2020.09.16

ぱちぱち@田原町 ~ 俺達の肉冷やちゅう

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 銀座線田原町駅を東へ出て、浅草通りの一本北側の通りを東へ。先客1、後客ゼロ。

 券売機はなく後払い。卓上のメニューを見ると、基本「俺達の肉冷やちゅう」と「NEOたんたん麺」の2本立てで、他に夜限定のラーメンを始める模様。「NEOたんたん麺」はニュータンタンの派生形のようですが、ニュータンタンはあまり好きではないので「俺達の肉冷やちゅう(880円)」を注文。

 ランチサービスはありませんが、サイドメニューのカレーとのセットを格安に販売しているようです。ちなみにカレーは店主の趣味とのこと。

 店内は厨房前に縦長7席と4人卓×1。卓上には酢のみ。

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 うーーーん、天敵大葉がこんなにてんこ盛りで出てくるとは!!! これには参りました。とりあえず大葉をささっと除染。

 「冷やちゅう」と銘打っているので当たり前と言えば当たり前ですが、味わいは汁なし中華でもまぜそばでもなく、そのまんま冷やし中華。冷やし中華らしくタレも案外多くて、食べ終わってもがっつりタレが残ります。しかも甘酸っぱいの「酸っぱい」ほうにめっちゃ寄せた感じ。

 麺は浅草開花楼の中太ほぼストレートタイプ。冷水でしっかり締められてて噛み応えもなかなかのもの。

 具はしゃぶしゃぶ風の茹で豚バラ肉を中心に紅生姜と細切りメンマ。総じてさっぱりとした味わいで悪くはないのですが、麺量がやや多めなのに加えて酸味が卓越し過ぎて飽きやすいのは否めず。自家製の食べる辣油が味変用に付いて来ますが、味変には力不足。大葉を絡めながら食べると感想は全然違うのかもしれませんが。

 ここまで冷やし中華に寄せたのなら大量の大葉ではなく、冷やし中華の具としてより一般的なキュウリを添えたほうが良いのになぁ・・・

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2020.08.04

上々@蔵前 ~ 鴨清湯煮干塩味

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 大江戸線蔵前駅から春日通りを西へ。国際通りと交わる寿3丁目交差点そば。先客3、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「鴨清湯煮干塩味(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「鴨清湯煮干醤油」と「いくらのせ油そば」の基本3本立て。屋号に「らぁめん食堂」を冠していますが食堂っぽい要素はなく、純然たるラーメン屋です。

 店内はL字型カウンター8席と2人卓×2。卓上には山椒ピュアオリーブオイル、ローリエを漬け仕込んだ穀物酢、ミル入り胡椒。さらに頼めば柚子胡椒を出してくれるようです。

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 スープは「鴨清湯煮干」を謳っていますが、正直かなり煮干し寄りでわずかに鴨出汁っぽい甘みを感じる程度。言われなかったらたぶん気づかないレベル。煮干しは見た目通りどろどろザラザラとがっつり効かせたタイプではなく、かといってほんのりというほど軽くはなく、良い意味で中庸。塩ダレが変に自己主張しないのも好印象。

 麺は菅野製麺所製のストレート中細タイプ。水気が少なそうな若干ごわついた食感が特徴で、歯応え強め。追い玉を用意しているので麺量が少ないのかなと思いましたが、食べてみるといたって標準的でした。

 鴨チャーシューはブロック状のとスライス状のとをトッピング。食感は柔らかいのに弾力性がありすぎて、噛み切るのにやたら力が要るのでイマイチ味わいを楽しめないのが残念。他にナルト、刻み青ねぎ、刻み玉ねぎ。

 スープもチャーシューも鴨の使い方に難がある印象を受けましたが、可能性を感じる店でした。

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2020.07.10

MANNISH@蔵前 ~ 昆布の塩らー麺

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 都営新宿線蔵前駅を南へ出て、蔵前1丁目交差点近く。11時の開店5分前に到着したところ先客ゼロ、開店までに後客3。開店後一人。

 店内のタッチパネル式券売機でボタン先頭の「昆布の塩らー麺(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは極端に絞り込まれていて、他は最近始めたらしき「冷たい昆布の塩らー麺」のみ。往訪時は「昆布の塩つけ麺」「昆布の塩まぜそば」は非売品扱いになっていました。

