2025.11.12

みなと食堂@新井口(広島) ~ ホルモン天ぷら定食

Minatosyokudo2509002

 JR新井口駅ないし広電商工センター入口電停から南へ徒歩30分弱。やや寂れたSC「アルパーク」の先にある「広島市中央卸売市場」内の食堂ですが、旧築地市場のような観光地化された市場ではない上に、市場自体の老朽化が著しいので市場をうろうろしているとアウェー感、闖入者感がハンパありません。先客1、後客4。

 店内の券売機でこの店のウリ「ホルモン天ぷら定食(940円)」を注文。

 メニューは他に「日替わり」「唐揚げ」「牛カルビ」「ホルモン焼肉」「牛ハラミ」など定食類がズラズラとある他「カレー」も用意。

 店内は縦長カウンター4席と4人卓×6。食券の番号を呼ばれたら配膳口まで取りに行き、食べ終わったら自分で下膳します。

Minatosyokudo2509001

 「ホルモン天ぷら定食」はその名に反して玉ねぎが半分を占めているのには意表を突かれました。ホルモンの内訳は正直全くわからないのですが、券売機ボタンで単品として出ているホルモンを見ると「シロ・ヤオ肝・ハチノス・ビチ」の名がありました。

 ホルモンには下味がほとんどついてません。そこで配膳口にあるポン酢に唐辛子を溶かし、それを浸けて食べるように食堂のおばちゃんからご指導がありました。

 これだと当然ながらホルモンなのに結構あっさり味。ホルモン焼とはもつ煮とか、やたら濃い味のホルモンに慣れているせいか、くにゃくにゃ、くちゃくちゃした食感こそホルモンらしいものの、味は妙にあっさりしているという奇妙な感覚に戸惑うこと頻り。玉ねぎの甘味が堪能できる辺りは面白いといえば面白いのですが。

 そして市場メシらしく量多め。あっさり味とはいえ所詮脂ものなので食後は胃にずっしり。

|

2025.11.11

両さん@岩国 ~ 中華そば

Ryosan2509001

 岩国駅近くのラーメン屋といえば「寿栄広食堂」が定番ですが、残念ながら往訪したのは定休日。そこで空洞化著しく、昼間は開いている店を見つけることすら難しい駅前のシャッター街にある「両さん」を訪れてみました。先客1、後客1。

 券売機はなく、手渡されたメニューを見て店主イチオシとある「中華そば」を「大(1000円)」で注文。後払い。

 メニューは他に「味噌らーめん」「豚骨醤油らーめん」「旨辛らーめん」など。

 店内は縦長L字型カウンター6席と縦長カウンター7席。卓上には一味と胡椒のみ。店はご夫婦で切り盛りされているようです。

Ryosan2509002

 若干とろみがかったスープは鶏&豚骨ベースで出汁の旨味はしっかりしていますが、かえしがかなり甘いのが特徴。メニューには「あっさりめ」とありますが全然「あっさり」はせず。これが「あっさり」なら「濃いめ」とある「豚骨醤油らーめん」はドロドロ系なのかなぁ???

 麺は細麺ストレートタイプで、やや柔らかめの仕上がり。「大」でもそんなに量は多くはなく、「並」だと物足りないかも。

 具はバラ肉チャーシュー、細もやし、刻み青ネギといったところ。

 「寿栄広食堂」同様、広島の古典的な中華そばの影響を強く受けた感じの一杯でした。

 セットメニューもいろいろあって、チャーハンに半ラーメンをつけたと思しき「逆・焼き飯セット」が1000円と格安で面白そうだったので、次回はそれを試してみます。岩国駅は18きっぷでの乗り換えを余儀なくされる駅ですし。

|

2025.11.10

深谷ねぎと豚肉の味噌うどん@丸亀製麺

Fukayanegi2511001

 丸亀製麺が47都道府県で各地域の食文化や食材を活かした地域限定のうどん商品を提供する「わがまちうどん47」という企画を10月21日から始めています。昨年11月に実施した全国一斉のご当地企画「わがまち釜揚げうどん47」が好評だったのか、その続編を始めたようです。

 埼玉県で提供されているのは「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん(840円)」。「ねぎの旨みを味噌炒めとかき揚げで楽しむ一杯。味噌だれの里芋とご一緒に。」「豚肉味噌炒めに、かき揚げ。『深谷ねぎ』の甘みを濃厚な味噌だしとともに味わえる一杯。味噌ダレをかけた里芋も添えてボリューム満点です。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

Fukayanegi2511002

 往訪した川口店は路面店なので麺を茹でているオッサンがうどんに出来合いの「豚肉味噌炒め」を乗せた後、背後の厨房へ回してかき揚げを乗せ、最後にレジ横で配膳していましたが、SC店ではどうしているのかな?

 思ったよりかき揚げがでかく、おまけに無料トッピングの刻み青ネギまで後乗せしたのでうどんはネギまみれに(苦笑)。個人的には一般論としては白くて太いネギはあまり好きではないのですが、その辺はさすが深谷ねぎ。甘みたっぷりで妙な臭みはなく、これなら何の問題もありません。

 味噌うどんと称していますが、味噌炒めや里芋にかかっている味噌だれがうどん出汁に混じる程度なのか、「味噌煮込みうどん」みたいな濃厚な味噌味を想像すると少々肩透かしに遭うかも。ただ大きなかき揚げが出汁を吸いまくるせいか、食べ進むにしたがって汁がどんどんなくなってしまうのには意表を突かれました。

|

【DAZN観戦記】25年第36節:広島 3-0 浦和

 浦和のスタメンは前節から町田戦で負傷した石原に代えて長沼を入れただけ。石原は軽傷だったのかベンチには入り、さらに故障明けの松本が久しぶりにベンチ入り。照内がベンチ外に。松尾は故障が癒えずに引き続きベンチ外。

 広島はルヴァン杯決勝→ACLE→リーグ戦と中2日、中4日での3連戦。ACLE江原戦から前目を中心にジェルマン→木下、加藤→ジャーメイン、前田→中村、東→菅、新井→中野、ミンギ→大迫とスタメン6名を入れ替え。荒木・佐々木・塩谷・川辺・田中の5名が連闘。その結果スタメンはルヴァン杯決勝と全く同じ格好に。

Hiroshima2511001

 浦和は9分に広島CKからのロングカウンターで関根→イサクの決定機を作っただけで、その後は一方的な広島ペースの試合に。

 10分東のクロスを中村が合わせていきなり失点か??と思われた場面はオフサイドの判定に救われましたが、これがこの試合を通じて両WBを軸にワイドに攻めてくる広島に対して4バックの浦和がなすすべなくやられまくる大惨劇の始まりでした。

 浦和の守備は悲惨でしたが、それ以上に悲惨だったのは攻撃面。とにかく浦和は自陣から出られません。広島はマンツーマン気味に強度マシマシのプレスをかけてくるので、ビルドアップが苦手な浦和はイサク目掛けてロングボールを蹴りまくるしかないのですが、イサクは荒木や佐々木相手に苦戦。さすがにロングボールのターゲットがイサクしかいない状態では相手も守りやすいでしょうし、ここは金子不在が祟りました。また谷本主審はイサクと荒木の競り合いで、なぜかイサクのファウルばかり取る傾向があるのにも参りました。

 さらにこの試合の2列目はなぜか左関根、中央サヴィオ、右渡邊という見慣れない形でしたが、これが良くなかったのかイサクへのサポートは無いも同然。これではイサクはどうしようもありませんでした。

 自陣から浦和を広島は執拗にサイドから攻撃。26分には左サイド一杯に幅を取った中村の縦パスを受けた田中が安居をあっさり交わしてボックス内へ突入。ラストパスがボックス内でどフリーの川辺に通りましたが、ここは西川が好セーブ。続く27分には中村のサイドチェンジを受けたジャーメインが枠内シュートを放ちましたが、ここも西川がセーブ。

 しかし43分グスタフソンのバックパスが短すぎて木下へプレゼントする格好に。それでも広島のショートカウンターを浴びかかったところでこぼれ玉を拾ったボザが大きくクリアすれば何事もなかったはずですが、なんとボザがクリアし損ね、おまけに木下に競り負ける大失態。木下がヘッドで落としたボールを拾った田中がボックス内に突入してボールをキープし、田中のクロスを木下が押し込んでついに広島先制。

 放牧明けはとにかく走らないことで定評のあるウラワレッズ。今日も今日とて絶望的な試合内容で点が入る気配は全くなく、失点の気配ばかりムンムンだったところ案の定失点。凡ミスが二つも重なれば失点するのは当たり前。しかも安居が遅まきながら田中に追いすがって時間を稼いでいたのに守備陣の戻りが遅いのなんの。

Hiroshima2511002

 あんまりな前半を受けて2列目の並びを左サヴィオ、中央渡邊、右関根と変えたのが多少奏功したのか、後半は敵陣サイド深くまでボールを運べるようになりましたが、そこからシンプルにイサクへクロスを入れずになぜか綺麗に崩そうとしてチャンスをフイにするのがいかにも今の浦和。簡単にクロスを入れたのは荻原の一回だけだったかなぁ・・・無駄にボールをこねり回す関根・・・

 54分には荻原と交錯した木下が脳震盪の疑いで加藤との交代を余儀なくされるアクシデントもありましたが試合の大勢に影響はなく、スコルジャは61分関根→松本、グスタフソン→柴戸、72分イサク→小森、安居→中島と意味不明な交代を繰り返して多少マシになりかかった戦況を悪化させる始末。

 そして浦和は広島のピッチを幅広く使う攻撃に相変わらず対応できず、74分左サイド深い位置で荻原がジャーメインにボールを奪われ、ジャーメインのクロスが大外から突っ込んできた東にどんぴしゃりで合いましたが、東のシュートはゴールカバーに入ったボザがなんとかクリア。

 しかし、75分右WB中野クロスがファーの左WBへ通り、東の折り返しを「浦和絶対殺すマン」加藤が決めて広島に追加点。あまりにも典型的すぎる広島の攻撃を易々と許してしまうのが今の浦和。

 その後はもう試合にも何にもなっておらず、82分には中島のバックパスがボックス内で加藤に奪われる大失態から最後は途中投入の前田に押し込まれて3失点目。よりによってこれまた「浦和出身の浦和絶対殺すマン」前田に点を取られるとはなぁ・・・自分で自分の傷口に塩を塗り込むのがいかにも浦和。

