2023.07.01

麺浪漫@千石 ~ (背脂豚骨醤油)らーめん

Menroman002

 都営地下鉄千石駅を出て、白山通りを北へ。先客2、後客5。全店閉店した「千石自慢ラーメン」の流れを汲む店で、女将さんとの話を聞いていると早い時間帯から来ている客の大半は「千石自慢」以来の古参が多い感じでした。個人的には「千石自慢」に行ったのはほぼ3年前の西巣鴨店が最後。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本の「らーめん(880円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「らーめん」一本で、あとはトッピングでバリエーションをつけているだけ。
 
 店内はL字型カウンター10席のみ。卓上にはブラックペッパー、酢、醤油たれ、おろしニンニク。辛味は有料(100円)。

Menroman001
 
 「千石自慢ラーメン」の流れを汲むとされるだけあって、当然ながらスープは豚骨醤油味。ただ「千石自慢」と決定的に違うのは背脂を平ざるで振りかけるスタイルではなく、お玉で注ぎこむスタイルのためルックスが非常に綺麗。また西巣鴨店で食べた際は残念ながらかなりしょっぱく、ご飯がないと食べづらかったのですが、味の濃さ加減もすっかり大人しくなって豚骨の旨味がしっかり感じられる範囲内。
 
 麺は中太緩い縮れ入りで、デフォルトでもやや硬め。この辺は「千石自慢」と変わらず。

 チャーシューは小さめなのが残念ですが、濃い目に煮込まれていてまずまず。他にメンマ、刻みねぎ。以前は茹でもやしが乗っていたはずですが、別料金になっちゃったみたいで・・・
 
 らーめん自体は概して「千石自慢」時代よりお上品になり、かつ美味くなったと思いました。でも3年間で700円→880円と大きく値上がりした上に、具は明かにしょぼくなり、しかもランチタイムの「麺大盛かご飯一杯無料サービス」もなくなってしまいました。
 
 この手のラーメンって「安くてそこそこ美味くて腹一杯になる」という意味でのコスパが悪くなるとちょっとしんどいんじゃないかと。

|

2023.04.27

穂ころび@本郷三丁目 ~ ミックスワンタン中華そば

Hokorobi002

 東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅を出て、本郷通りを挟んだ向かい。みずほ銀行の南あたり。先客1、後客は三々五々やって来てほどなく満席となり、退店時外待ち2。
 
 店内の券売機ボタンを見るとワンタン推しの店であることが一目瞭然なので、ボタン先頭の「ミックスワンタン中華そば(1180円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「中華そば(900円)」にワンタン等トッピングでバリエーションをつけただけで非常にシンプルな構成。

 店内は縦長L字型カウンター8席のみ。卓上にはブラックペッパーだけ。

Hokorobi001

 スープは判りやすい魚介系ベースで、店内の香りでも察しが付くように節系がかなり強く出ています。しょっぱくはありませんが、飲み進むにはちょっと味が濃すぎるかな。
 
 麺は中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりで、中細の割には噛み応えしっかり。濃い目のスープに良く合っています。
 
 チャーシューは意外に大判で、厚みもそこそこあり、しかも肉の旨味をちゃんと保っている優れもの。ワンタンは肉ワンタン2個、海老ワンタン2個という構成で、いずれも飴がたっぷり詰まっている上に、プルンプルンとしたワンタンの食感も楽しめて、これをウリにしているのも納得。
 
 メンマは大ぶりなのはともかく、片方がやたら節っぽくて難儀。他に白髪ネギ、三つ葉、海苔。

 細かい難点はあるものの、総じて大満足の出来でした。

|

2022.11.20

こいけのいえけい@巣鴨 ~ 豚骨醤油ラーメン

Koike_iek002

 山手線巣鴨駅南口から中仙道を渡って南へ。ほっともっとやゴルフパートナーのある角を西へ入って、文京宮下公園の真ん前。駅から徒歩10分弱。
 
 本郷三丁目「にし乃」や王子「キング製麺」などの人気店と同じグループが手掛けた店ということで既に結構な行列店になっていると聞いて、11時の開店25分前に到着したところ先客1、開店までに後客10人強。退店時には外待ち12人と確かに早い時間帯から行列が出来ていました。

