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2026.09.03

【短感】26/27 第5節:福岡 2-3 浦和

 共に天皇杯を挟んだ公式戦5連戦の4試合目で、リーグ戦前節から中3日。浦和のスタメンは前節横浜M戦から植木→瀬古の変更のみ。さらに中3日でアウェー鹿島戦が控えている割にはスタメン変更は小幅でしたが、意地悪く見れば「クビが涼しいので、鹿島戦を捨てて福岡戦で勝ち点3を取りに来た」のかも。

 一方福岡は浦和とは対照的に永石→藤田、深澤→田代、前田→椎橋、藤本→前嶋、ポポ→碓井とスタメンを5人も入れ替え。前目ではなく後ろ目の入れ替えが多いのは謎でしたが。

 立ち上がりは福岡ペース。2分左サイドから橋本ロングスローからの流れで橋本クロスを辻岡が頭で合わせましたが枠を捉えきれず。この場面に象徴されるように、福岡は「浦和はクロス攻撃に弱い」と見切っていて、この試合を通じてクロス攻撃やロングスローで浦和を攻めに攻めました。幸いシュートが枠を捉える回数こそ少なかったものの、浦和守備陣が競り負けている場面が目立ったのも確かでした。

 しかし、意外にも先制したのは浦和。7分右サイドから金子クロス→中にいる小森を越えてファーのサヴィオが頭で合わせて先制。

 ただその後も戦況は福岡優勢のまま。気温30度、湿度74%と気象条件が厳しいせいか浦和は無謀な前プレ控えめでしたが、かといって自陣にタイトな守備プロックを敷く訳でもなく、逆にマンツーマンを徹底する訳でもないという誠に訳の分からないありさま。

 そして浦和守備陣が師岡のドリブルに手を焼く場面が目立つな!と思っていたら案の定24分ロングボールのこぼれ玉を拾った師岡がドリブルで突進→ボックス内で碓井がフリーで反転&シュートが決まって同点に。師岡への浦和守備陣への対応なんて「時代劇の殺陣で斬られ役が立て続けに一対一で主役に飛び込んでいるようなもの」で連携もへったくれもありませんし、その先では碓井がボックス内でどフリーってどうやったらこんなに酷いチームが出来上がるのかなぁ???

 福岡の前ハメは浦和とは対照的にかなり効果的で浦和は自陣から出られずに押し込まれっぱなし。33分碓井のミドルシュートは西川がセーブしたものの、続く34分押し込まれ続けている中で、横パスをカットしようとした渡邊の足に当たったボールがボックス内にいた師岡へのパスのような格好になってしまい、師岡は難なくゴールを決めて一気に逆転。渡邊の対応が軽すぎると言ってしまえばそれまでですが、守備ブロックにも何にもなっておらず、ただ人数がいるだけの守備では渡邊一人に責めを負わせるのは酷でしょう。

 師岡と共にこの試合で浦和に脅威を与え続けたのがCF碓井。45分にはカウンターの好機でペナ角付近からミドルシュートを放ちましたが、ここも西川がセーブ。

 先制したもののその後ほとんど良いところがない浦和は後半頭から渡邊に代えて南野を投入すると同時に、安居の位置を下げて4-2-3-1気味にフォーメーションを変更。福岡が浦和のアンカー回りでこぼれ玉を拾いまくるのを嫌った策だったようですが、それも即効性はなくて53分にはカウンターを食らい、碓井のミドルシュートがポストを直撃!!!

 福岡は58分重見に代えて名古を投入。さらに64分には見木→前田、師岡→ポポと代え、66分ビルドアップに困った瀬古のミスを突いて名古がボール奪取。浦和は1対2という絶望的なカウンターの形を作られてしまいましたが、名古がどフリーのポポへ出さずに自分でシュートを撃ったのが浦和には幸いしました。

 58分長沼→林、67分安居→植木、小森→オナイウと代えた浦和は前半とは一転してボールを握って福岡を自陣に押し込む時間帯が長くなりましたが、ただボールを持っているだけで何も起こらず。68分にはあろうことか西川がフィードを碓井にカットされて、前田のミドルシュートを浴びる一幕も。

 ところが後半の給水タイム明けぐらいから林を前に上げて林&金子の両WBからなる3-4-2-1にフォーメーションを変えたのが奏功。75分、79分と立て続けにオナイウがシュートを放ち、83分には右サイドから林がロングスロー。そのこぼれ玉を瀬古が詰めたシュートはポストを叩いたものの、その跳ね返りを林が蹴り込んで同点に。

 さらに85分右サイド深い位置で金子が辻岡からボールを奪って、辻岡を振り切ってクロス→オナイウが岡に競り勝って頭で合わせて一気に逆転!!

