2023.10.28

旬香@獨協大学前 ~ 塩らぁめん

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 東武伊勢崎線獨協大学駅東口から北へ。草加郵便局の真向かい。大昔に「鶴おか」があったところ。先客ゼロ、後客3。店前の歩道が狭いせいか「駐輪禁止」の貼り紙が目立ちますが、おそらく過去その件で近隣の方と揉めたのでしょう。
 
 店内の券売機ボタンを見て「塩らぁめん(900円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に醤油らぁめん、まぜそば。さらに往訪時は限定麺として「和牛背脂味噌らぁめん」を出していました。またサイドメニューの丼ものがバリエーション豊かな上に、お酒のおつまみ類にも力を入れている様子。
 
 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上に調味料類はなし。

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 店のウンチク書きによるとスープは「はかた地鶏と大山どり鶏の鶏ガラにモミジ、厳選された親鳥の丸鶏、国産豚の背ガラと香味野菜を合わせ丁寧に炊き上げた動物系スープと、その時期旬の魚介類、数種類の煮干しに鰹節、昆布、椎茸を合わせ一晩寝かしてから火にかけ旨味を最大限に抽出した魚介系スープをブレンドしたWスープ」とのこと。
 
 ウンチク書きには鶏が最初に書かれていますが、配膳された時の香りといい、味わいといい、魚介系(白身魚っぽい何か?)のほうがやや前に出ているように感じました。塩ダレが変に自己主張しない、薄味&超あっさり系で出汁の旨味を存分に楽しめる優れもの。これぞまさしく淡麗!!
 
 麺は菅野製麺所製の中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりですが、見た目に反して密度の高そうな噛み応えの強さが特徴的。
 
 鶏チャーシューはスープに合わせて淡白な味付けですが、豚チャーシューはちょっと角煮に寄せたような濃い目の煮込み加減で面白いアクセントに。ゴロンと転がっている黒いのは茄子。茄子は「あしらい」の位置づけで旬の野菜が乗るようです。他に笹切りネギ、三つ葉、海苔、粒生胡椒。
 
 これは他のメニューを試す価値大!!

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2023.07.22

若武者@新越谷 ~ 塩鶏中華そば

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 東武伊勢崎線新越谷駅西口から武蔵野線の高架に沿って西へ。但し高架下の店ではなく、その向かいに並ぶ飲食店の一角にあるので案外見落としやすいかも。駅近ですが駅裏感漂うちょっと寂しいエリアで、先客ゼロ。後客1。
 
 福島県二本松市の人気店「麺処 若武者」が首都圏に進出したもので、川口のはずれにあった「草加分店」はいつしか浅草に移転。この店は首都圏の2号店という位置づけ。浅草店はほぼ4年前に往訪済。

 店内のタッチパネル式券売機を見て、基本と思しき「塩鶏中華そば(900円)」を注文。平日ランチタイムは大盛or半ライスが無料サービスなので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に醤油鶏中華そば、味噌鶏中華そば、濃厚福島鶏白湯、辛味噌らーめん、特濃旨辛福島鶏台湾、福島鶏白湯まぜそばなど。浅草店にあった「会津山塩物語」や「黒煮干中華そば」がなくなり、味噌鶏中華そばと辛味噌らーめんが加わった格好。
 
 店内はラーメン屋らしくない大箱で島式カウンター8+8席と4人卓×6、小上がり1卓。卓上には一味、ホワイトペッパー、ラー油、酢、醤油。メニューや深夜営業をしているところを見ると、夜はちょっとした居酒屋として営業しているのでしょう。

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 スープは丸鶏で取ったスープに帆立・北寄貝・蜆・蛤・あさりと5種の貝出汁を合わせたものだそうですが、貝出汁は判然とせず、能書きが無ければ鶏出汁のみと思っていたでしょう。
 
 塩が妙に尖ることもなく、出汁の旨味をじんわり、じっくりと味わってもらす趣向のようで、スープ自体は悪くないのですが。麺に絡ませるとなると些か弱いかな。よって濃い目に煮込まれた豚バラチャーシューをちびちび齧って旨味を補給。またあっさりしすぎて飽きてきたところで、卓上のホワイトペッパーを投入。

