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2025.06.30

欧風牛タンカレー@松屋

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 松屋が2025年6月24日より発売中の「欧風牛タンカレー(780円)」を試食。ただ松屋の宣伝は同時発売の「国産雪国育ち厚切りトンテキ定食」に重きが置かれていて、「欧風牛タンカレー」は幟が数本立っているだけでした。

 「とろっとろに煮込んだ牛肉を、深みあるフォンドボーベースの欧風カレーで包み込んだ贅沢な逸品が登場しました。コクと旨味が凝縮された濃厚なソースに、柔らかく煮込んだ牛タンがころりと。一口目から広がるコク、後からジワリと感じるスパイシーな辛さが、食欲を刺激します。」というのが松屋のウリ文句。

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 カレーは相当粘度高め。ウリ文句通り「ジワリと感じるスパイシーな辛さ」があることはあるのの、総じて甘目で、しかもコクと旨味が過多な感じもして少々くどい気も。ただそれは自分の好みに対して100点満点ではないというだけの話で、牛丼チェーン店の中ではぶっちぎりにカレーが美味い松屋らしい逸品だと思います。

 牛タンはわずかに2片だけ。この辺は値段相応なので仕方ないかな?しっかり煮込まれていてタンだと言われないと判らないくらいに柔らかくなっていました。

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2025.06.29

村上牛しぐれ弁当@新潟三新軒(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で新潟三新軒の「村上牛しぐれ弁当(1400円)」を購入。村上とは新潟県最北部にある市で、どちらかというと牛より鮭のほうが有名ですが、新潟県村上市および関川村ならびに胎内市で飼育された黒毛和牛で、格付等級A-4・B-4以上のものを「村上牛」と呼んでいるそうです。

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 村上牛しぐれ煮と国産牛そぼろ煮をコシヒカリのご飯の上に敷き詰め、白ゴマを散らしただけのシンプルな駅弁、よくありがちな駅弁ですが、駅弁のコンディションが良くてご飯は固まっておらず、牛肉も柔らかさを保ってきたのでそれだけで大満足。

 牛肉がかなり甘めの味付けなので茎わかめ梅酢漬けが格好の口直しに。紅生姜だけだとまるで牛丼屋ですし(苦笑)。他に玉子焼き、煮しめごぼう。

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2025.06.28

どうとんぼり神座@赤羽 ~ おいしいラーメン

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 赤羽駅高架下商店街「ビーンズ」の一角で「チエゴヤ」の跡地に入居。近隣は大阪王将やてんや、なか卯など外食チェーン店だらけですが、なぜかラーメン専門店はなかったせいか早い時間帯から流行っていて、11時の開店直前に到着したところ先客5。開店後ほどなくテーブルは埋まってしまい、退店時には外待ち7。

 関西と首都圏で多店舗展開している「神座(かむくら)」ですが、個人的には2年ほど前に新宿京王モール店へ行って以来。

 卓上のタッチパネルでプレーンな「おいしいラーメン(850円)」を注文。後払い。

 メニューは一見多彩ですが、相変わらず具でバリエーションを付けているだけでラーメン自体は1種類みたいで。往訪時は期間限定で「香ばしイベリコ豚の肉活ラーメン」を売り出していました。

 店内は2人卓×11、4人卓×2とテーブル席のみでカウンターがありません。一人客が少なくないのにカウンターがないため一人で4人卓を占拠しているオッサンもおり、店は6割程度しか埋まっていないのにテーブルの空き待ちで外待ちが出来てしまうのがこの店の最大の難点みたいで・・・

 卓上には醤油、ラー油、ラー油、ニンニク、ニラ唐辛子、豆板醤。

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 やたら広口の丼で登場。もっともスープと白菜がたっぷり入っているだけで麺量は並程度。動物系ベースと思しき出汁の中に白菜から来ると思しき甘みが感じられる、ルックスも味もラーメンのスープというよりは洋食のスープっぽいのがここの特徴。

 少々単調かつ平板な味わいゆえ飽きが来るのも早いのが難なのに、味変アイテムに胡椒がないのには参りました。ニラ唐辛子が入れ放題なので途中で投入してみましたが、ピリ辛になると思いきや、限りなくただのニラで拍子抜け。
 
 スープは中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりでコシもしっかり。

 チャーシューは大判ですがペラペラ。ただ「野菜いっぱい(1100円)」を頼まなくても白菜を中心とする野菜の量がプレーンな「おいしいラーメン」には結構入っていて十分満足できます。

 SCを中心に多店舗展開している店らしく、バイトがマニュアル通りにやればそれなりに様になる規格品っぽい一杯ですが、こういう立地のニーズに合い、そしてそんなところで期待値をきっちりクリアしている以上何の不満もありません。今時のラーメン屋にしてはコスパも上々ですし。ただわざわざ外待ちしてまで食べるようなものではないかと。

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2025.06.27

マルショーラーメン@川口 ~ 中華そば

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 川口駅西口からオリンピック通りを西へ進んだ「ララガーデン川口店」内。「葵」の跡地。「マルショーラーメン」は1年半前に秋葉原で食べて以来。11時の開店直前に到着したところ、なんと先客10。退店時には外待ち7と早い時間帯から繁盛していました。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「中華そば(930円)」を注文。ライスは大・中・小いずれも一杯無料とのことなので「ライス中」を注文。 後払い。

 メニューは基本中華そば、つけ中華、唐し中華の三本立て。いずれも背脂入りの「こってり」に出来るとのこと。

 店内は「葵」時代から大改装。「葵」時代はボックス席主体でしたが、マルショーは縦長カウンターを8席用意。その代わりテーブル席は4人卓×3とSC内店舗にしては少なく、退店時の外待ちはいずれもテーブルの空き待ちのようでした。卓上にはコショウ、たくあん、酢、生ニンニク。

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 秋葉原店では「当店の中華そばは、じっくり炊き出した豚骨の旨みがあふれるコク深いスープに、継ぎ足しで作られている特製ダレを合わせ完成します。なみなみと注がれた熱々のスープと、のど越しのよい自家製麺を是非ご賞味ください。」というのがウリ文句でしたが、ここも同じでしょう。

 若干とろみがかったスープは確かに豚骨の旨味が満ち満ちています。また脂っ気もかなり強め。卓上には「こってりも出来ます」とのポップが揺れてましたが、これ以上こってりにするとどうなるんだろう??また最初からコショウがたっぷりかかっているのも正直好みではありません。
 
 秋葉原店では「特製ダレ」が強すぎて、味が濃すぎを通り越してしょっぱいのが鬱でしたが、ここは秋葉原店と客層が明らかに違う(年齢層がずっと高い)のを意識してか、塩気はやや抑え気味でした。これは評価できますが、食後の渇水感はやはりかなり強くて、どう考えても健康に良くありません。

 麺は中細ストレートタイプ 。心持ち水気の少なそうな感じで噛み応え強めでスープとの相性は悪くありません。
 
 ぺらぺらのチャーシューや刻みネギがたっぷり乗っているのでご飯のおかずには最適。なお「ライス中」は一般的なラーメン屋の「半ライス」でした。

 総じて秋葉原店よりも良い印象を受けましたが、正直コスパ重視のオッサン向けのラーメンがSCの客に合うのかどうか気になります。

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2025.06.26

【DAZN短感】FCWC25 GS第3節:浦和 0-4 モンテレイ

 モンテレイはこの試合に勝てばグループステージ突破に大きく前進するのに対し、浦和は残念ながらグループステージ連敗で既に勝ち抜けの目がなくなってしまい、この試合は純然たる消化試合という立場。

 しかしスコルジャはなおも勝利に拘って、この試合のスタメンは前2試合から石原に代えて関根を起用しただけ。石原は前節インテル戦の最後の最後で肩を脱臼したような痛がり方をしており、その結果が芳しくなかったのかもしれません。

 また試合前の会見でスコルジャは「明日の試合に向けて、数人の新しい選手を起用することを考えています」と語っていましたが、新しい選手の起用はどうやら途中投入の選手に留まった模様。「選手を代えれば代えるほど悪くなる」のが浦和の現状なので、中3日での3連戦でスタメンをほぼ固定したのはやむを得ない選択だと思います。

 ただ選手の並びは前2試合と違ってサヴィオが左SH、渡邊トップ下というリーグ戦の通常モードに戻していました。インテル戦が典型ですが、渡邊左SH起用は渡邊が最終ラインまで下がって5バック化することまで念頭に置いた守備重視型。それに対しサヴィオ左SH起用は試合後のスコルジャの弁を借りれば「今日の試合では、よりオープンなサッカーをしたいという狙いがあった中で、モンテレイに対して、より高い位置からプレスをかけようとしました。」ということなのでしょう。

 浦和はコロナ(#17)がボックス内でボザをあっさり交わしてクロス→アルバラード(#11)が難しい体勢から放ったヘッドがバーを直撃する大ピンチがありましたが、その後の戦況はほぼ五分五分。

 早々に自陣に押し込まれてしまった前2試合とは対照的に浦和がボールを握る場面も結構あり、23分には関根が深い位置から金子とのワンツーで長い距離を運び、関根→渡邊→左サイドからボックス内で松尾突入の決定機を作りましたが、相手DFの戻りが辛うじて間に合ってCKへ。

 浦和の試合の入りは上々といって言いくらいでしたが、26分にはサヴィオのバックパスが緩くて相手に攫われそうになり、慌てて飛び出した西川がボックス内で相手と交錯してPKを取られても不思議はない場面がありましたが、ここは主審がVARと交信の上でお咎めなし。

 そして30分センターサークル付近から前進したデオッサが放った無回転ミドルシュートが見事に決まっていきなりモンテレイ先制。デオッサについていたサヴィオの寄せが甘いと言われればそれまでですが、4-4の守備ブロックの前からミドルシュートを撃ってくるなんてJリーグではまずありえない形で、浦和の誰もが予期していなかったのでしょう。

 さらに間が悪いというかなんというか、失点直後にクーリングプレイクが入り、それが浦和の選手たちの集中を切る方向に作用したのかも。34分には最終ラインと両CHの間の守備が緩いのを突かれ、コロナ→アルバラード→ベルデラメ(#7)といとも簡単に繋がれてしまって、ベルデラメのコントロールショットで2点目を取られてしまいました。

 こうなるとモンテレイは気楽なもの。「浦和というか西川はミドルシュートに弱い」と見切ったかのようにシュートコースが空いていればバンバンシュートを撃ってくるようになり、38分にはカウンターから浦和最終ライン前ががら空きになったところで放ったコロナのミドルシュートが決まってしまいました。

 スコルジャは後半頭から金子→サンタナ、グスタフソン→松本と代えて一段と前に出ましたが、ボールを持つ時間こそ長くなったもののこれといった決定機は作れず、典型的な「ボールを持たされている状態」に。

 さらに68分関根→荻原、70分サヴィオ→大久保、81分安居→二田と五月雨的に代え、試合前会見で言っていた「新しい選手」とは大久保&二田であることを確認。84分にはボザの縦パスがベルデラメにカットされてショートカウンターを食らう絶体絶命の大ピンチがありましたが、ここは西川がビッグセーブ。

 90分右サイドから二田クロス→ファーでどフリーのサンタナのゴールが決まったかと思われましたが、サンタナの前=オフサイドポジションにいた松尾の挙動が相手GKに影響している点をOFRで咎められてノーゴールに。

