長倉幹樹選手 FC東京へ期限付き移籍
本日(6/7)、長倉幹樹選手(25歳)のFC東京への期限付き移籍が浦和フロントから公表されました。期限付き移籍期間は、2026年1月31日までとのこと。
先日(6/5)、小森のジェフ千葉からの完全移籍加入が公表された際、サンタナを超えるスーペルな外国人CFを採るならともかく「J2でしか実績がなく、海外では全く通用しなかった」という本間と似たキャリアのCFを獲ったのはかなり意外と思い、おそらく浦和のFWの誰がしかの離脱or放出話を受けての小森獲得だろうと邪推していたところ、案の定同じタイミングで「長倉幹樹選手のチーム離脱」が公式発表されました。
「移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱」とあるだけで「海外チーム」とは明記されていませんが国内移籍に準備期間が必要な訳がなく、当方は海外への移籍だと思い込んでいたのですが、翌日スポーツ各紙がFC東京への期限付き移籍を一斉に報じた際には正直腰を抜かしました。
6/5に堀之内SDはメディアから小森獲得と長倉の期限付き移籍が重なった件について質問を受け、当然ながら堀之内SDは口を濁していましたが、6/1横浜C戦に長倉は後半途中投入ながらも結構まとまった出場時間を与えられたので、スコルジャのもとで長倉は戦力外扱いだったので、浦和強化部が期限付き移籍での形で長倉を積極的に放出したとは考えにくいでしょう。
もっとも長倉がさらなる出場機会を求めて移籍を模索していたのも確かでしょうから、浦和が昨冬から獲得を狙っていた小森の獲得が決まったので長倉の要望を認めたと考えるのが自然だと思います。ただ長倉の期限付き移籍を認めたのが浦和の渡米直前だったので国内移籍にも関わらず「移籍を前提とした手続きと準備」の時間が必要になったものと思われます。言い換えれば、アメリカ行きの飛行機に長倉がいないので大騒ぎになる前に「移籍を前提とした手続きと準備」のお知らせを出さざるを得なくなったのでしょう。
それにしてもベンチ入りもままならない髙橋や二田と違ってコンスタントにベンチ入りしており、短時間ながらほぼ毎試合途中投入されていた長倉が、浦和加入後半年足らず、しかも同一カテゴリーのクラブへ移籍するとは心底がっかりしました。まるで浦和の中での競争から逃げるかのように・・・
まぁ長倉は最前線で身体を張るCFらしいCFではなく、ムービング系FWとして2トップで1.5列目的なお仕事が最も得意。でもトップ下としては渡邊や松本、サヴィオには遠く及ばない。ゆえにスコルジャの4-2-3-1の中では居場所がないと思ったのかもしれません。ましてやスコルジャがC大阪戦でどう見てもコンディションが整っていないサンタナを先に投入したのを見て気持ちが切れたのかもしれません。
でも松尾なんてどう見てもWGタイプなのに自分なりのCFとしての活き方を模索し、それが奏功してサンタナ故障を受けてポジションを掴んだのに対し、長倉はプロとしての「自己変革」にチャレンジしないまま浦和から逃げたように思えてなりません。
で、長倉の行き先は昨年まで新潟でお世話になった松橋監督がいるFC東京。うーーーーーん、成績不振&試合内容もズタボロで松橋監督はいつ解任されても不思議はないのですが、それで良いのかなぁ???
また新聞報道では他に古巣の新潟と、群馬でお世話になった大槻さんのいる岡山からもオファーがあったようですが、岡山は先日やたらデカい外国人FWを採ったばかりなので、長倉へのオファーはそれがダメだった時の保険としか思えないのですが・・・
なんか移籍希望を出したもののあんまり良いオファーはなくて、相対的にマシと思ったFC東京という泥船についつい慌てて乗り移ったような長倉ですが、まぁそこで出場機会を得た上でまた浦和で活躍してくれれば何の問題もありません。ご活躍をお祈りします。
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