 店内はL字型カウンター8席のみ。卓上には昆布酢、ホワイトペーパー、一味。たいして大きくもない店なのにスタッフが3人もいて、うち一人はいかにも最近入ったばかりといった風。

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 店内にほのかに昆布の香りが漂っていましたが、透明度の高いスープは香りから来る期待感を全く裏切ることなく初手から昆布の旨味がしっかり。食べ始めはちょっと塩気がうるさいかな?と思いましたが、それもすぐに慣れて気にならず。予めほぐしてある鶏チャーシュー自体は淡白なのに、スープとは全くベクトルが違う味わいなのでスープの旨味を引き立てるのに一役買っています。またあられや揚げネギも程よいアクセントに。

 麺は三河屋製麺の中太&の平打ちっぽい縮れ入り。典型的なつるつる&もっちりタイプでスープが絡みまくりなのは嬉しいのですが、ちょっと茹でムラが酷いのが残念。食べ始めはちょっと柔らかめかな?と思ったのですが、終盤になって硬めなのが出てくるとは・・・

 店では途中で卓上の昆布酢を勧めていましたが、これが思った以上に「酢」でして、ちょっと入れすぎてスープのバランスを崩してしまいました(苦笑)。味の変化を確認しながらちびちび入れるべきだったと思うも時すでに遅し。

 青菜は茎の部分が野沢菜のようにピリ辛でしたが、これはわざとなのかな? 他に刻みネギ、海苔。

 大満足の出来でしたがメニューが少ない上に概して高めで、「冷たい昆布の塩らー麺」は1000円もするのでしばらく放置かなぁ。

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2020.07.04

参食堂@TX浅草 ~ (濃厚煮干)ラーメン

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 TX浅草駅を出て「公園六区入口」交差点を東へ。「奥山おまいりまち」へ入ってすぐ。目の前に「まるごとにっぽん」の巨大なビル。先客ゼロ、後客1。屋号通りもともと定食屋さんだった店がラーメン屋にリニューアルした様子。

 券売機は無く卓上のメニューを見て「ラーメン(800円)」を注文。また破格のサービスとして「今日のきまぐれ」なるミニ丼を無料提供。往訪時は「スタミナ納豆丼」でした。

 メニューは他につけめん等。つけめんは麺の量を小(140g)・中(200g)・大(280円)から選べると明記されていますが、ラーメンでも麺の量を聞かれたのには完全に意表を突かれました。ミニ丼を付けたので「普通」でお願いしましたが。

 店内は厨房前に縦長カウンター5席(席を減らし間隔を開けて運用中)。卓上にはブラックペッパー、醤油、一味、タバスコ。水セルフ。店は店主一人で切り盛り。

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 灰褐色のスープはとろみ強め&魚粉が目立ちまくりの判りやすい濃厚煮干醤油味。かなり魚臭く、煮干しらしい苦みも強くて癖があるハードパンチャーなので相当食べ手を選びそう。でも濃厚なのにしょっぱくはない辺りはさすが! やたらしょっぱいだけの「濃厚」が少なくないだけに。

 麺は中細ストレートタイプ。水気が少なそうなで、しかも硬めで噛み応え強めというこの手のラーメンにありがちな麺です。

 チャーシューは逆にこの手のラーメンには珍しく厚みがそこそこあって、しかもしっかりと煮込まれた優れものが3枚も! 他に刻み玉ねぎ、刻み青ねぎ。

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 スタミナ納豆丼はひきわり納豆にニンニクとニラを混ぜただけでなく、半熟玉子ともやしのおひたしを添えたもので、量的にも質的にも完全にサイドメニューのレベルを超えており、無料サービスなのがまことに恐れ多いくらい。ただ煮干しスープとは完全に喧嘩してしまうようで、ラーメンと併行して食べるのは少々辛く、ラーメンを片付けた後に卓上の醤油を少々垂らしていただきました。そして完全に食い過ぎでした(苦笑)

 次回は「つけめん」にチャレンジしてみます。

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2020.03.15

六厘舎@上野 ~ つけめん痺れ

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 上野駅山下口を出てすぐ。もともと「舎鈴」と「トナリ」があったところに出店。東京駅地下街の「六厘舎」はいつ見ても長蛇の列を成しているので未訪のままでしたが、こちらはコロナ禍の余波で外国人観光客が激減したためもあってか、往訪時は外待ち行列はなく先客10数名といったところ。それでも後客はゾロゾロやって来て、退店時外待ち4。

