。

 「煮込みキャベツのトマトハンバーグ」は「人気のハンバーグシリーズの新作」という位置づけですが、毎夏恒例の期間限定販売商品「うまトマハンバーグ」にちょっと手を加えただけの小手先感は拭えません(苦笑)。

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 「煮込みキャベツのトマトハンバーグ」は「鉄板でふっくらジューシーに焼き上げた人気のハンバーグに、キャベツとベーコンの旨味が詰まったこだわりのトマトクリームをかけた新作」で「煮込まれたキャベツが入った、にんにくと野菜の旨味がたっぷり詰まったトマトソースがポイントで、人気の『うまトマ』より酸味を抑え、少し甘めのクリーミーに仕上げています。」というのが松屋のウリ文句。

 「キャベツとベーコンの旨味が詰まった」とあるのでロールキャベツみたいなものが添えてあるものと思いきや、トマトクリームの中にキャベツやベーコンの破片らしきものが混じっているだけという残念さ。うーーーん、いくらなんでもこれはないわ・・・ しかも価格高騰中のキャベツをわざわざこんな形で入れる必要なんてないでしょうに。

 うまトマハンバーグの出来には相変わらず大満足なのですが、その旨さに甘えて非常に安直な新商品を出してしまった松屋に猛省を求めたいものです。

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2025.02.24

青葉直利庵@一ノ関 ~ 天ざる

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 東北新幹線一ノ関駅から西へ徒歩20分くらい。「世嬉の一酒造」と川を挟んで向かい合うような場所に立地。「千原ジュニアのタクシー旅」で登場したのを契機に往訪してみましたが、開店時間の11時ちょっと前に到着したところ既に店は開いていて、なんと先客11!!

 ただ外が寒いので早々と客を中に入れてるだけで、配膳は11時になってからでした。なおその後も三々五々客がやってきて退店時には中待ち5。もっとも客は年寄りだらけでした。

 ここは席を確保したら店奥に進んで先に注文するものの、支払いは退店時という風変わりな方式を採用しています。とりあえず「天ざる(1350円)」を注文。注文すると伝票を渡されますが、伝票に記された番号は座席番号ではなく注文番号の模様。出来上がると番号を連呼されるので挙手!!結構初見殺しの店です。

 店内は店中央に島式カウンター10席。その左右に2人卓&4人卓がずらずら。卓上には一味のみ。水セルフ。

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 配膳されてびっくり!!!麺がやたら太くて見た目はまるでうどん!!でも食べると確かに蕎麦の味でした。かなり硬めなのはともかく、麺が長いのも特徴でつゆをつけづらいのなんの。しかも量も多め。

 つゆは超甘め。幸か不幸か蕎麦につゆがあまり絡まないので、食べている最中は甘さはあまり気になりませんでしたが、蕎麦湯割りにすると甘さ全開!!なお蕎麦湯は食べている最中にポットで持ってきました。

 また徳利でつゆが付いてきますが、最初から器になみなみとつゆが入っているので、徳利のつゆは全く使わず。ひょっとしてつゆに蕎麦を絡めまくって食べるのがこの店の流儀なのかどうか・・・薬味はネギともみじおろし。わさびがつかないのもこの店の変わったところ。

 「天ざる」の天ぷらって盛り合わせで出てくるのがフツーだと思いますが、ここはなぜかやたらデカいのが一つだけ。ぱっと見白身魚かな?と思いましたが、意外にも海老天でした。またその横のほうれん草は漬物ではなく、ただのおひたしでした。

 「天ざる」の既成概念を多方面からぶち破る一品。かなり癖が強い、ネタ色マシマシな蕎麦で正直好き嫌いははっきり分かれそう。

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2025.02.23

スパイシー麻婆茄子牛丼@すき家

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 すき家が2025年2月18日から発売中の「スパイシー麻婆茄子牛丼(650円)」を試食。すき家は牛丼をベースにトッピングをあれこれ変えただけの安直な商品を乱発しがちで、安直な商品なことにすき家も多少やましいところを覚えるのか、店外には同時販売中の「牛カルビ焼肉丼」のポスターがあるだけで、「スパイシー麻婆茄子牛丼」の広告は店内ですら控えめでした。

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 「ジューシーでやわらかな揚げ茄子に、2種類の豆板醤と甜麺醤、豆鼓醤を合わせた麻婆茄子は、コクと旨みが際立つ甘辛な味わいです。4種類の醤に加え、山椒、唐辛子、胡椒も使用しており、スパイシーな風味をお楽しみいただけます。お好みで別添えの花椒をかけると、華やかな香りがより一層引き立ち、シビれる辛さにやみつきになること間違いなしです。」というのがなか卯のウリ文句。

 商品名にわざわざ「スパイシー」を冠している通り、唐辛子や胡椒に加えて山椒を結構効かせているようで、配膳されるといきなり鼻がむずむず。とはいえ、特に辛さや痺れをウリにした商品ではないせいか、辛さや痺れは万事受けする範囲内でほどほどに。ウリ文句に「別添えの花椒」とありますが、花椒は特に小袋等で付いてくる訳ではなく、卓上の調味料に花椒があったのかな???

 また麻婆茄子は4種類の醤で濃いめに味付けされているものの、ベースとなる牛丼となんら喧嘩することなく調和がとれているように感じました。ただあくまでも麻婆茄子は牛丼のトッピングでしかなく、「麻婆茄子丼」ではないので麻婆茄子の量がちょっと寂しいのは致し方ありません。

 これはこれで悪くないのですが、その辺の町中華で「麻婆茄子定食」を食べたほうが満足度は高いかもなぁ・・・

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【DAZN観戦記】25年第2節:京都 1-1 浦和 ~ 負けなくてよかったドローゲーム

 結果は前節と同じ引き分けでしたが内容は正反対。渡邊の負傷退場が祟って攻守とも良いところなく、渡邊不在のゲームプランが未成熟なことを伺わせる残念な試合でした。

《スタメン》

 浦和のスタメンは前節神戸戦と全く同じ。前節の結果は引き分けとはいえ内容は良かったのであえてスタメンを弄る理由は全くないでしょう。サブもほぼ同じでしたが、唯一石原に代わって松尾が入ったのが目を惹きました。

 松尾は昨年末(12/4)に腰椎椎間板ヘルニアの手術をして全治まで約10週間と公表されていたので当然ながら沖縄キャンプも途中から合流したばかり。故障明けの松尾がこんなに早くベンチに戻ってきたのは意外でした。松尾は左SHだけでなく裏抜け系CFとしても使えるのがサブに入れやすい理由かと思われます。

 一方前節は同じく故障明けの荻原が90分できるかどうか怪しかったせいか、石原&長沼とSBが二枚もベンチ入りしましたが、荻原が90分やれる目処か立ったのでSBのサブは左右できる長沼がいれば十分。石原がアウトとなったのでしょう。、

 京都は契約上浦和戦に出場できない宮本に代えて右SBに須貝が入った他、ジョアン・ペドロに代わって福岡がスタメン入り。奇しくも前節岡山戦で後半頭から交代を命ぜられた二人がスタメン落ちに。

 なお京都は正GKク・ソンユンが昨年末に左膝外側半月板損傷で手術しているので当面不在。また金子・豊川・三竿と昨年終盤出番を減らしていた準主力が軒並み移籍したので、見覚えがない選手が随分増えました。

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《試合展開》

 試合開始早々サヴィオが荻原へ展開→荻原クロスから最後は松本のフィニッシュで終わる良い形を作りましたが、序盤浦和は良かったのはこれだけ。

 その直後に西川のキックミスでしょーもないCKを与え、4分平戸CKからエリアスに決定的なヘッドを撃たれましたがここは西川がセーブ。

 そして8分渡邊が後方からエリアスに足を蹴られて傷んでしまい、その後もしばらくプレーを続行するも結局無理で15分にグスタフソンとの交代を余儀なくされるアクシデントが発生。試合後の会見でスコルジャも明言していますが、渡邊の存在を前提に立てていたゲームプランがこれで突如崩壊。渡邊とは全くプレースタイルが異なるグスタフソンを入れてゲームプランの立て直しを試みましたが、結局それが上手く行かずに90分を終えた印象を受けました。

