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2025.08.31

赤辛カツ丼@かつや

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 「かつや」が2025年8月18日から期間限定で発売中の「赤辛カツ丼(869円)」を試食。「カレーカツ丼」も併売。

 「ひき肉とニラ、ラー油と唐辛子をトッピングした『赤辛カツ丼』と、そこにかつやのカレーを合わせた、いつもとは一味違う装いの『カレーカツ丼』」というのがかつやのウリ文句で、共に新作のようです。

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 「カレーカツ丼」だとなんだかんだとカレーの味が全てを覆いつくしてしまう嫌いがあると思って「赤辛カツ丼」をチョイスしましたが、これが大正解。ウリ文句には全く触れられていませんが、コチュジャンらしきものが加わった韓国料理っぽい旨辛の「辛」のほうにややベクトルを振った感じでしょうか。ひき肉とニラはほとんど存在感が感じられませんが、かつがたっぷり乗っているのでなんら支障なし。

 とにかく思った以上に旨味があって個人的には大満足でしたが、ヒリヒリ感、スパイシー感を追及したい向きには合わないかも。

 またタレにそこそこ粘度があるせいかご飯の表面はタレが過剰で、底の方には染み渡らないのが残念。かといってビビンバのように混ぜてから食べるわけにもいきませんし。食べ始めはかつに卵黄を絡めて過剰感を薄めながらいただきましたが、いかんせん卵黄が小さくて力不足。

 細かい難はあるものの、新作にしては割と完成度の高い一品でした。

 なおかつやは一時100円割引券の紙配布を止めて公式アプリでのクーポン配布に変えていましたが、今回また100円割引券をもらいました。アプリ配布のクーポンはかつやの客層には合わなかったのかな?

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2025.08.30

いっぱい茶屋 東宝@津山 ~ ホルモンうどん

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 津山駅前のバスターミナルを挟んでほぼ向い辺り。黄色い看板が遠目にもよく判ります。先客6、後客2。

 本業居酒屋ですが、店先に大書されている津山名物の「ホルモンうどん(850円)」を注文。後払い。

 店内は縦長L字型カウンター12席のみ。卓上には醤油、一味、塩。大将が鉄板でせっせとホルモンうどんを焼いており、その油煙がちょっと店内にこもりがち。

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 具はホルモンの他に、もやしとキャベツ。ホルモンはいろんな部位が入っていて楽しい限り。味噌だれベースで、ビールが進むようにかなり濃いめの味付け。他客がアテ代わりにこれを頼んているのも納得。昼ならご飯をつけて「ホルモンうどん定食」になり得ます。

 大昔に「ホルモンうどん」を出す店の代表格「橋野食堂」で試食した際は麺が柔らかくて正直イマイチでしたが、ここは麺のコシがしっかり保たれていてこれまた嬉しいのなんの。大満足の逸品でした。

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 近所のホテルに入居してるローカルファミレスでもホルモンうどんを売り出してるとは!!

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2025.08.29

マグロ天合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2025年8月22日から期間限定発売中の「マグロ天合盛り定食(1045円)」を試食。昨年9月に売り出された商品の再販ですが、昨年の期間限定メニュー年間販売数ランキングTOP5に入り、一時売り切れになるほど反響が大きかったそうで。

 「マグロ天合盛り定食」がマグロ天4個&カリッともも2個という構成なのは昨年と同じ。醤油・大根おろし・わさびとアクセントとなる調味料が3種類用意されているのも昨年同様。ただ値上がりしてとうとう定価は千円超に。

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 「厳選したまぐろは、下味をつけ、軽い衣と食感で次々と口に運んでしまう天ぷらに仕上げています。そのまま食べても旨味たっぷりで美味しい『マグロ天』ですが、 醤油・大根おろし・わさびをつけることで、様々な顔をみせる味わいで、看板メニューの『カリッともも』と共にご飯のおかずとして食べ進めることができます。」というのがからやまのウリ文句。

 ウリ文句通り、まぐろ天は下味がしっかり付いていてそのまんまで十分ご飯のおかずになりえます。しかも軽い仕上がりなので特に胃にもたれることもなく、飽きもせず。

 味変アイテムは個人的には特になくてもなんら困りませんでしたが、醤油は無駄に味を重ねすぎるのであってもなくても可。大根おろしはさっぱり感を演出するにはちょっと力不足なので、わさびを寿司のようにちょこんとまぐろ天に乗せて頂くのが最善と思いました。

 まぐろ天4個&カリッともも2個というバランスも最後まで飽きずにいただくには最適。並盛りだとちょっとご飯が足りなくなるくらい。ご飯大盛り(+50円)でちょうどいいくらい。

 「からやま」が揚げ物それ自体の美味さを活かす方向で「合い盛り」を考えているのに対し、同グループの「かつや」の「合い盛り」は往々にして相性もへったくれもなく、ひたすらボリュームを追いかけ、ソースをぶっかけがちなのは実に不思議です。

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2025.08.28

【祝】イサーク キーセ テリン選手 完全移籍加入

 いささか旧聞になってしまいましたが、先日(8/24)にイサーク キーセ テリン選手(33歳)の完全移籍加入が公表されました。公表時には「今後はメディカルチェック等を経て、正式契約が結ばれる予定です。」とありましたが、どういうわけかテリンの天皇杯の選手登録は既に済ませているようです。

 Jリーグの移籍ウインドーは20日に閉じてしまいましたが、テリンは7月にスウェーデン1部マルメを退団して無所属。無所属の選手はJリーグでは9月12日までは登録可能なので、遅まきながら浦和は一応待望のCF補強に成功しました。

 テリンの移籍話は8/16にスウェーデンメディア「エクスプレッセン」が「浦和レッドダイヤモンズがイサーク・キーセ・テリンとの契約を希望している」と報じたのが嚆矢。8/21には報知が「浦和が元スウェーデン代表FWイサク・キーセ・テリン(33)を獲得することが20日、濃厚となった。同国メディアでも浦和との接触が報じられてきたが、獲得交渉は最終段階に入った模様。」と続報を出したものの、機関紙スポニチは沈黙したままだったので交渉がボツになったのではないか?と気が気でなりませんでしたが、無事成約となりました。

 無所属なのに交渉が長引いたのは「浦和が1年契約でオファーを提示。テリンは2年契約を望んでいる」と、契約年数で両者の意向が異なっているとの話も。33歳の選手に2年契約はないと思いますが、破談になると困るのは浦和のほうなので2年契約を飲んだのでしょうなぁ・・・

Job_kikori

 テリンは元スウェーデン代表で、代表では33試合5得点を記録し、ロシアW杯にも出場。マルメでは昨季まで3季連続2けた得点を挙げたものの、今季は16試合3ゴールに留まりました。

 「高さと強さを兼ね備えた決定力のあるストライカー。中盤とのコンビネーションにも優れ、ゴール前での存在感を発揮するだけでなく、前線からの献身的な守備やハードワークもこなすことができ、チームに大きなエネルギーをもたらしてくれる選手。」というのが浦和のウリ文句ですが、この辺は風俗嬢の釣り書きみたいなもので、実のところは見てのお楽しみということで。

 今季の浦和は長年にわたって1トップを務めてきた興梠が引退し、リンセンの退団も決まったのでオフにトルコ代表FWジェンク・トスンの獲得に動いたものの、これが最後の最後で破談になったのがケチのつけはじめ。スコルジャは昨季全く評価していなかったのが丸わかりのサンタナを仕方なくCFに使っていましたが、そのサンタナも春に故障。しかもグロインペイン症候群から来る離脱だったことまで判明して踏んだり蹴ったりでした。

 守備面での貢献が非常に低く、攻めてはボールは全く収まらず、おまけにそれらの欠点に目を瞑れるくらいボコボコ点を取るわけでもないサンタナのあんまりさに業を煮やして強化部は急遽テリンを採った訳ではなく、小森同様以前から獲得を考えていた選手だったというのは好材料です。

 無所属の外国人CFの獲得と言えばカンテを思い出しますが、カンテもコンディションが上がって大爆発するまで半年くらいかかりました。テリンもすぐに大爆発とはいかないでしょうが、浦和の救世主になって欲しいものです。

イサクは点を取る へいへいほー

ボールは収まるよ へいへいほー

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【観戦記】25年天皇杯準々決勝:FC東京 2-1浦和 ~ 毎度お馴染みの負け方

「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は茶番として」なのか、スコルジャも。

《スタメン》

 浦和は直近のリーグ戦から中4日、F東京は中2日とコンディション面では浦和が有利な一戦。

 浦和は負傷離脱していた小森がいきなりスタメン復帰して関根がベンチスタートに。それ以外は早川がベンチ外になったくらいでメンバーに全く新味なし。

 一方F東京はバンクーナカンデ→トレヴィザン、小泉→東、俵積田→常盤、仲川→ヒアン、長倉→ギリェルメとスタメンを5枚も入れ替え。浦和からレンタル移籍中の長倉は契約上浦和戦には出られませんが、室屋・安斎・高・佐藤・遠藤といったところは怪我でもしているのかここ2試合ベンチ外で、スタメン組成に苦しんでいる模様。

 ちなみにこの試合、本来はF東京に開催権がありましたが、味スタを確保できなかったので浦和のホーム埼スタで開催される運びとなりました。プロの興行に適さないスタジアムで無理やり試合を強行するどこかの残念なクラブと違って、F東京の見識はさすが首都を名乗るだけのことはあります。

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《試合展開》

 F東京はやはり中2日がきついのか立ち上がりから動きが悪くてほとんど前プレをかけてこず、しかも守備ブロックもタイトとは言い難いので、浦和は選手間で浮いている選手に縦パスを通しまくって序盤から相手を押し込む展開に。

 3分には松尾が自陣から長い距離を走って単騎カットインしてそのままシュートを放つもわずかに枠外。12分には小森がボックス内でサヴィオのパスを受けるもシュートはトレヴィザンにブロックされてCKに。18分には松尾クロス→小森ヘッドの良い形を作るもバーの上。

 F東京はおよそチームとして体をなしておらず、全く守りにも何にもなっていないので悪質なファウルで浦和を止めるしかなく、21分橋本、25分常盤とCHが立て続けにイエローをもらってしまって早くも中盤のフィルターが壊滅状態に陥り、最終ラインにやたら人数を割いて守るだけに。また攻めてはビルドアップが全くできないので縦にポンポン蹴るしかなく、前半のF東京のチャンスらしいチャンスは17分ヒアンが反転シュートを放った場面くらい。

 そんな残念過ぎる相手に一方的にボールを支配しながらも次第に攻め倦んでしまった浦和でしたが、42分F東京のビルドアップミスに乗じてグスタフソンがパスカットしたところからショートカウンターが発動。中央でグスタフソンの縦パスを受けた小森が溜めて右サイドからボックス内に突入した金子が見事なコントショールショットを放って浦和がようやく先制!!