Hiroshima2511003

 スコルジャの求心力は完全に失われていて、選手達はもはや惰性で試合に出ているようにしか見えない極めて残念な試合でした。監督が仕事を放棄しているのか、逆に選手達が監督の指示を聞かなくなっているのか判りませんが、もはや各々がバラバラかつ緩慢に走っているようにしか見えませんでした。

 浦和の試合はもはや興行として成り立ってないのが実に辛い。見るだけ時間の無駄。いや「魂の荒修業」と前向きに考えるのが赤者のあるべき姿なのかもしれません。

 スコルジャがようやく「ポストプレーが期待できるCF」を手に入れたのにこの惨状。これが何より辛かった。取柄だったはずの守備も選手の個人的なミスではなく構造的にやられまくっていてお話にならず。この惨状を見て残念ながら個人的には来年もスコルジャに任せる気持ちは完全に失われました。

 今季のスコルジャのお仕事はCWCで何か爪痕を残すことで事実上終わっていて、そこで何も残せなかったことで監督も選手達も「プッツン状態」(昭和脳)になっちゃったのかもなぁ・・・CWC後の浦和には全く見るべきものはありません。浦和が残留争いに巻き込まれずに済んでいるのはCWC前に「松尾頼みのカウンター」による5連勝で勝ち点を稼ぎまくったおかげ。

 「新しいことにチャレンジしますが、監督は代えません!!」というまさかすぎる決断をすることで定評のある浦和なので、こんなスコルジャが来季も続投しても何の不思議もありませんが、どうするんだろうなぁ、ホンマ。半年の特別大会は降格がないので新監督がやりたいことをテストしまくるには好都合なのですが・・・

 夏の補強期間が終わった時点、しかもヘグモが軌道修正をして試合内容が好転しかかった時点でのスコルジャ再招聘はもともとかなりの無理筋。それゆえ「結果で黙らせる」しかなかったのですが、その結果が全く出なかった以上堀之内SDもクビにするのが筋でしょう。そして横浜Mをたった1年でクビになった西野氏が戻ってきたら大笑いですが、強化部の再建が今オフの浦和の最大の懸案事項なのは間違いありません。

Hiroshima2511004

-----イサーク-----
関根---サヴィオ---渡邊
---グスタフ--安居---
荻原-マリウス--ボザ-長沼
-----西川-----

(交代)
61分 関根→松本
61分 グスタフソン→柴戸
72分 イサーク→小森
72分 安居→中島(中島トップ下、渡邊CHへ)
79分 荻原→石原(石原右SB、長沼左SBへ)
84分 サヴィオ→大久保

-----木下-----
--中村---ジャメイン--
東--田中--川辺-中野
-佐々木-荒木--塩谷-
-----大迫-----

(得点)
43分 木下
75分 加藤
82分 前田


(交代)
54分 木下→加藤(脳震盪の疑いによる交代。ジャーメインCF、加藤右シャドーへ)
75分 ジャーメイン→ジェルマン
75分 中村→前田
86分 塩谷→山﨑
86分 荒木→新井
90+3分 田中→越道

 数多くの赤者がこの試合のチケを取るために奮闘したのかと思うと気の毒でなりませんでした。だが何度でもそんな苦行を重ねるのがいかにも生粋の赤者。もはや千日回峰行。


※写真は試合とは全く関係ありません。

|

2025.11.09

コチュマヨ唐揚げ定食@松のや

Kotyumayo2511001

 「松のや」が2025年11月5日より発売中の「コチュマヨ唐揚げ定食」を試食。たくさん食べても飽きるのは明々白々なのでシンプルな「5個(930円)」にしました。なおこれは新商品ではなく今年1月に試食済ですが、今回の広告類には不思議なことに「再登場」であることには一切触れていません。

 「幅広い世代に大人気の松のやの本格唐揚げと、コチュマヨソースが最強タッグを組んだ『コチュマヨ唐揚げ定食』が登場します。松のやの本格唐揚げは、生姜・にんにくを使用した特製揉みダレにじっくりと漬け込んで、パリっとジューシーに揚げております。唐辛子とマヨネーズを合わせた『コチュマヨソース』との相性抜群です。」というのが松のやのウリ文句。

Kotyumayo2511002

 松のやがトンカツでもなくフライでもなく、唐揚げが主役の定食を出すのは珍しい気がしますが、この唐揚げが案外美味いのなんの。妙に油臭くもなく、べっとりせず、ちゃんとからっと揚がっている上に特製揉みダレにじっくりと漬け込んだ甲斐あって下味もしっかり付いていて、そのままでも十分美味しくいただけるレベル。「からやま」の唐揚げと比べると生姜が強めに効いているのが特徴でしょうか。

 だが、それに添えた「コチュマヨソース」がどうにもいけません。フレンチドレッシングみたいなオレンジ色をしていますが、赤みが勝っているのは唐辛子のせいでしょう。でも色合いの割にコチュマヨソースは辛くないどころかピリッとすらせず、マヨネーズの酸味ばかりが前に出ている感じ。

 これならシンプルにマヨネーズを添えたほうがまだマシでしょうし、さらに言えば何もかけずにただの「唐揚げ定食」でもなんら差支えないように感じました。

 またコチュマヨソースの量が無駄に多いので千切りキャベツのドレッシングに転用しましたが、ベースがマヨネーズのせいか、サラダのドレッシングとしてはなかなかの出来。松のやというか松屋グループはサラダ用のドレッシングがしょぼいので、そこを強化したと考えると悪くない定食かもしれませんが(苦笑)。

 ともあれ、せっかくの唐揚げの美味さをコチュマヨソースでぶち壊しているようにしか思えず、「素はべっぴんさんなのにお化粧が下手な残念な娘さん」みたいな一品でした。ただこの手の失敗は唐揚げが本業の「からやま」でもやらかしがちですが(さらに苦笑)。

|

2025.11.08

【短感】25-26年第13節:浦和L 1-2 I神戸

 浦和のスタメンは前節と全く同じ。ただSHは前節の後半と同じく左に榊原、右に丹野でした。

 神戸の布陣は4-2-1-3というよりは4-2-3-1に近い感じでしょうか。そしてプレス強度が他のチームとは段違いでした。しかもちょっと前の神戸と違ってプレーがあまり汚くない。浦和の右サイドは概してフィジカルに難があるせいか競り負け、当たり負けする場面が続出。また現役女子高生もこれまでの相手とはレベルが違いすぎるせいか、終始苦戦を強いられました。

 また浦和の最終ラインも神戸の強烈な前プレに晒されること頻り。浦和の選手の凡ミスというより、ミスを誘発するように仕向けている神戸のプレスのかけ方が一枚上という印象を受けました。

 そして神戸はボールを奪ってから終始前残り気味のCF吉田(#9)や俊足の右WG愛川(#7)を軸に手数をかけずに浦和ゴールに迫ることを徹底。

Ikobe2511003

 16分の失点は持ち上がろうとした後藤が3人に囲まれた挙句に成宮(#10)にボールを奪われ、成宮がそのまま一人で出来た!!形ですが、これは神戸がずっと狙っていた形そのまんま。

 33分にも成宮スルーパスから愛川が池田と一対一の大ピンチを迎えましたが、ここは池田が好セーブ。

 浦和は攻撃でも苦戦。左SB長嶋が対面の愛川を気にして上がるに上がれないためか、左SH榊原は終始単騎での闘いを余儀なくされて沈黙。なんとか浦和が相手を自陣に押し込んだところでシュートはブロックされるばかり。前半浦和が最もゴールに迫ったのは36分榊原がアーク付近から放ったシュートがGKにセーブされた場面でしょうか。

 神戸は攻撃の柱の一人だった愛川が負傷して45分に井出を投入せざるを得ないアクシデント(右SBだった水野(#14)が右WGへ)がありましたが後半もなお神戸ペース。52分には櫻井の後藤への横パスがずれてショートカウンターを食らう大ピンチがありましたが、ここは高橋&後藤が身体を張って神戸のシュートを立て続けにプロック。

 ぱっとしない戦況を受けて堀監督がローリーを用意していたのでてっきり丹野との交代と思ったのですが、61分ローリーの交代相手はなんと平川!!伊藤をアンカーに下げて、榊原をIHに配する策は過去何度が試行済ですが、IHの榊原ってSHほど輝かないんだよなぁ・・・ そしてそれ以上に参ったのはローリーが神戸相手となると全く通用しなかったこと。

 74分に丹野に代えて藤﨑を入れましたが、堀監督になってからの藤﨑は全く良いところがなく、この試合も案の定。そして島田→菅澤の交代に至っては全然悪くない島田を下げてまで4-1-4-1の形に拘らなくてもいいんじゃね???という疑問が沸々と・・・

Ikobe2511001

 だが浦和の得点は意外なところから。77分伊藤CKに対してGK大熊が飛び出そうとしたのを藤﨑が巧くブロックしたのが効いたのか、高橋が頭で合わせて浦和なんとか同点に。

 内容はともかくなんとか同点に追いついて押せ押せのムードになったところで堀監督は81分加藤に代えて柴田を入れただけでなく、足を攣ったっぽい長嶋に代えて岡村を投入。そして残念ながらこれが失着に。

 残念ながら岡村はスピード不足で一対一で負けまくり。さらに90+2分神戸のサイドチェンジから右SB井出(#4)にどフリーでシュートを撃たれる大ピンチ(藤﨑はどこ行ったんや・・・)がありましたが、ここは池田がなんとかセーブ。だが、その後のCKで長々と続いた混戦の果てに水野に押し込まれてしまいました。

 端的に言えば神戸が浦和を良く研究して浦和の長所を消し、弱点を的確に突いてきたのに対し、浦和は無為無策で普段通りの闘いを挑んで、それが通用しなかった際の次善の策が打てなかったことに尽きましょう。悔しすぎる劇的な負け方でしたが内容的には完敗でした。

 昨季終盤に崩壊した(というか自ら崩壊させた)ように思えたチームを曲がりなりにも再建して優勝争いできるレベルにまで引き上げ、おまけに長年の懸案だった世代交代にも成功しつつあることについてはポジティブサプライズとしか言いようがなく、個人的には正直堀監督に土下座せねばならないと思います。

 ただ実力差の接近した相手と闘って、改めて「堀監督の引き出しの無さ」を思い出す羽目になるとはなぁ・・・

 そして選手達にもあえて難を言えば「上手いだけでは勝てない」ことをこれまた改めて思い知らさせる試合でもあった気がします。

Ikobe2511002
-----島田-----
榊原-伊藤--加藤-丹野
-----平川-----
長嶋-後藤--高橋-櫻井
-----池田-----

(得点)

