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2025.10.31

マイケル@御茶ノ水 ~ 油そば

Michael2509001

 中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から明治大学へ向けて坂を下り、駿河台下交差点近く。向かいにカレー屋「エチオピア」あり。かつて「眞久中」があったところで、その後もラーメン屋ばかりしょっちゅう入れ替わっているようです。先客、後客ともゼロ。

 屋号に「油そば」を冠している通りの油そば専門店で、基本の「油そば・並(880円)」を注文。麺量は並盛225g、大盛350g(+100円)、特盛425g(+200円)とのこと。

 マイケル・ジャクソンがガンガン流れる店内は厨房を囲むL字型カウンター13席のみ。卓上にはラー油、酢、ブラックペッパー、一味、かえし、ゴマ。青のり、カレー粉。店はいかにも学生のバイト然とした女の子のワンオペでしたが、後からオヤジがやってきて女の子を熱血指導。

 水セルフで卓上に水ボトルがある他、カウンターの背後に黒ウーロン茶、ジャスミン茶、レモン水も用意。でもそれらがぬるいのには参りました。

Michael2509002

 麺の上の具は分厚いチャーシューとメンマ、ナルト、刻みネギといったところ。値段を抑えるために具は必要最小限に留めた感じで、卵黄やフライドオニオン、刻み海苔などが別料金なのはともかく、自家製マヨネーズまで別料金なのには驚きました。

 食べやすいようにチャーシューを崩しながらひとしきりまぜまぜ。昔ながらとしか言いようがないプレーンな醤油ベースのタレが底の方に溜まっていましたが、総じてやや薄味。こうなると卓上のアイテムで味変してナンボで、カレー粉が結構気に入りました。

 麺は並太ストレートタイプでもっちりとした食感。これは割と気に入りました。

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2025.10.30

気骨家@岩本町 ~ (新家系)ラーメン

Kikotuya2508001

 都営新宿線岩本町駅から人形町通りを南へ下ってすぐ。すき家や小諸そばの先。先客4、後客4。

 「新家系ラーメン」を謳う店で、店内の券売機ボタンを見て基本の「ラーメン(950円)」と「ライス小(100円)」を注文。ラーメンは麺硬めで。

 「朝ラーメン」をやっているのがこの店の特徴で、その代わりメニューはラーメン一本。

 店内はL字型カウンター9席。卓上には胡椒、酢、おろしニンニク、豆板醤。

Kikotuya2508002

 「ミネラル豊富な天然塩2種類と熟成スープで作り上げた一杯」というのがこの店のウリ文句。若干とろみがかったスープは塩気強めながらも豚骨の旨味がはっきり感じ取れ、やたらしょっぱくて食後は胃にずっしりくるハードパンチャー系よりは個人的には遥かに気に入りました。ただ塩気がきついことはきついので飲み進む気にはなれず。またわざわざ「新家系」を謳っていますが、醤油ではなく塩を押し出しているのが「新」なのかなぁ?

 麺は菅野製麺所製の中太ストレートタイプ。一般的な家系の麺よりやや細目かな?それはともかく「硬め」を注文したのにたいして硬くはなく、ひょっとするとデフォルトが柔らかめなのかも。

 具は薄いチャーシューが一枚と海苔、刻みねぎ、わずかに白ごまといたって標準的。

 ライスは「小」の割には案外量がありましたが、卓上に漬物類がないのでただのラーメンだとちょっとご飯を持て余し気味に。この辺はご飯お代わりし放題がウリの店=量を食わせる店ではないと割り切っているのかも。

 秋葉原も和泉橋を渡ってしまうと外食店はガタ減りするので、非常に無難なこの店は近隣で働いている方には重宝されるかも。

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2025.10.29

伍福軒@池袋 ~ 黒ヤキメシ定食

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 池袋駅北口から南端にKFCがある「西一番街中央通り」を北へ。三田製麺所など展開するエムピーキッチンが首都圏でFC展開していた「天下一品」を大量閉店し、新ブランド「伍福軒」に一斉リニューアルした店の一つです。先客ゼロ、後客7。

 券売機は無く、卓上のQRコードを読み込んで注文するのが基本ですが、口頭での注文も受け付けていました。食後レジにて後会計制。

 今回は基本の「背脂黒醤油ラーメン(790円)」に黒ヤキメシ(小)がついた「黒ヤキメシ定食(1050円)」を注文。画面で麺の量、麺の硬さ、背脂の量を指定可能なので「麺硬め」にしてみました。

 メニューは他に冷やし辛つけ麺や油そばも。

 店内は壁沿いや窓際にカウンター、店中央にも島式カウンターで計10数席。さらに2Fもある模様。卓上には醤油、酢、黒胡椒、白胡椒、一味、ラー油、辛味噌、おろしニンニク、たくあん。

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 「伝統の濃口醤油を基調に"かえし"を造り『豚の力強い旨味』『椎茸の豊かな香り』『昆布の繊細な旨味』が詰まった、至福の背脂黒醤油ラーメンです。」というのが店のウリ文句。黒々としたルックスは播磨龍野の「国産の大豆・小麦を使用し、じっくりと熟成させた天然醸造濃口醤油」から来ているようですが、ルックスに反してさほどしょっぱくはなく、動物系出汁の旨味がちゃんと楽しめます。大きめの背脂がぷかぷか浮いていることから想像できる通り、ちょっと脂はきつめ。

 麺は菅野製麺所製の中細ストレートタイプ。硬めで注文したせいか、やや水気の少なそうなごわついた食感で、これなら硬さも普通で良かったかと反省。。

 具は薄いチャーシュー、薄切りメンマ、刻み青ネギ。

Gofukuken2509001

 黒ヤキメシも見た目と違って醤油がやたら自己主張せず、パラパラっとした仕上がりが気に入りました。ただ「背脂黒醤油ラーメン」は値段を抑えるために具を極端にケチっているわけではなさそうなので、個人的には量的には黒ヤキメシをつけなくても十分でした。

 見た目は「新福菜館」の中華そば&ヤキメシとそっくりですが、こちらのクォリティーが格段に落ちるという訳でもなく、チェーン店らしく今時のラーメン屋にしてはコスパも悪くないので、「これはこれでアリ」という印象を受けました。

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2025.10.28

具だくさん肉吸い@松屋

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 松屋から2025年10月21日より期間限定発売中の「具だくさん肉吸い(860円)」を試食。

 「たっぷりの牛肉に、豆腐を使用し、シャキッと食感の青ネギを添え、旨味がしみ出たお出汁で仕上げた、大満足間違いなしのメニューです。」というのが松屋のウリ文句。肉吸いは端的に言えば「肉うどんからうどんを抜いたもの」なのですが、松屋のウリ文句にはうどんの「う」の字も見当たらず。

 また松屋では「肉吸いの定番でもある生玉子もセットになっており、お好みのタイミングで投入するのもおすすめです。」と謳っています。本来は生玉子を「月見」よろしく肉吸いの中へ投入するのが正解なのかもしれませんが、個人的にはつゆが冷めるのが嫌(それゆえ「月見」自体があまり好きではない)なので、すき焼きのように生玉子を小皿に溶いて牛肉をつけながら食べ進みました。

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 少々不可解だったのは、松屋では煮込み系ハンバーグなど汁気が多い料理には必ずスプーンが付いてくるのに、汁だらけの肉吸いにはなぜかスプーンが付いてこなかったこと。やむなく配膳口に置いてあるのを取りに行くはめに。

 「肉うどんからうどんを抜いたもの」の割にはやたら豆腐が多いのが気になりました。まぁこの辺がリアル肉吸いに拘らずに魔改造してしまう松屋流なのでしょう。肝心の牛肉は底の方に結構沈んでいてぱっと見目立たないだけで総じて「具だくさん」なのは確か。

 つゆはうどんのつゆよりは鍋物のつゆにかなり寄った感じですが、出汁が良く効いています。そして松屋の出す料理とは思えないくらいの薄味!! 松屋のメイン顧客には合わないような気がしますが、とにかくやたら濃い味にしたがる松屋としては画期的で、薄味なのに出汁が良く効いているので物足りなさは皆無。驚くほどご飯が進みます。

 なお松屋では「大阪をはじめ関西地方で親しまれてきた名物料理『肉吸い』」とありますが、個人的には全く馴染みがありません。「ウチは貧乏だったので、オカンは牛肉なんて出せなかったのかもしれなぁ?」と思ったのですが、ウィキペディアによると肉吸いとは「難波千日前にあるうどん屋「千とせ」(ちとせ)が発祥」で「1980年代後半に吉本新喜劇の俳優である花紀京が出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために『肉うどん、うどん抜きで』と注文し、当時の店主がそれに応えたことから誕生した。」とのこと。大阪に古くからある訳ではないようで、そりゃ知らんはずやわ・・・

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2025.10.27

とり天合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2025年10月24日から期間限定発売中の「とり天合盛り定食(935円)」を試食。これは新商品ではなく、かつて2023年9月及び2024年5月にも発売された商品の再販です。

 つけだれが「ごろっとしたたまごと玉ねぎの食感を楽しめる"自家製タルタルソース"、かぼすの爽やかな酸味がすっきりと広がり、さっぱりと食べられる"酢醤油"、キリっとした辛さが、とり天の美味しさをより引き立てるアクセントになる"からし"」の3種類を用意してあるのも前回と同じ。

 そして今回の「とり天合盛り定食」も前回同様とり天4個+カリッともも2個という構成です。「カリッとした衣と、やわらかくジューシーな鶏もも肉で仕上げた『とり天』は、軽い食感で何個でも食べられると好評です。この『とり天』と看板メニュー『カリッともも』を1度に両方楽しめる」というのがからやまのウリ文句。

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 「ザンギ」と「唐揚げ」は未だにどう違うのかさっぱり判りませんが、合い盛りにすると「とり天」と「唐揚げ」とは全くの別物なことが一目瞭然。とり天と比べると唐揚げはかなり油臭くてこってりした感じ。食感も含めて重たい感じです。逆にとり天はあっさり軽めな反面、何か調味料をつけないと食べづらいかと。そこでからやまが3種類ものつけだれを用意したのは目の付け所としては実に良い感じ。
 
 個人的には「タルタル」は味が濃すぎて鶏の旨味をかき消し勝ち、「からし」は刺激が強すぎ、よって消去法的に「酢醤油」が一番気に入りました。でも個人的にはとり天は天つゆとか、さらには超シンプルに塩だけつけて食べるのが好み。

 ただいずれのつけだれも「とり天」向けであって、「カリッともも」にはあまり向いてないような・・・「カリッともも」は下味が付いているのでそのまま食ってくれということなのかな???
 
