2018.12.14

ズラタン・リュビヤンキッチ選手退団

・昨日(12/13)ズラタン・リュビヤンキッチ選手の退団がクラブから報じられました。

・ズラタンは2012年7月に大宮加入。同僚ノヴァコヴィッチとの「スロベニアン2トップ」として大暴れした実績を引っ提げて、2015年に浦和へ「禁断の移籍(笑)」。いうまでもなくミシャ体制下での浦和加入です。

・ズラタン加入当初は興梠小破に伴い第4節松本戦から1トップでスタメン起用され、続く第5節アウェー川崎戦では敗色濃厚の流れをFKからのヘディング一発で同点に追いつく活躍を見せてくれました。

・しかし、ズラタンは決してポストプレーが得意ではなく、とにかくボールが収まらないのが悩みの種。そのため興梠の故障明けと共にリーグ戦では基本的にベンチスタートとなり、浦和FW陣の中では唯一上背があることから終盤のハイボール・ハイクロスのターゲットとして切り札的に起用される場面が目立ちました。

・実際苦しい局面をヘッド一発でなんとかしてくれる試合もありましたが、これまた「浦和FW陣の中では唯一上背がある」というだけの話でそんなにハイボールには強いわけでもなく、むしろスペースにボールを出してズラタンのスピードを活かすようなWG的、あるいは2トップの相方的な使い方がズラタンには最適だったと思います。

・端的にいえば大宮時代の「スロベニアン2トップ」がズラタンにとって最適で、さらに言えばミシャスタイルでは使い道が限られるFWだったと思います。浦和では2016年ルヴァン杯準々決勝で神戸をボコボコにしたカウンタースタイルがズラタン一番の見せ場だったかも。

・ズタランの真価が発揮されたのは国内リーグ戦ではなく、むしろACL。なにぶん体格ががっしりしていて当たりには強いので、当たられてすぐにピッチに這いつくばる羽目になった高木らをしり目に頼もしい働きを見せてくれました。

・ミシャ退任後もズラタンは基本的にベンチスタートだったため、出場試合数の割には出場時間が短かったのは残念ですが、その短い出場時間の中で印象に残る仕事、決定的な得点を取る選手だったのは確か。また得意ではない仕事をも懸命にこなそうとしている姿は人々の胸を打つものがあり、基本ベンチスタートという境遇下でも全くメンタル的に折れることなく、それどころかチームを鼓舞する役割すら果たしており、どの監督にとっても非常にありがたい存在だったと思います。

・残念ながら2018年は故障に悩まされて、ルヴァン杯第3節アウェー広島戦(4/4)を最後に長期離脱。第33節アウェー湘南戦でなんとか復帰したものの、その後は天皇杯決勝AT+5分に興梠に代わって出場するのみでした。今にして思えば交代時に興梠がキャプテンマークをズラタンに渡したのは餞代わりだったのでしょう。

・ズラタンはまもなく35歳になり、かつ故障もあって通年での活躍が見込みづらくなった以上、今般退団の運びとなったのはやむを得ないと思います。今後のズラタンの去就は不明ですが、ともあれ4年間ありがとうございました。

|-`).。oO 浦和でダントツにスーツが似合う男の退団で、一番悲しんでいるの麻布テーラー様かもしれんなぁ・・・

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2018.11.29

平川忠亮選手、現役引退

・先日(11/26)平川忠亮選手の現役引退がクラブから報じられました。

・平川は2002年浦和加入。以後17年間浦和一筋。今や珍しくなった「ワン・クラブ・マン」として浦和のために文字通り全身全霊を捧げてくれました。しかし、残念ながら2015年から出番が激減しており、今年はこれまでわずか2試合。しかも久しぶりに途中出場した第26節横浜M戦では平川のサイドからいきなり失点してしまい、衰えを感じさせる結果になってしまいました。平川本人も「やりきった思いが強く、一つの後悔もありません。」と語るように、まさに完全燃焼した形での現役引退です。

・平川は右サイドが本職ながら、加入時のオフト監督に左WBへコンバートされ、同期入団の坪井と共に早々にレギュラーに定着しました。ところが平川は以後17年の長きにわたって鉄板のレギュラーであり続けたわけではなく、むしろ次々と現れる強力なライバルとのポジション争い、そして自身の怪我との闘いが長く続いた選手だったと思います。

