2018.10.02

生姜は文化@巣鴨 ~ 塩生姜らぁめん

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 山手線巣鴨駅南口から中山道を南へ。千石自慢らーめんの手前。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「塩生姜らぁめん(750円)」を注文。ランチサービスなし。メニューはほかに「塩生姜つけめん」があるだけで、往訪時は「塩生姜の油そば」には×印が点灯していました。

店内はL字型カウンター13席。水セルフ。卓上調味料は胡椒と生姜酢。厨房は二人いましたが、おっちゃんの指導のもとでねーちゃんがせっせと仕事している風。

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 スープは透明度が高いものの表面の脂が案外多いため、見た目と違って味わいはあっさりには程遠い感じ。そして塩分高めで少々動物系出汁の旨味をかき消している感も。しょっぱくて飲みづらいというほどではありませんが、飲み進む意欲を確実に削いで来ます。

 屋号に「生姜」を掲げるくらいですし、実際客席まで生姜の香りが流れてくるので、さぞかし生姜をがっつり利かせているのだろうと思いきや、意外にも万人受けする範囲内に留めていて少々肩透かしを食らった気が。少なくとも食べている最中になんだかスースーするとか、食後に体が火照ってくるとか、生姜やり過ぎな店にありがちなマニアックな味わいではありません。

 麺は平打ちの中太タイプで黒い粒々が見える全粒粉入り。つるつるした口当たりながら、やや柔らかめな仕上がりのためもっちりと形容するかどうか微妙。スープは良く絡みます。

 具は薄くて大きなバラロールチャーシュー2枚、青菜、海苔、刻みねぎ。

 悪くはありませんがやや好みから遠く、しかも「思てたんとちゃう!!」な一杯でした。

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2018.05.24

ねむ瑠@本郷三丁目(2) ~ 赤鶏と蛤の淡麗中華そば

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 本郷三丁目交差点から春日通を西へ下る。先客5、後客6。予定していた店が開店前から10人程度並んでいたので、こちらへ転進した次第。約2年ぶりの再訪。

 前回は券売機ボタン先頭の「濃厚烏賊煮干中華そば(780円)」だったので、今回は「赤鶏と蛤の淡麗中華そば・醤油(780円)」を注文。「烏賊」も「赤鶏」も醤油と塩が選べます。ランチサービスはなし。

 なお前回は「烏賊」と「鰆煮干淡麗塩中華そば」2本立てだったはずですが、後者が差し変わっていました。

 店内はくの字型カウンター6席+L字型4席。水セルフ。卓上にはイカの魚醤、穀物酢、日本山椒のピュアオリーブオイル、黒胡椒など。

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 卓上の能書きによると煮干しと椎茸の出汁をベースに赤鶏の鶏油と蛤を合わせたものだそうで。表面の鶏油のてかりが目立つ(こういうのを「淡麗」と呼ぶのは妙な気がしてなりませんが)のはともかくとして、出汁がどれ一つとして良い意味で突出することなく、バランスが良く取れたまろやかな味わいを織りなしていて感服しました。もちろん醤油も変に出しゃばらないので、スープの旨みについついぐいぐいと惹き込まれて飲み進んでしまいました。一口目はちょっと温いかな?と思いましたが、それも次第に気にならないように。

 麺は菅野製麺所の細めストレート。しなやかな食感であっさりめのスープとの相性は文句なし。

 チャーシューは柔らかくて弾力性が強いタイプ。配膳時にチャーシューについて何か一言二言ありましたが、早口で聞き取れず。他に三つ葉、かいわれ、刻み玉ねぎ、そして蛤が一個だけ。このスープなら刻みタマネギではなくメンマのほうが合う気がしますが・・・

 このクォリティーで、しかも並ぶほどには混まないのは実にありがたいもの。

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2018.03.18

一燈 本郷店@本郷三丁目 ~ 濃厚魚介らーめん

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 地下鉄丸ノ内線本郷三丁目駅から本郷通りを南へ。壱岐坂上交差点角に立地。先客ゼロ、後客2。小岩の人気店のFC店のようです。

 店内の券売機ボタン先頭は「濃厚魚介つけ麺」でしたが、その下の「濃厚魚介らーめん(780円)」を注文。ランチサービスはありませんが、往訪時は夜の部のみ中盛無料サービスをやっていました。メニューは他に油そば、カレーつけめん、カレーらーめん等。

 店内は厨房に向かってL字型カウンター8席と4人卓×1、2人卓×1。店員がなんと6人もいてどう見ても店のキャパ&客入りには不釣り合いでしたが、どうも新入りの教育を兼ねていたみたいで。

