2013.12.20

浦和2013年回顧(3・了):守備は大決壊し、攻撃も次第に行き詰まる

浦和2013年回顧(2)から続く)

・リーグ戦の結果は昨年の3位から後退して6位に。しかし年間勝ち点は55→58と増えましたし、2年連続優勝の広島との勝ち点差も9→5に縮まっています。また昨年は一度も優勝争いに絡まずに3位に滑り込んだ格好なのに対し、今年は最後にズッコケたとはいえ、終始優勝争いに顔を出していましたし、ナビスコ杯も決勝進出。従って6位という結果ほどには悪くない年と総括することも可能です。

・そもそも一昨年はぎりぎりでJ1に残留したクラブが優勝争いを演じるまでに成長したことで今年は良しとすべきなのかもしれません。

・ただ来年を見据えての総括となると、終盤の大失速というか大決壊というか、まぁこれでもかこれでもかと点を取られ、最後は撃ち合いにすらならずに一方的に点を取られて3連敗を喫したところに重きを置かざるを得ません。

・興梠、森脇、那須と攻撃に秀でた選手補強が奏功して、攻撃力大幅向上という側面が強く出てリーグ序盤は好スタート。原口を故障で欠いた大宮・清水戦こそ連敗を喫しましたが、リーグ戦中断までは守備の大破綻は見受けられず、順調に勝ち点を積み上げ。思い起こせば鹿島から3点、鳥栖と柏から6点を取った5月が浦和のピークでした。

・ところがリーグ戦中断明けから浦和は一転して苦戦。守備を固める甲府や瓦斯に対して負けはしませんでしたが内容に乏しい試合を重ね、続く川崎戦でカウンターを喰らいまくって0-4の大敗。さらに横浜M戦でも3失点で逆転負け。この時期運悪く啓太が故障し、その穴埋めが上手くいかなかったこともありますが、暑い最中にも関わらずスタメン固定で臨み続けた挙句に総員へろへろになり、引いた相手に対してミスを重ねてカウンターを喰らうという浦和の負けパターンの原型が出来上がった感がありあり。奇跡としかいいようがない磐田戦の逆転勝ちで3連敗こそ免れましたが内容は最悪で、磐田戦を落としていれば早々と浦和は失速していたと思います。

・チームが低空飛行に入った中、ミシャは両WBのみならず、両CBをも高めの位置に置き、代わりに両ボランチを下げたような、俗にいう「5-0-5」のフォーメーションを試行しましたが、当然ながらスカスカの中盤を突かれてたいした成果を上げられないまま、いつの間にかお蔵入り。

・アウェー川崎戦での大敗を契機に複数失点が目立ち始めた浦和。ビルドアップが不安定になって、相手に前から圧力を掛けられるといとも簡単にミスを連発してしまってカウンターを喰らうのはある意味仕様通りなのでやむを得ない(といって片付けられる問題ではないにせよ)のですが、情けなかったのはセットプレーでの失点の数々。マンツーマンで守っているはずですが、競り負けるどころか、そもそもマークがずれまくっているっていったい何なんだ??? 全部FK、しかも全く同じようなパターンで3失点を喫して敗れた瓦斯戦@国立は今年の浦和の失態の集大成みたいなものでした。

・まぁセットプレーの守備だけでなく、クロス攻撃に対する対応しかり、後方から飛び出してきた選手への対応しかり、守備の人数は揃っているのに肝心の相手を捕まえていないという場面が続出。ミシャが守備についてこれといったメソッドを持ち合わせておらず、何から何まで選手頼みになっている上に、その選手、特にCBの守備能力に疑問符がつくのが浦和の「枠守備」の根本原因でしょう。またリーグ終盤は阿部の衰えも気になり始めました。

・瓦斯戦の大失態を機にGKを加藤から山岸に代えましたが、失点は止まらず。山岸の好守に助けられる場面は随分ありましたが、足元が拙い欠点を見透かされて相手に強烈なプレッシャーをかけられ、ビルドアップが上手く行かずに自爆することもしばしば。5-0-5同様、GK交代も浦和の行き詰まりを打開しようとして上手く行かなかった今年を象徴している気もします。