 浦和は前から前からマンツーマンでハメてくる京都を交わしきれず、仕方なくサンタナへロングボールを蹴る場面が目立ちました。しかし当然ながらサンタナはボールを全く収められないお馴染みの光景が延々と続いて、浦和は攻撃の形ができず。それどころかショートカウンターを食らいかかる場面も。

 しかも岡部主審が京都の繰り出すラフプレーに全くイエローを出さないので、京都はファウルし放題。浦和は概して球際で劣勢で、しかも渡邊不在が如実に響いてセカンドボールへの反応も遅れ気味で、神戸戦の序盤のような「ロングボールを両SHへ蹴り、そのセカンドボールを拾って前進&相手最終ラインを下げる」といった形もほとんど見られませんでした。

 さらに浦和の前プレは全くハマらないので京都の縦に手数をかけない、ロングボール主体の攻撃を食らいがちに。そして何度もクロス攻撃の形を作られてしまい、クロスこそ浦和守備陣が粘って中で弾き返してはいたものの、27分には原の際どいシュートも。

 そんな浦和もその直後くらいから曲がりなりにもボールが持てるようになり、30分CKからの流れで金子が右サイドから京都守備陣をドリブルで強引にぶち抜いてシュートを放つ見せ場を作りましたが、カバーリングに入ったエリアスがゴールライン付近でクリア。

 45+2分にはFKからの流れで左サイドから平戸クロス→トゥーリオヘッドで京都が先制したと思われましたが、トゥーリオが荻原を手で押していたのがOFRで咎められてノーゴールに。この場面はVARで難を逃れましたが、荻原は対面のトゥーリオに対して終始劣勢で浦和苦戦の一因になってしまいました。

 後半になっても京都優位の流れは変わらず。57分平戸ミドルが枠内を急襲したのを契機に京都が浦和を自陣に押し込みつづけ、60分福岡の右サイドからのクロスをエリアスが頭で合わせてついに京都が先制。

 ビハインドに陥った浦和は63分松本に代えて原口を投入。この時間帯くらいから京都の前プレもハマらなくなり、68分関根のロングフィードで京都最終ライン裏を狙った攻撃が実ってサヴィオクロス→原口の決定機を作りましたが、原口のシュートはGK太田がセーブ。

 しかし、73分エリアスの緩すぎるバックパスをサンタナが掻っ攫い、そのままGKすら交わしてゴール。サンタナは試合後「後半は向かい風でしたので、相手がバックパスをしようとしたときに、ゴールキーパーに届かないかなと予想していました。」と語っていましたが、相手の高い最終ライン裏狙いの意識と相まって生まれたゴールだと思います。

 終盤浦和は金子→松尾、サンタナ→長倉、京都はトゥーリオ→長沢、原→中野と選手を代えましたが、この選手交代は京都の方が有効で、89分には福岡クロス→長沢ヘッドの決定機を作りましたが、ここは西川がなんとかセーブ。

 浦和は最後に投入された長倉&松尾を活かせず、原口は消えてしまう始末でATに松尾や荻原が単騎仕掛けてシュートを放つのが精一杯でした。

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《総評》

 試合序盤でのエリアスのラフプレーによる渡邊の負傷退場。これに尽きます、この試合を決したのは。

 試合後スコルジャが「渡邊凌磨が裏に抜けていくことを戦術の一部にしていました」とまで明言していた渡邊をあんな形で失い(しかも相手にはイエローすら出ないという不条理さ)、渡邊とはプレースタイルが全く異なるグスタフソンを入れてはみたものの、おそらくグスタフソンを入れた時のビルドアップの仕方も守り方も未成熟なのでしょう。

 その結果スコルジャの言葉を借りれば「少しナーバスになって、相手の背後に空いていたスペースをいい形で使うことができず、我々のゾーン1・ゾーン2でボールを失うことが多かった」「セカンドボールを多く回収することができませんでした」「前線がボールを受けるタイミングも、2列目がセカンドボールを回収するタイミングもあまりよくありませんでした」と攻守とも良いところなく試合を終えてしまったことを認めざるを得ないようです。

 特に神戸戦、特にその前半で非常に有効だった「セカンドボールの回収で優位に立つ」ことを前提としたサッカーなんて渡邊OUT&グスタフソンINでは全く成り立たないでしょう。グスタフソンが入った場合は「(グスタフソンが)センターバックの間に下りて、そこからダイアゴナルボールを出すという形」等ビルドアップの形を変えることに打開策の一端を見出しているようですが・・・

 現時点では渡邊の負傷の程度は全く判りませんがとにかく軽傷であることを祈るばかり。そして中3日で迎えるアウェー湘南戦で渡邊を欠く場合スコルジャはどんな手を打つのか。グスタフソンオプションの熟成を図るのか、あるいはグスタフソンよりは多少なりとも渡邊の代用になりうる松本をCHへ転用するのか。こんな形でスコルジャが早くも正念場を迎えるとはなぁ・・・

 また相手の最終ライン裏を上手く突けなかったことについては、スコルジャは両CBの判断の遅さも一因に挙げています。マリウスはそもそもその手のプレーがあまり得意ではありませんが、ボザもそんなに得意ではないのかなぁ???

 神戸相手に大善戦して鼻息を荒くしていたら、肝心要の渡邊をラフプレーでぶっ壊されただけで一気にしぼんでしまったひよわなチーム。それが今の浦和。今年も苦難の年になりそうです。

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《選手評等》

・松尾のベンチ入りは個人的にはかなりのサプライズ。もっとも合流が遅いと思われた柴戸さえ部分合流して故障離脱中の選手がほとんどいない中で、故障明けの選手を無理使いする必要なんて全くないはず。言い換えれば、左SHとして本間がベンチ入りするのは相当先ということでしょうなぁ・・・

・次節アウェー湘南戦まで中3日。渡邊不在時のオプションもさることながら、それ以外の選手の入れ替えも見どころ。トゥーリオにやられまくった荻原は次節スタメン落ちでも不思議ありませんし、関根も最後足を攣っていたので石原と交代でも不思議なし。

・原口は最初の決定機に絡んだ後は消えたも同然に。儲けもののようなゴールを奪って、喜んでゴール裏にかけよるサンタナの首根っこを掴まえて惹き戻しリスタートに備えようとする辺りに原口に滾る熱いものを感じましたが、悪く言えば今の原口に出来るのはそれくらいなのかも。原口が入るとなぜかサヴィオが窮屈そうになるのが非常に謎。

・とにかく何をやってもイエローが出ないのでファウルで相手を止めるのが常習化する → 傷む選手が続出してやたら試合が止まる → アクチュアルなんとかは必然的に短くなる、という「何をやってるんだかJリーグ」という感じの試合でした。これに金払うのはバカバカしく思えて仕方ありません、個人的には。

・試合前から亀岡は激しい雪に見舞われたため、頭からカラーボールを使用したゲームに。雪はその後も降ったり止んだりでしたが、DAZNで見る限り視界が悪くなる酷い降雪ではなかった感じでしたが、現地はどうだったのかな?

