2023.01.18

【祝】マリウス ホイブラーテン選手 完全移籍加入クラブ間合意

・先日(1/17)、マリウス ホイブラーテン選手がノルウェー1部のFKボーデ/グリムトより完全移籍で加入することをクラブ間で合意したと公表されました。

・ホイブラーテンの浦和移籍を最初に報じたのはノルウェーのメディアNettavisen(12/15)。その時点では「グリムトとの契約が残り1年」「移籍金は700万クローネ(約1.3億円)」という話が出ていました。移籍金はその後どうなったのか判りませんが、ホイブラーテンは2020年5月に3年契約を結んでいて契約が残っているのは間違いないので移籍金を払っての獲得です。

・移籍交渉は特に揉め事もなかったようで、年明け1/5には早くも「決定的」「完全移籍での交渉は大筋で合意」と報じられ、1/17に正式合意の運びとなりました。背番号は「待ってました!」とばかりに空けてあった「5」。

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・ホイブラーテンはFKボーデ/グリムトの主力CBで昨季リーグ戦28試合(1得点・3アシスト)、22-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ予選8試合、ヨーロッパリーグのグループステージ6試合に出場。またU-21までコンスタントにノルウェーの世代別代表に選ばれ続けたようです。ただ身長184cmと長身だらけのノルウェー人にしては小さい気もします。

・浦和は12月初に「岩波拓也がカタール1部の強豪アルサドに移籍することが濃厚」と報じられたこともあって、その後釜探しに動いた結果がホイブラーテン獲得に繋がったのは間違いありません。最終ラインにショルツ&ホイブラーテンと2枚も外国人枠(共にアジア枠ですらない!)を使うのはもったいない気もしますが、JリーグはとにかくCBが枯渇気味で岩波と同レベルのCBを国内で探すのは容易ではなかったのでしょう。

・ホイブラーテンは「左利きで、スピードもあり、長短のパスでゲームメイクもできるセンターバック。」というのが浦和フロントのウリ文句。おそらく「スピードがある」というのが最大のウリで、ハイプレス&ハイライン志向と言われるスコルジャ監督のニーズにも合致していたのでしょう。ショルツは残念ながらスピードだけは少々難がありますし。

・ただノルウェーリーグは春秋制で今はオフシーズン。本人は「できるだけ早く日本へ行き、シーズン前のキャンプに合流し、チームに貢献するために最善の努力をしたいと思っています」とコメントしていますが、合流当初はコンディション不良に悩まされるかもしれません。幸い長期離脱から復帰した犬飼が沖縄キャンプで元気な姿を見せているので、開幕当初は犬飼がスタメンの座を確保しても何の不思議もありません。

・またホイブラーテンはキャリア上ノルウェーのクラブから全く出たことがないのが気になりますが、FKボーデ/グリムトでは2020年にユンカーと被っているのでユンカー経由で浦和の情報を多少なりとも掴んだ上で浦和移籍を決断したのかもしれません。

・来日先任の外国人選手から納豆の洗礼があったり、習字をやらされたりと色々面倒で風変わりなクラブですが、よろしくお願いします。

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2023.01.12

宮本優太選手 KMSKデインズへ期限付き移籍

・先日(1/10)、宮本優太選手のKMSKデインズ(ベルギーリーグ2部)への期限付き移籍が公表されました。

・なお期限付き移籍期間は今年6月30日までの半年足らず。しかもベルギーリーグ2部は当然ながら秋春制なので6月末まで試合があるわけではなく、実質的な移籍期間は半年もないでしょう。本人も「別れではないので、別れの言葉は言いません。行ってきます!」」と語っていることから将来の完全移籍睨みではなく、ほぼトレーニング参加も同然の期限付き移籍と目されます。

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・宮本は2022年に流経大から加入したルーキー。宮本が得意とする右SBには絶対的な存在酒井がおり、しかも宮本が浦和加入を決めた後に大宮から同ポジションで実績十分の馬渡がやってきたこともあって、開幕時宮本の出番は非常に限られたものになると予想されました。

・ところが酒井は故障がち&故障明けの大畑を無理使いできないので度々馬渡が左SBに回らざるを得ないチーム事情もあって、宮本は早くもリーグ戦3試合目のG大阪戦でスタメン出場。その後も故障離脱しがちな酒井に代わって何度もスタメン起用され、終わってみればリーグ戦15試合956分出場という、大卒新人としては悪くない出場機会を得ました。

・「ランニングマン」というか「バクシンオー」というか、圧倒的な走力がウリの宮本ですが、プレーぶりは良くも悪くも無難としか言いようがない、概して遠慮しがちな、これといったストロングポイントを見出しがたいものに留まったように見受けられました。その点長所と短所がはっきりしている馬渡とは対照的。

・そして何より致命的だったのは第26節ホームC大阪戦での大失態。C大阪が素早いリスタートに成功したのは、なんと攻撃参加していた宮本がわざわざ相手にヒールでボールを蹴って渡していたからだったとは!!いやはや人が良いにも程があるだろう・・・そして自分がいない右サイドを蹂躙された末に失点。