16分 成宮(神戸)
77分 後藤
90+3分 水野

(交代)
61分 平川→ローリー(ローリー右SH、アンカー伊藤、榊原左IH、丹野左SHへ)
74分 丹野→藤﨑
74分 島田→菅澤
81分 長嶋→岡村
81分 加藤→柴田

|

大分空港ホバークラフト試乗

Hover2511003

 2025年7月26日より大分市と大分空港の間で復活したホーバークラフトを試乗してきました。

Hover2511007

 同区間には1971年から2009年10月31日まで39年の長きにわたってホーバークラフトが運行されていました。私も浦和J2時代に(2000年)に大分へ行く際にホバークラフトを試乗しており、同じ理由で初めてホバークラフトに乗った経験がある赤者も少なくないかと思います。

Hover2511001

 ところが残念ながら大分空港道路の開通及び延伸、大分自動車道の開通等によって県内各地から空港への陸上交通が改善されたためホバークラフトの利用客は減少し、会社も債務超過に転落。おまけにホーバークラフトの建造元である三井造船が2016年限りで交換部品の製造・供給を打ち切ることを決めたため、ホーバークラフトの運航休止のやむなきに至ったようです。

Hover2511002

 しかし大分空港へのアクセスが陸路だけだと朝夕の渋滞や高速道路の通行止め等のリスクなどを孕んだままなのも確かなので、大分県では海上をショートカットする航路を検討した結果、最終的にホーバークラフトによる航路を復活させることになったようです。

 大分空港側の発着地はもともとあった施設を再活用。ホバークラフトの客はかなり寂しい状態で発車。今のところ大分駅行きの高速バスに取って代わる存在ではないのは一目瞭然。

Hover2511004

 海の状況によって乗り心地はかなり違うと思いますが、試乗した日はやや荒れ気味で最初はローリングが酷く、それが収まったかと思えばズンズンと縦揺れが来る感じで、これは人によってはかなりきついかも・・・

 昔の大分市側のターミナルは大分川河口に面した場所にあって、浦和J2時代の大分の試合会場(=大分市営陸上競技場)が近かったので赤者には非常に便利でしたが、今の大分市側のターミナルは大分港西大分地区へ移転。

Hover2511005

 大分駅と西大分ターミナルの間で、無料シャトルバスがホーバークラフトの発着時刻に合わせて運行されています。

Hover2511006

 まだこわごわ運航しているせいか平日はたった4便しかありません。またかつてのホバークラフトは高速バスとの競争に負けて運航休止に追い込まれ、そこから高速バスに何か悪材料が出来たわけではないことを考えると、今般運航再開したホバークラフトはやはり高速バスのバックアップの域を出ず、経営は結構しんどいと思われます。大分県が「高速バスのバックアップは必要」と割り切って経営支援するのでしょうが。

|

2025.11.07

青島食堂 宮内駅前店(新潟県長岡市) ~ 青島チャーシュー

Aoshima2510002

 信越線と上越線の合流点=宮内駅の真ん前。ラーメン店というより駅前食堂の面影が漂う構えです。なんと11年ぶりの再訪。

 店外のタッチパネル式券売機で「青島チャーシュー(1000円)」を注文。メニューは「青島ラーメン」と「青島チャーシュー」だけと非常にシンプル。

 ちょうど昼飯時で店内は既にほぼ満席で、辛うじて空いていた席に滑り込みましたが、その直後から外に行列ができ始めて、退店時には外待ち10数人。ただ客はオッサンだらけで、しかもだらだら食っている観光客っぽい方々はいないようなので、回転頗るよさげ。

 店内は横長L字型カウンター16席のみ。卓上にはコショウばかり三種(2つがミル入り、一つが缶入り)。店はおばちゃん二人で切り盛りしていました。

Aoshima2510001

 スープが丼から溢れんばかりの圧倒的なルックス!!自分の好みよりはやや醤油がうるさくてぐいぐい飲み進みたくなるほどではありませんが、動物系出汁の旨みはちゃんと感じられます。「青島食堂」といえば生姜が効いているイメージがありましたが、ここのは少々効いている程度。良く言えば万人に好まれる範囲に抑えられていました。表面の脂が目立つ割には後味すっきりしている辺りが生姜効果なのかも。

 麺は並太ほぼストレートタイプで、やや柔らかめの仕上がり。スープの絡み具合は文句なし。量はやや多め。

 チャーシューは乱雑かつ細かめに刻まれていますが、カットが乱雑なだけに時折案外厚みがあるところも。スープに合わせてやや濃い目に煮込まれています。

 具は他にほうれん草、刻みネギ、のり、なると、メンマ。

 駅前とはいえいかんせん列車本数が多くはないのが難ですが、11年ぶりの再訪の甲斐があったと大満足な一杯でした。

|

2025.11.06

すみ田@山形 ~ 冷やし担々麺

Sumida2509002

 山形で「冷やし肉そば」を食べようとしたのですが、お目当ての店がなんと昼だけで麺が売り切れて夜営業はやっていないみたいで・・・あまりの衝撃に打ちひしがれながら山形駅近くの飲食店街をふらついて、無難そうな店に突入。帰宅後に調べたところ、仙台を中心に多店舗展開している店のようです。先客5、後客1。

 頭が「冷やし」になっていたこともあり、店先で揺れている幟に釣られて「冷やし担々麺(880円)」を注文。

 メニューは他に中華そば、スタミナ中華そば、煮干しそば、パンチラーメンなど。

 店内はL字型カウンター10席のみ。卓上には白胡椒、どろ唐辛子、ガーリックパウダー、黒胡椒。夜はワンオペなのかな?と思っていたら後から店長らしい方がやって来てバイト君を熱血指導。

Sumida2509001

 スープはごまだれが良く効いており、しかも酸味も強くて甘ったるくはないのは嬉しいのですが、担々麺にしてはあんまり辛くないのが難。そこで早速卓上のどろ唐辛子を投入。食べてる最中はそうでもなかったのですがが、食後に辛さが尾を引きました。

 麺はやや平たい中太ほぼストレートタイプ。冷水でしっかりしめられ、ツルツルとした口当たりながら噛み応えしっかり。並でも量やや多めで麺は気に入りました。

 具はチャーシュー二枚と卵黄、刻み青ネギ。野菜類が少ないので飽きやすいきらいがあり、どっちみちすぐにスープと混然一体となってしまう卵黄こそオプションにしてデフォルトでメンマなり刻みネギなりを増やしてくれると嬉しいのですが。

 でもスクランブルで入った割には当たりの店でした。駅近なので今後も度々お世話になるかも。

|

2025.11.05

トマト酸辣湯麺@大阪王将

Suratanmen2511001

 大阪王将から期間限定(2025年10月22日~12月5日までの予定)で売り出し中の「トマト酸辣湯麺(880円)」を試食。「トマト酸辣湯麺」はなぜか東日本限定販売で、西日本では「カラ玉味噌ラーメン」を販売。

 「ホールトマトの旨みをきかせた、酸味とコクが調和した酸辣湯麺。たけのこ、白菜、きくらげ、しょうがのみじん切りに加え、水菜が彩りと食感のアクセントに。さっぱりしながらも満足感があり、トマトの風味を楽しみたい方や野菜をしっかり味わいたい層におすすめの一品です。」というのが大阪王将のウリ文句。

Suratanmen2511002

 トマトがプカプカ浮いていることも相まって、ビジュアルは完全にトマトスープ。そして味もビジュアル通りにトマトが全面展開していて酸味が強烈!!ただその酸味に隠れながらも思わず飲み進みたくなるような旨み&コクも感じられて悪くはありません。ただ「酸辣湯」の「辣」の要素はどこへやら。全然辛くありません。

 麺はちょっと平たい中細ストレートタイプでツルツルした口当たり。やや柔らかめの茹で上がりで、コシはちゃんと保たれてはいるものの、個人的にはあまり好きな麺ではありませんでした。またスープは若干とろみがかっていて、餡の下で麺が玉になって食べづらかったのも減点材料に。

 具はトマトや白菜を主体にたけのこ、青梗菜、水菜、人参、キクラゲととにかく野菜だらけ。肉類が見当たりませんでしたが、その代わりに溶き卵がたっぷり入っていました。

 野菜の量が多いためか、麺の量の割には食後は結構お腹いっぱいに。それでいて熱量631kcalと麺類にしては低めで、体重が気になる方には嬉しい一杯かもしれません。

|

2025.11.04

牛・胡麻麻辣湯鍋定食@すき家

Gomamara2511001

 「すき家」が2025年10月28日より期間限定で発売中の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食(980円)」を試食。すき家秋冬の定番「牛すき鍋定食」と並んで今年から発売された新商品です。ただ往訪した渋谷桜丘店は小さい店のせいか、店外には「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」どころか「牛すき鍋定食」の広告もありませんでした。

 「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」は「唐辛子と花椒、練り胡麻、すり胡麻、ピーナッツペーストを使い、ピリリとした辛さの中にコクを感じられるスープに仕上げました。また、麻辣湯らしさにこだわり、もちもちとした食感のじゃがいも春雨を使用しています。花椒や五香粉、カルダモン、ジンジャー、クミンが香る別添えの麻辣オイルをお好みで加えると、食欲をそそる香りがふんわりと広がり、ごはんが進むこと間違いなしです。」というのがすき家のウリ文句。

Gomamara2511002

 この店が残念なのか。すき家全体の傾向なのか、鍋が全くぐつぐつしてない状態で配膳するので食べ始めは具材が全然暖まっていないのは困りもの。

 デフォルトだとごまだれが効きまくっている中で多少辛さを感じるといった程度。そこに「別添えの麻辣オイル」を加えると当然辛さマシマシになりますが、花椒はともかく「五香粉、カルダモン、ジンジャー、クミン」と香辛料に凝りまくったのが祟ってかなり薬膳臭くなってしまうのが個人的には少々鬱。

 具は柔らかな牛肉や白菜を中心に玉ねぎ、ネギ、しらたきといったところ。吉野家が鍋の増量剤として入れがちなきしめんやうどんよりはしらたきは好印象。

 吉野家が冬の定番「牛すき鍋膳」のオルタナティブとして今年投入した「とんこつ醤油牛鍋膳」は個人的にはハズレだと感じましたが、すき家の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」は遥かに無難で、「牛すき鍋定食」と肩を並べうる出来だと思います。

|

2025.11.03

かんだ屋@神田 ~ 肉汁うどん

Kandaya2508002

 神田駅西口を出てすぐのガード下。「ちえちゃんラーメン」の隣。先客1、後客4。

 店内の券売機ボタンを見て、基本と思しき「肉汁うどん(790円)」を注文。

 メニューは他に「ラー油肉汁うどん」「昆布水肉汁うどん」の基本三本立て。但し往訪時は期間限定で「冷やしよだれ鶏担々麺」を出していました。

 店内は立ち食いのみで、少々屈曲した縦長カウンターに8席くらい。カウンターの背後が狭いのに、給水機が入口近くに一つあるだけなのが難儀。店内でガンガン製麺しており、そこにスペースを取った結果客席が狭くなったのでしょう。

