2024.08.25

海峡の湯@下風呂温泉

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 マグロ漁で有名な下北半島大間も近い下風呂温泉。そこで長年愛された公共の湯「大湯」「新湯」の老朽化に伴い、2020年12月に「旧長谷旅館」の跡地に新たに誕生したのが「海峡の湯」。今までの2つの公衆浴場の源泉「大湯1号泉」と「新湯」に、旧長谷旅館で使われていた「大湯2号泉」の3つの異なる源泉のお湯が一度に楽しめるのがウリのようです。

 目の前に津軽海峡が一望!!と言いたいところですが、実際は漁港のコンクリ広場がでーーんと広がっていて眺望は今一つ。

 青森ヒバをふんだんに使用したヒバ造りの浴室は窓際左に長方形の新湯、右に長方形の大湯、手前に正方形の熱湯を配置。熱湯は熱すぎて地元の方ですら誰も入っていませんでしたが、新湯&大湯でもかなり熱いほう。源泉が高温な上にかけ流しなので仕方ないのかもしれませんが・・・

 また浴室内の案内では大湯1号、2号は白濁、新湯は透明に近いと書かれていましたが、湯舟を見ると新湯のほうが明らかに湯の華がはっきりと浮かんでいて、なんだか要領を得ませんでした。

 さらにサウナ室の奥には水風呂と「井上靖ゆかりの湯」がありましたが、これだけなぜか極端にぬるくて謎でした。

 カランは壁沿いコの字型に10個。シャンプー等はなし。

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 1階に休憩スペースあり。Wi-Fiも完備。2階は休憩室ではなくて観光案内に近く、座れるところはほとんどありませんでした。エアコンも1階しか入れてませんでしたし。

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 湯上りには場所を変えて「みそ貝焼き定食」に舌鼓。卵とじにして食べるのには意表を突かれました。

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【温 泉 名】下風呂温泉
【施 設 名】海峡の湯
【入浴料金】450円 
【交通手段】下北交通バス佐井線「下風呂温泉」バス停すぐそば
【源 泉 名】①大湯1号泉 ②大湯2号泉 ③新湯1号泉、新湯2号泉、新湯3号泉及び新湯4号泉(混合泉)、
【泉  質】①酸性・含鉄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
      ②酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
      ③含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
【泉  温】①63.1℃
      ②58.7℃
      ③78.8℃

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2022.12.04

鶴の湯@青森・温湯温泉

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 温湯(ぬるゆ)温泉は弘南鉄道黒石駅からバスで東へ約20分ほど。津軽平野も尽きようとするあたりにある古い温泉場です。

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 温湯温泉の最大の特長は共同浴場「鶴の湯」を取り囲むように「客舎」と呼ばれる長期滞在の湯治客向け旅館が立ち並んでいること。客舎は湯治客用に部屋と台所を貸すだけで風呂はなく、湯治客は温泉共同浴場に入りに行きます。「鶴の湯」のすぐ近くには湯治客向けと思しき売店もあります。

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 とはいえ客舎も売店も老朽化が著しく、正直いつまで残っているか・・・ その中で「鶴の湯」だけは2001年にリニューアルされ、それから20年以上の月日を経てもさほど古さを感じさせず、温湯温泉の中で一際異彩を放っています。

 浴室は大小2つに仕切られた湯船が一つあるだけで大は約41.5℃、小は約43.5℃に設定されているのこと。従って温湯温泉といっても特に「ぬるい」訳ではありません。また最近はどこもそうですが、熱い「小」は全く人気がなくていつも空いていました。湯は無色透明・無臭。「大」はちょうど良い湯加減で、長湯して源泉かけ流しの湯を目一杯堪能しました。熱くはないのに良く温まります。

 カランが20ちょっとと多めに据えられている上に、そこらじゅうに手すりというか取っ手というか、掴まるものを設置しているあたりが今時の共同浴場。

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 またフロント前の休憩スペースもゆったりしていて、小上がりまであるのが気に入りました。

