2022.04.24

【観戦記】21-22年第18節:長野L 2-3 浦和L 

・超久しぶりに浦女のアウェーゲームを観戦。長野Uスタジアムに来たのは2回目。トップチームはACLでタイに長期遠征中のためか、メインスタンドにはびっくりするくらい多くの赤者が来ていました。

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・もう飽き飽きした全く新味のないスタメンで試合開始。浦和は試合開始早々から長野を自陣深く押し込み続け、4分安藤の豪快なミドルで先制するも、その後はただボールを握っているだけで20分清家の右サイド突破から菅澤に惜しい場面があったくらい。

・その直後に長野に浦和右サイドを何度か脅かされた上に、最後は柴田が瀧澤に裏を取られ、清家の対応も緩慢で瀧澤がボックス内突入。GK池田は瀧澤がシュートを撃ってくることを全く予想していなかったのか、角度のないところからニアをぶち抜かれるという代表クラスのGKとしてはどうかと思われる残念な対応で失点。

・28分猶本CK→ニアではながヘッドですらせたボールをを菅澤が押し込んで突き放したと思えば、35分中盤でのボールの失い方が悪く、ものの見事にカウンターを食らってまた同点に。記録ははなのオウンゴールのようですが、クロスは泊が詰めていたので已むを得ません。

・押し込んでいる時間は長いがたいして決定機は作れないチームが陥りがちな試合展開ですが、スコアレスならまだしも早々とリードしたチームがなんでわざわざ自分で試合をややこしくするかなぁ?しかも若いチームならともかくベテランが多いチームなのに。実に不思議というか珍妙なチームです、今の浦和は。

・55分柴田のスルーパスで長野最終ラインの裏へ抜けた清家をボックス内でGKが倒してしまいPK。PKキッカーは清家。しかし清家のシュートコースはGKに完全に読まれていたようでPK失敗!

・浦和は67分に水谷に代えて遠藤、塩越に代えて島田を投入し、菅澤&島田の2トップ気味にシフトしたものの、共に全く機能せず。遠藤はまだしも島田はここで出すレベルに達していないような・・・島田はなぜか毎試合出場機会を得ていますが、この出来では出場機会がない他メンバーが腐っても無理はないような・・・

・しかも、ボールを支配してる時間は圧倒的に長い浦和の方が先に足が止まるっていったいどうなっとるんや??? 特に安藤は見るからにヘロヘロなのに替えを用意する素振りもなし。そして当然のように終盤は長野が大攻勢。82分には中盤をぶち破られて一瞬数的不利に陥る大惨事に陥るも幸いシュートは池田の正面。84分にはスカスカのバイタルエリアを良いように使われてボックス内からどフリーでシュートを許すもここは池田ががっつりセーブ。

・危ない場面をなんとか凌ぎに凌いで試合終了直前に左サイド深い位置から佐々木スローイン→猶本クロス→ファーで菅澤が折り返し、はなが詰めてなんとか浦和逃げ切り勝ち!! はなはスローイン前のCKからの流れで前残りしていたのが最後に活きました。

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・興行的には非常に面白い試合で、長野にも十分見せ場があったせいか、帰りのシャトルバスでは長野サポの爺さん婆さんもそこそこ満足げ。

・しかし個人的にはただ勝っただけという悪い印象しか残りませんでした。終盤のズタボロ状態を見ると、ノジマに後半2点差を追いつかれ、AS埼玉にも後半一時2点差を追いつかれ、そしてあろうことか大宮には後半2点取られて逆転負けを喫するなど、中下位チームに勝ち点を落としまくっているのは間違いなく構造的な問題なんでしょう。

・浦女と長野の個人能力は段違いで、長野が根性プレスをかけて来ても浦女は足技で簡単に交わせますし、イーブンなボールでの競り合いも概して浦女が優位。でも試合内容は五分五分というのは個人能力より上位の次元で浦女が間違えているとしか思えません。

・攻撃時ですらやたらボールに集まる今の浦女のスタイルが個人的には全く評価できません。往々にして相手守備を引きつけるだけに終わっていますし、首尾よく相手の守備網を抜け出してもサイドで人数かけすぎて肝心なボックス内には菅澤しかいないことがしばしば。

・ボールを支配しているけどそのボールの回りにワラワラ寄ることで無駄足を使っているので、圧倒的にボールを支配しているのに先にバテるという自爆的構図なのかも。ボールを動かしているのではなく、人が動いてボールを支配しているだけというアホらしやの鐘がガンガン鳴り響く中でシーズンが終わりそうです。

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-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---柴田--安藤---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
4分 安藤
21分 瀧澤(長野)、
28分 菅澤、
35分 オウンゴール(長野)、
90+2分 高橋はな

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2022.03.27

【短感】21-22年第15節:広島R 0-1 浦和L

・珍しくはながベンチスタートで長嶋スタメン。

・浦和が広島を押し込んでいる時間こそ長いものの、攻撃にやたら手数をかけ、かつ敵陣深い位置で大渋滞を作るだけ。大きくボールを展開したり、サイドを深く抉ったりする等、広島守備網を広げるようなパス回しが全然出来ていないので決定機らしい決定機はほとんどなし。

・主審があんまりファウルを取らないのも難儀。特になぜか猶本へのファウルは全くと言っていいほど取ってもらえず。イエロー相当の背後からのファウルですらなぜかスルーされ、そこで浦和の攻撃がブチ切れるのには参りました。

