シン・浦和レッズの真実2024(4・完) ~ 夢幻に過ぎなかったFB本部主導のチーム作り
この稿は反省文を読んでの感想でもなんでもありません。今季迷走に次ぐ迷走で開幕当初の期待を大きく下回るどころか残留争いに片足を突っ込んでしまったことから来るFB本部への妄想的疑念の表明です。
2019年12月に浦和は「フットボール本部」を立ち上げ、それから5シーズンが経過しましたが、残念ながらリーグ戦の戦績は依然としてACL出場圏内に届かず、概して中下位を彷徨い続けています。
FB本部設立時に「チームの柱となるべき一貫したコンセプトがないため、監督選び、選手選びの基準、サッカーのスタイルがその都度変わり、短期的な結果を求め、求められてきた」のが浦和の最大の問題との認識から、「浦和の責任」というキーコンセプトをベースに、
・個の能力を最大限に発揮する
・前向き、積極的、情熱的なプレーをすること
・攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーをすること
という3つのコンセプトを掲げました。
そしてこのコンセプトに沿ってFB本部が監督を選び、FB本部主導で選手を揃える。監督の要望は聞くけれども基本はFB本部が揃えた選手でやってもらう方向でチーム作りを進めてきました。
FB本部の掲げる理想は非常に崇高であり、是非ともそうありたいと思いますが、その結果はありていに言って悲惨でした。
個人的な結論を要約すると「3つのコンセプトをチームに実装するのに失敗しつづけた」ということになりましょうか。
監督選び一つとってもリカ→スコルジャ→ヘグモ→スコルジャの間に「外国人監督である」こと意外に連続性を見出すのは難しいように思えます。大槻とリカの間に「幻のチョウ・キジェ招聘計画」があったという噂もあって、それはもう連続性どころか巨大な断層でしかないでしょう。
そして監督選びに右往左往した弊害が今季の「2023シーズンに構築した強固な守備に、攻撃面での改善を上乗せする」方針の蹉跌となって顕在化したものと思われます。
FB本部主導のチーム編成も成功したとは言い難いでしょう。ギアクマキス招聘失敗みたいな「狙っていた選手が取れなかった」のは強化部がどんな体制であっても起こりうる話なので個人的にはあまり責めません。残念なのはリカ体制時のユンカーや、今季のサンタナに象徴されるように「優秀な選手だが監督のニーズにマッチしていない」選手が少なくないこと。この5年間FB本部主導でチーム編成に継続性を持たせるメリットよりも監督のニーズにマッチしない選手が出がちというデメリットのほうが強く出た気がしてなりません。
さらに今季は西野トンズラ事件で「浦和の責任」というキーコンセプトすら薄っぺらいものに成り下がりました(苦笑)。
その結果「5年半も何もかも監督に丸投げして、監督のニーズに応じて選手も揃えた2012~2017年のミシャ=山道体制のほうがリーグ戦の成績はずっとマシだった」という悲しい話に。もっとも山道氏はアフター・ミシャについてノーアイデアで、「監督選びの大方針の無さ」が祟って浦和は以後大迷走してFB本部設立に至る訳ですが・・・
「3つのコンセプトをチームに実装するのに失敗しつづけた」原因は残念ながらFB本部に人材を得なかった、さらには組織的なバックアップもまだまだ足りなかったということでしょう。この辺はCFGのサポートを受ける横浜Mに大きく劣後しており、ひょっとするとRB傘下に入った大宮の後塵を後々拝するかもしれません。
とはいえFB本部を作ったことで、監督人事の最終責任までサッカーど素人の社長に負わせていた浦和暗黒時代よりはマシになったとは思います。個人的にはチーム編成は極力監督の意向を尊重する形に戻し、FB本部は監督の評価ポイントを明確にして、監督選びでブレまくらないことに注力すれば良いのにと考えます。言い換えれば「3つのコンセプト」では抽象的すぎて監督の評価基準になっていないのがFB本部の失敗の一因になっているかと。
長々と妄想を書き連ねましたが、これもボケ防止の一環としてご了承願います。「この稿自体がボケている!!」とのご批判派免れないかもしれませんが(自嘲)
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