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【温 泉 名】温湯温泉
【施 設 名】鶴の湯
【入浴料金】300円
【交通手段】弘南鉄道黒石駅からバスで約20分。下温湯バス停下車
【泉  質】ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
【源 泉 名】温湯鶴泉源泉 (298ml/min)
【泉  温】49.1℃

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2022.11.14

青森まちなかおんせん

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 「のっけ丼」で有名な青森魚菜センターの南。国道沿いに立地。青森駅から徒歩10分弱。
 
 「青森センターホテル」を併設していますが、ホテルの大浴場を日帰り客にも長時間開放しているというより、日帰り入浴施設に宿泊施設が付随しているといったほうが実態に即しています。

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 浴室は2階。1階は食堂や無料の大広間、理髪店などがあり、もう雰囲気は昭和の健康ランドそのもの。
 
 大きな内湯、岩風呂風の露天風呂とも古川源泉から湧き出る天然温泉(ナトリウム-塩化物泉)を利用しているのがウりですが、加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤使用と4拍子揃っていて湯はあまり温泉っぽくありません。また薬湯をわざわざ水風呂の隣に設けなくても・・・
 
 ただカランの数は十分すぎるほどあり、しかも入浴料金450円と安い割にはシャンプー、ボディソープが備え付けなのは嬉しいところ。駅近なので列車に乗る前にひと風呂浴びるにはもってこいでしょう。

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2014.06.15

津軽2014(4・了)~温湯温泉&のっけ丼

津軽2014(3)から続く)

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弘前で一泊した後は、電車とバスを乗り継いで弘前の東外れにある温湯(ぬるゆ)温泉へ。

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温湯温泉には立派な公衆浴場「鶴の湯」があります。

浴室は大小2つに仕切られた湯船が一つ。小はやや熱いのか、全く人気なし。湯は無色透明・無臭。ちょうど良い湯加減で、ついつい長湯。

カランが20ちょっとと多めに据えられている上に、そこらじゅうに手すりというか取っ手というか、掴まるものを設置しているあたりが今時の共同浴場。

その一方、脱衣室には脱衣カゴのみで、貴重品ロッカーが有料(100円)。

また休憩スペースがゆったりしていて、小上がりまであるのは良いが、室内に喫煙所もあって煙が休憩スペース一帯に流れてくるのも困ったもの。

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【温 泉 名】温湯温泉
【施 設 名】鶴の湯
【入浴料金】200円
【交通手段】弘南鉄道黒石駅からバスで約20分。下温湯バス停下車
【泉  質】ナトリウム-塩化物泉
【源 泉 名】鶴泉源泉 (399ml/分)
【泉  温】55.1度

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温湯温泉が面白いのは「客舎」と呼ばれる長期滞在の湯治客向け旅館がやたら目立つこと。

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湯治客用に部屋と台所を貸すだけで客舎にお風呂はなく、、湯治客は温泉共同浴場に入りに行きます。温湯温泉では、鶴の湯を囲むように客舎が建っています。

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青森駅へ戻って昼飯は駅近くの「魚菜センター」へ。

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ここは、市場に並んでいる刺身等をちょっとずつ買ってライスにのせて食べる「のっけ丼」が売り物。

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食券を買う → どんぶり飯を買う → 店を巡って各種ネタを買ってご飯に乗せるだけ。

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食券1000円分を使って出来上がり。ちょっとビジュアルに難ありか(´・ω・`)ショボーン

普通の食堂で海鮮丼を食べるよりは安いことは安いのですが、一応飲食用スペースを設えてあるとはいえ市場内での飲食はちょっとせわしない感も。

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2011.02.01

青森2011(5):大鰐温泉

青森2011(4)から続く)

弘前 7:51 (636M サハ701-8) 8:04 大鰐温泉

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弘前駅からJRで2駅先の大鰐温泉へ。全国的な知名度を誇るような温泉ではありませんが、江戸時代には津軽藩の湯治場として歴代藩主も訪れた歴史のある湯です。