・後半頭から長嶋に代えてはなを投入。長嶋が故障したわけではなく、しかもはなはそのままCBに入ったところを見ると、はなのコンディションが良くなっただけなのかも。

・後半立ち上がりの戦況は前半よりさらに悪くなって押し込むこともままならず。

・65分辺りにCKからの流れで菅澤のシュートはポストを叩き、ゆずほシュートはGKの好セーブでいずれも得点ならず。

・その後清家を前線に上げてロングボールを多用してシンプルな攻めに転換したのが奏功。86分ロングボールのクリアミスを清家が拾い、ボックス右隅辺りからの清家ゴラッソでついに先制。

・終盤はお疲れのせいか、どちらもパスミスが頻出。事故の要素がてんこ盛りだったが、浦和は終始攻→守の切り替えだけはやたら早くて、広島の超シンプルな縦ポン攻撃を許さなかったのは良かった。広島の決定機は9分木崎のアーリークロスを契機に上野ループシュートで終わった場面だけか。

・ゆずほに代わって投入された遠藤。やたら馬力があってとにかく縦に進むので、渋滞解消要員としてはまずまずの出来だったかと

-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---安藤--柴田---
佐々木-南--長嶋-清家
-----池田-----

(得点)
86分 清家

(交代)
HT 長嶋→はな
77分 塩越→遠藤
88分 菅澤→島田

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2022.03.05

【短感】21-22年第12節:浦和L 2-0 千葉L

・良いところなしで敗れた皇后杯決勝の試合内容を反省してか、立ちあがりから千葉は積極的に前に出てきましたが、それでも最初に決定機を掴んだのは浦和。5分高い位置でのボール奪取から猶本→水谷のシュートはわずかに枠外。

・これで千葉は怯んだのか、早々と浦和が安定的にボールを支配して千葉を押し込みがちに。10分細かくボールを繋ぐ過程でボックス内で猶本が後方から削られる一幕があり、猶本が傷んだにも関わらずなぜかPKなし。

・浦和は細かいパス回し&人数をかけた崩しに固執するわけでもなく、16分GK池田のロングキック一発で菅澤裏抜け&ループ気味にシュートという惜しい場面も。

・29分の先制点もそんなシンプルな攻撃が結実したもの。29分清家とポジションチェンジしてSBに下がっていた水谷からのロングパス一本で清家が右サイドを深々と抉り、清家のマイナスの折り返しを後方から走り込んだ菅澤が叩き込んで浦和先制!菅澤が2列目の選手のようなゴールを決めたのが不思議でしたが、最前列には菅澤に代わってゆずほが走りこんで千葉DFを二人も釣っていました。

・先制後の浦和はなぜかプレーが雑になり、かと言って千葉も敵失に付け入るだけの力はなくてしょっぱい試合内容に。しかしボールを支配する浦和の優位は後半になっても変わらず、56分左サイドから細かくボールを繋いでアーク手前から安藤ミドル、さらに59分千葉スローインを奪取して右サイドから猶本が菅澤とのワンツーでボックス内突入&シュートという良い形も。

・菅澤が70分という早い時間帯に島田と交代したのは、ポストプレーでのボールロストが目立ったところから察するにあまりコンディションが良くなかったのかも。そして72分千葉を自陣に押し込んだ状態で猶本が右サイドでどフリーの清家へ展開→清家クロスにボックス内でどフリーで飛び込んだゆずほヘッドで追加点。先制点同様、ゆずほは清家が右サイドでチャンスメークした際にCFと入れ替わって最前線に出るのがお仕事の一つになっているのかも。

・この得点の直前に千葉の監督が「ボールばかり見るな!相手見ろ!!」と絶叫していましたが、まさにその懸念通りの結果に。頭数は守備側有利なのに誰もゆずほを掴まえていませんでした。

・浦和は猶本や清家の疲労が顕著でしたが、安藤老師に全く電池切れの様子はなく、なんだかんだと浦和の中盤での素早いボール奪回能力が最後まで衰えず。千葉はサイド奥深くまでボールを運んでからのクロス攻撃に活路を見出しているっぽいのですが、如何せんロクにビルドアップさせてもらえないので千葉はとうとう最後まで何も出来ずに試合終了。浦和のピンチは9分千葉FKを池田が被った場面だけかも。

・浦和の選手交代は菅澤に続いて清家を代えただけ。割と長い時間をもらった島田の出来を見るとスタメン組と控え組の実力差がでかすぎるのでしょうが、世代交代が遅れに遅れている浦和としては気になるところです。


-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---安藤--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
29分 菅澤
72分 塩越

(交代)
70分 菅澤→島田
80分 清家→遠藤

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2022.02.28

【短感】第43回皇后杯決勝:浦和L 1-0 千葉L ~ 6度目の決勝進出でついに戴冠!!

