【DAZN観戦記】25年第32節:東京V 0-0 浦和 ~ 消化試合らしい消化試合
共に前節から中3日の一戦。
浦和は石原→中島、荻原→長沼、安居→柴戸、渡邊→金子、イサク→松尾とスタメン5枚入れ替え。
故障で長期離脱していた柴戸がようやく長い時間使える目途が立ったのでずっと使い詰めだった安居がついにベンチスタートの恩恵に浴することになり、スコルジャが故障でもしない限り代えないのはいよいよGKと両CBだけに。
また大久保がベンチ入りした一方、松本がベンチ外に。松本は大久保との競争ではなく、前節に続いてベンチ入りしている早川との序列が入れ替わったためでしょう。なお小森の故障は案外重く、試合前会見では「日々良くなってきていますが、週単位で待つことになると思います」とのことでした。
東京Vは出場停止の谷口に代わって林をスタメン起用した他、平川→齋藤、松橋→新井、平尾→唐山、寺沼→染野とこちらもスタメン5枚入れ替え。
立ち上がりからお気持ち全開で繰り出してくる東京Vの前プレを浦和はロングボールを多用して回避。かつ松尾を相手最終ライン裏へ走らせることで序盤は相手を自陣に押し込む展開に。6分左サイドからサヴィオのマイナスの折り返しはボックス内にどフリーで突っ込んできた中島に惜しくも合わず、ファーへこぼれたボールを拾った金子のシュートはGKセーブ。
そして序盤は山のようにCKを得るも、惜しかったのは19分松尾シュートがクロスバーを直撃した場面だけ。
東京Vのプレス強度は高く、自陣に押し込まれながらも5-4-1の守備ブロックを敷いて待ち構えるというよりもむしろマンツーマン気味にプレッシングの連続で守るスタンス。浦和はボールの出し手も受け手も絶えず強いプレッシャーを受けている上に、東京Vの攻守の切り替えも速いので浦和は次第にボールを持たされ気味に。
とはいえ、東京Vも守るのが精一杯で、チャンスらしいチャンスは39分ボザの緩すぎる縦パスをカットしてからの齋藤ミドルくらい。
44分高い位置で金子がボールを奪ってから松尾に決定機が生まれましたが、松尾のシュートはバーの上。
後半に入っても相変わらずボールを持っているだけで何も起こせない浦和を尻目に最初に決定機を掴んだのは東京V。54分プレッシャーをかけられた西川のパスがずれて新井がカット。「待ってました!」と言わんばかりに新井は金子&関根をぶち抜いてクロス→福田が長沼の前に飛び込む超決定機を作りながらもヘディングシュートは枠を捉えきれず。そして終わってみれば東京Vにとってこれが最初で最後のビッグチャンスでした。
56分にCKからグスタフソンがどフリーでヘッドも、なぜか枠外。そこで浦和は61分満を持して松尾に代えてイサクを投入。そして早速66分イサクのポスト→サヴィオのパスを受けて長沼がバイタルエリアからシュートを放つもGKセーブ。
さらに71分中島→渡邊、長沼→荻原、79分柴戸→安居、サヴィオ→早川と代えた辺りからようやく浦和のサイド攻撃が活性化。
80分マリウスのロングフィードから金子クロス、さらにファーで拾った荻原がクロスとイサクを入れた攻撃の形ができるもフィニッシュには至らず白ヤギさん黒ヤギさん状態。83分関根が自陣深い位置でボールを奪って右サイドを激走してイサク→早川のロングカウンターが炸裂するも早川のミドルシュートはGKセーブ。88分安居のスルーパスで右サイド深く侵入した関根のクロスはイサクにも渡邊にも合わず。
東京Vも消耗した選手を順次代えただけで、攻撃もミドルシュートを放つのが精一杯。双方点が入る気配無く、そのまま試合終了。
もう純然たる消化試合ゆえ、ただの娯楽として浦和の試合を見ているので結果が出ないのは特に気にしないのですが、「点が入る気がしない」のはめっちゃ辛い。娯楽性、エンタメ性皆無の試合を90分見るのって地獄やで、ホンマ・・・当方はDAZN観戦なのでまだマシですが、なぜか急騰しているチケット代を払って味スタへ出かけた方々の落胆ぶりはいかばかりかと。
「こりゃ双方ゴール期待値は0点台やろうなぁ」と思い込んでいたところ、DAZNのスタッツだとゴール期待値は0.71vs1.71。JSTASでも0.66vs1.65と案外高くてびっくり!!もっとも浦和は19分松尾のビッグチャンスで0.6跳ね上がっているようですが(苦笑)。
鹿島戦や清水戦のように決定機はアホほどありながら1点が遠いのなら攻撃陣のポンコツぶりを論うことも出来ましょうが、この試合のように決定機自体が少ない場合は怒りの矛先が監督へ向くのも当然でしょう。
試合後会見では「クロスを上げたときにファーにしか選手がいなくてニアに入ってくる選手がいない」ってボロクソに言われているのも道理。浦女だとクロスに対してたいがい島田がニアに突っ込んでてファーに伊藤とか榊原、丹野などがおるのとえらい違い。チームの約束事に忠実なCF島田自身はなかなか点は取れませんがチームとして点が取れてますので、何の問題もありません。
また「コンディションを考えてスタメンを入れ替える」こと自体は大いに結構なのですが、中島とサヴィオという「ダブル自由人」は結局ボールの受け手不足に陥りがちで、「ボールは持てるが前に進まない」現象をもたらすだけだったかと。そしてそんなテストをこんな時期にやっているのも残念というかなんというか・・・
トップ下が出来る面子でサヴィオや中島とは全くキャラが違う松本、相手最終ライン裏への飛び出しが得意な松本がベンチ外になったのは残念至極。故障明けで本調子にはほど遠い渡邊の出来を見て、松本はベンチ外を納得できるかどうか?
-----松尾-----
サヴィオ---中島---金子
---グスタフ--柴戸---
長沼-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----
(交代)
61分 松尾→イサーク
71分 中島→渡邊
71分 長沼→荻原
80分 柴戸→安居
80分 サヴィオ→早川
-----染野-----
--唐山----福田--
新井-森田--齋藤-内田
-深澤--林---宮原-
-----マテウス-----
(交代)
67分 唐山→松橋
76分 福田→平尾
83分 齋藤→平川
83分 宮原→鈴木
83分 染野→寺沼
・この試合の解説も前節に続いてあの方。あの方はやたら東京Vの出来を褒めていましたが、ワシ的には「守備で疲れ果てて、点を取る体力が残っていない」ように見えました。典型的な塩試合メーカー。東京Vの難点はとにかく点が取れないことで、守備はボトムハーフの中ではかなりマシなほうなのがよく判る試合でした。
・谷本主審はちょっとした交錯ではファウル取らないことで一貫しているので前半はマシなほうと思いましたが、体幹が強くて自然体で相手を吹き飛ばしていしまうのが気に入らないのか、イサクのファウルだけはやたら取るのには参りました。そしてとにかくアドヴァンテージを取らないので評価だだ下がり。
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