 でも下手にソースなどをぶっかけず、揚げ物本来の旨さを前面に押し出した時の「からやま」の定食はホンマに美味い。細かい難点はあるにせよ、相変わらず大満足の逸品でした。

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2025.10.26

石松餃子 JR浜松駅店

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 浜松餃子の代表格「石松餃子」。本店は郊外にあるので、浜松駅に隣接した飲食店街「メイワン エキマチウエスト」にあるJR浜松駅店を往訪。18時過ぎの入店でしたが、待ち時間ゼロでした。

 早速「餃子15個(1000円)」と「濃いめのグレープフルーツサワー(500円)」を注文。

 店内は2人卓が主体でカウンターが少ないのが特徴。女性同士の客が多いのには驚きました。また「餃子で軽く一杯」ではなく、定食を頼んでいる方も目立ちました。

 卓上には餃子専用のタレとラー油のみ。

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 びっくりするくらいあっという間に登場。浜松餃子と言えば円形に盛られて出てくるのを想像する方も多いかと思いますが、20個入りの「車盛り」は通常の餃子よりも時間がかかるとメニューに注記されていました。おそらく通常の餃子は客の回転の良さゆえに見込みでバンバン焼いているので出てくるのがやたら早い一方、「車盛り」だけは注文を受けてから焼き始めるのかもしれません。

 また通常の餃子にもやしは付かないのかな?と思ったら、餃子の裏に隠れていました。

 サイズは餃子の王将と大差なし。皮はやや柔らかめで隣とくっつきやすい感じ。そして「石松餃子といえば一にも二にもキャベツ」と豪語するように、餃子はとにかくキャベツなど野菜多めで超あっさり味。「あっさりしながらジューシーでいくつでも食べられるあきのこない味」と店は謳っていますが、餃子の王将原理主義者としては物足りないこと限りなし。

 また餃子のタレは「石松餃子のために考えられた特製の酢醤油です」とのことですが、これも餃子に合わせてあっさり味。ゆえにラー油の底に溜まった辛味を投入して、やっとお酒のアテになる感じ。餃子本体が超あっさり味なので、茹でもやしは特になくても良いような・・・

 この感じだと個人的にはお酒のアテではなく、ご飯のおかずの方が向いている気がしました。

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【観戦記】25年第35節:浦和 0-0 町田

 町田は第30節G大阪に勝って以降は1勝2敗3分と失速して優勝争いからはほぼ脱落。浦和は直近6試合で1勝3敗2分と町田以上に停滞している中で迎えた消化試合。10月も下旬に入ってようやく酷暑から解放されたと思ったら今度はいきなり冬の到来を感じさせる、氷雨降る中での闘いとなりました。

 浦和のスタメンは前節から牲川→西川、根本→マリウス、大久保→関根、早川→渡邊と4名入れ替え。テスト色が強く、かつそのテストがことごとく失敗に終わったことでこの試合はほぼ「いつものスタメン」に戻した格好。2試合続けて、しかもホームゲームであまりにもお恥ずかしい試合は出来ないでしょうから、ここでいったんリセットしたくなるのは判らなくもありません。

 なお前節終了間際に思わず副審に手を出してしまった金子に対しては「4試合の出場停止、および罰金(40万円)」との処分が下されてこの試合どころか今季一杯出場停止。

 代わってサブに照内が入ったのが目を惹く他、中島もベンチに戻った一方、松尾や安部がベンチ外に。

 町田はリーグ戦前節から中2日でACLEアウェー上海海港戦、さらにそこから中3日で浦和戦と厳しい日程ですが、意外にもスタメンは上海海港戦と全く同じでした。なお町田はCB岡村が故障中なのに加え、FW西村が前節17分で交代しているので故障くさい模様。

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 序盤町田得意のロングボール攻撃を浦和守備陣がマリウスを中心に淡々と弾き返し、セカンドボールも町田に簡単には拾わせてはいませんでしたが、安易にイサクへ向けて蹴りださずに最終ラインから細かく繋ごうとする浦和は町田以上に上手くいっておらず、序盤は自陣でのプレーが長めとなりました。

 しかも立ち上がりから何度か相手と交錯して傷んでいた石原が29分とうとう故障して長沼との交代を余儀なくされるアクシデントが発生。町田はここぞとばかりに長沼を狙い撃ちし始めましたが、そこを長沼が耐えているうちに徐々に浦和も反撃に。しかし、39分CKから関根ヘッドがわずかに枠を捉えきれなかったのが惜しかったくらいで、どちらも決定機どころかシュートすら少ないまま前半終了。

 後半に入ると浦和はサヴィオが浮遊するのを止めて渡邊を左SHに固定したのが目に付きましたが、そんな中で48分長沼クロス→イサクヘッドとこの日流れの中で初めての決定機!しかし、これはGK谷の正面へ。52分浦和が町田を押し込み続ける中でボックス内から関根が放ったシュートは増山が至近距離でブロック。53分サヴィオミドルシュートはわずかに枠の外。

 劣勢に陥った町田は57分増山→中村、藤尾→オ・セフン、デューク → ナ・サンホと三枚替えを敢行。オ・セフンは藤尾よりはボールが収まることもあってかこの交代はかなり効果があって、戦況は再び五分五分に。

 浦和も67分グスタフソン→柴戸、関根→中島、77イサク→小森と逐次投入したものの、良くも悪くも戦況に変化なし。

 終盤になってようやくコンディションの差が顕著になり、浦和がセカンドボールを拾い、町田が悪質なファウルで止める場面が目立ち出しましたが、それでも浦和の決定機は87分中島がボックス内から放った一発だけ。しかもこれを谷が好セーブ。

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 最後まで消化試合、しかも直近の成績が芳しくないチーム同士の消化試合に相応しい塩試合でした。シュート数は浦和10vs町田6。しかも共に決定機らしい決定機はほとんどなく、両チームを通じてGKを脅かしたシュートは87分中島の一本だけ。ゴール期待値はDAZNのスタッツだと0.79vs0.84と案外高くて驚きましたが、どちらもボックス内からシュートを放ちながらブロックされたものが多かったからかも。

 点が入るどころか、「攻める方も見事だが守る方も見事」という玄人好みの試合だった訳でもなく、悪天候だったことを含めて「初めて試合を見に来た方がまた見に来たくなる試合」ではなかったのは確か。その意味では興行的に大失敗の試合でした。

 ただ町田のやりたいことはほぼ何もやらせておらず、個人的には前節とは違って恥ずかしい試合ではなかっただけマシ。しかし終盤優勢に転じても町田守備ブロックを崩せる様子は微塵もありませんでした。、ボールを持たされた時の閉塞感の凄まじさは浦和でのリカ末期も似たり寄ったりでスコルジャだけを責めても仕方ないのかもしれませんが。

 個人的には許容範囲内の塩試合。ただその試合が見事なまでに判定基準バラバラの審判団のために塩分マシマシだったのには参りました。

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-----イサーク-----
サヴィオ---渡邊---関根
---グスタフ--安居---
荻原-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(交代)
29分 石原→長沼
67分 グスタフソン→柴戸
67分 関根→中島
77分 イサーク→小森

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-----藤尾-----
--相馬----デュク--
増山-下田---前-望月
-中山--昌子-ドレシェ--
-----谷------

(交代)
57分 増山→中村
57分 藤尾→オ セフン
57分 デューク→ナ サンホ
84分 望月→桑山

 前節のあんまりな試合結果&試合内容を受けてか、この試合のゴール裏は静観の構え。駒場時代から浦和を見ている身としてはなんの違和感もありませんでした(ダンマクがあるだけマシ!!という厳しいご意見も)が、こういうゴール裏のスタンスが今の時代に合わなくなってるのもわからんではないんだよなぁ・・・でも個人的には「安易に時代の潮流に流されないのが浦和」であって欲しいと思います。

 とにかく寒くてハーフタイムにはロアー上段のトイレの行列がコンコースに収まりきらずにスタジアム外まで延びる椿事も。

 そんな酷寒の日に運悪く「Reds’ビアフェス2025」を開催してしまうのでいかにも浦和。野球場でよく見かけるビールタンク背負ったねーちゃんはなんと半袖でした!!

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2025.10.25

ツナマヨちくわのまごころ天丼@てんや

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 「てんや」が2025年10月20日から7500食限定で発売中の「ツナマヨちくわのまごころ天丼(980円)」を試食。但し往訪した阿佐ヶ谷店では店外の広告は同時発売の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼」だけで、「ツナマヨ」はタッチパネルCMでの紹介だけに留まっていました。まぁ数量限定販売=短期で販売終了が見込まれている以上、この扱いは仕方ないでしょう。

 「ツナマヨちくわのまごころ天丼」はてんやのスタッフが発案する新作天丼の中から優秀作品を商品化する第5回「俺と私の天丼コンテスト」で総エントリー数106品の中から見事金賞に選ばれたものとのこと。

 そして「『ツナマヨちくわ天』はちくわにツナマヨを詰めて香ばしく揚げ、衣の中から広がるツナマヨのまろやかさと、ちくわの旨みが絶妙に重なります。そこに大葉の爽やかな香りがアクセントとなる『鶏の大葉包み揚げ』、淡路島産玉ねぎの甘みと豆苗、 甘酢しょうがの爽やかさが引き立つ『淡路島産玉ねぎと豆苗と甘酢しょうがのかき揚げ』、人気の『海老』を合わせました。」というのがてんやのウリ文句。

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 配膳されて驚いたのはかき揚げの巨大さ!!ちくわ天が主役のはずですが、ビジュアル的にはかき揚げが完全に丼を制圧しています。

 で、肝心のちくわ天ですがウリ文句が受ける印象ほどツナマヨは自己主張せず、蕎麦のトッピングにありがちなごくごくフツーのちくわ天にちょっとアクセントを加えているだけという感じでした。

 かき揚げは甘酢しょうがが前に出まくって玉ねぎや豆苗はその陰に隠れがち。甘酢しょうがはアクセントではなく、ほぼ主役みたいな・・・ また「鶏の大葉包み揚げ」は厚みがあるのは結構ですが、鶏の味が淡白すぎて苦手な大葉の臭いや味が顔を出してくるのが少々鬱。

 またちくわ天の塩分を考えて「たれ少な目」とし、実際ちくわ天だけならそれで最適でしたが、かき揚げや包み揚げを食べるのは「たれ少な目」では少々辛く、卓上のたれで補強する羽目に。

 そして食後は胃にずっしり。うーーーん、個人的には「てんや」で久しぶりのハズレを掴んだ気分・・・

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2025.10.24

とんこつ醤油牛鍋膳@吉野家

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 吉野家が2025年10月17日から期間限定で発売中の「とんこつ醤油牛鍋膳(899円)」を試食。吉野家の冬の定番「牛すき鍋膳」も同時発売。

 とんこつ醤油牛鍋膳は吉野家HD傘下にある広島発のラーメンブランド「ばり馬」とのコラボ商品で、「ばり馬」は「最強トロ炊きとんこつ鶏ガラ醤油らーめん」がウリ。

 そして「豚骨と鶏ガラをじっくり炊き上げ、醤油のコクを重ねた濃厚かつクリーミーな味わいのたれに、大判の牛肉、白菜、ねぎ、豆苗、人参、絹豆腐、きしめんが入っています。約1玉分となるにんにくをフライドガーリック・おろしにんにく・刻みにんにくとしてブレンドした『にんにくマシマシだれ』と、ご飯、漬物もセットで提供し、ラーメン店さながらの味変をお楽しみいただけます。」というのが吉野家のウリ文句。

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 鍋の食材は「牛すき鍋膳」と全く同じなのかな?白菜が高いせいか、増量剤=きしめん(その割には厚みがありますが)の量が多いような・・・また総じてあまり煮えてない状態で出てきたのも印象悪し。

 それはともかく「濃厚かつクリーミーな味わいのたれ」の出来がイマイチなのか、一応豚骨ベースなことは判るものの、そのままでは味がえらくぼんやりした印象を受けました。ウリ文句では味変アイテムという位置づけの「にんにくマシマシだれ」を加えて初めて鍋として成り立つような・・・でも豚骨醤油ラーメンのような往々にして味がはっきりしすぎるものを想起すると、とんこつ醤油牛鍋膳は「にんにくマシマシだれ」を加えてもなお味のぼんやり感は拭えず。

 残念ながらあまり完成度が高くない状態で市場に投入してしまったような気がしてならない新商品でした。来冬はブラッシュアップして再投入されるか、いきなりボツになってしまうか、微妙なところ。

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2025.10.23

黒トリュフ薫る きのこ親子丼@なか卯

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 「なか卯」で2025年10月15日から期間限定で発売中の「黒トリュフ薫る きのこ親子丼(690円)」を試食。
 
