2023.09.22

つじ田@池袋 ~ 濃厚らーめん

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 池袋西口二又交番近く。ほぼ4年半ぶりの往訪。先客2、後客4。

 つけ麺推しの店ですが、店外の券売機ボタンを見ると値上がり著しくてプレーンな「濃厚つけ麺」でも1050円するのに少々気が萎えて、「濃厚らーめん(980円)」を注文。ランチサービスなし。他客は全員つけ麺を注文。

 店内は縦長L字型カウンター20席程度。席間はかなり狭め。さすがにコロナ禍を経てガラガラのうちから奥から詰めて座らせるのは止めていました。卓上には黒七味、ブラックペッパー、酢、タレ。

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 とろみが強めのスープは昔の能書きだと「国内厳選の豚骨、比内地鶏の鶏がら、魚介、野菜、他合計十数種類の食材を元に」作ったとありましたが、その頃から大きな変化はないのかな?丼の淵にうっすら魚粉が付いていることから推察できるように、節系の旨味がやや前に出ているように感じますが旨味は抜群。それなりに濃厚ですが、この手のスープにありがちなくどさ、しょっぱさは全くなくて実に飲みやすい。単につけ麺のつけ汁を薄めて出すような低レベルの店とは完全に一線を画しています。

 麺はの三河屋製麺製で心持ち太め&緩いちぢれ入り。つるつるもちもちとした食感で、スープとの相性は文句なし。

 具はやや堅めのロース肉チャーシュー、刻みネギ、メンマ、海苔。
 
 多店舗展開しているにも関わらずいつでも安心して美味しく頂けるものを出せる安定感はさすがです。でもさすがに割高感は否めなくなって来たかと。

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2023.08.03

そば~じゅ@池袋 ~ 塩らぁ麺

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 池袋駅東口から明治通りを南へ。南池袋の東通り商店街内の「ココイチ」の隣。「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」の跡地。11時半の開店3分前に到着したところ先客2。開店後も三々五々客がやって来て満席になり、退店時中待ち1。
 
 外にあったメニューや券売機ボタンを見て基本と思しき「塩らぁ麺(950円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他にしょうゆらぁ麺、つけ麺の3本立て。

 店内縦長カウンター7席のみ。都心店の割には席間広めなのは嬉しいところ。卓上にはミル入りブラックペッパーのみ。

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 スープは黒さつま鶏と赤鶏さつまをブレンドしたものだそうで、じんわりと鶏の旨味が伝わってくる優れもの。塩だれも鶏の旨味をかき消さないように変な自己主張がなく、実に控えめ。

 麺は細麺ストレートタイプ。全粒粉入りらしい黒い粒々が見えます。噛み応えもしっかりしていて麺自体は悪くないのですが、スープに対して麺が強すぎるというか、スープを飲む分には非常に完成度が高いものの麺に絡ませる用途には優しすぎるという、塩ラーメンにありがちなバランスの悪さを露呈している気も。
 
 鶏チャーシューは部位の異なるものが1枚ずつ入っていますが、共に淡白な味わい。わずかに花かつおみたいなのが乗っていましたが正体不明。他に水菜と刻みネギ。
 
 前店の「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」とはどう考えても顧客層が真逆ですが、池袋・東通りでこういうお上品な一杯にニーズがあるのかなぁ??

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2023.07.21

田坂屋@池袋 ~ 味噌ラーメン

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 池袋駅西口、東京芸術劇場から大通りを渡ったところに広がる飲食店街内で、キッチンABCのある通りの先。 かつて「えるびす」があったところ。11時の開店10分前に到着したところ先客5、開店までに後客7。退店時外待ち10人と結構な人気店です。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「味噌ラーメン(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に辛味噌ラーメン、あえめん、IWGP激辛ラーメンなど。「限定」や汁なし味噌ラーメンのボタンもありましたが、往訪時には×が点灯していました。また他客はプレーンな味噌よりも辛味噌や激辛の注文が目立ちました。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター9席のみ。卓上には胡椒、一味、刻みニンニク、酢。水セルフ。店内に炒め物の油煙が少々こもりがちなので服装には注意。

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 とろみ強めのスープは白味噌ベースのようですが、味噌の甘さや豚骨出汁などの旨味よりもしょっぱさがはるかに卓越しており、ニンニクが効いていて、さらに背脂も少々混じっているのか胃にずっしり来ます。スープを極力飲まないように注意を払うものの、とろみがかっているので麺をすすっているうちにそれなりにスープはなくなってしまうのが困りもの。