 90+7分には大久保のCKからカウンターを食らい、途中色々あったものの要するに浦和の選手達にはもう守備に戻る余力を失っていたのが主因となって4点目を取られて試合終了。

 「10回やって1回勝てるかどうか」という相手に守備的に闘ってわずかな勝ち筋を見出したようなインテル戦とは対照的に、この試合は普段通りのスタイルでがっぷり四つを挑みにいったらボコボコにされたという印象を受けました。

 「がっぷり四つ」を挑みに行ったのは当然既にグループステージ敗退決定済みという立場ゆえだったのでしょうが、それにしてもスーペルゴラッソという形で彼我の力の差を見せつけられるとは!!しかもそのゴラッソは偶発的ではなく、相手の狙いの一つだったことが試合が進むにつれて判ってしまうのが切ないのなんの。

 Jリーグレベルだと浦和のCFやSBの層の薄さが目立ちますが、今大会でのボザの残念さを見るとFCWCで勝ち負けを語れるレベルに到達するには正直何もかも足りなかったと思います。「Jリーグで頭抜けた力を持っている訳ではないチームが世界に挑んだらこうなってしまった」といったところでしょうか。終わってみれば3強1論外という死のグループで、浦和はグループステージ突破どころか1引き分けすら出来ない厳しいグループでした。

 ここまで何もかんも足りなかったと思わせるFCWCの結果&内容で、監督だけに責めを負わせるのって無意味を通り越して滑稽すぎましょう。選手の力も、強化部の力も、そして資金面で強化を支える力も全く足りませんでした。

 浦和はひとまずコンスタントにJリーグで上位争いに加わるところから始めるべきでしょう。ACLE優勝はその先の話。ACLEノックアウトステージがサウジ集中開催になってACLE優勝のハードルがとてもなく上がってしまいましたが、「それがどうかしましたか?」くらいの圧倒的なチーム力じゃないとFCWCでは話になりません。

 でも浦和がまたFCWCに出てきて、しかもGS突破の可能性が現実味を帯びるのって、もう「ワシの目の黒いうちに!!」くらいのタイムスパンかもなぁ・・・ボコボコ選手を抜かれる一方のJリーグクラブはそのステージに立てるのかなぁ???

 海外から良い選手を引き抜けるくらいの資金力をつけないとFCWCで闘えるレベルに立てないのですが、国内外の投資家にJリーグは特段魅力的な投資対象と思われていないという浦和だけではどうしようもない問題があってなぁ・・・

 浦和だけ頑張ってもどうにもならない問題が山積していて気が遠くなりますが、まずはリーグ戦でコンスタントに上位に入れる力を付けてからまたこの場に帰って来ましょう。それが何年先の話になるかもしれませんが。

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-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----

(得点)
30分 デオッサ
34分 ベルテラメ
38分 コロナ
90+7分 ベルテラメ

(交代)
HT 金子→サンタナ(サンタナCF、松尾左SH、サヴィオ右SHへ)
HT グスタフソン→松本(松本トップ下、渡邊CHへ)
68分 関根→荻原(荻原左SB、長沼右SBへ)
70分 サヴィオ→大久保
81分 安居→二田(二田右SH、大久保トップ下へ)、

 

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食楽亭@川口 ~ マーボー豆腐セット

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 川口駅東口、コモディイイダの跡地に近々オープン予定のオーケー栄町店の向かいで、「雲林坊」や休業中の「珍来」の並び。ほぼ1年ぶりの再訪で先客4、後客ゼロ。

 「餃子酒場」がメインコンセプトの店のようですが、ここはランチメニューが豊富で、しかもそこで餃子を推している訳ではないのが不思議なところ。卓上のランチメニューを見て「マーボー豆腐セット(870円)」を注文。唐揚げ一個と玉子スープ、ザーザイ付き。

 定食類は焼き餃子セットが700円と安い他は全て870円で統一。四川風とか上海風とか中国のローカル色を出したメニューは全くなく、日本の町中華でありがちなメニューがずらずら。ラーメンや焼きそば、飯類も一応あるという感じのメニュー構成です。後払い。

 店内は縦長カウンター4+3席と店手前に6人卓×1、店奥に4人卓×2,2人卓×1。ホール係の日本語がちょっと怪しいことも手伝ってか接客態度がかなり大陸的というかちょっと高圧的なのが気になりました。

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 麻婆豆腐は辛さといい、痺れといい、物足りなくもなければ水を飲みながらじゃないと食べづらいほどでもなく、良い意味で中庸で実に良い感じ。ただ麻婆豆腐にしてはにんにく多めなのが特徴。とはいえご飯のおかずとしては申し分ありません。ご飯は小さなどんぶりというか大きめの茶碗に一杯だけですが、おかずとの量的バランスはちょうどよく、食べ過ぎずに済むのも気に入りました。

 この一年間値上げせずに頑張っているのでコスパが一気に向上。クォリティー的にも可もなく不可もなく、これといった個性は無いけれども、明らかな問題点もない。何度も行きたくなるような店ではないが、駅近で中休みなくやっているので便利といえば便利。何より定食類が充実しているのが強味で、普段使いのローテーションの一角に入れても良さげ。

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2025.06.25

雪国@梅島 ~ シャウエッセンそば+にんじんかき揚げ

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 東武伊勢崎線梅島駅改札を北へ出てすぐ。スーパー「ライフ」と挟まれた格好の路地に立地。先客、後客ともゼロ。

 券売機はなく、多彩なメニューの中から店頭にデカデカと貼り出さされた、なんか雑誌の企画商品っぽい「シャウエッセンそば(520円)」を注文。さらにコクを深めるべく「ごぼう天」を付けようとしたところあいにく売り切れだったので「にんじんかき揚げ(80円)」にしてみました。後払い。

 この店の面白いところは麺が「更科そば・細白麺(蕎麦粉4割) 180g」「藪そば・細黒麺(蕎麦粉3割) 190g」「田舎そば・太黒麺(蕎麦粉3割) 200g」の3種類から選べること。今回は立ち食い蕎麦では珍しい「田舎そば」にしてみました。

 また若い店主が結構マニアックで、店先には「現在の返し」「現在のおつゆ」の状態をそれぞれ早熟・熟成・完熟の3段階で示し、往訪時の状態は「返し=熟成と完熟の中間」「おつゆ=熟成」となっていました。こういう表示ができるのもおつゆが自家製ゆえ。

 なおこの店はかけそばが350円、各種トッピングは40円~100円、一番高いトッピングがベーコン150円と都内の立ち食い蕎麦屋でもかなり安い部類です。

 店内は小さなカウンターと4人卓×3。空いているのでテーブル席を勧められ、配膳までしてくれました。

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 「シャウエッセンそば」は蕎麦の上にシャウエッセンが2本ゴロン。個人的には味噌汁にウインナーを入れるくらいなので、蕎麦にシャウエッセンの相性が悪かろうはずがなく、噛むとブチン!!と弾けるウインナー界で圧倒的な格上感を醸し出すシャウエッセンの食感を存分に楽しめました。

 またコクを深めるのににんじんかき揚げを付けたのも正解。立ち食い蕎麦屋のかき揚げにしては軽い揚げ具合でまずまずでしたが、ただ80円と安いだけあってサイズは少々小ぶり。

 田舎蕎麦は立ち食い蕎麦屋で普段食べているものよりも若干太目。立ち食い蕎麦屋のでクォリティーを云々するのは野暮でしょう。つゆは店主が凝りまくるだけあって辛くも甘くもなく、良い意味で中庸な上々の出来でした。

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2025.06.24

古町めんの坊@日暮里 ~ 古町ブラック

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 日暮里駅南口を東へ出て急な階段を降り、猥雑な飲食店街を南へ。派手な看板だらけの店の中にちょっと埋没しているようで、うっかり見落としやすいかも。先客3、後客1。先客のうち二人はインバウンド客で、京成電鉄に乗る前に立ち寄った風でした。

 店内の券売機ボタン先頭の「古町ブラック(900円)」を注文。

 メニューは他に「旨塩」「生姜しょうゆ」「節しょうゆ」「味噌ラーメン」「カレーラーメン」など。もともと新潟にあった店が移転したものだそうで、新潟のラーメンっぽいメニューがずらずらと。他に「ガーリック塩バターコーン」「麻婆麺」というボタンもありましたが、往訪時には×が点灯していました。

 店内は縦長カウンター6席のみ。卓上にはブラックペッパーと一味。

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 最初からブラックペッパーが少々振りかけられた状態で出てくる「古町ブラック」とは端的にいえば「富山ブラック」に良く似た何か。黒々とした見た目の通りかなりしょっぱいものの、富山の「大喜」みたいにご飯がないと食べづらいほどではないだけマシ。それゆえ動物系出汁の旨味が楽しめないこともないのですが、やっぱりスープを飲むのはチト辛いかと。

 麺は中細ストレートタイプ。スープが絡みまくって麺も黒ずんでいます。正直スープに負けている印象で、富山ブラックにありがちな太麺を採用しなかったのが不思議。

 チャーシューは小さいながらも案外厚みあり。他に穂先メンマ、味玉半個、刻みネギ。

 なおライスを付けても良さそうなラーメンを出しているのに、ライスにも×が点いているのが不思議でした。

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2025.06.23

ねぎ塩カツ丼@かつや

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 「かつや」が2025年6月20日から期間限定で発売中の「ねぎ塩カツ丼(946円)」を試食。「ねぎ塩カツ丼」にとん汁を添えた「ねぎ塩カツ定食」も併売。

 「究極の生パン粉で仕上げた鶏ささみ・鮭フライ・海老フライと、特製から揚げ粉で仕上げた鶏のから揚げを盛り付けた『ねぎ塩カツ丼』は、見た目にも迫力満点です。暑さで食欲がわかないかも・・・と迷う気持ちは、たっぷりの青ねぎと玉ねぎ、特製塩ダレがそんな心配を吹き飛ばします。」というのがかつやのウリ文句。

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 かつやにありがちなてんこ盛り系丼ものですが、かつやらしく揚げ物一個一個がとにかくでかい!!特に鶏ささみが!それゆえ先にある程度揚げ物を食べないとご飯に辿り着きません。

 また特製塩ダレのかかり具合に相当粗密があって、タレがかかりすぎているところと全然かかっていないところの差が激しすぎ。この辺はてんこ盛り系丼ものにありがちな難点で、定食で食べたほうが遥かにマシかと。

 ただ「鶏ささみ・鮭フライ・海老フライ」の3点セットはいずれも味が淡白なので、「あっさりさっぱり」とまでは行かないものの、揚げ物詰め合わせの割にはくどくなくて、胃にもたれないのは確か。そしてそれらだけだと単調になりそうなところを下味がしっかりした鶏のから揚げが良いアクセント(アクセントにしてはでかいのですがw)となって量の割には飽きも来ず、一気に完食。

 なおかつやはいつの間にか100円割引券の紙配布を止めて、公式アプリでの配布に変わっていました。後者はクーポンの期限切れを気にしなくていいので文句なしのGJです。

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2025.06.22

【DAZN短感】FCWC25 GS第2節:インテル・ミラノ 2-1 浦和

 浦和は初戦リーベル戦で勝ち点ゼロに終わったため、次戦インテル・ミラノ相手に勝たないとグループリーグ突破は難しくなってしまいましたが、インテルも初戦でモンテレイ相手にまさかの引き分けに終わったため、こちらも浦和相手に必勝を期さざるを得ないという立場。

