シン・浦和レッズの真実2024(2) ~ 西野トンズラ&主力選手大量流出
チームをサポートするべきフットボール本部においても、チームの強化・編成責任者の交代という体制変更がシーズン途中に行われたことにより、選手やチームスタッフに動揺を与えるなど、十分なサポートができなかったと考えております。
西野TDの退任、しかもライバルチーム=横浜Mのフロント入りというニュースはやはり相当の衝撃だったようです。4/15の公式声明時には、堀之内SD誕生は西野TDの退任とは直接関係なく「クラブ主導での方向性の維持と継続的な取り組みを、個人ではなく組織で実現していくことを基礎に据え」るために事前に後継者育成の準備が進められていたと語っていましたが、西野トンズラのダメージは深かったようで、反省文でも
新体制下で臨んだ、夏のウインドーを始めとしたシーズン中のチーム編成においても、重要な役割を担っていた主力選手が複数名退団したことに対し、シーズン途中で加入した選手が十分な出場機会を得られないなど効果的な補強が行えず、このことが成績不振のもう一つの要因になったと考えております。
と、そのダメージのデカさを率直に認めています。
情報網&分析手法の整備から始めなければいけなかった浦和から、そんなものはCFGがとっくに整備している横浜Mへの転進なので、西野個人にとってはどこからどう見てもポジティブなジョブチェンジです。従って今般のジョブチェンジを「今時よくあること」、「西野TDを満足させられるような環境なり、ジョブなり、給与なりを提供できなかった浦和が悪い」とドライに受け止める方も少なくないようです。
でも「浦和を背負う責任」という言葉を盛んに嘯いていた西野がシーズン半ばにして浦和を退任してよりによってライバルチームへ「浦和の諸君、また会おう!!」とばかりにトンズラするのって、個人的にはどうも釈然としません。「浦和を背負う責任」ってそんなに薄っぺらな言葉だったとは・・・
そしてこの惨事を受けてシーズン途中にFB本部の強化に着手、具体的には「4月に着任した堀之内 聖スポーツダイレクターをサポートするスタッフが複数名加入」したようですが、その成果は今冬のオフに問われることになりましょう。
西野トンズラもさることながら、より短期的な視点で大ダメージになったのは相次ぐ主力選手の相次ぐ退団。酒井・岩尾・ショルツが相次いで夏の移籍期間を待たずにチームを離れてしまったのはとにかく衝撃的でした。酒井はすっかり故障がちになってパフォーマンスもガタ落ちになっていましたし、岩尾も安居との競争に負けてスタメンから外れつつあったので移籍金を受け取れるうちに移籍を認めるのは判らなくもありません。しかしショルツの移籍はあまりにもショックでした。
反省文で「2025シーズンへ向けて」の課題として
守備面においては、ディフェンスラインの統率に加え、チーム全体を鼓舞できる強いリーダーシップを持ち、プレーにおいても文字通り「壁」となるような、存在感を発揮できる選手がチームにとって必要であり、そうした選手の獲得を2025シーズンに向けた選手補強における重要なテーマに置いています。
と語っていますが、「それってショルツのことじゃないのか???」と誰もが思ったことでしょう。
堀之内SDによる離脱経緯説明によると、酒井や岩尾と違ってショルツは「強く慰留に努めました」とのことですが、「浦和レッズというクラブが現在持ち得ている全ての力をもってしても阻止することはできませんでした。」とあるのは金銭面で中東勢に全く太刀打ちできなかったことを遠回しに表現したものと思われます。
浦和が設定した移籍金を満額ポンと支払われたとしてもショルツ本人が移籍を希望しなければ移籍は成立しません。しかしショルツは「本人の異文化へのチャレンジ欲求」という傍目にはよく判らない理由で移籍に応じてしまいました。酒井・岩尾・ショルツと主力選手の移籍が相次いだ原因にヘグモ更迭の一因として囁かれる「マネジメントの失敗」があったのかもしれませんが、この辺は邪推の域を出ません。
そして極め付きは伊藤の移籍。酒井からキャプテンを引き継いだばかりなのにあっさり移籍。日本代表に入るか入らないかレベルの選手がJリーグに残ること自体異例なご時世とはいえ、「浦和の責任とは何だったのかパート2」としか言いようがない悲しい事件でした。しかも移籍したタイミングも悪くてFB本部にはなすすべもありませんでした。
加えてなんだかよく判らない移籍劇の連続で得た大金は眠ったまま2024シーズンは終わってしまいました。
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