 麺は羽田製麺の中細ストレートタイプ。しなやかな持ち上がりで、コシもまずまず。大盛にしても麺とスープの量的バランスが崩れていないのは良いところ。なお浅草店で試食した「会津山塩物語」の麺は太目の手もみっぽい縮れ入りだったので、「塩鶏中華そば」は「会津山塩物語」のスペックダウン版ではなく、全くの別物のようです。

 具は他に鶏チャーシュー、細メンマ、青菜、ナルト、刻みネギ。
 
 新越谷駅周辺はなんとも微妙なラーメン屋がやたら多いのですが、その中で果たしてどうなることやら?

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2023.04.02

38-sanpachi-@獨協大学前 ~ 煮干しらーめん

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 超大規模な再開発もほぼ終わったと思しき松原団地の北東端あたり、「栄小学校」の北。「38 NOODLE KITCHEN」のリニューアルで先客ゼロ、後客3。「38 NOODLE KITCHEN」は6年前に往訪したきりで、晩年は営業が著しく不安定になった末にとうとう閉店してしまいましたが、その影響を引きずっているのか、営業は火・木・土・日のランチタイムのみと慎重にスタート。ただ以前と違ってSNSで積極的に情報発信し出したのは評価できます。
 
 店では初めての方には「鶏塩らーめん」ないし「醤油らーめん」を推していましたが、目先を変えて「煮干らーめん(980円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「トマトらーめん」など。なお「38 NOODLE KITCHEN」時代はどちらかと言えばつけ麺推しだったはずですが、今回はつけ麺はなく、完全にらーめん一本勝負。
 
 店内は縦長L字型カウンター7席のみ。個人的には椅子が硬い上に少々高くて難儀。卓上には七味、ミックスペッパー、白ごま。店は相変わらず母子で切り盛りしているようで、すっかり接客慣れしたお母さんが良い味を出しています。

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 カタクチイワシの煮干しをふんだんに使用した茶濁スープは縁に魚粉が目立つものの、ざらつきはほとんど感じられず。煮干しもそれなりに効いており、しかもこの手のスープには珍しく全然しょっぱくないのが気に入りました。無化調・無添加らしい優しさもあってついつい飲み進んでしまいましたが、少し物足りない気がしないでもなく。底にわずかに柚子皮。

 自家製の麺は中細ストレートタイプ。全粒粉入りらしく、わずかざらつきがある口当たりで、いかにも密度が高そうなしっかりした噛み応えが特徴。麺は並盛で140gとちょっと少な目。

 この手のラーメンにしてはチャーシューに凝っていて、肩ロース(低温調理のレア)、鶏むね(低温ボイルハム)、豚バラ肉(煮込みチャーシュー)の3種が鎮座。コリコリした食感なのは山くらげかな?他にメンマ、刻み青ネギ、刻み玉ねぎ。

 次回は店推しの「鶏塩らーめん」ないし「醤油らーめん」で。

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2022.12.16

こむぎ@越谷 ~ 醤油中華そば

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 東武伊勢崎線越谷駅東口近く、越谷市役所の西隣。約5年ぶりの再訪。11時の開店10分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに後客6。退店時中待ち3,外待ち1と相変わらずの人気店のようです。
 
 店内の券売機でボタン先頭の「醤油中華そば(800円)」を注文。ランチサービスなし
 
 メニューは他に「塩中華そば」「つけ麺(数量限定)」など。

 店内は縦長L字型カウンター8席。入口近くに製麺室あり。水セルフ。卓上には一味、胡椒、自家製フルーツ酢。

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 卓上のウンチク書きを見るとスープは「北海道産真折昆布、枕崎産鰹節、長崎産あご、瀬戸内産いりこ、熊本産サバ節、さんま節を、通常の倍量で出汁をとり、国産鶏ガラ、国産親丸鶏からの鶏がら出汁を掛け合わせ」とのこと。出汁の出来が相当良いのか、無化調にありがちな物足りなさは微塵も感じられず。
 