・右サイドには長らく天才山田暢久が君臨。そして左サイドにはアレックス、梅崎、宇賀神と入れ替わり立ち替わりライバルが登場。右サイドの暢久がようやく去ったかと思えば今後は関根が台頭してくる等、強豪クラブの宿命とはいえ平川を取り巻く環境は極めて過酷でした。そんな環境下で平川はある時は鉄板のレギュラーとして、ある時はいつでも計算ができるベンチ要員として監督の信頼に応え続けました。最初は左WB、そして必要に応じて右WB、右SBとポジションを移しながらも。

・浦和は情けないことに監督がコロコロ変わるだけでなく、やろうとするサッカーもコロコロ変わってしまう宿痾を背負っていますが、そんな中でも平川は監督の意図をいち早く理解し、その要求に応じ続けられたのが17年ものプロ生活を送れた秘訣なのでしょう。

・平川はスピードとスタミナを兼ね備えた献身的な選手ですが決して器用ではなく、一時は相馬と左右で誰にも合わないクロスをお互いに連発して「白ヤギさん黒ヤギさん」を演じていたくらい。従ってフィンケやミシャのようなパスサッカー志向・ポゼッション志向の監督とは相性が悪いと思われましたが、それでもなんだかんだと重用されたのは平川なりの自己変革の賜物かと。

・岡野と二人で共にカレーライスを2皿頼み、エメルソンには「バカ川」と言われ、ミーティング時にはどら焼きを食べる等、いじられキャラ的な要素を持ちながらも、ベンチ外となる日々が続いても練習は一切手を抜かず、出番のない若手への見本となり続けた平川。

・個人的には平川の選手生活一番の見せ場は2007年ACL準決勝のPK戦で最後のPKを見事に決めて城南一和を下した場面かな。5人目のキッカーとして平川が登場した時の埼スタの妙なザワザワ感も忘れられません。また平川が大活躍したという意味では2007年8月の甲府戦@国立with大黒摩季を挙げてもいいでしょう。そして決して多くはない得点場面ではなぜか勢いあまっていつも転んでしまう妙な見せ場も。

・派手な選手、目立つ選手ではなく、どちらかといえば地味に浦和を支え続けた印象が強い選手でしたが、平川の働きが浦和に数々のタイトルをもたらしたのは紛れもない事実です。長い間ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。天皇杯決勝までの残された日々を共に頑張りましょう!!

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2018.11.28

オズワルド・オリヴェイラ監督、2019シーズンへの契約更新

・先日(11/25)オズワルド・オリヴェイラ監督と来シーズンの契約を更新することで合意したとクラブから報じられました。契約年数等、契約が更新されたこと以上の仔細は一切不明です。

・オリヴェイラ監督は第5節磐田戦(4/1)終了直後の堀監督更迭、及びそこから第9節札幌戦(4/21)までの大槻暫定監督の後を受けて、第10節柏戦(4/25)から浦和の指揮を執ることになりました。

・第9節終了時点での浦和のリーグ戦戦績は勝ち点12(3勝3分3敗)の9位。オリヴェイラ監督はそこから第33節まで勝ち点を48(13勝9分11敗)の6位にまで延ばし、リーグ戦でのACL圏入りこそ逃したものの、残留争いに巻き込まれかねなかったチームを半年でACL圏入りが現実味を帯びる地位にまで引き上げただけでもオリヴェイラ監督の手腕は十分評価に値します。

・特に大槻暫定監督が勝ち点を積み上げていた時期ですら顕著だった試合後半の失速傾向を、W杯による長い中断期間を利用してフィジカル強化に努め、その傾向をかなりの程度払拭したのは見事でした。

・またオリヴェイラ監督自身「4バックが好き」と公言しているにも関わらず、ルヴァン杯でJ2甲府相手に不覚を喫したのを契機に4バック導入をすっぱり諦め、今シーズン一杯浦和の選手たちが馴染んでいる3バックベースでチームを作る(しかも大槻組長がすがった「ミシャの残り香」をちょっとずつ消し去りながら)という、一貫して4-4-2だった鹿島時代からすれば意外ともいえる柔軟性を見せたのも驚きでした。

