平野佑一選手 セレッソ大阪へ完全移籍
昨日(1/12)平野佑一選手のセレッソ大阪への完全移籍が公表されました。
平野の移籍話は「これまでスポーツ紙等には全く出ていなかった」という意味ではサプライズ移籍です。しかし、平野は既に浦和在籍3年目かつの昨季のリーグ戦出場がわずか7試合81分に留まっていることを考えれば放出対象になってしまうのは致し方ないでしょう。
平野は2021年8月に水戸から完全移籍加入。当時の浦和のCHは柴戸・伊藤敦・金子・阿部と頭数は揃っていたものの、深い位置からズバッとパスを繰り出せるCHは一人もいませんでした。夏の中断期間前は浦和がビルドアップに困った挙句、やむを得ず小泉をCHへ下げてビルドアップを助ける場面がままありましたが、それはそれでボールは回るようになる反面ゴールへの迫力が無くなるという副反応がありました。そこで平野の獲得に動いたようです。
平野は加入当初こそJ1のプレス強度に戸惑っていましたが、慣れるのも早くてリカの期待に良く応え、結局13試合(すべてスタメン)1003分出場。途中電池切れで伊藤に代えられる試合が目立ちましたが、柴戸との相性が良いこともあって完全に主力扱いでした。
ところが翌2022年に岩尾が加入したことで平野の立場は暗転。リカが「岩尾のような選手が欲しい」といって平野を採ったはずなのに、次の年に岩尾本人が来てしまうのだからえげつないというかなんというか・・・
ただリカの愛弟子岩尾が浦和に馴染むのには案外時間がかかり、メンタル的にドツボにハマったこともあってリーグ戦前半は平野にもスタメン出場の機会がありましたが、岩尾がフィットし始めると平野の出番は激減。しかも久しぶりにスタメンでの出場機会が巡ってきた24節アウェー名古屋戦では森下の汚いタックルを受けて負傷。これが尾を引いてか、以後平野の出番は全くありませんでした。リーグ戦での出場機会は9試合(うちスタメン6試合)475分と半年しかいなかった前年の半分にまで激減。
そして監督がスコルジャに代わった2023年はルヴァン杯グループステージにこそスタメン出場していたものの、プレー強度の物足りなさが祟ってか、リーグ戦では伊藤&岩尾の鉄板コンビを脅かすどころかベンチ入りもままならず、せいぜい終盤の短時間出場のみ。しかもリーグ戦後半は故障も相まって全く試合に絡めなくなってしまいました。
前述のように平野の移籍自体は残念ながらサプライズでもなんでもないのですが、移籍が決まるまで時間がかかったのは単に行先がなかなか決まらなかったからでしょう、身も蓋もない話で恐縮ですが。セレッソは原川(→FC東京)に続いて鈴木徳真(→G大阪)まで流出したので中盤の底の選手が不足しており、急遽平野に白羽の矢が立ったものと目されます。浦和での出場時間を考えればJ2行きでも何ら不思議はなかったところにセレッソから獲得話が舞い込んでくるとは、平野にとってまさに渡りに船。
プレースタイルが非常に判りやすく、出来ること出来ないことがはっきりしている選手なので監督のやりたいこと、嗜好にド嵌まりすれば輝きを取り戻すことは間違いありません。願わくばその輝きを見せる日が浦和戦でありませんように。
またあの謎の踊りが見られなくなるのが残念です。わずか2年半でしたがありがとうございました。
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