 店内の券売機ボタン先頭の「豚骨醤油ラーメン・並盛(850円)」を注文。麺量は並で160gとのこと。ランチサービスなし。食券を渡すと、麺の硬さとニンニクの要否を聞かれたので、「硬め&ニンニクあり」でお願いしました。

 メニューは「魚介MIXつけ麺」との二本立て。

 店内はL字型カウンター8席のみ。卓上にはおろしニンニク、豆板醤、ブラックペッパー、マヨネーズ、白米専用ニンニク醤油漬、白米が進むタレ、ラーメンダレ。白米用の調味料が目立ちますが、残念ながらライスは別料金(150円:ハーフ100円)。

Koike_iek001  

 家系にしてはややとろみ強めのスープは「骨を入れてはコトコト・・・漉して骨を入れ、コトコトを3日間かけてエキスを抽出。最後に細かい目のザルで漉してクリーミーな口当たりに仕上げました」というのが店のウリ文句。確かに良くも悪くも家系らしいワイルドさは微塵も感じられず、いたってクリーミー。またかえしは終盤になってややうるさく思えるくらいで、どちらかといえば総じてマイルドな味。しかも脂もさほど多くはなく、豚骨の旨味を存分に味わってもらう趣向のようです。ただ食べているうちはそうでもないのですが、食後は結構胃にずっしり来ました。
 
 麺は中太ほぼストレートタイプで、キング製麺で製造しているとのこと。一般的な家系の麺よりはやや平たく、また「硬め」で頼んでもつるつる&もっちりした家系らしくない食感なのが特徴的。スープとの相性は文句なし。

 チャーシューはこれまた凡そ家系らしくない低温調理タイプ。薄切りにしたのは「スープに浸してご飯を巻いて何回も食べられるように」との考えらしいのですが、このラーメンはそんなにご飯を欲するタイプではなく、むしろチャーシューが冷えていてスープを温くしている弊害のほうが気になりました。
 
 具は他にほうれん草、刻み玉ねぎ、海苔。卓上におろしニンニクがあるのにニンニクの要否を聞いてくるのが不思議でしたが、トッピング用のニンニクは刻みニンニクでした。

 家系ラーメンを非常にお上品に作ってみたらこんな感じになりました!!といったところでしょうか。行列店になっているのも納得の出来でした。

|

2022.08.04

【閉店】いし川@本駒込 ~ 鯖醤油らーめん

Ishikawa2207002

 地下鉄南北線本駒込駅からすぐ。本郷通り・駒本小学校前交差点脇。「四代目けいすけ」→「初代けいすけ」の跡地ですが、「けいすけ」が完全撤退したわけではなく、「けいすけ」と同じ会社が運営しています。先客ゼロ、後客1。
 
 店内の券売機で基本と思しき「鯖醤油らーめん(820円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは基本的に鯖醤油らーめん一本で後はトッピングでバリエーションを付けているだけのようですが、券売機ボタンを見ると「塩」に変更可能になったようです。また往訪時は数量限定で「鯖味噌つけ麺」を出していました。
 
 なお「鯖味噌定食」というメニューもありますが、これはラーメンにご飯がついた類ではなく、単純に鯖味噌にご飯や味噌汁が付いたものみたいで。でもそういうのを食べたい人がわざわざラーメン屋に来るかなぁ?しかも定食屋で食べる「鯖味噌定食」よりどう見てもかなり高いですし。

 店内は「四代目」からほとんど変わっていないようで、若干S字型に屈曲した縦長カウンター12席のみ。卓上には胡椒、一味など。

Ishikawa2207001  

 スープは「鯖節、かたくち、あじ煮干し、日高昆布の魚介系と鶏ガラを合わせたWスープ」とのこと。やたらと鯖を前面に打ち出している割にはそんなに鯖臭い感じはせず、煮干しがかなり前に出た動物魚介系といったほうが実態に即しているかと。表面には背脂が香味油がたっぷりと加わっており、そこに岩海苔や刻み玉ねぎなどを添えてルックスは燕三条系背脂煮干しラーメンを意識した風。
 