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大鰐は温泉よりも、バブル期に作ったスキー場などのレジャー施設が重荷になって町の財政が破綻したことのほうが有名かも知れません。「平成の大合併」でも周囲の市町村から相手にされず(´・ω・`)

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 雪が小止みになったためか、消防団の方々が朝から雪下ろし。

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 温泉街は駅から川を渡ってすぐ。対岸に共同浴場「若松会館」が見えます。

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大鰐温泉には共同浴場が散在しています、上写真は「山吹湯」。

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こちらは「羽黒湯」。大鰐温泉にはこれといった大型ホテルはなく、バブルで浮かれまくった行政とは対照的に、地元民向けにこじんまり営業を続けているような旅館がほとんどといった印象。湯治宿も見受けられます。

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温泉街の入口に戻って「若松会館」でひと風呂。

浴室には横長長方形の湯船が一つだけ。普段の手入れが良いのか、ボロボロの外観と比べると浴室は思いの外小ぎれい。

源泉が高温のため加水していますが、それでも若干熱め。掛け流しの湯が心地よく、いかにも湯冷めしにくい湯でした。

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冬季に湯が濁る原因について貼紙がありました。赤湯源泉はその名の通り鉄分が多い温泉。貯湯槽の湯量が一定量より下がった場合は自動的に貯湯槽へ給湯される仕組み。温泉使用量の増える冬季は赤湯からの給湯が増えるため、お湯も濁りかちになるとのこと。

もっともこの日の湯は無色透明でしたが。

2Fに休憩室があるようでしたが、階段を上るのが面倒になって様子は伺わず。

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【温 泉 名】大鰐温泉
【施 設 名】若松会館
【入浴料金】150円
【交通手段】大鰐温泉駅から徒歩5分くらい
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
【源 泉 名】大鰐統合源泉(青柳3号、植田2号、赤湯2号、石原)
【泉  温】68.0度

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 大鰐の温泉街を歩いていて気づくのは多数の共同浴場を有しているにも関わらず、「湯巡り」の案内が見受けられないこと。町財政が破たんして、温泉街の元気までなくなってしまったのかなぁ・・・・

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大鰐温泉駅からすぐのところにある巨大温泉施設「鰐come」。大鰐温泉には外湯がいくつもあるにも関わらずこういう施設を作ってしまうのが謎なんですが、昔ながらの外湯には駐車場がありませんから、こういう施設が案外重宝がられるのかもしれません・・・

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「鰐come」には物品販売所に加えて大広間や会議室などを併設。

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 湯は加水・加温・循環・塩素系薬剤投入と4拍子揃っています。風呂はあつ湯、ぬる湯、ジャグジー、サウナ、水風呂、そして露天風呂と一通り揃っていますが、湯の質が共同浴場よりも格段に劣るのが残念。地元の方ならともかく、旅行者がわざわざ行くようなところじゃないですなぁ・・・(´・ω・`)

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【温 泉 名】大鰐温泉
【施 設 名】鰐Come
【入浴料金】500円
【交通手段】大鰐温泉駅から徒歩1分くらい
【泉  質】ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
【源 泉 名】統合泉(青柳3号源泉、公民館源泉)
【泉  温】66.4度

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2011.01.27

青森2011(3):浅虫温泉

青森2011(2)から続く)

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三沢は晴れていたのですが、浅虫温泉に着いた頃にはすっかり吹雪になってしまいました。雪には慣れっこのはずですが、電車は随所でノロノロ運転。

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浅虫温泉駅の前に、いつの間にか足湯が出来てました。足湯は観光シーズンしか開放していないみたいですが湯は止めていないため、凍結することなく立派に稼働!

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温泉街を冷やかそうにも吹雪ではどうにもならず、駅前の道の駅「ゆーさ浅虫」内にある温泉施設で我慢。

浅虫温泉は876年に円仁が発見したとされています。発見後、麻を蒸すことにのみ温泉が使われていたが、1190年にこの地を訪れた法然が温泉への入浴を広めてから入浴用途にも使われるようになったとか。「麻を蒸す」から浅虫ってホンマかいな?