 劣勢のF東京は後半頭から野澤→俵積田、岡→バンクーナカンデと2枚替え。快足俵積田投入の効果は絶大で、後半開始早々にヒアンに決定機。そして52分俵積田の縦パスを受けたギリェルメが左サイドを突破したのを契機にF東京に決定機。ヒアンのシュートはいったんブロックしたものの、こぼれ玉を拾ったヒアンがワラワラいる浦和DF陣を全く苦にせずにわずかに空いたシュートコースにボールをねじ込んで同点に。

 後半のF東京は前半とは打って変わってやたら前からプレスをかけてくるようになり、相手の出方の変化に戸惑った浦和は試合をコントロールできなくなってビルドアップでミス続出。

 浦和は故障明けで90分持たない小森を諦めて、62分関根を入れた辺りからお馴染みの「代えれば代えるほど悪くなるコース」へまっしぐら。

 勢いにのるF東京は62分東に代えて仲川を投入して勢いマシマシ。65分ショルツのロングボールに対してあろうことかマリウスがギリェルメに競り負け。ギリェルメの横パスを受けたヒアンはなぜかどフリーで難なく逆転ゴール。

 その後F東京は足が攣る選手が続出したためATは10分もありましたが、浦和の選手交代はいつものようにどれ一つとして効果はなし。最後は左荻原、右関根と両SBを代え、余った長沼がなぜかCHに配されるという謎采配を見せて執拗にハイクロスを入れてはみたものの、ことごとく相手に跳ね返されて試合終了。

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《総評》

 上位対決とばかりに張り切って敵地柏に乗り込んだものの、予定調和的な大逆転負けを食らってしまい、リーグ優勝の夢が一気に萎んでしまった感ありありの浦和。これで天皇杯の優先度が一気に上がってしまったのは想像に難くありません。

 そこで日程面で相手より有利なこともあってか、スコルジャは「ベストメンバー」をスタメンに起用して天皇杯準々決勝必勝を期したこと自体は個人的には全く間違っていないと思います。ただその結果は「天皇杯に負けた上に主力が疲弊して中3日で続くリーグ戦にダメージが残る」という最悪の結果に終わってしまいました。

 トーナメントなのでどんなに内容が良くても負けたら終わり。しかしこの試合は負け方も悪くて、いつもの「代えれば代えるほど悪くなるコース」からの逆転負け。柏戦は相手が一枚も二枚も上手だったと思いましたが、F東京は残念ながら「残留争いから抜け出せないのも当然」と思えるような酷いありさまで、そんな相手にお馴染みのパターンで負けるとなると甚だがっくり来ます。

 終盤「それはアカン!」ってわかりきってる手を何度も放って案の定負けるって、まるで「バンザイ突撃」みたいで実に悲しいのなんの。大久保とか柴戸とか、ここまで出場機会の少ない選手を使って力及ばずなら仕方ないと諦めもつくのですが・・・

 後半の試合運びが拙い、拙すぎることについて試合後会見でも記者から鋭く詰め寄られていますが、スコルジャは「我々のミスは疲労から生まれたものだと思います」「機会があれば後半のセットアップでも練習をしたいと思っていますが、この気温の高い中、練習をできるだけコンパクトにするために、今週でそれができたのは戦術練習の中のみでした。ゲーム形式では、それはできませんでした」となんとも頼りない言葉を並べるばかり。

 松尾は試合後の会見で「相手はただマンツーマンでハメてきているだけなのに、浦和はビルドアップのチョイスミスが多過ぎる」と最終ラインの選手をボロクソに言ってて、それはそれで一理あるのですが、石原やマリウスのやられっぷりを見ると、全く代えが効かない最終ラインは身体も頭も疲労困憊なのでしょう。やられる気がしない選手がやられると、浦和は実に脆い。

 天皇杯ベスト4にACLE組が全て残っているのは偶然ではないでしょう。ACLE参戦に備えて適宜ターンオーバーしながらも天皇杯を勝ち進められるだけの選手層を有しているからこそ。そしてそれは今の浦和に最も欠けているもの。

 浦和強化部は昨冬のオフは結構頑張って補強しましたが、随分金をかけた割にはバランスが悪いのと肝心のCFの補強に失敗したので結局のところ「13位のチームをトップハーフの下の方に引き上げる」くらいの効果しかなかったみたいで。そしてバランスの悪さは今夏に解消されないという不可解さ。

 昨年の夏の移籍期間が終わった直後のヘグモ更迭&スコルジャ招聘という無理筋な監督人事は残念ながら失敗に終わり、しかもスコルジャ再就任後その要求水準を満たす補強も出来なかったのですが、浦和強化部は今後どうするのかなぁ・・・どう考えても堀之内SDの首は涼しいと思いますが。

 もっとも2度目のスコルジャもまた思った以上に残念なのも確か。渡邊負傷離脱という大誤算もありましたが、シーズン序盤は今にして思えば非常に珍妙なスタメン構成で勝ち点を落としまくり、ようやくチームが軌道に乗ってきたと思えば基本スタメン固定が災いして極めて薄い選手層で闘わざるを得なくなる始末。「実力上位の相手にもなんとか勝ち筋を見つけるのが上手い」という意味でカップ戦向きの監督と信じていたのに、カップ戦でもこのテイタラク。「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は茶番として」なのか、スコルジャも。

 「今の強化部がスコルジャよりマシな監督を連れてくる気がしない」ので、私個人としてはよほどのことがない限りスコルジャは来年も続投派ですが、この試合の負け方を見て「もうスコルジャだめかもしれん・・・」という気になりました。そしてまた浦和は分の悪い賭けに打って出て、負けるたびに「リカが」「ヘグモが」と死んだ子の年を数える派を増やすのかもなぁ・・・

《選手評等》

・この試合は後ろに酔っ払いのヤジらーがいて実に不愉快でした。おまけにそういう馬鹿に限って声がでかい。さらに斜め前には堂々とレプリカ来ている瓦斯者がいて不快感マシマシ。普段の席がめちゃ恵まれていることを実感。

・この試合の池内主審はかなりマシなほう。下ぶれすることがあるだけで、平均的にはJ1ではマシな主審かもしれんと最近思いはじめました。負けを審判のせいにも出来ないのが辛い(つД`)

・守備貢献度が皆無に近くても、あれだけ決定機をちゃんと決めてくれたら十分ペイするわなぁ・・・マルセロヒアン恐るべし・・・それにひきかえ・・・・

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-----小森-----
松尾---サヴィオ---金子
---グスタフ---安居--
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
42分 金子

(交代)
62分 小森→関根(関根左SH、松尾CFへ)
77分 金子→サンタナ(サンタナCF、関根右SH、松尾左SHへ)
77分 安居→松本
87分 石原→荻原
87分 グスタフソン→原口

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-----ヒアン------
ギリェルメ--東----野澤
---常盤--橋本---
岡--トレヴィ--ショルツ-長友
-----スンギュー----

(得点)
52分 ヒアン
65分 ヒアン

(交代)
HT 岡→バングーナガンデ
HT 野澤→俵積田(俵積田左SH、ギリェルメ右SHへ)
62分 東→仲川(ヒアン&仲川の2トップ気味に)
73分 ヒアン→山下
73分 常盤→小泉

 

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2025.08.27

ユウゼン 金山店 ~ ミラカン

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 名鉄/JR金山駅北口からスギ薬局のある東側へ歩いてすぐ。名古屋名物「あんかけスパ」専門店で名古屋市内に金山店を含めて4店展開していますが、名古屋駅近くには店がないのでよそ者には知名度が低いかも。

 11時の開店直前に到着したところ先客2。開店と同時に三々五々客がやってきましたが、客は見事なまでにオッサンだらけ。観光客が混じる名駅近くのあんかけスパの店とは明らかに客層が違います。

 店内の券売機で「ミラカン(1050円)」を注文。他客の注文もミラカンが目立ちましたが、他のメニューを注文している方も結構いました。なお「ミラカン」とは「ミラネーズ」と「カントリー」のミックスという意味だそうです。

 またあんかけスパはどの店でも概して量が多く、個人的には「並」で十分ですが、1.2前(+100円)や1.5人前(+180円)どころか2人前(+300円)を頼む豪の者も。

 店内は縦長カウンター9席と4人卓×4。卓上には粉チーズ、タバスコ、ブラックペッパー。

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 ミラカンは見た目通りウインナー、ベーコン、マッシュルーム、オニオン、ピーマン 、コーン、トマトなどの炒め物まみれで、脂っこいのが特徴。以前「チャオ」で食べた時はちょっとだけ混じっている生トマトがアクセントというにはちょっと個性が強すぎるという印象を受けましたが、ここはその弊を免れていました。

 そして麺や具の上にはあんかけソースがたっぷり。「じゃがいも・玉ネギ・ニンニク・人参など厳選した野菜と牛肉をじっくり煮込み、『青い海の塩シママース』を使い、まろやかな風味をつけたスパイシーソース」というのが店のウリ文句。

 スパイシー感がちょっと大人しい感じがしたので、卓上のブラックペッパーをかけてみましたが、これが非常によく合いました。なお「白・黒コショウを増量し、唐辛子も加え調合した辛口ソース」、通称「ストロング」も無料で変更できるようです。次回はそれにチャレンジしてみます。

 なお食後に「日替わりトッピングサービス券」をもらいました。往訪時の日替わりトッピングはチキンナゲットでした。

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2025.08.26

まぐろ鉄火丼@すき家

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 「すき家」が2025年7月8日より期間限定で発売中の「まぐろ鉄火丼(830円)」を「大盛(+60円)」で試食。「まぐろ鉄火たたき丼」や「ばくだんまぐろ鉄火丼」も併売。海鮮系の丼を得意とするなか卯とは対照的にすき家が海鮮系の丼を出すのは珍しい気がします。

 わさびが付いてきますが、卓上に「だし醤油」が置いてあるなか卯とは違ってすき家の卓上にはただの醤油しかないのでわさび醤油は丼に回しかけずに、刺身みたいにちょん漬けしながらいただきました。

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 「まぐろ鉄火丼」は、まぐろの切り身をごはんに盛り付けた商品です。色鮮やかなまぐろをごはんと一緒に頬張ると、赤身の旨みを口いっぱいにご堪能いただけます。」というのがすき家のウリ文句。

 ここまで超シンプルな商品だとまぐろの状態がよほど悪くない限りは大ハズレすることはなく、かといって大当たりすることもない、無難としか言いようがない出来に落ち着きます。ご飯は少々ぱさつき気味な辺りはなか卯でもありがちな話ですし。

 でもなか卯ならなんかもうひと捻り入れてたんじゃないかなぁ・・・そんな気がしてならない一品でした。

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2025.08.25

かすが堂@川口 ~ 味噌ラーメン

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 川口駅の東側「ふじのいち商店街」内。中華料理「大晃飯店」の跡地。先客ゼロ、後客4。

 卓上のタッチパネルで「味噌ラーメン(880円)」を注文。後払い。

 店先でデカデカと「北海道味噌ラーメン」と掲げていますが、メニューは多彩で「昔ながらの中華そば」や「函館塩」「旭川醤油」なども用意。また往訪時は期間限定で「冷やし味噌ラーメン」や「冷やし担々麺」も出していました。さらに驚いたことに町中華並みに各種定食も出していました。

 店内は窓際にカウンター6席と広めのボックス席が6セットくらい。2Fは「餃子酒場」として営業しているようです。卓上にはラー油、酢、醤油、一味、胡椒、おろしニンニク、刻み玉ねぎ。

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 スープはさらさら系で、炒め物から来る脂っ気もあまり感じられず。「北海道産の赤味噌と白味噌をブレンドした特製味噌ダレ。新鮮な豚骨と丸鶏をじっくり長時間煮込んだ白湯スープ。」というのが店のウリ文句ですが、残念ながら思わず惹き込まれるようなコクは感じられず。まぁやたらしょっぱかったり、濃すぎたりするよりはマシかもしれませんが・・・

 麺は黄色い中細ごく緩い縮れ入りで、噛み応えもしっかりしており、これは悪くありません。量もやや多め。

 炒め物はほぼもやしで、わずかにタマネギ交じり。チャーシューは炙ったのが一枚だけでひき肉は確認できす。他に刻み青ネギ。

 クォリティーがSCのフードコート店と大差がない上に、ラーメン屋にしては店のキャパが無駄に大きいのが災いして家賃が経営の足を引っ張りそうな気も。

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2025.08.24

鬼おろし鶏からぶっかけ@丸亀製麺

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 丸亀製麺で「鬼おろし鶏からぶっかけ・並(890円)」を試食。「鬼おろし鶏からぶっかけ」は「鬼おろし肉ぶっかけ」共々夏の定番商品と化してきた模様。「肉ぶっかけ」は主にロードサイド店で販売され、同時期に「鶏からぶっかけ」が主にSC内店で売り出されるのも例年通り。ただ残念ながら丸亀製麺も値上がりが著しく、「大」だととうとう千円超えに。

 「つるっとのど越しの良い冷たい打ち立てうどんに、ごろっと3つの鶏からとシャキシャキの鬼おろしをのせた一杯。にんにく醤油ベースの特製だれで味付けした鶏からは、外はかりっと中はじゅわっと旨みが溢れます。みずみずしい鬼おろしと、爽やかな特製ぽん酢と柚子、だし香る茄子の揚げ浸しと一緒に食べれば、ボリュームがありながらもさっぱりとお召し上がりいただけます。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

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 鶏ももから揚げは店内で味付けし、ひとつ一つ丁寧に揚げているんだとか。ただサイズが少々小さめな上に、ちょっと食感が硬く、ジューシーさなんて全く感じられません。この辺は「からやま」などから揚げがウリの店に大きく見劣りしますが、その辺は所詮うどん屋なので致し方ないでしょう。

 一方同時発売の「肉ぶっかけ」の牛肉は個人的には概してかなり甘ったるくて味付けが濃すぎるのが難。「鶏からぶっかけ」はそこまで味は濃くないので、「肉ぶっかけ」より食べやすいという見方もできましょう。