 麺はカネジン食品製の平打ち中太縮れタイプ。つるつる&もっちりといった形容が実にしっくりきます。スープとの相性&絡み具合は文句なし。
 
 チャーシューは「自家製の醤油ダレで長時間煮込んだトロトロチャーシュー」と能書きにありますが、味わいは淡白かつちょっと旨味が抜けてしまったような塩梅。「トロトロ」という要素は一切なく、どうしたものか? 一方大ぶりのメンマは甘目の味付け。

 総じて悪くはないのですが、ここの店はリニューアルする度に客足が落ちているような気が・・・ランチタイムなのにワンオペでしたし。
 

|

2022.07.28

大至@御茶ノ水 ~ ラーメン

Daishi2207001

 御茶ノ水駅から聖橋を渡って北へ徒歩5分ほど。蔵前橋通り・清水坂下交差点そば。約2年半ぶりの再訪。11時の開店直前に到着したところ先客3で驚きましたが、後客は2人のみ。

 前回は冬の定番「味噌ラーメン」を注文したので、今回は券売機ボタン先頭の「ラーメン(780円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「背油ラーメン」「担々麺」「つけ麺」「冷やしつけ麺」など。「冷やしつけ麺」は季節限定かな?

 席は縦長カウンターが2本並んでいて手前に6席、奥に数席。さらにその奥に厨房があって様子は伺えず。卓上には胡椒のみ。

Daishi2207002

 ぱっと見は昔ながらの東京ラーメンそのものですが、内実は随分違います。さしずめ「新古典派」。スープは鶏&豚骨主体かな?と思ったのですが、「丸鶏と豚骨を使った動物系スープと、昆布・椎茸・鰹節などの乾物系スープを営業前にあわせたダブルスープ」という話も。古典的な東京ラーメンのスープと比べるとやや甘味があります。また鶏油が表面を覆っているので見た目よりも心持ちこってり。かえしとのバランスも良く、ついつい飲み進んでしまいました。

 麺は浅草開化楼の並太のほぼストレート麺。若干柔らか目の茹で上がりでしたが、つるつるとした口当たりやもっちりとした食感が心地よく、かつスープの絡みも申し分なし。

 部位の異なるチャーシューが2枚乗っていますが、共にスープに合わせて薄めの味わい。他に海苔、青菜、ナルト、メンマ、ゆで卵半個。

 平凡なようで非凡。足しげく通いたくなるほどの中毒性はないが、いつ食べても飽きは来ない。そんな珠玉の一杯です。

|

2022.07.15

ほんま@駒込 ~ しおラーメン

Honma002

 山手線駒込駅東口を南へ出て、アザレア通り商店街を抜けた先の住宅街の中にポツンと立地。先客ゼロ、後客7。
 
 券売機ボタンを見て基本と思しき「しおラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 基本は醤油ラーメンとの二本立てですが、それ以外のメニューが非常に多彩で梅塩、貝塩、旨辛、担々麺、しょっつるそば、塩白湯醤油等々。さらに季節限定メニューも用意しているようです。
 
 ラーメン屋というより寿司屋ないし小料理屋っぽい佇まいの店内はコ字型カウンター10席のみ。卓上に調味料類はなし。小さな紙おしぼりサービスあり。

Honma001  

 とろみがかった黄金色のスープは無化調かつ「大山鶏の丸鶏と鶏ガラを贅沢に使用した鶏白湯スープに、国産野菜から取ったポタージュスープ」を加えたものとのこと。無化調にありがちな物足りなさなんて微塵も感じないどころか、食べ始めは旨味過多にすら感じられるくらいの出来。塩ダレも無駄に出しゃばらず、非常にバランスが取れていて気に入りました。
 