・攻撃のキーマンである興梠の封じ込めは当たり前。さらに5バックでサイドのスペースを埋める、前からプレスを掛けて容易にビルドアップを許さない、両サイドはある程度捨てて4×2のブロックで中央で徹底的に跳ね返す等々、相手のミシャ対策は次第に巧妙になる一方、浦和の攻撃は次第に手詰まりに。それでも同じく優勝を争う横浜Mや広島も勝ち点が伸び悩んだのに助けられ、浦和は終盤まで優勝戦線に残りはしましたが、面子的には圧倒的に優位といわれたナビスコ杯決勝で柏に完封負けを喫したのが浦和の攻勢の終末点。その後はとうとう1試合も勝てずにシーズンを終えてしまいました。

・通年の成績は悪くないが、終盤は守備が崩壊しただけでなく、攻撃も行き詰まった。ここままだと来年は悲観的にならざるを得ないというのが今年の総括です。

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2013.12.19

浦和2013年回顧(2):選手層は依然厚くならず

浦和2013年回顧(1)から続く)

・選手補強は合格レベルでしたが、選手層が厚くなったかといえばそうともいえず。

・極端にいえば昨年は「いつものスタメン+宇賀神」だけだったのが、今年は「いつものスタメン+マルシオ、梅崎」になっただけ。

・「いつものスタメン」と遜色なく使える選手は相変わらず少なく、原口とか啓太とか阿部とか那須とか主力選手を出場停止等で欠いた試合は勝ち点落としまくり。全く代えが効かない興梠が出場停止となったホーム柏戦で勝てたのが皮肉といえば皮肉でしたが。

・終盤は攻守両面で使える貴重な持ち駒だったマルシオが怪我でベンチにも入れなくなり、浦和大失速の一因に。梅崎なり関口なり直輝なり、マルシオ不在時に2列目に途中投入できる選手はいることはいるのですが、ボールをキープできる選手は誰一人としていないのは痛恨の極み。

・昨年不動のレギュラーだった坪井や永田は試合勘を失ってしまったせいか、たまに訪れる出場機会でもミスが目立ちました。特に長期離脱明けの永田の惨状は眼を覆わんばかり。浦和の守備が昨年のリトリート一辺倒から中盤でボールを取りに行く方向に変わったのが関係しているのかもしれませんが・・・

・永田が怪我による長期離脱だったのでやむを得ないにしても、坪井の不振は多分にミシャのスタメン固定の弊害かと。昨年は監督就任初年で早期にチームに戦術を定着させ、それなりに勝ち点を積み上げて浦和にありがちな雑音を封じ込めるためにスタメン固定はやむを得ないと思っていましたが、今年はその弊害が目立ち始めたように感じました。森脇はコンディション不良なのか、どう見ても試合に出してはいかんレベルだろうと思われる試合もありましたが、ベンチに座る坪井は思うところはあるだろうなぁ・・・

・大ベテランの暢久は昨年終盤、永田離脱時に大活躍。ところが今年は時々途中投入でクローザー的役割を担う程度で、しかも大ベテランにも関わらず試合の入りが芳しくなかったりして総じてイマイチの出来。またCBに起用された甲府戦ではパウリーニョに苦戦した挙句前半だけで交代を命ぜられてしまいました。暢久は残念ながら今年限りで契約満了になってしまいましたが、その出来からすれば妥当だと思います。

・そもそもミシャが上手く使えるかどうかという問題がありますが、守備駒を欠いたのが浦和の「ザル守備」ならぬ「枠守備」の一因かと。

・残念ながら若手に目立った成長は見られず。これまたミシャのスタメン固定の弊害なのかもしれませんが、天皇杯を見る限り、スタメンどころか「いつものベンチメンバー」を脅かす実力がある選手が見当たらないのも事実。

・目先の勝敗を半ば度外視し、成長を促すために若手を積極的に起用したフィンケ。その結果成績不振で外野から轟々たる批判を浴び、まるで石もて追われるように浦和を去らざるを得なくなったフィンケの末路を見れば、このクラブで「我慢して若手起用」なんてやる監督なんてまずおらんでしょう。浦和というなぜか分不相応といって差し支えないくらい勝利が要求されるクラブでは、若手は数少ないチャンスを活かし、自ら道を切り開いて監督の信頼を勝ち取るしかないかと。極めて険しい道ですが。