 「鬼おろし」とは、歯がギザギザでまるで鬼の歯のような形をしているおろし器からできる超粗くすりおろした大根おろしで、粗くおろすことで水分が保持され、シャキシャキかつみずみずしい食感を味わうことができるようです。

 そして「鬼おろし」の語感とは裏腹に大根おろしは全く辛くありません。茄子の揚げ浸し共々水気が多いので、鶏からが3つもゴロゴロしている割には全然油っぽくなく、夏らしいあっさり、さっぱりとした味に仕上がっています。無料トッピングの青ネギを加えればなおさら。

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2025.08.23

【DAZN観戦記】25年第27節:柏 4-2 浦和 ~ 予定調和的な逆転負け

 とにかく使える選手層が薄すぎて「代えれば代えるほど悪くなる」浦和の難点を曝け出しまくっての大逆転負け。サンタナ投入辺りから逆転負けのシナリオがありとあらゆる赤者の脳裏にちらついてしまい、実際そのシナリオ通りに負けてしまうという予定調和的な負けっぷりには苦笑するしかありませんでした。

《スタメン》

 浦和のスタメンは前節負傷した小森に代えて関根が入っただけ。試合前の会見でスコルジャは「凌磨、もしくは小森のどちらかが柏戦に間に合えば」と語っていましたが、案の定どちらも間に合わず。まぁスコルジャの希望的観測は叶った試しがないので、この辺は想定内。

 ベンチに中島に代わって早川が入った他、故障が癒えてもなかなかコンディションが上がらずに苦しんでいた柴戸が浦和復帰後初のベンチ入り。マンツーマン守備の相手には当たり負けしない中島、そうでない相手には早川と使い分けているのかも。

 柏はここ2試合ベンチ外だった小泉がスタメンに復帰した他、同じく前節ベンチ外だった山田をスタメン起用して、瀬川と原川がベンチスタートに。

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《試合展開》

 意外にも試合の入りは浦和がボールを支配して敵陣に攻め込む展開になり、柏に何もやらせないまま5分サヴィオCKから長沼ヘッドで先制。サヴィオのキックを垣田がクリアしきれずに後方へ逸らした格好になったのが仇となってボールは長沼のもとへ。

 その後は戦前予想通り柏が一方的にボールを支配し、浦和が低い位置で守備ブロックを敷いて我慢する展開に。試合前会見でスコルジャは「ハイプレスを掛けて、破られたらしっかりゾーン1の守備をしないといけません」と語っていたので、ほとんどハイプレスに行かないのは予想外でしたが、終わってみればこれが自分で自分の首を絞めたことに・・・

 ボールを握り倒す柏は11分小屋松のパスを受けた中川がシュートを放つも西川の正面。20分には山田がドリブルでボックス内に突入し、垣田とのパス交換からシュートを放つも、ここも西川がセーブ。

 浦和は関根が久保と対峙しながら最終ラインに吸収されて5-4-1気味になってしまう時間帯が長く、最前線で松尾が孤立してしまいがちなのでカウンターを繰り出せずに苦戦。34分にようやく安居の縦パス一本で松尾が裏抜けに成功したものの、ここはGK小島との1対1を決められず。

 ところが、43分中央でボザの縦パスを受けたサヴィオがワンタッチで右サイドでどフリーの金子へ展開。これが効いて金子がボックス内まで激走し、中央の関根を経由して左サイドからボックス内に突入した松尾のシュートが決まって2点目。長らく劣勢を我慢した甲斐あったと思えるような、人数をかけた鮮やかなカウンターが決まりました。

 まさかの2点ビハインドに陥った柏は後半頭から三丸→杉岡、垣田→瀬川と2枚替え。後半も柏がボールを支配して浦和を自陣深く押し込む展開が続き、54分小屋松が左サイドを破ってクロス。渡井がいったん収めた後の混戦から杉岡の上げたふんわり浮き球を瀬川が決めて反撃開始。

 57分久保への対応で疲労困憊の関根を早々と荻原に代えるも、これが「代えれば代えるほど悪くなる」浦和の始まり。途中投入の選手が早速結果を出す柏と好対照。

 柏は63分小泉→細谷と代えた一方、浦和は足をつった松尾に代えてサンタナを投入するも、いつものようにサンタナはボールを全く収められないので浦和は傷口を広げるだけに。浦和はただでさえローブロックで耐えるだけに陥っているのに、サンタナが前でボールを収めてくれないので最終ラインを押上げることもできず、ましてや自分でボールを握って一息つくことすらできない惨状に陥りました。、

 柏は73分山田→小西、渡井→仲間と代え、74分には早速仲間のミドルシュートがバーを直撃!!78分にはボックス内で仲間がポストプレー&ヒールで流して細谷に絶好機が訪れましたが、細谷のシュートは石原が辛うじてブロック!!そして石原はこのプレーで完全に燃え尽きました。

 浦和は79分サヴィオ→松本、石原→原口、金子→大久保と代え、荻原左SB&長沼右SBと布陣を変更しましたが、スタメンは既に疲労困憊な上に途中投入の選手は揃いも揃って何の役にも立たず。途中投入の選手が次々と決定機的な仕事をする柏とのコントラストが残酷なまでに鮮やかに。

 83分細谷&瀬川の見事な連携から細谷の同点ゴールを食らい、90分には左サイドからの小西のクロスがファーのポストに当たって逆転ゴール!! サンタナ投入辺りからこの試合を見ていた方の大半に「浦和が同点に追いつかれ、逆転負けするシナリオ」がちらついていたでしょうが、寸分たがわずそのシナリオ通りの試合展開になってしまって苦笑するしかありませんでした。

 逆転された浦和は破れかぶれの反撃らしい反撃もできず、90+6分には小屋松のクロスがポストを直撃した跳ね返りを久保に詰められてダメを押されて計4失点で大逆転負け。

 試合後にはゴール裏のサポとサンタナ&原口の間で口論があったそうですが、まぁ怒りの矛先がとりあえずこの両選手に向かってしまうのは仕方ないでしょう。

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《総評》

 試合前には暫定首位の町田、2位の神戸とは勝ち点5差。対戦相手の柏(暫定3位)とは勝ち点3差で、柏との得失点差もわずか1なので柏に勝てば順位が柏より上になるという状況下での試合。おまけに浦和は鹿島&町田他上位チームとの対戦を残しまくっているので、柏に勝てばいよいよリーグ優勝も現実味を帯びてくる。一時は霞んで見えなかった、いや見ようとすらしなかったリーグ優勝という文字が朧気ながら目に入ってきたような気がする中での一戦でした。

 しかし終わっていれば、とにかく使える選手層が薄すぎて「代えれば代えるほど悪くなる」浦和の難点を曝け出しまくっての大逆転負け。サンタナ投入辺りから逆転負けのシナリオがありとあらゆる赤者の脳裏にちらついてしまい、実際そのシナリオ通りに負けてしまうという予定調和的な負けっぷりには苦笑するしかありませんでした。もう毎度毎度手を変え品を変えながら自爆ボタンをひたすら押して負けつづける「アクダマン」かっちゅーねん・・・しかも自爆ボタンと判っていながら押すしかない切なさ。

 先発投手が好投したのに中継ぎ&クローザーが滅多打ちにされて、先発投手がうつろな目になっている姿を中継カメラに抜かれるのって、めっちゃ野球っぽい絵面でした。この試合のサヴィオは今年一番の出来といってもいいくらいだったのに実に気の毒。

 ただこの試合に関して言えば「控え選手の残念さ」以前に、柏相手にローブロックで守る時間がやたら長くなってしまったことに敗因を求めたほうが良いのかもしれません。

 先述のように早々と先制した浦和は序盤からリトリート主体で守っていましたが、試合後会見でスコルジャが「思いどおりの守備ができなかった試合でした。ハイプレスもそうですが、ミドルブロックも押し込まれてしまいました。」と語っているところを見ると、意図的に引いて守ったわけではなさそう。

 しかもハイプレスが出来なかったのは「もしかしたら、我々の指示が十分はっきりとしていなくて、それが実行できなかったのかもしれません。」という要因を上げると共に「フィジカル的な要素もあるかもしれません。」「フィジカル的にここまで状態が悪い試合は、あまり記憶にありません」とフィジカル面の要因を上げているのが気になりました。日程面で柏より浦和の方がきついわけではないにも関わらず。

 そして関根を皮切りに消耗しきったスタメンを早めに代えざるを得なくなり、あとは「代えれば代えるほど悪くなる」のがスコルジャ自身も判り切っているのに代えざるを得ないのは実に辛いでしょうなぁ。使えないと判っていても物理的に他に駒がいないんだから使わざるを得ない。自爆ボタンと判っていてもそれをひたすら押しつづけるしかない辛さ。

 その結果リカが試合後「われわれがボールを支配し、そして相手を動かせる、走らせることによって彼らの足が止まる。それこそがわれわれの狙いです。それをしっかりと後半もやり続けて、やり続けたがゆえに4ゴールが決まったと思います。」と豪語した通りの試合内容&結果に。

 柏にはサヴィオのような個人レベルでスーペルな選手は一人もいないけれど、監督の好みに応じた選手をかき集めて交代選手の質&量で、既に疲労困憊な上にロクな補給もしてもらえずに弾丸が尽きた浦和を殴り倒しました。昨年の戦績は柏のほうが浦和よりさらに悪かったのに、フロントの頑張りの差であっという間に逆転。チーム間の力量差が小さいJリーグならではでしょうなぁ、これは。

 堀之内SDが今夏にスピーディーな補強ができなかったのは判りましたから、あとは今季末にスコルジャに成績不振の責任をおっかぶせてクビにすることだけは勘弁してほしいものです。スコルジャに至らない点は多々あるとは思いますが、ロクに選手も連れて来れない強化部がスコルジャよりマシな監督を連れて来れるわけないでしょうから。

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《選手評等》

・徹底して裏抜けを狙わせるつもりでCF起用しているであろう松尾のほうがサンタナよりボールが収まるのは衝撃的でした。サンタナ、どんだけ収まらんねん・・・

・傅明主審は中国の方。遅延行為にやたら厳しいのには驚きましたが、公式記録で気温29.8℃ / 湿度64%という厳しい環境下だったにも関わらず、給水タイムを取らなかったのが謎でした。これも消耗著しい浦和に不利に作用しましたが、それは言い訳にはなりませんわなぁ・・・

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-----松尾-----
関根---サヴィオ---金子
---グスタフ---安居--
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
5分  長沼
43分 松尾

(交代)
57分 関根→荻原
63分 松尾→サンタナ
79分 サヴィオ→松本
79分 金子→大久保
79分 石原→原口


-----垣田-----
--渡井----小泉--
小屋松-中川-山田-久保
-三丸--古賀--原田-
-----小島-----


(得点)
54分 瀬川
83分 細谷
90分 小西
90+6分 久保

(交代)
HT 三丸→杉岡
HT 垣田→瀬川
63分 小泉→細谷
74分 渡井→仲間
74分 山田→小西

※写真は試合とは全く関係ありません。

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2025.08.22

やよい合い盛り定食@やよい軒

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 やよい軒が2025年8月19日から9月1日までの期間限定発売中の「やよい合い盛り定食(890円)」を試食。

 「やよい合い盛り定食」は、やよい軒のおすすめおかずをバランスよく楽しめる期間限定の定食で、「柔らかい豚肉を風味豊かな特製の生姜ダレで炒めたしょうが焼とサクッと揚げたエビフライとジューシーな鶏の竜田揚げ、ホクホクのコロッケを盛り合わせ、一皿でさまざまな味と食感を楽しめる内容に仕上げました。」というのがやよい軒のウリ文句。

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 いかにも他のメニューに利用されているおかずをそのまんま転用&寄せ集めしたようなお手軽な新メニューですが、正直やよい軒は「こういうのでいいんだよ」と思います。そこそこ美味くて、そこそこ安くて、とりあえずお腹一杯になるというニーズに目一杯応えてくれるだけで十分合格点。
 
 その点この前に発売された「牛バターちゃんぽん焼定食」はちゃんぽん麺でボリュームをかさマシ、ごまかしているにも関わらず1150円もするという、どう見てもコスパがあまり宜しくないシロモノで、やよい軒のヘビーユーザーのニーズからはかけ離れていたように感じました。

