藤むら@王子 ~ 中華そば
京浜東北線王子駅北口を出て、権現坂を少し登った辺り。3年ぶりの再訪。先客2、後客8。
前回は「白湯煮干しそば」を注文したので、今回は基本と思しき「中華そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。諸物価高騰の折り、値段据え置きで頑張っていました。
前回往訪時には昼の部の火・土・日曜日限定だった「塩そば」や夜の部&昼の部の水・木・金曜日限定だった「濃厚つけ麺(数量限定)」がレギュラーメニューになっていた他、往訪時は限定メニューとして「昆布つけ麺」を用意。後客の注文を見ると今や「つけ麺」が人気になっている模様。
店内はコ字型カウンター13席。卓上にはブラックペッパー、一味、酢。 水セルフ。
スープはウンチク書きによると「国産丸鶏、鶏ガラ、もみじ、手羽先をメインに三崎まぐろのアラ、豚、羅臼昆布、椎茸、節、野菜などを使用」したとのこと。丼に鼻を近づけるとわずかにアラから来る魚臭さを感じますが、味わい上は鶏をメインに全体のバランスを上手く取った感じ。アラっぽい旨味は言われないと判らない感じ。無化調にありがちな物足りなさは感じず、優しい味わいに仕上がっています。
かえしは「鮪の魚醤と数種類の醤油と乾物などとと塩としろたまり」を使用したようですが、これも必要以上にでしゃばることなく、むしろ全体として甘目というか尖ったところが全くない出来。
また昔は「思いのほか脂が多いのか、残したスープに薄い膜が出来ているのに帰り際気づいてびっくり」という感想を抱きましたが、その辺は大幅に改善されてあっさりすっきりした味わいにチューニングされていました。。
麺は心の味食品のストレート中細タイプ。つるつるした口当たり、かつしなやかな食感ながらも結構噛み応えがあって上々の仕上がり。スープとの相性は抜群。
吊るし塩豚チャーシューと鶏むねチャーシューは共に超淡白な味わい。太目のメンマはちょっと筋っぽいのが難。他に海苔、刻み青ネギ。
相変わらず食べ手を選ばない無難な一杯です。
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