 「なか卯自慢のふわとろの親子丼に、3種類のきのこ(えのき、しめじ、エリンギ)を合わせ、さらにイタリア産の刻み黒トリュフを使ったペーストを贅沢にトッピングした商品です。芳醇な香りの黒トリュフと、きのこや鶏肉の旨みが溶け込んだ親子丼が織りなす、秋ならではの味わいをご堪能いただけます。」というのがなか卯のウリ文句。

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 なか卯では2022年11月に「3種きのこの親子丼」を試食済。その時のウリ文句は「特製の割り下とこだわり卵を使用したなか卯の看板商品『親子丼』に、バターと醤油で味付けした秋が旬な3種類のきのこ(しめじ、エリンギ、舞茸)を合わせた、季節を感じる商品です。親子丼の纏うバター醤油の香りが食欲をそそり、一口食べるとバターのコクと醤油の香ばしさ、きのこの豊かな風味が口いっぱいに広がります。また、それぞれ食感が異なる3種類のきのこがアクセントとなり、“ふわとろ”とは一味違った親子丼をお楽しみいただけます。」というものでした。

 残念ながらその際は、もともと極めて完成度の高いなか卯の親子丼にやたらバタ臭くて自己主張が強い洋風の味わいを持ち込んで、元来の親子丼の良さをぶち壊したという印象を抱きました。

 そしてその傾向は今回も変らなかったようで。「黒トリュフを使った何か」を丼全体にまぶさずにペースト状にしたのは大助かり。それゆえペーストを広げて「黒トリュフを使った何か」が混じったエリアと、親子丼デフォルトエリアの比較がしやすいのですが、個人的には親子丼デフォルトエリアのほうがずっと好み。なか卯の親子丼はとにかくデフォルトの出来が良いので、妙に洋風に弄り倒したエリアは違和感だらけでした。しかも「黒トリュフ本来の芳醇な香り」はなんだか判らずじまい。

 親子丼に絶対の自信を持ち、多少変化をつけても無難にまとめてしまうなか卯であってもハズレることはあるみたいで。

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2025.10.22

姫路タンメン@姫路 ~ 姫路タンメン

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 姫路駅から北へ延びる「パステルおみぞ商店街」の入口近く。姫路城へと伸びる大通りの東側に広がる雑然とした飲食店街の一角にあるので、駅から至近距離にある割には土地勘がないと判りづらいかも。

 夕方の中途半端な時間帯の往訪だったにも関わらず、なぜか店はほぼ満席。ただ一番混んでいる時に来たようで、後客はわずか2人。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て基本と思しき「姫路タンメン(990円)」を注文。後払い。

 屋号通り各種タンメンがウリですが、中華そばや油そばもあり、往訪時には期間限定で「肉そば」も出していました。

 店内はL字型カウンター10席と4人卓×1、2人卓×1。卓上にはラー油、一味、餃子のたれ、コショウ、そして自家製生姜醤油。店は冷房の効きが良くなくて少々鬱。また店員は三人いましたが、タンメンを作っているのは一人だけなので回転悪そう。

Himajitanmen2508002

 「野菜の旨味と甘味がたっぷり入った塩スープと平打ち太麺。一杯あたり360gの野菜を使った姫路タンメンは野菜不足が叫ばれる現代人の救世主です」というのが店のウリ文句。野菜はキャベツともやし主体に青菜、にんじん、わずかにコーン、そしてこれまたわずかにひき肉といったところ。デフォルトで生姜がたっぷり入っているのが最大の特徴かも。

 塩味のスープはこのままでも悪くはないのですが、野菜から水が出るせいかちょっとあっさしりすぎる嫌いもあるので、卓上の生姜醤油が絶妙の味変アイテムに。店のお勧めに従ってスプーン3杯投入して丁度いい感じに。胡椒もよく合います。

 麺は新日本製麺製の平たい中太ほぼストレートタイプ。ややかための仕上がり。

 味噌、麻婆なといろいろバリエーションがあるのでおいおい試してみます。でも夜は野菜200gの「小」で十分かな?

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2025.10.21

豚と小麦@神田 ~ ノーマル醤油豚骨ラーメン

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 JR神田駅南口を出て大きな交差点を渡って日銀通りへ。駅から徒歩2分程度。先客1、後客5。

 お世辞にも使いやすいとは言い難いタッチパネル式券売機と格闘しながら、基本と思しき「ノーマル醤油豚骨ラーメン(880円)」を注文。麺の種類(博多麺orもちもち麺)や麺の硬さを選べるので「博多麺・硬め」にしました。

 メニューは他に辛子明太子入りの「レッド」や黒マー油入りの「ブラック」など。

 店内は縦長カウンター8席と2人卓×3。卓上には昆布酢、醤油、ラーメンタレ、ラー油、コショー、紅生姜、辛子高菜。お茶はジャスミン茶でした。

Butakomugi2509002

 若干とろみがかったスープは商品名にわざわざ「醤油」を冠するのが不思議なくらい醤油はでしゃばらず、店が「長時間炊き上げた旨味とコクが凝縮された」と謳うのもうなずけるくらい豚骨の旨味を目一杯楽しめる優れもの。逆に言えば、家系みたいな醤油が前に出まくった「醤油豚骨」を想像して頼むと完全に肩透かしを食らいます。

 麺は細麺ストレートタイプ。量的には替玉(+150円)前提でしょうなぁ。ランチタイムにご飯ものをつけた「ランチセット(1200円)」を店が推しているのも納得。

 具はぺらぺらなのにわざわざ炙りを入れたチャーシュー、キクラゲ、刻み青ネギ。いかにも値段を抑えるために具は必要最小限に留めました!!といった風なので、早々と卓上の紅生姜、辛子高菜を投入。

 「ほぼ博多ラーメン」といっても差支えない一杯で結構完成度が高く、これで「もちもち麺」という選択はないんじゃないかと。事前の期待値が低かっただけにポジティブサプライズな一杯でした。

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2025.10.20

鶏ねぎ天丼@てんや

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 「てんや」が2025年9月25日から11月中旬までの期間限定で販売中の「鶏ねぎ天丼(920円)」を試食。但し往訪した八重洲店では店外の広告は同時発売の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼」だけで、「鶏ねぎ天丼」はタッチパネルCMでの紹介だけに留まっていました。

 「天丼てんやの単品天ぷらで人気のしっとりジューシーな『とり天』にマヨネーズをトッピングし、シャキッとした歯ごたえと甘みが特徴の『大分味一ねぎ』に半熟玉子を添えた『鶏ねぎ天丼』。大分県では、『とり天』にさまざまな調味料と野菜を合わせて味わう食文化が根付いており、そのご当地スタイルから着想を得て生まれた商品です。甘みのあるシャキッとした歯ごたえの『大分味一ねぎ』、やさしい味わいの『とり天』、まろやかな半熟玉子、そしてマヨネーズのコクが絶妙に絡み合い、食欲をそそる味わいをお楽しみください。」というのがてんやのウリ文句。

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 半熟玉子が別皿で出てきたのには意表を突かれましたが、大分味一ねぎがとり天の上に振りかけられて出てくるのではなく、とり天とは完全にエリアを分けて丼に敷き詰められて出てきたのも少々驚きでした。うーーん、大分味一ねぎはとり天の薬味という位置づけではなかったのか・・・

 このままでは半熟玉子の居場所がないので、大分味一ねぎエリアを先に食べて半熟玉子の置き場所を確保。

 とり天は3個のっているだけですが、一個一個が結構デカいので食べ応え十分。それでいてから揚げよりはずっと軽い味わいなので食後も胃もたれ皆無。ただとり天って個人的には酢醤油とかポン酢とか、単に塩だけとかで食べるのが好きで、から揚げみたいにマヨネーズをつけるのはせっかくの軽い味わいを消してしまう気がします。また味がきついマヨネーズがかかっている以上、天丼のタレは「少な目」にしてちょうどいいくらい。

 そして半熟玉子はとり天に必要なのかというそもそもの疑問があってなぁ・・・とり天だと半熟玉子を絡めて味をマイルドにする必要なんてありませんし・・・

 さらに口直し用にガリが付いてくるのに、味噌汁と一緒にいつもの漬物も付いてくるという辺りもなんだかなぁ・・・

 とり天自体は悪くなく、それを主役にシンプルに天丼に仕立てるだけで十分なのに、妙に主役をごてごてと飾り立ててダメになってしまうという「からやま」や「かつや」がやらかしがちな失敗を「てんや」もやっちゃったような気がしてならない一杯でした。

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2025.10.19

ふるいち 仲店@倉敷 ~ ぶっかけうどん

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 倉敷駅向かいのアーケード商店街に入ってすぐ。駅からバカでかい看板が見えるのは「ふるいち」の本店で、仲店はその裏辺り。ほぼ5年ぶりの再訪。1階はあいにく満席で2階に案内され、2階は先客10人くらい、後客3。

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 券売機はなく、口頭で「ぶっかけうどん・並(690円)」を注文。冷たいものと温かいものを選べるので、「冷」にしました。「冷」だとわさびが付いてくることに念を押されます。なおこの店はぶっかけうどん専門店ではなく、フツーの「汁うどん」もありました。後払い。

 2階はカウンター5席と6人卓×2、4人卓×2、さらに店奥にカウンター4+7席。1階より2階のほうがずっと広いのは厨房の有無の差でしょう。卓上には一味のみ。

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 麺の上にネギ、天かす、海苔、ウズラの卵を乗せ、甘辛いタレをぶっかけただけの非常にシンプルな一品。そしてまぜそばと同様、これらを一頻り天地をひっくり返してかきまぜてから食べるのがぶっかけうどんの流儀。ただセルフの店に慣れたせいか、シンプルな品の割には案外出てくるのに時間かかるのが難。

 前回「温」を食べた際は「うどんは若干柔らかめですが、もっちりとした弾力性はちゃんと残っている」という印象を受けましたが、「冷」だとやはり冷水がぐっと締められて出てくるせいか、口当たりがちょっと柔らかめなだけで弾力性が強い、しっかりした噛み応えが楽しい逸品に仕上がっていました。

 タレは甘辛いの「甘い」方向にややベクトルを振った感じですが、残念ながら個人的にはちょっと濃すぎ。出汁には「利尻昆布、枕崎と山川の鰹節。大分の乾燥椎茸などの国産の厳選素材を使用」しているそうですが、味が濃すぎて出汁の旨味を完全にかき消している感も。

 また並だと量的にはランチには物足りないかな・・・

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【DAZN観戦記】25年第34節:横浜M 4-0 浦和

 浦和のスタメンは前節から西川→牲川、マリウス→ボザ、金子→大久保。渡邊→早川と4名入れ替え。出場停止明けのボザがスタメンに戻ったのはともかく、前節リーグ戦初スタメンだった根本を今節も続けてスタメン起用したことも併せてかなりテスト色が強いスタメン構成となりました。

 ただ牲川のスタメン起用は「東京ヴェルディとの練習試合で周作に少しメディカル的な問題が発生」という事情もあったようです。

 もう優勝どころか2位に入る目もほとんどなく、降格する恐れもない状態だとはいえ、こんなに早い段階でテストモードに移行するのは個人的には意外でしたが、ひょっとすると来季の監督続投が内定したのかもなぁ・・・