・さらに最初はナバウト、ついでファブリシオと得点力不足を解消してくれるであろうと思われた外国人FWを次々と故障で失いながらもなんとか既存の選手をやり繰りし、フォーメーションを変えながらしぶとく勝ち点を積み上げていった辺りも高く評価できるかと思います。

・昨年リーグ戦では「下位相手にはなんとか勝てるが中位には引き分け止まり、上位には手も足も出ない」という残念な結果しか残せなかった堀監督の続投と違って、オリヴェイラのリーグ戦戦績にさほど問題はなく、かつ内容も就任当初比で改善傾向であることからすれば、オリヴェイラ監督との契約更新は至極当然でしょう。天皇杯を優勝して就任当初の一大目標だったACL出場権を獲得できれば万々歳ですが、そこまで待っていれば来季の編成に差し支えるので、この時点での契約更新の運びになったと目されます。

・シーズン途中からの監督就任なので、当然ながらオリヴェイラ監督の理想像と手駒には少なからず乖離があり、実際故障でもないのに出番がほとんどない選手が何人もいます。新シーズンは監督のやりたいことを前面に押し出すのか、あるいはより安全な漸進策を採るのか判りませんが、世代交代期が来ていることと相まって今オフは相当手駒のシャッフルがあると予想されます。となると、今オフはオリヴェイラ監督よりもむしろ中村GMの手腕が問われることになるでしょう。

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2018.07.25

遠藤 航選手、シント=トロイデンVVへ完全移籍で基本合意

・C大阪戦の前日(7/21)になって突如遠藤航選手がシント=トロイデンVV(ベルギー1部)へ完全移籍することで基本合意した旨が公表されました。先日「茂木力也選手、謎のレンタルバック」の稿で「ひょっとすると遠藤や橋岡が海外へ流出する話があるのかもしれませんが」と記しましたが、そのリスクシナリオがいきなり現実のものに。

・もともと海外志向の強い選手で、端的にいって浦和へ来たこと自体が海外移籍へ向けての踏み台的な意味合いがあったので、このタイミングでの移籍は特段不思議ではありません。もう25歳と若くはないので海外雄飛のチャンスは限られており、またロシアW杯メンバーに選ばれたものの結局出番はなく、他の国内組も概して冷遇されていたことも背中を押したのかもしれません。

・遠藤は2016年浦和に加入してすぐに3バックの中央(リベロ)としてスタメンに定着。翌年堀監督の下では3バックの右CBないし4バックの右SB、大槻~オリヴェイラ監督の下では3バックの右CBとポジションを移しながらもほぼ一貫して浦和の主力として活躍してくれました。ルヴァン杯ではPK戦5人目のキッカーとしてPKを蹴って見事に成功。これがキャプテンになるべくしてなった漢らしい(といっても浦和ではキャプテンになれませんでしたが)、浦和在籍時の一番の見せ場だったと思います。

・遠藤は典型的な「読み」で勝負するCBで、ラインの統率も巧み。さらに高精度のフィードを繰り出せるし、湘南仕込みの機を見ての攻撃参加もありといかにもミシャ好みのCBでした。ただ身長178cmとCBとしてはフィジカルに難があり、Jリーグレベルならまだしも、ACLレベルだと粗が目立ったのは事実。CBでは世界レベルに遠く及ばないとの自覚があるのか遠藤本人は終始ボランチに拘っているようですが、ボランチとしては浦和でもA代表でもポジションを確保できなかったのもこれまた事実。ベルギーリーグは欧州では少々格が落ちるとはいえ、楽にポジションが確保できるような場でもないと思います。

・浦和は主力中の主力を失う羽目になりましたが、もともと海外志向の強い選手を無理に引き留めた挙句ゼロ円移籍されるよりはマシと考えて、今回の移籍の運びとなったものと思われます。また遠藤は主力中の主力だったとはいえ、右CBは岩波・森脇・橋岡と控えが案外充実している(現時点で茂木を戦力カウントするのはさすがに厳しいかと)ので、原口や関根の流出時ほどの打撃はないと予想します。