・過去6回(前身のさいたまレイナス時代も含めると7回)も決勝へ進出しながらも日テレ&INACの壁に阻まれ続けた浦和がついに皇后杯戴冠。NHK-BSの解説矢野はハーフタイムに過去皇后杯決勝でのPK失敗を2度も晒されるという仕打ちを受けたことも手伝ってか、優勝セレモニー時には感極まってかほぼ涙声。さすが浦和OG。先輩方が綿々と紡いできた歴史があってこそ今の浦和がある。本当にありがとうございました。

・浦和の基本フォーメーションはいつもの4-2-3-1。リーグ戦ではCH栗島の長期離脱が響いて首位INACとはかなり勝ち点差が開いてしまいましたが、安藤をCHへコンバートすることでようやくそれなりに安定してきた模様。

・一方千葉は3-4-2-1。守備時5バックを敷く堅陣を前に、浦和は前半からボール支配で優位に立ち、しかも高い位置でボールを奪う場面も多かったものの、そこからボックス内へはほとんど入れず、盛んにミドルシュートを放つばかり。多少なりとも可能性があったのは29分池田ロングキックの跳ね返りを拾ったゆずほがアーク付近から放った一発がわずかに枠を逸れた場面だけ。

・清家が何度か右サイドを抉るも、フィニッシュに繋がったのは18分柴田のミドルシュートで終わった場面くらい。

・30分くらいから清家をFWへ上げ、水谷を右SBに下げて4-4-2へ布陣を変更。ロングボール一発で清家に千葉最終ライン裏を突かせる狙いかと思いきやそのような様子はなく、却って手詰まり感がマシマシになった感じに。

・もっとも浦和以上に千葉は何も出来ておらず、非常に低調な内容で前半終了。リーグ戦は中断期間中。皇后杯も準決勝から2ヶ月近く間が開いているというマヌケな日程のため、試合内容がしょっぱいのは共に試合勘がないためかもしれません。

・浦和は後半頭から布陣を元の4-2-3-1へ再変更。これが案外効いて、後半頭からいきなり好位置でのFKやCKを立て続けにとれるようになりました。また高い位置でボールがよく回るようにもなって、60分右ペナ角辺りから猶本クロス→DFが被ったのが幸いしてファーでどフリーの菅澤に通る決定機を作りましたが、菅澤のシュートはなぜかバーの上。

・しかし、67分アーク手前から安藤が右サイドへ展開→清家クロスがファーでどフリーの菅澤に通り、菅澤がボールを地面に叩きつけるかのようなシュートを放ってついにゴール!! いやあ、さすがゆいかー様。だめんずでは見なくなって久しいCFらしいCF。実に頼もしい!! なお菅澤がフリーになったのはその前でなぜかボックス内に入ったまゆゆが菅澤の前で相手DFを巻き込んで倒れているのが効いています。こういう地味だが効果的な仕事がまゆゆには良く似合います。

・前半から全くといっていいほど攻め手がなかった千葉は、浦和にボールを回され続けて体力をがっつり削られたせいか先制されるともう反撃に転じる余力は残っていませんでした。終盤長身FW大滝を投入し、ひたすらハイボールを放り込んで混戦の中から一発という偶然頼みでしかない攻撃を試みたものの、南&はなとなでしこ代表レベルのCBが揃った浦和守備陣は全く揺るぐことなく、そのまま試合終了。

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-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---安藤--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
67分 菅澤

(交代)
81分 水谷→遠藤
90+2分 安藤→上野

・御年39歳の安藤老師はフィジカルが強いからボールハント型のCHとしてはフツーに役に立っているのには改めて感嘆。捌き型CHのハナエスタとも相性がいい。がちゃがちゃした展開が続くと電池切れのリスクはありますが、この試合は後半一方的にボールを支配できたので電池切れも起こしませんでした。

・ただいつまでも老師に頼る訳にはいかず、2020年リーグ優勝、そして21-22年の皇后杯優勝を一つの区切りとして浦和は遅れに遅れている世代交代を進めるかもなぁ。CBだけは長船の長期離脱を受けて世代交代を強いられた格好になっていますが、この試合でも交代枠を余らせて終わったことに象徴されるように、概して下の突き上げが弱くてなぁ・・・

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2021.09.21

【短感】21-22年第2節:浦和L 2-0 N相模原

《試合展開》

・浦和のスタメンは前節から水谷→菅澤の1名入れ替えのみ。

・10分猶本CK→はなヘッドで早々と浦和先制。しかし序盤の浦和のポゼッションは安定的とは言い難く、双方雑に縦に簡単に蹴り合うだけに。

・前半の給水タイム以降は浦和がボールを圧倒的に支配。しかし、26分栗島の縦パスを受けた猶本がアーク付近から放ったシュートがポストを直撃したのが惜しかったくらいでボールを支配している割には決定機は僅少。高い位置にいる清家を軸に再三右サイドからクロスを入れまくるものの誰にも合わずの連続。

・相模原は低い位置に守備ブロックを敷いて堅く守り、攻撃はほぼ2トップ任せだったが、2トップとの距離が開きすぎて全く攻撃の形を作れず。それでも前半終了間際、乾坤一擲のカウンターが炸裂してシュートがバーを直撃。ここはまゆゆが競り負けたのが痛恨事。

・大怪我明けの清家はコンディションがまだまだなのか、後半頭から長嶋を投入。54分猶本FK→菅澤ヘッドを筆頭にセットプレーは相変わらず相手へ脅威を与え続けていたものの、流れの中では全く点が入る気がせず。そうこうしているうちにクロス攻撃の手数も減ってしまって試合はすっかりシオシオに。