 またこれまで試合前会見で何度かベンチ入りを示唆されながらもベンチ入りが叶わなかった安部がついにベンチ入りしたのが目を惹きました。

 一方横浜Mのスタメンは関富→鈴木、山根→渡辺、アラウージョ→井上と3名入れ替え。

 前回埼スタで横浜Mと対戦した時は横浜Mの監督がホーランドからキスノーボへ代わったばかり。そして今回の対戦ではさらに大島氏へと監督が代わっており、おまけに前目の外国人選手がごっそり入れ替わるなどもう魔改造に次ぐ魔改造を経たチームなので個人的には出方が判らなかったのですが、横浜Mの手口はロングボールで手数をかけずに敵陣にボールを送り込んだ後、前からガンガンプレスをかけるというシンプルなものでした。

 それゆえ浦和も前節神戸戦同様イサク目がけてのロングボールを多用して相手の前プレを回避しながら試合を進めれば何の問題もなかったはずですが、GKを牲川に代えたことで色気を出したのか、浦和はGKを使っての後方からのビルドアップに再チャレンジ。そしてこれが大惨事を招くことに。

 6分根本が植中に絡まれて自陣深い位置でボールロスト。いきなりショートカウンターが発動して植中の横パスを受けた谷村があっさり先制点。前節大活躍した根本が今回いきなりポンコツ私大医学部みたいな授業料を払う羽目になってしまいましたが、根本をサポートすべき荻原がどっか行ったのを見ると、そもそもスコルジャにビルドアップを仕込む能力なんてないんでしょうなぁ・・・今年一年を通じてがっかりさせられた話ですが、もう出来ないことは諦めて得意なことに集中しようや・・・

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 おまけに横浜Mはボールとは無関係に身体をぶつけてくるようなラフプレーが目立ち、とにかく痛みに強いはずの石原が長い時間蹲る場面もありましたが、笠原主審はイエローを出すどころか注意する気配すらなし。そしてこの試合を通じて浦和は「ライダーキック」笠原主審に悩まされることに。

 それでも20分くらいから浦和はようやく横浜Mを自陣に押し込みだしましたが、なぜか横浜Mの守備ブロックの回りでこねくり回すだけで一向にクロスを入れる様子はなく、シュートも撃てずじまい。早川も大久保もフリーダムに動きすぎるサヴィオに困惑させられっぱなしな感じもしましたが、自分の良さも全く出せず。

 そうこうしているうちに33分クルークスCK→キニョーネスのヘッドが決まって横浜M2点目。

 さらに42分クルークスFKからの流れで石原がボックス内で後方からキニョーネスを蹴ったファウルを取られてPK。45分クルークスがPKを決めて3点目。ただ石原のファウルより先に角田が牲川に体当たりしているファウルを取って然るべきではないのか?さらには角田やキニョーネスはオフサイドではないのか?といろいろ論点がある場面だったにも関わらずVARがダンマリだったのがいやはや何とも・・・

 これで浦和の選手たちの集中は完全に切れてしまったようで、45+4分CKからの流れで井上がぽっかり空いた右サイドを単騎激走して深く抉り、マイナスのクロスを植中が合わせて4点目。

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 そしてスコルジャも不出来の早川と大久保をついに諦めて後半頭から大久保→金子、早川→渡邊と2枚替え。金子投入の効果はあって右サイドから早めにクロスが入るようになり、46分荻原へのサイドチェンジからグスタフソンが放ったシュートはバーを直撃。

 しかしその後の攻勢で金子や荻原がボックス内でファウルを受けたくさいプレーがあったにも関わらず笠原主審が流したことから試合は荒れ模様に。浦和は主審への不信感が募ってかイエローをもらう選手が続出し、掴みかかった良い流れを自分で断ち切る格好に。

 65分サヴィオ→関根、75分グスタフソン→柴戸と代えるも何の効果もなく、相変わらず横浜Mの前プレに苦しみ続けるテイタラク。

 81分には秘密すぎる秘密兵器安部をついにピッチに送り出して思い出づくりしたところまでは良かったものの、90+1分判定にブチ切れた金子があろうことか副審を小突いてしまって一発レッド!!

 審判に手を出したのはルール上重罪で、金子は少なくとも4試合出場停止になる模様。もう大敗自体は如何ともしがたいのに、残り4試合を今季の数少ない希望だった金子を欠いて臨むことになるとは!!自分で傷口を開いて自分で塩を刷り込むような大愚行でした。

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 全く何も良いところ、良いことがない酷い試合で、DAZNに映る限りではスタジアムを去る赤者の出足が早いのなんの・・・大差がつきましたが横浜Mが強いという印象は特になく(強いて言えばCBキニョーネスが手強い!)、ひたすら浦和の弱さだけが目立つ試合でした、

 テスト的色彩が強いスタメンを組み、そのテスト組の出来が揃って芳しくなかったのは残念でしたが、それ以上に残念だったのはレギュラー組も不出来だったこと。代表ウィークを挟んで試合感が失われてしまったのか、全員揃いも揃って出足が鈍く、「総員突撃セヨ!!」系の横浜Mに対してあと一歩のところで競り負け、セカンドボールを拾われ続けるのが気になりました。

 CWC明けのアウェーFC東京戦が顕著でしたが、今季の浦和は試合間隔が開いた後の試合の出来が良くありません。かといって過密日程下だと基本スタメン固定なのが祟って最後は失速傾向になり、「浦和はいつも終盤バてる」と相手チームに笑われることに。

 沖縄キャンプで仕込んだことが渡邊負傷で簡単に瓦解してしばらく試行錯誤を強いられたことといい、今季のスコルジャのマネジメントにはがっかりさせられることだらけ。「リーグ戦には不向きだが短期決戦には強い」と思っていたらCWCで惨敗。うーーーん、もうスコルジャの続投は「今のフロントがスコルジャよりマシな監督を連れて来れる気がしない」という極めて後ろ向きな理由でしか支持できないなぁ・・・

Sippai

-----イサーク-----
サヴィオ---早川--大久保
---グスタフ--安居---
荻原-根本--ボザ-石原
-----牲川-----

(交代)
HT 早川→渡邊
HT 大久保→金子
65分 サヴィオ→関根
75分 グスタフソン→柴戸
81分 安居→安部


井上---谷村---クルクス
-----植中-----
---山根--喜田---
鈴木-角田-キニョーネス-加藤
-----朴------

(得点)
6分  谷村
34分 キニョーネス
45分 クルークス(PK)
45+5分 植中


(交代)
65分 植中→天野
65分 谷村→デイビッド
65分 井上→アラウージョ
75分 クルークス→クルード
81分 渡辺→山根

 あまりにも酷い試合内容&スコアを受けて浦和ゴール裏は後半応援拒否。解説の戸田氏が「こんな試合だとプレミアリーグなら観客はゾロゾロ帰ってしまうので、浦和はまだ観ているだけマシ」と妙な擁護をしていたのが心に残りました。

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2025.10.18

豚肉たっぷりあんかけ焼きそば@餃子の王将

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 「餃子の王将」が10月限定メニューとして販売中の「豚肉たっぷりあんかけ焼きそば(858円)」を試食。メニューに「ご好評につき再登場!!」と明記されている通り、昨年6月に試食済み。ただ残念なことに750円→858円と100円以上も値上がりしてしまいました。

 「たっぷりの豚肉とたっぷりの野菜を、オイスターソースの旨味をしっかり効かせた旨旨餡に。香ばしく焼きあがったモチモチ麺との相性もバツグンです。」というのが餃子の王将のウリ文句。
  
 ただ味自体は以前とそれほど変わったような気はせず総じてなかなかの出来で、王将の割には割と薄味なのも嬉しいところ。今年のウリ文句からはなぜか外れていますが、昨年同様「ピリッと生姜がアクセント」になっています。

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 作り手の問題なのか、あんかけの割にはやや水気が多かったり(そのせいかレンゲというか匙が付いてきます)、「香ばしく焼きあがった」を意識しすぎるのか焼きを入れすぎて焦げどころか堅くなってしまった部分もあったりするのは少々残念。これでは「モチモチ麺」の良さが活きないような気も。

 それ以上に残念だったのは昨年あった分厚いしいたけがなくなったこと。その代わり昨年は「豚肉たっぷり」と銘打ちながら豚肉の量が全然多くないと感じたのですが、その辺の残念さはかなり解消された気がしました。またしいたけの代わりにきくらげを投入。まぁ100円以上も値上げして、かつただのスペックダウンで終わる訳がないわなぁ・・・

 具は他に白菜、ニンジン、ネギ、たけのこ、チンゲン菜といったところでしょうか。この手の焼きそばにありがちな、もやし、かまぼこ、さつま揚げは見かけませんでした。

 この出来なら多少手を変え品を変えながら毎年恒例の月替わりメニューに加わりそう。

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2025.10.17

都市間バス「特急ねむろ号」試乗記

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 釧路~根室の都市間バス「特急ねむろ号」を試乗してみました。試乗したのは釧路駅前発1310発→根室駅前バスターミナル1553着の便。

 釧路駅前を乗客3人で出発し、途中大病院やイオンを回ってこまめに乗客を集めて計7人で釧路市街を抜けると、それ以降は茶内まで1時間も無停車。ただほとんどの乗客は根室駅前バスターミナルまで乗り通しでした。

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 意表を突かれたのは途中厚岸のクロネコヤマト営業所に立ち寄って荷物を引き渡していたこと。ヤマト運輸のドライバー不足対策とバス会社の収益増というWIN-WINを狙ったものなのでしょう。但し厚岸で乗客の扱いはありません。

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 車内にAC電源やUSB電源はありませんがWi-Fiあり。根室までほぼ国道44号線に沿って進み、両サイドに牧場が広がるところが多いので、併走するJR花咲線ほどの寂寥感はありませんが、その代わりかなり退屈。最後に風蓮湖が見えた辺りでやっと変化がつくくらい。

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 「ねむろ号」は2016年に1日4往復から「平日3往復・土休日2往復」に減便され、さらに利用者の減少で国からの補助が打ち切りとなったため、2024年10月1日からは「平日2往復・土休日1往復」にまで減って今日に至っていますが、今回試乗した感想だとそうなってしまうのもやむなしかなぁ。なお2025年にくしろバスが「ねむろ号」から撤退して根室交通の単独運行になっています。

 根室の衰退も顕著ですが、釧路の衰退が著しすぎてもはや道東の中心都市としての機能が失われ、「根室で片付かない用事はもはやいきなり札幌へ行くしかない」感じになってしまって、根室~釧路の流動需要自体が激減しているのかも。

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 翌日はJR花咲線を利用して釧路へ戻りました(根室1336発→釧路1603着)が、根室発車時の乗客数は「鉄」が結構乗っているせいかバスの倍くらい。おまけに厚岸からの乗車が多いので釧路到着時の車内は思いのほか賑やかでした。

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松太郎@新宿 ~ 醤油ラーメン

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 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。来た新宿百人町交差点の手前なので駅からはかなり距離あります。先客1、後客6。

 松屋フーズ初のラーメン専門店で、券売機や店の雰囲気は松屋そっくり。というか、この店自体松屋小滝橋通り店がリニューアルしたものだそうです。

 店内の券売機で「醤油ラーメン(680円)」を注文。券売機のGUIは松屋そのもの。

 メニューは他に塩ラーメン、冷やし中華、冷麺など。また往訪時は「朝ラーメン」を始めたことを派手に宣伝していました。

 食券を買うと席に座ってしばし待機。食券の番号を呼ばれると取りに行って、食べ終わったら返却口に戻すセルフ方式あたり松屋そのもの。

 店内は壁沿いに縦長カウンターが2列(12+8席)。卓上には醤油、酢、ラー油、ブラックペッパー。

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 スープは「厳選した四種類の醤油を丁寧にブレンドしたタレに、瀬戸内の花藻塩や昆布・海鮮・煮干しの出汁を加え、あっさりとしながらも奥深いスープを実現」というのが松太郎のウリ文句。しかし、残念ながらタレの味が強すぎてしょっぱく感じられるレベルなので、出汁の旨味はかき消されがち。この辺りはやたら味を濃くしがちな松屋のDNAがなせる業なのか・・・

 また表面の脂が結構多いのか、食後は口周りがべとつきがちで「あっさり」という印象は全く受けず。

 自社工場で製造した麺は中細ストレートタイプ。食べ始めは水気少なめで心持ち硬めという印象を受けましたが、すぐにスープに馴染んでゆきました。

 バラ肉チャーシューはぐだぐだに崩れる寸前までしっかり煮込んだ感じ。他にメンマ、刻み青ネギ。

 個人的には日高屋やぎょうざの満洲のラーメンよりはマシだが、麺リニューアル後の餃子の王将には遠く及ばないという評価。値段の割には結構頑張った気もしますが、そもそもこの期に及んで屍累々るいるいさーのレッドオーシャンなラーメン業界に松屋がわざわざ参入する気になったのかなぁ?