 店内のタッチパネル式券売機で上野店限定の「つけめん痺れ・並盛(900円)」を注文。麺量は並盛で280g、大盛425g(+100円)、特盛560g(+200円)。ランチサービスなし。着席すると紙エプロンの要否を聞かれます。

 メニューは他に「つけめん」「辛つけめん」「中華そば」など。

 席は横長カウンター14席と4人卓×3。卓上には魚粉、胡椒、黒七味、ゆず粉、ライム酢。「痺れ」の場合はさらにつけ汁や麺と一緒にミル入り花椒が出てきます。

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 とろみが強いつけ汁は「痺れ」をウリにするだけあって、デフォルトで花椒が結構効いており、配膳されると同時にやたら鼻がムズムズ。ただやたら舌が痺れて味わいを損なうというほどではなく、あくまでもアクセント程度。あまり痺れがきつくない汁なし担々麺と同様のレベルでしょうか。

 まぁ食べ慣れた濃厚動物魚介の味わいですが、何よりやたら甘ったるいとか、くどいとか、しつこいとか、魚粉がざらざらしぎるとか、そんな妙な癖がなくて非常にバランスが良く、食べ手を選ばないのが人気の秘訣でしょうか。この手のつけ汁にしては食後もあまり胃にもたれませんし。つけ汁の中にはチャーシュー、メンマと刻みネギが少々。元々のバランスが良すぎるので、変に卓上のアイテムを投入しないほうが良さげ。

 麺はストレート太麺でつるつる&もっちりした食感が楽しい逸品。10分強待たされたところから察するに茹で置きは出してないのかな? つけ汁が麺に絡みまくるせいか、量的には並で十分でした。

 普段つけ麺はそんなに食べないので、「六厘舎」と「舎鈴」がどの程度違うのが判断できないのが我ながら残念過ぎますが(苦笑)、待たなくていいなら次は「中華そば」で再訪したいものです。

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2020.02.24

寿限無@御徒町 ~ 担々麺

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 御徒町駅北口から昭和通りを北へ。春日通りとの交差点の少し北にあります。先客ゼロ、後客3。担々麺がウリの店です。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「担々麺(880円)」を注文。「辛さ」のみならず「麺の硬さ」も調整可能なので「中辛&麺硬め」でお願いしました。またライスの終日無料サービス付き。

 メニューの配置から見て、担々麺は汁なしより汁ありがお勧め。他に酸辣麺、冷やし中華そばなど。

 店内は4人卓×5とカウンター5+2席。卓上にはブラックペッパー、酢、醤油、ラー油。さらに刻みたくあん。

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 広口の丼で登場。とろみが強めのスープはごまだれをたっぷり利かせているようですが、中辛にしただけあって辛さもそれなり。痺れはなく、各種スパイスを組み合わせたような味わいの複雑さもなく、辛さがストレートに伝わってくる感じ。その辛さをごまだれが包み込んでなんとか美味しく食べられるレベルを保っています。

 麺は細麺ストレート。麺硬めの割には多少硬いかな?といった程度。担々麺には珍しく水気の少なそうな心持ちざらつきを感じる麺ですが、とろみ強めのスープに負けていません。

 具は小さいチャーシューと細かく刻んだチンゲン菜、そして刻みネギと実にしょぼい。サルベージすべきものは何もなし。うーん担々麺とはいえ、この内容では割高と言わざるを得ません。ご飯代込みでの価格設定なのでしょう、たぶん(苦笑)

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2020.02.20

双麺@浅草橋 ~ 双麺らーめん・醤油

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 総武線浅草橋駅西口と東口の間にあるガード下(北側)の飲食店街。耐震工事か何かのついでに周囲のガード下店舗を一斉にリニューアルした感じです。先客2、後客1。

 店内の券売機ボタンを見て、基本と思しき「双麺らーめん・醤油(780円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「双麺らーめん・塩」「双麺らーめん・味噌」「極太平打ちつけ麺(醤油・塩・味噌)」など。また卓上のメニューを見るとスタンプを10~40個集めると各種限定メニューに挑戦できる模様。でも肝心のスタンプ用紙は渡されませんでした(要らんけど)

 店内はL字型カウンター8席のみ。2階もあって居酒屋兼業っぽい店ですが、昼間から2階を使っているのかどうか不明。卓上には醤油、酢、胡椒、フライドガーリック、自家製海老辛具入りラー油、自家製激辛具入りラー油。水セルフ。

