武州めん本店@小川町 ~ 肉汁うどん
東武東上線小川町駅から東へ徒歩5分程度。カインズ小川店の近く。和紙の里小川町で明治43年(1910年)創業の(株)武州めんが直営する本格手打ちうどん・手打ち蕎麦処です。
11時開店の10分後くらいに到着したところ、開店前から結構並んでいたようで先客10数名。その後も三々五々客がやってきて、退店時外待ち2。ただホール係が一人しかいないため客を捌き切れず、席は空いているのに客を案内できないことがままあるようで。
卓上のメニューを見て、この店の一番人気「肉汁うどん」を「中(1100円)」で注文。麺量は並300g、中600g、特900gと書いてありましたが、いずれもおそらく茹で後の数値でしょう。食後の腹具合だとつけ麺の茹で前300gと「中」は大差ない印象。
他客の注文も「肉汁うどん」が圧倒的でしたが、まれに蕎麦を食べている方も。
店内は窓際にカウンター6席と店中央に島式カウンター6席。2人卓×1。さらに店奥の小上がりに2人卓×2、4人卓×2、6人卓×1。卓上は一味のみ。水セルフ。
店の説明によると「店でお出しするうどんは、ご注文をいただいてからその都度釜に入れ、常に茹で立てを召し上がっていただくように心がけております。茹で加減はうどんの色を見ながら微調整し、茹で上がりに冷水に入れて洗い、ぬめりを取ってきりっとしめます。この後に、ご注文のメニューに仕上げてまいります。」ということなので出来上がりに時間が結構かかります。
さらに「当店の手打ちうどんは、丁寧に打たれ熟成させた後、切り分けられた直後に熟練の技でゆるやかに手もみされます。この作業を加えることで、腰の強さだけを強調する他店のうどんとはひと味違った噛みごこちの独特の食感が生まれると共に、つゆの絡みを増す良い効果をもたらしております。」というのが店のウリ文句。
極太でしかも太さが不揃いな辺りがいかにも手打ち。そして強い捻じれが入っているのがいかにも手もみ。噛み応えがしっかりしているけれども、あごがくたびれるほど硬くはない辺りが「腰の強さだけを強調する他店のうどんとはひと味違った噛みごこち」という言葉に凝縮されています。
つゆには豚肉、長ネギ、油揚げ。肉汁というほど豚肉は多くありません。別皿のほうれん草やネギはともかく、きんぴらも薬味扱いなのは意表を突かれました。
つゆが個人的な好みよりはかなりしょっぱく、うどんを絡めるのは支障ありませんが、つゆをたっぷり吸った油揚げが少々難儀。割りスープみたいなものはなさげ。
とはいえ、早い時間帯から混みあっているのも納得の一品でした。
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