・その点長崎に活路を見出し、がっちりスタメンの座を掴んだ岡本は立派。来年矢島や小島はどうするかなぁ・・・

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2013.12.18

浦和2013年回顧(1):補強は合格レベル

・2013年の選手補強は合格レベル。優・良・可でいえば「良」と評価できます。

・補強選手の中で花まるを上げて差し支えないのはぶっちぎりで興梠。昨年1トップをこなせるFWがいないのが災いして、攻撃的な姿勢をとっている割には点が取れずに難儀しました。しかし、最前線でボールが収められ、さらにボールの引き出しが上手く、また相手DFラインの裏も狙える(っちゅーか、これらは皆原口が苦手なことやがな・・・)興梠の加入で一気に浦和の攻撃が活性化。加入当初はミシャの戦術をこなすのに精一杯で興梠本人は点を取れずに苦しみましたが、シーズン半ばからはコンスタントに得点を上げられるようになり、リーグ13得点で浦和のトップスコアラーに。このレベルの選手を移籍金なしで獲得したのだから文句のつけようがありません。

・森脇の加入も合格レベル。昨年は明らかに左右の攻撃のバランスが悪く、右は坪井に多くを期待できないため、平川のクロス攻撃に終始しがちでしたが、攻撃力のある森脇の加入で左右両サイドから厚みのある攻撃ができるようになりました。

・那須の加入も合格レベル。当初ACLを睨んで控え選手層を厚くするため、ボランチもCBもこなせる選手を獲得したものと見られましたが、シーズン序盤から長期離脱を余儀なくされた永田に代わってCBでスタメンに定着。その後も啓太の代わりにボランチでスタメン出場。良い意味で予想外だったのは那須の得点力。セットプレーで活躍するだけでなく、試合終盤になってやおら敵陣深く潜入して決定的なゴールを決めることもしばしば。CBなのにリーグ9得点が評価されてか、ベストイレブンにも選出されました。

・ただ森脇、那須とも花まるには至らず。これは端的に肝心の守備がCBとして疑問符が付くレベルだったから。ザルどころか枠と化した浦和の守備に彼らの責任なしとはいえない以上、花まるは無理。もっとも浦和の枠守備は選手だけに責任があるわけではないので、これは項を改めて論じます。

・キャンプ中の故障が災いしてか、戦術理解に難渋していたかのように見えた関口もリーグ終盤になってようやくその実力が開花し、攻め駒として計算できるレベルに。今年はほぼベンチスタートでしたが、平川がばてるのが早くなってきたように見えるので、来年はスタメン定着の可能性も十分。

・Jリーグを闘うだけであれば現有戦力で大きな問題はありませんでしたが、それなりの補強を施して臨んだはずのACLはグループリーグで敗退。ムリキやコンカといった強力な外国人選手を擁する広州恒大には初戦でタコ殴りの憂き目に。また広州恒大と比べると実力はかなり劣るはずの全北現代のロングボール攻撃にも耐え切れず、結果的に全北現代に一度も勝てなかったのがACLグループリーグ敗退の主因になってしまいました。ACL優勝の広州恒大と比較するのは無謀かもしれませんが、外国人枠をだだ余りさせているようではもはやACLはグループリーグの突破すら覚束ない。久しぶりのACL出場もそんな苦い教訓を得ただけに。

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2013.12.17

浦和2013年回顧(要旨)

・予想以上に早く土台が完成し、今年はそこに上物を建てる年だった。

・取り寄せた建材は上々の出来。

・そこでミシャ棟梁は喜び勇んで上物を立てては見たものの、一見ド派手に見える上物は非常にバランスが悪く、年末についに倒壊。

・一応土台は残っているが、棟梁の手腕には疑問符がつく格好になり、来年も新建材に頼るしかなかろう。

今年一年の回顧、及び来年の展望をごく簡単にまとめるとこんなところでしょうか。以後エントリーを改めて今年一年を振り返ります。

もっとも終盤の崩壊っぷりがあまりにも衝撃的で精神的にダメージがでかく、それゆえ今年一年を上手くまとめられないまま尻切れトンボになってしまうかもしれませんが、その際は平にご容赦を。

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2013.12.08

【観戦記】13年第34節:浦和 2-5 C大阪

・2年間積み上げて来たはずのものが音を立てて崩れ落ちてしまった感さえ漂う、酷い敗戦でした。

・浦和は勝負弱いのではなく、単に弱い。前半の出来はここ3試合の中では上々といって差し支えなく、実際原口のゴールで先制点を上げました。しかし、やや不運な形で同点に追いつかれると、その後はもういけません。