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-----サンタナ-----
サヴィオ---松本---金子
---安居--渡邊---
荻原-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----

(得点)
73分 サンタナ

(交代)
15分 渡邊→グスタフソン
63分 松本→原口(原口左SH、サヴィオトップ下)
85分 金子→松尾(松尾左SH、原口トップ下、サヴィオ右SH)
85分 サンタナ→長倉


原----エリアス---トゥーリオ
--平戸----川﨑--
-----福岡-----
佐藤-鈴木-ウィリアム--須貝
-----太田-----

(得点)
60分 エリアス

(交代)
75分 エリアス→奥川(奥川左WG、原CFへ)
75分 川﨑→米本
81分 平戸→アピアタウィア
87分 トゥーリオ→長沢
87分 原→中野

※写真は試合とは全く関係ありません。

 

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2025.02.22

漬けブリ丼@なか卯

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 「なか卯」で2025年2月12日から期間限定で発売中の「漬けブリ丼(920円)」を試食。

 「漬けブリ丼」は、「脂のりの良い九州産のブリをご堪能いただける冬限定の逸品です。ブリはなか卯特製ダレに漬け込み、上品な甘さでもっちりとした食感に仕上げました。一口頬張れば、ブリのとろけるような味わいにごはんが進むこと間違いなしです。」というのがなか卯のウリ文句。

Zukeburi2502002

 何の調理も要らないせいか、あっという間に登場。

 一応わさびが付いてきますが、「刺身丼」ではなくブリをなか卯特製ダレに漬け込んだ「漬け丼」なのでわさび醤油なしでそのままでも十分美味しくいただけます。タレは上品かどうかは別として確かにやや甘め。

 ただなか卯にありがちなことですが、ご飯がちょっとパサつき加減なので、汁気を補う趣旨でわずかにわさび醤油を垂らしたほうが食べやすい気がしました。そして刻み青ネギと白ゴマが面白いアクセントに。

 もうコスパ的には最上級。漁港が近い観光地の飲食店で値段の割に残念極まりない海鮮丼がままあることを考えれば神レベルとといっても差し支えないくらい。さすが丼ものチェーン店の中では海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」ならではといったところでしょうか。

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2025.02.21

信州味噌ラーメン 竹屋本店@上諏訪 ~ 竹屋味噌ラーメン

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 上諏訪の温泉街の北端あたり。「諏訪湖間欠泉センター」の向いにある「タケヤ味噌」の工場に隣接した「タケヤ味噌会館」の2階。いうまでもなくタケヤ味噌が始めたラーメン屋です。先客2、後客1。

 タッチパネル式券売機を見ると、ラーメンのメニューはなんと「竹屋味噌ラーメン(880円)」だけ。食券を買うと注文が厨房に即座に伝わる方式なのか、番号で呼び出されるまで席でしばし待機。

 店内は2人卓×3、4人卓×4,店奥にカウンター5席。卓上には一味のみ。

Takeya2412002

 「創業明治5年の老舗『タケヤみそ』が誇る特製味噌をふんだんに使用し、信州の豊かな風味をお届けしています。タケヤ特醸みその奥深い味わいを最大限に引き出したラーメンは、コクが ありながらもさっぱりと食べられる絶妙なバランスが特徴です。」というのが店のウリ文句。

 スープは白味噌なのでかなり甘め。炒め物がないのでスープに脂っ気はなく、ニンニクや生姜をがっつり効かせる訳でもない味噌を全面に押し出したようなプレーンなタイプですが、スープの美味さにつられてぐいぐい飲み進んでしまいました。

 麺は中太ストレートタイプ。やや硬めの仕上がりで水気もちょい少なめなごわついた食感が特徴。

 具は茹でもやし、大ぶりのメンマ、ペラペラの豚ロースチャーシュー、刻みネギ。

 さすが味噌メーカーが作る味噌ラーメンだけあって、とにかくスープの美味さはピカイチでした。

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2025.02.20

うどぬ@沼田 ~ 肉汁うどん

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 沼田市役所に併設されたフードコート「テラス沼田」内。

 店内の券売機ボタンを見て「肉汁うどん(780円)」を「大盛(+100円)」で注文。量は並で300gで、大盛だと450gとのこと。純然たるうどん屋で蕎麦はありませんが、ソースカツ丼、とり天丼など丼ものは用意。

 食券を半分もぎられた後は、出来上がるまで席でしばし待機。フードコートなので卓上に調味料類はなく、配膳口にまとめて置いてあります。ただ空いているせいか、七味等は客席に持っていって良いようです。

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 ここの肉汁うどんはつけ汁は温かいが、麺は冷えているタイプ。つけ汁は昆布だしを効かせた醤油ベースで具は豚バラ肉、ネギ、玉ねぎ、油揚げといったところ。豚バラ肉の旨みがつけ汁に染み出して美味いのですが、なぜか揚げ玉がたっぷり入っています。薬味は刻みネギと生姜。

 麺は強い捻れ入りの太麺。「武蔵野うどん」と似た感じですが、かみごたえが強い強いものの硬いというまでには至らず、もっちり感も少々。麺量450gとありましたが、おそらく茹で後表示なのでなんら箸が止まることなく一気に完食。並だとたぶん物足りないかと。

 大満足の逸品でした。ただれんげが付いてくるのが謎。地元民はつけ汁を飲むのかな???

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 沼田は商業施設を再利用した市役所の近くに城跡もあれば、近代建築を移設した「なんちゃって明治村」みたいな大正ロマンエリアもあって、ちょっと立ち寄るには面白いところです。

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2025.02.19

大日茶屋@足利 ~ ポテト入り焼きそば&足利シュウマイ

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 足利氏館というか、足利氏の氏寺として知られている「鑁阿寺(ばんなじ)」の境内にある大日茶屋で、栃木県足利市が強力に推しているB級グルメ「ポテト入り焼きそば(500円)」と「足利シュウマイ(190円)」を試食。シュウマイは「蒸し」と「揚げ」があったので「蒸し」にしました。

 店は屋号通りたこ焼き、みそおでん、甘酒、そして夏季に売れるであろうかき氷など「茶屋」にありがちなメニューが並んでいました。店内に着席できるスペースもそれなりにあるものの、食堂ではなく茶屋であるせいか、水の無料サービスがないのがここの最大の特徴かも。

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 焼きそばの中には確かにポテトが!!!うどんをおかずにご飯を食べる大阪人もびっくり! ポテトのサイズ自体はさほど大きくはないものの、炭水化物に炭水化物を入れる強烈なコラボレーション。「うどん定食」と違って脂分もあるだけさらに始末が悪い。まさにメタボ一直線というか、メタボ強化ギブスのような逸品。

 焼きそば自体はやや硬めというか水気が少ないパサつき気味の食感。ソースは心持ち辛めですがスパイシー感はなし。肉がないのはともかく、野菜も急騰中のキャベツがわずかに認められるだけなので味わいはやや単調ですが、ホクホクしたジャガイモが案外美味いのが救い。正直無理に焼きそばにせずに蒸したジャガイモだけ売った方がいいかも(苦笑)。

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 一方「足利シュウマイ」の最大の特徴は具がないこと。片栗粉と玉ねぎを練って蒸しただけらしいのですが、シュウマイと呼ぶには決定的な何かが欠けていてシュウマイのようでシュウマイではなく、「もっちりしたゲル状の何か」にソースをかけて無理やり食っていると言った方が相応しいかも。食うものに困っていた昭和30年代くらいまでならともかく、令和の御代には個人的にはかなりきつい感じがしました。

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2025.02.17

桜海老と鰆の天丼@てんや

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 「てんや」が2025年2月13日から期間限定で販売中の「桜海老と鰆の天丼」(980円)」を試食。4月下旬まで販売予定。

 「桜海老と鰆の天丼」は「春をイメージさせるピンク色の桜海老と鮮やかなグリーンの人参菜を合わせた彩りも豊かな『かき揚げ』、ふっくら食感の『鰆』、雑味のない『釜揚げいりこ』、春定番の『たけのこ』などを合わせた、春の訪れを感じることができる一杯です。」というのがてんやのウリ文句。

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 茶一色でビジュアル的にはなんとも冴えないのが天丼の宿命。一番手前の丸っこいのが鰆でしょうか。鰆は魚偏に春と書くので春を代表する魚なのかもしれませんが、正直たまに西京焼きで出てくるくらいであまり馴染みがないせいか、個人的には初夏のカツオや冬のフグ・タラほどの季節感はありません。