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 麺の量と丼のサイズが合っておらず、小さな海苔も中へ倒れてしまい、ビジュアルが非常に残念。

 卓上の能書きは「数種類の煮干しをこれでもかというほど使い、更に荒鯖や昆布を加え作ったダシをベースに鶏がら、もみじ、豚の背骨、豚足、貝柱、椎茸と数種類の香味野菜から作るダシを絶妙なバランスで合わせることで双麺にしかできない味の広がりと香りを実現。飲み干したくなるスープをご堪能ください」とえらく大仰ですが、まあ良く言ってせいぜい「よくありがちな動物魚介系」で、特に煮干しをがっつり効かせた感じはしませんでした。とろみはほとんどなく、魚粉のざらつきも特に感じられず。

 麺はやや太めのストレートで、つるつる&もっちりした食感。ただスープがそんなに強くないので、並太くらいの麺のほうが良さげ。

 飽きが来たところで「自家製海老辛具入りラー油」を投入してみましたが、あんまり海老の味はせず、限りなくただのラー油。

 チャーシューは薄い上に小さい。具は他にカイワレ、メンマ、刻み玉ねぎ。

 無難な一杯ですし、駅近&無休&中休みなしでやっているので、とりあえず何かさくっと食べたい時には便利な店ですが、それ以上のものではありません。

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2019.12.06

蔵前元楽総本店@蔵前 ~ 特製元らーめん・ぶためしセット

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 都営浅草線蔵前駅を出て江戸通りの一本東側にある「御蔵前通り」沿い。年季の入った、地味な建物なので案外判りにくいかも。「元楽」は銀座店に足を運んだのがなんと6年も前! というか「元楽」は銀座店と大昔に潰れた神田店に行ったことがあるだけで、蔵前総本店は初往訪。先客3、後客7~8。

 入口そばにある券売機でボタン先頭の「特製元らーめん&ぶためし(950円)」を注文。「特製元らーめん」単体だと690円、ぶためし単体だと500円なので随分と割安です。なお「特製」といっても背脂が増えるだけのようで、ただの「元らーめん」と同値段。ゆえに食券を渡すと一見さんらしい客には「背脂が多いらーめんですが宜しいでしょうか?」と念を押されます。

 メニューは他に「楽らーめん」「つけめん」「油そば」。なお「元らーめん」が醤油味で、「楽らーめん」が塩味。

 店内は横長L字型カウンター20席と、4人卓×3。卓上にはおろしニンニク、豆板醤、胡椒、ごま油、ぶためし用のタレ。

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 ぶためしが最初に運ばれ、らーめんは後から登場。スープの表面を背脂がびっしり覆っていますが、背脂を丼の上からふりかけているので丼も背脂まみれで、丼を持つだけで指先がベトベトに。

 早速一口スープをすすったところ全然味がしないのでびっくりしましたが、これは単に醤油ダレが底に溜まった状態で配膳しただけで、上層部と下層部の味わいの変化を楽しむタイプではなさそうなので、しばし麺の天地をひっくり返してまぜまぜ。こうすると配膳時とは一変してスープは黒々に。

 スープは豚骨中心に野菜、鶏ガラなどを煮込んだもの。その出汁の旨味と背脂からくる思われる甘味、そして醤油ダレから来ると思しき酸味が混然一体となって実に美味い。見掛けと違ってしつこさもくどさも感じられず。たださすがに飲み進む気にはなれませんが。

 麺は並太緩い縮れ入り。つるつるとした食感で、硬くはないもののスープに負けないしっかりとした仕上がり。量はちょっと少な目かな?

 チャーシューは薄くて小さめ。他にメンマ、刻みネギ、堅ゆで卵半個。具がしょぼいのは値段相応。

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 ぶためしはチャーシューに味が付いているものの、それだけではやや力不足なのでタレとごま油をかけて食べることを推奨しています。でもラーメンのチャーシューをぶためしに乗せて旨味を補完するだけで十分な気も。

 元らーめん自体はかなり古いタイプのラーメンという感は否めませんが、ラーメンの流行り廃りを繰り返しているうちに、この手のラーメンがかえって新鮮に感じられるようになった気もして、予想外に美味しくいただけました。でも「ぶためし」とセットでナンボかなぁ、やっぱりここは。