Kandaya2508001

 つやつやで太目の麺が丼に盛られた状態で登場。武蔵野うどんほどではありませんが、丸亀製麺に慣れた身からすると麺はかなり噛み応えが強いのが特徴。

 この店は「替玉」が何度でも無料なのがウリ。ただ茹で置きを出すので、出てくるのはあっという間。でも開店してまもない時間帯だったので茹で置きでも特段問題なし。なお最後に来た客の前で開店時に茹でた麺がなくなってしまったようで、「5分くらい待ってください」と言われていました。なお最初の一杯だけでもそこそこ量があるので、個人的には替玉1回で量的に十分でした。

 つけ汁の具は刻みネギと豚バラ肉。節系の出汁が良く効いたやや甘めのつけ汁ですが、どういう訳かかなり脂っぽいのが気になりました。

 最後は卓上のポットに入っているスープで「スープ割り」を少々堪能してフィニッシュ。

 とにかくコスパ抜群の一品で気に入りました。

|

2025.11.02

【短感】25-26年第12節:EL埼玉 0-3 浦和L

Elsaitama2511003

 浦和のスタメンは第11節C大阪戦からローリー→丹野と1名入れ替えのみ。リーグ戦の合間=代表ウィークに開催されたカップ戦で島田が21分に脳震盪扱いで交代していたので、その後の状態が心配でしたが、何事もなかったようで無事この試合もスタメンに。

Elsaitama2511004

 EL埼玉は積極的に最終ラインを押し上げて強度マシマシなプレスをかけてくる上に、川越のピッチ状態が芳しくなくてボールコントロールに苦労したせいか、浦和は8分に丹野の横パスから伊藤シュートの決定機を作って以降はしばらくグダグダ模様に。

 EL埼玉はボールを奪ったらシンプルに浦和の最終ライン裏、特に櫻井の裏を突くことで対抗し、11分にはGK池田の飛び出してなんとか難を逃れる一幕も。

 しかし25分くらいからようやく浦和も島田のポストプレーを活かす場面が見られだし、さらに相手の手口やピッチ状態に慣れてきたのか敵陣でボールを支配する時間帯が増え始めて、29分には相手を押し込んでの波状攻撃から丹野の横パスを受けた伊藤がボックス内でシュートを放つもバーの上。34分には島田スルーパス→伊藤シュートはGKセーブ。

 そして41分長嶋のロングフィードを左サイドで受けた丹野が中へマイナスに折り返し、中にどフリーで突っ込んできた加藤のシュートが決まってようやく浦和先制。前に島田が突っ込んで埼玉DF陣を釣りまくると同時に加藤が走り込むスペースを開けてのゴールという実に見事な形。全く点が取れないどこかのポンコツメンズによく見てもらいたいものです。

Elsaitama2511001

 後半になると浦和はなぜかSHの左右を入れ替え。これで丹野のプレーはやや窮屈そうになりましたが、それ以上に榊原が輝きだして浦和が大攻勢。51分丹野スルーパス→島田シュートはブロックされたものの、そのこぼれ玉を拾ってから浦和が波状攻撃。平川浮き球縦パスをボックス内で榊原が収めて伊藤シュートはなんとかGKがセーブしたものの、そのこぼれ玉を加藤が押し込んで2点目。

 その後も浦和が一方的に攻め続けてクロスが中でわずかに合わないだけという場面が続出。堀監督は勝負ありと見たのか、69分長嶋→ローリー、榊原→藤﨑と代えてなんと丹野を左SBに配するテストを開始。75分には島田に代えて菅澤を入れただけでなく、平川に代えて柴田を入れて伊藤をアンカーに入れるテストも。まぁ高塚アンカーに見切りをつけたことの裏返しなのかも。

 そして菅澤投入の効果は凄まじく、81分加藤の縦パスを受けてからのボックス内での反転シュートがポスト直撃!!さらにその流れからローリーのパスを受けた菅澤のシュートは僅かに枠の外。故障明け故まだ長時間は使えないのでしょうか、菅澤の身体のキレはかなり戻ってきた印象を受けました。

 堀監督は87分に櫻井に代えて岡村を投入。岡村は今季リーグ戦初出場ゆえか、いかにもゲームに入れておらず、投入直後はパニックに陥った印象さえ受けましたが、岡村本人はどういう感想を持ったかなぁ??持ち上がりで一度見せ場は作ったけど。

 88分には伊藤の縦パスをボックス内で菅澤が収めて、左サイドをどフリーで駆け上がってきた丹野にお膳立て。丹野がきっちりその決定機を決めて3点目。これも菅澤の復調を感じさせる良い仕事ぶりでした。

 前半25分くらいからはほぼ一方的な浦和ペースの試合で内容通りの結果に。EL埼玉はいかにも事前に仕込んだっぽいセットプレーや、縦に速いシンプルな攻めでシュートまで持って行く場面こそ案外多かったのですが、池田を脅かすような枠内シュートはなかったかも。

Elsaitama2511005
-----島田-----
丹野-伊藤--加藤-榊原
-----平川-----
長嶋-後藤--高橋-櫻井
-----池田-----

(得点)
41分 加藤
51分 加藤
89分 丹野

(交代)
69分 長嶋→ローリー
69分 榊原→藤﨑(藤﨑左SH、ローリー右SH、丹野左SB)
75分 島田→菅澤
75分 平川→柴田(柴田左IH、伊藤アンカーへ)
87分 櫻井→岡村

Elsaitama2511002

・川越運動公園陸上競技場は初体験。赤者の車に便乗させていただいたのでアクセスは楽チンでしたが、出場選手の表示板がなかったり、メインスタンド南端前に立っている珍妙な高台が観戦の邪魔だったりと、正直プロの有料試合をやるのはチトしんどいと思いました。

 

|

肉だく牛オムハヤシライス@吉野家

Omhayasi2511002

 松屋が2025年10月17日より販売開始の「肉だく牛オムハヤシライス(957円)」を試食。吉野家の「牛オム黒カレー」と「牛オムハヤシライス」は昨年に続いてこの時期恒例の販売となった模様。ただ往訪した恵比寿駅前店では同時発売の「牛すき鍋膳」の広告が前面に押し出されていて、「オム黒カレー」「オムハヤシ」の広告は非常に控えめでした。

 半熟の「オム玉子」は別皿で出てくるのは意表を突かれました。となると、併売の「肉だく牛ハヤシライス」に単に「オム玉子」を添えただけのようです。

Omhayasi2511001

 2023年10月に「牛ハヤシライス」を試食した際のウリ文句は「乳製品を隠し味に使ったトマト系の特製ハヤシソースは、酸味とうまみの両方が味わえます。特製ハヤシソースのコクと爽やかさが牛肉とご飯の架け橋となり、吉野家の牛丼の具のうまさを存分に味わうことができます。」というものでした。まさその際は「今年はトマトとオニオンペーストの配合量を増やして一層コク深い味わいを楽しむことができます。牛丼の具との相性もさらに良くなりました。」とも謳っていましたが、その時からレシピは変わっていないのかな?

 ハヤシライスなので具は牛肉と玉ねぎしかなくても何の違和感もありません。そこに今回オム玉子を乗せてみましたが、ハヤシの酸味を緩和する効果はあるものの、味変アイテムと考えるとちょっと弱いかなぁ・・・少なくとも「肉だく牛ハヤシライス」との200円近くの価格差を説明できるほど強力なオプションとは感じられず、コスパは良くない商品だと思いました。

 また牛肉は牛丼用にカットされたサイズそのまんまなのか、スプーンだけで食べ進むには牛肉が長すぎて難儀なのは相変わらず。この辺は吉野家の限界でしょうなぁ・・・でも牛肉のクォリティーはさすが牛丼チェーン店ではぶっちぎりに高いと思います。

|

2025.11.01

わたらせ渓谷鐡道&水沼の湯

Watarase2508001

 超久しぶりにわたらせ渓谷鐡道を試乗。もっとも乗ったのは相老~水沼間だけ。わたらせ渓谷鐡道開業時に導入された車両は全て引退してしまい、知らん間に世代交代していました。

Watarase2508002

Watarase2508005

 まずは本社&車両基地がある大間々駅で途中下車。わたらせ渓谷鐡道の沿線では数少ない街らしい街で、大昔の繁栄を象徴するような建物も。

Watarase2508003

 駅の近くにはは景勝「高津戸峡」。車窓からも渓谷美を楽しめますが、木立にさえぎられて景観は案外微妙なので、ここからの眺めで十分かも。

Watarase2508004

 昼飯は大間々駅前の、絵に描いたような昔ながらの駅前食堂で激安の「ソースカツ丼(650円)」。キャベツなしスタイルでソース甘めでした。

Watarase2508006

 ついで水沼駅に併設された「駅の天然温泉 水沼の湯」を往訪。かつての「水沼駅温泉センター」をリニューアルしたもので、運営主体も代わって「水沼の湯」は「築地銀だこ」などを手がけているホットランドグループの傘下で運営されています。入浴料金は平日1350円/土日祝1550円とチト高め。

Watarase2508007

 内湯は横中長方形の石風呂風のが一つ、露天風呂は岩風呂の小さめのが一つだけと温泉の規模もあまり大きくありません。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で、加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤使用。これといった癖はなく、かつややぬるめなことも相まってのんびり浸かれます。

Watarase2508008

 温泉の施設の奥にちょっとした休憩スペースがあり、ソフトドリンク一杯無料サービスつき。風呂だけならどう考えても割高ですが、ソフトドリンクサービス付きならまあええかという感じでしょうか。

Watarase2508009

 建物最奥には別料金の「館内着着用専用エリア」があって、そこに大露天風呂があるようですが未訪。また温泉とは逆サイドに食事処もありましたが、こちらも未訪。

 「水沼駅温泉センター」はもともとわたらせ渓谷鐡道直営で、経営不振で経営譲渡を余儀なくされたけれども、その譲渡先も潰れてしまったという経緯を辿っているだけに、ちょっとオーバースペックっぽい「水沼の湯」はどうなることやら?

