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2026.06.07

【観戦記】PO第2戦:浦和 0-2 岡山

 各地区の首位チーム以外何の意義があるのかさっぱり判らない特別大会プレーオフの第2戦。浦和は前節からオナイウ→小森、関根→サヴィオ、肥田野→金子、グスタフソン→渡邊とスタメン4名入れ替え。

 オナイウは岡山との第1戦での「浦和レッズサポーターへ向けた侮辱的行為(中指を立てる行為)」を咎められて1試合出場自粛となったので、代わりに既に今季限りでの退団が公表されているテリンがベンチ入り。その他荻原、二田、照内と田中監督就任後出番が激減した選手がゾロゾロとベンチ入りして、代わってオナイウに加えて肥田野、石原、早川がベンチ外に。

 岡山は前節から木村→一美、小倉→神谷、山根→白井と3名入れ替え。岡山は前節CFポポがベンチ外だったのは故障とか戦術的な理由とかではなく、なんと「他クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため」だったことが判明。よってルカオの起用は浦和対策ではなく、やむを得ない選択だったみたいで・・・

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 第1戦は岡山の終始前がかりっぽい厳しいプレッシングに抗しきれずにやたらロングボールを蹴り、しかもそれが最前線で全く収まらないという「スコルジャ2026」の超劣化版みたいなサッカーを繰り広げてしまいました。しかし、第2戦のスタメンは第1戦の三枚替え後の面子に近いせいか、岡山のプレッシングに抗してなんとか細かくボールを繋ごうという意図は伺われました。

 だが9分にボックス内で中島のパスを受けた渡邊のシュートが惜しかったくらいで、ボールを保持して相手を自陣に押し込んでいる割はは決定機が作れないのはいつもどおり。この試合では中島が左SH、サヴィオをトップ下というこれまでとは逆の配置にしたのが目を惹きましたが、中島は極端に中へ絞りがちで、高い位置にいる長沼こそ第1戦とは違って生き生きしていた一方、中央で中島とサヴィオが共に自由に動き回るのが味方に混乱をもたらしているだけのように見受けられました。、

 そして18分岡山が初めて得た神谷CKからファーの大森のヘッドが決まって岡山先制。浦和のゾーンディフェンスの大外にいる選手が決めたものでしたが、岡山が浦和相手に第1戦から積極的に狙っていた「CKからの得点」がついに実った格好でしょうか。

 それまで全く岡山には何もやらせていなかったのにいきなり先制されて浮足立ったのか、浦和はその後も岡山を自陣に押し込み続けるも一向に決定機は生まれず、32分サヴィオ浮き玉パスがボックス内の長沼に通った場面が惜しかったくらい。

 逆に37分には岡山の反撃を喰らって自陣に押し込まれた状態から本山のシュートをゴールラインでかろうじてボザがクリア。さらにそのこぼれ玉を拾った一美のシュートをこれまたボザがクリア。38分にはCKからの流れでルカオが放ったシュートがバーを叩いたりとヒヤヒヤの連続。

 45+2分には右サイドから金子が際どいシュートを放つもやはり枠を捉えきれず。

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 後半に入っても浦和がボールを保持するだけで何も起こらず。56分中島のクロスに反応した金子がボックス内で倒される場面がありましたが、VARで確認してもPKなし

 63分安居の自陣でのボール奪取から始まるロングカウンターのチャンスでは安居のパスを受けた中島に決定機が訪れましたがシュートはこれまた枠外。

 72分金子→松尾、中島→グスタフソンの交代もなんら効果なく、浦和はただただボールを持っているだけ。81分長沼→荻原、渡邊→照内の交代はむしろ浦和に混乱をもたらすだけに終わり、連携もへったくれもないせいかパスミスが続出。

 ATのサヴィオのシュートも決まらず、90+3分に宮本の無理がありすぎる縦パスをカットされたところからカウンターを食らい、コーナーで西川がタメを作って山根がポケットを急襲。山根のクロスをどフリーで河野が押し込むという後半投入の3選手が絡んで岡山が試合を決定づける追加点を取ってそのまま試合終了。

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 試合終了後は社長を糾弾するダンマクが何枚も掲げられる中でテリンの退団挨拶と選手達のスタジアム周回があっただけ。社長やSDの挨拶というか反省の弁もなく、特別大会を振り返るような映像演出もなし。ハーフシーズンの特別大会で優勝を狙う訳でもなく、来季へ向けてのテスト期間にする訳でもなく、ただただ漫然と過ごした実に浦和らしい最終戦でした。

 結局田中監督就任後の成績は4勝2分2敗。地力で相手が格上と言わざるを得ない町田やF東京との試合内容はともかく、岡山との対戦では第1戦では内容でボロ負け。第2戦は内容&スコアとも負け。4連勝直後に巻き起こった「田中監督正式監督待望論」なんて懐かしい思い出、若き日の誤ちみたいに思えてくるくらいの負けっぷりでした。

 この試合ではっきりしたのは田中監督の力量は現状「ボールを持たされたらすぐに詰む」系でしかないこと。実際監督自身も「ボール保持に拘るのは相手に攻撃機会を与えないため」という守備的発想であり、「ボールを持って相手を崩す」ことには拘っていないことを自認していました。ゆえに点を取るのは個人、特に中島やサヴィオのような自由人の力にかなり依存しているように見受けられました。

 ただ田中監督がしょっちゅうスタメンを入れ替えるのが仇となってか、チームの熟成度は全く上がらずじまい。おまけに先制点を取られ、相手が自陣に引いてしまうとたちまち行き詰まりがちに。

 とはいえ、そもそも田中監督は暫定で8試合だけ指揮を取ることが前提だったので、その監督に「チームの成長」なんて期待する方が無理がありましょう。また積極的な選手入れ替えもいかにも暫定監督らしい「次期監督への引き継ぎの趣旨を含めて、いろいろテストした」だけなのかもしれません。

 ゆえにこの8試合で田中監督の限界を語るのはおこがましいと思います。とはいえ、経験不足は否めないので田中監督はU-21で経験を積んだ上で、いつの日かさらなるステップアップをしてほしいと願います。ただそのステップアップの先が浦和とは限らないのが残念でなりませんが・・・

 そして試合の翌日にはかん口令が解けたとばかりに、あの方が近日中に浦和の監督に就任するとの報が機関紙スポニチに踊る始末。浦和レッズの「終わりの始まり」としか言いようがない話ですが、本件については正式発表があり次第ぼやきを連ねる所存です。

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-----小森-----
中島---サヴィオ---金子
---渡邊--安居---
長沼-根本--宮本-ボザ
-----西川-----

(交代)
61分 小森→テリン
71分 中島→グスタフソン
71分 金子→松尾
81分 長沼→荻原
81分 渡邊→照内

2606007

-----ルカク----
--江坂----一美--
白井-神谷--宮本-本山
-鈴木--立田--大森-
-----モーザ-----

(得点)
18分 大森
90+3分 河野

(交代)
54分 神谷→松本
54分 一美→ガウショ
71分 ルカオ→西川
81分 江坂→河野
81分 白井→山根

 

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