2024.01.05

ロースの虎@人形町 ~ (動物煮干し系)らーめん

Tora2311002

 地下鉄日比谷線人形町駅A4出口を出て、人形町通りを北へ進んですぐ。「兎屋」のリニューアルで、「兎屋」の面影が店先の看板や調度品などに依然残っていました。先客1、後客5。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「らーめん(950円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 往訪時のメニューは「らーめん」一本で、それにトッピングでバリエーションを付けているだけ。「つけ麺」のボタンもありましたが、往訪時はまだ販売開始前でした。
 
 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上にはラー油、酢、七味、ホワイトペッパー、ブラックペッパー。水セルフ。

Tora2311001
 
 「当店は煮干しょうゆベースのラーメンになっており、人形町で1番『熱い』ラーメンを目指しております!」というのが店のウリ文句で、卓上のウンチク書きによるとスープは「厳選された素材(アゴ煮干し、サバ、花鰹、日高昆布、椎茸)からとった贅沢にとった和風出汁に加え、軍鶏と豚をふんだんに使い抽出し、最高の旨みを融合させた」のこと。
 
 丼の縁にうっすらと魚粉がついていることから想像できるように味は魚介というか節系がやや前に出た感じ。スープ表面にはカメリアラードが蓋となってスープは最後まで熱々のまま。この辺は「兎屋」の名残りなのかもしれませんが、「兎屋」は熱すぎてスープの旨味を損なってい印象を受けたのに対し、リニューアル後はやり過ぎ感がなくなって実に良い感じに。かえしも無用に自己主張せず、非常にバランスの良いスープに仕上がっています。
 
 麺は浅草開化楼製の中細ごく緩い縮れ入り。ウンチク書きには「低加水平打ち麺」とあるので、最近麺を変えたのかも。表面の脂も手伝ってつるつるとした口当たりですが、噛み応えもしっかりしていて気に入りました。スープの絡みも文句なし。
 
 周囲を炙ったチャーシューは薄いものの肉の旨味はちゃんと保たれていてまずまず。他にナルト、メンマ、青菜、海苔、刻みネギ。

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2023.06.18

朱鷺@小伝馬町 ~ 白ラーメン

Toki2305001

 日比谷線小伝馬町駅から人形町通り沿いを北へ歩いてすぐ。11時半の開店10分前に到着したところ先客1。開店までに後客5、退店時に外待ち3と結構な人気店のようです。
 
 店内の券売機でボタン先頭の「白ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「黒ラーメン」との二本立て。
 
 店内は縦長カウンター6席のみで席間も狭め。また空調の効きが良くないのか、厨房からの熱気で店内が暑くてまいりました。卓上にはミル入り黒胡椒のみ。

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 公式ツイートに掲載されている情報によると、白ラーメンのスープは「厳選した数種類の煮干しに鳥や豚を加え丁寧に旨みを引き出した朱鷺自慢のスープ。厳選した塩と白醤油、これに数種類のビネガー、柑橘を加え奥深く後々スッキリの朱鷺オリジナル塩ダレを加えました」とのこと。白醤油を使っているのでルックスはまるで塩ラーメンのような透明感。
 
 でも食べ始めは味わいがなんだかぼんやりしていて拍子抜け。表面の脂が多いのが「ぼんやり感」を加速させているのかも。食べ進むとじんわり旨味が伝わってくるので悪くはないのですが、如何せん「掴み」がイマイチかなぁ・・・
 
 麺は菅野製麺所製の中細ストレートタイプ。ざらつきが強くて蕎麦みたいな口当たりが特徴。しかも意外に噛み応えもしっかり。
 
 メンマはやや甘目の味付けなのはともかく少々筋っぽいのは困りもの。他に豚バラ肉のチャーシュー、青菜、刻みネギ。

 総じてややマニア志向な店のようです。

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2023.06.09

熊公@浅草橋 ~ チャーシュージャージャー麵

Kumako001

 総武線浅草橋駅西口を南へ出て、左衛門橋を渡ってすぐ。先客ゼロ、後客1。
 
 ここはジャージャー麺で有名。プレーンなジャージャー麺だと700円と安いので、「チャーシュージャージャー麺(900円)」を注文。同値段で「極上ジャージャー麺」というのもありましたが、トッピングのワンタンに個人的な天敵=大葉が入っているとの情報を得てチャーシュージャージャー麺を注文した次第。後払い。
 
