髙橋利樹選手 清水エスパルスへ完全移籍
本日(7/25)、髙橋利樹選手の清水エスパルスへの完全移籍が公表されました。スポーツ紙どころか真偽不明のネット上での噂話すらない中での唐突な移籍でした、
髙橋は2023年にロアッソ熊本からの完全移籍加入。髙橋が浦和でのキャリア形成上非常に不運だったのはルヴァン杯グループステージの初戦でスタメン出場の機会を得たにも関わらず、いきなり故障してたった15分で交代を余儀なくされたこと。
髙橋がコンスタントに試合に出始めたのは同年6月の天皇杯2回戦以降。9月以降はルヴァン杯やACLでスタメン出場する機会も増え、9月のアウェーG大阪戦では後半途中出場ながら右サイドから伊藤クロス→逆サイドから突っ込んできた髙橋ヘッドが炸裂!!という形で浦和の逆転勝利に貢献。そして結果的にこれが髙橋の2023年リーグ戦での唯一のゴールになってしまいました。
ただスコルジャの髙橋の起用法は非常に変わっていて、髙橋の主戦場はもっぱらSH。髙橋がコンスタントに試合に出だした頃のCFはカンテが不動のレギュラーになっていた関係もありましょうが、サイドアタッカーとしての適性は全くない(=ドリブルで対面の相手をぶち抜いたり、高精度クロスを入れたりすることは全く期待できない)にも関わらずSHで起用したのは、G大阪戦でのゴールが典型なようにクロスに対して逆サイドから突っ込んでくることを期待したかもしれません。また髙橋は泥臭く走り回ることを全く厭わないので、その守備力を評価したのかもしれません。
翌2024年に招聘されたヘグモ監督は選手間の序列をはっきりつけるタイプ。CFが本職ではない松尾より扱いが下というあんまりな扱いにブチ切れたのか、髙橋はリーグ戦開幕後という浦和ではあまり例のない時期に横浜FCへレンタル移籍。
残念ながら横浜FCでの髙橋のプレーは全然見ていませんが、リーグ戦31試合2065分、うちスタメン27試合と移籍直後からほぼ鉄板スタメンの座を確保。ただ後半途中で交代させられる試合だらけで、しかも3-4-2-1のCFとして起用されているにも関わらずゴール数はわずか4に留まりました。
昨年途中から浦和の監督は髙橋をそこそこ評価していたスコルジャに戻ったので、横浜FCでそれなりに実績を積んだ髙橋は昨年末に満面の笑みを浮かべて浦和復帰を決断したのでしょう。髙橋は埼玉県出身で幼少期から浦和ファンなのでなおさら。
しかし髙橋を待ち受けた現実は厳しいものでした。出場はたった3試合91分(うちスタメンは1試合59分)のみ。サンタナが故障離脱している間は、CFが本職ではない松尾が優先的に起用される点では昨年のヘグモ時代と全く変わりなし。しかも後半途中投入の優先順位は長倉が先だったので髙橋はベンチ入りすら難しくなってしまいました。おまけにFCWC直前に一応故障が癒えたサンタナがコンディション不良で醜態を晒していても髙橋に出番はありませんでした。結局今年ここまでの髙橋の最大かつ唯一の見せ場はヴェルディ戦でのDOGSO誘発かなぁ・・・
それでも長倉と二田が早々と浦和を去ったので、髙橋は浦和で試合に出ることを諦めずに日々鍛錬に励んでいたのでしょうが6月に小森が加入。小森は欧州ではほとんど試合に出られなかったので、「J2でしか実績がない」という意味では髙橋と同じ立場の選手だったはずですが、スコルジャはFCWC明けから2試合続けて小森をスタメン起用。しかも小森の出来は悪くなく、そのままレギュラーに定着しそうな勢いに。スコルジャが設定した一定の基準を小森はあっさりクリアしていて、髙橋は超えられなかったのでしょう、たぶん。
これでさすがに髙橋の心が折れてしまったかなぁ・・・今の浦和ではほとんど出番がなく、すでに27歳という年齢を考えると浦和よりは出番がありそうなところからオファーが来れば移籍を考えるのは無理もありません。ただ移籍先が同一カテゴリー、しかも何かと因縁の深いあのチームなことが残念でなりませんが。
佐藤といい、前田といい、「ずっと浦和が好きだった」選手が割とあっさり浦和を去ってしまうのは残念でなりませんが、「プロフットボーラーは試合に出てナンボ」だから諦めるしかないかなぁ。まぁチームに散々迷惑をかけた挙句に同一カテゴリーのライバルチームに移籍金ゼロで移籍する矢なんとかよりはずっとマシな移籍ですし。
これで浦和強化部は今夏長倉、二田、髙橋と出番が少なかったFW陣を相次いで整理。CFは小森、サンタナ、場合によって松尾と一応頭数はいるので、出番の少ない選手を整理するのは間違ってはいないですが、優勝を狙うチームのCFとしては質的に物足りないのは明々白々。そもそもスコルジャはサンタナをそんなに評価していないのは昨年の扱いから明らかなので、この夏の移籍期間に動くと思いたいのですが・・・
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