 でもふっくらとした食感は悪くなく、また割とあっさり淡泊な味なのでたけのこやいんげん共々この中では箸休め的な位置づけになりましょうか。一方「釜揚げいりこ」のほうは「雑味のない」というウリ文句とは裏腹に案外魚臭くて結構曲者。

 かき揚げはウリ文句にある「ピンク色」とか「鮮やかなグリーン」とはいったい何なのか??と言わざるをえないルックスですが、桜海老のサクサク感、そして海老らしい香りが楽しめて上々の出来。

 てんやは大当たりはないけれども、ハズレも少ない。シングルヒットを量産するタイプとして高く評価しています。

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2025.02.16

喫茶クラウン@蕨 ~ オムライス

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 蕨駅東口から伸びる大通りを直進して最初の六差路交差点角。外観通り「昭和の喫茶店の生き残り」としか言いようがない店です。先客4、後客8。客は年寄りだらけですが、女性の一人客も目立ちました。店は分煙もへったくれもないせいか非常にタバコ臭く、愛煙家のたまり場のようで・・・なお最寄駅は蕨ですが、店の住所は川口市芝新町です。

 セットメニューの中から「特製オムライス(950円)」を注文。コーヒーor紅茶付き。後払い。なおこの店はモーニングを12時までやっているせいか、昼飯代わりにモーニングを頼んでいる客が目立ちました。

 店内は4~6人掛けのソファ&テーブルがずらずらっと。外観も内装も古色蒼然で、店内はでかいシャンデリアだとか螺旋階段だとかトマソンっぽいアイテムだらけ。ただソファは年季が入っているとはいえ傷んでいる感じはしませんでした。

 まだモーニング以外のメニューを頼む客が少ないせいか、出てくるのに随分時間がかかりましたが、店内は実にゆったりとした時間が流れていて、せかせかするのが野暮なのでしょう。お年寄り達はコーヒーをゆっくりゆっくり飲みながら、まるでコアラのようにほとんど動くことなくじっと座っていました。

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 ようやく出てきたオムライスはチキンライスを卵の薄皮で包んだだけ、しかもケチャップ味のチキンライスにさらにケチャップをかけるというこれまた古典的なタイプ。チキンライスと言ってしまうにはチキンがなさすぎな気がしましたが・・・

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【DAZN観戦記】25年第1節:神戸 0-0 浦和 ~ 先行き期待が持てる内容でのスコアレスドロー

 結果こそスコルジャの下ではすっかりお馴染みのスコアレスドローでしたが、前年優勝チーム相手に「点は取られそうな気がしない上に、先制点を奪ってそのまま勝てそうな試合」内容で、およそ点が入る気がしなかった2023年のスコアレスドローとは全く意味合いが違う、先行きに期待が持てるスコアレスドローでした。

《スタメン》

 浦和は加入してひと月も経っていないボザをいきなりスタメン起用。スコルジャは試合前の記者会見で「プレーすることによってコンディションが上がるというのは一つのやり方だと思います。ダニーロに関しては、私はフィジカルの面では心配していません。」とスタメン起用の可能性を示唆していたので、いきなりのスタメン起用はサプライズとは言い難いでしょう。

 また今季の渡邊は2列目が飽和状態なことも相まってどうもCH起用が鉄板になりそう。しかもその相方にグスタフソンではなく安居を起用したのはいかにも守備重視=対神戸スペシャルっぽい感じ。

 それ以外のスタメンは沖縄キャンプでのTMの様子から漏れ聞こえてくる話の範囲内で、スタメンにこれといったサプライズはありませんでした。

 また今季からベンチ入りメンバーが9人に増えたので、攻撃のオプションが増えまくり。逆に守備駒はもともと頭数がいないので選択肢なんて全然ありません(苦笑)。

 神戸はACL上海海港戦から中3日で、その時のスタメンと全く同じ。宮代・井手口・広瀬・カエターノらが負傷離脱中のためかベンチメンバーがちょっと寂しい印象。

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《試合展開》

 前年優勝どころか2連覇中の神戸相手の開幕戦、しかもアウェーゲームなので浦和は慎重に試合に入ると思いきや、非常に意外なことに試合は立ち上がりから完全に浦和ペースで進みました。

 神戸の攻撃の手口は非常に単純で、まずはとにかく大迫や武藤へバンバンロングボールを供給。敵陣深いサイドに基点を作ったらそこからこれまたバンバンクロスを放り込む。ただそれだけ。しかし大迫や武藤がJリーグレベルではフィジカルモンスターすぎてこの攻撃を90分防ぐのが難しい。

 スコルジャはその辺は百も承知で、試合前の会見で「今週に入ってからはローディフェンスに重点を置きました。相手のダイアゴナルボールでファイナルサードに入る場面に対する守備であったり、クロス対応であったり、そういうところをトレーニングしてきました」と神戸対策を仕込みまくったことを吐露。そして練習の甲斐があって、前半は神戸に何もやらせませんでした。

 神戸のロングボール攻撃に対する浦和の具体策については、関根が試合後しゃべりすぎるくらいしゃべっています。

 まずはサンタナと松本が神戸にロングボールを蹴らせないようにプレッシャーをかけ続ける。しかも昨年までありがちだった「個々人のカミカゼアタック」ではなく、いったん高めの位置にブロックを作ってから両者で連携をとりながらプレスをかける感じに整理されていました。

 またサンタナの前プレなんて昨年はあってないようなもので、その難点がリンセンにスタメンを奪われる主因と見受けられましたが、今季はまるで別人。サヴィオ&ボザと気軽にバカ話が出来るブラジル人のチームメイトが増えて何かと気楽になったせいか、プレーのパフォーマンスまで上がってしまうというアミーゴ体質のなせる業なのかどうか。

 神戸はもともとビルドアップに持ち味がない上に、右WG武藤へ向けて対角線のロングフィードを得意としていた右SB初瀬が移籍したためか、最終ラインから精度の高いロングフィードをなかなか遅れず。そのためボールが来ない大迫がやむなく中盤まで降りてくる場面すら生じる始末。

 それでも神戸最終ラインがなんとか繰り出してくるロングボールを収めようとするのはさすが大迫。マリウス&ボザと言えども大迫とのマッチアップは勝ったり負けたりといった塩梅でしたが、大迫で両CBが完勝できないのは浦和守備陣も完全に織り込み済み。大迫が競り勝った後のセカンドボールを渡邊や安居が拾いまくることで前半は神戸のロングボールを完封。

 また神戸の良さはボールを失った後の攻守の切り替えの早さ、そしてプレスの強度。これに対して浦和はまずはロングボールを多用して前プレを回避。西川なんて全部長いボール蹴りまくり。しかもサンタナではなく両SHをターゲットに蹴っていました。当然ハイボール完勝なんて全く望めませんが、ここも中盤の選手がセカンドボールを拾いまくることでなんとかボールを前に運んでいました。そしてこれを繰り返すことで多少なりとも神戸の陣形を間延びさせ、15分くらいから地上戦でのビルドアップへとシフトしていったように見受けられました。

 攻守とも浦和が良い感じで試合に入り、しかも最初に決定機を掴んだのも浦和。8分自陣深い位置でボールを奪ったサヴィオが神戸の中盤の選手を二人吹き飛ばしながら独力でドリブルで運んでスルーパス→松本のシュートがポスト直撃!!Jリーグにいたらアカンレベルのサヴィオの大迫力もさることながら、サヴィオからボールが来るのを信じて神戸最終ライン裏へ抜ける松本の動きも見どころ十分!!