 なおジャージャー麺で有名な店の割には店内外のメニューにはラー麺のほうが多いのが不思議。
 
 店は縦長カウンター11席。席間は極狭。卓上には酢、豆板醤、ブラックペッパー、胡椒、一味。

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 おおお、大きめの皿と言うか浅い器で登場。とりあえずひとしきり混ぜ混ぜしましたが、麺の量が多めな上に茹でもやしも結構入っているので肉味噌はなかなか均一に行き渡らず、どうしても味に粗密が出来てします。また肉味噌は割と甘目で辛さはせいぜいピリ辛程度。よって途中で卓上の豆板醤を投入して辛さを補強。
 
 麺は新栄食品の中太緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで噛み応えもそれなりにしっかり。なお盛岡名物の「じゃじゃ麺」とジャージャー麺は名前もルックスも似ていますが、じゃじゃ麺は平たいきしめんやうどんを用いるのに対し、ジャージャー麺は中華麺なのが決定的に違います。
 
 具は茹でもやしの他にチャーシュー、キュウリ、コーンといったところ。チャーシューは豚もも肉を茹でただけのようで極めて淡白なのできゅうり共々箸休め代わりに。これだと「野菜ジャージャー麺」でも良かったかなあ・・・
 
 「ジャージャー麺+半カレーライス(800円)」も人気なようですが、ジャージャー麺単体でも結構量があるので半カレー付は個人的にはどう考えても食いすぎ。
 
 食後はなぜかコーヒーゼリーが出ていて、これまた良い口直しになったところでフィニッシュ。

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2023.03.19

京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店 ~ (鶏ガラ醤油)ラーメン

Masutani2212002

 総武線新日本橋駅を出て中央通りを北へ。神田駅南口からも至近距離。言うまでもなく「京都銀閣寺 ますたにラーメン 日本橋本店」の支店です。ほぼ1年ぶりの再訪。先客2、後客5。
 
 店外の券売機で基本の「ラーメン(850円)」を注文。前回往訪時より20円値上がり。食券を渡すと麺の固さ・背脂の量・辛味の量を聞かれたので「麺硬め」のみ指定。また無料サービスのご飯の要否も聞かれたので「半盛」でお願いしました。ご飯は大盛、並盛、半盛、小盛から指定できます。なお天候不順で京都産の九条ネギが出荷できないため、当面国産の青ネギを出すとの貼り紙がありました。

 メニューは他にチャーシュー麺、辛みそラーメン、つけそば、肉つけそば等。

 店内は厨房前に横長カウンター7席、壁に向かったカウンター7席。さらに店奥にもカウンター席がある模様。卓上には醤油、ラー油、ラーメンタレ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、にんにく、特製一味。

Masutani2212001

 店のウンチクには「当店のスープは三層のスープになっており、上層は甘味がありマイルド、中層はさっぱり醤油味、最後にピリっと辛いアクセントがあります」とあり、昔はその味の変化が楽しめたような記憶がありますが、もうすっかりその辺はアバウトというかあいまいになってしまった模様。細かい背脂が目立つ見た目と違って味わいはあまり脂っぽくありません。ただ脂がちょっと劣化しちゃったような臭いが・・・
 
 また背脂層&さっぱり目の鶏がらベース醤油味のままだと少々物足りないので、卓上にあるペースト状の特製一味を投入。昔はデフォルトでも底の辛味がそれなりに効いていたような気が・・・

 麺は中細ストレート麺。心持ち口当たりがわずかにざらざらしています。硬めで注文したはずですが、せいぜい並堅程度。でもスープとの相性を考えればこんなものでしょうか。

 具はペラペラのチャーシューが数枚と多めの刻みネギ、メンマ。具が多い訳ではなく、スープもご飯を欲するタイプではないのに無料サービスのご飯の量が案外多いのは相変わらずで、半盛でも小さめのお茶碗一杯で出てきます。

 神田駅周辺ならともかく、室町界隈は近在のサラリーマンが気軽に昼飯に使えるラーメン屋が意外に少なく、本格的なラーメン好きはさておき、「さくっと飯でも食って帰るか?」といった程度のニーズを捉えるには十分なクォリティーを維持しているこの店が早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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2022.05.21