 かえしの「にほんいち醤油」が曲者で、若干甘めの味わいな辺りは好みが分かれるかもしれませんが、個人的にはかえしは変にでしゃばらないどころか出汁の旨味を一段と引き立てているように感じました。

 自家製の麺は中細の縮れ麺(手もみ)。見た目よりか噛み応えがしっかりしている分、優しいスープに対しては些か強すぎる気も。隣の常連っぽい客が「柔らかめ」を注文していたのも判る気が。麺量は並で160gあって、丼もやや大きめ。
 
 チャーシューは若干ぱさつき加減の歯ごたえしっかりタイプと、脂が程よく差した柔らかタイプの二種類。他に大きな三つ葉、穂先メンマ、海苔、刻みネギ、わずかに柚子皮。

 店では自家製のフルーツ入り調味料を味変用に勧めていますが、スープが美味いのでどんどん食べ進んでしまい、調味料の存在をすっかり忘れてしまいました。そして退店しようと扉を開けるとそこは製麺室だったという失態をまたしても繰り返す始末(^^;
 
 越谷駅周辺では頭二つぐらい抜けた感がある良い店です。

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2022.10.22

音@南越谷 ~ 濃厚煮干そば

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 武蔵野線南越谷駅の北側。南越谷ゴールデン街を抜けて、さらに北へと延びる路地沿い。「番家」の跡地。北千住の人気店の支店で、本店には9年前に行ったきり。先客ゼロ、後客4。
 
 タッチパネル式券売機で「濃厚煮干そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に濃厚鶏塩そば、濃厚つけ麺など。生姜鶏白湯、音郎というボタンもありましたが、往訪時は「うりきれ」扱いでした。
 店内はL字型カウンター6席と2人卓×2。卓上には柚子胡椒、韓国産唐辛子、粒花山椒、一味、ラー油、酢。おしぼりサービスあり。水はレモン水。なお事前に紙エプロンの要否も聞いてくれます。

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 とろみがかって、かつ魚粉交じりで茶褐色に濁ったスープは、魚臭さこそ免れないものの見た目と違って煮干しがガツンと来るタイプではなく、鶏白湯スープと合わせて煮干しの癖を弱めて万人受けを狙った感じ。塩気もさほど強くはなく、終盤になってスープを飲むとちょっとしょっぱいかな?と感じる程度。
 
 大昔に北千住で食べた時は「煮干しを効かせるのは良いのですが、やりすぎでちょっと嫌味な感じになってしまい、食べ手を多分に選ぶ気が。しかもかなりしょっぱい」という感想を抱いたのですが、長い年月を経て個人的には好ましい方向へ変化したようです。
 
 麺は自家製で中細ストレートタイプ。この手のラーメンにありがちな水気の少なそうな麺で、細目なのにかなり噛み応え強め。店では残ったスープで雑炊を勧めていましたが、さすがに身体に悪そう。また替え玉もあるにはあるのですが、自然体で食べていると替え玉を楽しめるほどスープは残らないかと。

 丸いバラ肉チャーシューは軽い炙りが入っていますが、ちょっと旨味は抜け気味。他にメンマ、海苔、刻み玉ねぎ、刻みネギ、柚子皮。

 総じて文句なしの出来。おいおい他のメニューで再訪してみます。

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2022.10.19

埼玉タンメン 山田太郎 越谷谷中町店@越谷 ~ 濃厚タンメン

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 日光街道(国道4号バイパス)沿い。宮本町交差点そば。屋号からも察しが付く通り「山田太郎」は「山田うどん」の新業態で、この店も「山田うどん食堂」のからのリニューアル。但し、「山田太郎」はまだ実験店舗的な意味合いを脱していないのか、所沢本店以下3店舗しかありません。
 
 それでも店は早い時間帯から大賑わい。夫婦や家族連れ、小グループがわらわらと車でやって来て、帰りは中待ち8、外待ち7人も。もっとも皆さんテーブルの空き待ちのようで、カウンターはいつも空いています。
 