 自家製の麺は中細ストレート。わずかに黒い粒々が確認出来るタイプで心持ちざらつきのある口当たり。見た目より噛み応えが強いのは嬉しいのですが、丼が円錐形なのが災いしてか若干玉になりがちで自然体ではスープの絡みが良くないこともあるので、かき混ぜながら食べ進みました。
 
 具は鶏つくね、白髪ネギ、水菜、なぜかわずかにプチトマト。
 
 およそ通りすがりの一見さんなんて来そうもない立地にも関わらず、近在と思しき方々が三々五々やって来て早い時間帯から賑わっているのも納得の一杯でした。

|

2022.06.06

喜粋@根津 ~ 醤油拉麺

Kisui2204002

 千代田線根津駅から不忍通りを北へ。根津小学校入口交差点そば。5年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客8。

 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「醤油拉麺(900円」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に薄口醤油拉麺、塩拉麺、鷄つけ麺、梅肉拉麺、鶏白湯拉麺。但し往訪時は鶏つけ麺以下のメニューはいずれも×印が点灯していました。後客の注文はほとんどが醤油。店のウリであるワンタンを頼んでいる方も目立ちました。
 
 また平日は朝拉麺をやっているようですが純然たるラーメン専門店ではなく、夜は鶏料理主体の居酒屋になるようです。

 店内は縦長カウンター8席と4人掛けテーブル2卓。厨房は店奥にあって様子は伺えず。ラーメン屋らしくない非常に明るくてすっきりした内装が特徴的。卓上にはブラックペッパーのみ。紙おしぼりサービスあり。

Kisui2204001

 スープは「煮干しと鶏のみを使用し、煮干しはスープの支えとして鶏のコクと旨味を感じてもらえるように作ってあります」という店先のウンチク書き通りの出来。かえしとのバランスも絶妙で、かえしが出汁の旨味を邪魔もしなければ物足りなさを感じさせることもない。「醤油拉麺は醤油感が強いのが特徴」とあって年配客にはしょっぱいと言われることがあるそうですが、ままありがちな「醤油飲ませる系」に比べれば大人しいのなんの。出汁のコクと旨味にぐいぐい惹き込まれ、ついつい飲み進んでしまいました。

 麺は細めのほぼストレート。しっとり&しなやかな口当たりで細めにしては歯ごたえが良く、スープの絡みも申し分なし。

 チャーシューは小さく見えますが意外に厚みがあって煮込まれ具合も適度。細メンマはコリコリ、青菜はシャキシャキした歯応えが嬉しい仕上がり。他に味玉半個、ナルト、海苔、かいわれ、刻みネギ。

 これは文句なしの出来。年寄りが多いエリアにジャストフィットした一杯でした。

|

2022.03.18

MENSHO@護国寺 ~ 醤油らぁめん

Mensho002

 東京メトロ有楽町線護国寺駅から大塚警察署を越えて南へ。大昔に「ちゃぶ屋本店」があったところ。先客ゼロ、後客5。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「醤油らぁめん(950円)」を注文。最近値上げしたようでプレーンな商品でもなかなか目に痛いお値段に。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「奥能登の塩らぁめん」「挽き立て小麦つけめん」「和牛チャーシュー麺」など。
 
 店内はコの字型カウンター10席ちょっと。いかにも椅子を減らして席の間隔を広げた感じ。卓上に調味料類はなし。水セルフですが、水ボトルは店の片隅に固めて置いてあるだけなのでチト面倒。

Mensho001

 店がオンラインで販売している「醤油らぁめん」の能書きを見ると、スープは「真昆布と貝の出汁が支える国産親鳥の清湯スープ。タレに使用するのは小豆島のヤマロクさんの再仕込醤油。約2年の熟成期間を経て完成した生醤油を、商品にすることなくもう一度樽に戻し、再び原料(塩以外)を加えて、さらに2年仕込む二度仕込みです。これに、富士山麓に湧く清水と澄んだ空気の中で添加物を一切使用せず穀物だけでじっくりと手作りされた天野醤油の再仕込醤油を合わせました。」とのこと。
 
