« 青二彩@北与野 ~ 鶏白湯RAMEN塩 | トップページ | 【祝】サミュエル グスタフソン選手 完全移籍加入クラブ間合意 »

2024.01.03

【祝】武田英寿選手 浦和レッズ復帰

 先日(12/29) 武田英寿選手が水戸ホーリーホックへの育成型期限付き移籍から復帰する旨が公表されました。

 武田の浦和復帰が報じられたのは12/4報知と結構早かったものの、その後全く続報がないまま時間が徒過。しかし、暮れに武田が埼スタをバックにしたアシックスのCMに唐突に登場し、「これでまさかの『浦和復帰せず』はないなぁ」と思っていたら案の定でした。

 武田が長い武者修行の旅に出たのは2021年7月末から。武田は2020年に青森山田高校から加入したものの、その年はほとんど出番がなく、リーグ戦では大槻監督の退任も決まって純然たる消化試合と化した最後の3試合でようやく出番を得るに留まりました。
 
 しかし翌年は一転して終盤投入ながらも開幕戦から出場機会を掴み、第7節鹿島戦で突如採用した4-1-4-1というか武藤ゼロトップシステムにおいてはIHの一角でスタメン出場して大暴れ。ところが第9節徳島戦で試合開始早々負傷退場を余儀なくされたのがケチのつけ始め。ほぼ一ヶ月離脱して復帰戦となったルヴァン杯第6節FC横浜戦、そして第17節名古屋戦では共に4-1-4-1のIHで起用されたものの、共に早い時間帯にお役御免となってしまいました。

 特に名古屋戦は米本&稲垣という迎撃能力ではJ1トップクラスのCHが相手で、武田は高卒2年目なので仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、このクラスと対峙するには今の武田はあまりにもフィジカルが弱すぎて全く何の役にも立っておらず、前半だけでベンチへ下げられてしまいました。

 武田を失った後の4-1-4-1は試行錯誤の甲斐もなくしっくり来ないまま、ユンカー加入を契機にやがてお蔵入り。新たに基本フォーメーションとなった4-2-3-1のトップ下としては小泉が絶対的存在であり、武田はSHでは活かしづらいためか、名古屋戦を最後に武田はベンチ入りすら難しくなってしまいました。

 リカが武田を評価しているのはリーグ戦序盤から出番を与えていたことでも明らか。しかし使っているうちに課題もはっきりし始め、プレー強度がやや落ちるJ2で経験を積ませることにしたのかも。

Takeda_20240103075401

 武田は琉球ではリーグ戦15試合に出場し、うちスタメン12試合とそれなりに期待され、2ゴールと結果も出しましたが、後半早い時間帯に代えられてしまうケースが非常に多くて出場時間は計909分に留まりました。
 
 そこで翌年近場の大宮へレンタル先を変更しましたが、これが泥船に乗せたような恰好になってしまって大失敗。リーグ戦31試合に出場したもののスタメン出場は15試合に留まり、終盤の短時間出場に留まる試合が目立つようになった結果、出場時間は1402分と一試合あたりの出番は前年より減ってしまいました。
 
 さすがに泥船に乗せたままなのは拙いと思ったのか、2023年はレンタル先を水戸へ変更。水戸からのオファーは2022年にもあって2年越しのオファーが実ったようですが、濱崎監督のもとで武田の才能がついに開花。リーグ戦38試合に出場し、うちスタメン出場35試合。フル出場も一気に増えて出場時間も2981分と一気に伸びて水戸の鉄板レギュラーに上り詰めました。
 
 水戸ではシーズン序盤こそ4-4-2の右SHで起用されていましたが、5月半ばにCHにコンバートされたのがハマったようで、以後CHで定位置をがっちり確保。2ゴール、9アシスト(=2023年のJ2で3位の記録)と文句なしの結果も出しました。
 
 ただ水戸の試合をいくつか見て個人的に気になったのは後方で王様然としてパス出し、組立に専念する様がなんか岡山時代の矢なんとかとそっくりだったこと。矢なんとかは結局J1では使い物にならずに何処かへと流れてゆきましたが、武田がその轍を踏まないように祈るばかりです。今年はプロ生活も5年目になり、高卒でプロ入り出来ずに大学で経験を積んだ選手と立場は全く同じ。プレー強度を中心にJ1で通用するかどうか、見極めの年となることでしょう。
 
 なお武田は「満12~21歳の間で少なくとも3シーズン以上、自クラブに登録している選手(期限付き移籍選手の育成期間については移籍元の人数とみなしてカウント)」なので浦和の「ホームグロウン選手」に相当し、J1でホームグロウン選手4人以上保有義務の消化対象になります。しかし、「自クラブの下部育成組織で3年以上育成し、プロA契約を結んだ選手」ではないのでA契約枠(25人)の対象外にはならないというややこしい立場のようです。

|

« 青二彩@北与野 ~ 鶏白湯RAMEN塩 | トップページ | 【祝】サミュエル グスタフソン選手 完全移籍加入クラブ間合意 »