・ところが82分浦和のスローインから途中投入の水谷縦パスで菅澤&塩越と2人もが裏抜けに成功する椿事が発生。菅澤が落ち着いてシュートコースを見定めて待望の追加点を取って事実上試合終了。相模原は失点の直前に選手を代えていて、ポジションを整えきれないうちに浦和にやられたみたいで。浦和メンズが大昔に再三やらかしたみたいな失点でした(つД`)

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《雑感》

・「ボール支配率は高いけれども力の差がある相手に対してもあんまり点は入らず、ハイラインでコンパクトな布陣の中での即時奪回が得意な守備が堅いチーム」という昨年の浦和のカラーは監督が代わっても良くも悪くもそのまんまでした。まぁ早い時間帯に先制して、その後は守備は堅いが攻撃の形は全然作れない相手に対して変にリスクをかけず、無難に勝ち点3を取りに行ったという前向きな評価も出来ましょう。

・試合後監督は「(前半は)攻め急いでいる部分もあったと思います」「後半になって徐々に距離感も良くなってきましたし、交代でリズムも良くできたと思います」と後半の内容のほうを高く評価。「サッカーなので1-0で慎重に勝つような緊張感のあるゲームにできればと思いました」とも語っているところを見ると、楠瀬新監督は派手に勝つことなんて全然考えておらず、勝てる試合を無難に勝ち切ることを重視するロティーナっぽい方なのかも。

・でも力の差がある相手に対して流れの中からあんまり点が入る気がしないのはかなり寂しい。昨年はメンズがだめんず過ぎてレディースのサッカーが眩しく見えたけれど、今年はメンズが劇的に良くなっているせいかレディースに少々物足りなさが。小泉も平野もいないメンズと今のレディースが近いかも。攻撃のアイデア不足が顕著という意味で。大怪我明けの戦術兵器清家のコンディションが戻るまでの辛抱かもしれませんが。

・ゆずほは攻撃陣では菅澤の次に背が高いのだが、ハイボールに競り合っている姿はほとんど見たことがない。汰木ですらなんとかしようと練習し出したんやし、ゆずほもなんとかならんのかのう。アホほどクロスが入るのに誰にも合わないの連続はめっちゃ歯がゆい。

・一方CKをファーで折り返して中で合わせるみたいな形が何回もあったから、セットプレーはめっちゃ練習してる臭い。今の浦女の出来だと流れの中から点を取るよりは明らかに早道。特に今日みたいなドン引き相手だと。

・守備は相模原の攻撃がしょぼすぎたこともあってほぼ満点。前節怪しかった最終ラインも全く破綻無し。やたらデカい#28にボールが収まっても両CB(特にはな)が頑張って簡単には前を向かせず、そうこうしている間にすかさず栗島らがプレスバックしてサンドしてボール奪回。

・かたや相模原。「まずは守備の整備から入って攻撃はほぼFW任せ」というのは中下位のチーム作りによくあることなので、サッカーを普段見慣れている人には特に抵抗ないでしょうが、初めてWEリーグを見に来た方がホームであれを見せられると次は来ないだろうなと思いました。プロなんで興行として成り立ってナンボ。

・あと30分にゆずほがボックス内で後ろから足を引っかけられているように見えた場面がありましたが、なぜかPKなし。審判が残念なのはWEリーグの最弱点であり続けるでしょうなぁ・・・

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-----菅澤-----
猶本---塩越---安藤
---栗島--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
10分 高橋はな
82分 菅澤

(交代)
HT 清家→長嶋(後半は菅澤・安藤の2トップ気味に)
64分 猶本→水谷
77分 安藤→遠藤(遠藤左SH、塩越がFWへ)
90分 塩越→島田

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2021.09.12

【短感】21-22年第1節:東京NB 1-2 浦和L 

・昨年末の皇后杯で重傷を負った清家がWEリーグ開幕に間に合ったかと思えば、開幕直前に長船が重傷。長船の代わりにはながCBへ。また菅澤が謎のベンチスタート。

・浦和のPSMの試合内容はイマイチだったが、さすがに開幕戦へ向けてしっかり仕上げてきた模様。特にフィジカルが格段に強くなった感じで球際では圧倒的に優勢。立ち上がりは上々の内容だったが、相手を押し込んでからの攻め手を欠いて、決定機は18分猶本FK→ニアで清家ヘッドのみ。立ち上がりに主審が土光の露骨なボックス内ハンド=PKを見逃したのが残念。

・一方守っては再三最終ラインの裏を狙われ、何度か決定機を許した挙句、33分縦ポンで植木の裏抜けを許したのを契機に先制点を取られてしまう。また自陣深い位置でのパスミス、しょーもないボールロストも目立って次第に浦和は防戦一方になり、反撃の糸口も見出せず。

・後半頭から水谷に代えて菅澤を投入して2トップ気味にシフト。これが早速奏功して49分右サイドを疾走する安藤からのクロスをニアで菅澤が叩きこんで同点に。

・これで勢いづいた浦和の動きが良くなって再び戦況は五分五分に。中盤での潰しも効いて前半ほど最終ライン裏をやられまくることはなくなったが、故障明けの清家はともかく栗島が足を攣って交代を余儀なくされたのが誤算で、再び中盤スカスカになって植木に2度裏を取られかかる。途中投入の遠藤が前に後ろにと走りに走って中盤を必死に穴埋め。

・浦和は相手を押し込んでもシュートで終われないのがこの試合を通じての課題だったが、88分ドリブル前進した塩越→菅澤のスルーパスを契機に波状攻撃をかけ、島田シュートのこぼれ玉を拾った塩越がボックス内で北村を背負いながら反転シュートというスーペルゴラッソが決まって浦和逆転勝ち。

・昨年とメンバーはまるっきり同じなのに攻撃面では連係がガタ落ちで流動的なポジションチェンジが自分で自分の首を絞めている感も。一方フィジカルが上がっているので今年の攻撃は昨年とは一転して結構シンプルになるかも。1点目が典型。

・また開幕直前に長船離脱のダメージがでかすぎるのか、前半の最終ラインは極めて不安定だったが、後半長嶋投入が結果的に奏功して一気に安定度を増したのが収穫かな?