 新宿だるま製麺の麺は中太ほぼストレート中太タイプ。わずかにざらつきを感じる口当たりで、スープに負けないように若干硬めの仕上がり。途中で卓上の一味やおろしニンニクを加えてパワーアップ。

 炒めもやしはシャキシャキというよりやや青臭さが残ったようで仕上がり。チャーシューが意外にも厚みがあって実に良い感じ。他にメンマ。

 塩分高すぎ、脂多すぎでどう考えても身体に悪そうですが、それでもたまに食べたくなる魔性の一杯です。

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2023.06.24

わだ@池袋 ~ スタミナ牛肉ラーメン

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 池袋駅西口から立教大学へ向かう道すがら。池袋二又交番の裏辺り。東京メトロC2出口を上がってすぐ。先客ゼロ、後客2。吉野家ホールディングス傘下の「せたが屋」が手がけたもので、大阪に「南海難波本店」があるようです。
 
 正直使いやすいとは言い難いタッチパネル式券売機で売りものの「スタミナ牛肉ラーメン(850円)」を注文。さらに券売機で味(醤油/塩)や麺(細麺/中太麺)、麺量(普通盛/大盛り+120円)、牛肉の量(肉普通/大盛り+150円)を選ばせた上で会計に進む方式です。今回は「醤油&細麺」で。ランチは小ライス無料サービスあり。
 
 メニューは他に牛肉ラーメン、塩牛肉ラーメン、濃厚牛肉ラーメン、特製爆牛ラーメン、祝い盛りラーメンなど。

 店内はL字型カウンター11席と4人卓×2。卓上にはブラックペッパー、酢、おろし生姜、おろしニンニク、二味(一味唐辛子と胡麻)、辛味噌。
 
 最初に生卵が出てきます。「日本一玉子があうラーメン」と謳っているので卵を麺の中に入れることを想定しているのでしょうが、個人的にはスープがぬるくなるのが嫌いなので、小鉢に割り入れてすき焼き風に牛肉を絡めて食べることにしました。

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 スープは牛骨ベースではなく、鶏ガラベースでしょうか。ラー油でピリ辛に仕上げてはいますが「スタミナ」を冠している割には脂っぽくもなくニンニクがっつりでもなく、割とサラサラのあっさり系。これではさすがに物足りないので卓上のおろしニンニクや辛味噌を少々投入。また個人的には少々苦手な薬膳臭さが気になりました。
 
 麺はコナノチカラ製麺製の中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりでやや柔らかめの仕上がり。このスープに合わせるなら細麺が正解でしょう。量的には小ライスをつけてちょうど良いくらいかな?
 
 多めに添えられた牛肉はいかにも吉野家の牛丼を転用した感じで、これは外れようがありません。他にメンマ、ニラ、刻み青ネギ、白ごま。
 
 ご飯と一緒に食べることを前提としたスタミナ系ラーメンって最近はご飯が別料金で、ラーメンと合わせて千円を超えるのが当たり前になりつつある中、大手外食店の傘下らしく値段を抑えたものを出したのは嬉しい反面、クォリティーも値段相応みたいで。

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2023.06.10

【期間限定】東京ラーメンショーセレクション極み麺(新旬屋本店)@池袋 ~ 金の鶏中華

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 池袋駅東口、駅前のドンキホーテの裏あたり。かつては池袋楽園タウン内。地方のラーメン屋が期間限定で入れ替わり立ち代わり出店していた「東京ラーメンショーセレクション極み麺」ですが、今回は山形の人気店「新旬屋本店」監修で「渡なべスタイル」が運営するというやや変則的なスタイルを取っています。
 
 店内の券売機ボタン先頭の「金の鶏中華(950円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「豚骨醤油」と「山形辛味噌」。
 
 店内は何の変りもなく横長I字型カウンター9席のみ。もともと椅子の間隔が狭い店ゆえか、いつの間にか席間の衝立はなくなっていました。卓上には黒胡椒、豆板醤、おろしニンニク。

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 金の鶏中華という名前通りスープは黄金色に輝き、かつ鶏の旨味がぎっしり!!ただ表面の鶏油が多いことも相まってか、スープは超熱々で出てきて、ちょっと鶏の旨味を損なっている気も。まぁ旨味を活かすべく温い状態で出てくるよりはマシですが。また温度が下がると味の濃さが目立ってきて、飲み進むにはやや辛いかな。
 
