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2025.04.01

【短感】24-25年第16節:I神戸 0-1 浦和L

 驚天動地の監督人事が敢行された後の最初の公式戦は今季の優勝を大きく左右するアウェーI神戸戦。中断期間明け後は全く試合に出ていない丹野がスタメンに抜擢されたのにも驚きましたが、それ以上に驚いたのは高橋がCBに下がって島田が1トップに起用されたこと。

 試合開始直後は柴田と伊藤がほぼ同じ高さにいたので4-2-3-1と思いましたが、15分くらいから次第に伊藤が上がりだしてはっきりとした4-1-4-1の布陣を敷き始めました。

 開始早々丹野の横パスを受けて島田が枠内シュートを放つ場面がありましたが、早い時間帯に明るみになったのはこのチームはシンプルに速く攻める、ゴール前に速くボールを送りたがること。それ自体は悪くはないのですがフィニッシュで終われないと「早く送ったボールは早く戻ってくる」報いを受ける羽目になります。そして残念ながら島田1トップは全くボールを収められず、極端に言えば相手のカウンターの基点になりつづけました。

 攻め急ぎたがる趣向は守備にも甚大なダメージを与えることに。4-1-4-1でピッチを広く使って攻めようとするのでボールを失った際の選手間の距離は概して遠く、当然ながら複数人で相手ボールホルダーを囲い込んで即時奪回なんてことはできません。楠瀬時代の最大の持ち味(=ハイライン&ハイプレス→素早い攻守の切り替えからの即時ボール奪回)をいきなりまるごと捨ててしまったのには開いた口が塞がりませんでした。

 そしてこれが対I神戸戦では最悪手に。I神戸は最前線のスアレスがボールをキープしてくれることを大前提に、2列目がフォローに走りまくるという神戸メンズと発想が酷似したサッカーを基本としています。石川といえどもスアレス相手に完勝とはいかず、スアレスがサイドに流れてしまうとそれを掴まえられる選手もいません。

 それゆえボールホルダーにプレスをかけて良い体勢で余裕をもってボールを蹴らせないのが肝要なのですが、残念ながら堀監督はハイプレスを捨ててしまったので、I神戸のやりたい放題に。スアレスのフォローに走る成宮らを邪魔しようにも柴田一人ではどうにもならず、柴田の回りのスペースを使われつづけるという大惨事に。

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 「I神戸相手にやったらアカンことのてんこ盛り状態」で決定機を与えに与え、GK池田やクロスバーの奮戦でなんとかスコアレスで前半終了。さすがにこの惨状を受けて何がしか修正が入るものと思っていたのですが、さすが百戦錬磨して成果皆無の堀監督、何の修正もなされず後半へ続く(CV:キートン山田)。

 守備負担がきつすぎて疲労困憊状態のキャプテン柴田を70分で諦めざるを得なくなって角田を投入するも、そんな弥縫策で糊塗できるような穴ではなく、浦和がいつ失点しても不思議はありませんでしたが、なぜかこの日のI神戸は決定機を外しに外してくれました。

 堀監督がようやく勝負手らしい勝負手を放ったのは84分ついに島田CFを諦めて高橋をCFへ転用。そしてその直後の86分CKからの流れで角田ハイクロス→高橋がCB太田に競り勝ってヘッドで先制!!監督が時間がなくてセットプレーまで指導してないのが良かったのかも(苦笑)。

 その後は時間を潰しに潰した浦和がそのまま逃げ切り勝ち。

 チームとして褒めるべきところは何一つありませんでしたが、選手達の奮闘だけは讃えたいと思います。選手達もまさかすぎるACL準々決勝敗退とその直後の不可解すぎる監督交代で思うところが山のようにあったのか、強敵を下して思わず号泣してしまった選手もちらほら。

 試合内容はボロ負けなのにセットプレー一発で勝つことがある。これがサッカーの怖さ。カップ戦ならそれこそ「勝てばよかろう」なのですが、残念ながらリーグ戦では運よく転がり込んだ1勝にはさしたる意味がなく、良くない試合を続けていれば成績は自ずとその内容に見合ったものに収斂してゆきます。

 現時点ではI神戸との勝ち点差は2。消化試合が神戸より一つ少ない浦和は、机上の計算では未消化のベレーザ戦に勝てば首位浮上ですが、この試合内容ではベレーザに勝つどころか、それ以外の試合でも相当勝ち点差を落とすことを覚悟せざるを得ないでしょう。

 楠瀬前監督、いやそれ以前の森監督時代から積み上げたものを早々に投げ捨て、代わりに積み上げたものは皆無。「点を取られる気は全くしないが、ボールを握っている割には点が入らない」監督を更迭して、「点が入る気はしないが、なんで無失点で済んだのかさっぱりわからない」監督を招聘したのが丸わかりな試合で悲しいのなんの。

 悪くはなかったサッカーをわざわざ捨てて、クソミソな内容で負けてたらチームは早々と崩壊したことでしょう。内容が良くない上に負けて得られるものなんてそれこそ何もありません。勝って本当に良かった。選手たちは本当によく頑張った。お疲れ様でした。

 そしてこの事実上のボロ負け試合から堀監督はなんか修正すべきものを見つけられたかどうか(巨大な疑問符)

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-----島田-----
丹野-伊藤--塩越-高塚
-----柴田-----
栗島-石川--高橋-遠藤
-----池田-----

(得点)
86分 高橋

(交代)
70分 柴田→角田
84分 丹野→藤﨑
84分 島田→後藤(後藤CB、高橋CFへ))

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