2025.11.12

みなと食堂@新井口(広島) ~ ホルモン天ぷら定食

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 JR新井口駅ないし広電商工センター入口電停から南へ徒歩30分弱。やや寂れたSC「アルパーク」の先にある「広島市中央卸売市場」内の食堂ですが、旧築地市場のような観光地化された市場ではない上に、市場自体の老朽化が著しいので市場をうろうろしているとアウェー感、闖入者感がハンパありません。先客1、後客4。

 店内の券売機でこの店のウリ「ホルモン天ぷら定食(940円)」を注文。

 メニューは他に「日替わり」「唐揚げ」「牛カルビ」「ホルモン焼肉」「牛ハラミ」など定食類がズラズラとある他「カレー」も用意。

 店内は縦長カウンター4席と4人卓×6。食券の番号を呼ばれたら配膳口まで取りに行き、食べ終わったら自分で下膳します。

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 「ホルモン天ぷら定食」はその名に反して玉ねぎが半分を占めているのには意表を突かれました。ホルモンの内訳は正直全くわからないのですが、券売機ボタンで単品として出ているホルモンを見ると「シロ・ヤオ肝・ハチノス・ビチ」の名がありました。

 ホルモンには下味がほとんどついてません。そこで配膳口にあるポン酢に唐辛子を溶かし、それを浸けて食べるように食堂のおばちゃんからご指導がありました。

 これだと当然ながらホルモンなのに結構あっさり味。ホルモン焼とはもつ煮とか、やたら濃い味のホルモンに慣れているせいか、くにゃくにゃ、くちゃくちゃした食感こそホルモンらしいものの、味は妙にあっさりしているという奇妙な感覚に戸惑うこと頻り。玉ねぎの甘味が堪能できる辺りは面白いといえば面白いのですが。

 そして市場メシらしく量多め。あっさり味とはいえ所詮脂ものなので食後は胃にずっしり。

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2025.11.09

コチュマヨ唐揚げ定食@松のや

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 「松のや」が2025年11月5日より発売中の「コチュマヨ唐揚げ定食」を試食。たくさん食べても飽きるのは明々白々なのでシンプルな「5個(930円)」にしました。なおこれは新商品ではなく今年1月に試食済ですが、今回の広告類には不思議なことに「再登場」であることには一切触れていません。

 「幅広い世代に大人気の松のやの本格唐揚げと、コチュマヨソースが最強タッグを組んだ『コチュマヨ唐揚げ定食』が登場します。松のやの本格唐揚げは、生姜・にんにくを使用した特製揉みダレにじっくりと漬け込んで、パリっとジューシーに揚げております。唐辛子とマヨネーズを合わせた『コチュマヨソース』との相性抜群です。」というのが松のやのウリ文句。

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 松のやがトンカツでもなくフライでもなく、唐揚げが主役の定食を出すのは珍しい気がしますが、この唐揚げが案外美味いのなんの。妙に油臭くもなく、べっとりせず、ちゃんとからっと揚がっている上に特製揉みダレにじっくりと漬け込んだ甲斐あって下味もしっかり付いていて、そのままでも十分美味しくいただけるレベル。「からやま」の唐揚げと比べると生姜が強めに効いているのが特徴でしょうか。

 だが、それに添えた「コチュマヨソース」がどうにもいけません。フレンチドレッシングみたいなオレンジ色をしていますが、赤みが勝っているのは唐辛子のせいでしょう。でも色合いの割にコチュマヨソースは辛くないどころかピリッとすらせず、マヨネーズの酸味ばかりが前に出ている感じ。

 これならシンプルにマヨネーズを添えたほうがまだマシでしょうし、さらに言えば何もかけずにただの「唐揚げ定食」でもなんら差支えないように感じました。

 またコチュマヨソースの量が無駄に多いので千切りキャベツのドレッシングに転用しましたが、ベースがマヨネーズのせいか、サラダのドレッシングとしてはなかなかの出来。松のやというか松屋グループはサラダ用のドレッシングがしょぼいので、そこを強化したと考えると悪くない定食かもしれませんが(苦笑)。

 ともあれ、せっかくの唐揚げの美味さをコチュマヨソースでぶち壊しているようにしか思えず、「素はべっぴんさんなのにお化粧が下手な残念な娘さん」みたいな一品でした。ただこの手の失敗は唐揚げが本業の「からやま」でもやらかしがちですが(さらに苦笑)。