・流動的にポジションを変えながら前に人数を裂いて攻勢に出たC大阪に対して、浦和の守備陣は簡単にマークを剥がされるわ、っちゅーかそもそも掴まえてないわで失点の山また山。人数は足りているのに何の役にも立っていない、かかしの林立状態。

・残念ながらミシャは守備に関して何のメソッドも持ち合わせておらず、組織性なんて皆無。だからリトリートして守るにせよ、積極的に前から掴まえに行くにせよ、全て個人能力任せ。中盤でボールを奪えているうちはまだ良い(その点この日の前半はかなり良かったほう)のですが、CBが1対1で脅威にさらされるとなるともういけません。CBの能力不足が顕著すぎ。柿谷なり南野なりが上手いといってしまえばそれまでですが、あんなに簡単にスライドで交わされるようでは話になりません。

・そしてバランスを無視して総特攻を仕掛けたところで得点の気配すら漂わず、逆にカウンターで痛打を浴びまくるお馴染みの展開。

・この試合、凹みどころを数え上げるとキリがありませんが、撃ち合いで敗れるなら仕様通りというか哲学通りなので受け入れられる(その哲学が嫌いな人も多いにせよ)のですが、実際は撃ち合いどころか、途中から殴られっぱなしになっていること。

・この日のC大阪は扇原が最終ラインに下がって5-4-1みたいな格好で浦和のサイド攻撃を封殺。しかも低めの位置でブロックを形成していたので浦和も攻め崩すのに難儀しましたが、C大阪のバイタルエリアは事実上山口が一人で面倒を見ているようなものなので、本来そこは狙い目のはず。

・実際柏木→原口で上手くC大阪最終ラインの裏を取ることに成功しましたが、逆転された後は焦ってパスミスを連発してC大阪の守備ブロックに引っかかってはカウンターの好機を与えるだけに。あれだけミスを連発するようでは、やっていることに自信を失っているのではないかと思わざるを得ません。

・CKのこぼれ玉に興梠が反応して絶望的な戦局に一縷の光明が射したかと思えば、その直後に失点。川崎戦で見たばかりの、精神的にはダメージの大きいパターン。

・試合前はこの試合を山田暢久選手の送別試合と勘違いしているようなゲーフラを掲げる観客もちらほら。試合が終わったら終わったで、スタジアムからは橋本社長へ意味不明なブーイング。監督を「運任せ」と評する的外れ(「(守備は)人任せ」が妥当かと。監督批判自体は妥当だと思いますが・・・)なダンマクも登場。

・試合自体といい、試合前後といい、残念なことだらけ。暢久が、暢久に最も似つかわしくない涙顔でスタジアムを後にしましたが、悲惨な最終戦を偉大な功労者の送別で取り繕うのも浦和の伝統になってしまうのかどうか。

20131207013

-----興梠-----
--原口----柏木--
宇賀神-阿部-啓太-平川
-槙野--那須--森脇-
-----山岸-----

得点:24分 原口、72分 興梠

54分 宇賀神→関口
54分 平川→梅崎
69分 那須→直輝

・関口&梅崎投入後はバンザイ突撃状態なので評価は難しいのですが、関口がそれなりに働いている一方、梅崎がほとんど機能しないのも相変わらず。リーグ終盤、平川が良くも悪くも無難なプレーに終始しがちなので来年は関口がスタメンを奪取する可能性が十分ありますが、梅崎は正念場かも。

・直輝が久しぶりに長い時間起用されました。これもバンザイ突撃にバンザイを重ねているようなものなので評価が難しいのですが、来年面白いオプションになる可能性が垣間見えたような気も。

20131207018

-----柿谷-----
エジノ----杉本---南野
---扇原--山口---
丸橋-山下--茂庭-酒本
-----金鎮鉉----

得点:40分 杉本、45+1分 南野、53分 柿谷、76分 柿谷、86分 南野

HT エジノ→枝村
78分 杉本→楠神
90分 楠神→小暮

・退団が決まってモチベーションも何もないせいか、何の役にも立っていなかったエジノを前半だけでばっさり切ったクルピの采配は敵ながら見事。あれでC大阪は一人人数が増えたようなものだからなぁ・・・

・そして途中投入の楠神を途中で下げる非情采配。楠神は随分チームメイトに慰められていましたが、ありゃ楠神は凹むわなぁ・・・ クルピも今季で契約終了ですが、最後は鬼になって一仕事。クルピの浦和嫌いは筋金入りか(自嘲)

