2025.08.14

しらす弁当@大船軒(大宮駅構内「駅弁屋 旨囲門」で購入)

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 大宮駅構内の「駅弁屋 旨囲門」って東京駅の「駅弁屋 祭」と違って早朝は「日本ばし大増」など、東京の駅弁しか置いてないんですなぁ・・・

 いろいろ検討した結果、大船軒の「しらす弁当(1180円)」を購入。日本ばし大増も大船軒も2023年4月1日にJR東日本の駅ナカビジネスを幅広く手掛けている「JR東日本クロスステーション」に吸収合併され、大船軒の大船工場も操業を終えて(埼玉・戸田工場に製造拠点を集約)、今はブランド名だけが残っているようです。

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 「しらす弁当」はパッケージ写真から想像がつくように、ご飯にしらすを敷き詰めただけのシンプルな駅弁です。ただしらすはスーパーで売っている釜揚げではなく、胡麻油炒めなのでほんのり胡麻油の香りが漂うせいか、自宅で食べるしらすご飯とは味がだいぶ違う気がします。

 またご飯には少量ながら、焼き桜海老や(こんにゃくに隠れてわかりにくいのですが)いくら醤油漬も乗っていて、これらが上手く変化をつけて単調さを救っています。

 ただおかずにこんにゃく煮、たけのこ煮、椎茸煮、がんも煮、にんじん煮と煮物ばかり揃えているのはちょっと芸がない気も。

 概して朝食にちょうどいい駅弁で、肉類がないこともあってビールのアテには不向き。

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2025.08.09

肉めし@神戸・淡路屋(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 淡路屋は今や神戸どころか関西を代表する老舗駅弁屋さんですが東京にも工場を持っていて、先日オープンした「ららテラス川口」に出店。これにはびっくりしましたが、工場が足立区鹿浜という川口市に隣接したところにあるからかな?

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 「肉めし」は数ある淡路屋の駅弁の中でも長老格。牛肉がウリの駅弁はアホほどありますが、白飯ではなくカレーピラフ風のご飯がベースにして神戸らしさを演出。その上に軽く味付けしたローストビーフと錦糸卵を敷いています。牛肉は薄いものの超柔らか。ご飯はもちろんローストビーフも駅弁としてはかなり薄味なのが特徴。ご飯にローストビーフを巻いて食べ、噛めば噛むほど肉の旨味が出てくるという趣向。

 7年前に新神戸駅で買った際には、「牛のもも肉をブロックのまま伝統のたれに漬け込み、丁寧に焼き上げたローストビーフ。そのローストビーフを、サフラン風味のご飯に敷き詰めたボリューム感いっぱいの弁当。昭和40年発売以来の神戸名物駅弁です。」というのが淡路屋の売り文句でしたが、内容はその頃と変わっていないのかな?

 箸休めにアスパラガスのゴマ和え、そして食後のデザートにパイナップルとさくらんぼ。右上のくるみ甘煮はどう考えてもビールのアテにしかならないのですが、試食したのは朝なのでビールは割愛(苦笑)。

 なお弁当のサイズは大きく見えますが厚みがないので量は平均レベルでした。

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2025.08.05

焼きさば寿司@高知・池澤商店

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 四国の駅弁事情は非常に厳しい。そもそも駅弁を売っている駅が激減しており、車内販売も壊滅。時刻表に駅弁マークが付いていても販売時間が短かったり、品数が少なかったりして入手できないことも。もっとも四国は高速道路の発達で都市間輸送が自家用車や高速バスに流れてしまい、長時間鉄道に乗る人が少なくなって駅弁どころか鉄道自体が危なくなっているのですが。

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 そんな情勢下で高知駅は四国で数少ない駅弁を売っている駅。「かつおのたたき弁当」が有名ですが、15時過ぎに高知駅改札外の「Kiosk 高知銘品館」を覗いたところ、「かつのたたき弁当」の姿は影も形もなく、唯一残っていた「焼きさば寿司(900円)」を購入。

 製造元の池澤商店は大橋通の魚屋直営和食処「本池澤」と同じ系列で、駅弁というより仕出し弁当を駅に置いた風。そのせいか、JTBの時刻表にはこの駅弁は載っていません。もっとも四国は駅弁とコンビニ弁当の違いをとやかく言える状態ではないのですが・・・

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 焼サバ寿司5切れを安っぽいスーパー的なの食品トレーに詰めただけの一品ですが、値段の割にはびっくりするほどサバが分厚い。サバの表面を軽く炙って臭みを消すと共に香ばしさを演出。酢飯にはほんの少量ですがゴマが混じっていて、その歯ごたえも楽しい。