 出汁も何か一つが強く前に出ることはなく、しかも出汁とかえしのバランスも良好。少々甘目でまろやかな味わい。辛うじて旨味過多とか味が濃すぎという弊を免れている感じ。
 
 麺は中細ストレートタイプでやや柔らかめの仕上がり。スープの表面の鶏油も手伝ってかつるつるした口当たりで、しなやかな啜り心地が楽しめます。
 
 青ネギの横にあるのは「タマリンドペースト」というインドの調味料。梅肉のような酸味があり、ちびちび溶かしながら食べ進んだものの、全部溶かすと思った以上にスープに酸味が広がりまくり。デフォルトの出来が良いので、こういう味変アイテムは別添にして客の好みに任せてほしいところ。
 
 豚バラチャーシューは程よく脂がさしてとろける感じ。他に炭火焼きレアチャーシュー、穂先メンマ、ほうれん草。

 お値段に見合ったハイクオリティーな一杯。恐れ入りました。

|

2022.03.12

魚雷@春日 ~ 本枯中華そば

Gyorai001

 都営三田線春日駅から白山通り「西片」交差点を西へ。「こんにゃくえんま交差点」を南へ曲がってすぐ。店入口上に掲げられた巨大な魚雷のオブジェが目印。約8年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 入口脇に券売機があり、ボタン先頭の「本枯中華そば(850円)」を注文。この店は「季節の具材」を含む11種類のトッピングから3種類が選べるのが特徴で、炙り豚バラチャーシュー、炙り鶏チャーシュー、うずら卵をチョイス。なお往訪時の「季節の具材」は菜の花でした。
 
 麺類メニューは他に「つけめん」があるだけで、後は「本枯中華そば」にあれこれトッピングでバリエーションをつけただけのシンプルな構成。

 店内はカウンター3席と、2人卓×3、4人卓×1。

 うーん、デフォルトの具は青菜しかないのか・・・ これだと追加トッピングのうち一つは野菜系にすべきだったと気付くも時すでに遅し。

Gyorai003  

 「鹿児島県枕崎産の二年熟成最高級本枯節と一年物の粉骨節をサイフォンで抽出」というのがこの店のウリ。店内には鰹節の香りが強く漂っており、スープも節系の味わいが全開。動物系、魚介系を合わせたWスープだそうですが、動物系のほうは正直言われないと判りません。辛うじて旨味過多に陥る弊を免れており、醤油もいたずらに自己主張せず、全体にいたってあっさりすっきり。雑味が無くて、全く飽きが来ません。なお青菜の上の泡は知らん間に消えてしまい、味わいに与える影響は良く判らず。

 麺はやや細めのストレート麺で、心持ち柔らかめの仕上がり。スープはさっと絡む程度で、なんだか蕎麦に似た食感が少々。

Gyorai002

 鶏チャーシューはスープを邪魔しないように薄めの味付けで、鶏自体の旨味も存分に楽しめた秀作。一方豚バラのほうがいかにもバラらしく脂身がとろっとしていますが、ちょっと濃い目の煮込み加減でこのスープだとうるさく感じるかも。

|

2022.03.02

くにまつ@上野広小路 ~ 汁なし担担麺・新味KUNIMAX

Kunimatu_ueno002

 銀座線上野広小路駅から春日通りを西へ。ただ店は広い通りに面しておらず、叙々苑やJOY SOUNDなどが入ったビルの先の小路を南へ入った先にあるので判り辛いかも。先客ゼロ、後客1。広島・八丁堀に本店がある汁なし担々麺の人気店が都内へ進出してきたものですが、1年前に往訪した人形町店はあっという間に潰れてしまったようです。
 
