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2023.12.28

宮本優太選手 京都サンガへ期限付き移籍

 先日(12/26)宮本優太選手の京都サンガへの期限付き移籍が公表されました。

 宮本の移籍は12/12に報知から「京都に移籍することが11日分かった。」といきなり確報めいた第一報があり、12/26に大本営京都新聞で報じられ、同日公表の運びとなりました。
 
 宮本は2022年に流経大から加入。宮本が得意とする右SBには絶対的な存在酒井がおり、しかも宮本が浦和加入を決めた後に大宮から同ポジションで実績十分の馬渡がやってきたこともあって、開幕時宮本の出番は非常に限られたものになると予想されました。

 ところが酒井は故障がち&故障明けの大畑を無理使いできないので度々馬渡が左SBに回らざるを得ないチーム事情もあって、宮本は早くもリーグ戦3試合目のG大阪戦でスタメン出場。その後も故障離脱しがちな酒井に代わって何度もスタメン起用され、終わってみればリーグ戦15試合956分出場という、大卒新人としては悪くない出場機会を得ました。

 ただ「ランニングマン」というか「バクシンオー」というか、圧倒的な走力がウリの宮本ですが、プレーぶりは良くも悪くも無難としか言いようがない、概して遠慮しがちな、これといったストロングポイントを見出しがたいものに留まったように見受けられました。その点長所と短所がはっきりしている馬渡とは対照的。

 そして何より致命的だったのは第26節ホームC大阪戦での大失態。C大阪が素早いリスタートに成功したのは、なんと攻撃参加していた宮本がわざわざ相手にヒールでボールを蹴って渡していたからだったとは!!いやはや人が良いにも程があるだろう・・・そして自分がいない右サイドを蹂躙された末に失点。

 人が良すぎるというか、そもそもプロとしての心構えに大きな疑問符がつくこの所業に対してはさすがにリカもおかんむりだったようで、C大阪戦は前半だけでお役御免になった後、最終節福岡戦まで宮本に出番は回ってきませんでした。

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 そこで宮本がオフに選んだのはKMSKデインズ(ベルギーリーグ2部)への期限付き移籍。期限付き移籍期間は2023年6月30日までの半年足らず。しかもベルギーリーグ2部は当然ながら秋春制なので6月一杯まで試合があるわけではなく、実質的な移籍期間は半年もありません。本人も「別れではないので、別れの言葉は言いません。行ってきます!」」と語っていることから将来の完全移籍睨みではなく、ほぼトレーニング参加も同然の期限付き移籍と目されました。

 そしてその結果は「大凶」。宮本の出番は全くありませんでした。
 
 レンタル契約満了で浦和に戻ってきたものの、スコルジャ新監督を迎えた浦和で沖縄キャンプを経験しなかった分、他の選手よりマイナスからのスタートになっていたと言っても差し支えないくらい。その結果やたらベンチ入り枠が多いACLで辛うじてベンチ入り出来ただけで出番は全くなし。出番がないどころか酒井欠場の穴をスコルジャは明本、荻原、そして関根を転用して埋めるという策に出て、右SB宮本の起用は一考だにされないという屈辱的仕打ちを受けてしまいました。

 
 何せ全く試合に出ていないので宮本の何をスコルジャは嫌ったのか判然としませんが、スコルジャが使わなかった選手はいずれも「守れない」という共通点があり、スコルジャは普段の練習で宮本をその点で見切ったものと目されます。また浦和同期の知念と違って宮本は加入1年目からそれなりに出場機会があったので、そこでの出来がスコルジャの目には却って悪いほうに作用したのかもしれません。

 従って宮本が出番を求めて他チームへ移るのは非常に自然なことですが、移籍先はなんと流経大での恩師キジェがいる京都。うーーーん、そこへ行ったら「何も考えずに走るラングマン」の「何も考えない」ほうに磨きがかかるだけじゃないかと・・・
 
 浦和でのキャリアを考えればJ1クラブから声がかかったのが正直ラッキーで、宮本は厳しくいえば来季頑張って浦和に戻って来れるかどうかより、レンタル契約満了後も京都で契約を勝ち取れるかどうかという立場だと思います。非常に似た立場で浦和を出て京都へ行った金子はその点見事でした。たとえショッカーの戦闘員になってしまったとしても。

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