2017.08.17

いかめし@森・阿部商店

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 駅弁大会どころか北海道物産展等でも簡単に買える森の「いかめし(650円)」。逆に森駅で買う機会なんてそう滅多にはありません。というか、森駅にキヨスクがまだ残っていること自体が不思議ですが。

 小振りなスルメイカの中に餅米とうるち米を詰めて甘辛く煮込んだだけの超シンプルな一品。わざわざ森で買っただけの甲斐あってか、まだキヨスクで保温ボックスに入れてあったせいか、ご飯のぬくもりが残っていました。ただ逆に出来立てが災いしてか、駅弁の中に煮汁が残っていてうっかりズボンを汚す始末(つД`)

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 昔は500円くらいだったはずなのに、いつの間にか随分値上がり。駅弁というより限りなくおやつサイズであることを考えれば、特に安くはなくなったような気も。最近続いているイカの不漁が響いているのかもしれませんが。

 また超シンプルな一品だけあって、甘辛くて濃い味付けのスルメイカと、もちもちっとしたご飯の超々淡白な味わいとのコントラストが強すぎるという気がしないでもなく。

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2017.08.15

鰊みがき弁当@新函館北斗・北海道キヨスク

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 新函館北斗駅は新幹線と在来線あるいは観光バスとの乗換駅で、ここで滞留する人がほとんどいないせいか、新幹線開業後1年以上経っても駅構内の飲食店は非常に少なく、周辺にこれといった飲食店も出来ないまま。よって、ランチはキヨスクで買った駅弁に。幸い駅内には飲み食いできるスペースが確保されています。

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 買ったのは函館駅駅弁の定番「鰊みがき弁当(880円)」。白御飯の上にニシン甘露煮と味付けカズノコ、茎わかめ醤油漬と大根味噌漬を添えた比較的シンプルな構成。ニシン甘露煮はいかにも駅弁向けなかなり濃い味付けで、しかも脂がのっていてちょっと重めの味わい。ご飯の量が多くはないので、ご飯を食べ進むにはニシン甘露煮と茎わかめ、大根だけで十分。味付けカズノコは酒のアテに転用して余りあるくらい。

 ただその味付けカズノコはニシン甘露煮とは対照的にかなり薄めの味付け。これまで濃くしてしまうとさすがにしつこくなるので、あえて薄味にしているのかな?

 また冬でもないのにご飯がすっかり冷えて固まっていたのも残念。新函館北斗駅は駅弁があまり売れず、回転が悪いのでこうなっちゃったのかな???

 とはいえ、ニシンやカズノコのボリュームの割には安く、コストパフォーマンスに優れた名品だと思います。

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 なお製造元が「北海道キヨスク」になっていたのが気になりましたが、函館で駅弁を扱っていた「みかど」は2012年に廃業し、函館駅駅弁販売店をジェイ・アールはこだて開発(現、北海道キヨスク)に営業権を譲渡していたようで。

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2017.05.22

焼きたらこトロ鮭弁当@新潟・新潟三新軒

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 新潟三新軒@新潟の「焼きたらこトロ鮭弁当(1050円)」。焼きたらこが2つごろっと添えてあるだけでなく、ご飯にたらこそぼろまでかけてあるのでどう見ても痛風持ちには禁断の一品(苦笑)。

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 いやでも焼きたらこに目を奪われがちですが、この弁当で突出して美味いのは「トロ鮭」。程よく脂がのっているのが「トロ」のトロたる所以かな? 

 他に菜の花炒め、栗、椎茸、辛子なす、つぶ貝等と具もバリエーション豊富な割にはご飯の量が少な目。それゆえお酒のアテ兼用の駅弁と割り切ったほうが良さげ。

 ただ製造から2時間も経っていないのにご飯が餅状に堅くなっていたのは残念。これなら新潟駅万代口の駅ナカスーパーで寿司でも買ったほうが安くて美味いような気がしてなりません。駅弁だから仕方ないといってしまえばそれまでですが、駅弁以外の選択肢がアホほどあるからなぁ、今は。

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2017.04.03

椎茸めし@宮崎・宮崎駅弁当

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 古くからある宮崎の駅弁「椎茸めし」。日豊本線は大分以南の衰退が著しく、宮崎への交通手段としての鉄道の地位もガタ落ちして久しいのですが、宮崎の駅弁はまだまだ健在でした。

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 鶏ガラスープの炊き込み御飯の上に、鶏そぼろと肉厚の椎茸スライスと錦糸卵をのせただけのシンプルな構成。ただ炊き込みご飯といってもかなり薄味で、ご飯だけで食べ進むのはいかにもしんどい。