 スコルジャ監督は試合前の会見で「明日インテルに対して我々が使いたいと思っていることは、これまでリーグ戦では使ってきませんでしたし、これは確かに我々が集中したいと思っている要素でもあり、それが効果的であればいいと思っています。」と語っていたので、スタメンに何らかのサプライズがあると予想した向きもあったようですが、蓋を開けてみるとリーベル戦とスタメンは全く同じでした。

 一方インテルは怪我人が出たこともあって、前節からスタメン4名を変更しただけでなく、主力を相当欠いた陣容で浦和戦に臨んできた模様。

 試合は立ち上がりから浦和が自陣に押し込まれっぱなしに。ただ相手をリスペクトしすぎて腰が引けてただただ自陣で守備ブロックを作るだけに終始したリーベル戦の立ち上がりと違って、インテル戦は行くべきところでガツンと当たりに行く積極的な守備がまま見られました。

 またこの試合ではSHの片方が下がって5バックになる時間帯が続いたように見受けられました。これは相手が基本3-4-1-2で、WBを基点としたピッチを広く使った攻撃(=リーベルの1点目が典型)を仕掛けてくることへの対応だと思いましたが、これがスコルジャが言った「明日インテルに対して我々が使いたいと思っていることは、これまでリーグ戦では使ってきませんでした」なのかもしれません。

 これをやると後ろが重くなって、低い位置でボールを奪ってもそこから攻撃に出るのが大変。ゆえにJリーグでは4バックのまま守備ブロックをスライドさせて対応していたかと思いましたが、インテル相手ではそれでは守り切れないと割り切ったのでしょう。渡邊も金子も守備時には最終ラインまで下がり、数少ない攻撃機会では前に出るなど上下動を繰り返し、金子に至っては西川のロングキックの的にもなって(しかも結構競り勝つ!!)彼らの負荷は目に余るものがありました。

 そしてその甲斐あって11分金子が右サイドで独力で対面のアウグスト(#30)をぶち抜いてボックス内突入。そのラストパスに渡邊が反応して浦和が最初の決定機でいきなり先制!!渡邊の前に松尾が走ってインテル守備陣を引き連れての完璧な崩しでした。

 ただその後も浦和が自陣で耐えるだけの試合展開にはなんら変化なし。浦和がなんとかボールを奪ってもインテルの攻守の切り替えが速すぎて浦和はボールを繋げず、カウンターを仕掛けるどころか単に前に蹴りだすのが精一杯だったのは見ていて結構辛いのなんの。

 とはいえ、浦和の守備ブロックは崩れる気配はなく、多少なりとも危なかったのは19分左サイドでアスラニ(#21)クロス→ラウタロ(#10)のヘッドがバーを叩いた場面くらい。インテルのシュートはやたらブロックされ、ブロックされなくても枠を捉えきれずと攻めている割には点が入る感じはしませんでした。

 後半になっても戦況に大きな変化はなく、スコルジャは66分になって消耗著しい金子に代えて関根を投入。70分には浦和が久しぶりにカウンターを仕掛ける場面がありましたが、すでにヘロヘロの渡邊のシュートは枠を捉えきれず。

 浦和がヨレヨレながらも逃げ切り勝ちの気配が漂いだした78分CKからラウタロがバイシクル気味のシュートを決めて同点。ラウタロにはボザが一応付いており、ラウタロの姿勢も良いとは言い難かったのですが・・・これが高額FWの力=「金の力」なのか・・・

 同点に追いついかれたところでスコルジャは79分サヴィオ→松本、松尾→サンタナと交代。松尾もサヴィオも既にヘロヘロで、特にサヴィオは前半ちょっと傷んだので交代が遅いくらいと思ったのですが、この交代が傷口を広げることに。ヘロヘロの両選手よりもサンタナが動けないとはなぁ・・・

 そして90+2分後半途中投入のスチッチ(#8)のシュートのこぼれ球を同じく途中投入のカルボーニ(#45)がゴール左に冷静に流し込んで一気に逆転。格下相手に決定機はそれほど作れていなかったインテルは後半選手交代で火力を落とさずに攻め続けた一方。浦和は「選手を代えれば代えるほど悪くなる」といういつものコースに陥ってしまい、その差が最後の最後できっちり結果に表れた格好。

 何も出来なかった訳ではないどころか、勝てそうだった試合、少なくとも勝ち点1は取れそうだった試合で負けたのは心底凹みました。しかも不運による負けではなくて、負けに至る過程がお馴染みのコースだったのが凹みを加速した感じ。

 それでもスコルジャは10回やって1回勝てるかどうかという相手に勝ち筋を見つけるのがホンマ上手い。インテル相手に渡邊を下げて5バックにする。その前提として渡邊とサヴィオのポジション変更をリーグ戦でテストしておく。ここまではお見事でした。しかし同じようにリーグ戦の最後でテストしたサンタナ投入は大失敗でした。

 全く動けないサンタナがボロクソに言われるのは仕方ないでしょう。でもリーグ戦に出てない髙橋や二田をこの大一番でいきなり出せるわけがないでしょうに・・・言い換えればなんだかんだとリーグ戦で出ていたなんとか倉は一生一度の見せ場を失ったのかもしれません。目先の出場機会に飛びついた哀れな奴です。さらに言えばサンタナに代わる強力なCF獲得に失敗したのが敗戦の遠因なのでしょう。

 強敵相手の連敗で浦和はFCWCグループステージの可能性は潰えてしまいました。最終節の相手モンテレイはグループステージ突破の可能性が残っている一方、浦和にとっては完全な消化試合になってしまいましたが、燃え尽きていないかどうか些か心配です。

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-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
11分 渡邊
78分 ラウタロ
90+2分 カルボーニ


(交代)
66分 金子→関根
79分 サヴィオ→松本
79分 松尾→サンタナ
87分 グスタフソン→原口(原口トップ下、松本CHへ)
87分 長沼→荻原

・解説坪井は基本的にポジティブで、それでいて居酒風屋ではなく、かといって変に戦術論に走る訳でもなく、おそらく誰にとっても心地よい解説で非常に良かった。DAZNもその辺をちゃんとわかっててFCWC浦和戦全試合に起用したのでしょう。

・主審はやたら細かくファウルを取る系でしたが、それで首尾一貫していたので個人的にはそれほど気にならず。ただ防戦一方の浦和がファウルで止めざるをえない場面が必然的に増えるので、その笛の傾向が浦和に不利に働いたのは否めず。

・また今大会から採用された「8秒ルール(=ゴールキーパーがボールを保持できる時間を8秒以内に制限するルール)」は結構GKにプレッシャーになる様子。特に試合の流れを変えるためにGKがボールを長々と持つ技が使えないのはこの試合の西川には辛く、しかも遅延行為でイエローをもらってしまったのでなおさら。

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牛カルビ焼肉定食@すき家

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 すき家が2025年6月17日から期間限定発売中の「牛カルビ焼肉定食(850円)」を試食。ただこの商品はどういうわけか店内外での広告が非常に控えめで、「知る人ぞ知る」的な扱いに留まっていました。

 「牛カルビ焼肉定食」は、「特製だれで仕上げた牛カルビ焼肉と、国産米を 100%使用したごはん、みそ汁、リーフレタス、ブロッコリーがセットになった、食べ応え抜群の商品です。にんにくの旨みやリンゴの甘みが凝縮された特製だれを絡めた牛カルビは、注文ごとに店内で焼き上げています。ジューシーな牛カルビは、厳選ブランド国産米を 100%使用したごはんと相性抜群。牛カルビのやみつきになる味わいで、ごはんが進むこと間違いなしです!」というのがすき家のウリ文句。

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 すき家は松屋とは対照的に定食類にはあまり力を入れていないので、すき家で定食を食べること自体が非常に新鮮。すき家の味噌汁は具の中身こそワカメと麩という松屋と同じ構成ですが、その量が松屋より明らかに多いのには驚きました。

 また牛カルビは全然焦げたり硬くなったりせず、柔らかく焼き上がっていました。経験豊富なはずの松屋より遥かに良い焼き上がり。

 ただ残念ながら自慢の特製だれが甘すぎ。とにかく強烈に甘くてせっかくの牛カルビを台無しに。うーーーん、ここに普段定食を出していない弱点が凝縮された感も。

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2025.06.21

ロースかつ&サーモンフライ定食@松のや

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 「松のや」が2025年6月18日から期間限定販売中の「ロースかつ&サーモンフライ定食(950円)」を試食。「衣はサクッと、中身はフワッと食感の『サーモンフライ』が復活します。」と松のやが謳っているように、この商品は5年前に試食済。

 「松のやのサーモンフライは、鮮やかな赤みが特徴で、身がふっくらと柔らかく脂がのった『ピンクサーモン』を使用しています。サクサクな衣の食感からサーモンの旨味までじっくり楽しめる逸品です。」というのが松のやのウリ文句。

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 サーモンフライがウリなのに、ボリューム的には「ロースかつ&サーモンフライ定食」の語順通りどう見てもロースかつのほうがメイン。また店頭の幟やポスターだと薄紅色に輝くピンクサーモンが実に華やかですが、実際に出てくるのは当然ながらフライなのでビジュアルは全面まっ茶色で実に冴えません。この辺りは5年前と寸分変わらず。

 ただサーモンフライは松のやのウリ文句通りのなかなかの出来。タルタルソースをちょんちょんと浸けながらロースかつと交互に、たまにキャベツで箸休めしながら食べ進むと最後まで飽きが来ません。

 松のやがたまに出してくる海鮮系フライとロースかつの盛り合わせはとにかく飽きが来ないという点で個人的には高く評価しています。

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2025.06.20

りぼう@西川口 ~ ホイコーロー定食

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 西川口駅東口正面の道を東へ徒歩2分ほど。みずほ銀行の向かい辺り。先客、後客ともゼロ。

 卓上のメニューを見て無難そうな「ホイコーロー定食(980円)」を注文。定食はライス、スープ、御新香、サラダ付き。さらにランチタイムはソフトドリンク1杯サービス付き。

 店は中華系の方が運営していましたが外観から判るように西川口にあるがちな「ガチすぎる中華」ではなく、完全に日本人向けのメニュー構成。10種類ある定食は890~980円といったところ。麺類やご飯ものも数多く用意。ただランチタイムで麺類は大盛無料ですが、ご飯は有料(+150円)でした。

 また屋号に「呑食屋」を冠しているように、どちらかと言えば居酒屋的な利用を志向しているにも関わらず、店に大きな島式カウンターがあるのが目を惹きました。

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 ご飯は大きめの茶碗というか小さめの丼というか、まあそんなのに一杯だけ。回鍋肉の出来も可もなく不可もなし。

 店員の接客態度や店の雰囲気、料理のクォリティーには何の問題もありませんが、激安中華料理屋が多い川口では相対的にコスパが良くないのはちょっと辛いかと。

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2025.06.19

スパイシーキーマカレー丼@すき家

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 すき家が2025年5月27日から期間限定発売中の「スパイシーキーマカレー丼(690円)」を試食。