まる竹@浜町 ~ 竹岡式ラーメン

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 明治座の北。久松町交差点の東。隣が「まいばすけっと」。大通りに面していますが店先に目立つような看板・幟の類を出していないので遠目には判り辛いかも。先客4,後客3。
 
 店内の券売機ボタンを見て、店のウリである「竹岡式ラーメン」を「中盛(750円)」で注文。
 
 麺類は「まぜそば」との二本立て。「懐かしの黄色いカレー」もウリにしていて、実際カレーを単品で注文する後客もいました。
 
 店内は厨房前に縦長カウンター8席。卓上には胡椒、酢、激辛と書かれた辛味、カレー用のソース、福神漬。水セルフですが、券売機横に給水器があるだけなのでチト面倒。

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 真っ黒なスープは店の案内によれば「富津宮醤油がしみ込んだ柔らかい煮豚の煮汁を、都一の乾麺の香りが香る茹で汁で割ったシンプルなスープ」とのこと。製法から想像できるようにスープはかなり醤油の自己主張が強いものの、類似の「竹岡式」に比べるとここのスープはさほどしょっぱくはなく、フツーにラーメンスープとして美味しくいただけます。
 
 麺は中細の強い縮れ入り。乾麺を使っているのが特徴で、なんだかインスタントの袋麺にそっくりなチープで頼りない麺ですが、それもまた竹岡式の特徴と割り切るしかないでしょう。
 
 チャーシューがとにかく分厚いのは嬉しいのですが、これまた製法上やむを得ないことながら明らかに醤油に漬け込みすぎてしょっぱいのが難。これだとラーメンを並盛にして「ごはん・小(100円)」をつけるのが正解だったと気づくも後の祭り。具は他に薄切りメンマ、刻み玉ねぎ、なると、海苔。
 
 ユニークな一杯でマニア受けするものの、店主も認めるように好みがはっきり分かれるタイプなのも確か。人形町界隈と違って浜町辺りはこれといったラーメン屋はないので万人受けする店を出せば流行りそうなものですが、癖の強いこの店はどうなるかなぁ??

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2022.01.21

京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店@新日本橋 ~ (背脂鶏ガラ)ラーメン

Masutani2112002

 総武線新日本橋駅を出て中央通りを北へ。神田駅南口からも至近距離。かつて「たかくら」や「みちお食堂」があったところ。言うまでもなく「京都銀閣寺 ますたにラーメン 日本橋本店」の支店です。ほぼ1年ぶりの再訪。先客3、後客10人程度。
 
 店外の券売機で基本と思しき「ラーメン(830円)」を注文。食券を渡すと麺の固さ・背脂の量・辛味の量を聞かれたので「麺硬め」のみ指定。また無料サービスのご飯の要否も聞かれたので「半盛」でお願いしました。ご飯は大盛、並盛、半盛、小盛から指定できます。

 メニューは他にチャーシュー麺、辛みそラーメン、つけそば、肉つけそば等。

 店内は厨房前に横長カウンター7席、壁に向かったカウンター7席。さらに店奥にもカウンター席がある模様。卓上には醤油、ラー油、ラーメンタレ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、にんにく、特製一味。

Masutani2112001

 店のウンチクには 「当店のスープは三層のスープになっており、上層は甘味がありマイルド、中層はさっぱり醤油味、最後にピリっと辛いアクセントがあります」とあり、昔はその味の変化が楽しめたような記憶がありますが、もうすっかりその辺はアバウトというかあいまいになってしまったのかな? 

 また細かい背脂が目立つ見た目と違って味わいはあまり脂っぽくありません。ただ背脂層&さっぱり目の鶏がらベース醤油味のままだと少々物足りないので、卓上にあるペースト状の特製一味を投入。昔はデフォルトでも底の辛味がそれなりに効いていたような気が・・・

 麺は中細ストレート麺。心持ち口当たりがわずかにざらざらしています。硬めで注文したはずですが、せいぜい並堅程度。でもスープとの相性を考えればこんなものでしょうか。

 具はペラペラのチャーシューが数枚と多めの九条ネギ、メンマ。具が多い訳ではなく、スープもご飯を欲するタイプではないのに無料サービスのご飯の量が案外多いのは相変わらずで、半盛でも小さめのお茶碗一杯で出てきます。