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2025.10.16

銀水@釧路 ~ 醤油ラーメン

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 釧路駅から和商市場があるほうへ歩いて10分程度。釧路合同庁舎の近く。住宅地のど真ん中に建っていて、店はいかにも自宅の一階を改装したような佇まい。先客2、後客5。昭和10年に釧路に生まれた老舗ですが、釧路市内の観光スポットから遠く外れているせいか、客はいずれも地元の方風でした。

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 券売機はなく、卓上のメニューを見て先頭の「醤油ラーメン(770円)」を注文。後払い。

 メニューは他に塩、味噌、ピリ辛など。

 店内はテーブル席主体で2人卓×2、4人卓×3。カウンターは店奥に2卓のみ。卓上にはブラックペッパー、一味、胡椒。

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 スープが丼になみなみと注がれた状態で登場。そしてそのスープがとにかく美味い!!鶏ガラベースの超あっさり味。かえしはあくまでも出汁の引き立て役という己の分をわきまえて全く自己主張せず、表面の鶏油もほんのりコクを添えるだけ。出汁の美味さに惹かれてぐいぐい飲み進んでしまうヤバいやつでした。

 麺は自家製で細くて平たい緩い縮れいり。ツルツルした口当たりでスープ絡みまくり。

 チャーシューは値段の割には厚みあり。スープが薄味なのでチャーシューの肉の旨味が旨さが際立ちます。まさにスープとチャーシューが織りなす相乗効果。

 具は他に細メンマ、刻みネギ。

 やたら味が濃いほうへ走りがちな今時のラーメンからすっかり失われたものを思い起こさせる珠玉の一杯でした。

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牛豚鶏のプルコギビビンカツ丼@かつや

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 「かつや」が2025年10月10日から期間限定で発売中の「牛豚鶏のプルコギビビンカツ丼(979円)」を試食。温玉なしの廉価版(869円)もありますが、温玉がないとしつこかろうと思ってレギュラー版にしました。「牛豚鶏のプルコギビビンカツ定食」も併売。

 「玉ねぎやニラと共に甘辛く仕上げた牛肉の『プルコギ』、ヤンニョムソースで仕立てた『ヤンニョム風鶏から揚げ』、そして、かつやの定番『ロースカツ』にはピリ辛なビビンバソースを合わせました。韓国料理風にアレンジした3種類の具材をご飯の上に豪快に盛り付け、仕上げに韓国のりをトッピングしました。見た目も味わいもインパクトのある、ボリューム満点の一品です。」というのがかつやのウリ文句。

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 いかにもかつやにありがちな「てんこ盛り系丼もの」で、見ただけで胃もたれしそうな一品ですが、意外なことにプルコギとロースカツの相性は非常に良くて全く喧嘩せず。ロースカツにピリ辛なビビンバソースがかかっているとはいえ相対的に薄味のせいか(カツなのに不思議な話ですが)一種の箸休め的な働きをして、プルコギだけだとしつこくなりそうなところを巧く救っていました。

 温玉をつけたのも大正解。刻み海苔や千切りキャベツの助けもあってこれらが一体となって味が濃すぎると感じることはなく、なんら飽きることなく食べ進められました。

 問題は鶏から揚げ。正直半分にカットして欲しいと思うくらいにやたらデカくて食べづらいのはともかく、「ヤンニョムソースで仕立てた」のが良くないのか、から揚げのからっと感が完全に失われて、べちょっとした食感に。同グループの「からやま」のから揚げはプレーンなのが一番美味くて、後は弄れば弄るほど悪くなる傾向がありますが、これはその極端なパターンではないかと。しかも肝心のヤンニョム風の味があんまり乗ってないような・・・

 三人組だけど、一人だけぶっちぎりに人気がないという昭和のアイドルにありがちな光景を思い出しました(苦笑)。トータルの出来は悪くないのですが。

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2025.10.15

煮干結社@弘前 ~ 煮干番長スペシャル

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 弘前城の東。随分年季の入ったビルに入っていると思ったら昭和2年に建てられた国の登録有形文化財だそうで。先客3、後客4。観光客が回遊してきても不思議はない立地ですが、他の客は全員地元民風でした。

 券売機ボタンを見て「煮干番長スペシャル(1330円)」を注文。普段なら間違いなく「煮干番長(980円)」で済ませるところですが、観光気分なので味玉半個やチャーシュー2枚などトッピングが増量されたスペシャル版にしました。

 メニューは多彩で焙煎深煎煮干、紅の海老、チキンファンク、濃厚魚介つけ麺、モーレツ!!エビ辛つけ麺、煮干大王のつけ麺、さらにカレーにも力を入れているようです。

 店内は縦長カウンター6席と4人卓×2。卓上に調味料類はありませんが、退店時に割りスープのポットと一緒に店中央に固めて置いてあることに気づきました。

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 デフォルトでわずかに黒胡椒かかった状態で登場。わずかにとろみがかったスープは店の能書きでは「三種類の煮干しをベースに豚骨・鶏白湯スープで炊き上げました!!」とのことですが、店内の強烈な煮干し臭から想像できる通り煮干がかなり前に出ているので多少食べ手を選ぶかもしれません。ただ魚粉のざらつきは感じられず、必要以上にしょっぱくもないので「やり過ぎ」という感じは受けず。

 麺は中細ストレート、やや水気が少なそうな噛み応えの強いタイプ。

 チャーシューはデフォルトと追加分で分位違うのかなぁ?厚みといい、煮込み加減といい、かなり違う印象を受けました。ただ共にややパサつき加減。

 メンマはちょい筋っぽいかな?他に味玉半個、刻みネギ、海苔、刻みタマネギ。

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 食後は弘前城や津軽藩ねぷた村を見学。

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2025.10.14

野むら@浅草橋 ~ ごぼう天そば

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 総武線浅草橋駅西口から清洲橋通りを北へ。神田和泉町交差点の先、いかにも再開発されたっぽいビルの一角に店を構えていますが、中は煮詰まった昔ながらの立ち食い蕎麦屋そのもので、外観とのギャップが凄まじいのなんの。先客1、後客ゼロ。

 券売機はなく、「かけそば/うどん(400円)」にトッピングを別途注文するスタイルで、今回は「ごぼう(100円)」を注文。配膳時に支払い。なお「冷がけ」だと500円。

 店内はL字型カウンター6席くらい。店は爺さんと娘でやっているのかな?爺さんは相当な歳と見受けられましたが、やたら声がデカくてまだまだ店を続けられそう!!

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 この店の最大の特徴は真っ黒なつゆ。ただ見た目と違ってそんなにしょっぱくないどころか、むしろ甘味を覚えるくらいで、旨みも十分。

 蕎麦は心持ち太めで、やや硬めの茹で上がり

 ごぼう天は千切りではなくささがき状のごぼうを揚げたためかやたら平べったいのが特徴。そのままだとちょっと硬く、しばらくつゆに沈めないと食べづらいのが難点で、正直好みに合わず。

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2025.10.13

厚切り豚カルビと茄子の辛味噌炒め定食@松屋

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 松屋から2025年10月7日より発売中の「厚切り豚カルビと茄子の辛味噌炒め定食(980円)」を試食。これは新商品ではなく2008年の登場以来の秋の定番で、松屋には珍しく季節感のある商品です。火が通りづらい茄子を自宅で上手に焼くのは少々面倒(苦笑)なので、この手の商品は結構ありがたいもの。もちろん昨年も試食済みですが、昨年は「豚と茄子の辛味噌炒め」だったのに対し、今年は「厚切り豚カルビと茄子の辛味噌炒め」と少し変化を加えてきました。

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 「今年は厚切り豚カルビを使用し、噛むほどに旨みがあふれるお肉に、とろけるような食感の茄子・しんなりと甘い玉ねぎ・シャキッとした食感のピーマンなど、盛りだくさんの具材でおなかも心も満たされる満足感たっぷりの逸品です。濃厚な辛味噌ダレはご飯との相性抜群で、一度食べればついついお箸がすすむ味わいです。」というのが松屋のウリ文句。

 豚カルビはそんなに脂だらけという感じもしないので、マイナーチェンジの効果は良くも悪くもよく判らずじまい。

 なんか辛味噌というか辛味噌ベースの焼肉のたれを絡めて炒めたという感じの一品で、辛さはさほどのことはなく、どちらかといえば味噌の旨味がおもっきし前に出たような味わい。良くも悪くも松屋らしい濃い目の味付けでご飯がすすみすぎる嫌いがあり、ご飯並盛だと少々おかずが余り気味。水気の多い茄子はまだしも豚肉はこのままでは味が濃すぎるので、サラダをサンチュ代わりに豚肉に添えながら食べ進みました。

 またかつては松屋の焼肉系定食って値段の割に概してしょぼいというのが個人的な評価でしたが、もはや秋の定番なので調理のノウハウもしっかり確立しているのでしょう。今回の豚肉も非常に柔らかい仕上がりで何の問題もありませんでした。

 なお昨年はサラダが付かない廉価版の「豚と茄子の辛味噌炒め丼」を併売していましたが、あまり売れなかったのか今回は廉価版はありません。

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2025.10.12

旨辛 肉盛りニラ玉ぶっかけうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺が2025年10月7日より期間限定発売中の「旨辛 肉盛りニラ玉ぶっかけうどん(890円)」を試食。

 「旨辛 肉盛りニラ玉ぶっかけうどん」は一応新作のようですが、2024年10月に初めて登場して好評だった「旨辛 肉盛りまぜ玉うどん」がベースになっていて、その具材を増やしたもののようです。

 「食べ応えのある豚肉と玉ねぎの旨辛炒め、ご注文ごとに素揚げする肉そぼろ入りのシャキシャキ食感のニラともやし、濃厚な卵黄、海苔、そして刻みニンニク。8種の豊富な具材と打ち立てのうどんを、ニンニク香る旨辛ぶっかけだしがまとめます。具材ごとにそのまま食べると、一口ごとに異なる味わいが楽しめます。打ち立てうどんとまぜると、豊富な具材がうどんに絡むことで味の一体感が生まれ、やみつきな味わいが生まれます。それぞれの具材を味わったら、豪快にまぜてお楽しみください。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

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 丸亀製麺の能書きには「食べ応えのある豚肉と素揚げした甘みのある玉ねぎを店内で炒めます」ともありますが、往訪したアリオ川口店はSC内店なので出来合いの具をうどんに乗せるだけでした。この辺は店内調理ができる路面店とはオペレーションが違い、それに伴って出来にも差が出るかもしれません。

 また刻みニンニク入りなので、作る前に「ニンニク入れても良いですか?」と念を押されました。

 ウリ文句を読むと丸亀製麺は最初は具材ごとにそのまま食べて、のちにかき混ぜてから食べることを想定しているようですが、どう考えてもハナから混ぜたほうが美味そうなので着席するなりいきなり天地をひっくり返しながらしきりにまぜまぜ。