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 判り易い豚骨魚介系のスープ。粘り気こそ強いものの魚粉がざらざらするほどではなく豚骨が支配的。それはともかくかなり甘ったるくて個人的には苦手。また味が濃すぎて麺を絡めるだけならまだしも飲むのには不適。

 麺は太目のごく緩い縮れ入り。つるつるもっちりした食感で噛み応えもしっかりしており、ねっとりと絡みつく濃厚過ぎるスープに負けていません。ただ並だと150gしかなく、この手のラーメンだと少なく感じました。

 チャーシューはスープに合わせてこれまた濃い目の味付け。メンマは大ぶりで好みに合わず。他に海苔、刻みネギ。最後はスープ割りを投入してスープを少しだけ賞味。

 豚骨魚介といっても一昔前の「またお前か」とは明らかに一線を画していますが、その変化が良いほうに転んだとは思えず。少なくとも「無難な一杯」ではなくなったよ

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2018.02.20

コウロウ@駒込 ~ 特製味噌らーめん

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 山手線駒込駅東口からアザレア通りをひたすら南進。不忍通りに出て、駒込稲荷坂下交差点の近く。先客1、後客3。

 券売機がありましたが使っておらず、卓上のメニューをみて「特製味噌らーめん(800円)」を注文。二郎系っぽい「ラーメン」が推しっぽい感じで、他客も皆それを注文していました。他につけ麺や「豆腐フロマージュ」という謎メニューも。また前金制でびっくり。

 店内は厨房に向かってくの字型カウンター8席ながら席間はやや狭め。厨房内には店主のみ。水セルフ。卓上には一味とラーメンのタレ(?)。

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 茹でもやしの上にさらに豆苗(?)がてんこ盛りになっているというユニークなビジュアルで登場。注文した際に店主が「生姜効いてますが良いですか?」と聞いて来たので、生姜がっつり&ニンニクがっつり&脂どろどろというよくあるパターンかな?と思ったのですが、これまた非常にユニークなことに生姜以上に山椒が効いていて多少痺れが。

 またメニューには「清湯スープ あっさり」とありますが、背脂もぷかぷか浮かんでいて脂層もそれなりに厚くて、どう考えてもこってり系。「淡麗」もそうですが、ラーメン業界の言語感覚はかなり謎めいています(苦笑)。混ぜ物が多くて複雑な味わいですが、心持ち甘目な味噌と巧く同化してコク深いスープに仕上がっています。

 麺は並太のほぼストレート。やや柔らか目で濃厚スープに対しては弱い印象を受けました。また二郎系が推しっぽい割には特に量は多くありません。

 鶏チャーシューと共に燻製ローストビーフが乗っていますが、妙に手間をかけた割には刺激物が多いスープと喧嘩しているだけのような気がしてなりません。シンプルな豚チャーシューで差し支えないかと。他にきざみ玉ねぎ。

 細かい難点はあるものの、ユニークな一杯であることは間違いなし。

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2018.01.08

鐘楼 水道橋西口店@水道橋 ~ 辛!だけどおいしい辛口マーラー刀削麺

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 水道橋駅西口から御堀を渡って西へ。外堀通りを挟んで黄色いビルの向かい辺り。開店5分前に到着したところ先客1、開店までに後客2と出足は大したことなかったのですが、開店と共に近隣のサラリーマンと思しき方々がどっと雪崩れ込んできてあっという間に満席になり、退店時には外待ち10数名も! 駅の南側と違ってこの界隈は飲食店が非常に少ないせいかもしれませんが、結構な人気店です。

 刀削麺がウリものの店で、メニューの中からなぜか丸印が付された「辛!だけどおいしい辛口マーラー刀削麺(700円)」を注文。デフォルトで天敵パクチーが入っているようなのでパクチー抜きでお願いしました。刀削麺を注文している人は多いのですが、ランチメニューも充実しているのでそれを注文している人も少なくないようです。

 店内は2人掛けないし4人掛けのテーブルがぎっしり。残念ながら喫煙可。

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 いかにもラー油を効かせに効かせました!といった感の真っ赤なルックスで登場。ただラー油中心にストレートに辛いだけで、痺れはほとんどないせいか辛さが後を引かず、割とすぐに慣れました。酸味も強めですがスープが旨味に溢れていて、辛さに慣れると美味くてぐいぐい飲んでしまいました。

 麺は刀削麺らしく幅広で案外厚みがありました。刀削麺だと結構麺の太さが不揃いな店もありますが、ここは割と均一。わずかにざらつきがあって、もっちりした食感が楽しめます。麺というより、どちらかというと粉モンという気もしますが、普段食べないだけに新鮮な思い。なお大盛りを頼んでる人いたが、量が少ないわけではなさげ。