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2013.12.06

【展望】13年最終節C大阪戦

・C大阪との対戦も今年4度目。前節の様子を確認したところ、面子もフォーメーションも前回対戦時(ナビスコ杯準々決勝第2戦)と大して変わっていません。

・クルピ監督はもともとミシャのユニークなサッカーに対して無為無策で臨んでいましたが、前回対戦時に初めて浦和対策らしくものを披露。要は人数を裂いてサイドで攻守の主導権を握ろうとするもので、ファーサイドへ上げたクロスを柿谷が決めるという、後日ナビスコ決勝でも見る羽目になるパターンで浦和は先制点を取られました。

・C大阪はレギュラーCB藤本が故障で、茂庭がスタメン入りしているのが目を惹くくらい。また南野がリーグ終盤レギュラーポジションを確保し、エジノないし杉本がスタメンを外れる機会が多くなっています。

・C大阪といえば伝統的に前目のタレントが強力なため攻撃的なイメージが強いのですが、ここまでのリーグ戦総失点はわずか30で首位の横浜Mと同じ。総得点も48で横浜Mや広島よりわずか1点少ないだけで、実態としては守備的なチーム。

・前節鳥栖に惨敗を喫して優勝の目はなくなった浦和。最終戦に勝てば他チームの動向に関係なくACL出場権が決まるため、何としても最終戦は必勝を期したいところですが、有利といわれたナビスコ杯決勝でまさかの敗北を喫していて以来、チーム状態は良くありません。ここ3試合しょーもない失点の山を築いて、気がつけば4位転落。といっても最終戦だからといってミシャが何か変わったことをやるわけではないでしょうし。

・ベンチにマルシオが戻ってくれば、ちょっとは悪い流れを断ち切れるかもしれませんが・・・

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<前節:C大阪 1-2 鹿島>

-----柿谷-----
南野--シンプリシオ---エジノ
---扇原--山口---
丸橋-山下--茂庭-酒本
-----金鎮鉉----

得点:38分 柿谷

79分:南野→楠神
89分:扇原→杉本

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2013.12.01

【観戦記】13年第33節:鳥栖 4−1 浦和

・わずかに残っていた逆転優勝の可能性を自ら叩き潰したような惨敗。セットプレーで早い時間帯に先制を許し、その後は守備を固める相手を攻め倦み、点を取るどころかカウンターで失点を重ねるという典型的な浦和の負けパターンをこれでもかこれでもかと遠い九州の地で大披露。怪しげな判定も見受けられましたが、敗戦を審判の責めに帰することができるほど競った内容の試合ではありません。

・点があまり入らないフットボールという競技の特性上、これだけ大量失点、しかもしょーもない失点を繰り返しているようでは優勝なんて夢のまた夢。3年目のミシャに重い重い課題を突きつけた感のある惨敗でした。

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・鳥栖は立ち上がりから浦和のボールホルダーへガンガンプレッシャーをかけてきました。いつもの4−2−3−1ではなく、池田の位置が豊田とほぼ横並びで4−2−2−2の布陣のように見えましたが、陣形をよりコンパクトにしてプレスがかかりやすいようにした意図だったのかどうか。

・この鳥栖の積極果敢な動きに対して浦和はまともにビルドアップができず、パスミスを連発。簡単にボールを失ってはカウンターを浴びる最悪の立ち上がり。玉際の競り合いでことごとく負けまくって話になりません。

・がら空きバイタルで放たれた藤田のミドルシュートは山岸が辛うじて防ぎましたが、続くCKからの流れで失点。形勢不利な時間帯を凌ぎきれず、失点しそうな時間帯に、それが必然であるかのように失点。

・浦和の攻撃も前半半ばすぎからなんとか形になりはじめ、柏木のループ気味のシュートがバーを直撃したのが前半最大のチャンス。さらに阿部の攻撃参加から柏木がエリア内でシュートを放つも、これは林の正面。この日は柏木が孤軍奮闘。惨敗の中、柏木だけは合格点を与えて差し支えないかと。

・流れが浦和に向きかかったところで、鳥栖の縦パスが簡単にどフリーの豊田に通ってしまう大惨事。なんで豊田のマークが外れているのか、いやその前に何か大チョンボがあったような気がしますが・・・(思い出せないので後で録画を確認します)。豊田は難なくゴールを決めて二点目。