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2025.11.04

牛・胡麻麻辣湯鍋定食@すき家

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 「すき家」が2025年10月28日より期間限定で発売中の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食(980円)」を試食。すき家秋冬の定番「牛すき鍋定食」と並んで今年から発売された新商品です。ただ往訪した渋谷桜丘店は小さい店のせいか、店外には「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」どころか「牛すき鍋定食」の広告もありませんでした。

 「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」は「唐辛子と花椒、練り胡麻、すり胡麻、ピーナッツペーストを使い、ピリリとした辛さの中にコクを感じられるスープに仕上げました。また、麻辣湯らしさにこだわり、もちもちとした食感のじゃがいも春雨を使用しています。花椒や五香粉、カルダモン、ジンジャー、クミンが香る別添えの麻辣オイルをお好みで加えると、食欲をそそる香りがふんわりと広がり、ごはんが進むこと間違いなしです。」というのがすき家のウリ文句。

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 この店が残念なのか。すき家全体の傾向なのか、鍋が全くぐつぐつしてない状態で配膳するので食べ始めは具材が全然暖まっていないのは困りもの。

 デフォルトだとごまだれが効きまくっている中で多少辛さを感じるといった程度。そこに「別添えの麻辣オイル」を加えると当然辛さマシマシになりますが、花椒はともかく「五香粉、カルダモン、ジンジャー、クミン」と香辛料に凝りまくったのが祟ってかなり薬膳臭くなってしまうのが個人的には少々鬱。

 具は柔らかな牛肉や白菜を中心に玉ねぎ、ネギ、しらたきといったところ。吉野家が鍋の増量剤として入れがちなきしめんやうどんよりはしらたきは好印象。

 吉野家が冬の定番「牛すき鍋膳」のオルタナティブとして今年投入した「とんこつ醤油牛鍋膳」は個人的にはハズレだと感じましたが、すき家の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」は遥かに無難で、「牛すき鍋定食」と肩を並べうる出来だと思います。

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2025.11.02

肉だく牛オムハヤシライス@吉野家

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 松屋が2025年10月17日より販売開始の「肉だく牛オムハヤシライス(957円)」を試食。吉野家の「牛オム黒カレー」と「牛オムハヤシライス」は昨年に続いてこの時期恒例の販売となった模様。ただ往訪した恵比寿駅前店では同時発売の「牛すき鍋膳」の広告が前面に押し出されていて、「オム黒カレー」「オムハヤシ」の広告は非常に控えめでした。

 半熟の「オム玉子」は別皿で出てくるのは意表を突かれました。となると、併売の「肉だく牛ハヤシライス」に単に「オム玉子」を添えただけのようです。

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 2023年10月に「牛ハヤシライス」を試食した際のウリ文句は「乳製品を隠し味に使ったトマト系の特製ハヤシソースは、酸味とうまみの両方が味わえます。特製ハヤシソースのコクと爽やかさが牛肉とご飯の架け橋となり、吉野家の牛丼の具のうまさを存分に味わうことができます。」というものでした。まさその際は「今年はトマトとオニオンペーストの配合量を増やして一層コク深い味わいを楽しむことができます。牛丼の具との相性もさらに良くなりました。」とも謳っていましたが、その時からレシピは変わっていないのかな?

 ハヤシライスなので具は牛肉と玉ねぎしかなくても何の違和感もありません。そこに今回オム玉子を乗せてみましたが、ハヤシの酸味を緩和する効果はあるものの、味変アイテムと考えるとちょっと弱いかなぁ・・・少なくとも「肉だく牛ハヤシライス」との200円近くの価格差を説明できるほど強力なオプションとは感じられず、コスパは良くない商品だと思いました。

 また牛肉は牛丼用にカットされたサイズそのまんまなのか、スプーンだけで食べ進むには牛肉が長すぎて難儀なのは相変わらず。この辺は吉野家の限界でしょうなぁ・・・でも牛肉のクォリティーはさすが牛丼チェーン店ではぶっちぎりに高いと思います。

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2025.10.28

具だくさん肉吸い@松屋

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 松屋から2025年10月21日より期間限定発売中の「具だくさん肉吸い(860円)」を試食。

 「たっぷりの牛肉に、豆腐を使用し、シャキッと食感の青ネギを添え、旨味がしみ出たお出汁で仕上げた、大満足間違いなしのメニューです。」というのが松屋のウリ文句。肉吸いは端的に言えば「肉うどんからうどんを抜いたもの」なのですが、松屋のウリ文句にはうどんの「う」の字も見当たらず。