 スープの中にはひき肉がたっぷり入っているもの、他はインゲン豆?が入っているだけ。この辺りは値段相応かなと思いますが、この値段でこの出来なら人気店になるのは道理。

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2018.01.05

節骨麺 たいぞう@西日暮里

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 西日暮里駅から道灌山通りを下る。よみせ通りへの曲がり角に立地。池袋に点在していた「たいぞう」がちょろちょろ店を増やしていて、いつのまにか西日暮里にも。先客6、後客5。池袋本店に行ったのはなんと7年半も前。

 入口脇の券売機でシンプルな「節骨こってりらーめん(680円)」。他につけ麺、中華そば、台湾まぜそば、担々麺など。以前は並・中・大同値段というサービスをやっていましたが、長い年月を経るうちになくなってしまったみたい。それどころかこれといったランチサービスもなし。

 店内はカウンター8席と4人掛けボックス席が2卓。このキャパ、この客入りを一人で回すのは無理があるだろうと思ってたら、後から一人やって来てひと安心。それに伴って店員の声が喧しく響くのは鬱陶しい限りですが、接客態度は特に問題ありません。卓上には生にんにく、胡椒、ラー油、おしんこ、酢、レッドペッパー、節粉など。

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 スープは豚&鶏の動物系出汁をベースに節系中心の魚粉を多用したよくある風。背脂交じりということもあって全般に脂がかなり多めなためか、見た目魚粉が目立つ割にはざらざら感はありませんが、当然ながら相当こってり。しょっぱくはありませんが、脂が多すぎな上に旨味過多ゆえ飲み進む気は起こらず。

 麺は太めの縮れ麺。つるつるした口当たりで、硬くはないものの噛み応えはしっかりしており、こってりスープをしっかり受け止めています。ただ量がなんか少ない気がするのですが・・・

 メンマは大ぶりで好みに合わず。チャーシューも薄くてこれまた脂分多し。他に海苔、刻みネギ。

 フードコートのラーメンならこんなもんかなと思いますが、路面店だからなぁ・・・悪くはありませんが、この感じだとライス無料サービスがある「なんちゃって家系」に勝てないような気が。

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2017.09.25

大至@御茶ノ水(2) ~ 平凡なようで非凡、珠玉の一杯

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 御茶ノ水駅から聖橋を渡って北へ徒歩5分ほど。蔵前橋通り・清水坂下交差点そば。建物建て替えのため長らく休業していましたが、2017年6月に営業再開したとの話を受けて6年ぶりに再訪。先客3、後客4。

 店内の券売機で基本の「ラーメン(700円)」を注文。ライス&キムチ付きの「ランチセット(870円)」というのもありましたが全然割安感なし。他に「つけ麺」や「冷やしつけ麺」といったメニューもありましたが、客は全員ラーメン類を注文。

 席は縦長カウンターが2本並んでいて手前に8席、奥に数席。さらにその奥に厨房があって様子は伺えず。

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 ぱっと見は昔ながらの東京ラーメンそのものですが、内実は随分違いました。さしずめ「新古典派」。スープは鶏がらの味わいを強く感じましたが、野菜も多用しているのか、古典的なそれと比べるとやや甘味があります。また鶏油が表面を覆っているので見た目よりも心持ちこってり。かえしとのバランスも良く、ついつい飲み進んだ挙句に最後の最後でしょっとしょっぱさを感じる程度。

 麺は浅草開化楼の並太のストレート麺。やや柔らか目の茹で上がりでしたが、つるつるとした口当たりが心地よく、かつスープの絡みも申し分なし。

 部位の異なるチャーシューが2枚乗っていますが、共にしっかりとした肉感と旨味を保ってます。他に海苔、青菜、ナルト、メンマ、ゆで卵半個。ゆで卵が家庭で作るそれとなんらレベルが変わらず、チャーシューの出来とはかけ離れすぎてある意味驚かされます。

 平凡なようで非凡。足しげく通いたくなるほどの中毒性はないが、いつ食べても飽きは来ない。そんな珠玉の一杯です。

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2017.07.26

万来之陣@御茶ノ水 ~ 醤油中華そば

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 御茶ノ水駅聖橋口を出て北へ。蔵前橋通りに出て「清水坂下」交差点角。先客ゼロ、後客1。

 券売機ボタン先頭の「醤油中華そば・並(750円)」を注文。ランチタイムは味玉ないし小ライスのサービス付きなので味玉をつけてもらいました。

 メニューは他に塩中華そば、醤油冷やしラーメン、塩冷やしラーメンなど。券売機には「麺の硬さ/味の濃さ/脂の量」が好みに応じて調整できる旨が貼られていて、なんだか家系っぽいのですが、店員のノリも家系にありがちな感じ。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター12席。卓上にキュウリの漬物が置いてあるのが目を惹きました。