→録画を見たら、槙野のバックパスを受けた山岸のキックがそのままどフリーの相手に渡ってしまい、さらにその縦パスを受けたキム・ミヌもフリーなら、その先の豊田もフリーというもはや憤死するしかない大失態でした(´・ω・`)ショボーン

・その後の浦和は相変わらずパスミスが多く、また原口が全く機能しないためか、前半は左サイド攻撃が不発。この日平川に代えてスタメン起用された梅崎も森脇とのコンビネーションがイマイチで空回り気味でした。

・後半になって鳥栖がリトリート主体の守備に切り換え。豊富な運動量が売り物とはいえ、あれだけのプレッシングを90分繰り広げるのは不可能なので、鳥栖の戦術転換も道理といえば道理。

・これによって浦和は後半になって突如ボールが回りだし、両サイドから攻撃を仕掛けるも、中央を固める鳥栖を崩せないお馴染みの展開。ナビスコ杯決勝で柏が浦和攻略法を天下に知らしめて以降、実に見慣れた光景。原口が左サイドを抉り、興梠のシュートがポストを叩いた場面がこの日一番のビッグチャンスでしたが・・・

・相変わらずマルシオが不在で浦和は攻め駒不足。唯一の攻め駒といえる関口を投入して勝負に出るのは当然ですが、下げたのは梅崎。クロスを相手にぶつけたり、誰にも合わないクロスを上げるだけに終始していた宇賀神を代えるとばかり思っていたのですが・・・ドリブルが武器の梅崎を左サイドに回したほうがまだ可能性があったような・・・

・ともあれ、関口投入後も戦局はさして好転せず。またこの日は啓太を下げて攻撃的な選手を投入し、なぜか柏木をボランチに下げるミシャ定番の勝負手が見られませんでしたが、直輝はまだ使い物にならないという判断なのかなぁ・・・それなら前節の絶望的な局面での直輝投入は何だったのかと。

・一方、ユン監督は終盤になってCB小林を投入し、5バックで浦和のサイド攻撃の可能性を封じる念の入れよう。

・ATに突入しようかという時間帯にカウンターを食らって啓太がエリア内で豊田を後ろから引っ掛けてPK。啓太は得点機阻止の一発レッドでもおかしくなかったくらい。豊田が自らPKを決めてこれで事実上試合終了。

・まぁそれ以前にカウンターを食らって山岸の好セーブでかろうじて難を逃れたり、セットプレーでどフリーでシュートを放たれたり(シュートはわずかに枠外)と、浦和はいつ3点目を取られてもおかしくない状態でしたし、90分まで試合の興味を繋いだだけでも良しとすべきかと(自嘲)。

・ATに入って浦和の破れかぶれの攻撃がようやく奏功して、右サイドからのクロスを那須が叩き込んでが一点返すものの、その直後に、またしても最終ラインのお粗末なミスから豊田に殺られる始末。こうなると、もはや脱力気味に笑うしかありません。

・選手の挨拶も見届けずにスタジアムを出た人が多いためか、帰りの鳥栖駅は大混雑。ぼやぼやしていると駅に入れないどころか、橋を渡れませんし。

0021

−−−−−興梠−−−−−
−−原口−−−−柏木−−
宇賀神−阿部−啓太−梅崎
−槙野−−那須−−森脇−
−−−−−山岸−−−−−

得点:90+2分 那須

63分 梅崎→関口

0020

−−−池田−−豊田−−−
民友−−−−−−−−早坂
−−−藤田−−高橋−−−
磯崎−坂井−−菊地−丹羽
−−−−−林−−−−−−

得点:15分 早坂、37分 豊田、90分 豊田、90+6分 豊田

69分 池田→ニルソン
81分 早坂→小林
87分 藤田→水沼

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2013.11.29

【展望】13年第33節鳥栖戦

・前節ホーム川崎戦で破れ、優勝を狙うにはまさに崖っぷちの状態に追い込まれた格好の浦和。もはや2連勝して天命を待つしかありません。

・前回ホームで対戦した時の鳥栖は守備が大崩壊中で残留争いは免れない情勢でしたが、その後GK林、CB菊地の補強が効いてか大量出血が止まって既に残留確定。足下3連勝、しかもC大阪・鹿島と上位チームを破っての3連勝ですから価値があります。途中磐田の介錯までやってのけましたが。