 また松屋では「肉吸いの定番でもある生玉子もセットになっており、お好みのタイミングで投入するのもおすすめです。」と謳っています。本来は生玉子を「月見」よろしく肉吸いの中へ投入するのが正解なのかもしれませんが、個人的にはつゆが冷めるのが嫌(それゆえ「月見」自体があまり好きではない)なので、すき焼きのように生玉子を小皿に溶いて牛肉をつけながら食べ進みました。

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 少々不可解だったのは、松屋では煮込み系ハンバーグなど汁気が多い料理には必ずスプーンが付いてくるのに、汁だらけの肉吸いにはなぜかスプーンが付いてこなかったこと。やむなく配膳口に置いてあるのを取りに行くはめに。

 「肉うどんからうどんを抜いたもの」の割にはやたら豆腐が多いのが気になりました。まぁこの辺がリアル肉吸いに拘らずに魔改造してしまう松屋流なのでしょう。肝心の牛肉は底の方に結構沈んでいてぱっと見目立たないだけで総じて「具だくさん」なのは確か。

 つゆはうどんのつゆよりは鍋物のつゆにかなり寄った感じですが、出汁が良く効いています。そして松屋の出す料理とは思えないくらいの薄味!! 松屋のメイン顧客には合わないような気がしますが、とにかくやたら濃い味にしたがる松屋としては画期的で、薄味なのに出汁が良く効いているので物足りなさは皆無。驚くほどご飯が進みます。

 なお松屋では「大阪をはじめ関西地方で親しまれてきた名物料理『肉吸い』」とありますが、個人的には全く馴染みがありません。「ウチは貧乏だったので、オカンは牛肉なんて出せなかったのかもしれなぁ?」と思ったのですが、ウィキペディアによると肉吸いとは「難波千日前にあるうどん屋「千とせ」(ちとせ)が発祥」で「1980年代後半に吉本新喜劇の俳優である花紀京が出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために『肉うどん、うどん抜きで』と注文し、当時の店主がそれに応えたことから誕生した。」とのこと。大阪に古くからある訳ではないようで、そりゃ知らんはずやわ・・・

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2025.10.27

とり天合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2025年10月24日から期間限定発売中の「とり天合盛り定食(935円)」を試食。これは新商品ではなく、かつて2023年9月及び2024年5月にも発売された商品の再販です。

 つけだれが「ごろっとしたたまごと玉ねぎの食感を楽しめる"自家製タルタルソース"、かぼすの爽やかな酸味がすっきりと広がり、さっぱりと食べられる"酢醤油"、キリっとした辛さが、とり天の美味しさをより引き立てるアクセントになる"からし"」の3種類を用意してあるのも前回と同じ。

 そして今回の「とり天合盛り定食」も前回同様とり天4個+カリッともも2個という構成です。「カリッとした衣と、やわらかくジューシーな鶏もも肉で仕上げた『とり天』は、軽い食感で何個でも食べられると好評です。この『とり天』と看板メニュー『カリッともも』を1度に両方楽しめる」というのがからやまのウリ文句。

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 「ザンギ」と「唐揚げ」は未だにどう違うのかさっぱり判りませんが、合い盛りにすると「とり天」と「唐揚げ」とは全くの別物なことが一目瞭然。とり天と比べると唐揚げはかなり油臭くてこってりした感じ。食感も含めて重たい感じです。逆にとり天はあっさり軽めな反面、何か調味料をつけないと食べづらいかと。そこでからやまが3種類ものつけだれを用意したのは目の付け所としては実に良い感じ。
 
 個人的には「タルタル」は味が濃すぎて鶏の旨味をかき消し勝ち、「からし」は刺激が強すぎ、よって消去法的に「酢醤油」が一番気に入りました。でも個人的にはとり天は天つゆとか、さらには超シンプルに塩だけつけて食べるのが好み。

 ただいずれのつけだれも「とり天」向けであって、「カリッともも」にはあまり向いてないような・・・「カリッともも」は下味が付いているのでそのまま食ってくれということなのかな???
 