 「スパイシーキーマカレー丼」は、「ごはんに具沢山なキーマカレーやレタスをのせ、おんたまを添えた、スパイシーな味わいが夏にぴったりの商品です。鶏と豚の合い挽き肉や大豆ミート、玉ねぎ、夏野菜のナスや赤ピーマンを使ったキーマカレーは、食べ応え抜群です。スパイシーな味わいのキーマカレーを、まろやかなおんたま、シャキシャキのレタスと一緒にご堪能ください。」というのがすき家のウリ文句。ただおんたまは別添で、卵を割って自分で乗せる方式。

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 さらにウリ文句には別添の「すき家の特製辛口ソース」で辛さを自由自在に調整できるとありましたが、辛口ソースが小袋ではなく瓶で出てくるのには意表を突かれました。しかもさらに意外なことにソースはとろみ強め。

 ただ辛口ソースをかけなくてもデフォルトでも結構辛いように感じました。ゆえにおんたまを絡めて味をマイルドにするも良し、辛口ソースで一層刺激を強めるもよし。シャキシャキしたレタスが絶好の箸休めに。

 牛丼チェーン店でのカレーといえば松屋が頭一つ抜けているというのが個人的評価ですが、松屋でキーマカレーはそんなに頻繁には出てこないので、すき家の試みは嬉しい限り。

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2025.06.18

【DAZN短感】FCWC25 GS第1節:リーベル・プレート 3-1 浦和

 FCWCはまず4チームによるグループステージがあり、上位2チームが勝ち抜けというレギュレーション。浦和はリーベル・プレート→インテル・ミラノ→モンテレイの順にそれぞれ中3日で対戦するスケジュール。先日のCLで準優勝だったインテル・ミラノが図抜けて強いというのが専らの下馬評で、浦和は初戦のリーベル戦で少なくとも勝ち点1を奪わないとグループステージ勝ち抜けは難しいという立場でした。

 ゆえに浦和は6/1にリーグ戦横浜FC戦を終えた後早々と米国入りしてキャンプを張り、時差ぼけ解消を含めて入念な準備を進めていました。

 その甲斐あってか、リーベル戦のスタメンはいつもの鉄板組が勢ぞろい。直近の横浜FC戦と比べると荻原に代えて長沼が入りましたが、対面の右WGマスタントゥオーノ(#30)が弱冠17歳にしてレアル・マドリー入りが決まっているくらいの逸材で、その対策として荻原よりも守備に信頼が置ける長沼を左SBに置いたものと目されます。

 浦和は序盤ほとんど前からプレスをかけず、専らミドルブロックを敷いて待ち構えることに。ただボールを奪ってもリーベルの攻守の切り替えの速さや守備強度に戸惑って、もともと怪しいビルドアップが壊滅状態になってすぐにボールを失ってしまうのには参りました。

 そして9分ドリウッシ(#15)がアーク付近で反転して浦和守備陣のわずかな隙間から強引にねじ込んだようなシュートがポストを直撃。さらに12分マスタントゥオーノが突如センターサークル付近までカットインして左サイドへ展開し、左SBアクーニャ(#21)がクロス。これをボザがちょっと被ったような格好になってしまって、マリウスとの間に走り込んだコリーディオ(#11)がヘッドでズドン。浦和は早い時間帯に先制を許してしまいました。

 基本4-1-2-3でピッチを広く使う相手が4-4-2の守備ブロックを崩す際の常套手段みたいなもんですが、ここまで上手くやられるとは・・・

 ところがビハインドに陥った浦和は一向に前に出る様子はなく、相変わらずミドルブロックを敷いて待ち構えたまま。2点目を取られたらお話にならないので慎重に試合を進めているのかな?と思ったのですが、さすがにこの姿勢にはスコルジャも怒り心頭だったことが試合後明らかに。松尾も「立ち上がり20分のコントロールに問題があった」と試合後認めていました。

 それでも20分くらいに渡邊と松尾のポジションを入れ替えてゼロトップ状態にした辺りから浦和もようやく反撃開始。32分にはサヴィオFK→マリウスヘッドがネットを揺らしたものの、マリウスがわずかにオフサイド。42分にはボザが前へ運んで金子に繋ぎ、金子の枠内シュートで終わる良い形も。

 反撃ムードマシマシになった展開をぶち壊したのは48分の凡ミスによる失点。マリウスがバックヘッドで西川へ戻そうとしたボールをドリウッシに攫われて失点という非常に情けないものでしたが、マリウスと西川の連携の怪しさもさることながら、その前に相手のクロスを長沼がヘッドで中に折り返したのがこんなしょっぱい失点の引き金に。長沼は先日の名古屋戦でもやらずもがなのヘディングクリア失敗が失点の契機になっており、SBが本職ではない難点がこんなところで露わに(それでも左SB本職の荻原よりマシというのがスコルジャの評価ですが・・・)。

 事実上勝敗は決した感のあった痛恨の2失点目でしたが、一度火が付いた浦和の闘志は全く衰えることなく、56分西川からボールを繋いで浦和得意のロングカウンターの展開に。グスタフソンのパスをボックス内で受けた金子がアクーニャに倒されてPKゲット。58分松尾がPKを決めて1点差に。なお松尾がPKを蹴ったのはプロキャリアで初めてだったそうで。

 その後も浦和が押せ押せの展開になり、62分西川のロングフィードをどフリーで受けた長沼がそのまま前方へ進出してシュートを放つ場面があったり、好位置でFKを獲得する場面があったり。しかし決定機は作れず。

 スコルジャは71分サヴィオ→サンタナ、金子→関根と代えて攻勢を強めましたが、その攻勢をばっさりと断ち切ったのが73分。アクーニャCKに対して後半投入のメサ(#8)が上手くボザの前に飛び込んでヘッドでズドン。

 残念ながらその後の浦和は選手を代えれば代えるほど悪くなるいつもの展開に。80分には守備に奔走する時間帯が長すぎて消耗著しかった安居を代えざるを得なくなり、のらりくらりと時間を使いだしたリーベルに手も足も出ず。終盤浦和唯一の決定機は90分左サイドから松尾クロス→関根がヘッドで後方へ逸らしてサンタナが胸トラップ&シュートという場面でしたが、サンタナはこれを決められず。うーーーん、これを決めないとスコルジャが守備貢献度の低さに目を瞑ってまで使いたくなるCFにはなれんわ・・・

 全く手も足も出なかったわけではなかったけれど、ゲームキャプテンのマリウスが試合前に相手との握手を忘れるくらいテンパってしまったのに象徴されるように、やっぱり場慣れしていないせいか、必要以上に相手をリスペクトしてしまったのが残念でした。ただそんな中でグスタフソンの「普段通り」が別格すぎました。

 またお粗末な2失点目はもちろん、浦和守備陣のちょっとした綻びを確実に突いてくるリーベルのプレー精度には恐れ入りました。Jリーグでは無双レベルのボザがめっちゃやられるんだからなぁ・・・

 リーベル戦で勝ち点ゼロに終わったため、浦和は次戦インテル・ミラノ相手に勝たないとグループリーグ突破は難しくなってしまいましたが、インテルも初戦でモンテレイ相手にまさかの引き分けに終わったため、こちらも浦和相手に必勝を期すことに。ガチガチのガチな状況下で迎えることになった次節はどうなることやら。

Syakoudance1

-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
12分 コリディオ
48分 ドリウッシ
58分 松尾(PK)
73分 メサ

(交代)
71分 サヴィオ→サンタナ(サンタナCF、松尾左SH、渡邊トップ下へ)
71分 金子→関根
80分 安居→松本
80分 長沼→荻原
87分 グスタフソン→原口(原口トップ下、渡邊CHへ)

 アルゼンチンのチームなので「とにかく汚い!」という先入観がありましたが、この試合に関して言えば全然そんな印象は受けませんでした。むしろJリーグのいくつかのクラブの方が遥かに汚いかと。

 アルゼンチンのチームとは思えないくらい汚いファウルが少なかったのは、後方からのファウルにはきっちりイエローを出す神主審だったからかも。主審が良いとプレーも良くなる好循環。またそもそも「手を使って相手を止める」というJリーグでありがちなアホすぎるファウルなんてリーベルにはほとんどありませんでした。

 主審もさることながら、Jリーグみたいに必要以上にオフサイドディレイを取らず、サクサク旗上げる副審にも好印象。FCWCに全く呼ばれないことに象徴されるように、とにかく残念過ぎるJリーグの審判団に見習ってほしい神裁きでした。

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たれづけ大江戸天丼@てんや

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 「てんや」が2025年6月12日から期間限定で販売中の「たれづけ大江戸天丼(1050円)」を試食。これは2007年から提供しているてんやの夏を代表する商品とのこと。8月上旬まで販売予定。

 「大きくふっくらとした『活〆一本穴子』、しっかりとした食べ応えの『大いか』、そして定番人気の『海老』と『いんげん』を甘辛い丼たれにたっぷりとくぐらせ、“たれづけ”で仕上げた夏にぴったりの一杯。爽やかな青じそ風味の広島菜を添えることで最後のひと口まで飽きずにお楽しみいただけます。暑い夏を吹き飛ばし元気に過ごしてほしいという思いを込めた一杯です。」というのがてんやのウリ文句。

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 まずは苦手の青じそ風味の広島菜を除去・・・と思ったのですが、どこにもその姿は見えず。たいして客は入っておらず、厨房内がパニクる要素は何もないはずですが、たぶん乗せ忘れたのでしょう。

 また活〆一本穴子・大いか・海老と主役流の天ぷらを3本揃えた代わりに、まいたけとかかき揚げとか嵩張る系がないので、丼がちょっと寂しく見えます。この辺「慢性的な不漁のためにそんなに大きな「大いか」を揃えられなくなって丼が次第に寂しくなっていったような気がしてなりません。

 さらに箸休めとなるのはいんげん二本だけ。これだとちょっと飽きが来やすいかなぁ・・・

 先月試食した「たれづけ海鮮天丼」と比べると、「高額なFWばかり補強したけれど、かえってバランスが悪くなった残念なチーム」みたいで。コスパも落ちてますし・・・

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2025.06.17

らぁめん神社@神田 ~ とんこつ(ラーメン)

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 山手線神田駅北口と西口の中間くらい。線路沿いに並ぶ飲食店街の一角ですが、外観が外観なので見落とすことはないでしょう。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機を見て基本と思しき「とんこつ(950円)」を注文。麺類メニューはそれ一本で、他はトッピングでバリエーションを出しているだけ。食券を渡すとにんにくを入れるかどうか聞かれたので「あり」で。麺の硬さは聞かれず。

 店内は非常に手狭で厨房に向かってカウンター4席と窓際にカウンター3席のみ。ただ椅子が堅くて小さい上に微妙にぐらつくのには参りました。卓上には白ごま、一味、ブラックペッパー、ホワイトペッパー。店はカレー屋のほうが似合いそうなインド系っぽい方一人で切り盛りしていましたが、接客は非常にこなれていました。

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 若干とろみがかったスープは豚骨の旨味がしっかり出ていたのがとにかくポジティブサプライズ。ちょっと甘めかつ表面の脂がやや多めなのも手伝ってルックスとは裏腹に味は割とこってりした印象を受けました。