・後半またしても東京NBのボックス内ハンド=PKの見逃し臭い場面があり、女子サッカーの審判のレベルがアレなのが目立ったことだけは残念でした。

-----安藤-----
塩越---猶本---水谷
---栗島--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
33分 植木(東京)
49分 菅澤
88分 塩越

(交代)
HT 水谷→菅澤
49分 清家→長嶋
62分 栗島→遠藤
70分 猶本→島田

・「奥様は18歳」というのはあったけど、「アタッキングサードでドリブルが加速する39歳」というのはあんまり無い。

・ゆずほはコンスタントに点は取らないが、取る時はだいたいゴラッソ。くねくねドリブルのゆずほは「ひょっとこ久保竜彦」みたいな変なタイミングでシュートを撃ってくる系なのかな?だから相手はブロックできずに、決まればスーペルゴラッソ。

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2021.04.24

【短感】PSM:浦和L 1-1 仙台L

・今年から始まる日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。なぜか9月開幕の秋春制を採用したのはともかく、新しく始まるリーグなのに11チームという奇数で発足するとか、関西にわずか1チーム、東海に至ってはゼロなのに、なぜか埼玉県に3チームもあるという奇怪なリーグで、どう見ても一人生まれてきてはいけなかった子がいるような気がしてなりませんが、何はともあれそんなリーグが9月に開幕します。

・それまでプロ契約の選手を抱えたまま各クラブが何もしないのは経営上極めて拙いと考えたのか、4/24~6/19の約3ヶ月間プレシーズンマッチが開催されますが、これが総当たりでもなんでもなく各クラブで断続的かつアドホックに開催されるだけのようで、浦和は4試合を予定。

・リーグ開幕まで半年近くある時点でのPSMなんて位置づけが非常に難しいと思いますが、浦和は右SBに故障で長期離脱中の清家に代わって長嶋を起用しただけでほぼ昨年のスタメンがズラズラ。ただ乗松や加藤など過去の実績は豊富だれども故障等で昨年出番が激減した選手が移籍した一方、補強はユース昇格だけなのでベンチメンバーに見慣れない子がチラホラ。

・なおWEリーグは変なところでプライドが高くて、監督にはS級ライセンスが必要。浦女はここ2年のチーム力向上に功績絶大だった森監督がS級ライセンスを持っていないためか、もともと楠瀬レディースユース監督をトップチームの監督とし、森氏が総監督に。試合中この両者はどのような関係になるのかと思って見ていましたが、森氏もベンチ入りしているもののフツーに楠瀬氏が監督としてチームを仕切っていました。さすがに2000年浦和のように監督はただの置物で、総監督が現場を仕切っているわけではなさそうです(遠い目)。

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・リーグ開幕は5ヶ月も先で、オフ明け後になでしこ代表でそれなりにトレーニングを積んだ選手もいれば、始動して間もない選手もいるせいか、序盤はまるで試合感がないかのようにパスミスどころか自陣でのしょーもないボールロストが頻発して大ピンチの連続。

・しかし、20分くらいから浦和がしっかりボールを握れるようになってサイドから何度も良い形を作り、37分左サイドから猶本が突破しようとしたところで仙台にボックス内ハンドがあってPKゲット。菅澤が決めて浦和先制。この20分過ぎから後半立ち上がりまでは浦和は昨年の好調時と遜色ない試合内容で仙台を圧倒していましたが、GK松本の奮戦もあって複数得点を奪えなかったのが結果的に仇に。

・後半になると再び浦和は安定的にボールを握れなくなり、57分にはプレッシング網を突破されて大きく浦和左サイドに展開された末に完全に崩される大ピンチ。ここはなんとか池田が防ぎましたが、劣勢は相変わらずで72分浦和左サイドからのクロスを宮澤に中できっちり合わされて失点。

・浦和がここ2年継続して取り組んでいるサッカーは2列目が非常に流動的なこともあってかコンビネーションの良し悪しが試合内容にモロに響きがちで、楠瀬監督が後半頭からの長嶋→遠藤を皮切りに、61分塩越→安藤、66分水谷→上野とPSMらしく早めに選手を代えたのが試合をさらに難しくした気もしますが、そこはPSMなので責めても仕方ありません。

・84分猶本が相手と交錯して負傷。しかし楠瀬監督はなぜか代わりの選手を入れず、一人足りないまま試合続行。数的不利になって急に右SB遠藤が生き生きと動き出したのが不思議でしたが、得点を奪うには至らずに試合終了。

・開幕までまだまだ時間があるのでこの日は選手達が元気そうに動いているのを見られただけで良し。PSMにも関わらず観客は1504人と昨年のリーグ戦と大差なし。浦女が強くなってもたいして増えもしなければ、弱くなってもたいして減りもしない。トップチームより観客の年齢層は一段と高く、孫の活躍を見守るような爺さん婆さんに支えられた浦女のシーズンがまた始まりました。

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-----菅澤-----
猶本---水谷---塩越
---栗島--柴田---
佐々木-南--長船-長嶋
-----池田-----

(得点)37分 菅澤(PK)、72分 宮澤(仙台)

(交代)

HT 長嶋→遠藤
61分 塩越→安藤
66分 水谷→上野(故障のため?)
72分 栗島→島田(上野左SB、佐々木CH、安藤左SH、島田右SHへ)

 

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2020.11.09

【祝】浦和レッズレディース、2020年なでしこリーグ優勝!!