|

2025.10.31

マイケル@御茶ノ水 ~ 油そば

Michael2509001

 中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から明治大学へ向けて坂を下り、駿河台下交差点近く。向かいにカレー屋「エチオピア」あり。かつて「眞久中」があったところで、その後もラーメン屋ばかりしょっちゅう入れ替わっているようです。先客、後客ともゼロ。

 屋号に「油そば」を冠している通りの油そば専門店で、基本の「油そば・並(880円)」を注文。麺量は並盛225g、大盛350g(+100円)、特盛425g(+200円)とのこと。

 マイケル・ジャクソンがガンガン流れる店内は厨房を囲むL字型カウンター13席のみ。卓上にはラー油、酢、ブラックペッパー、一味、かえし、ゴマ。青のり、カレー粉。店はいかにも学生のバイト然とした女の子のワンオペでしたが、後からオヤジがやってきて女の子を熱血指導。

 水セルフで卓上に水ボトルがある他、カウンターの背後に黒ウーロン茶、ジャスミン茶、レモン水も用意。でもそれらがぬるいのには参りました。

Michael2509002

 麺の上の具は分厚いチャーシューとメンマ、ナルト、刻みネギといったところ。値段を抑えるために具は必要最小限に留めた感じで、卵黄やフライドオニオン、刻み海苔などが別料金なのはともかく、自家製マヨネーズまで別料金なのには驚きました。

 食べやすいようにチャーシューを崩しながらひとしきりまぜまぜ。昔ながらとしか言いようがないプレーンな醤油ベースのタレが底の方に溜まっていましたが、総じてやや薄味。こうなると卓上のアイテムで味変してナンボで、カレー粉が結構気に入りました。

 麺は並太ストレートタイプでもっちりとした食感。これは割と気に入りました。

|

2025.10.30

気骨家@岩本町 ~ (新家系)ラーメン

Kikotuya2508001

 都営新宿線岩本町駅から人形町通りを南へ下ってすぐ。すき家や小諸そばの先。先客4、後客4。

 「新家系ラーメン」を謳う店で、店内の券売機ボタンを見て基本の「ラーメン(950円)」と「ライス小(100円)」を注文。ラーメンは麺硬めで。

 「朝ラーメン」をやっているのがこの店の特徴で、その代わりメニューはラーメン一本。

 店内はL字型カウンター9席。卓上には胡椒、酢、おろしニンニク、豆板醤。

Kikotuya2508002

 「ミネラル豊富な天然塩2種類と熟成スープで作り上げた一杯」というのがこの店のウリ文句。若干とろみがかったスープは塩気強めながらも豚骨の旨味がはっきり感じ取れ、やたらしょっぱくて食後は胃にずっしりくるハードパンチャー系よりは個人的には遥かに気に入りました。ただ塩気がきついことはきついので飲み進む気にはなれず。またわざわざ「新家系」を謳っていますが、醤油ではなく塩を押し出しているのが「新」なのかなぁ?

 麺は菅野製麺所製の中太ストレートタイプ。一般的な家系の麺よりやや細目かな?それはともかく「硬め」を注文したのにたいして硬くはなく、ひょっとするとデフォルトが柔らかめなのかも。

 具は薄いチャーシューが一枚と海苔、刻みねぎ、わずかに白ごまといたって標準的。

 ライスは「小」の割には案外量がありましたが、卓上に漬物類がないのでただのラーメンだとちょっとご飯を持て余し気味に。この辺はご飯お代わりし放題がウリの店=量を食わせる店ではないと割り切っているのかも。

 秋葉原も和泉橋を渡ってしまうと外食店はガタ減りするので、非常に無難なこの店は近隣で働いている方には重宝されるかも。

|

2025.10.29

伍福軒@池袋 ~ 黒ヤキメシ定食

Gofukuken2509002

 池袋駅北口から南端にKFCがある「西一番街中央通り」を北へ。三田製麺所など展開するエムピーキッチンが首都圏でFC展開していた「天下一品」を大量閉店し、新ブランド「伍福軒」に一斉リニューアルした店の一つです。先客ゼロ、後客7。

 券売機は無く、卓上のQRコードを読み込んで注文するのが基本ですが、口頭での注文も受け付けていました。食後レジにて後会計制。

 今回は基本の「背脂黒醤油ラーメン(790円)」に黒ヤキメシ(小)がついた「黒ヤキメシ定食(1050円)」を注文。画面で麺の量、麺の硬さ、背脂の量を指定可能なので「麺硬め」にしてみました。

 メニューは他に冷やし辛つけ麺や油そばも。

 店内は壁沿いや窓際にカウンター、店中央にも島式カウンターで計10数席。さらに2Fもある模様。卓上には醤油、酢、黒胡椒、白胡椒、一味、ラー油、辛味噌、おろしニンニク、たくあん。

Gofukuken2509003

 「伝統の濃口醤油を基調に"かえし"を造り『豚の力強い旨味』『椎茸の豊かな香り』『昆布の繊細な旨味』が詰まった、至福の背脂黒醤油ラーメンです。」というのが店のウリ文句。黒々としたルックスは播磨龍野の「国産の大豆・小麦を使用し、じっくりと熟成させた天然醸造濃口醤油」から来ているようですが、ルックスに反してさほどしょっぱくはなく、動物系出汁の旨味がちゃんと楽しめます。大きめの背脂がぷかぷか浮いていることから想像できる通り、ちょっと脂はきつめ。

 麺は菅野製麺所製の中細ストレートタイプ。硬めで注文したせいか、やや水気の少なそうなごわついた食感で、これなら硬さも普通で良かったかと反省。。

 具は薄いチャーシュー、薄切りメンマ、刻み青ネギ。

Gofukuken2509001

 黒ヤキメシも見た目と違って醤油がやたら自己主張せず、パラパラっとした仕上がりが気に入りました。ただ「背脂黒醤油ラーメン」は値段を抑えるために具を極端にケチっているわけではなさそうなので、個人的には量的には黒ヤキメシをつけなくても十分でした。

 見た目は「新福菜館」の中華そば&ヤキメシとそっくりですが、こちらのクォリティーが格段に落ちるという訳でもなく、チェーン店らしく今時のラーメン屋にしてはコスパも悪くないので、「これはこれでアリ」という印象を受けました。

|

2025.10.28

具だくさん肉吸い@松屋

Nikusui2510002

 松屋から2025年10月21日より期間限定発売中の「具だくさん肉吸い(860円)」を試食。

 「たっぷりの牛肉に、豆腐を使用し、シャキッと食感の青ネギを添え、旨味がしみ出たお出汁で仕上げた、大満足間違いなしのメニューです。」というのが松屋のウリ文句。肉吸いは端的に言えば「肉うどんからうどんを抜いたもの」なのですが、松屋のウリ文句にはうどんの「う」の字も見当たらず。

 また松屋では「肉吸いの定番でもある生玉子もセットになっており、お好みのタイミングで投入するのもおすすめです。」と謳っています。本来は生玉子を「月見」よろしく肉吸いの中へ投入するのが正解なのかもしれませんが、個人的にはつゆが冷めるのが嫌(それゆえ「月見」自体があまり好きではない)なので、すき焼きのように生玉子を小皿に溶いて牛肉をつけながら食べ進みました。

Nikusui2510001

 少々不可解だったのは、松屋では煮込み系ハンバーグなど汁気が多い料理には必ずスプーンが付いてくるのに、汁だらけの肉吸いにはなぜかスプーンが付いてこなかったこと。やむなく配膳口に置いてあるのを取りに行くはめに。

 「肉うどんからうどんを抜いたもの」の割にはやたら豆腐が多いのが気になりました。まぁこの辺がリアル肉吸いに拘らずに魔改造してしまう松屋流なのでしょう。肝心の牛肉は底の方に結構沈んでいてぱっと見目立たないだけで総じて「具だくさん」なのは確か。

 つゆはうどんのつゆよりは鍋物のつゆにかなり寄った感じですが、出汁が良く効いています。そして松屋の出す料理とは思えないくらいの薄味!! 松屋のメイン顧客には合わないような気がしますが、とにかくやたら濃い味にしたがる松屋としては画期的で、薄味なのに出汁が良く効いているので物足りなさは皆無。驚くほどご飯が進みます。

 なお松屋では「大阪をはじめ関西地方で親しまれてきた名物料理『肉吸い』」とありますが、個人的には全く馴染みがありません。「ウチは貧乏だったので、オカンは牛肉なんて出せなかったのかもしれなぁ?」と思ったのですが、ウィキペディアによると肉吸いとは「難波千日前にあるうどん屋「千とせ」(ちとせ)が発祥」で「1980年代後半に吉本新喜劇の俳優である花紀京が出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために『肉うどん、うどん抜きで』と注文し、当時の店主がそれに応えたことから誕生した。」とのこと。大阪に古くからある訳ではないようで、そりゃ知らんはずやわ・・・

|

2025.10.27

とり天合盛り定食@からやま

Toriten2510002

 「からやま」が2025年10月24日から期間限定発売中の「とり天合盛り定食(935円)」を試食。これは新商品ではなく、かつて2023年9月及び2024年5月にも発売された商品の再販です。

 つけだれが「ごろっとしたたまごと玉ねぎの食感を楽しめる"自家製タルタルソース"、かぼすの爽やかな酸味がすっきりと広がり、さっぱりと食べられる"酢醤油"、キリっとした辛さが、とり天の美味しさをより引き立てるアクセントになる"からし"」の3種類を用意してあるのも前回と同じ。

 そして今回の「とり天合盛り定食」も前回同様とり天4個+カリッともも2個という構成です。「カリッとした衣と、やわらかくジューシーな鶏もも肉で仕上げた『とり天』は、軽い食感で何個でも食べられると好評です。この『とり天』と看板メニュー『カリッともも』を1度に両方楽しめる」というのがからやまのウリ文句。

Toriten2510001

 「ザンギ」と「唐揚げ」は未だにどう違うのかさっぱり判りませんが、合い盛りにすると「とり天」と「唐揚げ」とは全くの別物なことが一目瞭然。とり天と比べると唐揚げはかなり油臭くてこってりした感じ。食感も含めて重たい感じです。逆にとり天はあっさり軽めな反面、何か調味料をつけないと食べづらいかと。そこでからやまが3種類ものつけだれを用意したのは目の付け所としては実に良い感じ。
 
 個人的には「タルタル」は味が濃すぎて鶏の旨味をかき消し勝ち、「からし」は刺激が強すぎ、よって消去法的に「酢醤油」が一番気に入りました。でも個人的にはとり天は天つゆとか、さらには超シンプルに塩だけつけて食べるのが好み。

 ただいずれのつけだれも「とり天」向けであって、「カリッともも」にはあまり向いてないような・・・「カリッともも」は下味が付いているのでそのまま食ってくれということなのかな???
 