 麺は三河屋製麺のストレート極細タイプ。これも硬くはないものの案外噛み応えがあって悪くはありません。ただちょっと湯切りが甘いかなぁ。

 チャーシューはこの手のラーメンにしては割と厚め。他にキクラゲ、紅生姜、刻み青ネギ。

 外観から元々低かった期待値をゆうにクリアしたのは慶事だったものの、ボリュームを勘案すると昨今のラーメンのコスパの悪さを象徴するような一杯だったのも確か。

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2025.06.16

昭和らぁ麺@北浦和 ~ 昭和ラーメン

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 北浦和駅西口から中仙道を南へ。中仙道を挟んで向かいに「百歩ラーメン」あり。「秀ラーメン」の跡地。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタンを見て「昭和ラーメン(980円)」を注文。っちゅーか、メニューはそれ一本のみ。店のお勧めは「ワンタン麺」でした。

 店内はL字型カウンター8席のみ。どういうわけが調味料類がやたら充実していて、ホットガーリック、昆布醤油、昆布酢、レモン酢、塩わさび、わさび、ゆずこしょう、山椒、ブラックペッパー、かつおぶしをゴテゴテと用意。

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 ルックスが全然昭和っぽくなのですが(苦笑)。スープは「昆布やかつおぶし、しょうがなどを使用したバランスの良いさっぱりとした鶏がらスープ」というのが店のウリ文句。かえしは終盤ちょっとうるさいかな?と感じる程度に抑えられ、表面の香味油も適度にコクを添える程度。出汁の旨味が堪能できるなかなかの出来。

 麺は中細ほぼストレートタイプで、つるつるした口当たり。見かけよりもコシが強くて気に入りました。スープとの相性も絡み具合も文句なし。

 具は鶏と豚のレアチャーシュー、紫玉ねぎ、穂先メンマ、かいわれ、刻みネギといったところ。具も全然昭和っぽくありません。

 かなり完成度が高く、下手に調味料を投入してあれこれ弄り回さないほうが良さげなのに、なんで調味料をゴテゴテ置いているのか非常に不思議。メニューが少ないので普段使いに向かないのと、金をかけるべきところを明らかに間違っていて、ちょっと経営が心配になります。

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2025.06.15

豚生姜焼き丼@すき家

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 すき家が2025年6月10日から期間限定発売中の「豚生姜焼き丼(690円)」を「大盛(+50円)」で試食。商品名の「豚」は「ブタ」ではなく「トン」と読むようです。

 「豚生姜焼き丼」は、「タレが染み込んだ豚の生姜焼きをごはんにのせた商品です。生姜焼きには、赤身と脂身のバランスが良く食べ応えのある豚の肩ロース肉を使用しています。たっぷりの生姜に加え、味噌や2種類の醤油、リンゴ果汁を合わせたこだわりのタレで、豚肉にしっかり味が染み込むよう仕上げました。生姜の爽やかな香りと味噌のコクが際立つ豚肉が食欲をかき立てます。」というのがすき家のウリ文句。

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 残念ながらウリ文句の饒舌さとは裏腹に、すき家にしては随分と薄味。牛丼と違ってつゆがないせいかもしれませんが、生姜こそはっきり自己主張してくるものの「こだわりのタレ」はあまり感じられず。

 また薄味なのは大盛にしたがゆえにアタマとの量的バランスが崩れてしまったせいかも。写真を見ても一目瞭然なように、ご飯が顔を出しているエリアがえらく広いですし・・・

 なお「豚生姜焼き丼」では吉野家に先行事例があり、その際も汁気のなさが気になっていました。味は今回のとは逆に特製たれが個人的な好みよりはちょっと辛いというかしょっぱいのに参りましたが(苦笑)。

 定食としては非常にポピュラーな豚生姜焼きですが、丼に仕立て上げるのは案外難しいのかもしれません。

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2025.06.14

鶏とサバの天ぷら定食@やよい軒

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 やよい軒が2025年6月3日から発売中のの「鶏とサバの天ぷら定食(1090円)」を試食。鶏とサバの天ぷら定食は「こだわりの特撰シリーズ」の一環のようですが、同シリーズで過去どのような定食があったのか仔細不明。

 「鶏」は徳島県産の銘柄鶏“阿波彩どり”のとり天で、「鯖」は北海道で水揚げされた脂ののったサバを使用したサバ天とのこと。注文した定食はとり天2個、サバ天2個という構成でしたが、とり4・サバ2の豪華版も用意。

 また、かつおと昆布の旨味あふれる「天つゆ・大根おろし」、宇治抹茶と沖縄県産焼塩を合わせた風味豊かな「抹茶塩」、そしてしば漬けの食感と風味を活かした「青しばタルタル」と3種類もの味付け材料を用意したのも面白いところ。

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 サバ天はサバの旨味を極力損なわないという観点から「抹茶塩」をちょんとつけて食べるのが圧倒的に美味いと感じましたし、とり天は「青しばタルタル」との相性が最も良いと思いました。「天つゆ・大根おろし」はどちらにも中途半端。

 サバ天は唐揚げメインの「からやま」はもちろん、天ぷら専門店の「てんや」でもあまり出てこない天ぷらなので多少新奇性があって気に入りましたが、とり天は「からやま」でも時々出てくるので、とり天4個で1090円の「鶏の天ぷら定食」は「からやま」と比べるとコスパ悪すぎなのが気になりました。

 またやよい軒はいつの間にか各テーブルにあった漬物を撤去して、ブリブリお替わりマシンの横に固めて置くようにしたみたいで。

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2025.06.13

創業ビーフカレー@松のや

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 松屋&松のやが2025年6月10日より期間限定発売中の「創業ビーフカレー(780円)」を試食。「2026年の創業60周年に向けた特別企画として、あの伝説の味が期間限定で帰ってきました。」と謳っていますが、「創業ビーフカレー」は過去何度も帰って来た気がします(苦笑)。

 また「松屋」では余計なものはのせないシンプルな美味しさが特徴の「創業ビーフカレー」、「松のや」では手間ひまかけて1枚1枚手仕込みされたロースかつがのった「創業ビーフロースかつカレー」を出して「カレーの頂上決戦を開始します」とも謳っていますが、「松のや」でもシンプルな「創業ビーフカレー」を出しているので、それに松のやの無料クーポン券でコロッケをつけてもらいました。

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 「松屋フーズの原点ともいえるこだわりのビーフカレーは、じっくりと炒めた玉ねぎの甘みと、スパイスの豊かな香りがマッチ。どこか懐かしくも奥深い味わいでじっくり煮込まれたやわらかい牛肉が、カレーの旨味をいっそう引き立てます。」というのが「松屋/松のや」のウリ文句。

 2019年に「創業ビーフカレー」を試食した際のウリ文句は「牛バラ肉をとろとろになるまで煮込んだ『創業ビーフカレー』は、牛肉をたっぷり使用しており、食べ終わるまで牛肉の旨味が味わえる創業当時の味を再現して作られた逸品です。」とあって、牛肉たっぷりがウリ文句から著しく後退しているのが気になります。当時は「たっぷり」を「カレールーに牛肉を20%以上使用しています。」ときっちり定義してある点に好感が持てたのですが・・・

 諸物価高騰の折り、値上げ幅を抑える代わりに牛肉の使用量を徐々に減らしているのではないかという疑惑が沸々と。すると「創業」とは何なのかという疑問も・・・でもカレーの中には一片だけですが原型を保った牛肉は確認できました。

 そして松屋のカレーは相変わらず美味い。そこそこ辛いながらも、それ以上にコクなり旨味なりでぐいぐい押すタイプ。「じっくり煮込まれたやわらかい牛肉が、カレーの旨味をいっそう引き立てます」というのは誇大表現ではありません。コロッケをトッピングすれば量的にも十分満足できましたし。

 

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2025.06.12

響@宮崎空港

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 宮崎空港の1F。国内線到着ゲートからちょっと離れたところに立地。開店が11時と空港内の食事処としては少々遅いのが難ですが、開店と同時にわらわら客がやって来て、退店時にはほぼ満席に。

 券売機はなく、メニューを見ると「豚骨と鶏ガラのWスープに、じっくり煮込んだ食べごたえのあるチャーシューやほんのり甘い半熟煮玉子などをトッピングした『こってりの黒』。」と「昔ながらの宮崎ラーメンを意識したたっぷりのもやしとネギに、アクセントで揚げネギを加えて仕上げた『あっさりの赤』」が二枚看板のようで、今回は「こってりの黒(980円)」を注文。後払い。

 他に宮崎名物の「辛麺」も用意。

 店内は縦長カウンター9席と2人卓×2、4人卓×3。カウンターの席間はやや狭め。卓上にはラー油、ニンニク醤油、一味、コショウ。

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 とろみがかったスープは豚骨と鶏ガラの旨味が結構効いているようですが、残念ながらそれ以上にかえしがきつすぎてせっかくの出汁の旨みをかき消しがち。背脂混じりで結構こってり。そこで細もやしやきくらげが箸休めに。この出来だと赤のほうが好みに近かったかも・・・

 麺は細麺ストレートタイプ。やや水気少なめで心持ちごわついた食感で、濃すぎるスープに負けないしっかりした噛み応え。替え玉も用意していますが、量的には替え玉前提ではなさげ。

 とろける寸前まで煮込んだチャーシューはまずまず。他に煮卵半個、白ゴマ、刻み青ネギ。

 空港というあまりクォリティーに期待出来ないところでの一杯としてはマシなほうかなぁ・・・

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2025.06.11

阿波尾鶏弁当@岡山・三好野本店(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で買った「阿波尾鶏弁当(1350円)」。メインが「阿波尾鶏」であり、パッケージにも大歩危を行く土讃線特急らしきものが描かれているので徳島の駅弁のように見えますが、徳島の駅弁なんてものは絶えて久しく、実は岡山の駅弁業者「三好野本店」の製造。

 栗野商店監修というのが謎ですが、栗野商店とは鳴門金時を使った菓子製造を専門とする会社で徳島の会社ではあるものの、駅弁はあんまり関係なさそう・・・

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 鶏肉メインの駅弁は鶏そぼろを多用した例が多いように思いますが、これはカットされた鶏肉がゴロゴロしていてビジュアル的にちょっと派手目。味付けご飯や鶏むね塩焼は割と薄味な反面、照焼なので当然ながらやや濃い目の味付の鶏もも照焼がコントラストをなしてそれらを上手く補っています。

 他に錦糸卵、山菜煮、椎茸煮、さつまいも糖蜜煮、人参煮、紅生姜。さつまいも糖蜜煮は甘ったるくて蛇足でしかないような気も。でも栗野商店の顔を立てて無理やりぶち込んだのかも・・・

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2025.06.10

毘沙門天@田端 ~ 醤油ラーメン+チャーハン

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 山手線田端駅北口から明治通りへ出て「田端新町3丁目」交差点を左折すぐ。先客1、後客2。

 券売機は無くメニューを見て醤油ラーメンにチャーハンがついた「Aセット(1000円)」を注文。後払い。

 麺類は他に塩ラーメン、鶏白湯醤油ラーメン、鶏白湯塩ラーメン、油そばなど。他にチャーシュー丼や角煮丼とのセットものも用意しており、いずれも1000円とセットものの割安感が顕著。セットものは醤油or塩の選択可。

