あんかけ太郎 名古屋城金シャチ横丁店 ~ ミラカン
名古屋名物「あんかけスパゲティ」のチェーン店で、以前長者町店や名駅サンロード店に行ったことがありますが、名古屋城金シャチ横丁店は初めて。
ここも名駅サンロード店同様、会計がセルフなどころか、発注も店内のQRコード化されたメニューをスマホで読み取って行うという徹底した省力化を図っていること。地元民だらけの名駅サンロード店ならともかく、インバウンド客を含めて観光客だらけのこの店でトラブルにならないのかな?
またメニューを電子化してしまうと一覧性に難があるせいか、一応卓上にメニューも置いてあります。あんかけ太郎はやたらメニューが多く、大別して「あんかけスパゲティー」以外にも「インディアン」と「焼きスパ」というカテゴリーがあり、前2者について野菜ベース/ウインナーベース/卵ベース/揚げ物ベースとカテゴライズされたトッピングの違う各メニューが選べる感じ。
今回も無難な「ミラカン」を注文。量もあんかけスパゲティは基本的にオッサンの食い物なのでどの店に行っても量がやたら多く、400gの「レギュラー(1090円)」で十分。一応S(250g)からM(1000g)まで選べます。
店は観光地立地にも関わらずカウンター席主体。卓上には粉チーズ、タバスコ、ガーリックグラニュー、ブラックペッパー、ナツメグなど。
ミラカンは見た目通りウインナー、オニオン、ベーコン、ピーマン 、マッシュルーム、トウモロコシ、トマトなどの炒め物まみれで、脂っこいのが特徴。以前「チャオ」で食べた時はちょっとだけ混じっている生トマトがアクセントというにはちょっと個性が強すぎるという印象を受けましたが、ここはその弊を免れていました。
麺はやや太めで、炒めたせいか心持ち硬め。店の能書きによると「あんかけスパの大きな特徴は極太2.2㎜のスパゲッティを茹で置きし、それをラードにくぐらせるという点です。特に太郎の麺はコシのある茹で方をしますのでモッチモチで噛み応えがありスパゲッティ本来の旨味とラードとの相性が抜群」とのこと。
そしてその上にソースがたっぷり。大量の野菜とトマトソースから作られているんだとか。「あんかけ」と称してはいますが、ソースは甘いわけではなく、トマトの酸味からも程遠い。スパイスもあんまり強くはない。名古屋らしくやたら味が濃いわけでもない。オリジナリティー抜群だが、かといって際立った個性があるわけでもないというなんとも微妙な存在ですが飽きはが来ないのは確か。
| 固定リンク