・人が良すぎるというか、そもそもプロとしての心構えに大きな疑問符がつくこの所業に対してはさすがにリカもおかんむりだったようで、C大阪戦は前半だけでお役御免になった後、最終節福岡戦まで宮本に出番は回ってきませんでした。

・2022年の最後の公式戦=フランクフルトとの華試合を終えると、宮本は安居・工藤と共にトップチーム若手選手の強化を目的に、11月21日から12月3日までKMSKデインズのトレーニングに参加。

・この3人の中では宮本がぶっちぎりに実戦経験を積んでいるのがそのまま評価されたのか、あるいはKMSKデインズの右SBに故障等何らかの事情があったせいか判りませんが、このトレーニング参加が契機となってこの度の期限付き移籍に繋がったのは間違いありません。3人の中では一番英語が怪しい宮本が曲がりなりにも海外へ行くというのは皮肉なものですが。

・今季の宮本は得意とする右SBには絶対的な存在酒井がいる上に相変わらず馬渡もおり、さらに宮本がお仕置きを受けている間にSHでの序列が怪しくなってきた関根がSBに転用されたこともあって、状況は昨年と大差ないかやや悪化したようにも見受けられます。

・KMSKデインズへの移籍期間は半年にも満たない短いものですし、試合に出られるかどうかも定かではありませんが、宮本は浦和で数少ない出場機会を窺うよりも不慣れな環境で試行錯誤、暗中模索に近いチャレンジをして何かを掴む道を選んだのでしょう。その道が実り多いものであることを願うばかりです。

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2023.01.11

【雑感】マチェイ スコルジャ監督 就任会見

・先日(1/6)開催された「マチェイ スコルジャ監督 就任会見」に関する雑感を備忘録的にチラシの裏に書き留めておきます。

《立花社長退任》

・マチェイ スコルジャ監督の就任会見の場を借りて、立花社長が今月一杯で社長を退く旨の挨拶がありました。

・立花社長は2019年2月1日(金)より代表取締役社長に就任。それ以前にも副社長として1年間強化部を掌握していましたから、都合足掛け5年もの長きに渡って浦和レッズの経営に携わってきました。

・社長在籍の4年間、天皇杯優勝こそあったもののリーグ戦の成績は不振を極め、成績面だけを取り上げれば見るべきものは何もありませんでした。しかし、その責任は専ら強化部ないしフットボール本部が問われるべきでしょう。社長の最大の責務はクラブ経営を安定、さらには発展させることであって、その観点では立花社長は100点満点以上だったと思います。

・なにせ就任2年目の2000年にコロナ禍が直撃して、浦和の収入源の柱であり、かつ最も安定的な収入源だったはずの入場料収入が壊滅しました。

・一時は巨額の赤字を出すとの観測も流れましたが、立花社長は度重なる不祥事にもめげずにパートナーをこまめに拾い集めて広告料収入を伸ばすと共に、企画商品やオンラインショップの活性化施策でグッズ収入も伸ばし、合わせて事業経費の削減にも努めて2020年度の赤字は約6億円に留まり、翌2021年度には早くも僅かながら黒字に転じました。浦和の収入源の柱であり、かつ最も安定的な収入源だったはずの入場料収入が壊滅したにも関わらず、浦和の経営がビクともしなかったのは驚嘆すべきことだと思います。

・まぁ、贅沢を言えば何かやらかした際の立ち回りがよほど下手なのか、「不当にJリーグに睨まれ続ける」状態はこの4年間全く変わらなかったことは残念でなりません。ただその辺の責任は運営サイドが問われてしかるべきで、立花社長の評価を傷つけるほどの話ではないでしょう。

・12/20のプレスリリース通り後任は三菱重工の田口 誠氏。立花洋一は取締役社長付となる予定ですが、前社長の淵田敬三氏も退任後は取締役社長付になっているところを見ると、特に実権のあるポストではなさげ。

・長きに渡ってこのクソめんどくさいクラブの経営を率いていただき、誠にありがとうございました。

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《浸透しなかったコンセプト》

・土田SDの冒頭のあいさつ、及びその後の質疑応答の中で何度も「コンセプト」という言葉が登場します。土田SDは不親切というか何というか、その「コンセプト」とは何なのかはっきりと説明しないまま質疑応答に応じているので、浦和に深く食い込んでいるメディア関係者や熱心な赤者でもない限り、質疑応答は限りなく禅問答だったように見受けられました。

・土田SDのいう「コンセプト」とは、3年計画を始めるにあたって掲げた「(1)個の能力を最大限発揮する(2)前向き、攻撃的、情熱的なプレーをする(3)攻守に切れ目なく相手を休ませないプレーをする」の3項目のことです。