 4品あるおかずの中で秀逸なのは鶏の竜田揚げ。ウリ文句通りにジューシーで、これは「からやま」と十分対抗できます。しょうが焼は「特製の生姜ダレ」が効きすぎてやたら味が濃くてご飯進みまくり。マヨネーズが必要以上にべっとり付いている辺りも実にやよい軒らしいかと。

 あえてもう一度言おう。こういうのでいいんだよ。

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2025.08.21

たっぷりトマトのハヤシライス@松のや

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 「松のや」が2025年8月13日から期間限定販売中の「たっぷりトマトのハヤシライス(790円)」を試食。トッピングなしだとあまりにも寂しいので、前回試食時にもらった無料サービス券でコロッケをつけてもらいました。

 「夏といえば、やっぱりトマト!トマトの爽やかな酸味と、コク深いハヤシソースが絶妙にマッチし、ごはんがどんどん進むおいしさです。さっぱりとした味わいに、満足感たっぷりの一皿に仕上げました。旨みあふれるやわらかい牛肉と、トマトが溶け合う、夏にぴったりのごちそう」というのが松のやのウリ文句。

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 残念ながら「トマトの爽やかな酸味」がやたらきつくて、ハヤシソースのコク深さや牛肉の旨味などを悉く消し去っているような気がしました。松屋の「トマトカレー」も概して酸味強めですが、ハヤシだとデフォルトでも少々酸味があるので、トマトと合わせると酸味マシマシになってしまったのでしょう。

 松屋の「うまトマハンバーグ定食」が大人気すぎて一時販売時間を制限せざるを得なくなり、その後増産を決断して終日販売に復した経緯がありますが、そこで余ったトマトを転用してお手軽にこの商品を作っただけなのかも。

 ただコロッケを付けたのは大正解。松のやのコロッケはやや甘めなので、トマトの酸味を中和するのにちょっと役に立ちました。

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2025.08.20

幸龍軒@大塚 ~ モツニラあんかけラーメン

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 山手線大塚駅南口から駅前広場を越えて南大塚通り側のローソンの先にある「サンモール大塚商店街」のゲートをくぐってすぐ。先客5、後客ゼロ。

 飲み屋として使える町中華風の店で麺類、ご飯類、定食類、一品料理等々メニューもやたら豊富。その中で「名物」とある「モツニラあんかけラーメン(1000円)」を注文。後払い。

 メニューは豊富ですが、定食が軒並み千円超なのに象徴されるように、大塚という場所を考えれば正直あまりコスパは良くありません。

 店内は壁沿いに縦長カウンター6席と4人卓×6。卓上には醤油、ラー油、酢、ラーメンコショー、鎮江香醋。往訪時はどういうわけか冷房の効きが悪くて難儀しました。

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 「馬鹿ニラ」という異名がある通り、麺の上にはこれでもかこれでもかとニラがどっさり。挽肉もわずかに入っているので台湾ラーメンに似ていなくもないのですが辛さはあまり感じず、動物系出汁の旨味で押しまくるタイプ。ただかなりしょっぱくて飲み進む気にはなれず、穴あきレンゲが大活躍。また「あんかけ」というほど餡は多くはなく、むしろやたら脂っぽいのが気になりました。

 麺は中細ほぼストレートでやや柔らかめの仕上がり。

 モツは「ゴロゴロ」というほどでもありませんがそれなりに入っていて、くにゃくにゃした食感を楽しむには十分なくらい。でも全体にやや見掛け倒しかなぁ・・・

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2025.08.19

一文字本店@湯の川温泉(函館) ~ 塩

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 函館の郊外、大型温泉旅館が林立する湯の川温泉の南端。函館空港からのシャトルバスの湯の川温泉バス停からすぐ。先客1,後客9。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「塩(1100円)」を注文。後払い。

 メニューは多彩で「あっさり系」は他に正油、「こってり系」に味噌、辛味噌、とん塩、旨辛担々麺、さらに「濃厚背脂入りチャッチャ系」というカテゴリーも。客は地元民だらけのようで、しかも塩ではないものを頼んでいる方が目立ちました。

 店内は縦長カウンター6席と6人掛けボックス席×3、さらに入口脇に島式カウンター8席。卓上にはごまラー油、一味、コショウ、醤油、酢、生ニンニク。水セルフ。

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 「丸鶏や南茅部産昆布をじっくりと煮込んだ」とされる透明度が高いスープは塩ダレ控えめ、脂も少なめの超あっさり、すっきり系。出汁の旨みに惹かれてぐいぐいれんげが止まらない危険なタイプでした!!

 麺は中細ストレートでつるつるした口当たり。スープとの相性、絡み具合は文句なし。なお大盛りを頼んでいる客もいましたが、量は特に少なくは感じず。

 チャーシューは小ぶりですが意外に厚みあり、崩れる寸前までしっかり煮込んでありました。しかも煮卵共々スープを邪魔しないように薄めの味付け。メンマはほんのり甘め。他に海苔、刻みネギ、柚子皮。

 今回往訪した函館の塩ラーメンではここがぶっちぎりに美味しいと感じました。

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2025.08.18

カルビホルモン丼@松屋

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 松屋が2025年8月12日より期間限定販売中の「カルビホルモン丼(980円)」を試食。昨年6月に売り出された商品の再販です。

 「カルビ肉・ホルモン・にんにくの芽に濃厚コク旨もつダレを絡め、ごはんの上に集結させた、スタミナ満点の新メニューが登場します。鉄板でジューシーに焼き上げたカルビ肉と、ぷりっと噛み応えのあるホルモン、シャキシャキとした食感のにんにくの芽、にんにくが効いたコチュ醤かおる濃厚コク旨もつダレが絡み、香ばしい香りが食欲をそそります。カルビ肉とホルモンの肉肉しい旨さに加え、にんにくの芽の食感と味わいが絶妙なアクセントとなり、美味しさを引き立てます。」というのが松屋のウリ文句。

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 味も食感も全然違うホルモンとカルビを組み合わせたことで全く飽きることなし。ホルモンの量が案外多いのも気に入りました。もっとも松屋の厨房の技量ではカルビ肉をジューシーに焼き上げるなんてどだい無理な話で毎度毎度焦げに近い感じで出てきます。

 また「にんにくが効いたコチュ醤かおる濃厚コク旨もつダレ」をきかせすぎて、味が必要以上に濃くなっているのは困りもの。この辺は松屋の丼ものにありがちな欠陥で、おかずが別皿の「定食」のほうが遥かにマシなんですが、サラダ付きの「定食」にすると千円を超えてしまうんだろうなぁ・・・。

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2025.08.17

【観戦記】25年第26節:浦和 2-1 名古屋 ~ 毎度毎度怪我人が出る名古屋戦

 とにかく際どい試合で終盤の醜態には頭を抱えざるを得ませんでしたが、辛勝とはいえ得点はいずれも偶発的でもなんでもなく、名古屋の弱点を的確に突いたもので必要以上にネガティブになることもないでしょう。

《スタメン》

 週央に試合がなかった浦和のスタメンは前節横浜C戦と全く同じ。ただサブに中島が入って、前節まとまった出場時間をもらえて、しかも上々の出来だった早川がベンチ外になったのが不可解でした。早川は今週の練習で小破したのか、あるいは単に徹底的にマンツーマンで来る名古屋相手では使いづらいとスコルジャが判断したのか?

 名古屋は天皇杯から中二日でしたが、天皇杯で8名ものスタメンを入れ替える大幅なターンオーバーを敢行したこともあってか、スタメンはリーグ戦前節京都戦から出場停止の森島に代わって椎橋が入っただけ。ただCB三國とCH稲垣が3連闘。

 なお名古屋はマテウスが負傷離脱中。GKシュミットダニエルも天皇杯で故障。

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《試合展開》

 強風が吹いている訳ではないどころか無風に近く、試合前の豪雨が祟ってか非常に蒸し暑い中での一戦となりましたが、どういう訳か名古屋はコートチェンジを選択。

 そしてどちらも前プレを嫌ってやたらロングボールを多用する残念な立ち上がりでしたが、7分FKの素早いリスタートからサヴィオが個人技で二人を剥がしてがら空きになったバイタルエリアを蹂躙。単騎で持ち運んで小森に横パスを預けると、小森のシュートがCB三國に当たってディフレクトしたのが幸いして浦和先制。

 しかし名古屋もすぐに反撃。10分ロングボールの跳ね返りを和泉が拾って右WB森へ展開。森がフリーで中へ折り返すもここは中でグスタフソンがCKに逃れて事なきを得ましたが、浦和は前半名古屋のピッチ幅を広く使う3-4-2-1のチームらしいサイド攻撃に結構悩まされました。26分には左サイドから和泉クロス→ファーで森に折り返されて中でユンカーに詰められる決定機を許してしまいましたが、ユンカーが合わせ損ねて幸いにもかボールは西川のもとへコロコロと。

 さらに序盤から何度も傷んでいた小森が28分にとうとう松本との交代を余儀なくされるアクシデントも。

 戦況は必ずしも芳しくありませんでしたが、32分右サイドで金子が二人を交わしてカットイン。金子の横パスを逆サイドで受けたサヴィオがアーク付近から鮮やかなコントロールショットを決めて浦和2点目!!松尾が前方を走って名古屋の最終ラインを下げ、中央にぽっかり空いたところに長沼がどフリーで入って囮になってサヴィオを助けているという、惚れ惚れするようなゴールシーンでした。

 また1点目、2点目とも名古屋のお気持ちマンツーマン守備はいったん剥がされるとバイタルエリアががら空きになりがちで、そこから小森やサヴィオのシュートを許している辺りはそっくり。再現性ありまくりで、ここは浦和の研究の成果なのかも。もちろんサヴィオなり金子なり、単騎で相手のマンツーマン守備を剥がせる選手がいてこそ成り立つやり口ですが。

 追加点で俄然優勢になった浦和は45分にはショートコーナーから金子クロス→ファーでボザに決定機が生まれましたが、ボザはヘッドを合わせきれず。45+5分にも石原のサイドチェンジ→左サイドでサヴィオが折り返してアーク付近からグスタフソンに決定機が生まれましたが、グスタフソンのシュートはわずかに枠外へ。

 浦和は次第にポンポンと闇雲に蹴るを止めて、しっかりボールを繋いで相手を走らせる方向へ転換。54分には名古屋の守備ブロックの前から金子が強引に枠内へシュートを放つもここはGKピサノがセーブ。55分CKからの流れでファーの松尾がシュートを放つもGKとの距離が近すぎてGKにぶち当て。57分左サイドのサヴィオから横パスをもらってどフリーでそのまま駆け上がったボザのシュートは僅かに枠を捉えきれず。

 そしてこの一連の好機を最後に浦和は急激にグダグダに。最初に動いたのは名古屋で63分山岸→木村と交代。ボールが収まる木村投入が妙手で、左サイド深い位置からの中山の折り返しを後方から走り込んだ原が豪快なミドルシュートを決めて1点差に。これは原を褒めるしかないのかもしれませんが、前半から何度も食らっているサイド攻撃をとうとう決められてしまったとも言えましょう。

 浦和は71分西川のロングフォードからカウンターの好機を掴むも、松尾はお疲れなのかシュートはGKの正面へ。

 75分に浦和は松尾→サンタナ、サヴィオ→関根、名古屋は和泉→永井、佐藤→河面、ユンカー→浅野と選手を入れ替えましたが、この一連の交代は名古屋の交代が良かったというより浦和が傷口を広げたという印象を強く受けました。

 とにかく笑えるレベルでサンタナはボールを収められないので無駄に試合はオープンになりがちに。83分サンタナの無駄におしゃれなヒールパスを試みて失敗したのを契機に名古屋の分厚い攻めを浴びて至近距離から木村にシュートを撃たれる大ピンチがありましたが、ここは西川が好セーブ。

 88分金子→原口、グスタフソン→中島と代えた辺りから浦和もようやく正気を取り戻したようで、落ち着いてボールを回して試合をコントロールしながら時間を潰し、なぜか7分もあったATも無難にやり過ごし、最後は徳元のクロスを関根が顔面ブロックしてなんとか逃げ切り勝ち。

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《総評》

 DAZNのスタッツではシュート数浦和12、名古屋16、うち枠内7対9。ゴール期待値0.83対1.86と大差がついているのはボックス内からのシュート数で大差をつけられたからでしょう。実感に沿ったこのスタッツ通り、とにかく非常に際どい試合でした。

