【DAZN観戦記】特別第2節:F東京 1-1(PK5-3) 浦和
浦和のスタメンは肥田野に代わって柴戸がスタメン入りしたのみ。浦和は開幕戦で活躍した大卒新人の肥田野がなんといきなりベンチ外!!DAZNの試合前インタビューで「筋肉系のトラブルで欠場」とスコルジャは明言していましたが、肥田野は開幕戦でも少し筋肉の問題を抱えていたので60分前後との時間制限で起用されており、おそらくその関係でしょう。
肥田野に代わって二田がベンチ入りし、さらに前節ベンチ外だったボザがベンチ入りしたので片山がベンチ外に。また試合前会見で明らかにされたようにグスタフソンは依然コンディションが整わずにベンチ外。
一方F東京のスタメンは前節と全く同じ。
浦和の試合の入りは実に悲惨でした。F東京得意のSBを盛んに攻撃参加させてのサイド攻撃に全く対応できずにCK与えまくり(開幕戦で浦和のCK守備が怪しいのが露呈したので、F東京は積極的にCKを取りにいったのかも)。特に浦和左サイドを狙い撃ちされたような感があり、8分には佐藤恵のクロスをファーで遠藤がどフリーでヘッドという決定機を作られてしまいましたが、ここは幸いにも西川の正面。
それでも10分サヴィオFKを柴戸が押し込んで浦和先制!!!と思いきや、8分にも及ぶ長い、長すぎるVAR判定を経た末にオフサイドでノーゴール。しかもそもそもサヴィオが蹴った時点でオフサイドだったという、なんで時間がかかったのかさっぱり判らない「Jリーグあるある」な糞すぎるVAR運用は特別大会でも全く是正されないようで・・・
しかしこの大休止が劣勢だった浦和には幸いして試合はほぼイーブンに。どちらも厳しく前からがっつり潰しにでるスタイルで、ビルドアップが全然出来ない浦和は当然ながら前進に苦労。金子へ向けてロングボールを放り込むか、松尾を走らせるかしか浦和がボールを前に進める手段がないのにはホトホト参りました。
それでも金子は長友相手ならハイボールの競り合いには間違いなく勝てるのでまだマシでしたが、松尾をF東京最終ライン裏へ走らせる攻撃は開幕戦ほどうまく行きませんでした。
F東京も浦和の前ハメに苦しんでなかなかボールを前に運べなくなってしまい次第に戦局は低レベルで膠着。それでも29分荻原のスローインを受けた安居がなんとか倉に絡まれてボールロスト。おまけに右サイドを激走するヒアンを荻原が止められずにブチ抜かれるというトホホなプレーの連続で最後は佐藤恵のシュートを許してしまいましたが、シュートは枠外へ。
浦和のこの試合初めのチャンスらしいチャンスは35分宮本スルーパスを受けた関根の右サイド奥深くでの関根折り返しから金子がシュートを放った場面。だがここは角度がなくてGKキム・スンギュが難なくセーブ。その後も盛んに関根が攻撃参加してはいましたが、何の工夫もない単純なハイクロスの連発では全く決定機にならず、スコアレスで前半終了。
ところが後半は一転して浦和が高い位置でボールを奪って攻める場面が目立つようになり、47分荻原FKのこぼれ玉をボックス内から渡邊シュートはGK正面。48分には柴戸のボール奪取を契機に左サイドから松尾クロス→ファーで渡邊ヘッドという決定機を作りましたがシュートは僅かに枠の外。さらに51分右サイドから松尾クロス→ファーでサヴィオと渡邊が被ったような形になったのが災いして渡邊が合わせきれず。
後半あまり良いところがなかったF東京も67分中盤に下がったなんとか倉がフリーでターンしてそのままミドルシュートを放ち、西川がこぼしたところに遠藤が飛び込む場面も。
膠着した戦況を受けて最初に動いたのはF東京で68分遠藤→佐藤龍、高→橋本拳と交代。一方浦和は70分柴戸→二田、金子→テリンと代えて二田右SH、渡邊CH、松尾トップ下、テリンCFと配転。そして71分浦和の前プレがハマって安居のボール奪取&縦パスを契機に最後はアーク付近で松尾が際どいシュートを放ちましたが惜しくも枠外。しかもその直後に松尾が腿裏を傷めたようで中島との交代を余儀なくされるアクシデントも。
ついに試合が動いたのは78分左サイドからのサヴィオのクロスをショルツがクリア。そのこぼれ玉を拾った渡邊が放ったミドルシュートが橋本拳に当たってディフレクトしてゴーール!!!
