かねまたみまたそば 本店@倶知安 ~ にしんそば
倶知安駅およびその周辺は旧態依然、何の変りもありませんが、駅裏やその周辺は北海道新幹線の建設工事が絶賛進行中。駅近くに新幹線の保守基地が設けられるせいか、驚くほど広い範囲で工事が進んでいました。
そんな倶知安駅の駅前食堂の生き残りと思しき「かねまたみまたそば 本店」を往訪。先客、後客ともゼロ。明治35年(1902年)創業という超老舗蕎麦処で、函館本線と共に歴史と消長を重ねてきたのでしょう。
こんなところでも冬季には観光客がどっとやってくるのに備えているせいか、食券制なのには完全に意表を突かれました。メニューを睨んで長考した末に「にしんそば(1000円)」を注文。
基本蕎麦屋さんですが、ラーメンや各種丼ものやカレーも用意。ただ「かけそば」が650円、カレーライスが950円と、田舎の駅前食堂にしてはやや高めの価格設定。インバウンド客激増のためニセコの物価が急騰しているという話を聞いたことがありますが、倶知安もその影響が多少あるのかもしれません。また新幹線工事関係者が大量に流入した影響かもしれません。
店内はテーブル席主体で4人卓×8と小上がりに4人卓×3。卓上には一味のみ。
つゆは黒々とした東日本にありがちなタイプですが、しょっぱくはなくてむしろやや甘目。そして昆布などの出汁に旨味がはっきりと感じられ、醤油が変にでしゃばらない万人受けするタイプでした。
蕎麦は細目で白っぽいタイプ。つるっとした口当たりでやや柔らかめの茹で加減。
特筆すべきなのは主役のにしん。ぱっと見でも結構でかいのが丸わかりですが、丸々と肥えていて厚みも結構ありました。このボリューム感こそまさに北海道ならでは。京都や北陸で出てくるにしんそばでは全く太刀打ちできません。にしんの甘辛い味も良い意味で中庸。妙な癖はなく、いたずらに脂っぽくもなくて大満足。
蕎麦自体もつゆも良くも悪くも無難としか言いようがない感じだっただけに、「にしんそば」をチョイスしたのは大正解でした。
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