 店内は横長カウンター4席と2人卓×8。卓上には醤油、酢、ラー油、胡椒、おろしニンニク。

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 醤油ラーメンだけ先に登場。「鶏ガラ/豚骨/牛骨を低温でじっくりと炊き出し、鰹節と昆布を合わせたスープ」というのが店のウリ文句ですが、動物系の出汁の旨味がしっかり感じられる優れもの。かえしが妙にでしゃばらず、やや甘めに感じられるくらい。

 麺は細麺ストレートタイプ。水気の少なそうなごわついた食感が特徴で、博多ラーメンでよく出てきそうな麺を「ばりかた」で頼んだ時に似ています。正直優しいスープとこの麺はミスマッチで、堅めの麺が好みな者としてももうちょっと茹でてほしいところ。

 バラ肉チャーシューはぐだぐだになる寸前まで煮込んだ感じ。他に大ぶりのメンマ、青菜、味玉半個、刻みネギ。

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 遅れてやってきたチャーハンは、サイドメニューにありがちな「ラーメンと一緒に食べることを前提とした薄味タイプ」とは対極的な、これ一品で十分美味しくいただけるしっかりした味付け。チャーシューの切れ端も結構入っていて嬉しいのなんの。個人的には醤油ラーメンよりチャーハンのほうが好み。店が「絶品」「オススメ」とチャーハンを推しまくるのも納得の出来。

 醤油ラーメンだけだと量的にちょっと物足りないもののご飯を欲するタイプでもないので、チャーハンをつけたのは結果的に大正解でした。

 麺の残念さに目を瞑れば「そこそこ安くて、そこそこ美味くて、お腹一杯になる」という意味でのコスパは秀逸ですが、それだけに店が結構無理をしているのではないか?と気になりました。

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2025.06.09

三代目YUTAKA@琴芝(宇部市) ~ 特製鶏そば

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 宇部市役所の真裏。先客1、後客ゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭、かつ「店長おすすめ!」とある「特製鶏そば(1100円)」を注文。

 メニューは多彩で、ウリと思しき「とりそば」の他に「煮干しそば」「醤油そば」」「まぜそば」「
担々麺」など。

 店のキャパは思いのほか多くて、コの字型カウンター20席弱。卓上には柚子胡椒、生姜、胡椒、山椒、魚粉、ラー油、ラーメンタレ。

Yutaka3ube002

 とろみがかった鶏白湯スープは俗に「泡系」と呼ばれるタイプでしょうか。鶏の旨みがぎっしり詰まっている反面、塩気は抑えめで「濃厚」なのにやたら味が濃くないという個人的には好みのタイプ。

 麺は並太ストレートタイプで、黒い粒々が見える全粒粉入りでしょうか。心持ち水気が少なそうで噛み応え強め。

 チャーシュー小ぶりですが厚みがあり、そしてトロトロの煮込み加減。一方半獣卵はあっさり目の煮込み加減。かぼちゃは正直蛇足感。他に鶏つくね、メンマ、水菜、糸唐辛子、海苔と「特製」らしい具だくさん。

 このエリアは豚骨醤油の「宇部ラーメン」を出す店が多い中で、鶏白湯は結構貴重な存在なのかも。

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2025.06.08

牛麦とろ丼@吉野家

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 「吉野家」が2025年6月5日から期間限定メニューとして販売中の「牛麦とろ丼(688円)」を試食。夏の定番商品で、「牛皿麦とろ御膳(798円)」を併売しているのも例年通り。

 「牛麦とろ丼」は「プチプチ・モチモチ感のあるもち麦の上に、うまみたっぷりの牛肉、ネバネバ感のあるとろろとオクラをのせました。とろろは、すりおろした大和芋と粗めに叩いた山芋を合わせており、とろりとした食感とサクサクとした食感の両方をお楽しみいただけます。」というのが吉野家のウリ文句。

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 先日すき家でコンセプトが似ている「めかぶオクラ牛丼」を試食したばかりですが、すき家のは「めかぶオクラ」が牛丼のトッピングという位置づけなのに対し、吉野家の「牛麦とろ丼」は牛肉ととろろ&オクラの載っているエリアがはっきり分かれているのが特徴。

 いくらなんでも丼全体をかき混ぜて食べることなんて想定してないでしょうから、事実上牛丼と麦とろ丼の合い盛りのようなもの。麦ごはんととろろの相性は文句なく、それにわずかに醤油をたらし、さらにオクラで変化をつけた一品っていかにも食欲が落ちる夏に相応しい、シンプルな一品なのに完成度は十分です。
 
 一方牛丼パートのほうは正直ややぱさついた麦ごはんと牛肉の相性ってなんとも微妙なのですが、それでも相性が悪いというほどではなく、いたって無難といえば無難。総じて十分合格点と言える一品でした。

 ただ往訪した新宿京王モール店は従業員教育にてんてこ舞いで、シンプルな一品の割に出てくるのが遅かったのが残念でした。

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2025.06.07

長倉幹樹選手 FC東京へ期限付き移籍

 本日(6/7)、長倉幹樹選手(25歳)のFC東京への期限付き移籍が浦和フロントから公表されました。期限付き移籍期間は、2026年1月31日までとのこと。

 先日(6/5)、小森のジェフ千葉からの完全移籍加入が公表された際、サンタナを超えるスーペルな外国人CFを採るならともかく「J2でしか実績がなく、海外では全く通用しなかった」という本間と似たキャリアのCFを獲ったのはかなり意外と思い、おそらく浦和のFWの誰がしかの離脱or放出話を受けての小森獲得だろうと邪推していたところ、案の定同じタイミングで「長倉幹樹選手のチーム離脱」が公式発表されました。

 「移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱」とあるだけで「海外チーム」とは明記されていませんが国内移籍に準備期間が必要な訳がなく、当方は海外への移籍だと思い込んでいたのですが、翌日スポーツ各紙がFC東京への期限付き移籍を一斉に報じた際には正直腰を抜かしました。

 6/5に堀之内SDはメディアから小森獲得と長倉の期限付き移籍が重なった件について質問を受け、当然ながら堀之内SDは口を濁していましたが、6/1横浜C戦に長倉は後半途中投入ながらも結構まとまった出場時間を与えられたので、スコルジャのもとで長倉は戦力外扱いだったので、浦和強化部が期限付き移籍での形で長倉を積極的に放出したとは考えにくいでしょう。

 もっとも長倉がさらなる出場機会を求めて移籍を模索していたのも確かでしょうから、浦和が昨冬から獲得を狙っていた小森の獲得が決まったので長倉の要望を認めたと考えるのが自然だと思います。ただ長倉の期限付き移籍を認めたのが浦和の渡米直前だったので国内移籍にも関わらず「移籍を前提とした手続きと準備」の時間が必要になったものと思われます。言い換えれば、アメリカ行きの飛行機に長倉がいないので大騒ぎになる前に「移籍を前提とした手続きと準備」のお知らせを出さざるを得なくなったのでしょう。

Tonzura

 それにしてもベンチ入りもままならない髙橋や二田と違ってコンスタントにベンチ入りしており、短時間ながらほぼ毎試合途中投入されていた長倉が、浦和加入後半年足らず、しかも同一カテゴリーのクラブへ移籍するとは心底がっかりしました。まるで浦和の中での競争から逃げるかのように・・・

 まぁ長倉は最前線で身体を張るCFらしいCFではなく、ムービング系FWとして2トップで1.5列目的なお仕事が最も得意。でもトップ下としては渡邊や松本、サヴィオには遠く及ばない。ゆえにスコルジャの4-2-3-1の中では居場所がないと思ったのかもしれません。ましてやスコルジャがC大阪戦でどう見てもコンディションが整っていないサンタナを先に投入したのを見て気持ちが切れたのかもしれません。

 でも松尾なんてどう見てもWGタイプなのに自分なりのCFとしての活き方を模索し、それが奏功してサンタナ故障を受けてポジションを掴んだのに対し、長倉はプロとしての「自己変革」にチャレンジしないまま浦和から逃げたように思えてなりません。

 で、長倉の行き先は昨年まで新潟でお世話になった松橋監督がいるFC東京。うーーーーーん、成績不振&試合内容もズタボロで松橋監督はいつ解任されても不思議はないのですが、それで良いのかなぁ???

 また新聞報道では他に古巣の新潟と、群馬でお世話になった大槻さんのいる岡山からもオファーがあったようですが、岡山は先日やたらデカい外国人FWを採ったばかりなので、長倉へのオファーはそれがダメだった時の保険としか思えないのですが・・・

 なんか移籍希望を出したもののあんまり良いオファーはなくて、相対的にマシと思ったFC東京という泥船についつい慌てて乗り移ったような長倉ですが、まぁそこで出場機会を得た上でまた浦和で活躍してくれれば何の問題もありません。ご活躍をお祈りします。

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熊本あか牛と鹿児島黒牛牛づくし弁当@出水・松栄軒(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で買った鹿児島・出水の「熊本あか牛と鹿児島黒牛牛づくし弁当(1550円)」。九州でもブランド力の高い牛肉を二つ並べて食べくらべが楽しめる焼肉系駅弁です。

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 「鹿児島黒牛」はカルビ焼肉で「適度な脂が乗った肉をさっと焼き上げ、風味や脂質の旨みを引き立てました」。一方「熊本あか牛」はすき焼き風で「自慢の割り下でじっくり煮込みました。あか牛の濃厚な旨みを味わってください」。というのが松栄軒のウリ文句。

 ぱっと見では両者の区別がつきづらいのですが、写真手前が鹿児島黒牛、奥が熊本あか牛。そもそも味が違う上にあか牛のほうが若干食感がパサつき加減で、心持ち硬め。 またどちらも甘めの味なので、箸休めを兼ねてきんぴら笹ごぼうが牛肉に添えられています。

 副食にさつま芋甘露煮と高菜漬けと、こちらも鹿児島と熊本の対決を意識した格好。

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2025.06.06

しぶそば@池袋 ~ 鯵フライそば

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 東急沿線に店舗展開している「しぶそば」。かつてJR渋谷駅玉川口改札の階段下で営業していた渋谷店には良くお世話になりました(もっともお世話になっていた頃は「二葉」という屋号でした)が、なぜか池袋駅西口のホープセンター内にポツンと支店があることに気づいて往訪してみました。先客3、後客4。立ち食い蕎麦屋らしくない外観&内装のせいか、女性の一人客も。

 店外の券売機で「おすすめ」とあった「鯵フライそば(720円)」という風変わりなものを注文。ここはまず厨房に食券を渡し、出来上がると番号で呼ばれる方式です。

 店内は店中央に島式カウンター6席と壁際にカウンター3席、1人卓×2、さらに壁際に立ち食いスペース3人分。卓上には七味としぶそばご自慢らしい「出汁塩」。

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 で、肝心の鯵フライですが、蕎麦との相性はなんとも微妙・・・フライ系の油でつゆにコクを増したいのなら「かけそば(450円)」に「コロッケ(130円)」をトッピングすれば十分で、コロッケではなく鯵フライを選びたくなる好材料に乏しく、ただただ鯵フライそばのコスパの悪さが目立つ感じ。もう一つの「おすすめ」の「桜海老のかき揚げそば(610円)」にすべきだったと後悔するも時すでに遅し。