 豚の旨辛炒めにコチュジャンや豆板醤が絡みまくりな上に、「ニンニク香る旨辛ぶっかけだし」に唐辛子が混じっているので味は韓国料理っぽい旨辛。そこにニラやもやし、さらに卵黄が混じることで多少味の濃さは緩和されますが、それでも個人的には味が濃すぎるので無料の刻み青ネギを追加投入。これでバランスがぐっと良くなりました。

 端的にいえば「台湾まぜそば」のうどん版なのですが、刻み青ネギ追加投入の甲斐あってか一般的な台湾まぜそばほどしつこくはなく、食後の胃もたれもなくて実に良い感じ。

 丸亀製麺では最後に白ごはんを入れて余った具材や汁もたいらげることを勧めており、確かにそれはそれで美味そうなのですが、少々食べ過ぎになる上に、塩分が高そうなものを完食するのは躊躇われました(苦笑)

 強いて難を言えば海苔はこのままでは混ぜるのに邪魔なだけなので刻み海苔にするか、海苔をやめて他の具材に変えるか、どちらかにしてほしいものです。

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2025.10.11

【短感】25-26年第10節:浦和L 2-1 N相模原

 浦和のスタメンは前節と全く同じ。丹野がベンチに戻ったものの、ローリー右SHのテストを継続。

 相模原は非常に積極的にゲームに入り、マンツーマン気味に前から前からプレッシング。浦和は相手の出方に困惑したのか、平川や長嶋が自陣深い位置でボールを失う場面も。そして7分長嶋が祐村に裏を取られ、単騎ボックス内に突入した祐村はCB高橋も巧くかわしていきなり先制!!

 しかし、浦和は12分伊藤CKをニアで岸川がいったん跳ね返したものの、後方に流れたボールに加藤がタイミングよく飛び込んで早い時間帯に同点に。加藤はこれが今季初得点。

 相模原は終始前がかり気味なので、前節長野戦とは対照的に敵陣、特に両サイドにアホほどスペースがあるので榊原・伊藤・長嶋の連携で崩しまくれる左サイドはもちろん、右SHローリーの個人技やスピードが活きて右サイドからも何度も良い形を作りましたが、折り返しが誰にも合わずに流れの中からは得点ならず。

 しかし、41分伊藤CKが相手DF陣を越えて落ちてくるところを髙橋が巧みに右足で合わせて前半のうちに逆転。

 堀監督は「前半だけでローリーのテストは終わり」と言わんばかりに、後半頭からローリーに代えて丹野を投入。この交代の効果は凄まじくて相模原右サイドは大崩壊。47分長嶋クロスがファーの榊原に通ったものの、榊原ヘッドはポスト直撃!!51分丹野が左サイドを深く抉って折り返すも、島田のシュートは枠を捉えきれず。

 相模原がたまらず右SBを代えて丹野対策を講じた後の試合は急激にグダグダに。この試合は重馬場苦手っぽい平川の出来が芳しくなくてパスがずれまくったのが良くなかったのか、60分以降の浦和はしっかりボールを繋がず(繋げず?)、やたら縦にポンポン蹴るだけの大味な試合展開に。

 72分に平川を諦めて伊藤をアンカーに転用するも試合展開はグダグダのまま。85分に故障明けの菅澤を試運転したものの戦局は好転せず。

 それでも相手にも何もやらせないまま試合終了ならまだしも。90分に高い位置でボールを奪いきれずにカウンターを食らい、左サイド高い位置に単騎残っていた笹井優に櫻井もあっさり交わされてループシュートを撃たれる危ない場面がありましたが、シュートは幸いにも枠の外。ATには何事も起こらず試合終了。

3連勝ですが、3試合とも終盤グダグダ。しかも前2試合はテスト的色彩の強い選手交代がグダグダの主因と思われましたが、この試合は主力勢ぞろいの時間帯ですでにグダグダ。なんか「アンカーに適材を得ないホッカー」っぽくなっていたのが気になりました。

Urawal2_20251011170001

-----島田-----
榊原-伊藤--加藤-ローリー
-----平川-----
長嶋-後藤--高橋-櫻井
-----池田-----

(得点)
7分 祐村(相模原)、
12分 加藤
41分 高橋はな

(交代)
HT ローリー→丹野(丹野左SH、榊原右SHへ)
72分 平川→藤﨑(藤﨑右SH、伊藤アンカー、榊原左IHへ)
85分 島田→菅澤
90+2分 櫻井→エスタ
90+2分 加藤→高塚

ローリーの活かし方がはっきり判ったのがこの試合の収穫。周囲との連携に難があるのも相変わらずですが、榊原や丹野とは違う初見殺しっぽい「びっくりどっきりメカ」的な特性が強いので、スーパーサブ的な使い方のほうがよさげ。

そして菅澤が長期故障からついにピッチに戻ってきたのは何より慶事。さすがにまだまだ身体は重そうでしたが、徐々にコンディションを上げてくれることでしょう。

 

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うまトマロースかつ定食@松のや

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 「松のや」が2025年10月8日より発売中の「うまトマロースかつ定食(980円)」を試食。

 「うまトマロースかつ定食」は松屋の大人気メニュー「うまトマハンバーグ定食」の「うまトマソース」とロースかつとを組み合わせたもの。

 松屋の「うまトマハンバーグ定食」は2025年6月にレギュラーメニューに昇格したものの、あまりの人気ぶりに一時販売時間帯を制限する非常事態に追い込まれました。供給体制が整ったせいか、幸い7月下旬には24時間販売に復し、今回さらに松のやとのコラボを試みたようです。

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 「店舗で丁寧にパン粉付けし、サクッと揚げたロースかつと、トマトの旨味とにんにくの香りを効かせたうまトマソースが絡み合い、相性抜群の仕上がりに。」というのが松のやのウリ文句。

 過去実績十分な「うまトマソース」と古典的なとんかつソースを始め、味噌だれ、ごまだれ、単なるからしや塩等々いろんな調味料を受け止めてきたであろう松のやのロースかつの相性が悪かろうはずがありません。

 ただ難点はうまトマソースの量があまりにも多いこと。食べ始めはうまトマソースの旨味と酸味、そしてロースかつのサクサクとした食感とのコラボが面白かったのですが、食べ進むにつれてロースかつがうまトマソースの海に溺れて水分を吸って、最後は煮かつ状態になってしまいます。この変化を面白いと思う方も多いかもしれませんが、個人的にはロースかつは最後までサクサクであって欲しいもの。この手の問題はハンバーグではありえないでしょうし、良くも悪くも面白い発見でした。

 また松のやは「半熟卵を割ると、まろやかな味わいへと変化」と途中で付属の半熟卵を溶いてロースかつに混ぜることを想定しているようですが、個人的にはこれ以上ロースかつをデロデロにするのは嫌なので、半熟卵を取り出してご飯に乗せて頂きました。それでもアホほど余るうまトマソースは千切りキャベツのドレッシングに転用。

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2025.10.10

東京天然温泉 古代の湯@新小岩

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 総武線新小岩駅の北側に広がる雑然とした住宅地の中に忽然と建つ健康ランド。総武線新小岩駅南口から昼間はなんと10分間隔で送迎バスが出ています。他に亀戸・青砥・金町駅からも送迎バスあり。

 料金はタオル、バスタオル、館内着付きながら2680円とチト高めですが、往訪時は平日キャンペーンで半額以下の1320円で入浴できました。

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 館内は1階がフロント、2階が風呂、3階が中華レストランと休み処、そして4階が宴会場兼用の食事処。

 入浴料前払いでフロントで靴のカギを預けて、2階でタオルや館内着を受け取ります。更衣室のロッカーはやたら縦長で狭い昔ながらのタイプ。

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 浴室の中央に天然温泉を引いた湯舟をどーーーんと置いてあるのがここの最大の特徴。その一角に白湯のバイブラバスを置いたのはともかく、浴場の奥に歩行湯を二本も設置しているのが謎。岩風呂風の露天風呂にも温泉を引いています。いろんな付加価値を付けた小さめの浴槽をゴテゴテと並べがちな今時のスーパー銭湯とは真逆の設計思想には驚かされます。浴室に歯ブラシやカミソリもあるので、完全に手ぶらで行けるのもここのいいところ。

 泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉で、当然ながらかなりしょっぱいのが特徴。加温・加水・ろか循環・塩素系薬剤使用。

 休み処にWi-Fi完備。ごろ寝が出来るリラックスルームも。客層に合わせてか、BGMに昭和末期から平成初期の知ってる歌がやたらかかるので終始テンションあげあげでした。

 外観通り古さは否めませんが昼下がりをのんびりするには何の問題もなく、平日キャンペーン料金ならコスパ最強クラスでしょう。

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2025.10.09

SL中華つけ麺@木更津 ~ 野菜つけ麺

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 そごうが閉店して久しく、駅周辺の空洞化が著しい木更津駅。その駅舎に同居している「SLつけ麺」を往訪。当初目標としていたラーメン屋の開店が遅れていたので、こちらへ転進した次第。先客10くらい、後客もパラパラと。

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 屋号とは裏腹につけ麺だけでなくラーメンメニューも多いどころか、麺類とは無関係な定食類まで豊富で券売機ボタンはやたら賑やか。長考の末、無難そうな「野菜つけ麺(980円)」を注文。

 店内はくの字カウンター9席と4人卓×3,2人卓×1。卓上には醤油、酢、ラー油、ホワイトペッパー、一味。

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 つけ汁は見た目通り超あっさり。ラーメンスープよりも多少かえしが強くて酸味も強めといった感。つけ汁の中にはもやし主体にキャベツ、にニラ、メンマ、ワカメ、ナルト、海苔。チャーシューはないのかな?と思ったら底に一枚だけ沈んでました。

 麺は中太ごく緩い縮れ入り。麺を茹でた後にさっと冷水を通しただけなのか、麺は冷え冷えではないどころかわずかに温もりが残っていました(苦笑)。ゆえにやや柔らかめでもっちりした食感。麺量は300gだそうですが、つけ汁が超あっさりなのでなんら箸が止まることなく一気に完食。

 大昔のつけ麺ってこんな感じだったかなあ?津田沼駅南口の駅下に似たような外観のつけ麺屋があって、仕事が終わってヘロヘロになってようやくたどり着いた津田沼駅でつけ麺を食ってた若き日のことを思い出してちょっとしんみり。

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2025.10.08

やまだ@郡山 ~ 国産地鶏中華そば

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 東北新幹線郡山駅前大通りの北に広がる飲食店街内。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機ボタン先頭の「国産地鶏中華そば(950円)」を注文。麺は中麺と太麺が選べるそうなので太麺にしました。

 メニューは中華そばにワンタンやチャーシューなどでバリエーションをつけているだけ。

 店内は店手前に島式カウンター6席×2と店奥に縦長カウンター4席、5人卓×1。卓上にはラー油、醤油、酢、ブラックペッパー。壁にやたら貼り紙が多くて少々鬱。

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 「厳選した会津地鶏、名古屋コーチン、阿波尾鶏、博多地鶏等をブレンド」したスープは鶏の旨味がしっかりしており、かついかにも無化調らしいあっさりすっきりした味わいですが、個人的な好みよりは少々かえし強め。「鶏油多めでの提供」との案内がありましたが、名古屋コーチンの鶏油はよほど良質なのか、全然鶏油多めという印象は受けず。

 麺は太麺といっても平打ち強い縮れ入りの厚みがかなりあるタイプでした。このスープだとさすがに太麺は強すぎだったかなぁ・・・中麺のほうが相性よさげと思い返すも時すでに遅し。