 神田駅周辺ならともかく、室町界隈は近在のサラリーマンが気軽に昼飯に使えるラーメン屋が意外に少なく、本格的なラーメン好きはさておき、「さくっと飯でも食って帰るか?」といった程度のニーズを捉えるには十分なクォリティーを維持しているこの店が早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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2022.01.15

悠@三越前 ~ らぁめん

Haruka2112002

 銀座線三越前駅を出て、中央通り「室町2丁目」交差点を東へ。店はさらにその通りを南へ折れた超狭い小路にあって非常に判りづらく、何かのついでに通りかかりそうなところではありません。神田駅の南にあった店が移転したと聞いて約1年ぶりに再訪。先客2、後客1。屋号は「はるか」と読みます。

 店内の券売機ボタンを見て「らぁめん(860円)」を注文。前回往訪時から10円値上げ。細麺or中太麺を聞かれたので中太麺で。さらに中盛無料サービスをやっているので中盛でお願いしました。

 メニューは他に「ざるらぁめん」や「納豆らぁめん」など。また往訪時には数量限定で「煮干らぁめん」「煮干つけめん」を出していました。

 店内は少々屈曲したくの字型カウンター11席。2Fへの階段が見えましたが2Fには単にトイレがあるだけなのかな?卓上には胡椒、醤油、ラー油。

Haruka2112001

 大きめの丼にスープたっぷりで登場。鶏ガラベースのスープは総じてあっさり、すっきりした味わい。以前は若干醤油が正面に出た感じもしましたが、今回はその辺のバランスもぐっと改善された模様。そしてこの手のラーメンにはなぜか胡椒がよく合います。

 麺は平打ちっぽい並太麺で、いかにも水気の多そうなつるつる、もっちりした食感。スープはさっと絡む程度ですが、とにかくここの麺は文句なし。若干柔らかめの仕上がりですが、下手に硬めにするとスープに対して明らかに強すぎるのでその辺のバランスが難しいところ。

 全体が優しい味わいなのに豚肩ロースのチャーシューは意外に厚め、かつ程よく脂が差して食べ応え十分。他に太くてシャキシャキ感の強い小松菜、ナルト、メンマ、刻みネギ、海苔。

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2021.10.04

七彩飯店@東京 ~ 喜多方らーめん

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 東京駅八重洲地下街の「八重洲地下2番通り」、すなわち地下街のほぼ東端、ローソンの先の飲食店が固まったエリアにあります。「ラーメンストリート」のほうではないので注意。八丁堀の人気店「七彩」の関連店のようで、先客2、後客ゾロゾロ。外待ちが出来るほどではありませんが退店時にはほぼ満席となり、早い時間帯から賑わっていました。

 店先のタッチパネル式券売機で基本と思しき「喜多方らーめん(870円)」を注文。ランチサービスなし。券売機はキャッシュレス優先で作ってあるっぽいのに「現金払いのみ」で利用しているので使いづらさが目立ちました。

 メニューは「油そば」との二本立て。

 店内は2つ横並びのコの字型カウンターと小さなカウンター席合わせて20席。卓上にはブラックペッパーのみ。カウンターは席間がやや狭く、またコの字カウンターは吉野家等のそれと比べると対面が近いのが難。大声で談笑している小グループ客が気になったのか、その対面にいた方は席を移っていました。

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 透明感高いスープは判りやすい動物魚介系。脂分は少な目であっさり系なのはともかく、優しい味わいと評価するか出汁が弱くて物足りないと評価するか微妙なところ。

 麺は平打ちの縮れ入り。スープ絡みまくりのぴろぴろとした啜り心地は悪くないのですが、かなり柔らかめの茹で加減で「でろでろになる寸前」と形容してもいいくらいの惨状。うーん、さすがにこれはどうしたものか・・・

 一方チャーシューはそこそこ厚みがあるものが4枚。個人的な好みよりは若干濃い目の煮込み加減ですが、それでも突出して美味い!! 他にメンマ、刻みネギ。

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2021.08.17

天金狗@日本橋 ~ ゴマタマーらー麺

Tenking002

 外堀通り「呉服橋」交差点の南。鉄鋼ビルの向かい。先客ゼロ、後客4。

 外観や店内のタッチパネル式券売機を見るとどちらかと言えばつけ麺推しっぽい感じですが、「ゴマタマーらー麺(850円)」を注文。麺量は150g、200g、250g同値段なので250gでお願いしました。