 ただ残念ながらご飯のコンディションが良くなく、ちょっとパサつき気味で少々硬くなっていました。またサバの酢も個人的な好みよりはきつすぎ。

 それでもビールのアテ代わりに軽くつまむには最適の一品でしょう。

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2025.07.13

北空に輝く海鮮ななつ星@旭川駅立売商会(新大阪駅在来線改札内「旅弁当 駅弁にぎわい」で購入)

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 新大阪駅に駅弁売り場は何か所もありますが、個人的には在来線改札内「エキマルシェ」にある駅弁売り場の品ぞろえが一番良いと評価しています。近畿一円を中心に名古屋以西の駅弁が多い新大阪駅の駅弁売り場で、大阪で扱っているのが意外に思える旭川駅立売商会の駅弁「北空に輝く海鮮ななつ星(1490円)」をチョイスしてみました。

 「うに、いくら、サーモン、ずわい蟹、あわび、甘海老、帆立の海鮮七つ、そして『ななつぼし』米の楽しく華やかなお寿司です。」というのがパッケージに記されたウリ文句。

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 夕方の新幹線なのでビールのアテになりそうという観点で選んだ駅弁ですが、その期待にばっちり応えてくれる逸品でした。美味しい食材をちょっとずつという年寄り向けっぽいコンセプトと相まってとにかく大満足。駅弁にアワビが入ってること自体驚きでしたが、まさか殻付きで出てくるとは!!

 副食に玉子焼き、大豆そぼろひじき、菜の花大根醤油漬、甘酢生姜漬

 強いて難を言えばご飯が硬くてパサつき気味になっていたこと。まあ夕方に買う駅弁ってだいたいそんなもんだから仕方ないかなぁ。

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2025.07.02

うに・かに・いくら弁当@旭川駅立売商会(新大阪駅在来線改札内「旅弁当 駅弁にぎわい」で購入)

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 新大阪駅に駅弁売り場は何か所もありますが、個人的には在来線改札内「エキマルシェ」にある駅弁売り場の品ぞろえが一番良いと評価しています。ただ新大阪駅といえども夕方になると売り切れが目立ち、地元関西のまねき食品や淡路屋のめぼしそうなのはことごとく売り切れ。鹿児島や広島の駅弁は食傷気味なので、大阪で扱っているのが意外に思える旭川駅立売商会の駅弁「うに・かに・いくら弁当(1390円)」をチョイスしてみました。

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 「美味しいものをちょっとずついただける」といういかにも年寄りのニーズに応えた駅弁。量が少なめなのも年寄り向き。そして海鮮系の駅弁にしては塩分3.8gと少なめなのも年寄り向きでしょう。

 真ん中のかには「かにめし」ではなく「かにすし」のようですが、酢が非常に弱くて薄味で、かにの甘みを楽しめるレベル。ただかにすしに混じっているゆず皮が地雷でした。

 かに→うに→いくらの順に味が濃くなるのでその順に食べるのが正解と思いましたがそれは結果論で実際はいくら→かに→うにの順に食べてしまいました。量は少ないものの菜の花大根醤油漬やガリがちょっとしたビールのアテに。

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2025.07.01

名古屋コーチン鶏づくし弁当@名古屋・JR東海リテイリング・プラス

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 名古屋の駅弁と言えば味噌カツがどーーーーんというイメージが強いのですが、さすがにあの手は夜には重すぎると思って相対的に軽そうな「名古屋コーチン鶏づくし弁当(1130円)」を購入。

 名古屋駅の駅弁は新幹線改札内だけではなく、改札外の売店でもJR東海の子会社「JR東海リテイリング・プラス」が「車窓食堂」のブランドで展開している駅弁が幅を利かせていて、この駅弁もその中の一つです。

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 「名古屋の名物、名古屋コーチンを贅沢に使用したお弁当が登場! 名古屋コーチンの魅力を三種類のスタイルで楽しめます。」「ふっくらとしたご飯に贅沢に名古屋コーチンの旨味が染み込み、ほろほろとした鶏肉は絶妙なバランスで入っています。名古屋コーチン照焼きは、旨味と歯ごたえを存分に堪能でき、名古屋コーチン入りつくね煮は、優しい味わいで、ふんわり柔らかな食感を楽しめます。また、お漬物で味と食感の変化も楽しめます! お口直しにぴったりです。」というのがJR東海リテイリング・プラスのウリ文句。

 これならビールのアテにちょうどよかろうと思ったのですが、思ったより鶏飯の比率が高くてちょっとがっかり。まあ値段が値段なので仕方ないか・・・ただ鶏飯が結構美味くて、玉子そぼろがかかってないエリアもおかずの助けを借りずともグイグイ食べ進められました。ご飯の量はあまり多くないので晩飯にはちょうど良いくらい。