 そこで付属のおかず(出し巻き、タケノコ、ミートボール、かまぼこ、ふき、高野豆腐等)が大活躍。よって実際のところは限りなく幕の内弁当に近い気がします。

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 また弁当の2/3くらいをご飯が占めていて、今時の駅弁にしてはかなり量が多いかと。ご飯が主体という辺りは昭和テイストをしっかり残した一品と評することも出来ようかと。また760円と今時の駅弁としてはかなり安く、それでいて依然コンビニ弁当とは明らかに一線を画した出来を維持しているのは高く評価できます。

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2017.01.11

焼き鯖さば寿司@八戸・朝市屋

 八戸駅の周辺は恐ろしいほど何もない。街の中心が本八戸にあるので致し方ないのだが、八戸駅近くに宿を取ると食事に困ります。

 とはいえ、居酒屋みたいなところでがっつり飲み食いするほどの気力・体力もないので、さば寿司を買ってホテルで酒のアテ代わりに。

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 訪れたのはJR八戸駅東口からユートリーへ行く途中の駅前横丁にある「さばの店 朝市屋」。「朝市屋」ですが日が暮れてもまだ営業しています。

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 鯖寿司と焼き鯖寿司を二枚看板とする「棒寿司」が最大の売り物のようですが、その2つがセットになった「鯖寿司ミックス(730円)」を購入。棒寿司ってご飯がぎっしり詰まっているのでサイズの割には量が多く、一品だとどうしても最後は飽き勝ち。ゆえに、セット物はめっちゃ魅力的! マルカネが製造。

 そしてしめ鯖、焼き鯖とも予想以上に肉厚で大満足。武藤がゴールした日にはよくスーパーで鯖寿司を買って食べますが、そんなもんと比較するのも愚かなり・・・

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2016.12.31

かにめし@網走・モリヤ商店

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 正直網走くらいの規模の駅で未だに駅弁が売られていること自体奇跡だと思います。網走よりはるかに利用客数が多い北見ではもうかなり前から駅弁を売っていません。特急「オホーツク」は今時在来線では珍しく長時間乗車強いられる乗客が大半なのに車内販売どころか自販機すらありません。そんな状況でも北見で駅弁が成り立たないのは少々不思議ですが、石北本線自体の存続が取りざたされるようになったところを見ると駅弁屋が成り立つほど乗客の絶対数がいないのでしょう。

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 でもなぜか網走の駅弁は健在。待合室の一角に駅弁専用の売店があり、ホーム側からも買えるようになっています。今回はシンプルな「かにめし(900円)」を購入。

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 ご飯の上にカニフレークを厚めに敷きつめ、さらに椎茸、昆布、錦糸卵、紅生姜などを載せたもの。朝一番の「オホーツク」にあわせて調整したためか、ご飯はホカホカ。これなら何をどう作ろうが間違いなく美味い。似たようなものが多い「かにめし」ですが、出来たてというだけで印象が格段にアップ。ご飯の味付けがあっさりめで、カニの美味さを引き出しているのも好印象。

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2016.12.09

三原・浜吉「たこめし」 & 381系特急やくも試乗

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 岡山駅の駅弁の定番といえば「祭りすし」ですが、改札外の売店でまだ品数の少ない朝なのに浜吉@三原の「たこめし」を売っていたので即決購入。
 
 三原のような「のぞみ」が止まらない小駅で駅弁業者が生き残っているのが不思議ですが、駅弁業者の淘汰が進む中で生き残った業者が販路をぐんぐん拡張している流れで、三原の駅弁を岡山で扱うようになったのでしょうなぁ。

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 あっさり炊き込みご飯の上に、いかにも駅弁向けに甘く濃く煮込まれたタコがゴロゴロ。当然ながら食感が堅いのが難ですが、その辺は目を瞑りましょう。飽きが来ないようにたけのこ、えび、うずら、椎茸、玉子焼、柴漬けと具を取りそろえ。

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 ボロボロの381系がいまなお力走を続ける特急「やくも」。引退するのはまだまだ先なんでしょうが、引退間際にわざわざ乗りにゆくのも面倒な路線なので早々と「お名残乗車」。

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 大窓越しに高梁川を堪能。でも振り子特有の横揺れ以前に、やたら細かく揺れるんだよなぁ・・・

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 381系特有の「ぼっち席」。381系の無理やり感を象徴する座席ですが、そんな特殊な車両がここまで長生きするのは!