 メニューは他に「辛酢天狗らー麺」「ゴマタマつけ麺」「辛酢天狗つけ麺」など。夜は「夜金狗らー麺」も提供。また往訪時は数量限定で「ゴマタマせあぶららー麺」を出していました。

 店内は縦長L字型カウンター11席。卓上にはコショウのみ。水セルフ。卓上のポットは水ではなく割りスープなので注意。

Tenking001

 動物系出汁ベースと思しきスープは醤油、特にその酸味がうるさい上に、かなり脂っぽくて残念。ただ麺量を増やしてもスープをケチらず、両者のバランスが崩れていない辺りは評価できます。

 麺は平たい中太ほぼストレートタイプで水気の多そうなつるつるした口当たり。「もっちり」と形容するにはちょっと柔らかめの仕上がり。

 チャーシューは崩れやすいバラとロース。他にメンマ、たっぷりと刻み玉ねぎ、白ごま、刻み青ネギ、海苔。

 近所のサラリーマン向けの量自慢の店なんでしょう。この出来だとたぶんつけ麺のほうが正解。

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2021.05.29

たた味@小伝馬町 ~ スタミナ中華

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 東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から江戸通りを東へ。小伝馬町3丁目交差点そば。11時半の開店15分前に到着したところ既に先客7。開店時間が10分繰り上がったものの、その時点で後客がゾロゾロ並んでおり、退店時には外待ち10人強と相当の人気店のようです。軒先に看板が掲げられているのに屋号が記されていないのは妙だと思ってよく見ると、雷紋の中に「たた味」という文字が隠れていました。

 店内の券売機を見て「スタミナ中華(880円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは基本「中華そば」「辛スタミナ中華」との3本立てですが、往訪時には「中華そば」は販売されていませんでした。また卵と半ライスが付いた「セット」を頼む客が非常に目立ちました。特に店では卵をつけるよう勧めていますが、徳島ラーメンみたいに肉に卵を絡めて食べることを想定しているようです。

 「スタミナ中華」や「辛スタミナ中華」は、にんにくor生姜/あぶら/からめの無料トッピング付き。配膳直前に要否を聞かれるので「生姜/あぶら/からめ」でお願いしました。なお「からめ」は二郎系にありがちな「味濃いめ」の意味ではなく自家製香唐辛子だとわざわざ注意書きが付されていました。

 ニンニク臭が強く漂う店内はL字型カウンター8席でやや手狭。しかも床が歪んでいるのか、椅子がガタついて難儀。卓上には酢、一味、ペッパー。麺の茹で時間がかかる上に1ロット3杯ずつしか出来ないので着席から配膳まで20分以上かかりました。ただ接客は非常にこなれています。

Tatami001

 「あぶら」入りにしたので当然ながらスープの表面は油でテカテカ。ただ生姜を合わせたのが奏功して、食べる分には見た目ほど油っぽさを感じずに済みました。もちろんパンチみたいなものを求める向きにはニンニクを合わせたほうが良いと思いますが、いかにもしつこそうなものをあまりしつこさを感じずに食べるのもまた一興。もっとも店がわざわざ「多化調」と主張している通りの味わいですが(苦笑)。「からめ」は別皿で出てくるので、味変アイテムとして途中で投入。

 麺は浅草開化楼製の太麺で強い縮れいり。ワシワシと形容するほど硬くはありませんが、それでも噛み応えは相当なもの。麺量はやや多めで、ボリューム的には半ライスをつけなくても十分。また見た目と違って味がやたら濃かったり、しょっぱかったりするわけでもないのでライスや卵が無いと食べづらいわけでもなく、個人的にはあえて「セット」にする必要はないと思いました。

 具は炒めた玉ねぎがたっぷり入っている他、ニラ・白ネギ・角切り厚めのチャーシュー。炒めた玉ねぎが甘いのはもちろん、ぶっとい白ネギも苦手な臭みは全くなくて甘味満点。

 早い時間帯から行列が出来ているのも納得の一杯。ただその行列に女性が一人もいないのもまた納得(さらに苦笑)。

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