・この記者会見でも一応「我々としてマチェイ監督に期待することは、彼の素晴らしい人間性とキャリアをベースに、選手個々の能力を最大限に発揮させてもらい、チームとしてはコレクティブかつアグレッシブ、主導権を握り、勝つためにゴールを目指す攻撃的なサッカーを展開していただきたいと思っています。」と語っているので、土田SDなりにこの場で「改めてコンセプトを植えつけてくれ!!」と言ったつもりなのでしょうけど。

・「(3年計画で)コンセプトの浸透がなかなか進まない現実がありました。」という土田SDの評価を受けてマチェイ監督を招聘したのは明らかですが、これまた不親切なことにフットボール本部がコンセプトの3項目のどの辺が浸透していないと思っているのか明確な説明はされてないように思えます。もっとも新監督就任会見でその説明をする必要は全くないのですが、フットボール本部からの情報発信や意見表明等が土田SDの現場復帰以降激減しており、それが個人的には不満です。

・3年計画の間で大槻さんとリカとではやってるサッカーは全然違うので、土田SDはどこが不満なのかなおさら判りにくいのですが、少なくともリカのクローズ志向のサッカーなんて全然評価してなくて「こんなん浦和の責任を微塵も感じねえ!」と思っているような気がします。下手をするとリカの2年間なんて丸々無駄だったとさえ思っているかも・・・ああ、幻のキジェ招聘プラン・・・

《チーム編成は大事だね》

・マチェイ監督は質疑応答の冒頭で「まずは、強いチームを作ることが必要です。これは編成の話です。」といきなりガツンとかましていますが、そりゃリーグ優勝を狙うには駒不足なのは明らかで、「ちゃんと補強しろよ!」とフットボール本部に釘を刺したつもりなのでしょう。昨季はCFが高卒新人の木原しかいないというあんまりな状況で開幕を迎えるという大失態を犯し、リカの退任時に「このクラブはロクに補強もしないのに要求水準だけはやたら高い」とボロクソに言われたばかりですし(苦笑)。

・前目では江坂とユンカーの流出が確定しているので、質疑応答では当然ながらその後任に関心が集まったようですが、土田SDは当然ながら「選手の契約状況ですが、これはまだ引き続き、ウインドーが開いている限り行っている、とお答えさせてください」との回答に留まりました。

・ただマチェイ監督が「浦和レッズで私が変えたいと思っているポイントの一つに、ハイプレスを増やしたい、というところがあります。ボールを失ったらできるだけ早く取り返す、できれば相手のペナルティーエリアの近くで取り返す、ということをしたいと思います。」「いついかなる状況でも、選手たちそれぞれが何をしないといけないのかを把握しながらプレーできる状況が必要になります。そしてしっかりと予測して、さらに早い反応が必要だと思います。ボールを失ったとき、取り返したときという、切り替えのところも大事だと思います」と話しているところを見ると、得点能力は高くても運動量の少ないFW、ボックスの中でしか仕事をしないFW、守備貢献度の低いFWは取らないのは明白で、ユンカー放出は仕方ないですなぁ・・・

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2023.01.10

木原 励選手 AC長野パルセイロへ育成型期限付き移籍

・先日(1/5)、木原 励選手がAC長野パルセイロへ育成型期限付き移籍することが公表されました。

・木原は2022年京都橘高校から加入したルーキー。しかし残念ながら出場は事実上の消化試合だったACL山東戦、62分からの途中投入に留まりました。

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・如何せんフィジカルがプロ仕様には程遠く、木原もまだまだ試合に出られる状態ではないことを自覚していたとは思いますが、それにしても木原は運がないように感じました。

・2022年開幕時は興梠の不意な移籍やユンカーの故障が長引いたこともあって、FW登録の選手が木原ひとりしかない非常事態に陥りましたが、そんな時期に木原も故障。PSGとの華試合など、木原に出番が巡ってきそうな場面が訪れるとなぜか木原も故障しているという巡り合わせの悪さ。

・さらにムアントン ユナイテッドとのパートナーシップの一環で、同年11月9日から12月1日までムアントン ユナイテッドのトレーニングに参加したため、浦和最後の公式戦フランクフルト戦にも出場できず。もっとも木原にとってはタイでの一ヶ月弱のほうが実りが多かったかもしれません。

・レンタル先となるAC長野パルセイロは2014年にJFLからJ3に昇格したものの、近年は2020年に3位に浮上したのを除けばJ2昇格を狙うには程遠い順位で低迷しています。

・浦和からJ3クラブへ育成型期限付き移籍に出される若手選手が数多いるものの、J3であっても出場機会を確保するのは楽ではない模様。木原が長野で大輪の花を咲かせてくれるよう願うばかりです。

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杉本健勇選手 ジュビロ磐田へ完全移籍

・先日(1/4)、ジュビロ磐田へ期限付き移籍した杉本健勇選手が、そのままジュビロ磐田へ完全移籍することとなった旨が公表されました。

・杉本は2019年にC大阪から完全移籍加入。当時の浦和はファブリシオが長期離脱中な上にズラタンの退団も決まっていて、FWの頭数は不足気味。世代交代の意味合いも兼ねて当時26歳だった杉本に目を付けたのでしょう。12年ロンドン五輪代表で、A代表経験もあってネームバリューはかなり高いという、いかにもシュータン好みの補強です。チームに合う合わないとは何の関係もなしに。