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 道の駅の5Fに共同浴場「はだか湯」があります。「はだか湯」はもともと温泉街の一角にありましたが、老朽化によりこの地に移転。

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 湯船は横長の台形を2つに区切ったもので、大きいほうがぬるく、小さいほうが熱い設定。もっとも大きいほうはぬるすぎて困りました。

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 海沿いの建物の5Fにあるので眺望が売り物ですが、吹雪ではどうにもならず。

 湯は塩素臭がきつすぎで、スーパー銭湯に入ったような感じで温泉っぽくないのが困り者。ロッカーが大きいのは高評価。

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【温 泉 名】浅虫温泉
【施 設 名】ゆーさ浅虫「はだか湯」
【入浴料金】350円
【交通手段】浅虫温泉駅から徒歩1分
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
【源 泉 名】浅虫温泉配湯泉(混合)
【泉  温】59.8度
【コメント】

 加水・加温・循環・塩素系薬剤使用。

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2011.01.25

青森2011(2):古牧温泉

青森2011(1)から続く)

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三沢駅から南へ、十和田観光電鉄の線路沿いに歩いたところに、この付近では数少ない巨大温泉「古牧温泉」があります。

もともとは「古牧グランドホテル」として営業していましたが、2004年11月に経営破綻。ゴールドマン・サックス主導で経営再建が行われ、現在は「青森屋」として営業を続けています。

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 青森屋の敷地は広大で、駅から近いとはいえ冬に歩くのはかなり面倒。駅からもっとも近いところにあるのが「元湯」。

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 フロント係に「小さいお風呂だけですがよろしいでしょうか?」と念を押されましたが、風呂は小さいどころではなくご立派な岩風呂風の大浴場。

 平地にある風呂なので眺望は望めませんなが、採光が良くて明るい風呂。アルカリ性らしいつるつるした湯ざわりが楽しい湯でした。

 休憩スペースもたっぷり。

 地元の方が朝から車で三々五々やって来てひと風呂浴びて帰るという、まるで銭湯みたいな位置づけの「元湯」ですが、風呂の大きさといい、休憩スペースといい、最初から日帰り専用の施設だったわけではなさそう。

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 線路沿いに10分ほど歩いて本館へ。

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 本館の階下は「大江戸温泉物語」のミニチュア版みたいな構成。その一角でとりあえず昼食を。

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 注文したのは店が売り出し中の「ほっき丼(950円)」。

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 ほっき貝の下には山芋やしょうが、細かく刻んだ野沢菜。

 総じて淡白な味わいで、概して塩辛いイメージがある東北の味付けとは一線を画してます。ほっき貝のコリコリした食感を味わうのが正しいあり方なんでしょうが、コリコリというほどにはほっき貝が固くないのに加え、山芋を添えたがためにつるつる、ねばねばという食感が先に立ってしまったような・・・

 ほっき丼に付いてきた鶏ベースのすまし汁に浮かぶ、白くて平べったいものが少々不気味でしたが、食べてみたら何のことはない「せんべい」でした。汁に浸かってすっかりふやけているので、せんべいというよりは餅に近い味わいですが、当然ながら餅ほど粘り気がないので御年寄りも安全(笑)。軽い味わいなので腹も膨れずにすみますし。

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 1200円と高いのが困り者ですが、せっかくなので「浮湯」にも入湯。湯は「元湯」と全く同じ。

 青森ヒバを多用した内湯にはほぼ正方形の「あつ湯」と「ぬる湯」が並んでいました。

 売り物の「浮湯」は池の中に円形の露天風呂を内湯側から突き出したような格好で配したもの。内湯から見ると池の中に湯船が浮かんでいるように見えます。

 入湯料が高いためか、日帰り客向けには無料で昼飯が付く「湯めぐりセット」を売り出していますが、その昼飯がラーメンないし焼き物とあまりそそらないのが難。

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 広大な敷地内に巨大ホテルが立ち並んでいますが、冬季はいくつ稼動しているのかなぁ・・・