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2019.11.22

ウミノチカラ@秋葉原 ~ 真鯛らーめん(塩)

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 秋葉原駅の北、蔵前橋通りを東へ進んで昭和通りを渡り、「小諸そば」の先。先客ゼロ、後客2。

 「日本近海の旬の魚、海鮮にこだわったラーメン」がウリの店で、店内の券売機でボタン最上段の「真鯛らーめん・塩(880円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「真鯛つけ麺・塩」「鯖だしらーめん・醤油」「鯖つけ麺・醤油」など。店ではご飯セットや「旬の海鮮漬け丼」を勧めていました。

 魚介の仕入れ先は日によって違うのか、往訪時は真鯛は大分産、鯖煮干しは九十九里産と黒板に記されていました。

 店内はL字型カウンター12席のみ。卓上には鯛用のブラックペッパーと鯖用のホワイトペッパー。

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 スープはとろみがかっていて、見た目や口当たりは「またお前か」的な鶏白湯スープに似たクリーミーな感じですが、もちろん味わいは全然違っていてとにかく鯛の旨味がガツン!! 鯛がウリもののラーメンって往々にしてお上品で、しかもお上品過ぎて物足りないケースが少なくありませんが、ここのはそれらとは真逆に豪速球をど真ん中に投げ込んでくるタイプ。また店内にやや生臭さが漂っている割には、ラーメンは生臭い感じはせず。塩気は終盤になってわずかにうるさいかな?と思える程度。

 柚子のペーストみたいなのが少し乗っていて、それを溶かし込むと良くも悪くも魚っぽさが薄らぐので、いい味変アイテムになる反面、最初から混ぜるのはスープ本来の美味さを損なってしまうので要注意。

 麺は細目のストレート。若干スープが少なめなのか、最初は玉になって食べづらい嫌いがありましたが、スープが絡みまくり、程よいコシも相まってこれまた文句なし。

 卵あるいは麩のように見える白い塊は真鱈の白身団子。当然ながら淡白な味わいですが、練り物というには随分とふわふわした変わった食感が面白い一品でした。他にチャーシュー、小松菜、刻みネギ。

 珠玉の一杯と言っても過言ではありません。

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2019.10.26

ビリケン@浅草 ~ 中華ソバ

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 駒形橋西詰交差点角。銀座線浅草駅からも田原町駅からも似たような距離。「江武里」の跡地。蔵前の人気店「らーめん改」の姉妹店で、11時の開店5分前に到着したところ既に先客7。開店までに2人やって来て、店内は間もなく満席になり、退店時には外待ち客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華ソバ(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に坦坦麺(但し、夏季は冷やし担々麺に変更)、鴨と鶏の油ソバ、そして往訪時は120食限定で「トラフグらーめん」を出していました。

 店内は縦長カウンター6+5席のみ。水セルフ。相変わらずうなぎの寝床みたいな店ですが、外観・内装とも大改装されて前店の面影全くなし。卓上にはミル入り胡椒、一味、酢。

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 2杯ずつ丁寧に作っているので、出てくるまでに15分強かかり、店員とやたらしゃべりたがるうざい常連客にも悩まされながらようやく登場。

 スープは鴨&鶏ベースでしょうか?いかにも鴨っぽい甘みと旨味が面白い上に、濃い見た目と違って醤油に変な自己主張はなく、ベースの出汁の引き立て役に徹しており、表面の脂も適度にコクを加える程度で、これぞ「淡麗」と呼ぶに値する一杯です。

 この手のスープは「スープそのものはよく出来ているが麺を絡ませるには弱い」という問題を抱えがちですが、ここのはその辺のバランスが絶妙で、麺を絡ませるに必要にして十分な出来。

 麺は細めのストレートで心持ちざらつきがある程度。優しいスープに良く合い、スープがしっかり絡んできます。

 鴨チャーシューは柔らかくて弾力性のあるタイプで、これもスープに合わせて薄味。笹切りネギは辛味が残る苦手なタイプだったので、しばらくスープの中へドボン。他にメンマ、青菜、かいわれ。

 店では大盛や替え玉を用意していますが、少なくとも「中華ソバ」は大盛にするとスープとのバランスが崩れそうですし、替え玉も不向き。しかも総じて薄味なので白飯も合いそうになく、量的に物足りない場合はちょっと難儀。

 開店前から行列ができるのも頷ける珠玉の一杯でした。

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