・もっともふたを開けてみたら「遠藤の穴はでかかった!!」というのもよくある話。関根然り、井手口然り、「しょっぱいオファーに飛びついて出て行った選手は実力不足で試合に出られず、出て行かれたチームは穴が開いたまま」という「誰も得をしない悲惨な移籍劇」にならなければいいのですが・・・

・また浦和にはミシャ末期に集めたはずの20代半ばの選手が様々な形で悉くいなくなり、スムーズな世代交代が難しいという中期的な問題が遠藤移籍でより一層重くのしかかることになってしまいました。若くて優秀な選手がすぐに海外へ出てゆく傾向が加速し、おいおいどこのチームもぽっと出の若手と、海外へ行けなかったなんとも微妙な選手と、尾羽打ち枯らして海外から戻ってきたベテラン選手という構成になってしまうのかもしれませんが。

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2018.07.20

茂木力也選手、謎のレンタルバック

・いささか旧聞になってしまいましたが、先日モンテディオ山形へレンタルされていた茂木力也選手が浦和に復帰することが公表されました。

・茂木は昨年末に山形へのレンタル契約が延長されたばかりで、レンタル契約途中での浦和への帰還は異例であるだけでなく、茂木の置かれた状況を考えれば少々不可解なように思えます。

・茂木は2015年にユースから昇格。翌2016年には愛媛FCへレンタルされ、さらに木山監督が2017年に愛媛から山形へ移ると共に茂木もレンタル先を山形へ変更。愛媛でも山形でも若くしてレギュラー格となっており、もはや「木山チルドレン」も同然。

・茂木は愛媛でも山形でも3バックの右ストッパーとして重用されていましたが、木山監督が昨季半ばに基本フォーメーションを4バックベースに転換したので一時出番を喪失。しかし茂木はすぐさま右SBあるいはボランチとして出場機会を掴みました。そこでの活躍が昨年末のレンタル延長に繋がったのでしょう。

・ところが意外にも茂木の出番は今年激減。第5節までは4-1-2-3のアンカーとしてスタメン起用されていましたが、第6節以降木山監督が基本フォーメーションを3-4-2-1に再転換すると共にベンチ入りすら難しくなってしまいました。皮肉な話ですが、元浦和のCB加賀が故障から復帰して第6節からすぐに右ストッパーのスタメンに定着し、茂木の出番を奪った格好になっています。

・従って茂木の浦和復帰の話を聞いた際には、山形で出番を失った茂木が活躍の場を求めて、次のレンタル先を探してもらうまでの一時帰還だろうと思い込んでいました。

・ところが昨日の練習後のインタビューで、茂木の浦和復帰はなんとクラブからの要請を受けたものだったことが判明。また山形も茂木の突然の浦和復帰後、慌てて福岡からCB田村(これまた元浦和)を補強したところを見ると、山形がCBだだ余りで茂木に今後出番がなさそうという訳でもなかったと推察されます。

・クラブからの要請があったとはいえ、茂木の浦和での試合出場は山形以上に難しいような気がします。今後浦和の基本フォーメーションが3-4-2-1になるのかどうか判りませんが、今の浦和は3バックのスタメンが槙野・マウリシオ・遠藤で確立しており、控えがこれまた実績十分の岩波・森脇、場合によっては阿部・橋岡も起用できるという状態ですから。

・浦和で足りないのはWBないしSBというサイドの選手なのに、なんでそこが本職ではない茂木にクラブが復帰要請を出したのか不思議でなりません。「使わないならレンタルの意味がないので戻せ!」という以上の意味はないのかもしれません。ひょっとすると遠藤や橋岡が海外へ流出する話があるのかもしれませんが、スタメン級の選手の穴をJ2で出番を失っていた選手で埋めるなんて、そりゃいくらなんでもシュータン仕事さぼりすぎでしょうに・・・

・ユースの後輩である橋岡は1年目でいきなりスタメンに定着し、同じく1年目の荻原もルヴァン杯要員の地位を脱してリーグ戦でも出番を掴みだしたのを見て、プロ入り4年目になる茂木に少々焦りがあるのかもしれません。浦和復帰は茂木自身が決めたことなので外野からは「とにかく頑張れ!!」としか言えませんが・・・