 16分にはCKからの流れで相手のクリアボールをでサヴィオがボックス外からダイレクト強烈な枠内シュート。さらに30分にはサヴィオFK→サンタナヘッドが枠内を襲いましたがここはGK前川がビッグセーブ。

 一方神戸は全く何も出来ずにいましたが、前半終了間際から次第にセットプレーに活路を見出す格好に。ところが56分には負傷した酒井の交代を余儀なくされ、全くいいところがなかった汰木に代わって投入されたパトリッキも負傷して71分に飯野と交代せざるを得なくなるアクシデント続発。

 浦和も浦和で両CHを筆頭に運動量が落ちたため試合は次第にグダグダ模様のイーブンな形に。とはいえ、守備が決定的に破綻している訳でもないのでスコルジャは動くに動けないのか、71分に金子に代えて原口を入れただけでしばらく様子見に。

 どんなに出来が悪かろうともセットプレー一発で点を取ってそのまま逃げ切れるのが神戸の強さ。というかリーグ優勝するチームってだいだいそんなもの。そして80分扇原CK→トゥーレルがどフリーでヘッドの決定機がありましたが、シュートは枠を捉えられず。

 方や浦和は81分サヴィオCKをニアでマリウスが後ろにすらし最後は松本が押し込んでゴール!!と思われましたが、VARで松本のハンドを咎められてノーゴールに。

 90分大迫が浦和両CBの間を抜けて西川と一対一になりましたが、ここは西川が好セーブを見せ、6分もあったATは何事もなくそのまま試合終了。

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《総評》

 なんせ昨季はオフに大量補強を敢行したにも拘らず、フロントも現場も迷走を繰り返した挙句に13位で終わった残念なチーム。それゆえ今季もいくら補強したところで急激にチーム状態が良くなる訳がなかろう、来季へ向けて何がしかの積み上げが出来ればそれで十分と、志を下げに下げて開幕を迎えました。

 しかも相手は前年優勝チーム。既にスーパーカップ&ACLと2試合消化済みで、これが公式初戦の浦和とは試合勘に大差があるため、下手をすると立ち上がりにボコられてそのまま試合が終わってしまうかもしれないと危惧していました。

 ところが蓋を開けてみると浦和は周到に「対神戸スペシャル」を練っていて優勢どころか神戸に何もやらせない状態で前半終了。後半は運動量が落ちてグダグダになりましたが、それでも神戸に許した決定機は80分トゥーレルのヘッドだけで、流れの中では守備は全く破綻しませんでした。なお90分大迫のゴールが決まっていたら、マリウスを手で引き倒しているファウルをVARで間違いなく咎められたかと。

 DAZNのスタッツを見ても、シュート数神戸8vs浦和17、枠内4vs10とやはり浦和が優勢。ゴール期待値が1.78vs1.17と浦和が案外低いのはボックス内からのシュートが少ないためでしょう。でもそもそも全然シュートを撃たなかった2023年よりはずっとマシ。

 スコルジャが「ゴールを取り消されるというアンラッキーな場面もありながら、勝利にかなり近い試合だったと思います」と語り、試合後の選手達も関根「自分たち全員が勝てたと思える試合内容ではありました」など、手応えをはっきりと掴んでいたのも至極当然。

 終盤スコルジャが選手交代を躊躇い、結局交代枠を余らせて試合を終えたことを批判する向きもあるようですが、守備が破綻していないチームを代えるのは難しいもの。試合後「長倉投入を考えなかったのか?」との問いに対して、スコルジャが「試合の終盤のほうで、神戸の危険なセットプレーが続くという流れがありましたので、そこで高さのあるチアゴ(サンタナ)を残すことにしました」と答えているのはやはり前年優勝チームとのアウェーゲームで「今日は昨年のチャンピオンとの試合で、いい結果を持ち帰ることが大事でした。」、つまりまずは勝ち点1を持ち帰ることを優先したのでしょう。

 反省点はやはり優勢だった前半ですら神戸守備陣を崩したのは松本の決定機だけだったことでしょうか。金子や荻原がクロスを上げまくっていましたが、単純なクロス攻撃は神戸にはなかなか通用しません。

 またこの試合はいかにも神戸から勝ち点をもぎ取ることに特化した「対神戸スペシャル」臭がプンプン。神戸とはスタイルが全然違うショートカウンター狙いの狂犬系京都&湘南相手では浦和は全然別の顔を見せるでしょうし、それが今季の本来の姿かもしれません。

 さらにこの試合運びはどう見ても両CHを筆頭に中盤の消耗が酷すぎて連戦には不向きな上に、夏場はおよそ実現不可能。スコルジャは超過密日程だった2023年で夏場のやり過ごし方に失敗したと認めているので、夏場向け・連戦向けのセカンドプランも用意していることでしょう、たぶん。

 とにかく2023年に量産されたスコアレスドローは「失点する気はしないが点が入る気もしない」という内容だったのに対し、この試合は「失点する気はしない上に、点が入る気配は濃厚だった」ので、同じスコアレスドローでも内容には雲泥の差がありました。また2023年、2024年の開幕戦は新監督の仕込んだことを愚直に実行してボコられましたが、この試合では「昨年からの修正」と思われる要素がてんこ盛りでした。

 出場した新加入選手も期待通り、額面通りの働き。勝ち点は1に留まりましたが、久しぶりに先行きに期待が持てる開幕戦で大満足でした。

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《選手評等》

・今季のJリーグは「アクチュアル・プレーイングタイム(インプレーの時間)の増加」を目指しているそうですが、Jリーグの笛ってやたら笛を吹くのではなく、逆に手を使ったファウルとか後方からのファウルとか、取るべきファウルを取らない問題の方がデカのではないかと。それゆえJリーグでは取られないファウルをACLで取られて戸惑っている例がまま見られます。

・この試合の荒木主審は手を使ったファウルとか後方からのファウルとかにやたら甘い、典型的なJリーグ基準の笛。審判のクォリティーに難がある状態で、アクチュアル・プレーイングタイムの増加なんて目指して安易に笛を吹かないようにするのって違和感しかありません。笛を吹く基準がバラバラになるのがオチじゃないかなぁ・・・

・この試合では「さっきは吹かなかったのに、なんでこれはファウルなんや!!」とばかりに神戸の選手たちが荒木主審に詰め寄る場面が目立ちましたが、露骨に後ろから蹴ったり押したりしているのに何を揉めているのかさっぱり・・・ 一方スーパー杯での木村主審は見事な裁きっぷりで、簡単に笛を吹かずにそのまま流したのが得点に繋がっていました。

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-----サンタナ-----
サヴィオ---松本---金子
---安居--渡邊---
荻原-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----

(交代)
71分 金子→原口(原口左SH、サヴィオ右SHへ)
89分 荻原→長沼
89分 サヴィオ→前田


汰木---大迫---武藤
--佐々木---鍬先--
-----扇原-----
本多-トゥレル--山川-酒井
-----前川-----

(交代)
56分 酒井→日髙(負傷による交代)
63分 汰木→パトリッキ
71分 パトリッキ→飯野(負傷による交代)

※写真は試合とは全く関係ありません

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2025.02.15

明太チーズチキンかつ定食@松のや

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 「松のや」が2025年2月5日より発売中の「明太チーズチキンかつ定食(990円)」を試食。

 「松のや人気のやわらか・ジューシー・いいとこドリな『チキンかつ』に、かねふくの明太子を使用したクリーミーな明太子ソースと、レッドチェダーやゴーダ、モッツアレラチーズをブレンドしたとろ~りチーズがマリアージュ。前回販売時のゴーダチーズソースから3種類のチーズをブレンドしたオリジナルチーズソースにブラッシュアップし、色鮮やか、かつ濃厚でなめらかな口当たりになりました。」というのが松のやのウリ文句。前回販売時が何時なのか判然としませんが、マイナーチェンジを施しての再販売のようです。

Mentaicheez2502002

 試食した率直な感想はオリジナルチーズソースの自己主張がとにかく強すぎ。明太子ソースの味なんて完全にチーズソースにかき消されてしまっています。マリアージュしたはいいが完全に尻に敷かれたカカア天下状態です。この商品を「かねふく」がよく承諾したものだと変なところに感心してしまうくらい。