 麺は三河屋製麺製の平打ち中太縮れタイプ。つるつるした口当たりで水気が多そうな麺ですが、もっちりという形容よりはやや硬めでしっかりした噛み応え。
 
 しっかり歯応えのある鶏もも肉が実に良く合います。うずらの卵のように見えるものは、「山梨のとりもつ煮」でよく見かけるキンカン。でも味わいは思いのほか淡白。他になると、刻み青ネギ。

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2023.03.06

ジンベエ@西巣鴨 ~ (煮干し系)中華蕎麦

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 都営三田線西巣鴨駅から明治通りを南へ。大正大学の先、堀割交差点角。「千石自慢ラーメン」の跡地。先客ゼロ、後客3。

 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「中華蕎麦(890円)」を注文。替玉1玉無料サービスあり。
 
 メニューは他に濃厚中華蕎麦と油そば。さらに往訪時は限定メニューとして「鯛×背黒」を出していました。
 
 店内は横長カウンター12席。カウンターこそ新調したもののレイアウトは前店そのまんまかな?卓上には煮干酢とブラックペッパー。

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 なぜか最初に具だけ登場。低温調理のしっとりした豚チャーシューと鶏チャーシュー、そして海苔といった構成。
 

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 スープは煮干しメインですが魚粉のざらつきはほとんど感じられず、粘度もないさらさら系。煮干しの効き具合も塩気も食べ手を選ばないレベルに抑えられた感じで気に入りました。
 
 麺は中太ストレートタイプ。この手のラーメンにありがちな、水気の少なそうなごわごわとした食感なのはともかく、デフォルトで硬めに仕上げている上に、そもそもこの手のスープに合わせる麺としては異例なくらい太いせいか、スープに対して麺が強すぎる印象を受けました。麺の方には刻み玉ねぎと刻み青ネギが少々。
 
 無料サービスの替玉は丼で登場。しかもしっかり一玉分入っているのは良いのですが、麺量に比べてスープの量が少ないのが難儀。一杯片付けるだけなら許容範囲内ですが、替玉を合わせるには明らかに少なすぎ・・・ 替玉を投入するともうタレの量が多めの「汁なしラーメン」を食べているのと大差がないというかなんというか。
 
 替玉無料サービスを止めて値段を下げるとか、豚チャーシューを一枚減らしてスープの量を増やすとか、何がしかの改善策が必要と思われます。

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2023.02.23

にしき之中華ソバ@池袋 ~ 中華そば

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 池袋駅西口を出て東武百貨店の対面、駅南側にある三菱UFJ信託銀行の裏辺りの小さな飲食店街内。駅に近すぎてかえって判り辛いかも。先客3、後客3。
 
 店内の券売機ボタン最上段の中から「中華そば(880円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他につけそば、塩そばなど。
 
 店内は案外奥行きがあり、縦長L字型カウンター12席。卓上には利尻昆布酢、ミル入り粒黒胡椒、一味。

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 Googleに載っている店からの説明によると、スープは「小豆島の丸島醤油をメインに使った醤油ダレ、スープは伊吹いりこ、香川県綾川の親鳥をメインに豚や野菜、乾物等バランスよく仕上がったと思います」とのことですが、風味&味わいともいりこがやや前面に出ている感じ。好みよりもやや味が濃すぎる嫌いがありますが、しょっぱく感じるほどでもなく許容範囲内。
 
 麺はつるつるした口当たりの中太麺で「うどんにも似たコシのある三河屋さんの特注手揉み麺」とのことですが、確かに手揉みらしい細かくて強い縮れ入りで、硬くはありませんがかなり噛み応え強め。スープが濃いせいか、こんな力強過ぎる麺でも相性は悪くありません。なお麺量は150gとのこと。

 具は「東京の中華そばといえば白い長ねぎですがあえてテーマに沿って青ねぎに。広島は呉から取り寄せる宝島ねぎを使用しています。 チャーシューは低温調理してソテーした豚チャーシューと親鳥のもも肉を炭火チャーシュー釜で焼いた鶏チャーシューの2種類」とのこと。 若干スモーキーな風味の豚チャーシューはともかく、鶏チャーシューは香川名物「骨付き鶏」で出てきそうな噛んでも噛んでも噛み切れないタイプなので好き嫌い分かれそう。個人的にはこれはラーメンの具ではなくビールのアテに合いそうな気がします。そのせいか豚チャーシューのみに変更できるとのこと。他に小さい海苔も。
 