・そして残念ながら杉本は浦和在籍の2年半、浦和の期待を徹頭徹尾裏切り続けました。浦和のFWでは唯一高さのある選手でハイボールをある程度収めてくれはしますが、ハイクロスをヘッドで合わせてバンバン点を取るタイプではありません。ポストプレーも出来なくはないのですが、武藤よりはマシといった程度で興梠には遠く及ばず、従ってCFにはあまり向いていません。守備もある程度真面目にこなしますし、フォアチェックもさぼらずやってくれるのですが、献身性という点では武藤に遠く及ばず。

・何より致命的だったのはあんまりな決定力。2017年にFWへコンバートされた山村のポスト能力を活かしての2トップ体制がハマリにハマってリーグ戦22ゴールを決めており、それが正しい杉本の使い方なのだろうと思いますが、2020年大槻体制下で度々2トップの一角を任されながらも杉本はとうとう覚醒することはありませんでした。特にレオナルドには露骨に無視されて非常に気の毒なことに。

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・また杉本は全く空気を読めない性格なのか、不振を極めているにも関わらず月額2980円の会員制SNS、オンラインサロンサービスを始めて浦和サポの怒りの炎に油を注ぐことに。さらに2021年初の沖縄キャンプでは柏木共々規律違反(=飲食店貸切っての外食)を犯してしまいました。

・柏木と違って杉本は規律違反としては初犯だったせいかチーム追放は免れ、しかも興梠が故障離脱中だったこともあって開幕戦にはスタメンで起用されるなどリカも杉本を諦めずに何度も出場機会を与えましたが、最後の最後まで杉本は眠ったまま。興梠の復帰と共にベンチスタート&途中投入が基本となり、ユンカー加入後はベンチ入りさえも難しくなりました。

・杉本はよく言えばある程度なんでもこなしてくれる、悪く言えばこれといった特徴がないFWと化しており、しかも「いろんなタスクを負わされて可哀そう」という庇いだてが虚しく聞こえるくらいFWとしては致命的なくらい得点を期待できない。その割りに高年棒というとんでもなくコストパフォーマンスが悪い選手なので、西野TDの目線では放出対象になってしまうのは至極当然でしょう。


・そこで7月に横浜Mへ期限付き移籍。横浜Mはオナイウが今夏フランス2部トゥールーズへ移籍したためCFの補強に動いたものと思われますが、オナイウを失ってもなお選手層が厚い横浜Mではそれほど出番はなく、リーグ戦11試合に出場したもののスタメンはわずか2試合。基本的に後半途中からの出場止まりで、しかもリーグ戦最後の4試合はベンチ外になってしまいました。

・それでも横浜Mでは3ゴールを上げたので杉本の評価は(少なくとも鞠サポの間では)浦和よりマシだった模様。従ってそのまま横浜Mに借りパクされても不思議はなかったのですが、空恐ろしいことに浦和と杉本との契約は3年で満了ではありませんでした!!さすがに横浜Mもこのレベルの選手に違約金を払ってまで獲得する意欲はなかったようで、今年一杯で浦和へ返却。レンタル継続の話も出なかった辺り、横浜Mフロントの杉本評もそんなに高くなかったのかもしれません。

・この時点で既に杉本の心は完全に浦和から離れていた模様。いくら興梠が移籍してCFが手薄になったとはいえ、こんな選手を返却されてそのままチームに留めておくほど今の浦和はバカではなく、磐田からの期限付き移籍のオファーを渡りに船とばかりに快諾したようです。

・磐田での杉本はリーグ戦30試合1778分出場とほぼレギュラー格の扱い。最前線でそれなりにボールを収めてくれるのでそこそこ重宝されたようですが、肝心の得点能力は依然として眠ったままだったようで、1年でわずか1点止まり。それもPKだったというあんまりな結果に終わりました。

・この結果では磐田から返却されても何の不思議もなかったのですが、磐田はFWファビアン・ゴンザレスとの契約規律違反を巡ってFIFAから来季の補強禁止などの処分を食らってしまったので、その処分に該当しない「期限付きで加入済の選手の完全移籍」という形で磐田は杉本を確保せざるを得なかったようです。横浜Mへのレンタルが終了した時点でまだ杉本との契約期間が残っていたのには心底驚きましたが、今回はさすがに契約切れでのゼロ円移籍でしょう。まさかの5年契約でまだ契約期間が残っていたのであれば、浦和はもはや買い取るしかない磐田の足元を見て杉本売り抜けに成功したことになりますが(苦笑)。

