ロースの虎@人形町 ~ (動物煮干し系)らーめん
地下鉄日比谷線人形町駅A4出口を出て、人形町通りを北へ進んですぐ。「兎屋」のリニューアルで、「兎屋」の面影が店先の看板や調度品などに依然残っていました。先客1、後客5。
店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「らーめん(950円)」を注文。ランチサービスなし。
往訪時のメニューは「らーめん」一本で、それにトッピングでバリエーションを付けているだけ。「つけ麺」のボタンもありましたが、往訪時はまだ販売開始前でした。
店内はL字型カウンター9席のみ。卓上にはラー油、酢、七味、ホワイトペッパー、ブラックペッパー。水セルフ。
「当店は煮干しょうゆベースのラーメンになっており、人形町で1番『熱い』ラーメンを目指しております!」というのが店のウリ文句で、卓上のウンチク書きによるとスープは「厳選された素材(アゴ煮干し、サバ、花鰹、日高昆布、椎茸)からとった贅沢にとった和風出汁に加え、軍鶏と豚をふんだんに使い抽出し、最高の旨みを融合させた」のこと。
丼の縁にうっすらと魚粉がついていることから想像できるように味は魚介というか節系がやや前に出た感じ。スープ表面にはカメリアラードが蓋となってスープは最後まで熱々のまま。この辺は「兎屋」の名残りなのかもしれませんが、「兎屋」は熱すぎてスープの旨味を損なってい印象を受けたのに対し、リニューアル後はやり過ぎ感がなくなって実に良い感じに。かえしも無用に自己主張せず、非常にバランスの良いスープに仕上がっています。
麺は浅草開化楼製の中細ごく緩い縮れ入り。ウンチク書きには「低加水平打ち麺」とあるので、最近麺を変えたのかも。表面の脂も手伝ってつるつるとした口当たりですが、噛み応えもしっかりしていて気に入りました。スープの絡みも文句なし。
周囲を炙ったチャーシューは薄いものの肉の旨味はちゃんと保たれていてまずまず。他にナルト、メンマ、青菜、海苔、刻みネギ。
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