・今季の浦和は第15節を終えて2位I神戸に勝ち点8差をつけて完全に独走状態。勝てば無条件で2試合を残して2014年以来の優勝(浦和レッズレディースとしては3度目)が決まる第16節愛媛戦でしたが、優勝が懸かった大一番から来るプレッシャーもへったくれもなく序盤から着々と得点を重ねて難なくリーグ優勝を手中にしました!!

・浦和は09年の優勝はアウェーで優勝したことを知り、14年の優勝はホームで負けたけど優勝したという、ある意味浦和らしい形での優勝だったので、ホームで勝って優勝するのはこれが初めて。

・いやぁ、今年の浦和は文句なしに強かった!! 16試合消化して勝ち点40で2位I神戸に8差。総得点34は日テレ(43)に次ぐ2位。総失点15は新潟と並んでリーグ最少。昨年は惜しくも日テレに及ばず2位に終わりましたが、今年は昨年全く勝てなかったI神戸に逆にダブルを食らわせただけでなく、中下位チーム相手に引き分けで終わりそうな試合で最後の最後で勝ち点3を積み上げた結果がぶっちぎりの優勝に繋がりました。

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・チームを率いるのは昨年招聘した森監督。日テレの監督として15年から3連覇を達成した手腕はやはりただものではありませんでした。やっていることは昨年と基本的に同じ。主力も猶本がドイツから戻ってきたのと塩越がコンスタントにスタメン出場しだしたくらいで昨年とあまり変わりありませんが、監督交代初年度で結果・内容ともいきなり好転したことで選手達が自信を得ていたためか、今年は結果が一段と向上してぶっちぎりの優勝として結実しました。

・浦和レッズレディースはユースがそこそこ優秀で世代別代表経験者も少なくなく、ユースレベルまでは日テレと互角以上に闘っているのに、そこから先が伸びない。必然的になでしこ代表に入る選手も少ないという不思議な傾向がありましたが、森監督が素質・素材は良いものを持っている選手達を上手く開花させたという見方も出来ましょう。

・浦和がやっているサッカーは「ボールを大事にするサッカー」と表現するのが一番近いかな? GKから細かくパスを繋ぎ、じわじわと最終ラインを極端に押し上げて相手を自陣に押し込む。しかも両SBのポジションがやたら高くて攻撃時2-4-4にすら見えることも少なくありません。

・でもそんなぱっと見は超攻撃的な布陣を敷きながら「2点取られても3点取るサッカー」を志向しているわけではなく、スタッツを見ると一目瞭然なように僅差で勝つ、しかもウノゼロの勝ちが結構多いのが浦和の特徴。浦和の真骨頂は縦に陣形を圧縮するだけでなく、ボールサイドにわらわらとやたら集まって高い位置でのボール奪回を狙うところにあると言っても良いくらい。相手に考える時間を与えない。これが今年は日テレにもI神戸にも上手く嵌まりました。

・ただ体力任せで走り回って体力の続く限り相手にプレッシャーかけまくりという中下位チームとは完全に一線を画していて、浦和は基本ボールが持てるチームなのでボールを持って休んでいる時間も結構あり、失ったら失ったで攻→守を素早く切り替えてガーーーっと行く。そんな感じでしょうか。

・またボールサイドへわらわら寄り、失ったら即時奪回を図る過程で中盤のポジションが極端に流動的なのも浦和の特徴。ボールを失った時に高い位置にいるSBの代わりにSHなりCHなりがカバーに入っているなんて日常茶飯事なので、CHはともかくSHとかトップ下なんで初期配置以上の意味しかなく、ヒートマップを見てもどこが本来のポジションなのか全く判らないと思います。

・高い位置でボールを奪取してからの攻撃は別に細かいパス交換からの中央突破にこだわるわけではないどころか、むしろやたら高い位置にいるSBを使ってのサイド攻撃が主体。特に俊足の清家は戦術兵器としか言いようがなく、かつSBからのクロスの先にフィニッシャーとして超弩級の威力を誇る菅澤がいるというのが浦和の典型的な得点パターン。総得点34のうち16点が菅澤。文句なしのMVPです。

・またセットプレーで点が取れるようになったのもぶっちぎりでの優勝の一因でしょう。これは正直猶本の復帰がでかかったかと。浦和は09年優勝時の主力だった高橋が退団してからずっーーーーーとプレースキッカーが人材難(筏井が多少マシなくらいか)で、直接FKをぶち込める選手なんていませんでしたから。どん引き系の相手にはとにかくセットプレーが効きました。