 注文は手元のタブレットから。メニューを見て「名物」とされる「濃厚タンメン(780円)」を注文。野菜増し(+100g)無料サービスあり。
 
 メニューは非常に多彩で、他に淡麗タンメン、味噌タンメン、濃厚麻辣タンメン、味噌麻辣タンメン、煮干系醤油ラーメン、海鮮タンメン、濃厚黒マー油タンメン、魚介系濃厚つけ麺など。また往訪時には期間限定で濃厚トマトタンメン、夏の辛みそトマトタンメン、タンメン屋さんの野菜たっぷり冷やし中華といったメニューも。

 タブレットでの注文って回転寿司屋やファミレスで大抵の方はもはやお馴染みと思いますが、麺の量だとか野菜増し等のオプションをいちいち聞いてくるのが良くないのか、隣の老夫婦は長考に沈んだ挙句店員を呼ぶ始末(つД`)
 
 店内はテーブル席主体で4人掛けボックス席×3、4人卓×4、2人卓×2、島式カウンター10席。先述のように一人客はほとんどいないのでカウンターはいつもガラガラ。卓上には生姜、にんにく、ラー油、酢、ブラックペッパー、醤油。

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 うーん、野菜増しを頼んだはずなのに盛りはたいしたことない・・・でも+100gだとこんなもんか・・・
 
 わずかにとろみがかったスープは「豚骨と鶏ガラのWスープにたっぷりの国産野菜の旨み」が合わさったもののようですが、端的に言えばほぼちゃんぽん味。古典的なあっさり塩味のタンメンではなく、ひと昔前に多店舗展開していた「トナリ」のタンメンに寄せたような味でしょうか。薬味には生姜がよく合います。「淡麗タンメン」だと古典的なタンメンが出てくるのかな??
 
 麺は中太の緩い縮れ入り。若干柔らかめの仕上がりでつるつる&もっちりした食感。麺の形状はともかく、食感はあまりちゃんぽんっぽくありません。量はデフォルトで160g。大盛(+100円)だと240gとのこと。

 具はキャベツ、ニンジン、玉ねぎ、もやし、きくらげ、豚肉などの炒め物にナルト、そしてなぜか水菜が多め。水菜は青臭くてこのメニューには合っていなような・・・
 
 会計はセルフレジで。これまた今時風。店員は基本的に客席への案内、配膳、後片付けに専念。
 
 個人的にはうどん以外のメニューの方が美味いと思っている「山田うどん」ですが、そのうどんよりは「山田太郎」のタンメンはだいぶマシで、えらく流行っているのも納得。でもこの手の一杯ではなんだかんだとリンガーハットのクォリティーの高さとコスパの良さを何度も再確認させられる結果に終わっているような・・・

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2022.04.15

江むら@谷塚 ~ 鶏白湯ラーメン・ダイブめしセット

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 東武伊勢崎線谷塚駅東口から北へ歩いて2分ほど。飲食店街も尽きようとするエリアに立地。11時の開店直前に往訪したところなんと先客6。退店時外待ち7と早くも人気店になっていました。

 店内の券売機で「名物」とされる「鶏白湯ラーメン・ダイブめしセット(940円)」を注文。

 メニューは他に「味噌鶏白湯」「魚介鶏白湯そば」など。サイドメニューとしてからあげを推しています。
 
 席は縦長カウンター6席と2人卓×1。卓上にはオレンジ酢、煮干し酢、エキゾチック酢となぜか酢だらけ。おしぼりサービスあり。
 
 最初に味変用のレモン片と「鶏白湯ラーメンの食べ方」という指南書きが出てきます。口調が少々機械的ながらも店員があれこれ細かく説明してくれるのは良いのですが、「ダイブめし」の配膳を忘れてしまい実に本末転倒。

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 とろみ強めのスープは「鹿児島産の鶏メインに少しの宮崎・大分産豚骨を強火で煮込んだ濃厚鶏豚スープに、国産醤油ダレのキレがうま味をアップデート。1杯ずつブレンダーで『強制乳化』する事で、コク増し」というのが店のウリ文句。スープを泡立たせるのは関西でよくみかけるパターン。
 
 「鶏白湯」と謳っているけれども鶏100%ではないのはともかく、醤油が少々うるさくてせっかくの出汁の旨味をかき消しがちなのが残念。しょっぱく感じるほどではありませんが・・・ 味変用のレモンを絞り入れるとそのうるささが多少緩和されてマイルドに。
 