 よって照り焼きやつくね、さらに人参煮、椎茸煮といった「希少部位」は全てビールのアテに転用して、それなりに満足。

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2025.06.29

村上牛しぐれ弁当@新潟三新軒(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で新潟三新軒の「村上牛しぐれ弁当(1400円)」を購入。村上とは新潟県最北部にある市で、どちらかというと牛より鮭のほうが有名ですが、新潟県村上市および関川村ならびに胎内市で飼育された黒毛和牛で、格付等級A-4・B-4以上のものを「村上牛」と呼んでいるそうです。

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 村上牛しぐれ煮と国産牛そぼろ煮をコシヒカリのご飯の上に敷き詰め、白ゴマを散らしただけのシンプルな駅弁、よくありがちな駅弁ですが、駅弁のコンディションが良くてご飯は固まっておらず、牛肉も柔らかさを保ってきたのでそれだけで大満足。

 牛肉がかなり甘めの味付けなので茎わかめ梅酢漬けが格好の口直しに。紅生姜だけだとまるで牛丼屋ですし(苦笑)。他に玉子焼き、煮しめごぼう。

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2025.06.11

阿波尾鶏弁当@岡山・三好野本店(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で買った「阿波尾鶏弁当(1350円)」。メインが「阿波尾鶏」であり、パッケージにも大歩危を行く土讃線特急らしきものが描かれているので徳島の駅弁のように見えますが、徳島の駅弁なんてものは絶えて久しく、実は岡山の駅弁業者「三好野本店」の製造。

 栗野商店監修というのが謎ですが、栗野商店とは鳴門金時を使った菓子製造を専門とする会社で徳島の会社ではあるものの、駅弁はあんまり関係なさそう・・・

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 鶏肉メインの駅弁は鶏そぼろを多用した例が多いように思いますが、これはカットされた鶏肉がゴロゴロしていてビジュアル的にちょっと派手目。味付けご飯や鶏むね塩焼は割と薄味な反面、照焼なので当然ながらやや濃い目の味付の鶏もも照焼がコントラストをなしてそれらを上手く補っています。

 他に錦糸卵、山菜煮、椎茸煮、さつまいも糖蜜煮、人参煮、紅生姜。さつまいも糖蜜煮は甘ったるくて蛇足でしかないような気も。でも栗野商店の顔を立てて無理やりぶち込んだのかも・・・

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2025.06.07

熊本あか牛と鹿児島黒牛牛づくし弁当@出水・松栄軒(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内「駅弁屋 祭」で買った鹿児島・出水の「熊本あか牛と鹿児島黒牛牛づくし弁当(1550円)」。九州でもブランド力の高い牛肉を二つ並べて食べくらべが楽しめる焼肉系駅弁です。

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 「鹿児島黒牛」はカルビ焼肉で「適度な脂が乗った肉をさっと焼き上げ、風味や脂質の旨みを引き立てました」。一方「熊本あか牛」はすき焼き風で「自慢の割り下でじっくり煮込みました。あか牛の濃厚な旨みを味わってください」。というのが松栄軒のウリ文句。

 ぱっと見では両者の区別がつきづらいのですが、写真手前が鹿児島黒牛、奥が熊本あか牛。そもそも味が違う上にあか牛のほうが若干食感がパサつき加減で、心持ち硬め。 またどちらも甘めの味なので、箸休めを兼ねてきんぴら笹ごぼうが牛肉に添えられています。

 副食にさつま芋甘露煮と高菜漬けと、こちらも鹿児島と熊本の対決を意識した格好。

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2025.06.01

かきめし@三原・浜吉(さんすて岡山「おかやま駅弁」で購入)

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 さんすて岡山「おかやま駅弁」で浜吉の「かきめし(1280円)」を購入。季節限定商品とのことですが、買ったのは3月なのでかきの季節も終盤かな?

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 浜吉は広島県三原の老舗駅弁屋さんですが、広島産のかきだと同県内の「ひろしま駅弁当」のかきめしと差別化しづらいためか、わざわざ隣県の日生産のかきを使っているのを売り物にしています。ただ日生産は広島産より全国的な知名度がない嫌いがあって痛し痒しですが。

 でもカキの一個一個が結構デカくてパッケージにある「プリプリ」の形容も誇張とは言えないレベル。

 かきめしは薄味ながらも錦糸卵混じりなこともあってやや甘めですが、笹がきのごぼうが多めに添えられていて、シャキシャキとした食感がアクセントになると共に味わいの単調さを救うのにひと役。

 なお小袋で柚子味噌が付いていましたが、ちょっと舐めて全く好みではなかったので使わず。他に大根の漬物が少々。

 ひろしま駅弁当の「かきめし」ほど有名ではありませんが、大満足の逸品でした。

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