・但し、ここに来て怪我人が多発しているようで、肝心の菊地が離脱。さらにCBヨ・ソンへも離脱中で、レギュラーCBを2枚欠く格好。またMF野田も怪我。

・補強は当りばかりではなく、韓国籍以外の外国人はほとんど使い物になっておらず、播戸もほとんど出場機会を得られず。外国人の外れっぷりは財政面で少なからずダメージがあるかも。

・また昨年活躍した水沼は現在出番を失っており、ベンチに入るものの出番無しが続いていますが何があったのかは不明。

・浦和は依然マルシオの状態が芳しくないようで、川崎戦と同じ面子で闘うしかなさげ。鳥栖のロングボール攻撃とか藤田のロングスローを含むセットプレーからの失点には気をつけたいところといってもやられてしまうのが浦和。また終盤になって鳥栖に走り負けるというのもあるからなぁ・・・

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<前節:鹿島 1-2 鳥栖>

-----豊田-----
民友---池田---早坂
---藤田--高橋---
磯崎-坂井--小林-丹羽
-----林------

得点:64分 金民友、90+5分 金民友

77分:池田→ニルソン
89分:早坂→岡田
90分+6:金民友→金正也

・坂井はヨが離脱した30節C大阪戦からスタメン入り。小林は菊地の代わりに前節からスタメン入り。実績のある小林はともかく、坂井は大卒新人なので急造感は否めず、GK林の奮戦で勝ったとはいえ鹿島に結構決定機を与えていました。

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2013.11.24

【観戦記】13年第32節:浦和 1-3 川崎

・セットプレーで早い時間帯に失点。その後は守備を固めてカウンターを狙う川崎を両サイドから攻め立てるも思うように崩せずに得点は1点どまり。逆に川崎にカウンターからの絶好機を与えまくって、大敗しなかったのが不思議なほど。

・そんなに悪い試合だったとは思いませんが、浦和が浦和らしく闘って、実に浦和らしく負けた試合だったと思います。絵に描いたような負けパターンにずっぽりと嵌った浦和。優勝が一気に遠ざかる痛恨の1敗ですが、受け入れるしかありません。

・川崎は前回守備的に戦って失敗したのを反省してか、中2日の試合にも関わらず立ち上がりから積極的に前からプレスを掛けてきました。浦和もそれを交わしてチャンスを作りかかってはいましたが、最初にチャンスを掴んだのは川崎。

・森脇の縦パスをカットされ、そこからのカウンターで中村が強烈な枠内シュート。これは山岸のセーブで事なきを得ましたが、続くCKで失点。一応ジェシには那須が付くには付いていましたが、完璧に競り負けてしまいました。

・先制した川崎は一転して4-4-1-1っぽい格好でリトリート中心の守備に転換。いかんせん川崎は中2日なので長い時間プレスを仕掛けられずはずがなく、点が取れずに後半に勝負がもつれ込むと苦戦は免れなかったでしょうが、早い時間帯に先制点を得たことで川崎は非常に闘いやすくなりました。

・しかもずっと引きっぱなしというわけではなく、浦和がGKにボールを下げると大久保や中村が猛然と詰め寄ってきます。これに対してこの日は前半GK山岸がどうにも不安定で、プレスがかかっている選手にボールを出したり(受けた選手も慌てまくって参りましたが・・・)、単に相手に渡ったりと川崎にこれでもかこれでもかとチャンスをプレゼント。前半失点しなかったのが不思議なほど。もっとも山岸は後半好セーブ連発で浦和の大ピンチを何度も救っており、良くも悪くも山岸の特徴がはっきり出た試合になりました。

・引いて守る川崎に対して浦和は両サイドから攻撃の形を作ってはいましたが、半ばサイドを捨てて中央を固める川崎守備陣を崩せずに苦戦。川崎はナビスコ決勝での柏の戦い方を大いに参考にしたんでしょうなぁ・・・ 浦和は左サイドからは厚みにある攻撃を仕掛けているのに対し、右サイドは森脇の出来が良くないせいか、平川がクロスを入れて終わってしまう場面が少なくなく、あまり可能性が感じられず。また興梠と原口は徹底的にマークされてこれまた何も出来ませんでした。