 なんか「松のやからオファーが来た!!」と喜んでいたら、同ポジションにさらに癖が強い大物がやってきて居場所がなくなってしまった気の毒な選手にも似ているな感じ。

 またチーズ好きの方ならこれでも問題ないのでしょうが、個人的にはご飯のおかずとしてはチーズ、さらにはクリームシチューのような乳くさいもの全般があまり好きではないからなぁ。よって次はもうちょっと明太子ソースに存在感がある商品開発を望みたいものです。

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2025.02.14

かきめし@厚岸・氏家待合所(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内の「駅弁屋 祭」で久しぶりに厚岸の「かきめし(1250円)」を購入。厚岸なんてそもそも非常に行きにくい上に、列車本数が激減していったん厚岸に降りたら最後、次の列車まで時間余りまくりですし・・・ よって東京駅で手に入るのなら、それを逃す手はありません。

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 たくあんと福神漬けで彩りを添えただけで、他は茶色一色の地味なルックス。ひじき入りの炊き込みご飯がベースのもっちり系。以前は「色合いからするとびっくりするくらい薄味」という感想を抱きましたが、薄味生活に慣れたせいか十分美味しくいただけました。

 おまけにメインのかき煮に加えてあさり煮、つぶ貝煮、しいたけ煮、ふき煮と案外具沢山で全く飽きが来ません。大満足の逸品でした。

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2025.02.13

まんぷく亭@谷在家 ~ マーボーラーメン&半ライス

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 日暮里舎人ライナー谷在家駅から西へ徒歩10分弱。このエリアでひときわ目立つ建物「あだちの里 谷在家福祉園」の南あたり。先客ゼロ、後客8。周辺にあまり飲食店がないせいか、近所で働いている風のオヤジが続々とやってきました。

 店先にあった割安そうなメニューの中から「マーボーラーメン&半ライス(900円)」を注文。後払い。

 卓上のメニューを見ると最初が単品料理、次いでご飯もの、炒め物、麺類の順。よって町中華でありがちな麺類メインの店ではなさそう。ただ定食系のメニューがなく、単品料理を中皿にしてライスをつけると千円を超えてしまうので、昼飯に注文するのはもっぱらご飯ものか麺類になりそう。

 店内は4人卓×4と2人卓×1、厨房に向かってカウンター6席と壁際にカウンター3席。卓上には醤油、酢、ラー油、ソース、コショウ。

Manpukutei2501001

 麻婆がどんぶりから溢れんばかりにたっぷり注がれた、厳寒期には嬉しいルックスで登場。ただ麻婆豆腐が売り物ではないせいかあまり辛くなく、痺れは皆無。ただぱっと見は豆腐だらけですが、ひき肉も案外多くてサルベージ用に穴あきレンゲが欲しくなるレベル。当然ご飯のおかずには全く困りません。

 麺は中細の縮れ入り。それなりにコシも保たれていてスープに負けず。

 そして半ライスはなんと小さめのどんぶりに軽く一杯、餃子の王将の「ライス中」よりちょっと少ない程度の量で出てきて、全然「半」ではありません!!

 さらに食後にアイスコーヒーのサービス付き!

 「まんぷく亭」の屋号に恥じない、千円未満でそこそこ旨くてとりあえずお腹一杯になるという意味でコスパ抜群の良店でした。次回はご飯ものにチャレンジしてみます。

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2025.02.12

広島牡蠣づくし@広島駅弁当

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 広島の駅弁の冬の楽しみといえば「しゃもじかきめし」。ところが広島駅 ekie2F「夢百選」にも、その隣の「驛むすび」にも「しゃもじかきめし」は見当たらず。やむなく類似品の「広島牡蠣づくし(1380円)」を購入して「しゃもじかきめし」がないことを店員に聞くと、今冬は「しゃもじかきめし」の販売はなく「広島牡蠣尽づくし」で対応しているとのこと。

 あのしゃもじ型の赤いプラスティック製容器を継続すると大幅値上げになってしまうので、中身はあまり変えずにペラペラの折り詰め箱に変えたのかも。

Kakidukusi2412002

 牡蠣の煮汁で炊いた牡蠣飯の上に牡蠣が4個。ぱっと見では判りにくいのですが、煮牡蠣2個と炙り牡蠣2個という構成で食感が全然違いますし、炙りのほうがやや淡白な味付けでその分牡蠣本来の旨味を存分に味わえる気も。牡蠣フライも良いアクセントになります。牡蠣飯はもち米のウェイトが高いのか、かなりもっちり加減。

 牡蠣煮の柚子味噌和えと広島菜油炒めは絶好のビールにアテに。

 広島駅弁当は個人的には少量ながら新山口駅で売ってるのを買う機会が多いので新鮮味がないのが難。新幹線コンコースで広島駅弁当と共に、三原の「浜吉」の駅弁を売っているのを見かけたので、広島駅では次回はそれにトライしようかな?

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2025.02.11

猫も杓子も@西川口 ~ 濃厚鶏白湯醤油そば

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 西川口陸橋から続く道を西へ進み、喜沢橋を渡ってすぐ。11時半の開店直後の往訪でしたが、開店前から軽い並びが出来ていたのか、なんと先客6。唯一の空席に滑り込み、その直後から外待ちが出来ていました。退店時外待ち1。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「濃厚鶏白湯醤油そば(950円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 メニューは他に濃厚鶏白湯塩そば、濃厚辛味噌鶏そば、中華そばなど。

 店内は縦長カウンター5+2席。卓上には電動ミル入り台湾山椒とコショウ。店はご夫婦で切り盛りしているのでしょうか? なお店の「X」によると「浦和レッズホーム戦の日はお休みです」とあり、さらに浦和公式アカウントで公表された新加入選手をガンガンリツイートしているところから店主はガチの赤者と推察されますが、店内にそれを匂わせるようなデコレーションは一切ありませんでした。

Nekosyakusi2501002

 かなりとろみの強いスープは鶏の旨味が濃縮されたような逸品で、良い意味で鶏の臭みやざらつきが少々残っています。紫玉ねぎのみじん切りに加えてわずかに生姜を混ぜているのはその臭み消しのつもりなのかな?

 麺は中細の緩い縮れ入り。つるつるした口当たりでスープ絡みまくり。特にスープを飲まなくてもガンガンスープが減ってゆきます。

 具は極薄の鶏チャーシュー、鶏つみれ、水菜、穂先メンマ、海苔。

 鶏白湯スープはどんなに出来が良くても食べ進むと単調になりがちなので、卓上の台湾山椒が味を引き締め、変化をつけるのに大活躍。

 「またお前か」な鶏白湯な気もしますが、西川口駅からかなり離れたこのエリアにはこれといったラーメン屋はなかったので、早々に人気店になったのも当然でしょう。

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2025.02.10

ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼@松屋

Yuzukarubi2502002

 松屋が2025年2月4日より期間限定販売中の「ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼(690円)」を試食。従来「定食」としてサラダ付きで販売していた商品を、サラダなしの「丼」に仕立て直して単価を抑えるという、松屋で昨年あたりから目立ち始めた流れの一環なのかな?思ったのですが、「新作」と称しているのでいきなり「丼」での登場なのかもしれません。

 ただ店外のポスターや幟は併売中の「シュクメルリ鍋」だらけで、「ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼」は見当たらず。

 また松屋は定食だと概してごはん並盛と大盛が同値段ですが、丼だと大盛は別料金のようです。

Yuzukarubi2502001

 「ネギゆず旨塩厚切り豚カルビ丼」は、「鉄板で香ばしくジューシーに焼き上げた厚切り豚カルビに、柚子香る旨味たっぷりの『旨塩柚子ダレ』をかけ、タレともお肉とも相性抜群のシャキシャキの青ネギを散らした逸品。
高知県産の柚子果汁を使用したさっぱりとした『松屋特製 旨塩柚子ダレ』は、柚子の爽やかさと塩のうまみが絶妙に調和したタレに仕上がっています。柚子の皮の特有の香りと風味が加わり、丼ぶり全体から豊かな香りが広がります。」というのが松屋のウリ文句。