・C大阪へ莫大な移籍金を払った話は出ていない(=たぶん契約切れに伴うゼロ円移籍)のでシュータンの「負の遺産」としては杉本はまだマシなほうなのでしょうが、それにしても杉本との長期契約にはホトホト参りました。浦和在籍中の2年半もの間に何一つ良いところはなかったと断言できる、あんまりな出来に終始した杉本でしたが、2021年4月の日本平で決めたスーペルゴラッソだけは眼福モノでした。ありがとうございました。

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2023.01.09

福島竜弥選手 高知ユナイテッドSCへ育成型期限付き移籍

・先日(1/5)、SC相模原へ育成型期限付き移籍していた福島竜弥選手が、今年度は高知ユナイテッドSCへ育成型期限付き移籍する旨が公表されました。

・福島は2021年に浦和ユースから昇格して、その年はルヴァン杯3試合に出場。プロ2試合目だったアウェー横浜C戦では45分宇賀神のサイドチェンジから福島がどフリーでクロス→杉本ヘッドが炸裂してアシストを記録!! 57分の追加点も福島→達也→杉本と左右からのクロスで相手を揺さぶったのが効いた形。ただ守っては対面のマギーニョに苦戦を強いられ、終盤足を攣ってしまって84分で交代。

・続くホーム湘南戦では横浜C戦とは対照的に良いところなし。福島は前に押し出してナンボのSBっぽいので、安定的にボールを保持し、相手を押し込めるような状態でないと良さが出てこない。この試合はビルドアップが壊滅的で、前線にボールの収まりようがなかったので福島は前に出られず、あろうことか中途半端なポジショニングでその裏を狙われ続けてしまいました。

・もともと左SBには山中・宇賀神と実績十分の選手がいて、しかも山中故障時に左SBに転用された明本が代役以上の働きを見せたため、その後の福島は夏のアウェー札幌戦でベンチ入りするに留まりました。

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・翌2022年はルヴァン杯グループステージがないのが福島にとって辛いところ。宇賀神&山中が抜けた代わりに大畑がやってきて、しかも馬渡が左SBに転用可能という状況だったせいか、福島は悩んだ末に出場機会を求めてJ3相模原へ期限付き移籍の道を選びました。

・移籍先は奇しくも浦和で同期の藤原と同じでしたが、藤原がシーズン中盤までほぼレギュラー格だったのに対して、福島は序盤に2試合スタメンで計115分出場しただけで、第8節以降はベンチにも入れませんでした。福島をそれなりに評価していたかもしれない高木監督が第7節終了後に更迭されたのが福島が出場機会を失う主因だったのかもしれません。

・「特段実績がある訳ではない高校・ユース上がりの若手」を受け入れてくれるクラブはそうそうないようで、今度の行き先はなんとJFL。しかもJ3昇格にはほど遠い二けた順位を彷徨っているクラブ。プロ3年目にして福島はとうとうプロフットボーラーを続けられるのかどうかという状況に追い込まれました。厳しい環境下ですが、今年こそ何かの光明を掴んで欲しいものです。

・浦和ユースからの昇格組は近年橋岡&荻原、そして直近の彩艶を除くとおしなべて苦戦が続いていますが、大城、福島、工藤と遠隔地から浦和の下部組織に入った選手達が一際苦労している気もします。

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キャスパー ユンカー選手 名古屋グランパスへ期限付き移籍内定

・先日(1/5)、キャスパー ユンカー選手の名古屋グランパスへ期限付き移籍が内定したとの旨が公表されました。同選手はメディカルチェック後に正式契約となるとのこと。

・ユンカーの移籍話は昨年12月半ば辺りから表面化。12/14にはデンマークメディア"BT"がMLSのポートランド・ティンバーズがユンカー獲得へ向けて動いていると報じ、12/22には機関紙スポニチが「デンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)の移籍も濃厚となった。米MLSポートランド・ティンバーズが好条件の正式オファーを提示。そのほか、国内外の複数クラブが獲得に興味を示しているという。」とやや突っ込んだ形で同じ旨を報じました。

・ところが12/25に日刊や報知が「浦和FWキャスパー・ユンカー(28)が今季限りで退団し、新たな移籍先に名古屋が国内の最有力候補に挙がっていることが24日、分かった。」と報じた辺りから風向きが変わり、年明け1/5には報知が「J1名古屋が浦和からデンマーク出身FWキャスパー・ユンカー(28)を期限付きで獲得することが4日、明らかになった。」と当確を打って、同日レンタル移籍内定の運びに。珍しく機関紙スポニチが報知に出し抜かれた形になってしまいました。

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・ユンカーは2021年4月にKボーデ/グリムト(ノルウェー1部)から浦和へ完全移籍加入。獲得当初、西野TDは「今シーズンに関しては時間が掛かると思っています。得点を取るためには得点を取る場所にボールを運ぶ、正確なボールを入れるということも併せて必要になってきます。そうした態勢が整ったときにはリーグのトップスコアラーになってくれる可能性がある選手だと思って獲得しています」と語っていましたが、超意外なことにユンカーは加入直後からいきなりゴールを量産。イケメン長身というルックスとその「ツイ廃」ぶりも相まって、早々と浦和の人気選手にのし上がりました。