 でも下手にソースなどをぶっかけず、揚げ物本来の旨さを前面に押し出した時の「からやま」の定食はホンマに美味い。細かい難点はあるにせよ、相変わらず大満足の逸品でした。

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2025.10.26

石松餃子 JR浜松駅店

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 浜松餃子の代表格「石松餃子」。本店は郊外にあるので、浜松駅に隣接した飲食店街「メイワン エキマチウエスト」にあるJR浜松駅店を往訪。18時過ぎの入店でしたが、待ち時間ゼロでした。

 早速「餃子15個(1000円)」と「濃いめのグレープフルーツサワー(500円)」を注文。

 店内は2人卓が主体でカウンターが少ないのが特徴。女性同士の客が多いのには驚きました。また「餃子で軽く一杯」ではなく、定食を頼んでいる方も目立ちました。

 卓上には餃子専用のタレとラー油のみ。

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 びっくりするくらいあっという間に登場。浜松餃子と言えば円形に盛られて出てくるのを想像する方も多いかと思いますが、20個入りの「車盛り」は通常の餃子よりも時間がかかるとメニューに注記されていました。おそらく通常の餃子は客の回転の良さゆえに見込みでバンバン焼いているので出てくるのがやたら早い一方、「車盛り」だけは注文を受けてから焼き始めるのかもしれません。

 また通常の餃子にもやしは付かないのかな?と思ったら、餃子の裏に隠れていました。

 サイズは餃子の王将と大差なし。皮はやや柔らかめで隣とくっつきやすい感じ。そして「石松餃子といえば一にも二にもキャベツ」と豪語するように、餃子はとにかくキャベツなど野菜多めで超あっさり味。「あっさりしながらジューシーでいくつでも食べられるあきのこない味」と店は謳っていますが、餃子の王将原理主義者としては物足りないこと限りなし。

 また餃子のタレは「石松餃子のために考えられた特製の酢醤油です」とのことですが、これも餃子に合わせてあっさり味。ゆえにラー油の底に溜まった辛味を投入して、やっとお酒のアテになる感じ。餃子本体が超あっさり味なので、茹でもやしは特になくても良いような・・・

 この感じだと個人的にはお酒のアテではなく、ご飯のおかずの方が向いている気がしました。

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2025.10.25

ツナマヨちくわのまごころ天丼@てんや

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 「てんや」が2025年10月20日から7500食限定で発売中の「ツナマヨちくわのまごころ天丼(980円)」を試食。但し往訪した阿佐ヶ谷店では店外の広告は同時発売の「牡蠣と秋刀魚の秋天丼」だけで、「ツナマヨ」はタッチパネルCMでの紹介だけに留まっていました。まぁ数量限定販売=短期で販売終了が見込まれている以上、この扱いは仕方ないでしょう。

 「ツナマヨちくわのまごころ天丼」はてんやのスタッフが発案する新作天丼の中から優秀作品を商品化する第5回「俺と私の天丼コンテスト」で総エントリー数106品の中から見事金賞に選ばれたものとのこと。

 そして「『ツナマヨちくわ天』はちくわにツナマヨを詰めて香ばしく揚げ、衣の中から広がるツナマヨのまろやかさと、ちくわの旨みが絶妙に重なります。そこに大葉の爽やかな香りがアクセントとなる『鶏の大葉包み揚げ』、淡路島産玉ねぎの甘みと豆苗、 甘酢しょうがの爽やかさが引き立つ『淡路島産玉ねぎと豆苗と甘酢しょうがのかき揚げ』、人気の『海老』を合わせました。」というのがてんやのウリ文句。

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 配膳されて驚いたのはかき揚げの巨大さ!!ちくわ天が主役のはずですが、ビジュアル的にはかき揚げが完全に丼を制圧しています。

 で、肝心のちくわ天ですがウリ文句が受ける印象ほどツナマヨは自己主張せず、蕎麦のトッピングにありがちなごくごくフツーのちくわ天にちょっとアクセントを加えているだけという感じでした。

 かき揚げは甘酢しょうがが前に出まくって玉ねぎや豆苗はその陰に隠れがち。甘酢しょうがはアクセントではなく、ほぼ主役みたいな・・・ また「鶏の大葉包み揚げ」は厚みがあるのは結構ですが、鶏の味が淡白すぎて苦手な大葉の臭いや味が顔を出してくるのが少々鬱。

 またちくわ天の塩分を考えて「たれ少な目」とし、実際ちくわ天だけならそれで最適でしたが、かき揚げや包み揚げを食べるのは「たれ少な目」では少々辛く、卓上のたれで補強する羽目に。