 スコルジャは試合前の会見で「名古屋はクロスが得意なチームで、2トップと和泉のいい連係が前線で見られます」と名古屋のサイド攻撃を警戒していたにも関わらず、先述のように何度もその得意の形を作られ、そのうちの一つを決められてしまいました。26分の決定機が典型ですが、肝心なところでユンカーが外してくれたのに助けられたような気も。

 そして何より悲惨だったのはサンタナ投入後のドタバタ劇。さすがにスコルジャもサンタナだと前からの守備が全く成り立たないことを痛感したようで、小森負傷後にサンタナを入れずに松尾をCFに上げたのはGJと思いました。でも、高温多湿の過酷な環境下で松尾を90分フルで使うのはさすがに無理なので75分になってようやくサンタナを入れた途端にこの惨状。

 おまけに小森が負傷退場。小森が存外の活躍を見せてくれて「ようやくCFらしいCFが来た!!」と喜んでいたら、その小森が・・・スコルジャは試合後「重傷かもしれない」とこぼしていてかなり心配。

 もっとも辛勝とはいえ得点はいずれも偶発的でもなんでもなく、名古屋の弱点を的確に突いたもので必要以上にネガティブになることもないでしょう。

 上位チームとの対戦を残しまくっている状態で首位と勝ち点4差。浦和も大概ですが、上位チームも独走するだけの力はないようで、忘れかかっていた、いやほぼ目を背けていたリーグ優勝がまた視野に入ってきました。夏の移籍期間も残り少ない中で優勝を狙う気があるのかどうか、浦和強化部の本気度が試されますなあ・・・ようやく元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンにオファーを出したという話が出てきましたがどうなることやら。

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《選手評等》

・この試合のサヴィオはランダムウォーク控えめで、小森負傷退場を受けて左SHに回ってからもちゃんと左サイドにおって、それが2点目に繋がりました。出力がちゃんと制御されているサヴィオはやっぱ頼りになります!!名古屋のお気持ちプレスを個人技一発で交わせば、スカスカの敵陣を蹂躙しまくりでしたし。でもようやくパパが良いところを見せたのに、息子さんは寝ていたのに大笑いw

・中島ってビハインドの時しか使い道がないと思っていましたが、とにかくボールキープが上手いのでサンタナよりは遥かにマシと思ったのが今日の良かった探し。ゲームを落ち着かせるという使い道があるとは!!結果的に早川との入れ替えは大吉でした。

・名古屋ってユンカー・山岸・永井・木村とJ1で実績十分のFWを4人も抱えているのが謎やなぁ。CBのしょぼさと対照的で、ここも選手編成に失敗している系かなぁ? 

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-----小森-----
松尾---サヴィオ---金子
---グスタフ---安居--
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
7分  小森
32分 サヴィオ

(交代)
28分 小森→松本(負傷による交代。松本トップ下、サヴィオ左SH、松尾CFへ)
75分 松尾→サンタナ
75分 サヴィオ→関根
88分 金子→原口(原口左SH、関根右SHへ)
88分 グスタフソン→中島(中島トップ下、松本CHへ)

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-----ユンカー-----
--山岸----和泉--
中山-稲垣--椎橋--森
-佐藤--三國--原--
-----ピサノ----

(得点)
66分 原

(交代)
63分 山岸→木村
75分 和泉→永井
75分 佐藤→河面
75分 ユンカー→浅野
81分 中山→徳元

 

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2025.08.16

天然南まぐろ丼@なか卯

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 「なか卯」で2025年8月6日から期間限定で発売中の「天然南まぐろ丼(990円)」を試食。

 「天然の南まぐろの赤身と中トロをたっぷり盛り付けた、まぐろづくしの豪華な海鮮丼です。赤身の濃厚な旨みや中トロのとろけるような口どけが特長の天然南まぐろを贅沢に使用し、凝縮された旨みと脂の上品な甘みをご堪能いただける商品に仕上げました。まぐろの下に敷いた、こだわり卵を使用した錦糸卵のしっとりとした食感とほんのりとした甘さが引き立てる、まぐろ本来の旨みを心ゆくまでお楽しみください。」というのがなか卯のウリ文句。

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 別添えの信州安曇野産本わさびを卓上のだし醤油で溶いて、少々回し掛けしながらいただきました。

 「南まぐろ」と通常スーパーの刺身や回転寿司で頂く「まぐろ」との違いは全く判りませんが、クォリティーは段違い!!「赤身の濃厚な旨みや中トロのとろけるような口どけ」というウリ文句の表現は誇張でもなんでもなく、トロっとした口当たりには感動しました。そして南まぐろの旨味と錦糸卵の甘さの相性が秀逸。

 ただ惜しむらくは南まぐろの量が少ないかなぁ。値段を千円未満に収めるためなんでしょうが。下手にご飯だけ大盛りにすると間違いなくご飯だけ余ると思います。並盛ですらギリギリのバランスでしたから。

 とはいえ、丼ものチェーン店の中では海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」。概して漁港近くのしょーもない海鮮丼よりは遥かにコスパが良く、今回も大満足の一杯でした。

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2025.08.15

湯楽の里@春日部

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 高架化工事の真っ最中な東武野田線春日部駅東口から北へ延びる大通りを歩き、古利根川や国道4号線を渡って15分強。

 下駄箱の鍵に付いているICチップを入場ゲートにタッチすれば受付終了。帰りは自動精算機で、と特段の注文がなければフロント係とは一切接することがない、コロナ禍以降急速に普及しているシステムです。

 風呂は2階。露天風呂のほうに温泉を引いた源泉の湯・岩風呂・壺風呂などを用意し、内湯には高濃度炭酸泉の他、ジェットバス・シェイプアップバス・サウナ・水風呂などを用意しています。カランも十分すぎるくらい。

 泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉。やや黄色みがかった湯で当然ながら塩気強め。源泉かけ流しなのがウリ(12月~3月の気温が低い時のみ加温)で、往訪時は湯加減も最適。良く温まります。

 一階に食事処。休憩スペースや寝転びどころもあり、Wi-Fiも完備。

 開業から既に20年経過しているようですが、メンテナンスが行き届いているのか古さはほとんど感じられず、空いていれば満足度の高い日帰り温泉施設だと思いました。

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 春日部は「クレヨンしんちゃん」だらけ。

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【施 設 名】湯楽の里
【入浴料金】平日 990円
【交通手段】東武野田線春日部駅東口から徒歩15分強
【泉  質】含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉
【源 泉 名】湯楽の里 春日部温泉
【湧 出 量】310L/分
【泉  温】43.0℃ 
【コメント】12月~3月の気温が低い時のみ加温、塩素系薬剤使用

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2025.08.14

しらす弁当@大船軒(大宮駅構内「駅弁屋 旨囲門」で購入)

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 大宮駅構内の「駅弁屋 旨囲門」って東京駅の「駅弁屋 祭」と違って早朝は「日本ばし大増」など、東京の駅弁しか置いてないんですなぁ・・・

 いろいろ検討した結果、大船軒の「しらす弁当(1180円)」を購入。日本ばし大増も大船軒も2023年4月1日にJR東日本の駅ナカビジネスを幅広く手掛けている「JR東日本クロスステーション」に吸収合併され、大船軒の大船工場も操業を終えて(埼玉・戸田工場に製造拠点を集約)、今はブランド名だけが残っているようです。

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 「しらす弁当」はパッケージ写真から想像がつくように、ご飯にしらすを敷き詰めただけのシンプルな駅弁です。ただしらすはスーパーで売っている釜揚げではなく、胡麻油炒めなのでほんのり胡麻油の香りが漂うせいか、自宅で食べるしらすご飯とは味がだいぶ違う気がします。

 またご飯には少量ながら、焼き桜海老や(こんにゃくに隠れてわかりにくいのですが)いくら醤油漬も乗っていて、これらが上手く変化をつけて単調さを救っています。

 ただおかずにこんにゃく煮、たけのこ煮、椎茸煮、がんも煮、にんじん煮と煮物ばかり揃えているのはちょっと芸がない気も。

 概して朝食にちょうどいい駅弁で、肉類がないこともあってビールのアテには不向き。

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2025.08.13

美松食堂@津和野 ~ そば定食(真っ黒ないなり寿しで有名)

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 太皷谷稲成神社へ向う参道沿い。津和野駅からは徒歩15分くらい。先客2、後客5、テイクアウト3。

 「いなり寿し」で有名な店ですが、それだけで済ませるのはあまりにも寂しいのでかやくそば、山菜、漬物が付いた「そば定食(1300円)」を注文。

 店内は4人卓×5のみ。

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 ここのいなり寿しは真っ黒なのが最大の特徴。やや甘めで、そしてそれ以上に酸味がきつすぎて個人的にはあまり好みには合わず。店内で「いなり寿し単品(750円)」を注文すると5個だそうですが、それだと最後は飽きてしまいそう。ゆえに「そば定食」にして汁気を補ったのは結果的に正解でした。なおテイクアウトだと6個or10個とのこと。

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 蕎麦は昆布出汁がよく効いているものの、総じて可もなく不可もなし。

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 真夏に狭い谷あいの街を歩き回る酔狂な方は少ないと見えて、津和野は実に静かでした。

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2025.08.12

はもとつるむらさきの冷やしそば@てんや

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 「てんや」が2025年8月7日から期間限定で販売中の「はもとつるむらさきの冷やしそば(980円)」を試食。暑い夏でもさっぱり楽しめるてんやの麺シリーズ第3弾という位置づけだそうですが、実はてんやで蕎麦を食べるのはこれが初めて。アプリの無料クーポンで「いか」も付けてもらいました。

 「少し粘り気のある食感と、独特の香りが特徴の葉物野菜『つるむらさきのつまみ揚げ』、上品な味わいとふっくらとした食感が魅力のはもに生姜をあわせた『はもと生姜のつまみ揚げ』、定番の『海老』を、香りや歯ごたえ、コシのバランスが良い『藪そば』と合わせ、さっぱりといただける冷やしそばに仕上げました。『つるむらさき』のほのかな苦みや生姜の香りが食欲をそそり、暑い日でも箸が進む夏の期間限定商品です。」というのがてんやのウリ文句。

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 メニュー写真ではよくわからなかったのですが、つけ汁の量が少ないところから察するに「ぶっかけ」が前提なのでしょう。薬味は大根おろしと生姜が少々。

 「はも」はどちらかといえば関西の夏の味覚の代表格。従って普段なかなか口にすることはありませんが、淡泊でありながら旨味も案外しっかりしていて、しかもふっくらとした食感が個人的には結構お気に入り。一方「つるむらさき」のほうはウリ文句にある「独特の香り」が個人的にはかなり苦手で、なんだか青臭くていかにも「その辺の草」を食べさせられている感じがしました。

 なおてんやの蕎麦は2月13日より「藪そば」に変えたそうで、「香りや歯ごたえ、コシのバランスがよく、そばの甘味が引き立ちます。てんやのキリッと立たせた醤油風味のめんつゆとの相性もより際立つようになり、天丼や天ぷらの美味しさをより一層引き立たせます。」というのがウリ文句。

 細麺ですが冷水でしっかり締められているせいかコシはしっかりしていて、立ち食い蕎麦屋よりはだいぶマシという印象を受けました。「つるむらさき」は口に合わなかったものの、てんやの蕎麦自体には可能性を見出せたのが今回の収穫でした。

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2025.08.11

サーモンいくら丼@松のや

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 「松のや」が2025年8月6日から期間限定販売中の「サーモンいくら丼(1090円)」を試食。

 とんかつ専門業態「松のや」と同じ松屋フーズ系列のすし専門店「すし松」との初のコラボレーション商品で「サクッと揚げた香ばしいサーモンフライ、脂の甘味が際立つ焼きサーモン、ぷちぷち食感がたまらないいくらを贅沢に盛り付け、まさに「一石三鳥」。錦糸たまごのトッピングで、見た目の華やかさと食べ応えを兼ね備えた一杯です。」というのが松のやのウリ文句。

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 サーモンといくらは低価格回転寿司屋で出てくるクォリティーそのまんまなので、ここをとやかく言うのは野暮でしょう。ただ天ぷらならともかく、タルタルソースがべっとり乗ったサーモンフライとの相性が良くありません。なんら相乗効果がないどころか、持ち味を互いに消しあっている気すらします。偉いさんの思い付きによって意に沿わないまま同居を強いられている気の毒なカップルみたいな・・・

 またフライと海鮮ものの相性が良くないのは食べる前からある程度予想できましたが、丼の白米が結構顔を出していることから判るように乗せものの量が少ないのは想定外でした。「かつや」にありがちな揚げ物をげんなりするくらい積み重ねた「合い盛り丼」と対照的。これで下手にご飯大盛り(+80円)にしたら間違いなくご飯を持て余したでしょうに。ちなみに往訪時は無料クーポン券で「コロッケ」を付けてもらったので大過はありませんでしたが。

 このクォリティーでこのボリュームなのに千円超とコスパも劣悪。うーーん、これは松のや史上屈指の駄作と言わざるを得ません。

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2025.08.10

【SPOOX観戦記】25年第25節:横浜C 1-2 浦和 ~ ヒーロー、ヒーローになる時!!

