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2026.08.02

【短感】PSM:浦和 2-2 大宮

 とにかく何かと残念な浦和フロントが悲願だった曺貴裁氏の監督招聘に成功して、さぞかし万全な補強がなされるものと思いきや、補強どころか主力クラスを含む選手が大量に流出し、さらにその補強もままならないという大惨事に。しかも海外へ流出しただけでなく国内同一カテゴリーのクラブにぶっこ抜かれる有様で、クラブの格が劇的に下がったことを痛感させられたオフでした。

 沖縄キャンプから戻った浦和は久しぶりにプレシーズンマッチを開催。相手はJ2大宮で埼スタでの開催でしたが、猛暑下でわざわざ金を払って見に行く気は全く起こらなかったのでテレ玉でのんびり観戦。

 浦和は試合の入りこそ上々だったものの、開始早々渡邊が絶好機をフイにしたのがケチのつけ始め。11分には大宮が初めて繰り出した攻撃らしい攻撃でいきなり失点し、その後はドタバタ劇を繰り返すだけの全くカテゴリーの違いを感じさせない残念な試合内容に終始しました。

 練習試合らしく選手交代は11人まで、交代機会は5回までという緩い規定に助けられ、終盤はさすがに途中投入のクォリティーの差が出て浦和が大宮を自陣に押し込み続けたものの、それでもPKでなんとかドローに持ち込むのが精一杯。

 「カテゴリーが下の相手にこの内容では先が思いやられる」という感想を抱いた点においては2011年ゼリコ・ペトロヴィッチ監督が初めてのPSMでJ2鳥栖に負けた試合を彷彿させるものがありました。ああ、残留争いに両足どっぷり浸かったあの苦しかった一年をまたしても追体験することになるのか・・・

 とにかく残念な浦和フロントが何を期待して曺貴裁氏を監督に招聘したのか全く判りませんが、これではトップハーフ入りは困難でJ1残留が現実的な目標とならざるを得ないでしょう。さすがにとにかく残念な浦和フロントも恥ずかしくて「リーグ優勝」なんて口にしなくなったようですが(苦笑)。

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 浦和の試合内容は端的に言って「曺貴裁氏が京都でやっていたサッカーのコピー」。マンツーマンで前から前からハメに行って、ボールを奪ったらとにかく前へ。相手に守備陣形を整える暇を与えず、素早く攻めさせようという選手達への意識づけは徹底されていました。いったんゲームを落ち着かせるなんて発想は微塵もないようです。第二次スコルジャよりは相手の最終ライン裏へ飛び出す意識、ポケットを取る意識は目に見えて強まっていていましたし、攻撃にかける人数も目に見えて増えているように伺えましたので悪い話ばかりではなかったように思えました。

 その反面、前ハメがハマらずに裏返された時の反動が凄まじいのなんの!!相手の攻撃を遅らせて、その間に守備ブロックを整えるという概念は一切なくて、とにかくファウルでもなんでも良いから「一人一殺」。当然相手を怪我させかねないプレーも増えて、PSMだというのに笹はとうとうイエローカードをもらい、安居も注意を受けていました。敵陣でスライディングタックルを試みる場面も見受けられましたが、あれはJ1相手なら簡単に交わされて守備に大穴を空けてしまう自殺行為ではないかと。

 それでも相手を止めきれない場面は出て来るわけで、そうなると守備ブロックもへったくれもない状態で相手を迎え撃つ羽目になり、11分には左サイドでクロスを上げる豊川もどフリーなら、その先に待ち構えているカルリーニョスもフリーという目も当てられない形で失点。14分には左サイドからカットインしてきた泉に対して、浦和守備陣は山のように人数はいるのに肝心の泉へは誰も寄せずに失点という噴飯もの。74分には左サイドでボールを奪いきれなかったのが仇となって大宮に裏を取られて大ピンチに。

 この惨状ではボールを回すのが巧いチーム相手なら大量失点は免れないでしょう。また「ショートカウンター命」みたいなチームなので、ボールを持たされた時は第二次スコルジャ同様詰んでしまう可能性が高いと思います。「先制されたら最後、後は淡々とカウンターを狙われ続けて試合終了」という試合がやたら多くなる様が目に浮かびます。

 また攻守ともせわしない、「ボールを持って休む」ということを全くしないので選手の消耗はさぞかし酷いでしょうが、オフに補強どころか補充すら満足に出来ず、少人数で闘う羽目になったというのには苦笑するしかありません。曺貴裁氏の監督招聘は悲願だったのに、選手を揃えて万全のサポートまではしないというのがとにかく残念な浦和フロント。この辺も2011年とそっくりな気がします。試合後会見を読む限り、さすがに曺監督も選手の少なさには文句を言いたげな感じがしますが。

 この試合の「良かった探し」は77分の三枚替えでフォーメーションを3-4-2-1に変更し、「何が何でも4-1-4-1」のアホッカーとは違って戦術的なオプションを持っているのが判ったことくらいかな? 最後に出てきた練習生の稲垣くんがいきなり光るもの2発で見せ場を作りましたが、あの調子だと浦和なんかには入らずいきなり欧州じゃないかなぁ・・・

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サヴィオ----小森--金子
--渡邊-----笹--
-----安居-----
長沼-根本--宮本--林
-----西川-----

(得点)
11分 カルリーニョス(大宮)
14分 渡邊
15分 泉(大宮)
85分 オナイウ(PK)

(交代)
HT 根本→工藤
HT 笹→南野
55分 長沼→ボザ
61分 小森→オナイウ
77分 林→水沼
77分 サヴィオ→肥田野
77分 安居→グスタフソン
87分 渡邊→早川
90分 金子→稲垣(練習生)

 

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