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 スープは動物系&魚介系の合わせのようですが、若干鰹節の味わいが強めに出ている気がしました。ただそれ以上にかえしがきつくてしょっぱめ。さらに不可解なほど脂の量が多く、分厚い油層をなしています。化学調味料不使用だそうですが、こういうスープで無化調にする意味は全くない気が。

 麺は細めのストレートでスープの絡みも文句なく、啜り心地も良好。なお並でも160gあります。

 具のチャーシューは桜の木で燻製したそうですが、燻製っぽい香りはあまりしません。大ぶりのメンマはサクサクっとした歯ごたえが気に入りました。味玉は超薄味。他にほうれん草、海苔、刻みネギ。この感じだと小ライスを欲するほどでもなく、卓上の漬物でご飯を食ってくれということなのかも。

 どんな客層を狙いにしているのか判然としない一杯でした。フツーに家系を出したほうが良い気がしますが。

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2017.05.20

和風拉麺 喜粋@根津 ~ 醤油拉麺

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 千代田線根津駅から不忍通りを北へ。根津小学校入口交差点そば。先客2、後客1。

 券売機はなく、カウンター卓上のメニュー先頭の「醤油拉麺(750円」を注文。後払い。着席すると紙おしぼりを出してくれました。ランチサービスはなく、ランチタイムだけご飯ものを別料金で出しています。

 メニューは他に薄口醤油拉麺、塩拉麺、鷄つけ麺、鶏白湯拉麺(限定)など。但し往訪時は鶏白湯お休みとの貼り紙がありましあ。また夜はお酒も豊富に用意。

 店内は縦長カウンター10席と4人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒だけ。

 厨房は店奥にあって様子は伺えず。ラーメン屋らしくない非常に明るくてすっきりした内装が特徴的。

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 おお、これは美味い! 出汁のコクと旨味にぐいぐい惹き込まれます。店先のウンチク書きによると「煮干と鶏の混合Wスープ」「煮干の風味を抑えて鶏の旨みとコクを感じてもらえるように純粋でシンプルなスープ」とのことですが、まさにその狙い通りに着実に具現化されています。かえしとのバランスも絶妙で、かえしが出汁の旨味を邪魔もしなければ物足りなさを感じさせることもない。

 麺は細めのほぼストレート。食べ始めはわずかにぼそぼそした口当たりですが、すぐにスープに馴染んでゆきました。細めにしては歯ごたえが良く、スープの絡みも申し分なし。

 チャーシューは意外に厚みがあって煮込まれ具合も適度。味玉はちょっと濃い目の味付け。他に細メンマ、ナルト、海苔。

 これは文句なしの出来。他のメニューで再訪してみます。

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2017.05.17

濱之家@根津 ~ 煮干背脂ラーメン

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 不忍通り沿い。千駄木二丁目交差点近く。屋号に「根津」を冠していますが根津駅から近くはなく、千駄木駅とのほぼ中間。先客ゼロ、後客7。

 店内の券売機ボタン先頭の「煮干背脂ラーメン(750円)」を注文。背脂の量が通常の他に、中脂・大脂の指定ができるようですが、先方からは特に聞かれません。

 ランチサービスはなく、ちゃめし付きのAランチ(900円)があるだけ。他にあっさり系の「中華そば」と激辛の「メキシコ」を用意。

 店内はL字型カウンター13席。背もたれのあるしっかりした椅子がちょっと嬉しい。卓上には、ラーメン醤油、ブラックペッパー、豆板醤。厨房内にはスタッフ3人。ガラガラなうちから客を詰めて座らせようとするのはどうかと思いますが。

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 スープは「背脂」を強調している割には、デフォルトだと背脂の量はさほど多くなく、割とあっさりした味わい。煮干しはやりすぎにならない程度、万人受けする程度に効きが抑えられてはいますが、決して弱くはありません。おまけにかえしがきつくないので実に飲みやすい。逆にいえば濃い味が好きな人は卓上の「ラーメン醤油」で調整してくれということなのかも。

 麺はサッポロ製麺の緩い縮れ麺。堅めの茹で具合で麺自体は好みですが、スープがあっさり目なだけに麺が強すぎる感じは否めず、絡みもイマイチ。スープをこってりにシフトするか、麺を並太に替えるべきでしょう。

 チャーシューはやや脂身が多くてとろけ勝ちですが、旨味も残っていてまずまず。他にメンマ、岩海苔、笹切りねぎ。

 現状だと「新潟県燕三条発祥の」と称するのが妥当かどうか、ちょっと微妙な気がします。

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