 最後の最後で無駄すぎる失点を喫して後味が悪くなってしまいましたが、結果はスタッツをなぞったもの、いやもっと点差がついて然るべきだった試合だったかもしれません。

《スタメン》

 浦和は水曜日に山形で天皇杯を闘ってから中2日の一方、横浜Cは7/20に第24節を消化して以来の試合。コンディション面では浦和が圧倒的に不利ですが、横浜Cは成績不振で7/24に四方田監督が更迭され、三浦文丈コーチが内部昇格。そしてこの試合が新監督の初戦という浦和とは違った意味合いで難しい状況でした。

 浦和のスタメンは天皇杯山形戦からサンタナ→小森、原口→松尾、大久保→金子、松本→グスタフソン、荻原→石原と5名入れ替え。リーグ戦前節福岡戦との比較だとサンタナに代えて小森が入った格好。

 サブに天皇杯に続いて早川が入り、天皇杯でベンチ外だった関根がベンチに戻ってきたので中島がベンチ外に押し出された格好。負傷の渡邊は引き続きベンチ外でした。

 横浜Cは前節清水戦から駒井→櫻川、ユーリララ→岩武、福森→山﨑、市川→スウォビィクと4名入れ替え。ユーリララは出場停止で、スウォビィクは夏の移籍期間中に補強したもの。また同じく夏に補強したアダイウトンが早速ベンチ入り。

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《試合展開》

 横浜Cは監督が代わったばかりなのでその出方は予想しづらかったのですが、蓋を開けてみればフォーメーションは四方田監督時代と全く同じ3-4-2-1でした。ただ出場停止のユーリララに代わって今季リーグ戦初スタメンの岩武がCHに入ったのはサプライズでした。

 そしてそんな横浜Cは全く前プレをかけてこないので、試合は立ち上がりから浦和が一方的にボールを保持して横浜Cを自陣に押し込む展開に。そして8分横浜Cが中途半端に前に出たところで安居のボール奪取から浦和がカウンター気味に反撃。金子が長い距離を持ち運び、サヴィオが指さし確認しながらボックス内に突入した金子にスルーパス→金子の鋭い折り返しはいったんGKがセーブしたものの、そのこぼれ玉を小森が詰めて浦和が早い時間帯に先制!!

 その後も一方的な浦和ペースで試合が進みましたが、19分アーク付近でシュートコースを探しに探して放った松尾シュートは僅かに枠外、21分カウンターから金子シュートはバー直撃と追加点ならず。

 ただ横浜Cの守備は非常に珍妙で、やや後方に構えがちなグスタフソンに自由を与えすぎな上に、その前でフリーダムに徘徊するサヴィオも全く掴まえられず。19分の決定機はグスタフソンもフリーならサヴィオもフリーという目も当てられないものでした。「グスタフソンに自由を与えると死ぬ!!」というのは埼スタでの対戦時に骨身に沁みているはずなのに、その件は四方田監督から引き継がれなかったのかなぁ・・・これでは正直監督を代えた効果はほとんどないような・・・

 給水タイム後は浦和も次第にグダグダになってしまいましたが、横浜Cは反撃に転じたくても浦和の前プレに苦しんでビルドアップはままならず、櫻川やルキアンへのアバウトな放り込みに終始していたので、たいして怖くありませんでした。

 横浜Cは後半頭から山根→遠藤、室井→駒井と2枚替え。室井は何の役にも立っていなかったので駒井投入は妥当と思いましたが、右WBを代えた理由は傍目にはよく判らず。

 ただこの交代も虚しく、浦和優位の戦況になんら変わりなし。53分CKからの流れで金子がアーク付近からミドルシュート。GKが弾いたところを小森が詰めて浦和2点目。しかもこぼれ玉がたまたま自分のところに転がってきた偶発的なゴールではなく、GKがキャッチできなければすかさず押し込めるように、しかもオフサイドにかからないポジションを取ったでのゴールなのでもう点取り屋らしいゴールとしか言いようがありません。

 2点ビハインドに陥った横浜Cは56分何の役にも立たなかった櫻川を諦めてとっておきのアダイウトンを投入。ところが63分カウンターで左サイドを激走する松尾を右CB伊藤があろうことか手を使って止めてしまい、2枚目のイエローで退場。

 これで勝利を確信したスコルジャは73分安居→松本、サヴィオ→早川、さらに76分松尾→原口、小森→サンタナと中2日の連戦を考慮して早めに主力をベンチに下げました。

 ところが、サンタナ&原口と守備に難がある選手を二人も投入したのが祟った上に、じっくりボールを回さずになぜかオープンな試合を志向してしまって浦和は数的優位を活かせず、横浜Cのロングボール&クロス攻撃を食らう羽目に。

 こうなると78分岩武に代えて投入された福森のクロスが俄然活き始め、79分福森クロス→ボックス内で駒井が落としてルキアンに決定機。ただ幸いにもシュートはバーの遥か上。

 80分早川スルーパスを受けたロングカウンターの絶好機を金子は決められず。84分には長沼に代えて根本の試運転を始めた意図は理解できるものの、原口&根本が居並ぶ左サイドの守備は一層怪しくなる始末。85分ボックス内でカットインしながら金子が放った巻いたようなシュートは枠を捉えきれず。

 そして観客席でアクシデントがあったため9分もあったATのラストプレーで横浜Cのロングボール攻撃がついに結実。山﨑のロングボールを最前線でアダイウトンが収め、ボザも石原も振り切って西川のニアをぶち抜いて1点返したところで試合終了。直接的にはボザの対応が残念すぎましたが、それ以前にコーナーで時間稼ぎしていたはずの浦和がなぜか試合終了間際にドタバタと攻めてボールを失っているアホさ加減にクラクラしました。

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《総評》

 画竜点睛を欠くというかなんというか、最後の最後で無駄すぎる失点を喫して後味が悪くなってしまいましたが、結果はスタッツをなぞったもの、いやもっと点差がついて然るべきだった試合だったかもしれません。今季なぜか極端に苦手なアウェーでの久しぶりの勝利だったことも評価していいでしょう。

 さらに言えば昨年の今頃は残留争いの渦中にあるチームに全く勝てなくなっていたことを思えば、湘南に続いて横浜Cにもきっちり勝てたのはささやかながらも進歩と捉えていいかと思います。

 DAZNのスタッツだとシュート数で浦和20vs横浜C8、うち枠内9vs2。また浦和のシュートはボックス内で撃ったものが多いせいか、ゴール期待値は3.16という最近見たことがない数値を叩き出しています。小森の2ゴールは事実上金子のアシストみたいなもので、金子は裏MOMと言っても良いくらいの出色の出来でしたが最後まで決定機を決められなかったのがゴール期待値程点が入らなかった主因でしょう。

 スコルジャは「本年度のベストゲームのひとつになったと思います。」「チームが発展し続けている、いい方向に向かっている姿が見えます。」と上機嫌ですが、さすがに相手が残念過ぎたことは割り引かないと。先述のように、後方に下がりがちなグスタフソンを横浜Cはなぜか放置しつづけ、おまけにその前でフリーダムに動き回るサヴィオを全く掴まえられず、どう守るのか判然としない相手をボコボコに出来たのは当然でしょう。この試合についていえはサヴィオの「動きすぎ」が良いほうに転びました。

 2点リードし、かつそれまでほとんど何も出来ていない横浜Cに退場者も出たので、スコルジャが中2日での連戦を考慮して主力を早々と下げたのも道理でしょう。ただその結果が酷すぎました。「代えれば代えるほど悪くなる」スコルジャ2025の傾向そのまんまで、まさか一人少ない相手に一転して攻め込まれる羽目になるとは!!

 小森に代えてサンタナを投入するのは他にCFがいない以上仕方ないでしょう。でも松尾に代えて関根でも大久保でもなく、最も守備が出来ない原口を投入するのは謎過ぎました。そして途中投入なのに動きが鈍く、しかもしょっちゅうボールを失うこの両名が足を引っ張って浦和の数的優位は雲散霧消してしまいました。

 おまけにスコルジャも「試合の終盤は少しカオス的な展開となりました。特に人数が1人多いアドバンテージがある中では、良いゲームコントロールができなければいけないと思います。」と反省するように、終盤の試合運びの拙さには頭を抱えざるを得ませんでした。数的優位を活かして相手の首を真綿で締めあげるように後方でじっくりボールを回して時間を使いながら攻めれば十分なのに、なんでわざわざドタバタとオープンな試合展開にするかなぁ・・・

 まぁ最後の最後でケチがつきましたが、この試合のスタメンに故障中の渡邊を加えれば結構闘えることが判ったのは収穫でしょう。シーズンの2/3を消化して気づくのもアレですが。

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《選手評等》

・小森には恐れ入りました。「ボックス内での仕事屋」という事前評価通りのお仕事を完遂して2ゴール。おまけにボックス内から全然動かない訳ではないどころか守備も手を抜かず、横浜CのCB相手ならポストプレーもそれなりにこなして万能型CFの片鱗すら垣間見せてくれました。J1経験なし&欧州で出番なしという点では本間と似たキャリアだったので個人的には小森にはたいして期待していませんでしたが、良い意味でとんだ眼鏡違いでした。正直すまんかった。

・この試合の金子はまさにキレキレ!!ゴールが決まらなかったのだけが残念でしたが、あまりの出来の良さにスコルジャも感服したのか、いつもなぜか後半真っ先に代えてしまう金子をこの試合は珍しく最後まで使い続けました。

・天皇杯では出番がなかった根本がこの試合でついに浦和デビュー。てっきり守備専左SBとして投入されたと思っていたところ、フツーに攻めに出て高精度のクロスを入れていたのが不思議でした。でも肝心の守備がなあ。もっとも前の原口の守備がアテにならないので気の毒でしたが。次の出番はルヴァン杯かな?

・天皇杯で短時間起用ながら頑張っていたのが評価された早川。この試合は30分近い時間を与えられ、勝っている試合を締める要員、端的に言えばサヴィオの交代要員としてなら十分使い物になる印象を受けました。今季岡山から浦和に戻ってきたけれどもベンチにすら入れない日々が続いたので移籍を志願してもなんら不思議はなかったのですが、我慢した甲斐がありました。

・手を使って相手を止めるファウルにちゃんとイエローを出す荒木主審がまともすぎて眩しいのなんの!!Jリーグでこんなまともなジャッジが見られるとは!!いつもこんな感じで御願いします。

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-----小森-----
松尾---サヴィオ---金子
---グスタフ---安居--
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
8分  小森
53分 小森

(交代)
73分 安居→松本
73分 サヴィオ→早川
76分 松尾→原口
76分 小森→サンタナ
84分 長沼→根本


-----櫻川-----
--室井----ルキアン--
新保-山田--岩武-山根
-山﨑--ンドカ--伊藤-
-----スウォビ-----

(得点)
90+9分 アダイウトン

(交代)
HT 室井→駒井
HT 山根→遠藤
56分 櫻川→アダイウトン
78分 岩武→福森
86分 ルキアン→パウロ


※写真は試合とは全く関係ありません

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2025.08.09

肉めし@神戸・淡路屋(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 淡路屋は今や神戸どころか関西を代表する老舗駅弁屋さんですが東京にも工場を持っていて、先日オープンした「ららテラス川口」に出店。これにはびっくりしましたが、工場が足立区鹿浜という川口市に隣接したところにあるからかな?