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【温 泉 名】古牧温泉
【施 設 名】古牧温泉 青森屋
【入浴料金】浮湯 1200円 元湯300円
【交通手段】三沢駅から元湯徒歩3分くらい 浮湯15分
【泉  質】アルカリ性単純温泉
【源 泉 名】古牧温泉
【泉  温】源泉43度 → 使用位置 42度
【コメント】加温。塩素系薬剤使用。循環の有無についてはコメントなし。

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2010.08.24

花巻温泉巡り(4):台温泉

花巻温泉巡り(3)から続く)

大沢温泉 15:07 (岩手県交通)  15:33 花巻

花巻 15:45 (岩手県交通)  16:10 台温泉

いったん花巻駅へ戻ってバスを乗り換え、今夜の宿である台温泉へ。どちらも花巻駅の西側なので車利用ならこんな馬鹿げたルートを辿らないんでしょうけど(´・ω・`)ショボーン

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川口や浦和で嫌ほど見掛ける国際興業色のバス・・・(´・ω・`) ショボーン

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台温泉はバス停を起点として小さな川沿いにCの字型に温泉宿が連なる中規模の温泉街。その麓近くにある花巻温泉には巨大旅館が目立つのとは対照的に、宿はいずれも中小規模 。どちらかといえば湯治色の濃い温泉で、食事処とかお土産屋とかは目立ちません。

その歴史は古く、南北朝時代の末期に発見されたとの説も。江戸時代には南部藩の支配下に入り、南部藩の藩公や重臣がたびたび湯治に訪れたとか。

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規模はどの宿も似たり寄ったりなんですが、経営者の才覚の差が如実に出た結果なのか、あるいは何かの運不運がもたらしたものなのか、外見が小奇麗でいかにも高そうな宿と、営業しているのかどうかすら判然としない宿との落差がでかすぎ。温泉街全体の活気はさほど感じられず。

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宿泊したのは「中嶋旅館」。木造4階建てで台温泉では大きめの宿です。外観を眺める上では旅館内に立つ木が邪魔ですが、いかにも切るに切れなさそう。

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温泉旅館って大体において晩飯多すぎなんだよなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

旅館の規模に比べると岩風呂風に設えた風呂は案外小さく、眺望が効かないこともあってイマイチでした。まぁ昼に入った鉛温泉や大沢温泉と比べるほうが可哀想な気もしますが。

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【温 泉 名】台温泉
【施 設 名】中嶋旅館
【交通手段】花巻駅からバスで約30分。台温泉下車。
【泉  質】単純硫黄泉
【源 泉 名】台温泉(2号泉)
【泉  温】源泉:93.5度 → 使用位置 52度
【コメント】加水・循環ろ過・塩素系薬剤使用

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2010.08.19

花巻温泉巡り(3):大沢温泉

花巻温泉巡り(2)から続く)

鉛温泉 14:01 (岩手県交通)  14:07 大沢温泉

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鉛温泉から大沢温泉へハシゴ。

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大沢温泉も鉛温泉同様もともとは湯治中心の一軒宿でしたが、南部藩定宿というブランドが効いているのか、あるいは単に歴代の経営者がやり手だったのか、鉛温泉と比べると相当垢抜けしています。テレビ・雑誌等への露出も圧倒的に大沢温泉のほうが多いかと。

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大沢温泉は「自炊部」、南部藩の定宿だった「菊水館」、新館「山水閣」に分かれており、日帰り入浴は自炊部で受付。

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大沢温泉といえば自炊部の外れ、川沿いにある混浴大露天風呂が有名なんですが、往訪したときはなんと清掃中(´・ω・`)ショボーン 