 つゆは首都圏にしては心持ち甘め。麺は特段特徴なし。

 この店では「やみつきスパイスカレー」を出していることが判ったので、次はそれにチャレンジしてみます。

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2025.06.05

【祝】小森飛絢選手、ジェフ千葉より完全移籍加入

 本日(6/5)小森飛絢選手(24歳)のジェフユナイテッド市原・千葉からの完全移籍加入が公表されました。

 FCWCの出場クラブが所属する各国のサッカー協会は6月1日(日)~6月10日(火)に「特別登録期間」設置することが可能となっており、浦和レッズがFCWCに出場するためJリーグも2025シーズンに「特別登録期間」を設けています。

 「特別登録期間」を利用できるのはFCWC出場クラブのみでなく全クラブが対象なので、早速移籍に動いているクラブもあるようですが、肝心の浦和にさっぱり動きがなくてやきもきしていたところ、突然小森獲得の報が飛び込んできて心底驚きました。この辺は浦和強化部の情報管理がしっかりしていると前向きに評価しても良いでしょう。

 小森は今年1月に6月末までの契約でシントトロイデンに期限付き移籍していましたが、公式戦5試合無得点でプレー時間は17分にとどまった模様。そこでスポニチによると移籍金1億5000万円、年俸7000万円(ともに推定)で浦和が完全移籍での獲得に踏み切ったようです。

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 スコルジャはサンタナに守備面での貢献といい、最前線での収めどころといい、明らかに物足りなさを感じているのは明白ですし、松尾のCF起用も窮余の一策の域を出ないので、サンタナを超えるスーペルな外国人CFを獲るのなら判るのですが、「J2でしか実績がなく、海外では全く通用しなかった」という本間と似たキャリアのCFを獲ったのはかなり意外でした。

 ゆえに、おそらく浦和のFWの誰がしかの離脱or放出話を受けての小森獲得だろうと邪推していたところ、案の定同じタイミングで「長倉幹樹選手のチーム離脱」が公式発表されました。「移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱」とあるだけで「海外チーム」とは明記されていませんが、国内移籍に準備期間が必要な訳がなく、おそらく海外への移籍と思います。

 浦和加入後半年も経たないタイミングで長倉が移籍に踏み切った理由は明らかではなく、邪推を重ねても仕方ないのでここでは言及しません。

 小森は典型的なボックス内で勝負するワンタッチゴーラー型のFWでCFでしか使いようがないようです。一方長倉はムービング型FWで最前線ではなく1.5列目的なポジションを得意とするFWなので特徴はかなり違います。

 でも長倉同様、小森も浦和のFWとしては2番手、3番手以下の扱いでしかないでしょうし、「補強ではなく補充の域を出ないのに随分気前よく移籍金払ったなぁ」というのが個人的な感想です。とにかく大失敗に終わった本間の悲劇を繰り返さないように願いたいものです。


|-`).。oO 本間といい、長倉といい、「信頼と実績の新潟米」はいったいどうなったんだろうか・・・共に備蓄米だったのか・・・

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Ramen&Bistro Crab Club@根津 ~ 淡麗蟹そば

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 千代田線根津駅から言問通りを西へ。坂を登り始めたところに立地。先客ゼロ、後客4。後客のうち二人はインバウンド客で何やらスマホと格闘しながら注文していましたが、店もその手の客にはすっかり慣れた感じ。

 券売機は無く卓上のメニュー先頭の「淡麗蟹そば(900円)」を注文。後払い。

 メニューは他に「蟹肉と蟹味噌のまぜそば」「濃厚蟹そば(ランチ限定)」「蟹とトマトのまぜそば(デイナー限定)」。さらに往訪時は期間限定で「紅ずわいとバジルのまぜそば」を出していました。

 店内はく字型カウンター8席。卓上にはミル入り胡椒とライム酢。屋号&外観から察しがつくように内装もラーメン屋というよりはビストロ寄り。

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 なぜか天敵大葉が載っているのでまずは慎重に除去。

 スープは「渡り蟹を沸騰させないよう弱火でじっくり炊くことで香りと旨味を抽出した淡麗スープ」というのが店のウリ文句。塩気控えめの優しい味わいが特徴ですが、やや物足りないと感じ方も少なくないかも。そこで蟹ほぐし身で旨味を補強するとそこそこ良い感じに。それでもカニの旨味でガツンガツン押しまくる「冬のカニ鍋」を思えば非常に大人しい限り。

 平打ち中細タイプで緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで、少々頼りないルックスの割にはコシがしっかりしていて気に入りました。スープも絡みまくり。この麺だとまぜそばのメニューを複数揃えているのも納得。

 チャーシューはスープと喧嘩しないよう淡い味付けながら結構厚みがあってまずまず。ゴロンと横たわる茎野菜は正体不明。蟹ほぐし身の土台になっている炙りトマトは酸味が邪魔でこのラーメンには合わず、アイデア倒れじゃないかなぁ・・・

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2025.06.04

麺厨房あじさい JR函館駅店 ~ 特塩

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 函館駅の2F。五稜郭にある本店には18年前(!)に行ったことがありますが、JR函館駅店は初めて。本店同様いかにも観光客でごった返しそうな立地ですが、往訪したのは夕方の中途半端な時間帯なのでガラガラでした。

 店先に掲げられたメニュー最上段の「特塩(1250円)」を注文。タッチパネル式の券売機が非常に使いづらく、先客も後客も店員がつきっきりで案内していました。

 メニューは他に正油、イカ墨、白味噌、赤味噌など。

 店内はかなりキャパがあって3+3席のカウンターが2列と4人卓×6、2人卓×1。卓上には蝦夷油胡椒、蝦夷ラー油、酢、醤油、コショウ。店内に変な段差があって、酔っ払いはいかにもこけそう(苦笑)。

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 スープは「道内産の昆布をベースに火で炙ってうまみを閉じ込めた豚骨と鶏ガラを使用」しているそうで、いかにも塩ラーメンらしいあっさり、すっきりした味ですが、残念ながら個人的な好みよりも塩ダレがきつくて、出汁の旨みを楽しむのを邪魔している感じ。しょっぱくて飲み進む気にならないレベルの手前に辛うじて収まってはいますが・・・

 麺は細めのほぼストレートでつるつるした口当たり。スープはよく絡みます。

 味玉は白っぽい見かけとは逆に濃いめの煮込み加減。チャーシュー大判ですがペラペラ。他にかいわれ、麩、メンマ、海苔、刻みネギ、なると。

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2025.06.03

めかぶオクラ牛丼@すき家

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 すき家が2025年5月27日から期間限定発売中の「めかぶオクラ牛丼(690円)」を試食。すき家は牛丼をベースにトッピングをあれこれ変えただけの安直な商品を乱発しがちで、「生姜めかぶオクラ牛丼」「山かけめかぶオクラ牛丼」「たっぷりめかぶ牛丼」も併売。

 なお後2者は昨年も発売していたそうで、実質的には新商品ではなく「山かけめかぶオクラ牛丼」をスペックダウンした商品のようです。

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 「めかぶオクラ牛丼」は、すき家の牛丼に三陸産めかぶとオクラをトッピングした、これからの暑くなる時期にぴったりの商品です。めかぶとオクラには、昆布やカツオなどの旨みが凝縮された “旨だし醤油”を合わせました。さっぱりとした味わいと“とろっ” “ねばっ”とした食感が、食欲をかき立てます。」というのがすき家のウリ文句。

 めかぶとオクラは、マグネシウム、ビタミンK、葉酸、食物繊維などを含むため、暑い時期でもおいしく食べながら栄養素を摂ることができるんだとか。

 鰹節が別途小袋で付いてきたのには意表を突かれました。それはともかく、めかぶとオクラの量が思った以上に多く、デフォルトの“旨だし醤油”ではちょっと物足りない感じがしたので、卓上の醤油を垂らしてようやく良い感じに。ひょっとすると“旨だし醤油”をかけ忘れたのではないか疑惑が・・・

 でもめかぶ&オクラと牛丼の相性は案外良く、牛丼のしつこさが著しく緩和されて夏向きのさっぱりした味わいになるのは確か。すき家の安直な牛丼トッピングとしては当たりの部類だと思いました。

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2025.06.02

たれづけ海鮮天丼@てんや

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 「てんや」が2025年4月24日から期間限定で販売中の「たれづけ海鮮天丼(980円)」を試食。6月中旬まで販売予定。

 これは新商品ではなく昨年好評だった「たれづけ海鮮天丼」をリニューアルしたもので、むきえび・いか・イタヤ貝柱から成る海鮮つまみ揚げに広島菜(青じそ風味)を添えたもの。揚げたての天ぷらを、てんや自慢の甘辛だれにたっぷりくぐらせた「たれづけシリーズ」の一環です。

 ただ昨年1月に登場した「たれ漬け海鮮天丼」は「むきえびとまいたけのつまみ揚げ+いか・イタヤ貝・たまねぎのつまみ揚げ+広島菜(青じそ風味)」という構成だったので、字面上はリニューアルどころかスペックダウンした上に値上げしているように見えるのですが・・・でもまいたけ&たまねぎという「海鮮」とは無関係なものを取り除いてむきえび・いか・イタヤ貝柱を増量した上で値上げなのかも。

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 まずは広島菜を除去。広島菜自体は結構好きなのになぜかてんやが青じそ風味にしたために全て台無し。

 丼の中にゴロゴロしている、小指の先くらいの大きさにカットされたいかとイタヤ貝柱はぱっと見では区別がつきづらく、食べて初めて「これはいかや!!」「これは貝柱や!!」とその度にサプライズがあって面白いのなんの。そしてたまたまかもしれませんが、最後にラスボスとしてむきえびが控える格好になり、味に変化が付きまくって楽しい逸品でした。

 なお「たれづけ」には「たれ控えめ」というオプションはなく、「たれ多め」があるだけでした。

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【観戦記】25年第19節:浦和 2-1 横浜C ~ 勝って送り出せてホンマ良かった

 CWC前の最後の試合。試合後には壮行会的なセレモニーが催されるのが判っていただけに、内容はどうであれ勝って送り出せて本当に良かった。残留争いしているチーム相手にホームで負けてしまったら、壮行会どころじゃなくなってたでしょうし。

《スタメン》

 浦和は怒涛の5連戦の最終戦で前節から中3日。横浜Cは週央に試合がなかったのでコンディション面で浦和が相当不利な一戦。

 浦和のスタメンは前節から長沼→荻原の一名入れ替えのみ。ベンチ入りも全く新味なし。

 横浜Cのスタメンは前節から室井→駒井の一名入れ替えのみ。

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《試合展開》

 浦和は試合開始時こそサヴィオが左SHにいたものの、すぐさま渡邊とポジションを入れ替えて渡邊左SH、トップ下サヴィオの格好に。前節C大阪戦ではルーカス・フェルナンデス対策という守備的な意図から前半途中でその格好になっていましたが、この試合では「自由に動きすぎるサヴィオ」を有効に使う方法としてこの布陣が攻守ともベターとスコルジャは判断したのかも。

 試合後会見でスコルジャは「最も得点している凌磨をサイドに置くのは、変わった判断に見えるかもしれません。しかしこれはもしかしたら、クラブワールドカップで必要になるかもしれない形でもあります。だから凌磨をウイングとして起用しました。」と説明していましたが。この説明だと明らかに守備重視っぽい気も。