 チャーシューはあっさり目の煮込み加減。かいわれがやたら多いのが特徴ですが、これだけ多いとかいわれの辛味が出てしまって、このスープには合わない気がしました。他にメンマ、刻みネギ。

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2025.10.07

珍来@川口(リニューアルオープン) ~ 麻婆麺

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 埼玉県南に幅広く店舗展開している「珍来」。川口店はなぜか2024年10月29日から長らく休業していましたが、2025年9月1日にリニューアルオープン。店頭の貼り紙によるとFC店から珍来総本店の直営店に代わったとのことですが、経営主体が変っただけの割には休業期間がやたら長かったのは気になりました。

 店は相変わらず繁盛していて退店時には1Fはほぼ満席。2Fも絶えず空き状況を確認している感じでした。

 またリニューアルオープンに伴って店内もあれこれ手を入れたようで、珍来にもついにタッチパネルで発注&食後は精算機で会計することに。今回は「麻婆麺(950円)」を麺硬めで注文。麺の硬さもタッチパネルで指示可能。

 なおどういうわけかメニューを減らして営業しているようで、個人的にはお気に入りだった「スタミナエッグ丼」は見当たらず。また日替わりの格安メニューもなくなったようです。

 1Fは縦長カウンター5席と2人卓×6。昔あったボックス席を撤去して1Fは1~2人向けに特化し、3人以上の小グループはバンバン2Fへ案内していました。卓上にはブラックペッパー、ラー油、酢、醤油。

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 餡のかかっていないところを飲んでみるとベースは古典的な醤油味。ただスープの量が多いせいか食べ進んでもとろみが増す感じはしませんでした。また以前「麻婆丼」を試食した時にも感じたのですが、ここの麻婆は全然辛くありません。川口~西川口は大陸系というか、もはやアウェー感すら漂う激安中華料理店だらけで、そんな店で出てくる四川風の激辛麻婆に慣れてしまったせいか、全然辛くない麻婆って良くも悪くも新鮮な気が。

 でもこのままではやや物足りないので卓上のラー油を回し掛け。絹ごし豆腐の刻みがやたらでかいのがここの最大の特徴でしょうか?

 麺は中太縮れ麺で、ちゃんと硬めで出てきました。デフォルトでも量はやや多いのは相変わらず。ひき肉が底に沈んでしまいがちなので、穴あきれんげが欲しいところ。

 経営主体は変わりましたが、良くも悪くも珍来らしさはちゃんと保たれていました。そしてここはご飯もののほうがベターなことも再確認。

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2025.10.06

アジフライ2枚定食@松のや

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 「松のや」が2025年9月24日より発売中の「アジフライ2枚定食(890円)」を試食。もっともこれは新商品でもなんでもなくもはや秋の定番と化しているようで、昨年も試食済。ただその時から60円値上がり。「カキフライ」も併売中。牡蠣や秋刀魚と違って鯵は秋が旬ではありません(5~7月が旬)が、松のやのせいで(?)で妙に秋の季節感が出てきました。

 「肉厚でふわっと食感が楽しめる『アジフライ』には真あじを使用し、とんかつ専門店ならではのサクサクの衣を纏った『さくっと』『ふわっと』感を実現しました。」というのが松のやのウリ文句。

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 アジフライは案外巨大で厚みがあり、2枚も食べるともうおかずには十分すぎるくらい。松のやって基本的にロースかつがウリもので、海鮮系のフライを出すのは例外的ですが、やはりトンカツで培ったノウハウは侮れないようで、「さくっと」「ふわっと」という形容は誇張でもなんでもなく、非常に心地よい仕上がり。

 また松のやはタルタルソースを推奨していますが、これだけだと飽きが来るのも早いので、途中から卓上の醤油であっさりと頂くのも一興。ただ「松のや」はウスターソースを置いてないので、関西っぽい食べ方が出来ないのが残念至極。かつて付いていたカットレモンがなくなってしまったのも残念。
 
 アジフライ定食自体は別に目新しくもなんともなく、「ときわ食堂」のような古典的な大衆食堂の看板メニューだったり、居酒屋のランチ営業でごく当たり前に出てきたりするもの。ただ「松のや」のような大規模チェーン店での提供は案外ありそうで無く、この出来ならなんとかレギュラーメニューにしてほしいものです。

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2025.10.05

まるいちらぁめん@東舞鶴 ~ まるいちちゃんぽん

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 東舞鶴駅前にあるSC「らぽーる」の1F。フードコート店ではなく独立店舗で、しかも結構な大箱ですが、祝日らしく夕方でもファミリー客を含めて賑わっていました。

 屋号とは裏腹にちゃんぽんが人気のようで、一番人気の「まるいちちゃんぽん(858円)」を注文。

 一応豚骨らぁめん、豚そば、和風らぁめん等も用意。

 卓上にはコショウ、餃子のたれ、ラー油、塩、一味、酢。

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 「370g1日分の野菜」を謳うだけあって麺の上にはキャベツ主体にもやし、きくらげ、そして僅かににんじん、にらなどがどっさり!!また値段を考えれば豚肉も案外多め。一方海産物やかまぼこ等の練り物は見当たらず。とにかく野菜だけで十分お腹一杯になります。

 スープは「道南産昆布と鰹ととびうおと鶏ガラでとった」そうですが見た目通りのあっさり味。野菜の甘みも強く出ています。ただリンガーハットのような一般的なちゃんぽんに慣れた身にとっては少々物足りないので、早々に胡椒をぶっかけました。

 麺は並太ストレートタイプで、全然ちゃんぽん麺ではないのにびっくり!!つるつるした口当たりで、コシはちゃんと保たれているので特段問題ありませんが。

 なんか「近江ちゃんぽん」に似ている気がしますが、コスパは秀逸で事前の期待値が低めだっただけにポジティブサプライズでした。

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【観戦記】25年第33節:浦和 1-0 神戸

 浦和は出場停止のボザに代わって根本がスタメン入りした他、前節東京V戦から松尾→イサク、中島→渡邊、柴戸→安居、石原→関根、長沼→荻原とスタメンを6名も入れ替え。中2日&中3日の3連戦を受けて前節スタメン5名を入れ替えたので、再度裏返した格好。

 ボザが出場停止なので空いた外国人枠を使ってサンタナがベンチ入りするのは容易に想像できましたが、故障で9/30の公開トレーニング時では別メニューと伝えられた小森がベンチ入りしたのはポジティブサプライズ。その煽りで中島がベンチ外になりましたが、CFを2枚にベンチ入りさせるのはかなり謎でした。

 一方神戸はACLEホームメルボルン戦から中二日でしたが、ACLEではCBトゥーレル以外の10人をターンオーバー。そしてそのトゥーレルは浦和戦出場停止なのでACLEからの連闘は一人もおらず、リーグ戦前節清水戦と比べると出場停止のトゥーレルに代わって本多がスタメン入りした他、井出に代わって武藤をスタメン起用しただけに留まりました。

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 浦和は神戸の強烈なプレッシングをロングボールを多用して回避。イサク&金子とターゲットが二つあるためか、西川を使ったビルドアップを完全に諦めてのロングボール攻撃は対神戸戦でめっちゃ効きました。神戸も大迫へのロングボールを多用して前進を試みますが、こちらは初スタメンの根本が善戦。

 しかもなんだかんだと神戸はACLE絡みの過密日程が効いているのか、選手の動きは概して浦和の方が良く、球際での競り勝ちも目立って前半は終始浦和ペースで進みました。

 4分グスタフソンが右サイドからアーリークロス→ボックス内でイサク反転シュートはバーの上、16分ショートコーナーから上手く神戸最終ラインの裏を取ったサヴィオのシュートは角度が厳しくてサイドネット。21分金子クロスを渡邊が胸で落としてアーク付近から安居シュートはバーを直撃!!30分金子クロスになぜかボックス内に入っていた石原ヘッドは枠を捉えきれず。

 決定機こそたいして作れていないものの手数では浦和が神戸を圧倒している戦況が突如暗転したのが39分の謎判定。酒井のクロスが荻原の手に当たったところで池内主審は何の躊躇いもなくハンド=PKの判定。ただクロスが荻原の右足に当たって跳ね上がったボールが荻原の高く掲げている手を当たったという事象なので、ハンドを取るかどうかかなり疑問。おまけにVARもだんまりなのが謎でした。

 しかしそこで得た宮代のPKを西川が見事に阻止!!!宮代のシュートはコースも甘ければ勢いもないという最悪のものでしたが(苦笑)。

 45分には金子のクロスが本多の手を直撃!!しかし池内主審の判定はノーファウル。まぁ本多の畳もうとしている手に当たっているので妥当な判定とは思いますが、当然ながらこれらの判定を巡って埼スタは大荒れに。

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 神戸は後半頭から大迫に代えて井出を入れて武藤をCFへ。大迫は前半あまり良いところはありませんでしたが、10分くらいにちょっと傷んでいたので大事を取って交代したのかも。

 しかしその交代も虚しく浦和優勢の戦況は変わらず、46分右サイドを深くえぐった金子が永戸のファウルを誘発。そして47分サヴィオFK→イサクヘッドが決まってついに浦和先制。イサクはルヴァン杯で既にゴールを決めていますが、リーグ戦ではこれが初ゴール。

 神戸はその後も66分エリキ→小松、宮代→汰木、74分鍬先→飯野と五月雨的に選手を代えるものの何の効果もなし。浦和は前半イエローをもらった安居を65分に柴戸に代えただけで、そのまま神戸に何もやらせず仕舞いで推移。71分サヴィオ→イサク→渡邊の決定機を作りましたが、渡邊は既に疲労困憊なのか上手く神戸守備陣の間に入り込んで反転したのにシュートがへなちょこに。

 そしてスコルジャは77分イサク→小森、グスタフソン→関根、金子→松尾と3枚替えを敢行しましたが、結果からすればどう見ても悪手でした。

 イサクも金子も同時に下げてしまった浦和はロングボールでボールを前に進める術を失っただけなく、トップ下に入ったサヴィオが疲れて前プレも効かなくなったことも相まって、80分以降自陣に押し込まれ続ける展開に。前プレ要員としての早川投入も遅きに失した感じ。

 そして86分には前川のロングボールをCFに入った小松がヘッドで落とし、そのこぼれ玉にマリウスの反応が遅れたのが災いして汰木の裏抜けを許す大ピンチがありましたが、ここは西川がビッグセーブ。そして終盤押し込まれ続けながらもなんだかんだといっても神戸に許したピンチはそれだけで浦和逃げ切り勝ち。

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 SPORTERIAのデータだとゴール期待値は浦和1.23/神戸1.74、DAZNでは1.19/1.70とどちらも神戸優位ですが、神戸のゴール期待値は謎のPKゲットで跳ね上がっているだけなので、実質的にはどちらのゴール期待値も低く、守備が堅い者同士の締まった試合で。手数の多かった浦和勝利は妥当でしょう。

 浦和は16本もシュートを撃ちましたが安居のミドルシュートに象徴されるようにボックス外から、かつ枠外のシュートが多かったのでゴール期待値が低いのは当たり前でしょう。結局神戸守備陣を曲がりなりにも崩したのは71分渡邊の決定機だけだったかも。しかもそのシュートはへなちょこ。

 それにしてもイサクを得たことで西川を使ったビルドアップを完全に諦め、自爆ボタンを投げ捨ててロングボール主体の攻撃に転じた浦和は実に手堅い。イサクを使ってボールを前進させ、イサク目掛けてサイドから放り込みまくれば1点は入る。そしてそれを守りきる、めっちゃ糞サッカーw