先制されたF東京は78分佐藤恵→山田、長友→橋本健、83分ヒアン→仲川と交代。一方浦和も88分サヴィオに代えて長沼を投入して逃げ切りを図ったものの、90+3分に左SB橋本健のクロスを右SH山田にファーで叩き込まれて逃げ切りに失敗し、試合はPK戦へ。
PK戦は基本的にPK戦が苦手な西川が全く止められる様子はなく、浦和は二人目中島が豪快にバーにぶち当てて万事休す。試合内容からすれば引き分けは至極妥当ですが、PK戦なんておまけが付いてくるので「負け」という結果だけが残るとか、90分での勝ちとPK戦勝ちは勝ち点1差しかないとか、色々ともやる特別大会です。
失点場面だけを取り出せば、二田が全力で戻らないがゆえに橋本健に楽々クロスを入れられてしまったのがなんとも残念ですし、長沼が山田を離してしまったのもめっちゃ既視感がある光景。それぞれ反省してもらいたいところですが、直接失点に関与してしまった浦和の選手も、ゴール&アシストを記録したF東京の選手もどちらも途中投入の選手だったというのは偶然ではないでしょう。端的に言えば途中投入の選手の質の差で浦和はF東京に負けていたのは否めません。まぁF東京は川崎と並んで今回で積極的に補強に回った数少ないクラブで、京都の山田とか岡山の佐藤龍とか新潟の佐藤健とか随分集めましたから。
まぁ特別大会は浦和にとって現実的な目標なんて全くありませんから、スコルジャも前節の照内&早川といい、今節の二田といい、若手を気楽に投入しているのでしょうし、それが見事に裏目に出てしまうのも許容範囲なのかもしれません。若手はそれに甘えず結果を出してほしいものですが。
またそもそも逃げ切るには浦和がボールを持てなさすぎるのも残念なところ。この辺は逃げ切り云々とは関係なくスコルジャも問題視しており、試合後「本日はもう少しサイドチェンジをしながらキープできた時間帯はあったと思います。より長く自分たちでボールをキープすることはすでに練習でもやっているところですが、そこは我々の改善点のひとつだと思っています」と話していますが、グスタフソン不在でそれが出来るかどうか?
この試合の「良かった探し」をすれば、何と言っても「ボールをなるべく高い位置で奪う」というキャンプから掲げているやり口が開幕戦よりはずっとうまく行きだしたこと。もっともF東京のビルドアップがあまり上手くない、特にGKキム・スンギュの配球がかなり怪しいのに助けられたような気もしますが、それでもJ1万年中位クラスの相手に立ち上がりのボコられタイム以外は互角以上にやれたのは「良かった探し」に入れて良いと思います。
また2試合続けて流れの中から点が取れたのは、昨年の全く点が取れなかった最悪期を思えば喜ばしい限り。
ただ松尾の負傷が長引くようであれば、攻守とも昨年比好転しつつある流れがばっさり断ち切られて全てご破算になるのが怖いのなんの・・・ まるで昨年序盤に渡邊負傷でチームの作り直しを余儀なくされた時のように。
なお上村主審はVARにやたら時間をかけすぎた件を除けば、いちいち小汚いF東京のプレーにちゃんとイエローを出していて総じて好印象でした。また長谷川アーリアジャスール氏のDAZN解説を聞くには初めてな気がしましたが、これまた個人的には不愉快になる要素は特段なかったので十分合格圏内でした。
-----松尾-----
サヴィオ---渡邊---金子
---柴戸--安居---
荻原-根本--宮本-関根
-----西川-----
(得点)
78分 渡邊
(交代)
70分 柴戸→二田
70分 金子→テリン(二田右SH、渡邊CH、松尾トップ下、テリンCFへ)
73分 松尾→中島(負傷による交代)
88分 サヴィオ→長沼
---長倉--ヒアン----
遠藤-------佐藤恵
---高---常盤---
長友-稲村--ショルツ-室屋
-----スンギュー----
(得点)
90+3分 山田
(交代)
68分 遠藤→佐藤龍
68分 高→橋本拳
78分 佐藤恵→山田
78分 長友→橋本健
83分 ヒアン→仲川
※写真は試合とは全く関係ありません
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