 浦和の立ち上がりの出来は圧巻。横浜Cを自陣深くに押し込み続けましたが、7分左サイドから渡邊クロス→荻原シュートはミートしきれずに枠外。8分金子クロス→渡邊シュートはブロックされてしまい、17分ボックス内でのグスタフソン→金子シュートはGK正面と相手ゴールに迫りながらも得点ならず。

 そして28分好位置で得た渡邊FKが大きく枠を逸れた辺りから渡邊を筆頭に早くも失速傾向の浦和は単に横浜Cが低い位置で構える5-4-1の守備ブロック回りでボールを回すだけに。

 とはいえ横浜Cは明らかにビルドアップに難があり、苦し紛れにロングボールを蹴ったところでルキアンも武蔵も全く収められないので攻撃の糸口すら見出し難かったのですが、浦和の失速傾向を見透かしたかのように33分には左サイドから新保クロス→武蔵ヘッドで横浜がこの試合初めて良い形。

 そして43分西川のロングボールを跳ね返してのカウンターからルキアンのミドルシュートが決まってずっと劣勢だった横浜がまさかの先制。最後の安居の対応がなんだかなぁなのはともかく、浦和の選手達が中盤でのボール奪回に出たところで半歩ずつ遅れてしまってボールを奪えないどころかファウルで止めることすらできない辺りに疲労の色が見え隠れ。

 この場面、試合後スコルジャは「ロングボールを蹴ったときに、ディフェンスラインの押し上げが十分早くなかったことで、スペースを空けてしまったと思います。それによって、セカンドボールを拾われる場面につながってしまいました。」と話していましたが、それもお疲れ故でしょう。

 ハーフタイムを経た浦和はやや息を吹き返し、53分安居の縦パスを金子がセンターサークル付近でボールを収めて右サイドを激走する石原へ展開→石原クロスにグスタフソンのシュートはボックス内で滑り込んで押し込んだ格好になりましたが、当たり損ねがかえって幸いしたのかなぜかGK市川がファンブルしてゴール!!

 結果は珍妙でしたが、前を松尾&サヴィオが激走して横浜C最終ラインを下げ、遅れてフリーで突っ込んだグスタフソンへ石原がクロスを送るという理想的な形でのゴールでした。それにしてもビハインドの局面で浦和得意のロングカウンターが炸裂するとは。

 59分には珍しく横浜Cの前ハメがハマって浦和が自陣深い位置でボールを失い、ルキアンにシュートを撃たれる危ない場面がありましたが、戦況はその後も浦和ペース。

 日程が楽な横浜Cが69分に駒井→室井、村田→山根、ルキアン→櫻川の3枚替えを敢行した同じタイミングで、浦和は松尾→長倉、金子→関根と交代。さらに足を攣ったサヴィオに代えて76分にサンタナを投入して2トップ気味にシフト。

 横浜Cの交代は何の効果もなかった、いやなんだかんだと一発があるルキアンを下げてむしろ悪手とすら思えたのに対し、浦和の選手交代は珍しく奏功。一般論としては「とにかく収まらない」サンタナを入れるとビルドアップ出来ない懸念が拭えませんが、この試合の横浜Cはサクサク自陣へ引いて守る系だったので浦和のビルドアップは何の支障もなく、問題はただただフィニッシャーだけがいないだけ。そこにサンタナで高さを加えるこの交代は結構効きました。

 しかも現金というかなんというか、サンタナのコンディションは前節C大阪戦より格段に上がっていて、79分にはアーク付近から放ったシュートはディフレクトしてわずかに枠の外。そして83分渡邊CKからの流れでサンタナのシュートはポストを直撃したものの、その跳ね返りをグスタフソンが蹴り込んで浦和が逆転に成功。

 逆転したところでスコルジャはすかさず渡邊→大久保、荻原→原口と交代。前者の交代はともかく、後者の交代で関根を左SBに下げましたが、当然ながらこれでは守備固めには言い難く、その意図は謎でした。

 一方横浜Cは最後に超高性能プレースキッカー福森を投入。ヘロヘロの浦和は何度もCKを与えてしまって気持ちは悪かったものの、さしたる決定機は与えずにそのまま逃げ切り成功。

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《総評》

 DAZNのスタッツだとシュート数14対9(但し浦和はブロックされたシュートが多かったせいか、公式記録では9対8)、うち枠内9対5、ゴール期待値1.71対0.66という値通りに浦和が終始優勢な試合。ただ浦和の疲労の色が濃くなる立ち上がりの30分までに先制できなかったのが響き、あまつさえ先制点さえ取られてしまったので無駄に試合がややこしくなった感がありましたが、結果は試合内容通りに落ち着きました。

 遮二無二前からプレスをかけてくる相手には結構強い一方、引いて守る相手には苦戦しがちなのが今の浦和。松尾CFはスペースがないとサイドに流れてボールを引き出す役くらいしか出来ず、しかもサイドに攻撃の基点を作ったところでクロスのターゲットがいないので攻撃は地上戦頼みに。しかも相手守備ブロックの回りで同じテンポでボールを回すだけ。

 スコルジャは試合後「ファイナルサードでもう少しスピードアップすれば、得点は時間の問題だと思えるような展開でした。」と語っていましたが、そのスピードアップがなかなか出来ないのが今の浦和。前半30分まで一方的な試合展開になりながらも得点には至りませんでした。

 ずっと優勢だったのに点が取れず。あまつさえ先制されてしまい、しかも時間の経過と共に疲労の色が滲み出てくるって完全に負けパターン。

 ただ後半なぜか横浜Cが中途半端に前に出たのが謎。先制後はずっとボールを浦和に押し付けたまま時間の経過を待つとばかり思っていたのですが、この横浜Cの出方は非常に謎で、53分浦和得意のロングカウンターが炸裂して同点に追いつけたのはGK市川の対応も含めて浦和に幸いしました。

 その後はスコルジャには珍しく選手交代がハマり、しかも前節C大阪戦で醜態を晒したサンタナのコンディションが目に見えて良くなっているというポジティブサプライズもあり、スコルジャが「前迫コーチのハードワークが実りました」と絶賛する浦和得意のセットプレーで一気に逆転。

 途中いろいろあって必ずしもいい試合とは言えませんでしたが、それでもこれといった攻め手がない相手に対して結果は落ち着くべきところへ落ち着きました。

 CWC前の最後の試合。試合後には壮行会的なセレモニーが催されるのが判っていただけに、内容はどうであれ勝って送り出せて本当に良かった。残留争いしているチーム相手にホームで負けてしまったら、壮行会どころじゃなくなってたでしょうし。

 そして超過密日程、怒涛の5連戦は結局2勝2分1敗といかにもACL圏には遠いトップハーフで終わりそうな感じで終了。ただ降格圏2チームにはちゃんと勝っており、5連勝の頃の勢いはなくなったものの「思ったほど酷くははなかった。今の浦和の実力相応だった」というのが個人的な感想です。他チームより2~3試合消化が多い段階で暫定3位なので、CWC明けでも辛うじてトップハーフにいるでしょし。

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《選手評等》

・グスタフソンの埼スタでのゴールは初めてだったのか!!しかもいきなりドッペルパック。この試合では基本ドン引き相手だったのでグスタフソンが前に出て、安居が後ろに控える格好になっていましたが、グスタフソンが敵陣近くで決定的なパスを出す仕事をするだけでなく、点まで取るとは!!

・グスタフソンの1点目をアシストした石原。69分には敵陣深い位置で村田と派手なバトルを演じていましたが、一対一で勝った後に、何か知らんけど毎度毎度わざわざ相手を威嚇する石原って動物的な本能で闘う漢と思いました。同じファイターでも那須とはかなり違う気がします。那須は試合後どころか引退しても脳筋のままですが、石原は試合が終わるとすぐに子煩悩なパパみたいな感じになるのでそのギャップが凄い!!

・大久保のおかげで上手く出場時間を調整できているせいか、レギュラー組ではダントツに切れ味を保っている金子を真っ先に代えて、前半30分くらいからお疲れ臭漂いまくりの渡邊をなかなか代えないのがスコルジャの謎。松本の信頼度がガタ落ちなのかなぁ???

・後半同じような展開でちゃんとアシストがついた石原と、良いタイミングで抜け出しながらも肝心なところで軸足が滑ってワロスになってしまった荻原との残酷なまでの差・・・

・最後に守備固めで色々と残念な荻原に代えて長沼ではなく原口を入れ、関根を左SBに下げたのは謎過ぎました。長沼はG大阪戦や名古屋戦での失態で評価を下げたのかなぁ??? 原口投入はセットプレーの守備で高さを加える意図のように見えましたが。

・仙頭の岩波の頭へのライダーキックをイエロー止まりにした件に象徴されるように、とにかく評価基準が滅茶苦茶な笠原主審。でもこの試合のお裁きは何の問題もなく、「いいだのいいふえ」に匹敵するレベルだったと思いました。良かった時はちゃんと評価しないと審判団も気の毒。

・キャプテン関根の挨拶がめっちゃしっかりしていてびっくり!!「地位が人を作る」典型例みたいな。そして今やどんな戦況でも最も安心して途中投入できる選手としてスコルジャに重宝されることに。

・この試合はご家族揃ってご観戦の遠藤優選手。SNSでせっせとその模様を公開していましたが、アスリートな上にガチすぎる赤者なので、しょーもないタレントよりも埼スタの魅力を伝えるのに適任すぎて頭が下がります、来季も頼むで、ホンマ。

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-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
荻原-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
53分 グスタフソン
83分 グスタフソン

(交代)
69分 金子→関根(関根左SH、渡邊トップ下、サヴィオ右SHへ)
69分 松尾→長倉
76分 サヴィオ→サンタナ(サンタナ&長倉の2トップ、渡邊右SHへ)
84分 渡邊→大久保
84分 荻原→原口(原口左SH、関根左SBへ)

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-----ルキアン-----
--駒井----武蔵--
新保-山田-ユーリララ--村田
-山﨑--ンドカ--伊藤-
-----市川-----

(得点)
43分 ルキアン

(交代)
69分 駒井→室井
69分 村田→山根
69分 ルキアン→櫻川
84分 武蔵→小川
86分 山﨑→福森

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2025.06.01

かきめし@三原・浜吉(さんすて岡山「おかやま駅弁」で購入)

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 さんすて岡山「おかやま駅弁」で浜吉の「かきめし(1280円)」を購入。季節限定商品とのことですが、買ったのは3月なのでかきの季節も終盤かな?

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 浜吉は広島県三原の老舗駅弁屋さんですが、広島産のかきだと同県内の「ひろしま駅弁当」のかきめしと差別化しづらいためか、わざわざ隣県の日生産のかきを使っているのを売り物にしています。ただ日生産は広島産より全国的な知名度がない嫌いがあって痛し痒しですが。

 でもカキの一個一個が結構デカくてパッケージにある「プリプリ」の形容も誇張とは言えないレベル。

 かきめしは薄味ながらも錦糸卵混じりなこともあってやや甘めですが、笹がきのごぼうが多めに添えられていて、シャキシャキとした食感がアクセントになると共に味わいの単調さを救うのにひと役。

 なお小袋で柚子味噌が付いていましたが、ちょっと舐めて全く好みではなかったので使わず。他に大根の漬物が少々。

 ひろしま駅弁当の「かきめし」ほど有名ではありませんが、大満足の逸品でした。

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