
大宮駅東口「高島屋」の向かい。好立地&年中無休かつ24時間営業のせいか、先客8、後客5と早い時間帯から賑わっていましたが、片付けが追いつかずに放置されている丼が多数でちょっとげんなり。約5年ぶりの再訪。
店内のタッチパネル式券売機で「すごい煮干ラーメン(850円)」を注文。大盛が無料サービスになっていたので大盛にしました。他にメニューは「豚王」と「つけ麺」「煮干油そば」。「煮干油そば」は前回往訪時にはありませんでした。
またこの店の非常に変わっている点は、回転寿司みたいな発注&配送システムを取り入れていること。食券をカウンターに設置されたカメラにかざしてQRコードを読み取らせた後、麺の固さ、味の濃さ、辛さ、ネギの有無、チャーシューの有無をタッチパネルで選択。今回は麺やわ・味普通・1辛(半辛がデフォルト)・ネギあり・チャーシューあり・油普通で。なお追加麺等もこのタッチパネルで注文。さらにラーメンが発注者のもとへベルトコンベアにのって出てくるあたりも回転寿司そっくり。
店内は縦長カウンターが壁沿いに2本並んで計20席弱。また水は手元の蛇口から。でも酷暑下のせいか、水が酷くぬるいのは困りもの。
店内に煮干し臭が漂っていましたが、相変わらずしっかりした煮干し出汁。ここまで煮干しがきついと苦手な人も少なくないでしょうが、えぐみや苦味はほとんど感じられず。かえしがややきつくてしょっぱめなのが難ですが、個人的には満足できる範囲内。
面白いのはピリ辛の「辛銀だれ」。以前2辛を頼んだらちょっとやりすぎで、ただでさえかえしがきつくてスープがしょっぱいのに辛銀だれが相まってもともとのスープの旨みがかき消され気味に。よって反省して1辛にしたところちょうど良い感じに。
煮干ラーメン専用に開発されたとの触れ込みの自家製の麺は太目の平打ち強い縮れ麺でつるつるした食感。ここの麺はデフォルトでもやや堅めで出てくるので「堅め」にするとスープに対して明らかに強すぎたので、逆に「やわ」を注文したところこれまたスープにジャストフィットでした。また大盛でも一般的な「並盛」より少し多い程度のなので、スープとの量的バランスが崩れているような感じはせず。
凪名物のワンタンみたいなのも健在。これは食感的にちょっと苦手なので、これを「なし」にして麺を増量するオプションが欲しいところ。
ちょこんと乗っている煮干しが極小になってしまいましたが、値上げ幅を抑えたしわ寄せがここに集中しているのかも。チャーシューは肉の旨味がしっかりしていてまずまず。ネギは相変わらず刻みが大ぶり。