 作り手の問題なのでしょうが、正直「旨塩柚子ダレ」をかけすぎ。良くも悪くも柚子らしい酸味だけでなく渋味が強くて、これがご飯に合いません。塩だれをかけて豚カルビの脂っぽさを減殺しようという発想は悪くないのですが、吉野家の夏の定番「ねぎ塩豚丼」の塩だれと比べるといかにも完成度が低そうな残念な一杯でした。

 店外で積極的に宣伝していないのは松屋もその完成度の低さを自覚しているからなのかも。

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2025.02.09

沼津魚がし丼@静岡 ~ 早得丼(漬け海鮮丼)

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 主に静岡県内で幅広く店舗展開している沼津魚がし鮨グループ初の海鮮丼の専門店。静岡駅ビル「アスティ静岡西館」内。

 数多あるメニューの中から非常に割安感がある数量限定の「早得丼(1000円)」を大盛(+100円)で注文。往訪時の早得丼の内容は「漬け海鮮丼」でした。食券を買ったらしばし席で待機。出来上がったら番号で呼ばれるというフードコートとか松屋とかと同じセルフ方式の店です。

 店内はカウンター席だらけで入口の左右に計30席弱くらい。テーブル席は左奥に4人卓×2だけで、完全におひとり様向けの店です。卓上には醤油のみ。また店は女性ばかりで運営しているようで、寿司屋の雰囲気は全くありません。

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 「沼津魚市場のセリ権があるので、沼津魚がしならではの『新鮮・でかネタ』を丼でお楽しみいただけます。」というのが店のウリですが、漬け海鮮丼なんてぶっちゃけ余った食材をかき集めてなんとか美味しくいただけるようにしたようなもの(だから安いし、数量限定になりがち)なので、「新鮮・でかネタ」ではないことに文句を言うのは筋違い。でもそれでもネタは十分満足できる範囲内。魚だけでなく、卵、しいたけ、れんこんでちょっとアクセントをつけています。

 ただ味噌汁はいかにもインスタントなのは良いとしても、シャリが硬めでパサつき気味なのが極めて残念。「沼津魚がし鮨」では他店でも同じ経験があり、シャリに全然気を使わないのかも。

 また大盛りにしてもそんなに多くないので、デフォルトだと量的に物足りなさそう。デフォルトだと「くら寿司」が平日に出している「感動のくらランチ」の「旬の海鮮丼」と量的には同じ感じかも?

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2025.02.08

水香苑 高崎モントレー店 ~ 担々肉味噌うどん+Bセット

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 高崎駅併設の商業施設「高崎モントレー」の5階。水沢うどんがウリの店で、当然ながら伊香保温泉近くの「水沢うどん街道」に本店がありますが、「水沢うどん街道」は車がないと行くのがかなり面倒なので、ここで十分。ほぼ1年ぶりの再訪。

 好みのうどんに天ぷら等を組み合わせる「ランチセット」を売り出していたので、「11~4月限定」の「担々肉味噌うどん(1080円)」に「Bセット(310円)」を付けてみました。担々肉味噌うどんは辛さをえらべるようなので「中辛」で。またBセットは「ミニかもネギ丼+天ぷら」という構成で、往訪時の天ぷらはピーマン・茄子・舞茸でした。

 配膳時に山椒がえらくでかい容器で出てきたのには意表を突かれました。好みに応じて自分でゴリゴリとやってくれとのこと。

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 店の案内によると「水沢うどんの特徴は、上質な小麦と水沢の水、そして塩のみを使用した無添加の麺にあります。さらに水香苑では製麺過程に三段階の熟成を加えることで透明感のある麺になり、しっかりと鍛え上げる麺は、つるつるとした喉ごしもありながらコシのある食感になります。」とのこと。担々肉味噌うどんもコシがしっかりした好みの食感でしたが、やはり水沢うどんらしいみずみずしくて透明感のあるルックス、つるつるとした口当たり、そしてしっかりした噛み応えを堪能しようと思えば厳冬期でも「もり」にしたほうがよかったなぁ・・・ついつい「11~4月限定」に吊られてしまいました。

 なお担々麺ですが、つゆはかなり甘め。また穴あきレンゲがついてきますが肉味噌はそんなに多くありません。山菜混じりなのがちょっと新鮮。

 また天ぷら用のつゆはなく、担々麺のスープだと天ぷらには合わないのでもっぱら塩でいただきました。薬味に生姜やわさびがついてくるのが謎。

 またミニかもネギ丼はミニサイズなのに塩だれのかけ方にえらくばらつきがあってなんだかなぁ・・・

 ちょっと仕事が粗いところもありますが、旅行先の駅ビル内でのランチとしては十分満足できる範囲内。コスパもまずまずですし。

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2025.02.07

太陽軒@佐伯 ~ 太陽メン

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 日豊本線佐伯駅から徒歩3分程度。近隣にマックスバリュあり。先客、後客ともゼロ。

 券売機はなく、店内のメニューを見て「当店一押し」とある「太陽メン(750円)」を注文。後払い。

 この店のよく判らないところは「太陽メン」とは別に「ラーメン」各種があること。「太陽メン」は具だくさんのラーメンではなさそうなのですが、その違いは判然とせず。

 店内は屈曲した縦長カウンター9席。卓上にはコショウとラー油。店内には色紙がベタベタ貼られていますが、悉く色褪せていていかにも「大昔に流行った店」という雰囲気を醸し出しています。

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 スープは判りやすい豚骨ベースですが、ニンニクが結構効いています。店が「まろやかでコクのある」と形容するのもしっくりする出来ですが、ちょっとくったり加減の後乗せのもやしが良くないのがなんだか物足りない気も少々。なおメニューの写真はもやしではなくメンマになっていて、コストカットのためにもやしに変えたのかも。

 麺は並太ストレートタイプ。些か水気少なそうな麺で、しかも食べ進んでもなかなかスープを吸わないせいかやや硬めのまま。

 チャーシューはそこそこ厚みがあるものの見た目に反して割と薄味の仕上がり。味玉も超薄味。他に刻み青ネギ。

 随分と賑やかなルックスの割のには今時たった750円とはコスパの良さは驚異的としか言いようがありません!!

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 佐伯は大分県の最南部にあって県の北側にある大分空港から非常に遠く、また鉄道も大分駅以南は単線で特急の本数もガタ減りしてしまうので非常に行きづらいのが難。しかも佐伯市の中心部は駅から南に2kmほど離れたところにあるのですが、駅からフェリー乗り場が近いせいか、思ったほど街はずれ感はありませんでした。

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2025.02.06

てん@長野 ~ 肉もりそば

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 長野駅善光寺口を出て、長野駅付設の駅ビル「MIDORI」の隣。先客ゼロ、後客3。外観と言い、立地といい立ち食い蕎麦屋に見えますが、カウンター主体ながらも普通の蕎麦屋です。

 注文は卓上のタブレットから。店のウリはよく判りませんでしたが、あまりゆっくりする店ではないので天ぷらには期待できないと思い、無難そうな「肉もりそば(1300円)」を「大盛(+300円)」で注文。帰りに伝票のQRコードを入口近くの機械で読み取って清算。

 店内は縦長カウンターが10席強。店奥にテーブル席がありそうでしたが良く見えず。卓上には七味と塩のみ

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 「肉もりそば」とは生卵を蕎麦つゆに割り入れて、そこに蕎麦を浸けていただく「つけ蕎麦スタイル」でした。
卵を入れたせいか、つゆはやや甘め。ラー油の小瓶が付いてきましたが、入れすぎると油臭くなるので加減が難しい。

 麺は細麺で冷水で良く締まってはいましたがコシはほどほど。

 豚バラ肉は非常に淡白。粗挽き胡椒が若干かかっていました。他に刻みネギが多め。

 要するに東京の「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」と同趣向で、蕎麦自体が美味い長野で食べるものではなかったなと反省するも時すでに遅し。隣のオッサンが食ってたもりそばがやたら美味そうに見えました(´・ω・`)ショボーン。