 麺は平打ちに近い形状の中太緩い縮れ入り。つるつるした口当たり、かつ噛み応えがしっかりしており、濃厚スープに良く合っています。
 
 鶏チャーシューは兵庫但馬鶏のムネ胸肉。レアタイプなので早めに食ってくれとアドバイスあり。他に味玉半個、アーリーレッド(赤玉ねぎ)、水菜、刻みネギ。
 
 ダイブめしとは要するに最後にスープに投入することを前提とした豆ごはん。なぜか梅干しが乗っている上に、ややごわついた炊きあがりなのが残念。またご飯を投入することが前提ならなおさら醤油ダレが少々うるさいのが惜しまれます。
 
 細かい難点はあるものの、谷塚駅周辺にはこれといったラーメン屋がないのでこの店が人気店になっているのは納得。

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2022.04.14

良二@獨協大学前 ~ しょうゆらーめん

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 東武伊勢崎線獨協大学前駅の北西にある「栄小学校」の北の通り沿い。旧松原団地は来るたびに再開発がガンガン進んでいて、スラム然とした建物はすっかりなくなってしまいました。再開発は周辺の商店街にも及んでいるようで、外観が真新しいこの店もその一環なのかな?団地内の店にしては大きめの駐車場を併設しているのが特徴。2年半ぶりの再訪。先客1、後客1。
 
 店内の券売機ボタンを見て「しょうゆらーめん(750円)」を注文。ランチサービスなし。

 以前は「みそらーめん」との二本立てでしたが、いつの間にか「塩らーめん」も用意。獨協大学の学生をを当て込んでか、学生向けの格安メニューをやたらアピールしていますが、同時に「学生らーめんの取り分けは禁止」「一人一杯でお願いします」と学生がやらかしがちな行為についての注意書きも。

 店内は横長カウンター6席と4人卓×2、2人卓×2。卓上にはおろしニンニク、酢、醤油、ラー油、コショウ、一味、ラーメンのたれ。

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 驚いたことに前回試食時よりも明らかに生姜の効きが強くなっていて、長岡生姜醤油ラーメンを意識したような感じに。見た目通り醤油がやや前面に出た感じですが、動物系出汁をかき消してしまうほどではなく、ありがちな「ただ醤油飲ませているだけじゃね?」系の弊を辛うじて免れています。「らーめんの味が濃いようでしたらスープをご用意いたします」との貼り紙がありましたが、割りスープの必要は全く感じず。

 麺は心持ち太目の縮れ麺でつるつるとした口当たり。噛み応えもしっかりしており、スープとの相性も文句なし。

 チャーシューは崩れる寸前のところまでしっかり煮込まれていてまずまず。他に細メンマ、ほうれん草、ナルト、海苔、刻みネギ。
 近所の方々の普段使いに徹したような店としては破格の美味さ。次回は味噌にチャレンジ。

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2022.04.08

馥@獨協大学前 ~ 山形辛味噌らーめん

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 東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約1年半ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。

 11時の開店5分前に到着したところ、定時より早く店を開けていたようでなんと店内は既に満席で外待ち1に接続。中で食べている様子はなかったので必然的に長期戦を強いられ、結局配膳まで30分ほどかかりました。退店時外待ち4。相変わらず結構な人気店のようです。
 
 いつの間にか店内に導入された券売機で「山形辛味噌らーめん(880円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)はごはんor肉めしor海苔or味付玉子orパンナコッタor韓国風明太ごはん無料とのことなので韓国風明太ごはんを付けてもらいました。ランチサービスの内容は微妙に見直されているようで、前回あった「大盛」や「杏仁豆腐」がなくなって「パンナコッタ」が追加されていました。

 メニューは他に「中華そば」「ねぎそば」「肉そば」「煮干し中華そば」季節限定の「生姜らーめん」等。「中華そば」は麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。

 店内はL字型カウンター5席と2人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒、酢、唐辛子、白ごま、豆板醤、ガーリックチップ。あまり大きくない店なのにコロナ対策で席間に間仕切りを設けたり、ビニール幕を張ったりしているので一層手狭に感じます。