・なでしこリーグは相手も前からガンガンプレッシャーをかけてきて終始中盤での潰し合いに終始することがしばしば。そんな時の浦和は細かい繋ぎをあっさり放棄していきなり最前線の菅澤に放り込むとか、高橋はなを投入して2トップにするとか、甚だしきは清家を最前線に上げて裏を狙わせるとか、思いのほか戦術に柔軟性が高いのも特徴。清家を最前線に上げる荒業をハーフタイムを挟まずに試合中にやるというのには心底驚きました。

・浦和のやたら高い最終ラインは当然ながら相手の狙い目。従って縦にポーンと蹴って俊足FWなりWGなりを走らせようというチームも多いのですが、前述のように浦和のプレッシャーがきつくてそもそも高精度&良いタイミングでボールを蹴らせてもらえない上に、浦和の両CBのカバーリング能力が高いのでなかなかシュートに持ち込めない。ボールがちょっと長いとGK池田がじゃじゃーーんと飛び出てくるし、なんとかシュートを撃っても池田に防がれるという相手からすれば悪夢としか言いようがない浦和の鉄壁な守備。これは池田&長船の両ベテランもさることながらユース上がりの南が早々と戦力化したのが多いと思います。

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・まぁ浦和は森監督の就任からたった2年で頂点に上り詰めましたが、14年の優勝からわずか2年で浦和は残留争いにどっぷり両足浸かる羽目になったことも忘れてはならないでしょう。また優勝した14年の前後の成績が芳しくないことから察しが付く通り、浦和は端的にいえば09年優勝からの世代交代があまり上手く行かず、長年苦労しました。

・先述のプレースキッカー不在問題どころか、土橋や堂園が退団してからの浦和は慢性的にSBが人材難。木崎・北川の成長で何とか左SBは目途が立ったと思ったら、あろうことか両選手ともほぼ同時に退団してしまうとか、岸川・長野が退団し、猶本も海外へ行ってしまってCHがボロボロ欠けてゆくという悲惨な時期もありました。

・来年から「WEリーグ」へと舞台が変わりますが、その中で毎年優勝とまでは言わないものの、コンスタントに優勝争いに絡める安定した実力を身に着けることが次の中期的な目標になろうかと思います。長かった苦難の歴史を繰り返さないように。


<2020年浦和基本スタメン&フォーメーション>

-----菅澤-----
水谷---猶本---塩越
---栗島--柴田---
佐々木-南--長船-清家
-----池田-----

 

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2020.08.09

【ネット短感】20年第4節:浦和L 0-1 C大阪L ~ あんまりな試合の入りが致命傷に

・序盤はC大阪が高い位置からのハイプレスに苦しんで浦和はビルドアップに苦しむどころか、自陣でのボールロストも頻発。またC大阪はボール奪取後逆サイドでフリーになっている選手を一気に走らせる作戦が見事に奏功。11分裏抜けされた選手を後方から南が倒してPKの大ピンチこそ池田のセーブで凌ぎましたが、18分に裏抜けを許した場面は池田の飛び出しも及ばずに失点。

・全く良いところがない浦和は前半の飲水タイム後に清家を前線に上げて2トップ化(栗島が右SBへ)。清家がいきなり裏抜けして決定機を作ったためか、C大阪最終ラインの押し下げに成功し、ここから浦和のパス回しの精度・スピードが格段に向上。安藤や菅澤に決定機があったが、いずれもGKの好守に阻まれて得点ならず。

・さらに森監督はハーフタイムに上野→佐々木、安藤→高橋はなの2枚替えで、清家を再び右SBへ。序盤飛ばし気味、かつ前半半ばから浦和のパス回しの前に走らされたC大阪の足が先に止まるのは自明だったが、C大阪も60分くらいからリトリート主体&中央を固める方針に転換。

・浦和はセカンドボールを拾いに拾って一方的に攻めてはいるが、流れの中からはほとんど決定機が作れない。菅澤&はなと大型FWを2枚並べた以上、清家を軸に右サイドを崩してクロスをバンバン放り込むのかと思いきやそんな様子もなく、やたら人数と手間をかけてボックス内で突入を図るばかり。しかもC大阪の稠密な守備網を広げる工夫なんて全くない、力業のごり押しの連続。遠目からシュートが撃てる猶本不在が響いた。

・CK&FKを山のように得たものの、塩越のキック精度がイマイチなこともあって、セカンドボールを拾ってからの2次攻撃からしか決定機は作れず。しかも数少ないチャンスは悉くGKがセーブ。

・後半の選手交代は結局どれ一つ実らず、終盤は浦和もバテてそのまま試合終了。

・試合の入りが悪すぎ、しかもせっかく好転した流れを自ら断ち切ったかのようにしか見えない後半の残念すぎるベンチワークが相まった敗戦でしょう。試合の入りが悪すぎたのは、なんだかんだと言っても前節日テレに勝って慢心し、今節は昇格組相手と侮ったからのような気がしてなりません。しかし、蓋を開けてみるとC大阪は攻守ともチームの意図が全体に浸透し、かつそれを支える運動量もしっかり確保された良いチームでした。

-----菅澤-----
安藤---水谷---塩越
---栗島--柴田---
上野--南--長船-清家
-----池田-----

(得点)
18分 浜野(C大阪)