 超駅近&中休みなしで営業している上にクォリティーもまずまずなので、他のメニューで再訪する機会がありそう。

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2022.11.26

鴨&葱@巣鴨 ~ 鴨らーめん

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 山手線巣鴨駅から白山通りを南へ100m強。吉野家の先、セブンイレブンの手前辺り。御徒町の人気店「らーめん鴨to葱」の姉妹店という位置づけのようで、11時の開店15分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに4人。開店後に6人といきなり行列が出来るほどではないものの早い時間帯から賑わっていました。
 
 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「鴨らーめん(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 また屋号通りネギがウリなのか、国産丸太白葱or千葉産極三わけねぎ葱、北海道産玉葱塩昆布和えの3品から2品選べるという面白いオプションがあります。鴨といえば一般的には「丸太白葱」を合わせるのが王道だと思いますが、個人的にはあれが苦手なので自動的に後2者を選択。またネギは月替わりのようです。
 
 メニューは他に鴨ワンタン麺、鴨コンフィ麺、鴨汁つけそば。タッチパネル式券売機としては珍しくパネルが階層をなしておらず、全メニューが一覧表示されます。年寄りが多い街ゆえ、タブがやたら多いタッチパネルを入れると混乱して何度も店員を呼ぶ羽目になるのが目に見えているからなぁ(苦笑)。
 
 店内は厨房前と壁際に縦長カウンターが2本(6+7席)。但し、厨房側の端っこの席は厨房から丼を上げ下げする窓口と化していて実際は使って無さげ。卓上には醤油、胡椒、自家製香り一味、柚子胡椒。

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 小ぶりな丼で登場。しかも「巨大な御猪口」と形容しても良いような、丼にしては珍妙なくらい長めの脚が付いています。
 
 スープは無化調、しかも「鴨・葱・水」のみから出来ているのがウリで、「毎朝、京都、青森、埼玉などの各地から厳選した国産合鴨を丸ごと1羽からさばき、その鴨と水のみで数日間、じっくりスープを炊き込んでいます。」というのが店のウリ文句。

 醤油ダレは「濃口生醤油、淡口醤油、再仕込醤油を鴨と葱と合わせてタレを仕込んで」いるそうですが、残念ながらこの醤油ダレがやや強く出てしまい、せっかくの鴨出汁の旨味なり甘みなりをかき消し気味。以前御徒町で試食した時は「スープを飲むのは少々きつく、ご飯が欲しくなるレベル」という感想を抱きましたが、さすがにそれよりはかなりマシ。でもしょっぱい、うるさいと感じるほどではないとはいえ、やはりバランスはあまり良くありません。
 
 麺は細めのストレートタイプ。全粒粉配合ですが口当たりにざらつきはほとんどなく、実にしなやか。スープとの相性や絡み具合はは文句なし。スープの味が濃すぎて飽きやすいので、柚子胡椒が良い味変に。
 
 具は鴨肉チャーシューは薄いのが2枚。しっとりした仕上がりでまずまず。青ネギはともかく、刻み玉ねぎはちょっと刺激が強すぎてこのラーメンには正直合いませんでした。でも太い白ネギ好きじゃないんだよぉ・・・ 他に穂先メンマが入っていました。

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2022.11.08

無敵家@池袋 ~ 本丸-X

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 池袋駅東口から明治通りを南へ。西武百貨店のさらに南、「南池袋一丁目」交差点角。コロナ禍前は外国人観光客が長蛇の列を成していて、あまりの行列の長さに恐れをなして長らく放置していましたが、浦和のFWユンカーがこの店で「1ポンドドカ盛りちゃうしゅう麺」を試食している姿をTwitterで紹介し、その後紆余曲折の末に今夏無敵家様が浦和のスポンサーになったことを記念して超久しぶりに再訪。
 
 外国人観光客の戻りはまだ鈍いようですが、内需が堅調なせいか、往訪時は既にほぼ満席で空いているラスト1席に辛うじて潜り込み。その後も終始ほぼ満席をキープしていて、退店時には外待ち2。
 
 券売機はなく、卓上のメニューを見て「無敵家の定番商品」とある「本丸-X(950円)」を注文。麺量は並(210g)、大盛(320g)同値段でしたが、並にしました。後払い。
 