 店内券売機ボタンを見て「汁なし担担麺・新味KUNIMAX(750円)」に「温玉+ミニライスセット(100円)」を付けました。
 
 メニューは人形町店の頃からかなり変わっていて汁なし担々麺が元味と新味の2系統となり、それぞれについてノーマルとKUNIMAXがある計4種類に整理したようです。
 
 元味は「くにまつ」の定番で中細麺&日本人の舌に合うように醤油や味噌を使ってタレを作ったもの、新味は細麺&豆鼓や黒酢といった中華の調味料を醤油タレに使用したとのこと。
  
 また人形町店では辛さのレベルを0.5辛~4辛まで調整可能でしたが、ここはそれを止めて辣油・花椒MAX&広島産青ネギMAXのKUNIMAXにレベルアップできるだけにしたようです。
 
 さらに人形町店は温玉やライスといったサイドメニューに割高感が著しかったのですが、その辺も見直したようです。
 
 店内は横長カウンター4席、4人卓×1、2人卓×1、そしてテーブルを壁に付けて事実上のカウンターとしたものが2+2+1+1席。卓上には花椒、担担麺のタレ、酢、辣油、そして鎮江香酢という黒酢。

Kunimatu_ueno001

 麺がほとんど見えないくらい青ネギがてんこ盛り!! 麺は玉になっているだけでなく、少々ごわついた状態で出てきます。麺とタレとをまぜまぜしているうちに、タレを吸って麺がほぐれ、しんなりして来ていい塩梅に。たっぷり目に入っていたはずのタレがノーマルタイプだとまぜまぜしているうちにどんどんなくなって行きましたが、KUNIMAXだと青ネギが多いせいか思いのほか底にタレが残りました。
 
 で、肝心の味ですが、恥ずかしながらそんなに従来版と変わった感じはせず。黒酢が効いてもうちょっと酸味強めかなと思ったのですが・・・そしてなによりがっかりしたのは「激辛」と大書されているにも関わらずたいして辛くないこと。むしろ痺れのほうがやや強めかな・・・

 麺はストレート&細目で、しかもぱっと見まるでカップ焼きそばのようにチープで頼りない麺ですが、それなりにコシというかびよーんと伸びる弾力性があって悪くはありません。具は肉みそとたっぷりの刻み青ネギねぎだけといたってシンプル。

 そこで味わいに変化をつけるために、温泉玉子がマストアイテム。これで味わいがぐっとマイルドに。玉子の旨味も加わって良い味変になります。店では薄いと思う方は卓上のタレを加えるよう勧めていましたが、特に薄いとは思えず。

 ノーマルと違って麺を食べ終わっても底にタレがそれなりに残り、さらに青ネギも残るのでライスを入れて締めるのが最善手。
 

|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

ごらんアウェー ココログ被害者の会 サッカー一般 丼もの&ランチ等 我が街川口 旅行・地域 日本代表 浦和レッズ 浦和観戦記&プレビュー 浦和観戦記&展望2009 浦和観戦記&展望2010 浦和観戦記&展望2011 浦和観戦記&展望2012 浦和観戦記&展望2013 浦和観戦記&展望2014 浦和観戦記&展望2015 浦和観戦記&展望2016 浦和観戦記&展望2017 浦和観戦記&展望2018 浦和観戦記&展望2019 浦和観戦記&雑談2020 浦和観戦記&雑談2021 浦和観戦記&雑談2022 浦和観戦記&雑談2023 浦和雑談 浦女 温泉(北東北) 温泉(南東北) 温泉(埼玉・東京) 温泉(甲信越) 温泉(神奈川・伊豆) 温泉(群馬・栃木) 語るも相場 都内徘徊 駅弁 麺類万歳! 麺類万歳(さいたま市) 麺類万歳(その他埼玉県) 麺類万歳(その他東京都) 麺類万歳(中央区) 麺類万歳(北区) 麺類万歳(千代田区) 麺類万歳(台東区) 麺類万歳(川口・戸田・蕨) 麺類万歳(文京区) 麺類万歳(新宿区) 麺類万歳(板橋区) 麺類万歳(渋谷区) 麺類万歳(港区) 麺類万歳(草加・越谷) 麺類万歳(荒川区) 麺類万歳(豊島区) 麺類万歳(足立区)