・それでも後半に入ってようやく槙野が原口の支援を受けて左サイドからエリア内突入に成功し、さらに難しいシュートを決めてついに同点。

・同点のまま時間が経過すれば終盤はコンディションの差が効いて浦和が俄然有利になったでしょうが、非常に残念なことにすぐに失点。右SH大島が中へドリブルで斬りこんで来て浦和守備陣はボールウォッチャーだらけになってしまったのか、右サイドががら空きに。レナト→登里と抉られて、登里のクロスを槙野がクリアしきれずにオウンゴール。槙野が触らないと後ろに大久保がいたので槙野としてはいかんともしがたし。むしろ問題は人数はいるのにいとも簡単に崩されてしまった浦和の守備のあり方。

・登里に付ききれず、関口は投入直後にモロに失点に絡んでしまいましたが、攻撃面では上々の出来。浦和はその関口を軸に浦和は前がかりに仕掛けるも決定的なチャンスは作れず。疲労著しい宇賀神に代えて梅崎を投入するも、こちらは関口とは対照的に何の役にも立たず。梅崎は試合前のピッチ内練習に現れなかったところを見ると、そもそも試合に出せるようなコンディションではなかったのかも。

・攻守のバランスが崩れた浦和は、川崎のカウンターを浴びて絶体絶命の大ピンチの山また山。

・ミシャは最後に森脇→直輝という全く趣旨不明のバンザイ攻撃を仕掛けるも、もともとザルだった浦和のザルの目を壊しただけに終わり、ATに入ってついに大久保に決定的な三点目を取られてジ・エンド。

・セットプレーに弱い。守備の人数はいるのに何の役にも立っていない。引いて中央を固められると崩せない。攻守のバランスが悪くてカウンターに脆いと、浦和の負けパターンの大展示会と化した川崎戦。いやぁ、これはしんどい。

20131123005

-----興梠-----
--原口----柏木--
宇賀神-阿部-啓太-平川
-槙野--那須--森脇-
-----山岸-----

得点:57分 槙野

57分 平川→関口
70分 宇賀神→梅崎
84分 森脇→直輝

-----大久保----
レナト---中村---大島
---稲本--山本---
登里-井川-ジェシ-小宮山
-----西部-----

得点:12分 ジェシ、59分 OWN GOAL(槙野)、90+1分 大久保

78分 小宮山→田中裕
87分 中村→小林
90+3分 レナト→中澤

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2013.11.23

【メモ】浦和 1-3 川崎

(スタメン)

浦和は啓太が出場停止から戻っていつもの面々。マルシオは依然欠場。

川崎は中村、稲本、ジェシと天皇杯温存組がぞろぞろスタメン入り。

(前半)

僅差ながら川崎ペースの試合展開。

川崎は前回守備的に戦って失敗したのを反省してか、立ち上がり前から積極的。
浦和の縦パスを奪ってからのカウンターのチャンスで中村のミドルシュートは山岸がセーブするも、その後のCKでジェシが先制点。
先制した川崎は一転してどん引き守備。しかし浦和がキーパーにボールを下げると猛然と詰め寄る。

山岸がどうにも不安定で、プレスがかかっている選手にボールを出したり、単に相手に渡ったり。よく追加点を奪われなかったもの。

浦和の攻撃はそんなに悪くなく、左右から形を作っているが中央を固める川崎に苦戦。ナビスコ決勝と似た格好。

槙野→興梠のチャンスは決めたかった。

(後半)

ついにエリア内突入に成功した槙野が難しいシュートを決めて浦和同点。

しかしその直後にカウンターを浴び、浦和右サイドからのクロスを槙野がオウンゴール。守備の人数は足りていたのにもったいない失点。

その後は途中投入の関口を軸に浦和は前がかりに仕掛けるもこれといったチャンスはなく、逆に川崎のカウンターを浴びて絶体絶命の大ピンチの山。

梅崎は試合前のピッチ内練習にいなかったので状態が良くないのだろうと思ったのたが、案の定何の役にも立たず。

ミシャは最後に森脇→直輝というバンザイアタックを仕掛けるも、単にざるの目を壊しただけに終わり、ついに大久保に決定的な三点目を取られてジ・エンド。

ただでさえ相性の良くない川崎に先制されると苦しい。大敗しなかっただけでも良しとせざるを得ない。

興梠と原口は最後まで何もさせてもらえず。

ナビスコ決勝の柏の戦い方が大いに参考になったことだろう。

浦和が浦和らしく闘って、浦和らしく負けた試合。受け入れるしかない。

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