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2016.11.18

鶏めし@大館・花善

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 大館の有名駅弁「鶏めし」を久しぶりに賞味。全国的に駅弁業者が衰退する中で、花善は大館駅前で今なお健在。

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 併設しているレストランは改装工事のため休業中でしたが、その傍らで駅弁を販売。というか、弁当をせっせと作っている作業場の片隅に販売窓口を設けていて、なんか作業を中断させてしまったようでちょっと申し訳ない感じ。

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 醤油味の鶏肉の煮汁で炊いたご飯を主とするシンプルな駅弁。駅弁は冷えても美味いように味を濃い目に作るのが通例ですが、鶏めし自体は甘味こそ強いもののそれほど味が濃いという感じはせず、、乗せものの鶏肉を濃い目に煮込むことで補っている感じ。従ってシンプルな造りの割には飽きが来ないし、しつこくもない。鶏からほんのりにじみ出る脂が鶏めしの旨みを増している気も。

 ただ副食のかまぼこや鶏つみれはまだしも、鶏めしに合わせるのにがんもどきはちょっとしつこいかと。山菜があると良いのですが。

 花善の公式サイトによると、

 「先代社長が戦後まもなくの頃、物資不足から、配給が米・砂糖・醤油・ゴボウしかなくまとめて炊いてみたことから、その味が好評を得て原型が生まれました。」

 「のち昭和22年に商品化する際に、昭和15年頃に販売していたキリタンポ弁当の売れ残りの鶏肉を、甘辛く煮付けて賄い食としていたことを思い出し、ご飯と合わせることにより当時80銭で販売を開始しました。」

とあり、しかもその後パッケージや容器等は変遷したものの、頑に味付けだけは守り通しているとのこと。なんかめちゃ原価安そうな気がしますが(苦笑)、有名駅弁なのに今でも1000円未満で頑張れる所以でしょうなぁ。

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 新幹線から遠く外れているのでなかなか行く機会がない大館ですが、「鶏めし」は今や大館に行かないと売ってないわけではなく、秋田の主要駅や秋田空港、新青森駅、はては仙台駅や東京駅でも売っていて、入手難というほどでもないのですが、駅弁というのは現地に行ってこそ旨味が増すような気がしてなりません。

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2016.10.25

漬焼きサーモンいくら弁当@新潟・神尾弁当部

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 「漬焼きサーモンいくら弁当(1000円)」。本来新津駅の駅弁業者である神尾弁当部の一品。新潟駅東口改札口前売店で購入。

 薄味の酢飯を詰め、漬焼きサーモンで覆い、さらにイクラ醤油漬を置いたシンプルな弁当。ただサーモンは薄く、イクラは小さい上にしわしわで、総じて値段相当といったところ。14時調製なのに17時過ぎにはもうご飯がすっかり堅くなってしまったのも印象悪し。

 これなら「鮭はらこ弁当」のほうが無難だったかと。

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2016.01.17

焼きさば寿司@高知

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 四国の駅弁事情は非常に厳しい。そもそも駅弁を売っている駅が激減しており、車内販売も壊滅。時刻表に駅弁マークが付いていても販売時間が短かったり、品数が少なかったりして入手できないことも。もっとも四国は高速道路の発達で都市間輸送が自家用車や高速バスに流れてしまい、長時間鉄道に乗る人が少なくなって駅弁どころか鉄道自体が危なくなっているのですが。

 従って四国で駅弁を食べるなんて当初は予定していなかったのですが、高知駅改札外のビッグキヨスクで一個だけ残っていた「焼きさば寿司」を購入。また18時にもなっていないのにこれが最後の一個というのが四国の駅弁事情を象徴している気も。

 高知の駅弁といえば昔は安藤商店の「かつおのたたき弁当」が有名でしたが、これは池澤商店が製造。大橋通の魚屋直営和食処「本池澤」と同じ系列で、駅弁というより仕出し弁当を駅に置いた風。四国は駅弁とコンビニ弁当の違いをとやかく言える状態ではないので、なんでもありです。

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 ただ予想に反してこれが大当たり。焼サバ寿司6切れを安っぽいスーパー的なの食品トレーに詰めただけの一品ですが、値段の割にはびっくりするほどサバが分厚い。サバの表面を軽く炙って臭みを消すと共に香ばしさを演出。酢飯にはほんの少量ですがゴマが混じっていて、その歯ごたえも楽しい。そしてなにより天敵大葉の存在感が薄い! しゃりも押し寿司風にみっちり詰まっているので、サイズの割に食べ応えがありました。

 コストパフォーマンスが悪すぎるので個人的には駅弁への興味を失って久しいのですが、これは感服至極。

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