・ところが8月のトレーニング中に右頬骨を骨折したのがケチのつけ始め。それでも8月の試合はフェイスガード着用でスタメン出場を続けていましたが、9月以降はフル出場は一度もなく、後半途中から、あるいは前半のみの出場に留まる試合だらけになり、そもそもベンチ外になる試合も目立ち始めました。誰もがユンカー欠場の理由を訝しんでいたところ、11月末になって報知が「10月10日のルヴァン杯準決勝・C大阪戦でグロインペイン(脚の付け根)を負傷したと明かした」と報じました。

・このグロインペインにユンカーは長く苦しむことになり、2022年リーグ戦開幕時はベンチ入りも出来ず、ベンチ入り&途中出場は3月に入ってから。その後もフル出場出来た試合は非常に少なく、リーグ戦中断期間後の6~7月はグロインペインが再発したのか再びベンチ外に。この間リカがやむなく松尾をCFで起用したところ、その強烈なプレッシングが奏功したのか浦和の戦績が急激に好転してユンカーの立場はますます辛いものに。

・ユンカーは8月からピッチに戻ってきましたが、もともと「ボックス内での仕事人」なタイプな上にグロインペインを気に病んでか最前線から鋭くプレスをかけるようなことはしないので、次第にリカ的には使いづらい存在に。またリカがユンカーを途中で交代させたり、途中投入に留めたりしたことについて、ユンカーとあまりコミュニケーションが取れていなかったのか、次第に感情的に対立しているようにも伺えました(この辺は江坂も同じ)。

・浦和とユンカーとの契約はデンマークメディア"BT"が2022年1月に「両者が2024年1月までの契約延長で合意した」と報じており、契約はあと1年残っている模様ですが、ユンカーはグロインペインを抱えていて今後もコンスタントな出場が見込めない上に、スコルジャ新監督が語る「ハイプレスを増やしたい」「ボールを失ったらできるだけ早く取り返す、できれば相手のペナルティーエリアの近くで取り返す」というタスクに耐えられそうにないとして、浦和が損切りした模様です。

・レンタル先が噂ベースで先行していたポートランドではなく名古屋になった理由は全く判りません。金銭面でMLSのクラブに神戸ならともかく名古屋が圧倒的に優位とも思えないのですが・・・また名古屋から移籍金を分捕って完全移籍なら浦和にも悪くはない話だったと思いますが、放出したいのは浦和の方なので足元を見られたのかレンタル移籍に留まりました。レンタル料で揉めたのか「キャスパー ユンカー選手は2023シーズン公式戦にて浦和レッズの『ホームゲーム』には出場できません。」と、なんとも不可解な条項が付いています。

・浦和がユンカー放出に至った理由は非常に合理的ですし、ユンカー自身にも全く悪い印象はありません。もっともユンカーはグリムトと揉めた末に浦和へ来てますし、浦和とも円満とは言い難い形で出ることになったので、ああ見えても案外面倒な選手なのかも。その辺は江坂同様。

・今季の数少ないフル出場試合=横浜M戦で0-3のビハインドからハットトリックで同点に追いついたことと、ACL準決勝で延長後半終了間際に劇的な同点ゴールをぶち込んだのが個人的に印象に残った試合の双璧かな? 圧倒的な人気にも関わらず浦和在籍は意外に短いものになってしまいましたが、ありがとうございました。

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2022.12.27

江坂 任選手 蔚山現代FCへ完全移籍

・先日(12/26)江坂 任選手が蔚山現代FCへ完全移籍する旨が公表されました。

・江坂の移籍話は12/9に韓国メディア「フットボーリスタ」が関係者の話として「江坂の蔚山現代への移籍が近づいている」と報じたのが嚆矢。今季までプレーした横浜F・マリノスから期限付き移籍中の天野純が、来季は全北現代モータースにレンタルされるため、新たな中盤の攻撃の要を探していたとのこと。

・翌日デイリーがその報道を受けて「蔚山に完全移籍することが9日までに濃厚となった。複数の関係者によると、江坂は今季で浦和との契約が満了となり、移籍金は発生しないという。交渉は大筋合意に達しており、今後はメディカルチェックなどを経て、正式契約に至る。」との続報を流し、12/22にはついに機関紙スポニチが「蔚山に完全移籍することが21日までに決定的となった。現地でメディカルチェックを終えており、近日中にも正式発表される見込み。来季まで契約は残っていたものの、クラブとの話し合いの末、本人にとって初の海外挑戦を決断した。」と報じました。

・デイリーとスポニチでは江坂の契約期間が異なりますが、おそらく浦和情報には絶大な信頼と実績があるスポニチが正しく、浦和は江坂移籍に際して何がしかの移籍金を獲得したものと思われます。