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大露天風呂の他にも日帰り客用にいくつかの風呂が開放されており、新しい「豊沢の湯」に入浴。ガラス戸越しに川を眺めながらの入浴で、新緑ないし紅葉の季節の眺めはさぞかし壮観かと。

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【温 泉 名】大沢温泉
【施 設 名】大沢温泉「豊沢の湯」
【入浴料金】500円
【交通手段】花巻駅からバスで約30分。大沢温泉下車すぐ。
【泉  質】アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
【源 泉 名】大沢温泉
【泉  温】源泉:51度
【コメント】加水なし・加温なし・ごくわずかながら一部循環ろ過。

 大沢温泉のHPだと「源泉掛け流し」を謳っているのは自炊部「大沢の湯」・「薬師の湯」・「かわべの湯」、菊水館「南部の湯」、山水閣「貸切家族風呂」だけなんですなぁ・・・

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2010.08.16

花巻温泉巡り(2):鉛温泉

花巻温泉巡り(1)から続く)

花巻 12:35 (岩手県交通)  13:07 鉛温泉

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花巻駅に戻って温泉巡り開始。上写真は岩手県の盛岡市以南をカバーする「岩手県交通」。もともとはこのように銀のボディーに青帯だったんですが、親会社が国際興業のためか、最近は国際興業と全く同じカラーリングのバスが増えて、埼玉から来たものにとってはゲンナリさせられる展開に。

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花巻駅からバスで30分ほどで「鉛温泉」に到着。花巻駅の西側、豊沢川沿いには温泉が点在しており、「花巻南温泉郷」とも総称されているようですが、鉛温泉はそのうちの一つ。「藤三旅館」という一軒宿が建っています。

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「藤三旅館」も川沿いに横に横にと増築を重ね、しかも建てた時期によって全く趣が違っているせいか、全体を俯瞰すると非常に奇怪。

上写真は総けやき造り3階建ての「旅館部・本館」(昭和16年建築)。その横に鉄筋3階建ての「別館」(昭和42年建築)が付随しています。

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一方こちらは「湯治部」。温泉旅館というよりはオンボロかつ素寒貧とした学生寮みたいな外観で、初めて訪れる方はちょっと引いてしまうかもしれません(笑) 旅館部と違っていつ建ったのか、藤三旅館のHPを見てもよく判らず。

もともとは「自炊部」と称していたはずですが、こちらでも食事を出すようになったので名称を変えたのかも。

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「湯治部」の廊下。鍵も何にもない格子戸が連なっていますが、こういうのも今時嫌な人も多いだろうなぁ・・・

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「湯治部」には付き物の売店。酸ヶ湯温泉の売店なんかは自炊向けというよりはほぼ完全に観光客向けになってしまいましたが、ここは自炊向けの色彩を濃く留めています。

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この日日帰り客用に開放されていたのは「白猿の湯」と「桂の湯」。共に写真で紹介できないのが残念ですが、「白猿の湯」は鉛温泉の名物。

階段を降りて浴室脇で脱衣。小判型の湯船はそれほど大きなものではありませんが、なんと深さが1m強もあるため立ったまま入らざるをえません。湯口が見当たりませんが、天然の岩をくりぬいて作ったお風呂の底から源泉100%のお湯が湧き出てくるとのこと。

3階分に相当する巨大な吹き抜けが開放感を演出。それほど熱いわけでもありませんが、やはり立ったまま入るっちゅーのは長湯には向きませんなぁ・・・(苦笑)

「桂の湯」にも入ってみましたが、こちらは川のせせらぎを共にする今風の露天風呂付きでした。

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【温 泉 名】鉛温泉
【施 設 名】藤三旅館
【入浴料金】700円
【交通手段】花巻駅からバスで約30分。鉛温泉下車すぐ。
【泉  質】単純温泉(弱アルカリ性単純高温泉)
【源 泉 名】鉛温泉(下の湯)
【泉  温】源泉:50.2度
【コメント】加水なし・加温なし・循環せず。

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