 でも下手にソースなどをぶっかけず、揚げ物本来の旨さを前面に押し出した時の「からやま」の定食はホンマに美味い。細かい難点はあるにせよ、相変わらず大満足の逸品でした。

|

2025.10.26

石松餃子 JR浜松駅店

Ishimatugyoza2506001

 浜松餃子の代表格「石松餃子」。本店は郊外にあるので、浜松駅に隣接した飲食店街「メイワン エキマチウエスト」にあるJR浜松駅店を往訪。18時過ぎの入店でしたが、待ち時間ゼロでした。

 早速「餃子15個(1000円)」と「濃いめのグレープフルーツサワー(500円)」を注文。

 店内は2人卓が主体でカウンターが少ないのが特徴。女性同士の客が多いのには驚きました。また「餃子で軽く一杯」ではなく、定食を頼んでいる方も目立ちました。

 卓上には餃子専用のタレとラー油のみ。

Ishimatugyoza2506002

 びっくりするくらいあっという間に登場。浜松餃子と言えば円形に盛られて出てくるのを想像する方も多いかと思いますが、20個入りの「車盛り」は通常の餃子よりも時間がかかるとメニューに注記されていました。おそらく通常の餃子は客の回転の良さゆえに見込みでバンバン焼いているので出てくるのがやたら早い一方、「車盛り」だけは注文を受けてから焼き始めるのかもしれません。

 また通常の餃子にもやしは付かないのかな?と思ったら、餃子の裏に隠れていました。

 サイズは餃子の王将と大差なし。皮はやや柔らかめで隣とくっつきやすい感じ。そして「石松餃子といえば一にも二にもキャベツ」と豪語するように、餃子はとにかくキャベツなど野菜多めで超あっさり味。「あっさりしながらジューシーでいくつでも食べられるあきのこない味」と店は謳っていますが、餃子の王将原理主義者としては物足りないこと限りなし。

 また餃子のタレは「石松餃子のために考えられた特製の酢醤油です」とのことですが、これも餃子に合わせてあっさり味。ゆえにラー油の底に溜まった辛味を投入して、やっとお酒のアテになる感じ。餃子本体が超あっさり味なので、茹でもやしは特になくても良いような・・・

 この感じだと個人的にはお酒のアテではなく、ご飯のおかずの方が向いている気がしました。

|

【観戦記】25年第35節:浦和 0-0 町田

 町田は第30節G大阪に勝って以降は1勝2敗3分と失速して優勝争いからはほぼ脱落。浦和は直近6試合で1勝3敗2分と町田以上に停滞している中で迎えた消化試合。10月も下旬に入ってようやく酷暑から解放されたと思ったら今度はいきなり冬の到来を感じさせる、氷雨降る中での闘いとなりました。

 浦和のスタメンは前節から牲川→西川、根本→マリウス、大久保→関根、早川→渡邊と4名入れ替え。テスト色が強く、かつそのテストがことごとく失敗に終わったことでこの試合はほぼ「いつものスタメン」に戻した格好。2試合続けて、しかもホームゲームであまりにもお恥ずかしい試合は出来ないでしょうから、ここでいったんリセットしたくなるのは判らなくもありません。

 なお前節終了間際に思わず副審に手を出してしまった金子に対しては「4試合の出場停止、および罰金(40万円)」との処分が下されてこの試合どころか今季一杯出場停止。

 代わってサブに照内が入ったのが目を惹く他、中島もベンチに戻った一方、松尾や安部がベンチ外に。

 町田はリーグ戦前節から中2日でACLEアウェー上海海港戦、さらにそこから中3日で浦和戦と厳しい日程ですが、意外にもスタメンは上海海港戦と全く同じでした。なお町田はCB岡村が故障中なのに加え、FW西村が前節17分で交代しているので故障くさい模様。

Machida2510002

 序盤町田得意のロングボール攻撃を浦和守備陣がマリウスを中心に淡々と弾き返し、セカンドボールも町田に簡単には拾わせてはいませんでしたが、安易にイサクへ向けて蹴りださずに最終ラインから細かく繋ごうとする浦和は町田以上に上手くいっておらず、序盤は自陣でのプレーが長めとなりました。

 しかも立ち上がりから何度か相手と交錯して傷んでいた石原が29分とうとう故障して長沼との交代を余儀なくされるアクシデントが発生。町田はここぞとばかりに長沼を狙い撃ちし始めましたが、そこを長沼が耐えているうちに徐々に浦和も反撃に。しかし、39分CKから関根ヘッドがわずかに枠を捉えきれなかったのが惜しかったくらいで、どちらも決定機どころかシュートすら少ないまま前半終了。

 後半に入ると浦和はサヴィオが浮遊するのを止めて渡邊を左SHに固定したのが目に付きましたが、そんな中で48分長沼クロス→イサクヘッドとこの日流れの中で初めての決定機!しかし、これはGK谷の正面へ。52分浦和が町田を押し込み続ける中でボックス内から関根が放ったシュートは増山が至近距離でブロック。53分サヴィオミドルシュートはわずかに枠の外。

 劣勢に陥った町田は57分増山→中村、藤尾→オ・セフン、デューク → ナ・サンホと三枚替えを敢行。オ・セフンは藤尾よりはボールが収まることもあってかこの交代はかなり効果があって、戦況は再び五分五分に。

 浦和も67分グスタフソン→柴戸、関根→中島、77イサク→小森と逐次投入したものの、良くも悪くも戦況に変化なし。

 終盤になってようやくコンディションの差が顕著になり、浦和がセカンドボールを拾い、町田が悪質なファウルで止める場面が目立ち出しましたが、それでも浦和の決定機は87分中島がボックス内から放った一発だけ。しかもこれを谷が好セーブ。

Machida2510001

 最後まで消化試合、しかも直近の成績が芳しくないチーム同士の消化試合に相応しい塩試合でした。シュート数は浦和10vs町田6。しかも共に決定機らしい決定機はほとんどなく、両チームを通じてGKを脅かしたシュートは87分中島の一本だけ。ゴール期待値はDAZNのスタッツだと0.79vs0.84と案外高くて驚きましたが、どちらもボックス内からシュートを放ちながらブロックされたものが多かったからかも。

 点が入るどころか、「攻める方も見事だが守る方も見事」という玄人好みの試合だった訳でもなく、悪天候だったことを含めて「初めて試合を見に来た方がまた見に来たくなる試合」ではなかったのは確か。その意味では興行的に大失敗の試合でした。

 ただ町田のやりたいことはほぼ何もやらせておらず、個人的には前節とは違って恥ずかしい試合ではなかっただけマシ。しかし終盤優勢に転じても町田守備ブロックを崩せる様子は微塵もありませんでした。、ボールを持たされた時の閉塞感の凄まじさは浦和でのリカ末期も似たり寄ったりでスコルジャだけを責めても仕方ないのかもしれませんが。

 個人的には許容範囲内の塩試合。ただその試合が見事なまでに判定基準バラバラの審判団のために塩分マシマシだったのには参りました。

Machida2510003

-----イサーク-----
サヴィオ---渡邊---関根
---グスタフ--安居---
荻原-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(交代)
29分 石原→長沼
67分 グスタフソン→柴戸
67分 関根→中島
77分 イサーク→小森

Machida2510004
-----藤尾-----
--相馬----デュク--
増山-下田---前-望月
-中山--昌子-ドレシェ--
-----谷------

(交代)
57分 増山→中村
57分 藤尾→オ セフン
57分 デューク→ナ サンホ
84分 望月→桑山

 前節のあんまりな試合結果&試合内容を受けてか、この試合のゴール裏は静観の構え。駒場時代から浦和を見ている身としてはなんの違和感もありませんでした(ダンマクがあるだけマシ!!という厳しいご意見も)が、こういうゴール裏のスタンスが今の時代に合わなくなってるのもわからんではないんだよなぁ・・・でも個人的には「安易に時代の潮流に流されないのが浦和」であって欲しいと思います。

 とにかく寒くてハーフタイムにはロアー上段のトイレの行列がコンコースに収まりきらずにスタジアム外まで延びる椿事も。

 そんな酷寒の日に運悪く「Reds’ビアフェス2025」を開催してしまうのでいかにも浦和。野球場でよく見かけるビールタンク背負ったねーちゃんはなんと半袖でした!!

|

2025.10.25

ツナマヨちくわのまごころ天丼@てんや

Tunamayo2510001

 「てんや」が2025年10月20日から7500食限定で発売中の「ツナマヨちくわのまごころ天丼(980円)」を試食。但し往訪した阿佐ヶ谷店では店外の広告は同時発売の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼」だけで、「ツナマヨ」はタッチパネルCMでの紹介だけに留まっていました。まぁ数量限定販売=短期で販売終了が見込まれている以上、この扱いは仕方ないでしょう。

 「ツナマヨちくわのまごころ天丼」はてんやのスタッフが発案する新作天丼の中から優秀作品を商品化する第5回「俺と私の天丼コンテスト」で総エントリー数106品の中から見事金賞に選ばれたものとのこと。

 そして「『ツナマヨちくわ天』はちくわにツナマヨを詰めて香ばしく揚げ、衣の中から広がるツナマヨのまろやかさと、ちくわの旨みが絶妙に重なります。そこに大葉の爽やかな香りがアクセントとなる『鶏の大葉包み揚げ』、淡路島産玉ねぎの甘みと豆苗、 甘酢しょうがの爽やかさが引き立つ『淡路島産玉ねぎと豆苗と甘酢しょうがのかき揚げ』、人気の『海老』を合わせました。」というのがてんやのウリ文句。

Tunamayo2510002

 配膳されて驚いたのはかき揚げの巨大さ!!ちくわ天が主役のはずですが、ビジュアル的にはかき揚げが完全に丼を制圧しています。

 で、肝心のちくわ天ですがウリ文句が受ける印象ほどツナマヨは自己主張せず、蕎麦のトッピングにありがちなごくごくフツーのちくわ天にちょっとアクセントを加えているだけという感じでした。

 かき揚げは甘酢しょうがが前に出まくって玉ねぎや豆苗はその陰に隠れがち。甘酢しょうがはアクセントではなく、ほぼ主役みたいな・・・ また「鶏の大葉包み揚げ」は厚みがあるのは結構ですが、鶏の味が淡白すぎて苦手な大葉の臭いや味が顔を出してくるのが少々鬱。