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・それにしても、少々不可解な移籍劇でした。

・江坂は2021年6月に柏から完全移籍加入。どうもネルシーニョ監督との確執から柏で干されて末に浦和に転がり込んできた模様。

・当時の浦和はリカ1年目でビルドアップ、特に最前線への配球について小泉が絶対的存在になっており、小泉不在時にはどうしてもビルドアップが停滞しがちという問題を抱えていました。また小泉は組立こそ巧みなものの、得点には多くを期待できませんでした。ゆえに江坂の補強は浦和にとってまさに願ったりかなったり。また江坂が獲得時29歳というのは当時の浦和で比較的薄い年齢層を埋めるという意味でも的確。これ以上ない絶妙の補強でした。

・江坂はリカの期待に応えて、加入直後から基本的に4-2-3-1のトップ下、必要に応じてゼロトップ、2トップの一角などでスタメン出場。過密日程の影響でやむなくベンチスタートになった場合でも必ずと言っていいくらい後半頭から投入されるくらい酷使され続けました。ユンカー不在時の浦和の攻撃陣は決定力に難があり。2列目では最も点が取れる選手として期待されてもいたでしょう。2021年ではショルツや明本と並んで全く代えの効かない存在だったと思います。

・今年も当然ながら主力中の主力として期待され、シーズン開幕を告げるスーパーカップでは江坂の2ゴールで見事に川崎を粉砕!!しかしふり返ってみればなんとその試合が今年の江坂のピークだったようで・・・

・江坂は今年も開幕から代えの効かない選手としてスタメン出場を続けていましたがチームの勝ち点は伸びず、おまけに第12節アウェー柏戦で徹底的に削られた(柏を出る時はかなり遺恨が残ったようで、この試合ではネルシーニョから露骨に「江坂を削れ!」指令が出てた臭いんだよなぁ・・・)辺りから急激にパフォーマンスが落ちて、ベンチスタートになる試合が増えてきました。

・また江坂が調子を落としている間に、7月くらいから松尾CF&小泉トップ下の新布陣が機能し始めて浦和が急激に勝ち点を伸ばしだし、その勢いでACL準決勝を突破するに及んで江坂の立場は一気に苦しいものに。7月以降江坂は後半からの途中投入が基本となりました。

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・それでもチームが勝っているうちはその立場を受け入れるしかなかったのでしょうが、ACL終了後再び浦和の負けが込み始めると江坂の「謀反癖」が頭をもたげ始めたようで・・・10月のアウェー広島戦に大敗した後には「チームとして、ポゼッションだけじゃ勝てないともう1回認識しないといけない。理想のサッカーだけじゃ勝てない。個人ではがす部分も必要だし、割り切らないといけない部分もある」「ボールを保持することが一番にきている。ゴールを目指していないし、バックパスが多い。それで相手の勢いが前にきて、プレスがはまりやすい」と監督批判と捉えられても仕方がない発言をしてしまいました。

・柏でネルシーニョに干された時もなんか言っちゃったんだろうなと思わざるを得ない話。しかも柏と違ってスポーツ紙がネタ欲しさにウヨウヨ嗅ぎまわる浦和はちょっとした批判が表ざたになってしまうんだよなぁ・・・

・グロインペイン症候群を抱えたユンカーが強く前プレをかけられないがゆえに出番を失っているのとは違い、江坂は極端にプレス強度が落ちる訳でもないのでリカとの確執さえ無くなれば浦和残留の可能性はそれなりにあったと思いますが、もはや浦和フットボール本部とも「売り言葉に買い言葉」状態なのか、江坂の心はすっかり浦和から離れてしまい、新監督の来日を待たずに蔚山現代へ移籍の運びとなりました。

・まぁ「クラブへの忠誠心ゼロ」の選手なのでJリーグ中位をウロウロしているクラブより、Kリーグチャンピオンのクラブでプレーするのを選ぶのは一応ステップアップなので判らなくもありません。ただ柏&浦和との移籍の経緯から江坂=「何かとめんどくさい選手」というイメージは拭えないでしょう。

・浦和フットボール本部から見れば、移籍金を分捕った上で国内のライバルクラブではなく海外へ移籍してくれるならそんなに悪い話ではありません。また江坂の移籍は急に出た話でもないので、代わりの選手を探していると思います。万一後任なし、あるいは代わりの選手がJ2オールスターズ止まりなら「今年はACL圏入りは諦めました」宣言と受け止めるますが・・・

・一応天皇杯をもたらしてくれましたし、もともと「クラブへの忠誠心ゼロ」な、実力を評価してくれる主君の下へと渡り歩くプロの仕事人的な選手だと割り切ってしまえるので、個人的には江坂にそんなに遺恨はありません。たった1年半の短い期間でしたがありがとうございました。

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2022.12.23

工藤孝太選手 藤枝MYFCへ育成型期限付き移籍

・本日(12/23)、工藤孝太選手が藤枝MYFCへ育成型期限付き移籍するとの旨が公表されました。

・工藤は浦和ユース在籍中の2021年に2種登録でリーグ戦第7節から10節まで立て続けにベンチ入りした後、ついにルヴァン杯グループステージ第3戦横浜FC戦にフル出場。もともと極端にCBの層が薄かった上に新人の藤原が負傷してしまったことによる「学徒出陣」でした。