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2018.04.27

浦和役員人事及び経営情報に関する雑感

・昨日、浦和レッズの役員人事及び2017年度経営情報が公表されました。

・人事面での注目ポイントは淵田社長及び山道取締役の重任。

・淵田氏は2014年2月社長就任以来既に3期が経過していること、2016年11月に三菱自より三菱重工色が強いダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社が設立されて1年半が経過していること、今年2月に三菱重工から転籍された立花副社長が次期社長含みの転籍とも見られたこと、等の理由から三菱自出身の淵田氏が今年限りでお役御免になるとの憶測が流れていました。

・ところがその観測は結局下種の勘繰り以外の何物でもなく、淵田氏は続投。同時に公表された経営情報を見ると淵田氏社長就任以降3年間一貫して増収増益なので本人が辞めるとでも言わない限り社長を代える積極的な理由はありません。就任当初はズタボロだった橋本前社長はなんだかんだと評価を劇的に向上させた上に5年やっているので、淵田社長の4期目が特に長いわけでもありませんし。

・ただ2017年経営情報で明らかなように、浦和は足下深刻な観客減に見舞われており(但し、入場料収入は前年比ほぼ横ばい)、昨年の大幅増収は広告料収入と移籍金・賞金等からなる「その他」の寄与が大。浦和の広告料収入は親会社のいわゆる「ミルク補給」ではなく、「人気があって注目度が高いのでスポンサーになった」各社様の積み上げという側面が強いので、観客減は入場料収入減に直結するだけでなく先々広告料収入の減少にも繋がりかねません。

・この件については当然ながらクラブも危機感をもっているようで、重任決定の淵田社長には観客減問題への対応が問われる1年になるでしょう。また昨年の好決算はACL優勝で嵩上げされており、今のチームのテイタラクでは今年度は減収は免れずに社長業績の末尾を汚す格好になろうかと思います。重工サイドが泥をかぶるのを嫌がってあえて淵田社長を据え置いたという意地悪い見方もできますが(苦笑)。

・今般の役員人事でなんとも不可解だったのが山道取締役の重任。

・浦和は今年4月堀監督更迭に続いて強化体制を刷新したのに伴い、従来本部長(強化担当)だった山道氏は本部長(社長補佐)というなんとも曖昧模糊な位置づけに移っていました。傍目には立て続けに期中での監督交代を余儀なくされた「現監督の力量見極めに関する節穴っぷり、次期監督に関するノープランぶり」に関する責任を取らされ、閑職に追いやられたも同然と思い込んでいました。

・従って今般の株主総会でてっきりお役御免になるのだろうと予想していたのですが、まさかの重任とは!! 現場を預かる監督・コーチは更迭されたら直ちに路頭に迷うのに、より責任の重い元強化担当がこんな甘々な処遇でいいのかなぁ・・・ 

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2018.03.05

【祝】アンドリュー ナバウト選手、完全移籍加入内定

・開幕から不甲斐ない試合の連続を糊塗するかのように、ニューカッスル・ジェッツ(豪州)所属のMFアンドリュー・ナバウト選手の完全移籍加入内定の知らせが飛び込んできました。浦和4人目の外国人選手ですがアジア枠なので何の問題もありません。

・判り易いWGタイプのようで、動画を見る限り前にスペースがあるとめっちゃ縦への推進力が活きそうなタイプ。かつ遠目からの一発もありそう。逆にいえば狭い局面での性能は全く判りません。WGマルティノスとは体格が真逆のガチムチ系ですが、プレースタイルなり得意不得意なりはほぼ同じだったりすると面倒なことに。

・ラファエルの突然の退団を受けて慌てて探して来たのでしょうが、今の浦和は全くWGタイプではない武藤がやむなくWGをやらされている惨状なのであながち的外れな補強ではありません。またミシャスタイルだと戦術にフィットするまで時間がかかり、挙句の果てにフィットしないまま終わる可能性もありますが、幸か不幸か今の浦和は戦術理解を云々できるほど戦術が固まっていない(苦笑)ので、とりあえず個人能力を存分に発揮してくれればそれでいいと思います。非常に低レベルな苦境打開策ですが。