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 「肉めし」は数ある淡路屋の駅弁の中でも長老格。牛肉がウリの駅弁はアホほどありますが、白飯ではなくカレーピラフ風のご飯がベースにして神戸らしさを演出。その上に軽く味付けしたローストビーフと錦糸卵を敷いています。牛肉は薄いものの超柔らか。ご飯はもちろんローストビーフも駅弁としてはかなり薄味なのが特徴。ご飯にローストビーフを巻いて食べ、噛めば噛むほど肉の旨味が出てくるという趣向。

 7年前に新神戸駅で買った際には、「牛のもも肉をブロックのまま伝統のたれに漬け込み、丁寧に焼き上げたローストビーフ。そのローストビーフを、サフラン風味のご飯に敷き詰めたボリューム感いっぱいの弁当。昭和40年発売以来の神戸名物駅弁です。」というのが淡路屋の売り文句でしたが、内容はその頃と変わっていないのかな?

 箸休めにアスパラガスのゴマ和え、そして食後のデザートにパイナップルとさくらんぼ。右上のくるみ甘煮はどう考えてもビールのアテにしかならないのですが、試食したのは朝なのでビールは割愛(苦笑)。

 なお弁当のサイズは大きく見えますが厚みがないので量は平均レベルでした。

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2025.08.08

ドライグリーンカレー@松屋

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 松屋が2025年8月5日より期間限定販売中の「ドライグリーンカレー(830円)」を試食。

 「松屋から、『ドライ』と『スープ』一皿で2つのカレーが楽しめる新しいスタイルのカレーが登場します。エスニックな香りに包まれたカレーは、うまみたっぷりの豚ひき肉にココナッツ香るグリーンカレーソースを合わせた、暑い夏にぴったりのちょっぴりスパイシーでコク深い味わいが癖になる逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

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 松屋がここまで極端にサラサラなスープ状のカレーを出すのは珍しいかも。それはいいのですが、結局そのスープを豚ひき肉等がのったご飯にかけて食べ進むしかないので、どこに「ドライ」の要素があるのかさっぱり判らず。

 また松屋のカレーにしては結構癖強め。「エスニックな香り」が個人的にはどうも苦手。松屋が過去売り出していたタイ系などエスニック系のカレーでもここまで癖が強いのはちょっと記憶にありません。「ココナッツ香る」もその甘ったるさが悪いほうに作用。

 さらに言えば豚ひき肉も「うまみたっぷり」には程遠く味がえらく淡泊な気がしました。

 よって個人的には松屋のカレーには珍しい駄作と評課さざるを得ません。

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2025.08.07

【SPOOX観戦記】25年天皇杯4回戦:山形 1-2 浦和 ~ 勝てばよかろうなのだ!

 試合の入りは最悪であまつさえ先制点さえ奪われてしまいましたが、トーナメントなのでとにかく勝てばよかろう。おまけに90分で勝てればボーナスポイント付きです。

《スタメン》

 山形はリーグ戦前節から中3日、かつ次節を中3日で迎える立場。一方浦和はリーグ戦前節からは中9日と間が空いているものの、次節横浜C戦が中2日に控えており、どちらも多少なりともリーグ戦からのターンオーバーを考えざるを得ない状況下でした。

 浦和のスタメンは前節福岡戦から松尾→原口、金子→大久保、グスタフソン→松本、石原→荻原と4名入れ替え。FCWC明け後の浦和の成績も内容もぱっとしないことを受けて大胆なターンオーバーを予想というか期待する向きもいた一方、スコルジャはそもそもスタメンをあまり代えたがらない慎重居士なことから小幅入れ替えに留まると予想した方もいたようですが、結果はその中間的な感じに。

 故障で福岡戦ベンチ外だった渡邊は引き続きベンチ外になった他、関根がベンチ外に。また井上の退団に伴って根本がベンチ入りしたのはともかく、ベンチ外になった関根に代わって早川がベンチ入りしたのがちょっとしたサプライズでした。

 山形のスタメンは前節甲府戦からGKトーマス、CB城和、CH中村、CFディサロ、右SH國分以外の6名を入れ替え。

 なお浦和はFCWC参戦の関係で、天皇杯は4回戦からの出場でした。J3以下のカテゴリー、いやそれどころか大学生と当たりがちな2回戦、3回戦ならともかく、J2相手の4回戦ですからあまり面子を落とすとフツーに負けてしまいかねないでしょうし、この兼ね合いがスタメン選考を難しくしたと思われます。

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《試合展開》

 大雨でピッチは水を大量に含んでいるせいか、浦和は立ち上がりロングボールを多用するものの、その精度も劣悪ならサンタナもサンタナで全くボールを前に進められず。しかも立ち上がりのロングボール多用は選手が自分でピッチ状態を見てやりだしたわけではなく、監督の指示だったようで・・・

 一方山形はディサロ目掛けてロングボールを放り込むだけでなく、しっかりボールを繋ぐことも出来ていて浦和を自陣に押し込んでいた10分に早々と先制。左サイド深い位置からのスローインを坂本が受け、浦和最終ライン裏へ送った低いクロスがファーの國分に通った形でしたが、坂本にいとも簡単にクロスを上げさせているのも残念な上に、荻原が終始ボールしか見ておらず、背後の國分に全く気付いていないのが残念極まりないかと。

 とにかく集中を欠いたとしか言いようがないプレーの連続で、試合の入りは最悪でした。試合後スコルジャは「試合の入りがよくなかったのは、ウォーミングアップの後の、私の指示が悪かったからかもしれません。」と語っていましたが、単に公式戦の間隔が開いたのが祟ったのかもしれませんし、試合後の早川のインタビューを読むと花笠まつりの影響で移動に難渋した影響があったのかもしれません。ともあれ、試合の入りは最悪でした。

 浦和の最初の反撃は14分。左サイド深い位置からの安居ロングフィードを受けたサンタナが熊本に競り勝ってボックス内突入→サヴィオの決定機を作りましたが、サヴィオが軽く流し込もうとしたシュートはGKがセーブ。

 この辺りから浦和は無意味すぎるロングボールを多用するのを止めて、サヴィオがかなり低い位置まで下がってビルドアップを助けるスタイルへ転換。これはそれなりに効果があって次第に山形を自陣に押し込みだし、27分左サイドから原口クロス→サンタナヘッドの決定機を作りましたが、ここもGKセーブ。

 41分にはサヴィオのスルーパス→原口シュートはブロックされ、42分CKの流れから安居クロス→ファーで長沼ヘッドはわずかに枠外。山形は押し込まれながらも自陣に4-4-2のタイトな守備ブロックを敷き、浦和のシュートをブロックしまくってよく耐えていました。

 いくらなんでもサヴィオが最終ラインに近い辺りまで下がってビルドアップを助ける(=当然ながら敵陣に迫ったところで火力不足に陥って山形の守備ブロックを破れない)のはやりすぎとスコルジャは考えたようで、後半頭から松本→グスタフソン、大久保→金子と交代。

 浦和が山形を自陣に押し込み続ける中、61分原口(?)のロングフィートの跳ね返りをサンタナが拾い、金子がボックス内で山形DFを前に放ったコントロールショットが決まって同点に。この場面ロングフィードのこぼれ玉を拾うにあたって、なぜか安居が最前線に飛び出してSB吉田と競り合って潰れているのが地味に効いていました。

 同点に追いついたところでスコルジャはさらに61分サンタナ→小森、原口→松尾と交代。一方山形も前目の選手を続々と入れ替えてしばらく試合はややオープンな展開に。

 73分山形CKの流れから岡本クロス→中村のヘッドが決まったかと思われましたが、VARがないにも関わらずどこからか進言が入ってゴール取り消し。

 命拾いした浦和は84分サヴィオに代えて早川を投入。するとその直後高い位置で安居がボールを奪ってすかさず縦パス。小森はそれを収め損ねたものの、こぼれ玉を自ら拾って放ったシュートがDFに僅かに当たってディフレクトしたのも幸いしてゴール!!浦和が逆転に成功しました。

 スコルジャが同点の時点で早川を投入した意図は判りませんが、早川は実によく動いて結果的に実に有効な守備固めになり、浦和がそのまま難なく逃げ切り勝ち。

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《総評》

 とにかく試合の入りは最悪であまつさえ先制点さえ奪われてしまいましたが、トーナメントなのでとにかく勝てばよかろう。おまけに90分で勝てればボーナスポイント付き。

 天皇杯で普段出番のない選手をテスト出来れば万々歳でしたが、残念ながら今の浦和にそこまでの力はありませんでした。

 コンスタントにベンチ入りしている選手を4名スタメン起用しただけでこの惨状。これ以上の入れ替え、さらには普段ベンチ入りすら出来ていない選手を起用していたらフツーに負けていたでしょうなぁ。前節福岡戦では渡邊が負傷欠場し、サンタナをスタメン起用しただけであのありさまでしたし、スコルジャがスタメンを固定したがるのも無理はありません。

 この試合も中2日で横浜C戦が控えていることを重視してサンタナをスタメン起用。山形は福岡ほどCBが強力ではない上に、終始がっつりサンタナをマークするような手は打たなかったのでサンタナのビルドアップへの寄与は福岡戦よりはマシでしたが、守備がとにかくいい加減なのには参りました。

 サンタナ&サヴィオ&原口のトリオが織りなす実に無意味な、強度も連携もへったくれもなくて山形にいとも簡単に突破される前プレ、単に陣形を間延びさせるだけに終わっている前プレをスコルジャはなんで放置しているのか不思議でなりませんでした。

 まあ前プレが全然機能しないのはサンタナだけを責めても仕方なく、自由に動きすぎるサヴィオを制御できなないからもあって、これまたなんでスコルジャがその振る舞いを容認しているのかが結構謎。

 今後も中2日、中3日での連戦を余儀なくされる場面もあるようですが、鉄板スタメンをちょっとでも弄るとたちまち機能不全に陥る(弄る前からたいして強くないのはともかく(苦笑))のを何度も何度も確認してスコルジャもさぞかし頭が痛いことでしょう。頼みの選手補強も難航しているようですし・・・

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《選手評等》

・個人的には天皇杯はACL2に繋がっている一方、ルヴァン杯はその先が賞金以外何もないので、控え選手を試す場はルヴァン杯のほうだと考えています。ルヴァン杯準々決勝第1戦なんて第2戦でのリカバリーが効くのでテストの場としてはおあつらえ向きでしょう。

・73分山形のゴールが取り消しになった場面。SPOOX解説はオフサイドを疑っていましたが、どう見ても最後尾に松尾が残っているのでオフサイドはあり得ず。VARもない中でどこのどなたが中村のハンドをちゃんと見ていたのか判りませんが、浦和を救っていただきありがとうございました。4審=「いいだのいいふえ」かな?

・椎野主審はこの辺までは良かったのですが、最後の最後で大失態。90+2分浦和のカウンターのチャンスで、左サイドを激走する松尾からボールを受ければ決定機になる金子を坂本が後方から倒してしまい、誰もが2枚目のイエローで坂本退場と思われたところでなぜかイエローが出ない。これまた「2枚目のイエローを躊躇しがち」という残念な「Jリーグの主審あるある」でした。

・なんで同じ天皇杯4回戦に出場しているクラブなのに、次のリーグ戦まで中2日と中3日に分かれるのか不思議でなりません・・・そして案の定浦和は中2日組・・・

・よりによって花笠まつりと丸かぶりになってしまい、天皇杯の相手が決まってから山形や天童での宿を確保するのは難しかったと思われたにも関わらず、赤者はやっぱりNDスタジアムにわんさか詰めかけたようで。しかも当日は大雨。いろんな意味でお疲れさまでした。

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-----サンタナ-----
原口---サヴィオ--大久保
---松本--安居---
荻原-マリウス--ボザ-長沼
-----西川-----

(得点)
10分 國分(山形)
61分 金子
85分 小森

(交代)
HT 松本→グスタフソン
HT 大久保→金子
61分 サンタナ→小森
61分 原口→松尾
84分 サヴィオ→早川

※写真は試合とは全く関係ありません。

 

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2025.08.06

厚切り豚角煮定食@吉野家

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 「吉野家」が2025年7月31日から期間限定メニューとして販売中の「厚切り豚角煮定食(1097円)」を試食。

 「大きな豚バラ肉をとろけるほど柔らかく煮込み、さっぱり味に仕上げました。ねぎラー油との相性も良く、付属するからしで味の変化も楽しめる満足感ある一品です。」というのが吉野家のウリ文句。

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 牛丼並みにあっという間に出てきたのにはとにかくびっくり!!