・序盤は非常に不安定で、失点にがっつり関与した後の「魔の10分」は目も当てられない惨状でしたが、いつまでも失敗をズルズル引きずらずに給水タイムを契機にスパっとメンタルを立て直すのに成功。リカもその辺を評価したのか、工藤を前半だけでお役御免とせずに我慢して90分間起用しました。

・工藤は藤原よりもフィード能力が高いことが評価されたようで、後輩に追い抜かれた格好の藤原は残念ながら同年7月に相模原へ育成型期限付き移籍に。

・一方工藤もデンの戦列復帰やショルツの加入でCBの駒が揃ってくると必然的にベンチ入りも難しくなり、先のフル出場以降は2試合(天皇杯3回戦&続くリーグ戦アウェー大分戦)ベンチ入りしたのみ。

Kudo2212

・そして今年は晴れて浦和へ新加入の扱いになったものの、ACL出場に伴いルヴァン杯グループステージがない関係で工藤の出場は昨年以上に難しくなり、事実上の消化試合だったACLグループステージ第6戦山東泰山戦と花試合のPSG戦&フランクフルト戦に出場したのみで他はベンチ入りも出来ず。またPSG戦はリンセン故障で55分に投入され、シャルクに代わって83分に下げられてしまうという気の毒な役回りでした。

・工藤の目下の課題はコーチングにあるようで、U-19日本代表監督からも同じ指摘を受けているとのこと。

・そして工藤は11月末に宮本や安居とともにベルギープロリーグ2部に所属するKMSKデインズのトレーニングに参加。そこで何か思うところがあったのか、来季は藤枝MYFCへ武者修行に出る道、すなわち来季は一応ルヴァン杯グループステージがあるとはいえ、あるかないか判らない出場機会を待つよりも積極的に打って出る道を選んだようです。たいして出場実績がある訳でもない若手をJ3ではなく、昇格初年とはいえJ2のクラブが拾ってくれたのは少々驚きでしたが。

・そして奇しくも藤原と同一カテゴリーで争うことに。お互いに良い刺激になり、双方ともぐぐっとレベルアップ出来ればこれ以上の喜びはありません。

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2022.12.22

金子大毅選手 京都サンガへ完全移籍

・先日(12/20)、京都サンガF.C.へ期限付き移籍していたた金子大毅選手が、そのまま京都サンガF.C.へ完全移籍する旨が公表されました。

・金子の完全移籍は12/12に報知が報じたくらいで続報はなかったものの、昨年末に京都へ期限付き移籍が決まった際に金子本人も含めて誰もが片道切符と考えていたでしょうし、サプライズも何もありません。

Kaneko2023

・金子は2021年に湘南から完全移籍加入。湘南では基本的に3-1-4-2のアンカーで起用されており、「球際でのボール奪取能力に優れ、鋭い縦パスを繰り出せる上に、タイミングよく攻撃参加してミドルシュートをぶち込める」という話。柴戸のようなやたらやたら相手に食いつくワンワン系ではなく、どちらかといえば青木に近く、青木よりは攻撃的なイメージを持っていました。

・しかし、リカの金子に対する評価は厳しく、同年第5節札幌戦&第6節横浜M戦でスタメン起用された後はベンチにすら入れず、基本カップ戦要員で、それもステージが進むと出番がなくなってしまいました。夏に平野が加入してCHを柴戸・敦樹・平野のローテーションで回せるようになったのも金子が出番を失った一因でしょう。

・浦和がこの年に獲得した選手は大卒新人の敦樹を含めて悉くリカにレギュラー格で起用されているのに、金子だけが蚊帳の外状態なのが不思議でしたが、ひょっとすると金子は西野TD&リカ体制になる以前から獲得が決まっていたのかもしれません。そう考えるとリカに全然使われないのも腑に落ちます。

・そして金子はかつての恩師曺貴裁監督がいる京都へ期限付き移籍。このまま浦和に留まっても試合に出られる見込みは薄いのでフロントも本人も移籍を模索するのはごくごく自然な話。期限付き移籍なのは単に京都が移籍金を払うのを渋っただけでしょう。

・ただ意外なことにキジェの下へ戻っても金子の立場は案外苦しく、出場機会は22試合1,135分に過ぎませんでした。しかもシーズン前半はスタメン出場が多かったものの、シーズン後半は途中投入が多くなり、最後の入れ替え戦でも途中投入に留まっています。

・今年の京都での金子の出場機会を見る限り、リカの退任が決まった浦和への金子復帰の目はゼロではなかったのでしょうが、やはり浦和フットボール本部的には金子を評価する向きはいなかったのでしょう。既定方針通りの片道切符となってしまいました。浦和フットボール本部体制が確立する前の最後の迷走に金子が振り回されたような気もして少々気の毒ですが、24歳とまだ若いので再ブレイクの機会もあるでしょう。浦和戦以外でのご活躍をお祈りします。

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