・ナバウト補強により、浦和は左右WGの個人能力でのサイド突破に全てを託す「ペッカー2018」になる可能性がかなり高くなってきました。よって今後はWGまでどうやってビルドアップするのか、さらにWGがサイドから敵陣に穴をあけた後にフィニッシャーが中でどう待ち構えるのかという課題に向き合うことになるのでしょう。

・また武藤が本職のIHに戻るとなるとIHがやたらだぶついて、目先武藤・長澤・武富でIHのスタメンの座を争うことになりましょう(柏木は鉄板扱い)。こうなると怪我で出遅れている直輝の立場は難しいものに。さらにいえばWGはいないがIHはやたらいるとか、SBはいないのにCBは余っているとか、今年の補強の不可解さがより一層浮き彫りに。なんだったんだろうな、今年のオフは。

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2018.01.24

原口元気選手、デュッセルドルフに期限付き移籍

・ヘルタで出番を失っている原口元気選手は結局ヘルタとの契約を来季終了まで1年延長した上で、ドイツ2部のデュッセルドルフに期限付き移籍することになりました。

・スポーツ紙上では原口の移籍先として浦和やブレーメンの名前が挙がっていただけに、デュッセルドルフへのレンタルという形に落ち着いたのはやや意外。浦和もブレーメンも市場価値を大きく上回るような金額を払ってまで原口を獲得するようなアホなことはしなかったので、思うような値段で売れなかったヘルタが今夏の売却狙いに切り替えたということなのでしょう。言い換えれば足元を見られたのはヘルタのほうだったという格好。

・また浦和復帰は原口にとって欧州クラブでこれといったオファーがなかった場合のセカンドチョイスでしかなかったでしょうから、もともと浦和復帰の目は薄かったと思います

・W杯出場へ向けて原口はとにかく試合に出ることが先決。ただ行き先が2部のクラブなのが残念ですが・・・ しかもよりによって同ポジションに宇佐美がいるクラブに。

・浦和が無理に原口を取りに行かなかったこと自体は妥当だと思いますが、ラファエルの穴(=ただでさえ乏しい得点力がガタ落ちになる)という問題は残ったまま。「このレベルに満たない選手を数あわせでとっても意味がないです。急いては事をし損じることになる」のも道理なので、もはや目ぼしい選手がいないこの時期に無理に動かず、夏の移籍期間まで待つのも一策ですが、そうこうしているうちに点が取れずに勝ち点を失いまくるような・・・

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2018.01.18

ラファエル シルバ選手、チーム離脱

・キャンプ期間中に主力中の主力が移籍してしまうという、浦和では前代未聞の事件が発生しました。ラファエルの武漢卓爾(中国2部)への移籍。まだメディカルチェックを受けに行った段階で正式に移籍が決定したわけではありませんが、正式決定も時間の問題でしょう。

・クラブとしてはラファエルの海外移籍自体は想定の範囲内で、安売りを避けるべく相応の移籍補償金を設定していたようです。しかし、2部であっても金満な中国のクラブが移籍金を満額支払い、しかもラファエル自身が「家族、親戚一同を養っていかなくてはいけない」ので移籍に前向きとあってはクラブとしても引き留めようがありません。

・昨年新潟から安く仕入れて、中国へ高値で売り払えたのでビジネスとしては大成功です。ラファエルがACLで活躍して評価が急騰したところで上手く売り抜けたといっても差し支えないでしょう。

・ラファエルは昨年浦和に来た当初は1トップとして起用され、案外ミシャ式にも馴染んで興梠や武藤との絡みも非常に良好でした。第12節清水戦&第13節柏戦と小破欠場したあたりから独善的なプレーが目立ち始めて一転チームのブレーキに。しかし堀監督の下でなぜか左SHとして重用され、「一人で出来た!」的な能力を最大限生かして事実上唯一の攻め手として活躍し、見事ACLタイトルを引き寄せました。