 そしてウリ文句通り豚バラ肉は超とろとろ。箸でちょっとずつほぐしながら食べ進みました。

 ただ一見して判るようにタレの量が多すぎて、豚バラ肉がタレの海に沈んでいます。そしてこのタレの味が濃いのなんの。当然ながらご飯が進みまくり、ご飯並だと最後は角煮が余りそう。

 とにかく豚角煮の出来が秀逸なのでねぎラー油をちょっと絡めたり、別添にからしをつけて味変しながら最後まで楽しめそうなのになぁ・・・角煮とタレ、そしてねぎラー油とからしを全部分けて出せば完璧なのに、そんな細かい芸を吉野家に要求するのは無理筋だなぁ・・・・ 最後はタレの海に埋没してしまうねぎラー油が残念でなりませんでした。

 出来の良い主役を脇役がよってたかってダメにしてる感がありありな一品ですが、そんな残念さを圧倒する豚角煮の出来には感服させられました。

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2025.08.05

焼きさば寿司@高知・池澤商店

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 四国の駅弁事情は非常に厳しい。そもそも駅弁を売っている駅が激減しており、車内販売も壊滅。時刻表に駅弁マークが付いていても販売時間が短かったり、品数が少なかったりして入手できないことも。もっとも四国は高速道路の発達で都市間輸送が自家用車や高速バスに流れてしまい、長時間鉄道に乗る人が少なくなって駅弁どころか鉄道自体が危なくなっているのですが。

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 そんな情勢下で高知駅は四国で数少ない駅弁を売っている駅。「かつおのたたき弁当」が有名ですが、15時過ぎに高知駅改札外の「Kiosk 高知銘品館」を覗いたところ、「かつのたたき弁当」の姿は影も形もなく、唯一残っていた「焼きさば寿司(900円)」を購入。

 製造元の池澤商店は大橋通の魚屋直営和食処「本池澤」と同じ系列で、駅弁というより仕出し弁当を駅に置いた風。そのせいか、JTBの時刻表にはこの駅弁は載っていません。もっとも四国は駅弁とコンビニ弁当の違いをとやかく言える状態ではないのですが・・・

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 焼サバ寿司5切れを安っぽいスーパー的なの食品トレーに詰めただけの一品ですが、値段の割にはびっくりするほどサバが分厚い。サバの表面を軽く炙って臭みを消すと共に香ばしさを演出。酢飯にはほんの少量ですがゴマが混じっていて、その歯ごたえも楽しい。

 ただ残念ながらご飯のコンディションが良くなく、ちょっとパサつき気味で少々硬くなっていました。またサバの酢も個人的な好みよりはきつすぎ。

 それでもビールのアテ代わりに軽くつまむには最適の一品でしょう。

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2025.08.04

まんしゅう本店@宝来町電停(高知市)

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 はりまや橋の東、とさでん交通宝永町電停から西へ歩いて2分ほど。先客10、後客10と結構な人気店の模様。しかも客のほとんどは男性でしたが、年寄りはあんまり見かけませんでした。

 券売機はなく卓上のメニューを見て、この店のウリである「じゃんめん(980円)」と「ごはん(170円)」を注文。

 メニューは基本「中華そば」との二本立て。夜は「もつ鍋」も提供。

 店内は縦長カウンター6席と2人卓×3,小上がりに4人卓×1。卓上には一味、花椒、ラーメン胡椒、醤油、ゆず胡椒、そして粉末状になった柚子。

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 「麺の上には卵、ニラ、唐辛子、ホルモンが入ったあんかけがのっており、麺が見えないくらいボリューミー。ニラはジャン麺1杯につき約80gと食物繊維もたっぷりです。」「開発当時はホルモンの代わりにカルビを採用しておりましたが、原価の関係で現在ホルモンに。しかしそれが現在のジャン麺としての形となりました」というのが店のウリ文句。とろみがかなり強め。

 ただ見た目と違って全然辛くありません。旨味たっぷりですが、むしろ甘めとすら思えるくらい。辛さの加減は卓上の調味料で好みに応じて調整してくれということなのかも。早速一味を投入。

 麺は中細ストレートタイプ。あんが絡みまくってつるつるとした口当たり。またやや柔らかめですが、びよーーんと弾力性が強くてスープに全く負けていません。ホルモンのくにゃくにゃした食感も楽しいのなんの。

 穴あきれんげが付いてくるのでホルモンなどをサルベージしてご飯に乗せてフィニッシュ。量的にはご飯がなくても問題ありませんが、ニラや溶き卵が余りまくるのが勿体ないのでご飯を付けたくなります。

 高知らしいローカル色はありませんが、地元で大人気なのも良く判る大満足の一杯でした。

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2025.08.03

若崎家@高田馬場 ~ (家系)らーめん

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 山手線高田馬場駅から早稲田通りを東へ。「早稲田松竹」の向かい辺り。先客ゼロ、後客5。屋号から察しが付く通り「家系」の店です。

 店外の券売機ボタンを見て、基本の「らーめん(900円)」を麺硬めで注文。

 メニューは「らーめん」一本でつけ麺や油そばの類はなし。その代わりに「朝ラー」をやっているのが目に付きました。また「限定らーめん」のボタンもありましたが、往訪時はその内容の明示なし。

 店内は縦長カウンター8+2席。卓上にはおろしニンニク、七味の醤油漬け、ブラックペッパー、きゅうりの漬物。

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 スープは「毎朝、国産豚骨を丁寧に下処理し、十数時間かけて炊き上げる。骨の髄まで抽出した濃厚な旨味が、ひと口目からインパクトを与える。」というのが店のウリ文句。とろみ強めで若干ざらつきもあり、いかにも濃度高そうで少し放っておくと膜が張ってしまうくらい。

 醤油がかなりきつくてやや飲み進むのはきついと感じましたが、それでも豚骨の旨みをかき消すほどではないのが救い。ライス(100円)はあった方が食べやすいとは思います。

 麺は家系お馴染みの酒井製麺の中太ストレートタイプですが、やや平たい感じで、しかもいつも以上にやたら短い気がしました。

 チャーシューは割としっとりしたのが1枚だけ。他にほうれん草と海苔3枚。

 この界隈の家系ではかなり美味い方だと思います。

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2025.08.02

井上黎生人選手 セレッソ大阪へ完全移籍

 先日(7/31)井上黎生人選手のセレッソ大阪への完全移籍が公表されました。

 井上の移籍話はこれといった噂もない中で、7/30未明に機関紙スポニチから突如報じられ、翌日にはその報道を追認する格好で正式決定となりました。同一カテゴリー間での移籍ですが、C大阪とは既にリーグ戦2試合を消化しており、しかもC大阪はルヴァン杯敗退済なので天皇杯しか対戦の可能性はありません。

 スポニチによればC大阪は「DF進藤亮佑がアキレス腱痛のため別メニュー調整中で、DF舩木翔も新潟へ完全移籍。DF吉野恭平もCBをこなせるが、上位進出を狙う上で本職の補強に踏み切り、層の厚みを目指す」とのこと。

 ただレギュラーCB畠中&西尾は健在なので、井上は目先控えCB、しかも進藤不在の間の控え一番手という浦和と大差ない位置づけからのスタートになるかもしれません。

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 井上は2023年末に京都サンガから完全移籍。

 2023シーズンは超過密日程だったにも関わらずスコルジャはショルツ&マリウスに全面的に信頼を寄せ、実績十分の犬飼や岩波ですらなかなか出番が回ってきませんでした。ゆえに犬飼も岩波も出場機会を求めて浦和脱出を試みていたせいか、浦和強化部は彼らに代わる控えCBを模索した結果、井上の獲得に至ったものと思われます。

 2024シーズンはショルツ&マリウスという二枚看板が健在な上にACLがないどころか天皇杯もなくて日程スカスカなので、ショルツないしマリウスが故障でもしない限り2023シーズン以上に控えCBの出番は限られると予想されただけに、そんな状況下で浦和へのチャレンジを選んだ井上には敬意しかありません。しかも京都でバリバリのレギュラーだったという立場を投げ捨ててのチャレンジですからなおさら。

 ただ井上にとって幸運にもショルツが7月に突如退団。これを受けて井上は同時期に獲得したCB佐藤とのポジション争いに勝ってシーズン終了までレギュラーCBとして試合に出続けました。

 試合に出られるようになったのは一歩前進でしたが、残念ながら監督から万全の信頼を勝ち取るには至らない凡ミスが多かったのも確か。

 8月のアウェー鳥栖戦では井上のヘッドでのバックパスがあまりにも緩すぎてヒアンに拾われ、西川がヒアンをラグビータックルのような格好で止めてしまったので当然一発レッド&PK。

 9月のホームFC東京戦では俵積田の左サイドからのクロスに対して井上は全くプレッシャーを受けていない状態だったのになぜかクリアし損ね、後方へ飛んだボールは西川の頭上を越えてまさかすぎるオウンゴール。

 こんなありさまを受けて2024年冬オフに浦和強化部がFCWCで闘えるようなCB獲得に動いたのは至極当然で、ボザがやってきた2025シーズンは井上はまた控えCBに逆戻り。しかもルヴァン杯も天皇杯もFCWC出場を考慮してシードされたのが災いして井上の出番は非常に限られたものになってしまいました。

 しかも超過密日程を受けて今季唯一スタメンでの出番が巡ってきたアウェー名古屋戦ではビルドアップのミスが目立った上に鈍足を永井に徹底的に突かれてチームの足を引っ張り続けてしまいました。でもそんな井上に代わってベンチ入りできない大卒CB根本って何者なんだろう・・・

 出番は限られていても髙橋と違ってコンスタントにベンチ入りしているのにこのタイミングで完全移籍するのは少々不思議な気もします。「出場機会を求めて」の移籍であれば、先述のようにC大阪も「浦和よりはややマシ」という状況でしかないような気がしますし。本件は「事実上出番が完全に失われている選手を上手く売り捌けた」と浦和強化部をポジティブに評価することも出来ましょう。

 その代わり浦和はマリウスorボザに万が一のことがあれば、控えCBはこれまでベンチ入りすらしていない根本しかいないという非常事態に陥りました。来季になれば岡山で活躍中の工藤を呼び戻す算段なのでしょうが、それまではまた控えCBでしかないことを覚悟の上で浦和にチャレンジしてくれる勇者を探すのかなぁ、残り少ない今夏の移籍期間で。

 浦和での一年半は井上にとってかなり辛いことだらけだったかもしれませんが、繰り返しになりますが京都でバリバリのレギュラーだったという立場を投げ捨てて浦和でのチャレンジの道を選んでくれたことにはリスペクトしかありません。ありがとうございました。

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2025.08.01

今治焼豚玉子飯@松屋

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 松屋が2025年7月2日より期間限定発売中「今治焼豚玉子飯(880円)」を試食。今年4月に愛媛県今治市の「松屋・松のや今治片山店」の出店を記念して一部店舗にて期間限定で販売していたものを全国展開したものです。ただその前に35店舗で実験的に限定販売しており、個人的には今年4月に西川口店で試食済。

 「今治焼豚玉子飯」は、愛媛県今治市発祥のご当地グルメで、「ご飯の上に香ばしい焼豚と半熟の目玉焼きをのせ、甘辛の特製のタレをたっぷりかけて仕上げるという、見た目も味わいもインパクトのある一品。」「特製のタレが染み込んだ焼豚の旨みに箸が止まらないのはもちろん、なんといってもお楽しみは半熟の目玉焼き!とろりとした黄身を割れば、まろやかな味わいがたまらないクセになる逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

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 目玉焼きの下にすっぽり隠れていますが、焼豚の量は案外多くて、これまたご飯を覆いつくすくらいたっぷり入っています。焼豚がちょっとパサつき加減なのが残念ですが、目玉焼きから溢れだす黄身がその難点を補って実に良いコンビ。

 今治の「白楽天」で「焼豚玉子飯」を試食した際は「滅茶苦茶甘ったるい」という印象を受けましたが、やはりあれは地元の好みに合わせたためだったようで、松屋の「甘辛の特製のタレ」は甘さぐっと控えめ。この辺は変に現地風に拘らず、全国展開にあたって万人受けを狙った「松屋風アレンジ」が良いほうに作用したかと。ただ作り手の問題なのか、目玉焼きにかかっている黒胡椒はスパイシーさを演出するにはちょっと遠かったかな?

 西川口店で試食した際は正直「試作品っぽい出来」という印象を受けましたが、そこから若干手を加えたのか、完成度はぐぐっと上がったような気がしました。

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