 まさかまさかの逆転ゴールを許した福岡は前田のロングスローを多用して反撃を試みましたが、浦和は7分もあったATをただの人海戦術で大過なくやり過ごしてそのまま逃げ切り勝ち。福岡は長身FWポポを投入してクロス攻撃の迫力を増す算段だったのかもしれませんが、結果的にこれは大失敗に終わりました。さらに碓井を下げたのも謎。

Urawa_fukuoka2609

 どちらもファウルで相手を止めがちで試合は切れまくり。おまけにザルとザルとでの殴り合いという、いやはやとてもJ1とは思えない低レベルの試合でしたが、そんな試合を前節横浜M戦に続いて逆転勝ち。アレのクビが繋がったかと思うと苦笑するしかありませんが・・・

 試合後のインタビューで「これだけ失点するということは守備のやり方そのものに問題があるというか、人数はいるのにプレッシャーに行けていない選手が多いように感じます。」というのがありましたが、これは浦和の監督への質問ではなく、福岡の監督への質問だというのが腹から笑えました。この質問がこの試合のレベルの低さを象徴した感も。

 福岡も長谷部時代のタイトな守備は雲散霧消していて大変そうでしたが、守備は前ハメが機能している分浦和よりマシでしたし、攻撃はやりたいことがはっきりしている分浦和よりマシだと思いました。

 そして今日も今日とでザルっぷりを披露する浦和。さらに試合後のアレの受け答えがこれまた酷い。

 「自分たちの注意力不足で易々と失点してしまう」って失点は全部選手のせいかよ・・・「Aが失敗してもBがカバーできる」みたいな失点が起こりにくい選手間の連携なり仕組みづくりがまるで出来てないのが大問題でしょうに。

 「ジャブなしのストレートを打たれて失点するような、ガードが今まであったのになんで下げてしまうんだろう」って、最初からガードなんて無くて、単に無闇に腕を振り回していたらノーガードの顔面をものの見事にヒットされとるがな・・・

 もう「一人一殺」しか指導できないなら、せめて相手とフォーメーションを合わせてマンツーマン守備を徹底するくらいのことをやればいいのに、なんで無為無策のまま試合に臨んで、失点を選手のせいにしてるんだろう???

 そして高温多湿の環境下での「お気持ち守備、お気持ち攻撃」の連続で選手達は疲労困憊。もともと90分持つかどうか怪しい瀬古はもちろん、終盤サヴィオも金子もボザも動けなくなってしまいました。もともとピッチ上にカオスを巻き起こすために選手を酷使するスタイルなので、そのうち故障者が続出するのではないかと心配でなりません。特に攻撃面では金子に頼り切りっぽいので、金子が故障したら即詰みです。

 これだけ消耗してしまうと中3日で迎えるアウェー鹿島戦は相当スタメンを入れ替えないと厳しいと思われますが、果たしてどうなることやら?

Urawa_fukuoka26092

サヴィオ---小森---金子
--渡邊----安居--
-----瀬古-----
長沼-根本--宮本-ボザ
-----西川-----

(得点)
7分  サヴィオ
83分 林
85分 オナイウ

(交代)
HT 渡邊→南野
58分 長沼→林
67分 安居→植木
67分 小森→オナイウ
88分 瀬古→笹


-----碓井-----
--重見----師岡--
前嶋-見木--椎橋-橋本
-辻岡--田代--岡--
-----藤田-----

(得点)
24分 碓井
35分 師岡

(交代)
58分 重見→名古
64分 見木→前田
64分 師岡→ポポ
80分 碓井→奥野
80分 前嶋→深澤

 

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