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 辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てでかなり甘めの味わいです。

 そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味となり、さらににんにく効果で格段に味に深みとこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありません。また以前は全部溶かすとちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあると思いましたが今回はそれほどでもなく。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。

 麺は並太平打ち縮れ麺。つるつるとした口当たりですが、やや柔らかめの仕上がりでスープにたいして少々負け気味の印象。
 
 チャーシューは濃い目にしっかり煮込まれながら肉肉しい噛み応えもちゃんと残っていて気に入りました。前回は「やや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい」という印象だったので、芸風を変えたのかな? 他にメンマ、ナルト、海苔。

 韓国風明太ごはんは無料なのが不思議なくらい明太子がたっぷり。チャーシューが絶好のおかずに。

 スープ・麺・チャーシューとも前回と印象が違う面が多々あって結構味にブレがある可能性があるものの、ランチサービスを合わせ考えるとコストパフォーマンスは抜群で、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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2022.01.12

ヒノブタスタミナ@新越谷 ~ ヒノスタ

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 東武伊勢崎線新越谷駅西口から徒歩2分程度。駅前の「カラオケBanBan」の裏辺り。「火の豚」のリニューアルのようで、リニューアル前の名残も少々。11時半の開店15分前に到着したところ先客1。開店までに10人ほどやって来て、後続もゾロゾロ。退店時に外待ち6。客層が体格の良い若年男性だらけなので回転は良さげ。

 店内の券売機ボタン先頭は「スタミナ」でしたが、屋号に敬意を表して「ヒノスタ(900円)」を注文。辛さを聞かれたので「2辛」で注文しました。辛さは1~5の5段階ある模様。さらに配膳前に無料トッピング(きざみニンニク・きざみしょうが・味付きあぶら)の要否を聞かれたのでしょうがだけ注文。

 メニューは他にスタミナと限定商品の3本立て。限定商品はTwitterで告知されているだけのようで店内に案内なし。スタまぜ、スタつけ、スタミナフュージョン、ヒノスタ、ヒノまぜ、ヒノつけ、ヒノスタフュージョンといったボタンもありましたが、往訪時は全て×印が点灯。
 
 なお「100円券」というボタンがあって、それでトッピング等を付けている客も結構いましたが、100円券でどういうトッピングを付けられるのか、どんなオプションがあるのか店内には案内がなく、一見さんにはハードルが高い店です。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター9席。卓上には一味とかえし(?)。店は若い兄ちゃん&姉さんの二人で切り盛り。
 
 早くから並んでいる客は「限定」狙いが多い模様。しかも「限定」のほうを先にまとめて作り出したので「ヒノスタ」グループはしばし待たされる羽目に(´・ω・`)ショボーン また並んでいる客に早くから「限定」の注文の有無を聞いて注文総数を勘定していたので、開店から1時間も持たなさそうでした。

Hinobuta002

 若干とろみがかったスープは豚骨ベースのわかりやすい旨辛風。「辛」といっても辛さはさしたることはなく、かなりしょっぱい方向へ寄っているので全く飲む気にならず。炒め物の玉ねぎがたっぷり入っている上に背脂も少々混じっていますが、デフォルトだとそんなに脂っぽくは感じず。この辺は生姜を加えた効果があったのかも。
 
 麺は太目の平打ち縮れ麺。食べ始めはかなり硬い印象を受けましたが、すぐにスープに馴染んでゆきました。濃厚すぎるスープにはこれくらい強い麺であって当然。

 粗めに刻まれた玉ねぎは少々炒め具合にばらつきがあって、甘く仕上がっているのもあれば生に近いのもあるといった塩梅。ニラも少々。ほぐした大きなサイコロ状の豚チャーシューも多めに入っていて嬉しいのですが、スープに合わせて濃い目の煮込み加減なのはともかく、後乗せのためか冬季は冷え冷えで周囲との調和を欠いているのが残念。総じてご飯を付けるのを前提としているような味わいですが、ボリュームはご飯無しでも十分すぎるくらい。

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