 メニューは非常に多彩ですが、豚コク醤油スタンダードなラーメンを基本に、旨辛麺、カニみそ麺、本丸-Black、まぜそば、各種つけ麺など。
 
 店内はかなり手狭で縦長のカウンターが2本、20席弱といったところ。テーブル席はないのでグループ客はそのつもりで。席間は狭めで、しかも天井から吊り下がっている気休めの仕切り板がうざくて居心地はあまりよくありません。卓上には酢、ラー油、醤油、ミル入り胡椒、辛子高菜、ブレンド節粉、ラーメンのたれ、ジャスミン茶の濃縮。生ニンニクは有料(50円)。

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 スープは判りやすい豚骨ベースですが、豚骨臭は一切なし。ちょっと放っておくと表面に油膜が出来るので脂はそれなりに多そうですが、食後は全くと言って良いくらい胃にもたれず。店では「国内最高品質の豚骨を使用して、数時間おきに炊き上げている甘みたっぷりでフレッシュな背油がたっぷりと入っています。こってりとした味わいにもかかわらず、くどさがなく、いくらでも食べられてしまいます。」と説明していますが、それもあながち誇張ではなさげ。
 
 また醤油がいたずらに自己主張せず、豚骨の旨さをちゃんと活かせる範囲内に抑えてあるのも気に入りました。旨味はしっかりしているけれども総じてマイルドな味わいなので、味変アイテムとして辛子高菜が大活躍。
 
 麺は中太ストレートタイプで、心持ちざらつきのある口当たり。このスープに対してだともうちょっと硬めでも良いかな?と思いましたが、デフォルトでも悪くはありません。
 
 チャーシューはぱっと見小さく見えますが案外厚みがあり、若干甘目かつ濃い目にぐだぐだに崩れない程度にしっかり煮込まれています。ただ食感がちょっとパサつき気味なのが残念。他にメンマ、青菜、刻みネギ、半熟玉子半個。
 
 なお屋号で非常に誤解されやすいのですが、無敵家はいわゆる「家系ラーメン」ではなく、店でもその旨をメニューに明記してあります。家系に必須の海苔が入ってないとか、麺が家系ほど短くないとか、麺の硬さ・味の濃さ・脂の多寡などを店からは積極的に聞いてこないとか、確かに家系とは違うところも目につきますが、味わいの上ではマイルドな家系とそんなに違いはありません。安物のマイルドな家系よりは遥かに美味く、かえしがきつくてやたらしょっぱいハードパンチャー系の家系よりは万人受けする、そんなところでしょうか。

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2022.11.03

じもん@駒込 ~ 勝浦式坦々麺

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 駒込駅東口から北側へ伸びるさつき通り商店街の一角。かつて「とん駒」や「さくら」があったところ。先客ゼロ、後客2。

 店内のタッチパネル式券売機でこの店のウリである「勝浦式坦々麺(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 辛さは無料で0~3辛まで選べ、味のお勧めは2辛でしたが、「非常に辛いです」という言葉に恐れをなして一番人気の1辛にしました。
 
 なお後客が「たまねぎ無しで花椒マシ」というマニアックな注文を付けていましたが、これは常連さんだけができる注文というわけではなく、玉ねぎ無しの代わりに100円相当のトッピング増しないしひき肉2倍というオプションがある旨を壁に貼ってありました。

 メニューは他にまぜそば、さらに勝浦式坦々麺の具をご飯にかけた「どろめし」というのを新メニューとして売り出していました。

 店内はL字型カウンター7席と2人卓×1。卓上には酢のみ。内装はかなり手を加えたようですが、それでも店内は「さくら」の頃の名残を強く留めています。 

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 若干とろみがかったスープは、確かに辛い。個人的には1辛で十分で、2辛だと美味しくいただける範囲を超えていたかも。ただひたすら辛いのではなく旨味も十分で、辛さを堪えてスープを飲み進みたくなります。動物系出汁と炒めた豚ひき肉の旨味、そして玉ねぎの甘さがスープに溶け出して実に良い感じ。さらに辛さはひたすらラー油で押すのではなく、ちょっと辛味噌っぽい要素も加わっている気が。
 
 麺は中太緩い縮れ入りで、若干水気の少なそう些かチープな食感ですが、スープには全く負けていません。

 ニラがたっぷりと浮かんでいる上に。写真では判り辛いですが水面下の豚ひき肉と刻み玉ねぎの量は案外多くてボリュームも十分。券売機の横に穴あきレンゲがあるので、予め取っておくと何かと便利。
 

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