(交代)
HT 上野→佐々木
HT 安藤→高橋はな
65分 栗島→遠藤
79分 水谷→長嶋
87分 清家→乗松

・前節から佐々木→上野、はな→清家、猶本→安藤と3枚入れ替え。猶本はなぜかベンチ外。

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2020.08.03

【ネット短感】20年第3節:浦和L 1-0 日テレ ~ やろうとしたことがきっちり嵌まって勝つことの喜び

・浦和のスタメンは前節から上野→塩越の入れ替えのみ。大逆転勝ちした前節後半の布陣をベースにした模様。

・序盤から共に前から厳しくプレッシャーをかけあう展開でしたが、浦和はせっかく高い位置でボールを奪ってもその後ずっと狭い局面でごちゃごちゃやっている感じだったのに対し、日テレは縦パスでシンプルに浦和のDFライン裏を狙って前半2回決定機。17分水谷のボールロストから三浦→遠藤、22分には清水→植木の抜け出しを許してしまいましたが、共にシュートは枠をわずかに逸れて事なきを得ました。

・給水タイムを挟んでようやく浦和も反撃に。それでも高い位置でボールを奪ってなかなか決定機は作れず、日テレ守備陣を崩しきれないので水谷や菅澤がミドルシュートを試みるもGKを脅かすには至らず、良い形でサイド攻撃を仕掛けてもクロス精度が残念。

・前半浦和唯一の決定機は34分長船の縦ポンで猶本が村松に競り勝ってボックス内に突入したもの。体のぶつけ合いにやたら強くなった猶本の面目躍如といった形でしたが、シュートはやや角度が厳しくてGKにぶつけてしまいました。

・森監督は後半頭から猶本に代えて清家を投入。清家は開幕戦だった千葉戦で故障したものの、思いのほか軽傷で済んだようで、この試合でいきなりベンチ入り。しかも森監督はその清家を後半投入してから勝負だと考え、良いとは言い難い前半の試合内容でもスコアレスでの折り返しなら無問題と思っていたようです。

・ただ試合を決定づけたのはその清家ではなく、清家に代わって前線に上がった高橋はな。しかもそれまでの4-2-3-1ではなく、かなりはっきりとした4-4-2に布陣を変えてでかいのを前に2枚並べ、前から圧力を一段と強めたのがものの見事に奏功しました。

・54分、柴田&栗島で中盤高い位置で圧力をかけてボール奪取→縦パスを受けたはながDF2人をぶっこ抜いてどフリーの菅澤へクロス→菅澤渾身の一撃は残念ながらGK正面。

・しかし、その直後の55分、日テレは浦和2トップの圧力を受けながらもGKからなんとか細かくビルドアップしようとしたものの、GK山下が背後から栗島のプレッシャーを受けている宮川へわざわざパスを出したのが命取りに。菅澤のシュートはいったんGKが弾きましたが、こぼれ玉を塩越→はなと冷静に繋いで浦和先制!!

・63分に長谷川の縦パス一本から植木の裏抜けを許し、最後は小林に押し込まれそうになる一幕がありましたが、そのシュートもわずかに枠外。

・先制した浦和はさすがに徐々に運動量が落ちて高い位置でのボール奪取はかなわなくなり、チャンスらしいチャンスは67分はなFKがバーを直撃した場面くらい。

・日テレが3選手を代えて攻勢に出るものの浦和ベンチは全く動く気配がなく、「電池切れで逆転負け」というシナリオが脳裏をかすめなくもなかったのですが、浦和の選手達は高い位置でのボール奪取こそ出来なくても、パスコースを限定するなど日テレに自由なビルドアップを許さない最低限のタスクを見事完遂。

・パスコースが限定されているので後ろの選手が予め相手の意図を読んでボールを奪取しやすい。またボールを奪取した後はぽーんと蹴らずにボールを繋いで時間を稼ぎ、休みを入れるという、まぁどこかの残念なチームが全然出来ていないことをちゃんとやり通して見事逃げ切り勝ちに成功しました。

・シュート数こそ14対5と大差が付きましたが、決定機の数自体は似たようなものでしたし、前半の決定機を日テレが決めていれば完敗を喫していたかもしれない際どい勝利でした。しかし、前から懸命にプレッシャーをかけ続けて相手のミスを誘うという、ゲーム当初からの狙いがきっちり嵌まっての勝利は格別。運ではなく、個人技でもなく、多少人が入れ替わっても再現性のある勝利は実に嬉しいものです。


-----菅澤-----
猶本---水谷---塩越
---栗島--柴田---
佐々木-南--長船-はな
-----池田-----

(得点)
55分 高橋はな

(交代)
HT 猶本→清家(清家が右SB、はながFWへ上がって4-4-2)

・毎試合出来が悪いとは思えない猶本が前半だけで代えられてしまうのが不思議でしたが、森監督の目からすれば猶本は周囲の選手とのコンビネーションがまだまだとのこと。個人的には明らかにチームのノッキング材料になっていない限りは異物がいても良いんじゃないかと思いますが・・・かつてのミシャサッカー時の原口のように・・・

・ゆずほ、徐々に無双化。タッチ際での足裏を駆使しての妙なボールキープ、妙なルーレット。そして妙なくねくねドリブル。しかも個人技で自己満足に陥ることなく、ちゃんと周囲は見えていてコンビネーションが出来ている。これまた猶本とは違った意味でやや異質な選手だと思いますが、浦和の起爆剤になるまで秒読み段階といったところでしょうか。

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