・ラファエルはACLというビッグタイトルを浦和に残し、しかも高額の移籍金を置いて行ったという実績だけを見ればエメルソンと同格のレジェンド級外国人選手といっても差し支えないくらい。もっとも在籍がわずか1年だったので、良くも悪くも後々まで語り継がれるエピソードが少なく、「なんだかよく判らないままに浦和を駆け抜けていった凄い奴」という印象で終わった感は否めません。

・結局ラファエルはお金で動く傭兵らしい傭兵だったとはいえ、短い在籍期間の間にタイトルと高額移籍金を残していくという傭兵としては文句のつけようがない仕事をやってのけました。あまりにも唐突だったとはいえ、「短い間ですが、ありがとうございました。」と率直に語る他ない、判り易すぎる移籍劇でした。

・ラファエルの海外移籍自体は想定の範囲内だったとはいえ、タイミングはクラブの想定よりずっと早かった(今週初15日に一報があったのが契機)模様。またラファエル移籍は今オフの選手補強の評価を一変させるくらいの衝撃ですが、この件については稿を改めます。先日記したばかりの「浦和2018年の選手補強に関する雑感」はあっという間に粉々に砕け散ってしまいました(苦笑)

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2018.01.13

伊藤涼太郎選手 水戸ホーリーホックへ育成型期限付き移籍延長

・先日、伊藤涼太郎選手の水戸ホーリーホックへの育成型期限付き移籍が延長されることが公表されました。

・伊藤は作陽高校から2016年新加入。1年上の茂木と違って2年目すぐにレンタルにはならなかったのはルヴァン杯のメンバー要件(21歳以下の選手を1名以上先発に含める(決勝を除く))を満たす選手が伊藤しかいなかったことと無関係とは思えないのですが、伊藤にとって不幸なことに同年はACLに出場していたのでルヴァン杯のグループステージがなく、伊藤の出番は準々決勝からになってしまいました。

・で、満を持してC大阪との準々決勝第1戦に出場したものの、選手層が厚い2列目で今後継続的に戦力になりうるとは言い難い出来。下手にボールを持っていると相手にガツンと当たられてボールを失ってしまいがちのでパパッと捌くのは良いけれども、その捌きでチームに好影響を与えるにはいかにも連携不足。強引にシュートに行ってしまう場面も。

・逆に同試合でマウリシオが故障したために急遽出番が回ってきた橋岡(当時2種登録)の奮戦のほうが目立つ塩梅になってしまい、第2戦は当然のように橋岡がスタメンに抜擢され伊藤に出番は回ってきませんでした。巡ってきた数少ないチャンスを一発でモノにできるかどうかでその後のキャリアが全然違ってしまうことはプロの世界ではよくあること。伊藤にとって残酷な結果でしたが、これがプロの世界です。

・しかもそのルヴァン杯も準々決勝で終わってしまい、出番が訪れる可能性がほぼなくなってしまった伊藤はすぐさま水戸へレンタルに。水戸では全て後半途中からの出場で、専ら4-4-2のSHに。見せ場に絡む場面もありましたが、J2で試合経験を積むという観点からは物足りない結果に。

・3年目となる今年は幸か不幸かルヴァン杯グループステージがあるのでいったん浦和に戻る道もあったでしょうが、昨年伊藤より上の評価を受けた橋岡がユースから昇格した上に、同じく昇格組の荻原もいるので伊藤に出番があるかどうかは甚だ不透明。よって水戸へのレンタル継続となったのは自然な流れだと思います。

・ただ水戸も監督が代わってしまったので伊藤も一から出直し。今年は茂木のようにレンタル先でコンスタントに試合に出られるようにならないと先々ちょっと厳しいかもしれません。

・なお、伊藤は「育成型期限付き移籍」で、茂木はそうではないのが不思議。昨年の水戸へのレンタルはもう9月になって移籍期限外だったので、18~23歳の選手が所属クラブより下位カテゴリ所属クラブへ移籍する場合に限り、移籍期限外での期限付き移籍を可能にする「育成型期限付き移籍」とする意味があったのですが、今般はその契約を延長したから「育成型」なのかなぁ??? 本来はもう「育成型」でもなんでもないはずですが。

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