 その結果なんだかんだと「ロースコアが基本」というスコルジャ2023へ戻ってきつつある感じ。しかも点を取る形はアホほど出来ているので内容は当時より大きく前進。それだけに内容は悪くないのに結果が出なかった鹿島戦と清水戦はもったいなかった。

 でも面白くない上に全然勝てないよりは遥かに良いのだ。スコルジャがこんな糞サッカーを目指していたのはどうかはともかく、ビルドアップを仕込めない系の監督なのはもはや明々白々なので、屈強なCF、とにかくボールが収まるCFがいることを前提とするチームになってしまうのは仕方ないのかも。

 そして鹿島、神戸、町田とそのタイプのチームがズラズラと上位に並んでいるのが今のJ1。来年の浦和はその系譜になってゆくんだろうなぁ・・・

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-----イサーク-----
サヴィオ---渡邊---金子
---グスタフ--安居---
荻原-根本--マリウス-石原
-----西川-----

(得点)
47分 イサーク

(交代)
65分 安居→柴戸
77分 金子→松尾(松尾左SHへ)
77分 イサーク→小森
77分 グスタフソン→関根(関根右SH、渡邊CH、サヴィオトップ下へ)
90+1分 サヴィオ→早川


武藤---大迫----エリキ
--宮代----鍬先--
-----扇原-----
永戸-本多--山川-酒井
-----前川-----

(交代)
HT 大迫→井出(井出左IH、武藤CF、宮代左WGへ)
66分 エリキ→小松(小松CF、武藤右WGへ)
66分 宮代→汰木
74分 鍬先→飯野
89分 永戸→パトリッキ

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・浦和はもう消化試合。しかも雨だったので観客数も38,062人と神戸戦にしては少な目でしたが、その大半は根本の実質デビュー戦を見届けるのが楽しみでやってきたのでしょう。そして根本の実質デビュー戦は上々の出来でした。

 序盤から高精度のロングフィードを連発して埼スタを驚かせただけでなく、空中戦でもさすがに完勝とはいきませんでしたが、大迫に好きなようにはやらせず。あえて難を言えば荻原が裏を取られがちなので、そのフォローに追われたのがちょっと辛かったかなと思える程度で、大卒新人の実質デビュー戦としては楽々合格点クリアでしょう。

 この出来なら疲労困憊のボザやマリウスを過密日程の中で無理使いする必要なんてなかったと思いましたが、井上が退団するまで根本がベンチ入りすら出来なかったのにはそれなりの理由があるのでしょう。

 思えば既に浦和を去った佐藤も井上も初めて浦和でスタメン起用された時の評価は高かった。だが相手もプロなので試合を重ねるごとに弱点を突いてきます。ゆえに根本もおいおい辛い目に遭うでしょうが、プロ選手はそれを乗り越えてこそナンボ。とにかく大卒新人のスタメンデビュー戦は上出来でした。とにかくおめでとう!!

・この試合のサヴィオは「出力制御に失敗した」感じでした。持ちすぎて結局しょーもないロストが多かったかと。でもコンディションは良いのか、ボールを失った後のリカバリーが速くて大過なし。なんかめちゃ巧いし、めっちゃ走るのにチームの力になりきれないもどかしさ。

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2025.10.04

牡蠣と秋刀魚の秋天丼@てんや

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 「てんや」が2025年9月25日から11月中旬までの期間限定で販売中の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼(1080円)」を試食。

 「大粒で濃厚な旨みが詰まった『播磨灘産牡蠣』、脂がたっぷり乗った『国産秋刀魚』、甘みあふれる淡路島産玉ねぎに、大葉の爽やかな香りがアクセントの『淡路島産玉ねぎと大葉のつまみ揚げ』、香り高い『まいたけ』など、秋を感じる食材を贅沢に盛り込んだ豪華な一杯です。肉厚な牡蠣の食感、ふっくらジューシーな秋刀魚、玉ねぎのやさしい甘み、まいたけの芳醇な香りなど五感を通して秋の訪れをお楽しみください。」というのがてんやのウリ文句。

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 丼の右手前にある牡蠣の天ぷらの出来がとにかく圧巻!! この時期になると各外食チェーン店から牡蠣をメインに据えた定食類が相次いで売り出されますが、てんやの秋天丼の牡蠣の出来は図抜けています。まずデカい!!しかも身はふっくらと柔らかく、かつジューシー。そしてコクも旨味も溢れんばかり。いやはやこれには恐れ入りました。

 牡蠣の味が濃厚なので秋刀魚や海老の味が淡泊に感じられるくらい。牡蠣がなかったらそれぞれ主役級の実力を有しているのでしょうが、牡蠣の圧倒的な実力の前にはちょっと霞みがち。

 むしろ脇役、引き立て役に徹している「淡路島産玉ねぎと大葉のつまみ揚げ」や「まいたけ」のほうが変に自己主張しない分箸休めとして好ましく感じられました。なお大葉単体だと個人的には天敵ですが、かき揚げの中に混じっている程度ならむしろ苦みが面白いアクセントとなって美味しくいただけました。

 とにかく大満足の一品でした。

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2025.10.03

エビ中華丼@すき家

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 「すき家」が2025年9月25日より期間限定で発売中の「エビ中華丼(690円)」を「大盛(+50円)」で試食。ただ店外に「エビ中華丼」をPRするような幟や広告類は全くありませんでした。

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 「エビ中華丼」は、「エビや筍、ブロッコリー、白菜、人参が入ったとろっとした中華あんをごはんにかけた、具材たっぷりの一品です。醤油やオイスターソース、ごま油などを使った中華あんは、まだ暑さが残るこの時期にぴったりのやさしい味わいです。エビのぷりぷり食感をはじめ、筍やブロッコリーの歯ごたえや、じっくりと煮込まれた白菜と人参から感じられる野菜の甘みなど、さまざまな味わいと食感をお楽しみいただけます。エビの赤とブロッコリーの緑が映える、彩り鮮やかな見た目にもご注目ください。」というのがすき家のウリ文句。

 中華丼にわざわざエビを関しているだけあってぷりっぷりのエビが結構入っています。その代わり一般的な中華丼の華であるうずらの卵がありません。また意外なことに白菜よりも筍が多め。

 すき家にしては薄味なのは大いに結構ですが、飴の量が案外少なくてご飯大盛りだとかなり計画的に食べないとご飯が余るかも。また筍は白菜より飴が絡みにくいので、物足りなさに拍車をかけているのかも。よって途中で卓上の一味を少量投入。

 すき家がたまに出してくる中華系の商品。今回の「エビ中華丼」は日高屋の「中華丼」とほぼ同レベルの値段で勝負をしかけたようで、値段の割にはよくやっている気もしますが、得意分野ではないところにわざわざ打って出る意味もないような気がしました。

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2025.10.02

伝説の肉そば屋@御茶ノ水 ~ 秘伝のニンニク醤油肉そば

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 中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から徒歩2分ほど。但し丸善がある線路沿いの通りではなく、吉野家のある角を南へ入ったところにあるので、超駅近の割には見落としやすいかも。先客ゼロ、後客5。屋号から察しがつくように「伝説のすた丼屋」を展開する「アントワークス」がラーメン専門店を始めたものです。

 注文は卓上のタブレット端末から。基本と思しき「秘伝のニンニク醤油肉そば(913円)」を注文。食後にセルフレジで会計。

 メニューは他に生姜醤油肉そば、ニンニク味噌肉そば、汁なし魚介とんこつ肉そばなど。

 タブレット端末であれこれカスタマイズできるのもこの店のウリですが、今回はデフォルトの「豚バラ・卵あり・赤ダレあり・ニンニク普通・背脂普通」にしました。

 店内はコ字型カウンター10数席。卓上に伝説のスパイス、辛フライドガーリック、伝説の肉そば醤油、胡椒、粗挽き黒胡椒、濃口醤油、酢、ラー油、おろしニンニク、伝説の赤ダレと調味料類がやたらゴテゴテと。

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 「かえしには、昭和46年の創業時より受け継がれる『秘伝の熟成ニンニク醤油ダレ』を使用。」「スープは、丸鶏と豚ガラを煮出して抽出した濃厚な旨みにかつお・煮干し・あさり・ホタテの魚介ダシでコクを加えた、店内仕込みの特製です。」というのが店のウリ文句。

 いろいろ書いてありますが、初手からニンニクが全面的に自己主張してパンチを連打。ただルックスと違って意外なくらい脂っぽくはなく、とろみも皆無。またご飯がないと食べづらいほど味が濃い訳でもありません。この辺りは調味料類で好みに応じてカスタマイズできる余地を残しているのかも。個人的には辛フライドガーリックがジャストフィットでした。

 鈴木製麺の麺箱が見える麺は中細ストレートタイプ。若干硬めの仕上がりでコシも強く、スープに全く負けていません。

 具は「旨味と甘みが濃厚なイベリコ豚を使用」したのがウリの豚バラともやし、キャベツ、卵黄、刻みねぎ。豚バラは徳島ラーメンみたいにやたら濃く煮込まれている訳ではないので、個人的には卵黄を絡めて味をマイルドにする必要は感じず、卵を野菜増しに代えたほうが良かったと思うも後の祭り。

 事前の期待値は低めでしたが、ポジティブサプライズな一杯でした。

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2025.10.01

みんみん 真岡店 ~ 焼餃子&ライス

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 ほぼ2年ぶりに宇都宮餃子のチェーン店「みんみん」へ。訪れたのは宇都宮から東に遠く離れた真岡店。地方の郊外店には珍しく、真岡鉄道真岡駅から徒歩5分程度のところにある「駅近店」です。

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 真岡駅はSLを模したような駅舎がウリですが、駅舎があるのは東口で「みんみん」があるのは西口。よって元々は西口は駅裏だったのでしょうが、西口の近くを走る県道沿いにロードサード店が林立した今となっては完全に立場逆転。

 往訪したのは平日の11時半過ぎでしたが、あいにく店内は満席。店外の受付機を見ると待ち客は1組だけだったのでそれに接続。店内は見た目よりも案外狭くて待合スペースなんて全くなく、木陰もほとんどない炎天下で待つ羽目に。その後も三々五々客がやって来て退店時待ち客2組。

 クラクラになりそうだった頃にようやく案内されて、「焼餃子(380円)×2+ライス(220円)」を注文。水餃子も揚餃子も同値段。2年前より50円も値上がりしていて、「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」に慣れると少々観光地価格っぽく感じます。なお真岡店も餃子以外はライスとビールしかない純然たる餃子専門店です。

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 店内は入口近くに縦長カウンター5席と店中央に島式カウンター4席×2、そして4人卓×2。「みんみん」に餃子専用タレはなく、醤油と特製ラー油、そして「中野嘉兵衛商店」がみんみんのために作った特製酢を自分で好みに応じて混ぜるタイプです。

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 白菜の漬物付きでようやく登場。「餃子の王将」比だと野菜多めであっさり目の味わい。ただ浜松餃子ほどあっさりしすぎないので個人的には許容範囲内。また「餃子の王将」よりも気持ち皮が厚くてしっかり焼いているせいか、王将ではありえないザクザク、バリバリとした食感が楽しめて、これはこれで一興。また特製ラー油が案外辛くてこれもまた一興。

 ライスが餃子の王将のライス中より明らかに小さいのは残念。隣のオッサンが「ライス大」を頼んでたのも納得ですが、並より120円も高いのが難。

 浜松餃子よりは個人の好みに近くて悪くはないのですが、正直普段よく食べている「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」と比べて圧倒的に美味いとも思えず。よって長時間並んでまで食うことはないでしょうなぁ。並びなしなら宇都宮に来たついでの記念に格好のネタだと思いますが。

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