 またちくわ天の塩分を考えて「たれ少な目」とし、実際ちくわ天だけならそれで最適でしたが、かき揚げや包み揚げを食べるのは「たれ少な目」では少々辛く、卓上のたれで補強する羽目に。

 そして食後は胃にずっしり。うーーーん、個人的には「てんや」で久しぶりのハズレを掴んだ気分・・・

|

2025.10.24

とんこつ醤油牛鍋膳@吉野家

Tonkotusyoyu2510001

 吉野家が2025年10月17日から期間限定で発売中の「とんこつ醤油牛鍋膳(899円)」を試食。吉野家の冬の定番「牛すき鍋膳」も同時発売。

 とんこつ醤油牛鍋膳は吉野家HD傘下にある広島発のラーメンブランド「ばり馬」とのコラボ商品で、「ばり馬」は「最強トロ炊きとんこつ鶏ガラ醤油らーめん」がウリ。

 そして「豚骨と鶏ガラをじっくり炊き上げ、醤油のコクを重ねた濃厚かつクリーミーな味わいのたれに、大判の牛肉、白菜、ねぎ、豆苗、人参、絹豆腐、きしめんが入っています。約1玉分となるにんにくをフライドガーリック・おろしにんにく・刻みにんにくとしてブレンドした『にんにくマシマシだれ』と、ご飯、漬物もセットで提供し、ラーメン店さながらの味変をお楽しみいただけます。」というのが吉野家のウリ文句。

Tonkotusyoyu2510002

 鍋の食材は「牛すき鍋膳」と全く同じなのかな?白菜が高いせいか、増量剤=きしめん(その割には厚みがありますが)の量が多いような・・・また総じてあまり煮えてない状態で出てきたのも印象悪し。

 それはともかく「濃厚かつクリーミーな味わいのたれ」の出来がイマイチなのか、一応豚骨ベースなことは判るものの、そのままでは味がえらくぼんやりした印象を受けました。ウリ文句では味変アイテムという位置づけの「にんにくマシマシだれ」を加えて初めて鍋として成り立つような・・・でも豚骨醤油ラーメンのような往々にして味がはっきりしすぎるものを想起すると、とんこつ醤油牛鍋膳は「にんにくマシマシだれ」を加えてもなお味のぼんやり感は拭えず。

 残念ながらあまり完成度が高くない状態で市場に投入してしまったような気がしてならない新商品でした。来冬はブラッシュアップして再投入されるか、いきなりボツになってしまうか、微妙なところ。

|

2025.10.23

黒トリュフ薫る きのこ親子丼@なか卯

Kinokooyako2510001

 「なか卯」で2025年10月15日から期間限定で発売中の「黒トリュフ薫る きのこ親子丼(690円)」を試食。
 
 「なか卯自慢のふわとろの親子丼に、3種類のきのこ(えのき、しめじ、エリンギ)を合わせ、さらにイタリア産の刻み黒トリュフを使ったペーストを贅沢にトッピングした商品です。芳醇な香りの黒トリュフと、きのこや鶏肉の旨みが溶け込んだ親子丼が織りなす、秋ならではの味わいをご堪能いただけます。」というのがなか卯のウリ文句。

Kinokooyako2510002

 なか卯では2022年11月に「3種きのこの親子丼」を試食済。その時のウリ文句は「特製の割り下とこだわり卵を使用したなか卯の看板商品『親子丼』に、バターと醤油で味付けした秋が旬な3種類のきのこ(しめじ、エリンギ、舞茸)を合わせた、季節を感じる商品です。親子丼の纏うバター醤油の香りが食欲をそそり、一口食べるとバターのコクと醤油の香ばしさ、きのこの豊かな風味が口いっぱいに広がります。また、それぞれ食感が異なる3種類のきのこがアクセントとなり、“ふわとろ”とは一味違った親子丼をお楽しみいただけます。」というものでした。

 残念ながらその際は、もともと極めて完成度の高いなか卯の親子丼にやたらバタ臭くて自己主張が強い洋風の味わいを持ち込んで、元来の親子丼の良さをぶち壊したという印象を抱きました。

 そしてその傾向は今回も変らなかったようで。「黒トリュフを使った何か」を丼全体にまぶさずにペースト状にしたのは大助かり。それゆえペーストを広げて「黒トリュフを使った何か」が混じったエリアと、親子丼デフォルトエリアの比較がしやすいのですが、個人的には親子丼デフォルトエリアのほうがずっと好み。なか卯の親子丼はとにかくデフォルトの出来が良いので、妙に洋風に弄り倒したエリアは違和感だらけでした。しかも「黒トリュフ本来の芳醇な香り」はなんだか判らずじまい。

 親子丼に絶対の自信を持ち、多少変化をつけても無難にまとめてしまうなか卯であってもハズレることはあるみたいで。

|

2025.10.22

姫路タンメン@姫路 ~ 姫路タンメン

Himajitanmen2508001

 姫路駅から北へ延びる「パステルおみぞ商店街」の入口近く。姫路城へと伸びる大通りの東側に広がる雑然とした飲食店街の一角にあるので、駅から至近距離にある割には土地勘がないと判りづらいかも。

 夕方の中途半端な時間帯の往訪だったにも関わらず、なぜか店はほぼ満席。ただ一番混んでいる時に来たようで、後客はわずか2人。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て基本と思しき「姫路タンメン(990円)」を注文。後払い。

 屋号通り各種タンメンがウリですが、中華そばや油そばもあり、往訪時には期間限定で「肉そば」も出していました。

 店内はL字型カウンター10席と4人卓×1、2人卓×1。卓上にはラー油、一味、餃子のたれ、コショウ、そして自家製生姜醤油。店は冷房の効きが良くなくて少々鬱。また店員は三人いましたが、タンメンを作っているのは一人だけなので回転悪そう。

Himajitanmen2508002

 「野菜の旨味と甘味がたっぷり入った塩スープと平打ち太麺。一杯あたり360gの野菜を使った姫路タンメンは野菜不足が叫ばれる現代人の救世主です」というのが店のウリ文句。野菜はキャベツともやし主体に青菜、にんじん、わずかにコーン、そしてこれまたわずかにひき肉といったところ。デフォルトで生姜がたっぷり入っているのが最大の特徴かも。

 塩味のスープはこのままでも悪くはないのですが、野菜から水が出るせいかちょっとあっさしりすぎる嫌いもあるので、卓上の生姜醤油が絶妙の味変アイテムに。店のお勧めに従ってスプーン3杯投入して丁度いい感じに。胡椒もよく合います。

 麺は新日本製麺製の平たい中太ほぼストレートタイプ。ややかための仕上がり。

 味噌、麻婆なといろいろバリエーションがあるのでおいおい試してみます。でも夜は野菜200gの「小」で十分かな?

|

2025.10.21

豚と小麦@神田 ~ ノーマル醤油豚骨ラーメン

Butakomugi2509001

 JR神田駅南口を出て大きな交差点を渡って日銀通りへ。駅から徒歩2分程度。先客1、後客5。

 お世辞にも使いやすいとは言い難いタッチパネル式券売機と格闘しながら、基本と思しき「ノーマル醤油豚骨ラーメン(880円)」を注文。麺の種類(博多麺orもちもち麺)や麺の硬さを選べるので「博多麺・硬め」にしました。

 メニューは他に辛子明太子入りの「レッド」や黒マー油入りの「ブラック」など。

 店内は縦長カウンター8席と2人卓×3。卓上には昆布酢、醤油、ラーメンタレ、ラー油、コショー、紅生姜、辛子高菜。お茶はジャスミン茶でした。

Butakomugi2509002

 若干とろみがかったスープは商品名にわざわざ「醤油」を冠するのが不思議なくらい醤油はでしゃばらず、店が「長時間炊き上げた旨味とコクが凝縮された」と謳うのもうなずけるくらい豚骨の旨味を目一杯楽しめる優れもの。逆に言えば、家系みたいな醤油が前に出まくった「醤油豚骨」を想像して頼むと完全に肩透かしを食らいます。

 麺は細麺ストレートタイプ。量的には替玉(+150円)前提でしょうなぁ。ランチタイムにご飯ものをつけた「ランチセット(1200円)」を店が推しているのも納得。

 具はぺらぺらなのにわざわざ炙りを入れたチャーシュー、キクラゲ、刻み青ネギ。いかにも値段を抑えるために具は必要最小限に留めました!!といった風なので、早々と卓上の紅生姜、辛子高菜を投入。

 「ほぼ博多ラーメン」といっても差支えない一杯で結構完成度が高く、これで「もちもち麺」という選択はないんじゃないかと。事前の期待値が低かっただけにポジティブサプライズな一杯でした。

|

2025.10.20

鶏ねぎ天丼@てんや

Torinegitendon2510001

 「てんや」が2025年9月25日から11月中旬までの期間限定で販売中の「鶏ねぎ天丼(920円)」を試食。但し往訪した八重洲店では店外の広告は同時発売の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼」だけで、「鶏ねぎ天丼」はタッチパネルCMでの紹介だけに留まっていました。

 「天丼てんやの単品天ぷらで人気のしっとりジューシーな『とり天』にマヨネーズをトッピングし、シャキッとした歯ごたえと甘みが特徴の『大分味一ねぎ』に半熟玉子を添えた『鶏ねぎ天丼』。大分県では、『とり天』にさまざまな調味料と野菜を合わせて味わう食文化が根付いており、そのご当地スタイルから着想を得て生まれた商品です。甘みのあるシャキッとした歯ごたえの『大分味一ねぎ』、やさしい味わいの『とり天』、まろやかな半熟玉子、そしてマヨネーズのコクが絶妙に絡み合い、食欲をそそる味わいをお楽しみください。」というのがてんやのウリ文句。

Torinegitendon2510002

 半熟玉子が別皿で出てきたのには意表を突かれましたが、大分味一ねぎがとり天の上に振りかけられて出てくるのではなく、とり天とは完全にエリアを分けて丼に敷き詰められて出てきたのも少々驚きでした。うーーん、大分味一ねぎはとり天の薬味という位置づけではなかったのか・・・

 このままでは半熟玉子の居場所がないので、大分味一ねぎエリアを先に食べて半熟玉子の置き場所を確保。

 とり天は3個のっているだけですが、一個一個が結構デカいので食べ応え十分。それでいてから揚げよりはずっと軽い味わいなので食後も胃もたれ皆無。ただとり天って個人的には酢醤油とかポン酢とか、単に塩だけとかで食べるのが好きで、から揚げみたいにマヨネーズをつけるのはせっかくの軽い味わいを消してしまう気がします。また味がきついマヨネーズがかかっている以上、天丼のタレは「少な目」にしてちょうどいいくらい。

