【短感】25-26年第10節:浦和L 2-1 N相模原
浦和のスタメンは前節と全く同じ。丹野がベンチに戻ったものの、ローリー右SHのテストを継続。
相模原は非常に積極的にゲームに入り、マンツーマン気味に前から前からプレッシング。浦和は相手の出方に困惑したのか、平川や長嶋が自陣深い位置でボールを失う場面も。そして7分長嶋が祐村に裏を取られ、単騎ボックス内に突入した祐村はCB高橋も巧くかわしていきなり先制!!
しかし、浦和は12分伊藤CKをニアで岸川がいったん跳ね返したものの、後方に流れたボールに加藤がタイミングよく飛び込んで早い時間帯に同点に。加藤はこれが今季初得点。
相模原は終始前がかり気味なので、前節長野戦とは対照的に敵陣、特に両サイドにアホほどスペースがあるので榊原・伊藤・長嶋の連携で崩しまくれる左サイドはもちろん、右SHローリーの個人技やスピードが活きて右サイドからも何度も良い形を作りましたが、折り返しが誰にも合わずに流れの中からは得点ならず。
しかし、41分伊藤CKが相手DF陣を越えて落ちてくるところを髙橋が巧みに右足で合わせて前半のうちに逆転。
堀監督は「前半だけでローリーのテストは終わり」と言わんばかりに、後半頭からローリーに代えて丹野を投入。この交代の効果は凄まじくて相模原右サイドは大崩壊。47分長嶋クロスがファーの榊原に通ったものの、榊原ヘッドはポスト直撃!!51分丹野が左サイドを深く抉って折り返すも、島田のシュートは枠を捉えきれず。
相模原がたまらず右SBを代えて丹野対策を講じた後の試合は急激にグダグダに。この試合は重馬場苦手っぽい平川の出来が芳しくなくてパスがずれまくったのが良くなかったのか、60分以降の浦和はしっかりボールを繋がず(繋げず?)、やたら縦にポンポン蹴るだけの大味な試合展開に。
72分に平川を諦めて伊藤をアンカーに転用するも試合展開はグダグダのまま。85分に故障明けの菅澤を試運転したものの戦局は好転せず。
それでも相手にも何もやらせないまま試合終了ならまだしも。90分に高い位置でボールを奪いきれずにカウンターを食らい、左サイド高い位置に単騎残っていた笹井優に櫻井もあっさり交わされてループシュートを撃たれる危ない場面がありましたが、シュートは幸いにも枠の外。ATには何事も起こらず試合終了。
3連勝ですが、3試合とも終盤グダグダ。しかも前2試合はテスト的色彩の強い選手交代がグダグダの主因と思われましたが、この試合は主力勢ぞろいの時間帯ですでにグダグダ。なんか「アンカーに適材を得ないホッカー」っぽくなっていたのが気になりました。
-----島田-----
榊原-伊藤--加藤-ローリー
-----平川-----
長嶋-後藤--高橋-櫻井
-----池田-----
(得点)
7分 祐村(相模原)、
12分 加藤
41分 高橋はな
(交代)
HT ローリー→丹野(丹野左SH、榊原右SHへ)
72分 平川→藤﨑(藤﨑右SH、伊藤アンカー、榊原左IHへ)
85分 島田→菅澤
90+2分 櫻井→エスタ
90+2分 加藤→高塚
ローリーの活かし方がはっきり判ったのがこの試合の収穫。周囲との連携に難があるのも相変わらずですが、榊原や丹野とは違う初見殺しっぽい「びっくりどっきりメカ」的な特性が強いので、スーパーサブ的な使い方のほうがよさげ。
そして菅澤が長期故障からついにピッチに戻ってきたのは何より慶事。さすがにまだまだ身体は重そうでしたが、徐々にコンディションを上げてくれることでしょう。
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