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2025.02.05

駅前高等温泉@別府

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 トキハ別府店の近くにある「海門寺温泉」へ行こうとしたら、運悪く昼の清掃時間にぶち当たってしまったので超久しぶりに別府駅近くの「駅前高等温泉」へ。立地の良さから観光客だらけだったら嫌だなと思ったのですが、観光客は悉く竹瓦温泉へ行ってしまうのかこちらは終始がらがらでした。

 大昔は並湯or高等湯と区分けされていて別料金でしたが、いつの間にかぬる湯orあつ湯という区分けになって同一料金(250円)に。今回はぬる湯にしましたが、入口に「以前あつ湯が現在はぬる湯になっております」との貼り紙がありました。それもいつの話なのか判然としませんが・・・

 ぬる湯はちょっと階段を降りた半地下に。脱衣所と浴室の間に仕切りがない超古典的な造りで、湯舟は半円形のが一つ。ぬる湯といっても全然ぬるくなく、個人的には適温より少し熱めといった印象。もっとも竹瓦温泉だと超熱いので別府の感覚ではこれでもぬる湯なのでしょう。泉質は単純温泉でこれといった際立った特徴はありません。

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 こちらはあつ湯の入口。昔は「高等湯」だったためか、入口はぬる湯よりずっと立派!!

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2025.02.04

天津@佐伯 ~ ラーメン

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 日豊本線佐伯駅から南へ2km強。大手前バスターミナルなどがある街の中心部に立地。かつて佐伯ラーメンの御三家と言われた店の唯一の生き残りのようで、往訪時には店内ほぼ満席。ただ昼のピークが終わろうとするタイミングで店に来てしまったようで、後客ゼロ。

 券売機はなく、店内のメニューを見て「ラーメン(500円)」を注文。後払い。

 店内は横長カウンター8席のみ。しかも席間は激狭。卓上にはコショウのみ。店は女将さん一人で切り盛り。

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 スープは豚骨ベースでニンニクが効いていますが、残念ながらかえしがきつすぎるようで味が濃すぎて好みに合わず。

 麺は中細ストレートタイプ。それはともかくびっくりするくらい超やわやわ!!! これも好みから遠く外れていました。

 バラ肉チャーシューは脂身多めなものの案外厚みがあってまずまず。他に刻みネギと海苔。

 正直あまり好みではなかったものの、これをワンコインで出しているのは驚嘆するしかありませんでした。

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 店の近くにある佐伯城三の丸櫓門。

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 ここから20分ほど山を登ると本丸跡から佐伯の街を一望できます。腹ごなしにはもってこいの山城攻略でした。

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2025.02.03

YOSHIファイナル@神保町 ~ 炒麺

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 地下鉄神保町駅を西側へ出て、専大前交差点の南西角近く。城南信用金庫の裏、靖国通りから南へ一本入ったところにあり、隠れ家っぽい佇まい。「MENクライ」のリニューアル。先客1、後客ゼロ。

 店先に最近メニューを一新したとの案内があり、どうも「煮干しそば」推しの店に転換したようですが、今回は「炒麺(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 店内はなんか変わっておらず縦長L字型カウンター7席のみ。卓上には煮干し酢、炒麺用タレ、コショウ、自家製辛タレ、おろしニンニク。水セルフ。

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 なぜか小さな煮干しスープ付きで登場。麺は極太の強い捻れ入り。むっちりもっちりした、コシ強めのうどんみたいな食感が特徴ですが、麺を炒めているので時折食感が変わる面白さも。

 麺に合わせて炒めたのはほとんどがもやしで玉ねぎがわずかに混ざっている程度。タレはニンニクをがっつり効かせた醤油ベースのようですが、もやしの量が多いせいかデフォルトだとやや薄味のようにも思え、卓上に炒麺用のタレが置いてあるのも道理。もっとも薄味とはいえ脂っぽいのは確か。なおわずかに煮干し系のたれが混ざっているようですが、これは正直蛇足。

 バラ肉チャーシューを三枚後乗せしていますが、炒麺との相性は微妙。刻んで一緒に炒めたほうが良いような気も。

 なんか迷走しているような気がしてなりませんが、果たしてどうなることやら。

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2025.02.02

牡蠣とじ丼@なか卯

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 「なか卯」で2025年1月29日から期間限定で販売中の「牡蠣とじ丼(790円)」を試食。手元の記録では2019年12月に試食済とありましたが、それ以来ほぼ5年ぶりの復活販売なのかな?

 「牡蠣とじ丼」は、「旨みがギュッと詰まった広島県産牡蠣をサクサクのフライにし、なか卯特製の割り下とともにこだわり卵でとじた商品です。ジューシーな牡蠣フライと、だし香るふわとろな卵が織りなす、至福の味わいをお楽しみください。一口頬張ると、ふんわりと広がる磯の香りや濃厚な旨みをご堪能いただけます。」というのがなか卯のウリ文句。

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 前回試食時には牡蠣そのものではなく、牡蠣フライを卵で閉じていることに違和感を禁じえませんでしたが、今回はその辺の割り切りというか心構えが出来ていたせいか、評価は大幅アップ。

 牡蠣を揚げた上に、さらに卵で閉じるとなると牡蠣の旨味は二重にも三重にもブロックされたような気がしてなりませんが、それでもフライのサクサク感がそこそこ保たれているだけでなく、「ふんわりと広がる磯の香りや濃厚な旨み」をそれなりに堪能できる仕上がりになっています。

 卓上に山椒が見当たらなかったので、味変アイテム代わりに一味をかけてみましたが、これも良いアクセントに。

 牡蠣と鶏卵の関係は「親子」どころか「他人」ですらなく「地球外生命体との何か」という感じですが、ベースとなる卵とじ自体が安心・安定の美味さなせいか、なか卯一連の親子丼シリーズ同様十分評価に値する一品でした。

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2025.02.01

スパゲッティハウス シェフ 名駅西店@名古屋 ~ デラックスシェフ・鉄板

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 数多ある「名古屋めし」の中でも結構気に入っている「あんかけスパ」。でも名古屋駅の「チャオ」や「ヨコイ」で食ってばかりでは芸がないので、名古屋の駅裏にある「スパゲッティハウス シェフ 名駅西店」まで足を伸ばしてみました。駅から徒歩5分程度。先客ゼロ、後客10。あんかけスパって基本的にオッサンの食いもんという個人的認識でしたが、この店は女性の一人客やカップル客までいたのには意表を突かれました。

 卓上のメニューを見て人気No,1の「デラックスシェフ(1100円)」を「鉄板(+100円)」で注文。後払い。

 店は結構奥行きが深い上にテーブル間の仕切り板が高かったり、柱が邪魔になったりして全貌は見渡せず。卓上はタバスコのみ。店内に油煙がほのかに漂ってきます。

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 小皿が付いてきてぱっと見「ポテトサラダかな?」と思ったのですが、なんとタルタルソース!!! 濃い味好き、とにかく味を重ねるのが好きな名古屋らしいというかなんというか・・・

 「数種の野菜と牛スネ肉などを使い、4日間ほどかけてつくる」あんかけソースはとろみが強くてかなりスパイシー。そして程よく酸味が効いており、甘めという印象は受けず。パスタは山盛りで案外量があり、その下に卵の薄皮。炒め物はウインナーだけで野菜は全くなく、「チャオ」の「ミラカン」に慣れた身にとっては少々寂しい感じが。そして野菜がないのが脂っこさ、重たさに拍車をかけている気も。

 そこで箸休めになるのが後乗せの海老フライ。揚げ物が箸休めになるって非常に妙ですが、海老フライはあんかけをたっぷりとは身にまとっていないので相対的に味わいが軽いからなぁ・・・でも後乗せの海老フライって「名古屋らしさ」を演出した観光客向けメニューなんだろうなぁ、たぶん。

 人気No.2「シーフード」やNo.3「デラカン」のほうが良かったなぁと思うも時すでに遅し。でも総じて大満足の逸品でした。

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