 そして半熟玉子はとり天に必要なのかというそもそもの疑問があってなぁ・・・とり天だと半熟玉子を絡めて味をマイルドにする必要なんてありませんし・・・

 さらに口直し用にガリが付いてくるのに、味噌汁と一緒にいつもの漬物も付いてくるという辺りもなんだかなぁ・・・

 とり天自体は悪くなく、それを主役にシンプルに天丼に仕立てるだけで十分なのに、妙に主役をごてごてと飾り立ててダメになってしまうという「からやま」や「かつや」がやらかしがちな失敗を「てんや」もやっちゃったような気がしてならない一杯でした。

|

2025.10.19

ふるいち 仲店@倉敷 ~ ぶっかけうどん

Furuichi2507003

 倉敷駅向かいのアーケード商店街に入ってすぐ。駅からバカでかい看板が見えるのは「ふるいち」の本店で、仲店はその裏辺り。ほぼ5年ぶりの再訪。1階はあいにく満席で2階に案内され、2階は先客10人くらい、後客3。

Furuichi2507002

 券売機はなく、口頭で「ぶっかけうどん・並(690円)」を注文。冷たいものと温かいものを選べるので、「冷」にしました。「冷」だとわさびが付いてくることに念を押されます。なおこの店はぶっかけうどん専門店ではなく、フツーの「汁うどん」もありました。後払い。

 2階はカウンター5席と6人卓×2、4人卓×2、さらに店奥にカウンター4+7席。1階より2階のほうがずっと広いのは厨房の有無の差でしょう。卓上には一味のみ。

Furuichi2507001

 麺の上にネギ、天かす、海苔、ウズラの卵を乗せ、甘辛いタレをぶっかけただけの非常にシンプルな一品。そしてまぜそばと同様、これらを一頻り天地をひっくり返してかきまぜてから食べるのがぶっかけうどんの流儀。ただセルフの店に慣れたせいか、シンプルな品の割には案外出てくるのに時間かかるのが難。

 前回「温」を食べた際は「うどんは若干柔らかめですが、もっちりとした弾力性はちゃんと残っている」という印象を受けましたが、「冷」だとやはり冷水がぐっと締められて出てくるせいか、口当たりがちょっと柔らかめなだけで弾力性が強い、しっかりした噛み応えが楽しい逸品に仕上がっていました。

 タレは甘辛いの「甘い」方向にややベクトルを振った感じですが、残念ながら個人的にはちょっと濃すぎ。出汁には「利尻昆布、枕崎と山川の鰹節。大分の乾燥椎茸などの国産の厳選素材を使用」しているそうですが、味が濃すぎて出汁の旨味を完全にかき消している感も。

 また並だと量的にはランチには物足りないかな・・・

|

【DAZN観戦記】25年第34節:横浜M 4-0 浦和

 浦和のスタメンは前節から西川→牲川、マリウス→ボザ、金子→大久保。渡邊→早川と4名入れ替え。出場停止明けのボザがスタメンに戻ったのはともかく、前節リーグ戦初スタメンだった根本を今節も続けてスタメン起用したことも併せてかなりテスト色が強いスタメン構成となりました。

 ただ牲川のスタメン起用は「東京ヴェルディとの練習試合で周作に少しメディカル的な問題が発生」という事情もあったようです。

 もう優勝どころか2位に入る目もほとんどなく、降格する恐れもない状態だとはいえ、こんなに早い段階でテストモードに移行するのは個人的には意外でしたが、ひょっとすると来季の監督続投が内定したのかもなぁ・・・

 またこれまで試合前会見で何度かベンチ入りを示唆されながらもベンチ入りが叶わなかった安部がついにベンチ入りしたのが目を惹きました。

 一方横浜Mのスタメンは関富→鈴木、山根→渡辺、アラウージョ→井上と3名入れ替え。

 前回埼スタで横浜Mと対戦した時は横浜Mの監督がホーランドからキスノーボへ代わったばかり。そして今回の対戦ではさらに大島氏へと監督が代わっており、おまけに前目の外国人選手がごっそり入れ替わるなどもう魔改造に次ぐ魔改造を経たチームなので個人的には出方が判らなかったのですが、横浜Mの手口はロングボールで手数をかけずに敵陣にボールを送り込んだ後、前からガンガンプレスをかけるというシンプルなものでした。

 それゆえ浦和も前節神戸戦同様イサク目がけてのロングボールを多用して相手の前プレを回避しながら試合を進めれば何の問題もなかったはずですが、GKを牲川に代えたことで色気を出したのか、浦和はGKを使っての後方からのビルドアップに再チャレンジ。そしてこれが大惨事を招くことに。

 6分根本が植中に絡まれて自陣深い位置でボールロスト。いきなりショートカウンターが発動して植中の横パスを受けた谷村があっさり先制点。前節大活躍した根本が今回いきなりポンコツ私大医学部みたいな授業料を払う羽目になってしまいましたが、根本をサポートすべき荻原がどっか行ったのを見ると、そもそもスコルジャにビルドアップを仕込む能力なんてないんでしょうなぁ・・・今年一年を通じてがっかりさせられた話ですが、もう出来ないことは諦めて得意なことに集中しようや・・・

Food_cup_yakisoba_shippai_20251019080401

 おまけに横浜Mはボールとは無関係に身体をぶつけてくるようなラフプレーが目立ち、とにかく痛みに強いはずの石原が長い時間蹲る場面もありましたが、笠原主審はイエローを出すどころか注意する気配すらなし。そしてこの試合を通じて浦和は「ライダーキック」笠原主審に悩まされることに。

 それでも20分くらいから浦和はようやく横浜Mを自陣に押し込みだしましたが、なぜか横浜Mの守備ブロックの回りでこねくり回すだけで一向にクロスを入れる様子はなく、シュートも撃てずじまい。早川も大久保もフリーダムに動きすぎるサヴィオに困惑させられっぱなしな感じもしましたが、自分の良さも全く出せず。

 そうこうしているうちに33分クルークスCK→キニョーネスのヘッドが決まって横浜M2点目。

 さらに42分クルークスFKからの流れで石原がボックス内で後方からキニョーネスを蹴ったファウルを取られてPK。45分クルークスがPKを決めて3点目。ただ石原のファウルより先に角田が牲川に体当たりしているファウルを取って然るべきではないのか?さらには角田やキニョーネスはオフサイドではないのか?といろいろ論点がある場面だったにも関わらずVARがダンマリだったのがいやはや何とも・・・

 これで浦和の選手たちの集中は完全に切れてしまったようで、45+4分CKからの流れで井上がぽっかり空いた右サイドを単騎激走して深く抉り、マイナスのクロスを植中が合わせて4点目。

Baseball_fly_error_20251019080301

 そしてスコルジャも不出来の早川と大久保をついに諦めて後半頭から大久保→金子、早川→渡邊と2枚替え。金子投入の効果はあって右サイドから早めにクロスが入るようになり、46分荻原へのサイドチェンジからグスタフソンが放ったシュートはバーを直撃。

 しかしその後の攻勢で金子や荻原がボックス内でファウルを受けたくさいプレーがあったにも関わらず笠原主審が流したことから試合は荒れ模様に。浦和は主審への不信感が募ってかイエローをもらう選手が続出し、掴みかかった良い流れを自分で断ち切る格好に。

 65分サヴィオ→関根、75分グスタフソン→柴戸と代えるも何の効果もなく、相変わらず横浜Mの前プレに苦しみ続けるテイタラク。

 81分には秘密すぎる秘密兵器安部をついにピッチに送り出して思い出づくりしたところまでは良かったものの、90+1分判定にブチ切れた金子があろうことか副審を小突いてしまって一発レッド!!

 審判に手を出したのはルール上重罪で、金子は少なくとも4試合出場停止になる模様。もう大敗自体は如何ともしがたいのに、残り4試合を今季の数少ない希望だった金子を欠いて臨むことになるとは!!自分で傷口を開いて自分で塩を刷り込むような大愚行でした。

Sippai2

 全く何も良いところ、良いことがない酷い試合で、DAZNに映る限りではスタジアムを去る赤者の出足が早いのなんの・・・大差がつきましたが横浜Mが強いという印象は特になく(強いて言えばCBキニョーネスが手強い!)、ひたすら浦和の弱さだけが目立つ試合でした、

 テスト的色彩が強いスタメンを組み、そのテスト組の出来が揃って芳しくなかったのは残念でしたが、それ以上に残念だったのはレギュラー組も不出来だったこと。代表ウィークを挟んで試合感が失われてしまったのか、全員揃いも揃って出足が鈍く、「総員突撃セヨ!!」系の横浜Mに対してあと一歩のところで競り負け、セカンドボールを拾われ続けるのが気になりました。

 CWC明けのアウェーFC東京戦が顕著でしたが、今季の浦和は試合間隔が開いた後の試合の出来が良くありません。かといって過密日程下だと基本スタメン固定なのが祟って最後は失速傾向になり、「浦和はいつも終盤バてる」と相手チームに笑われることに。

 沖縄キャンプで仕込んだことが渡邊負傷で簡単に瓦解してしばらく試行錯誤を強いられたことといい、今季のスコルジャのマネジメントにはがっかりさせられることだらけ。「リーグ戦には不向きだが短期決戦には強い」と思っていたらCWCで惨敗。うーーーん、もうスコルジャの続投は「今のフロントがスコルジャよりマシな監督を連れて来れる気がしない」という極めて後ろ向きな理由でしか支持できないなぁ・・・

Sippai

-----イサーク-----
サヴィオ---早川--大久保
---グスタフ--安居---
荻原-根本--ボザ-石原
-----牲川-----

(交代)
HT 早川→渡邊
HT 大久保→金子
65分 サヴィオ→関根
75分 グスタフソン→柴戸
81分 安居→安部


井上---谷村---クルクス
-----植中-----
---山根--喜田---
鈴木-角田-キニョーネス-加藤
-----朴------

(得点)
6分  谷村
34分 キニョーネス
45分 クルークス(PK)
45+5分 植中


(交代)
65分 植中→天野
65分 谷村→デイビッド
65分 井上→アラウージョ
75分 クルークス→クルード
81分 渡辺→山根

 あまりにも酷い試合内容&スコアを受けて浦和ゴール裏は後半応援拒否。解説の戸田氏が「こんな試合だとプレミアリーグなら観客はゾロゾロ帰ってしまうので、浦和はまだ観ているだけマシ」と妙な擁護をしていたのが心に残りました。

|

«豚肉たっぷりあんかけ焼きそば@餃子の王将