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2023.12.29

【雑感】2023シーズンの振り返りと2024シーズンに向けて

 仕事納めを宣言するかのように浦和から出された「2023シーズンの振り返りと2024シーズンに向けて」について、備忘録代わりに雑感を記しておきます。
 
 浦和の長々とした作文を抜き書き的にまとめるとこんな感じでしょうか。
 
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1.2023シーズン振り返り

(単年の評価)

目標:「J1リーグで優勝争いをすること」&「ACL2023/24の出場権を獲得すること」
 
結果:前者は達成できたが4位に終わり、後者は未達
 
原因:得点力不足による勝ち星の取りこぼし

(中期的な評価)

目標:「チームコンセプトに基づいたチーム作り」を継続することによる継続的な成長

結果:決して十分とは言えないものの一定の評価には値する成果を得た1年とも言えるが、J1リーグでの優勝やACLの連覇を実現し、そして世界の舞台で継続的に闘い続けるためには、多くの局面において少しずつ足りていないものがあることを痛感

2.コンセプトベースの振り返り

(1)チーム:攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレー

目標:今シーズンに向けてはより攻撃的で、相手ゴールに近いスペースでのプレー時間を増やすことを目指してきました。

結果:シーズンを通じて多くの改善は果たしたものの、まだまだ理想とする姿とのギャップが存在。シーズンを通じてチームのバイオリズム(ピーキング)のコントロールに課題(→端的に言えば「10月以降のシーズン終盤戦での重要な試合でチームパフォーマンスをピークに持ってくることができず」)

反省点:チーム編成について改善すべき点があります(=戦力の継続的な、更なる充実)

(2)個:個の能力の最大限発揮

目標:チームに関わる全員の「個」の能力が最大限に発揮されながら、組織として「ワンチーム」となり意思統一をはかること

結果:マチェイ スコルジャ監督によるリーダーシップとチームマネジメントのもと、一人一人がプロの選手として、或いはプロのスタッフとしての役割を全うし、チーム全体が一つの方向を向いて最後まで闘い抜くことができました。(とりわけメディカルチームの貢献を高く評価)

(3)姿勢:前向き、攻撃的、情熱的なプレー

結果:今期、大幅に改善されたと評価。個としての選手の姿勢はもちろん、チームとしても「最後まで走り、闘い、貫く」姿勢を多くの試合でお見せすることができた。

3.2024シーズンへ向けて

・チーム作りに関しては攻撃陣の強化が急務:J1リーグで得点王を目指すことのできるストライカーと、年間10得点以上取ることのできる2列目の選手の獲得を目指します。

・より前方に重心を掛けた攻撃的なチームを目指します

・これからもクラブ主導で、コンセプトに沿った育成、チーム強化を継続していく

4.最後に - 天皇杯出場権を剥奪された件についての反省

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Reds

 今シーズンの振り返りと、来シーズンへ向けての対策、いずれも大筋においては個人的にはさほど違和感はありません。
 
 今シーズンの結果の個人的評価はクラブよりもやや厳しめで、浦和は最後まで数字上優勝の可能性が残っていただけで、実質的に優勝争いなんて全然していないと思います。ただそれはもう一つの目標だった「ACL2023/24の出場権獲得」が未達に終わったのと原因は同じで、開幕時も期中もチーム編成に失敗したのが祟って「10月以降のシーズン終盤戦での重要な試合でチームパフォーマンスをピークに持ってくること」が出来なかったからでしょう。
 
 従って今シーズンの評価は少し甘い気がしますが、目標未達に終わった原因を的確に捉えているのでそこはとやかく言いません。
 
 やや違和感があるとすれば「今シーズンに向けてはより攻撃的で、相手ゴールに近いスペースでのプレー時間を増やす」目標を「シーズンを通じて多くの改善は果たした」と捉えている点でしょうか。
 
 手元のスタッツだと「フィジカルコンタクトが俄然強くなり、コンパクトネスも上がっている」点をもって「攻撃的」と評しているのかもしれません。でも今季の浦和はどう見ても守備重視で失点が激減した代わりに得点も減っており、「理不尽とPKでしか点が入らない」惨状を「攻撃的」と評するのは無理がありましょう。ビルドアップもすっかり下手になってしまいましたし。スコルジャはACL制覇後にあまりにも守備的なチームを転換したかったようですが、過密日程すぎてその時間がなく気の毒でしたが。

 ただ守備重視で攻撃に見るべきところがなく、結果的にスコアレスドローがやたら多いチームでしたが、それでも個人的に「つまらない」と感じた試合はあまりありませんでした。これはクラブから高く評価している「前向き、攻撃的、情熱的なプレー」の為せるわざだと思います。これが「浦和を背負う責任」の実践なのか!!と。
 
 一方メディカルチームの働きを高く評価しているのが目を惹きました。昨季は外国人選手でコンスタントに出場しているのはショルツだけという時期が長くてメディカルチームの仕事ぶりに疑問符が付いていただけに、そこをオフにテコ入れした効果が如実に表れました。ただ超過密日程を薄い選手層で闘わざるを得なかったのはメディカルチームとしても如何ともしようがなく、シーズン終盤入れ替わり立ち代わり発生する故障者を長期離脱には至らないようにするのが精一杯だったようです。 

 前目で唯一頼りだったCFカンテのまさかの引退もあってか、来季の課題として真っ先に「攻撃陣の強化が急務」を上げているのは至極当然。昨オフでキアクマキス獲得失敗、さらに言えばその前年の開幕時には稼働できるCFが高卒新人の木原しかいなかったという大失態。昨夏は資金面では何の支障もなかったにも関わらず、なぜか即戦力の前目を全く取らないという謎ムーブ。
 
 「J1リーグで得点王を目指すことのできるストライカーと、年間10得点以上取ることのできる2列目の選手の獲得」とえらく具体的な目標を掲げているので、最大限好意的に評価すれば何がしかの目途が付いているのかもしれません。如何せん相手のある話なので100点満点の補強にはならないかもしれませんが、リーグ優勝が唯一かつ現実的な目標になっている以上、少なくともカンテの穴埋めに失敗するという大惨事だけは避けてほしいものです。

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