 そして食後は胃にずっしり。うーーーん、個人的には「てんや」で久しぶりのハズレを掴んだ気分・・・

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2025.10.24

とんこつ醤油牛鍋膳@吉野家

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 吉野家が2025年10月17日から期間限定で発売中の「とんこつ醤油牛鍋膳(899円)」を試食。吉野家の冬の定番「牛すき鍋膳」も同時発売。

 とんこつ醤油牛鍋膳は吉野家HD傘下にある広島発のラーメンブランド「ばり馬」とのコラボ商品で、「ばり馬」は「最強トロ炊きとんこつ鶏ガラ醤油らーめん」がウリ。

 そして「豚骨と鶏ガラをじっくり炊き上げ、醤油のコクを重ねた濃厚かつクリーミーな味わいのたれに、大判の牛肉、白菜、ねぎ、豆苗、人参、絹豆腐、きしめんが入っています。約1玉分となるにんにくをフライドガーリック・おろしにんにく・刻みにんにくとしてブレンドした『にんにくマシマシだれ』と、ご飯、漬物もセットで提供し、ラーメン店さながらの味変をお楽しみいただけます。」というのが吉野家のウリ文句。

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 鍋の食材は「牛すき鍋膳」と全く同じなのかな?白菜が高いせいか、増量剤=きしめん(その割には厚みがありますが)の量が多いような・・・また総じてあまり煮えてない状態で出てきたのも印象悪し。

 それはともかく「濃厚かつクリーミーな味わいのたれ」の出来がイマイチなのか、一応豚骨ベースなことは判るものの、そのままでは味がえらくぼんやりした印象を受けました。ウリ文句では味変アイテムという位置づけの「にんにくマシマシだれ」を加えて初めて鍋として成り立つような・・・でも豚骨醤油ラーメンのような往々にして味がはっきりしすぎるものを想起すると、とんこつ醤油牛鍋膳は「にんにくマシマシだれ」を加えてもなお味のぼんやり感は拭えず。

 残念ながらあまり完成度が高くない状態で市場に投入してしまったような気がしてならない新商品でした。来冬はブラッシュアップして再投入されるか、いきなりボツになってしまうか、微妙なところ。

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2025.10.23

黒トリュフ薫る きのこ親子丼@なか卯

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 「なか卯」で2025年10月15日から期間限定で発売中の「黒トリュフ薫る きのこ親子丼(690円)」を試食。
 
 「なか卯自慢のふわとろの親子丼に、3種類のきのこ(えのき、しめじ、エリンギ)を合わせ、さらにイタリア産の刻み黒トリュフを使ったペーストを贅沢にトッピングした商品です。芳醇な香りの黒トリュフと、きのこや鶏肉の旨みが溶け込んだ親子丼が織りなす、秋ならではの味わいをご堪能いただけます。」というのがなか卯のウリ文句。

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 なか卯では2022年11月に「3種きのこの親子丼」を試食済。その時のウリ文句は「特製の割り下とこだわり卵を使用したなか卯の看板商品『親子丼』に、バターと醤油で味付けした秋が旬な3種類のきのこ(しめじ、エリンギ、舞茸)を合わせた、季節を感じる商品です。親子丼の纏うバター醤油の香りが食欲をそそり、一口食べるとバターのコクと醤油の香ばしさ、きのこの豊かな風味が口いっぱいに広がります。また、それぞれ食感が異なる3種類のきのこがアクセントとなり、“ふわとろ”とは一味違った親子丼をお楽しみいただけます。」というものでした。

 残念ながらその際は、もともと極めて完成度の高いなか卯の親子丼にやたらバタ臭くて自己主張が強い洋風の味わいを持ち込んで、元来の親子丼の良さをぶち壊したという印象を抱きました。

 そしてその傾向は今回も変らなかったようで。「黒トリュフを使った何か」を丼全体にまぶさずにペースト状にしたのは大助かり。それゆえペーストを広げて「黒トリュフを使った何か」が混じったエリアと、親子丼デフォルトエリアの比較がしやすいのですが、個人的には親子丼デフォルトエリアのほうがずっと好み。なか卯の親子丼はとにかくデフォルトの出来が良いので、妙に洋風に弄り倒したエリアは違和感だらけでした。しかも「黒トリュフ本来の芳醇な香り」はなんだか判らずじまい。

 親子丼に絶対の自信を持ち、多少変化をつけても無難にまとめてしまうなか卯であってもハズレることはあるみたいで。

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